2016年03月18日

お米の実験室 お米ラボ 〜 米ういろう編

なかなか減らない在庫のお米を使って、半分楽しみながらの実験料理に勤しむ自称 『お米ラボ』 。
もちろん研究員は私1名のみ。

Googleで検索すれば、お米から作る米粉の加工方法など山ほどヒット致します。
米粉に加工すれば料理の幅はぐっと広がるというのに、敢えてそれを拒否し生米からの実験料理。
それが自称お米ラボ。

今朝は、実は以前より興味のあった “ういろう” に挑戦してみましたよ。

切り口が少々野暮ったいのはご愛敬。
玉露の茶葉を混ぜ込んだ、私好みの程良い甘みのういろうが蒸し上がりました。

ういろうと言えば名古屋ですから、生粋の岐阜市民の私には幼少の頃より馴染み深いお菓子です。
子供の頃、夕方放送されておりました “トムとジェリー” の合間には必ずCMも流れていましたしね。
白黒抹茶、あがりコーヒー柚子桜・・・ちなみに私は、見た目重視で美しい桜味が大好きでした。

生米から拵えるういろう、なかなかの自信作です。





中受け部分が取り出し可能なステンレス製万能流し型を使っております。
以下の分量で、大きさ 約 W 8cm x D 12cm x H 4.5cmの型にぴったりひとつ分。
  1. お米は1/2合、75gです。
    いつものように洗ったら、たっぷりのお水に一晩 (もしくはそれ以上) 浸しておきましょう。

    ザルにあけて水を切り (この状態では100g強になっておりました) 、てんさい糖 30g・玉露の茶葉 3g・お水 140tを加えてバーミックスで丁寧に攪拌しましょう。
    これをザル (茶こしですと大変ですのでザルで充分) で濾し、残った米粒を念入りに再度バーミックスで攪拌して生地を仕上げます。

    お水にくぐらせた万能流し型によく混ぜながら注ぎますが、その際仕上げに使う分 1/10量程度を残しておきます。

  2. 充分に蒸気の上がった蒸し器に移し、最初は強火で、その後蒸し器内の温度が落ち着いたら中火にして計30分程。水滴が落ちないよう、蓋を布巾で包んで蒸します。

    表面はまだ心もとない半生の状態にまでなったら一旦蒸し器から取り出し、表面に紫花の豆納豆 (自家製です、詳しくはこの日の備忘録にて ⇒☆彡) ・パンプキンシード・ドライドクランベリー等々をお好みで並べて飾りましょう。

    少量残しておいた生地を混ぜながらそっと注ぎ、再度蒸気の充分に上がった蒸し器の中へ。

  3. 先程と同じく始め1分程は強火、その後蒸し器内の温度が落ち着いたら中火にして10分強。
    蒸した直ぐはとてもやわらかいのですが、冷めると程よい状態になりますのでご安心を。

    蒸し器から取り出し、少し冷めたところでラップを密着させて粗熱をとりましょう。
    更に氷水を張ったボールに移して冷やします。

    充分冷えたところで型から出して切り分けましょう。
    包丁も指先も水で湿らせながら作業すると、比較的楽に進みます。
    糸を使って切るのも一案かもしれませんね。

    冷蔵庫で冷やして召し上がれ。
    夏のお菓子として、もうちょっと爽やかな佇まいで拵えるのもこれからの季節楽しそう。











普通のお鍋に比べてパーツの多い蒸し器。
この蒸し器をせっかく出した以上、ういろうだけでお片付けするなんてことは性格上致しません。

そうそう、キャベツがあったものね。
ロールキャベツを蒸し器で仕上げてみましょうね。

具沢山の蒸しロールキャベツ、鶏ひき肉で軽い仕上がりです。





  1. キャベツは破らないよう優しくはがし、蒸し器で蒸します。
    少々色の変わってしまったブロッコリーも一緒に蒸しましょうか。
    この色合いに心和みます。

