昨日6日、年明け初日の営業日。早々とお邪魔しましたよ。
『仕事始めだしさぁ、シェフもマダムものんびりしてるよねぇきっと。軽めの内容だよねきっと』
・・・行きのタクシーの中、かような生意気発言をしていた主人。
テーブルのメニューカードを見て、にへぇ〜っとお顔が崩れましたよ。
すみません、実はものすごく好きなんです。オニオングラタンスープ、大好きなんです。そしてここ数日前から、なぜだかやたら主人がオニオングラタンスープ食いてぇ食いてぇ・・・と。
そーしーてー、メイン!!
口ばし持ってチューチュー、脚持ってがりがり・・・
あぁ、前歯がセラミックでなければもっと貪欲になれるのに・・・
ボリューム満点の付け合わせに、主人と顔を見合わせて大笑い!好きよ、シェフ。大好きよ。
ワインにも果敢に挑みましたよ。ロゼのシャンパンから始まり、ソーヴィニヨン ブラン・品種は何だっけ・・・ローヌの白・シャルドネ・セラファンの貴婦人のようなジュヴレ シャンベルタン。
飲み過ぎたって食べ過ぎたって大丈夫!だって今日は七草の節句でしょ?
お正月の疲れが出はじめた胃腸の回復、七草粥に一役買ってもらおうって日でしょ?
びゅーんと一気に増えた体重を気にしつつ、ほそほそと朝食のお粥をすする・・・
そして今年初のお弁当、主食はこちら。
ご飯・蕪の葉っぱ・おからを使ったもっちり生地、中身はきゃらぶきと蕪の葉っぱです。
春の七草・・・せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。
・・・幼少の頃憶えさせられました。
えぇ、こぉいった古人の知恵が基になった風習は大好きです。マメに取り入れてもおります。
でもね、秋のお月見用すすきセット・春の七草粥セット・節分の恵方巻きと称したいつもの太巻き等々・・・ほれ今だっ!とばかりに価格が急上昇するシーズンものに出費したくないの。
七草粥セットなんて、しょぼしょぼのせりなんかが入ってすっかすか1パック500円ですよ!
(年末からスーパーへ行っていないけどね。)
じゃいいや。すずな=蕪でしょ?間引きした蕪、葉っぱ付きで冷凍してあるんだ。
これでいいでしょ?一草だけどこれでいいの。お粥がなぜだかお焼きになったけどいいの。
・・・イワシの頭もなんとやらってね。
蕪の葉っぱもりもり ほんのり酒粕香るご飯とおから生地のお焼き、今年のお弁当初めです。
以下の分量で、やや小ぶりなご飯とおから入りのお焼き4つ分。
牛乳がなかったので酒粕+お水で代用。もっちりやわらかな仕上がりです。
- 小さく切った酒粕 20グラム・ラード 10グラム・お水 大さじ2を、500Wのレンジでラップをしないで30秒程加熱します。ここに温かいご飯 60グラムを加えてひと混ぜし、15〜20分ふやかしてからハンドミキサーでピューレ状にします。
- 冷凍しておいた蕪の葉っぱは、半解凍の状態で細かく刻んで水気をしぼります。これをお鍋に移し、弱めの中火で乾煎りして水分をとばしてぱらりとした状態に。
この半量に刻んだきゃらぶき・すり胡麻・一味唐辛子を加えて混ぜ合わせておきます。 - ビニール袋におからと薄力粉 各50グラム・2の乾煎りした蕪の葉っぱの半量・ベーキングパウダー 小さじ1・お砂糖 小さじ1/2・お塩ひとつまみを入れ、よく振り混ぜたところに1を加えてよく揉み混ぜます。ビニール袋を切り開き、包丁で4等分してフィリングを包みます。
- やわらかめの生地ですが、手のひらを軽くお水でぬらして作業すれば問題なしです。ティッシュ等で極々薄く胡麻油をひいたフライパンを温め、閉じ面を下にして並べ入れます。弱火で両面に綺麗な焼き色がつくまで焼きましょう。
- 最後に強火にし、鍋肌から熱湯100CCを注いでぴったり蓋をします。強火のまま水分がなくなるまで蒸し焼きにして火を止め、蓋をしたまましばらく蒸らして出来上がり。
・・・でもね加齢かしら。食べ切れなかったの、半分程。
よっぽど悔しい顔をしていたのかしらね、私たち。マダムが包んで持たせてくれましたよ。
シェフの味をお弁当にも!とき卵でひとまとめにして、カリっとパン粉をふってリサイクル。
マカロニグラタンをボールに移し、軽く温めて刻みネギをたっぷり!これをシリコンカップに詰め、溶き卵を上から注ぎます。
極少量の油でこんがり炒めたパン粉をたっぷり散らし、200度に予熱したオーブンへ。
粗熱がとれたらシリコンカップからぽこっと出してお弁当箱へ。
苦し紛れのひと品。
じっくり弱火で素焼きにした蕪・さっと茹でたブロッコリーの茎・軽くレンジ加熱して殻と薄皮を除いた銀杏。鍋肌からだし醤油を回しかけ、さっと強火でからめただけ。
油を使わないのであっさり美味しいのです。・・・これって料理?
お歳暮に頂いた骨つきソーセージ。
大きく切った白菜・たっぷりのお水・お酒・顆粒鶏がらスープの素とお鍋にブチ込み、キッチンペーパーの落とし蓋をしてひたすらことこと煮込むだけ。
気が済むまで煮込んだら、極少量のオイスターソース・ウェイパー・昆布茶で味付けを。
器に盛って、刻みネギを散らして出来上がり・・・これがまた美味しいのなんのって!
年を越したブロッコリー。
ブロッコリーって日持ちするのね・・・
ご飯は消化が良くなるようピューレに。
春の七草のひとつすずな=蕪がたっぷり。
七草粥を彷彿させるご飯入りお焼き、今年初のお弁当の主食。
シェフのマカロニグラタンをお弁当に!
昨日のグラタン、ぺろりと完食。
蕪・ブロッコリーの茎・銀杏の醤油炒め。
貧困食材だってなんとかなるものね。
骨つきソーセージと白菜のスープ。
これは文句なしに美味しいです。
2011年最初のお弁当だってのに、2週間以上買い物にも行かない妻を許しておくれ・・・・・
それにしてもびっくりしたのはブロッコリー。持つねぇ、まだまだ緑艶々だねぇ。
ミニトマトだって・・・年末My畑から収穫したものが、こぉしてちゃんと赤くなるんだから驚きよ。
さ、明日は土曜日。
あらあら。じゃぁもう一日頑張って、日曜朝市まで食材調達は控えようかしらね。
今年もあるもの料理を貫き通す所存であります、私。