    蒸したキャベツはザルにひろげて粗熱をとり、芯部分をスプーン等でつぶしておきましょう。

  2. 鶏ひき肉に在庫の食材、胡麻油・オイスターソース・お塩・麦味噌を加えて捏ね混ぜます。

    タケノコはタイ料理用に購入したもの。薄切りなので水を切ってそのまま加えます。
    菊芋は綺麗に洗って皮ごと、干しシイタケは戻して刻みます。

    昨晩お酒の肴と致しました “チャンジャ” 、少量残っていたのでこれも入れてしまおう。
    なかなか面白い食感に仕上がりますよ。

  3. 肉種を等分して丸めておきます。
    キャベツをひろげ、干しシイタケと一緒にお水に浸しておいた昆布の耳をこの上に。
    丸めた肉種を昆布で包み、キャベツできっちり巻きましょう。

    大きめにカットしたアルミホイルの上に巻き終わりを下にして並べ、ホイルごと充分に蒸気の上がった蒸し器に移します。旨味凝縮の肉汁が流れてしまうのは惜しいものね。
    中火で15分程蒸して出来上がり。






“ういろう” に “ロールキャベツ” が添えられるなんて、そうそうあることではないのではないかしら。
元より、ういろうが主食のお弁当というものが存在する事の方がおかしなお話。

ういろうには保冷剤を添えて。
今週最後のお弁当は、ういろうということで落ち着きました。

実はこの生米から拵えるういろう、今日で2度目。
昨日はとてもとても写真に耐えうるものではない、記憶から抹消するに値する出来でありました。
しかも桜風味と玉露風味の2種を拵えての大撃沈、もちろんお腹に収めましたけどね。










ロールキャベツに使った干しシイタケと昆布の耳。
戻し汁は朝食のお蕎麦のお出汁として有効利用致しましょう。

奥にぼやっと鎮座致しておりますのが、昨日大撃沈致しました初代ういろうでございます。





今週末は3連休。
何を飲もうか、料理はなににしようかと今から盛り上がっております。
きっと本日の夕食から宴会が始まるのよね。

楽しい連休。
主人が “マクベス” の本とカラヤンの蝶々夫人のCDを買っちゃったとのメッセージが届きました。
また何か企んでいるのね。

posted by しんさん at 14:41 | Comment(2) | お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月15日

お米の実験室、お米ラボ 〜 力技の “涅槃団子” 編

一昨日のこと。
午前中の家事にも一区切りつき、ゆっくり腰かけお弁当の時間にしましょうと新聞をひろげました。

いつかは主人の言うように新聞不要の日がくるのかしらと、一面記事も社説も国際記事もすっとばして読み進める私の目に、ふと留まった地方記事・・・何々?涅槃会 (ねはんえ)???

何でも、 お釈迦様の入滅(にゅうめつ)に合わせた旧暦の2月15日にちなむ追悼の日だとか。
米粉を蒸して拵えた5色 (場所によっては4色) のお団子や、犬の子を模ったお団子を供えるとか。
その小さな生地に添付されていたカラー写真が可愛らしくて・・・

私もやってみました、見よう見まねで拵えてみました、 『涅槃団子』 とやらを。

く、熊?

もちろん米粉ではなく、在庫豊富でなかなか使い切ることが出来ずにいるお米を使ったお団子です。
そして犬子です、白クマじゃぁありません。

尻尾も丁寧にカールしてみました。

お米消費の実験料理研究所、研究員は私だけのお米ラボ。
毎度申し上げますが、決してお米で遊んでいる気は毛頭ございません。

実際この生米団子。
確かにこねくり回した感は否めませんが、甘くてもちもちしていて相当美味しいです。

また作るかと言われたら 『否!』 と返答することでありましょう。
それでも来年同じ動機で作らぬとも限りませんので備忘録、と。





  • ちなみに、これが新聞に掲載されておりました犬子を模った涅槃団子。
    可愛いでしょ?






  1. お米は 1/2合、80g程です。
    いつも通りに洗い、ひと晩たっぷりのお水に浸しておきましょう。

    これをザルにあけて水を切り、お砂糖 35g・熱湯 大さじ4と共にフードプロセッサーで攪拌します。
    フードプロセッサーの壁面に飛び散ったお米の粒を丁寧に混ぜながら滑らかになるまで。
  2. うーん、ここでもうちょっと粘りのある生地になる予定だったのですが・・・想定外。

    蒸し布に直に流すわけにもいかないので、シリコン製の小さな小さなクグロフ型に4等分して流します。蒸し布を水で濡らしてかたく絞り、蒸し器に敷いて生地を並べましょう。
    中火で20分程、生地が半透明になるまで蒸します。

  3. 当初の予定では、蒸し上がった生地にそれぞれ着色しながらすりこ木で搗くつもりだったのですが、思った以上に生地がかたくてとても無理。
    以前拵えたお花見団子の時 (☆彡) よりはマシってくらい。

    ですのでフードプロセッサーにお任せしましょう。

    黄色は、砕いたクチナシの実を大さじ1程度のぬるま湯に30分程浸して。
    様子を見ながら黄色に着色したお水を加えて攪拌します。

    緑色は、青汁パウダー 1スティック+お水小さじ2を溶いたもの。

    ピンクはお水で溶いた食紅、白は牛乳小さじ1程度を加えて攪拌します。

  4. それぞれ丸くまとめ、かたく絞ったぬれ布巾 (蒸し布) の上に並べておきます。
    少し乾いて扱いやすくなったところで、手のひらを軽く湿らせながら成形しましょう。


    形が整ったら、艶が出るよう手のひらに極々薄く太白胡麻油をぬって丸め直します。
    涅槃団子、お米ラボのちょっとした実験でありました。










オーブンシートで折った箱にお団子と犬を並べて。
ちなみに犬の目は黒ゴマ、花は黒豆の豆納豆でございます。

見れば見るほど白クマ。





せっかく蒸し器を出したので、全卵 1個でちょちょいのちょいとプリンを拵えましょう。
  1. 先ずはカラメル。

    てんさい糖 大さじ1.5・お水 大さじ 1を小鍋に合わせ、中火でとろりとするまで煮詰めます。
    ここにお水 大さじ1/2を加えてのばし、耐熱カップに分け入れましょう。
  2. 卵 1個をボールに溶きほぐします。

    カラメルを作ったお鍋に牛乳 150ccを注いで温め、ココナッツシュガーを煮溶かします。
    量は・・・一口味見をしてみて、美味しいと思える量かしら。
    沸騰させる必要はありません。ココナッツシュガーが溶ければそれでOKです。

    少しずつ溶き卵に加え、やさしく混ぜ合わせましょう。
  3. 卵液を2〜3回濾して容器に注ぎ、表面の泡をスプーンですくい取ります。
    アルミホイルでひとつずつ蓋をし、蒸気の上った蒸し器に並べます。

    最初の数秒は強火、蒸し器内の温度が落ち着いたらうんと弱火にし、菜箸等を蓋にかませて蒸気の隙間を作りながら30分程ゆっくりゆっくり蒸し上げれば出来上がり。











あら、大変!
お出かけの時間が迫っております。
タクシーが間もなく参ります。

本日の備忘録は実に中途半端に終わりました。
主人、待って待って。
もう、出かけれられますから。待って待って。

posted by しんさん at 15:58 | Comment(0) | お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月11日

お米の実験室、お米ラボ 〜 桜餅編

なかなか減らない在庫のお米を使い切ろうと、色々と実験料理を楽しんでおります。
決して食べ物で遊んでいるわけではありません。
いたって真面目、真摯にお米の実験料理に取り組んでおります。

桜の開花もちらほら話題に上る今日この頃、生米で拵えた桜餅なんていかがでしょうか。

なかなか上出来なのではないでしょうか。
もちろん米粉じゃありませんよ、一般的な普通のうるち米で拵えた桜色の生地で粒餡をくるり。
餡好き主人のハートをわしづかみであります。

お米料理研究所、略してお米ラボの活動は更に活発化致しております。
とうとう桜餅まで拵えてしまった私に、主人からは主席研究員の肩書を頂戴致しました。
・・・つくづく我が家って平和ね。





実はとっても簡単ですよ、お米で拵える桜餅。
お米 1合で、生地の大きさにもよりましょうが楽に10枚以上は出来ます。
次回はもうちょっとお米の量を減らして拵えましょう。
  1. お米 1合を洗い、たっぷりのお水に一晩浸しておきます。
    これをザルにあけて水を切り、お水 200ccを加えてバーミックス等で粉砕しましょう。

    今回は出来るだけお米の粒が残らないよう念入りに粉砕しましたが、多少お米の粒々が残っていても道明寺粉っぽいアクセントになって、それはそれで良いのではないかしら。
  2. 食紅をお水で溶き、様子をみながら少しずつ1に加えて着色します。
    少し薄いかな?ってところで止めるのがポイントです。

  3. 温めたフライパンに極々少量の油を丁寧にすり込み、お米生地を楕円に流しましょう。
    ゆるい生地なので、お魚焼きホイルで即席の流し枠を作ってみました。なかなか良い感じ。

    底にお米の粒が沈むので、生地を流すその都度底からよく混ぜてフライパンへ。
    薄い生地なのですぐに焼けます。
    両面焼き、重ねないようバット等に並べて冷ましましょう。
    重ねると生地通しくっついてしまいますからね。

    指やフライ返しにくっつくようなら、生地に影響のない程度に軽く湿らせて作業すると楽です。

  4. 粒餡は圧力鍋で少量炊き上げます。

    小豆 100gとたっぷりのお水を強火にかけ、煮立ったら2分程おいてザルにあけます。
    この渋抜きの作業を2回繰り返しましょう。

    小豆を圧力鍋に移し、小豆の上 3〜4cm程度までお水を注ぎましょう。
    強火で煮立て、コップ一杯程度のお水を加えます。
    再度煮立ったら圧力鍋の蓋をし、20分加圧して圧が自然に抜けるのを待ちましょう。

    圧が抜けたら蓋を開け、てんさい糖 40g・お塩 ひとつまみを加えて弱火で10分程。
    ぜんざい等にするならここで完成、粒餡にするならこれを更に煮詰めて出来上がり。
    甘みはかなり抑えてありますので、お好みで加減して下さいね。

    粗熱がとれたら丸めておきます。

  5. お米生地の上に餡を乗せ、くるりと巻きます。

    ほんの僅かではありますが、裏表で若干べたつきの差があった気がします。
    べたつかない方の側を外にすると、作業も少し楽になります。

    桜の葉の塩漬けはさっと洗い、しばらくお水に浸して塩抜きをしておきましょう。
    水気をしっかり拭き取り、葉脈側を外にして巻けばお米の桜餅完成です。

    お米生地が想像以上にたくさん焼き上がりましたので、一枚ずつラップに包んで冷凍保存。
    使い心地はまた機会があれば後ほど。

    お米生地は時間が経ってもかたくなることもありません。
    お米ラボ、軌道に乗り始めましたよ。











お米で拵えた桜餅、もちろんおやつなんかじゃぁありません。
お弁当の主食です。

桜餅のことしか考えていなかったので、お菜は何にしましょうかと少々焦りました。
でも桜餅に添えるお菜ってのも妙なお話、考えるだけ無駄ってところに落ち着きました。





結果、金曜日ですので “冷蔵庫の在庫一掃サラダ” を添えることと相成りました。
  • 畑で間引いたチビっこルッコラ・スライスした新玉ねぎ・随分前に漬けた紫キャベツのピクルス (そうそう、この時です、後半に登場します ⇒ ☆彡 )・アボカド・角切りにしたプロセスチーズ・パンプキンシード・マンダリンオレンジのピール・・・

    全てボールに合わせ、レモン汁・オリーブオイルをふって和えれば出来上がり。
    紫キャベツのおかげかしら、お塩等の味付けをせずとも良いお味です。











圧力鍋で拵えたぜんざい、朝食ように少し煮詰めず残しておきました。
昨日拵えました、お米ラボ 不名誉の駄作 “生米で拵える花見団子” を主食に朝食と致しましょう。

もうこうなったら、主食とお菜との組み合わせなんて野暮なことは言いっこなし。
どうせ主人は “三角食べ” をしないのですもの、そこはそれを逆手にとって脈略ないお献立。

お花見団子を主食に、ぜんざい・飲みヨーグルト・紫花豆の自家製豆納豆・しめ鯖のサラダ・チアシードと新玉ねぎとオリーブオイルたっぷりの納豆・自家製八朔マーマレードとヨーグルト・・・
シュールだわ。





  • そして最高に場違いなのが、今朝のスープ。
    牛乳を温めます、白だし醤油を加えます、生青のりを加えて軽く温めます。

    これが意外と美味しいのよ、嘘じゃぁなくってよ。





何はともあれ金曜日。
明日・明後日はお米ラボもお休みして、ワイン片手にお料理を楽しむことでありましょう。
今週末は畑にオリーブの木を植えると張り切っております主人、さぁどう事が運びますでしょうか。

posted by しんさん at 13:33 | Comment(2) | お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月10日

お米って面白い!生米料理実験室 〜 撃沈のお花見団子編

なかなか減らない在庫のお米。

幼少の頃から、食べ物で遊ぶなと厳しく躾けられて参りましたので、本人遊んでいるつもりは毛頭ございません。いたって真面目に真っ向からお米に挑んでおります。

“卵かけご飯” を提案すれば、主人はすぐに飛びつき在庫のお米は即座に片付くことでありましょう。
ですがその結果主人の体重が増加しては本末転倒も甚だしい、却下却下。
ですので遊んでいるつもりではありませんが、お米・・・しかも、炊かずに何か面白いお料理は・・・

春ですものね、お米から作る “お花見団子” なんてどうかしら。
いえいえ、遊んでなんておりませんよ、大真面目に取り組んだ結果の “お花見団子” ですよ。





もち米でも、米粉からでも、炊いたお米からでもなく、生のお米から拵えるお米の三色お花見団子。
実はこれがとんだ大失敗。

今朝はこまごまと出かける用事が目白押しだと言うのに、本日のお米の実験は不手際極まりなし。
とんとん拍子に事が進んで子天狗になったのも前半のみで、後は迫る時間との闘い。
そして最後は力技、何とかお花見団子の姿にねじ伏せて予定時刻に間に合ったという情けなさ。

綺麗でしょ?お花見団子らしいでしょ?

ですが、もうすでにこの時点でしくじりの前兆は始まっていたのであります。
しめしめ何とかなったぞと胸をなでおろす私、この後更に動揺する羽目に陥るとは・・・おぉ怖っ。

でも、失敗は失敗でそれも認めた上での備忘録ですものね。
春はまだまだこれから。
次回のお花見団子はきっとうまくいくはずですもの。





あくまでも、失敗を繰り返さない為の備忘録です。
以下の分量でお花見団子 4つ分。
  1. お米は1合。
    いつも通りに洗い、たっぷりのお水に一晩浸しておきます。

    地元サッカーチーム協賛のお米です。
    チームカラーでもあるグリーンのお米が混じっておりますがお気になさらず。

    これをザルにあけて水を切り、熱湯 大さじ2・お砂糖 大さじ1と共にフードプロセッサーへ。
    周囲についたお米の粒を丁寧に寄せながら、とろりとした水飴状になるまで攪拌しましょう。

  2. きつく絞ったぬれ布巾 (蒸し布) ザルにひろげ、1を流して包みます。
    べたべたしたものだと思いきや、意外と身離れの良い扱いやすい生地です。
    スパチュラをお水で湿らせながら作業しましょう。

    充分に蒸気の上がった蒸し器にザルごと移し、最初は強火で。
    その後、蒸し器内の温度が落ち着いたら強火寄りの中火にし、計25分ほど蒸しましょう。

  3. さてさて、ここからが “しくじり備忘録” です。

    蒸し上がった生地をボールに移し、すりこ木で搗いてもっちりと仕上げましょう。
    3等分してひとつは緑 (もちろんヨモギ粉なんて使いません、在庫の青汁パウダーです)・ひとつは白味噌を加えて白・ひとつは水で溶いた食紅でピンクに仕上げて出来上がり。

    ・・・こうなる予定でおりましたのに、蒸し上がったお米の生地はまるでプラスチックのよう。
    すりこ木で搗くなんて無理無理、人の常識を超えた食材を蒸し上げた敗北感にただ呆然。

    仕方がないので、せっかく洗ったフードプロセッサーに再度頼ることと相成りました。
    酒粕・牛乳を加えてひたすら攪拌します。
    プラスチック破片のようなお米生地を無理無理まとめて着色し、一口サイズに丸めます。

  4. 以上で出来上がりとすれば、まだマシだったのでございましょう。
    私、3色のお団子にせっかく納まった生地を再度蒸し直してしまいました。
    10分間ほど蒸して蓋を開けた時のあの絶望感・・・下の写真は蒸す前のお米生地たちです

    蒸されてほぼ一つのかたまりと化したお米生地。
    手で触れられる程に冷めたところで、何となく残っておりました残像を頼りに丸め直しました。
    それが次の写真、所々プラスチック破片のようなお米生地が残っております。

    やけっぱちで串にさしてみました。

    そして開き直って主人のお弁当に持たせるべく包装してみました。
    一応はお花見団子らしい佇まいにねじ込み事なきを得ましたが、不本意ったらありゃしない。

    ちなみにかたくはないですよ、お昼になってももちもちとした食感は健在でした。











しくじり備忘録、いかがでしたでしょうか。

失敗したお団子の為だけに蒸し器を棚から出したかと思うと、情けなさも倍増致します。
本日は蒸し器を使い倒して満足することで、自己否定をゆるりと回避致しましょう。





  • 鶏むね肉は全体を突いてから観音開きにし、お砂糖・お塩の順にすり込みます。
    本日は北海道土産でいただいた “ハスカップ塩” を使用。

    耐熱ボールに胸肉を入れて蒸気の上がった蒸し器で15分程。
    胸肉を蒸す前にズッキーニやブロッコリー等も時間差で蒸しておきます。

    人参は千切りにして塩をふり、しんなりしたら適度に絞っておきます。
    鶏の蒸し汁・オリーブオイル・レモン汁等で調理し、容器の底に。
    後は順に野菜を詰めて、ルッコラーで覆って蓋をして出来上がり。











生米料理実験室大失敗のおかげで、朝食作りに費やす時間が大幅に減少致しました。
ですが蕎麦がきならば大丈夫、ちょちょいのちょいで食卓へ。

今朝は大根おろしも鰹節も刻みネギも省略されてしまいましたが、蕎麦がきに主人はご機嫌。
生米料理の実験室はまだまだ続きます。
・・・これってやっぱり食べ物で遊んでいることになるのかしら。

生前の父親がこれを知ろうものなら・・・おぉ、今朝の蒸し器の蓋を開けた時と同じくらいの恐怖だわ。

posted by しんさん at 17:18 | Comment(0) | お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月14日

久々に登場、ご飯のキッシュ

久しぶりにささやかな小競り合いを致しました昨日。
主婦業全面スト強行を試みるも、私のスト強行に肝心の主人が全く気付かず・・・
ふて寝を決め込む私は体調不良を心配され、気分は複雑、うやむやにストが終結してしまいました。

・・・これって、もしかしたら主人の作戦勝ちなのかしら。
まぁ良いや。いつもの生活に戻って、今日もお弁当なんぞ作りましょうか。
本日は久しぶりに登場、ご飯のキッシュですよ。

塩気のきつい塩鮭、乾煎りして軽く味付けしておいた自家製の大根葉。
これらを一気に使い切ってしまおうと考えたら、安直にこぉなりました。

ご飯のキッシュ、実は残りご飯でも出来るお片づけメニューなのよね。
喜ばしいことにこのご飯のキッシュ、例外なく主人が大喜びなので話は早い。困ったらこれ。




  • 大雑把な手順等は前回の記事で。
    我が家は雑穀米ですが、もちろん普通のご飯でも。冷ご飯は軽く温め直してからどうぞ。

    今回、塩鮭を薄い塩水にしばらく浸け軽く塩抜きをしてから使用。
    塩抜きをした鮭を軽く湯通しし、骨を除きながら適当な大きさに切り分けます。

    下焼きしたご飯に大根葉 (乾煎りして極々軽く味付けをしてあります)を敷き詰め、軽く塩胡椒したとき卵を大根葉全体にまわしかけます。
    この上に皮面を上にした鮭を並べ、すりおろしたパルミジャーノを散らしましょう。
    黒胡椒をたっぷりと挽き、200度に予熱したオーブンで20分。

    粗熱が取れたら型から出し、適当な大きさに切って召し上がれ。
    具は残りもので充分。卵・ご飯と相性が合えば、大抵のものは様になるのではないかしら。











店頭に新玉ねぎが並び始めました。大好きなんです、新玉ねぎ。
My畑の玉ねぎが食べ頃になるにはまだまだですので、しばらくはこれらのお世話になりましょうか。






そんな新玉ねぎをたっぷり使って、本日のお菜をひとつ。
大好きなクリームチーズと新玉ねぎの組み合わせ。本日はクリームチーズ+白味噌で。
お出汁をとった後のかつお節も加え、クリームチーズなのに和風な一品。
  • 人参は千切りにして軽くレンジ加熱し、ザルにひろげて自然に水気をとばしておきます。
    新玉ねぎはスライサーで薄切りにし、軽くしぼって刻んだ出がらしのかつお節・人参とボールに合わせ入れておきます。

    室温に戻したクリームチーズをクリーム状に練り、白味噌を加えて滑らかに混ぜ合わせます。玉ねぎ・人参のボールに加え、白胡麻も加えて優しく和えれば出来上がり。






本日のスープは長芋とシイタケで健康重視。あ、もちろん味だって上々ですよ。
  • 胡麻油でネギの白い部分をじっくり炒め、ここにスープストックを注ぎます。
    細切りにしたシイタケ・適当な輪切りにした長芋を加えて軽く煮て、牛乳を少量加えてバーミックスでピューレ状に。再度火にかけながら牛乳でのばし、軽く塩胡椒して出来上がり。
    器に盛り、白胡麻をひねります。











そして朝食。
お弁当のキッシュはいつも冷めているもの、たまには熱々も良いのではないかしら。
熱々焼きたてのキッシュを朝食に。

少し残った長芋は、すりこ木でざっくり叩いて器に。
キッシュにも使用した大根葉の散らし、立派な (かしら?) 朝食の一品に。
本日のお味噌汁は鰹だし仕立てで。キノコがたっぷりのお味噌汁ですよ。

さてさて。
本日は 『お肌のお手入れ会』 の予約をしてあるので・・・まずいわ、遅刻してしまうわ。
それでは、ょっと寝こけて参ります。

posted by しんさん at 12:53 | Comment(0) | お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする