2019年05月15日

お米、玄米、十六雑穀、押し麦、胡桃・・・具沢山の甘じょっぱ “おこし”

まだまだ十分過ぎる在庫があるにも関わらず、私の監督不行届によりお米を取り寄せてしまった罪悪感からでしょうか。
せめて古い方のお米だけでも出来るだけ早くお片付けしようと勤しんでおります。

我が家のお弁当としては珍しく、2日連続でお米を使った主食です。
ちょっと懐かしい素朴なお米のお菓子、 “おこし” など拵えてみましたよ。

精米した白米だけではなく、玄米、十六雑穀、押し麦、胡桃、アーモンド、白胡麻、黒胡麻、おまけにドライフィグや大豆で拵えた具沢山の “おこし” です。

お砂糖だけでかためるのは少々気が引けるので、お砂糖を極力控えてお醤油を少々。
穀類の歯応えも楽しい甘じょっぱい “おこし” に仕上がりましたよ。

使用したお砂糖が控えめですので、そのかたまり具合はぎりぎりです。
ほろほろ崩れがちな頼りない “おこし” ですが、家庭料理ですもの、器量は二の次。
上記の如く材料はまるでシリアル、主食としてはそこそこ優秀なのではないかしら。

せっかちさんには向かない咀嚼ありきの多品目雑穀おこし。
玄米と白米は少し焼き色がつくまでしっかり乾煎りし、煎り米にしてから他と合わせます。
ポリポリ心地良い程度のかための食感が個人的にはお気に入り。

以下の分量で、180×130mm程度の小ぶりなバットに1枚分です。




  1. 白米 大さじ2
    玄米 大さじ2

    ボールにたっぷりのお水を張り、合わせて拝み洗いをしてザルに移しましょう。

    軽く水を切ってから、十六雑穀と押し麦 各大さじ1 (それぞれ無洗米タイプです) と合わせて中火で乾煎りします。

    やがて全体がさらりとして香ばしい香りがしてきます。
    玄米がパチパチとはじけてきたら火を弱め、綺麗な焼き色がつくまで合計10分ほど。
    火を止める1〜2分前に、白胡麻と黒胡麻 各大さじ1も加えて一緒に乾煎りします。

    余熱で焦げ過ぎないよう鍋敷きの上に移します。

  2. 穀類を乾煎りするのと同時に、アーモンドと胡桃をオーブンでローストしましょう。
    それぞれ大さじに山盛り1杯といったところでしょうか。
    ざっくりと刻み、予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしたら1のお鍋に加えます。

    市販の蒸し大豆も大さじ2〜3、ドライフィグ 1個は刻んで加えましょう。

  3. 生砂糖・蜂蜜 各大さじ1
    みりん 大さじ1弱
    だし醤油 小さじ1
    胡麻油 小さじ1/2

    をお鍋に加えて再加熱します。
    とろりとするまで少し煮詰めたら、オーブンシートを敷いたバットに素早く移しましょう。
    上もしっかりとオーブンシートで覆い、容器の底等を利用してしっかりと押しかためます。

    ここでちょっと反省。
    2の段階で一旦穀類その他を別ボールに移し、調味料だけを少し煮詰めてから戻し入れるつもりでおりました手順をすっ飛ばしてしまいました。
    この手順でいけば、もう少し上手くかたまったかも。
  4. 完全に冷めたところでオーブンシートをそっとはがしましょう。

    包丁で切り分けて出来上がり。
    大きいのや小さいの、不器量なのはご愛敬。











母親のボーイフレンド、畑メイトのM氏は知識豊富経験豊富、野菜作りにも精通した頼れるお方。
先日の畑作業の際、大きく実った春キャベツを持たせてくれました。

M氏が育てたキャベツは葉っぱも大ぶり、大きくて具沢山なロールキャベツが出来ました。
半分に切ってお弁当のお菜にしましょう。

我が家のロールキャベツのフィリングにお肉は入っておりません。
おこしに使った蒸し大豆の残り、ひじき、後は残り野菜。
ドライポルチーニやアンチョビをオイルごと加えることで、ぐっと味に深みがでますよ。





  • 蒸し大豆はフォークでざっくりとつぶします。
    面取り人参の切れっ端を刻んで合わせ、後は乾燥ひじき、刻んだ自家製分葱の葉っぱ部分、ドライポルチーニ、アンチョビをオイルごとここに加えましょう。
    コーンスターチを少々ふって捏ね混ぜ、軽く火を通してしんなりしたキャベツで巻きます。

    巻き終わりを下にして圧力鍋に並べ、面取りした人参・ざく切りトマトで隙間を埋めましょう。
    上にマイタケを散らしてひたひたにスープストックを注ぎ、オイスターソース・ナンプラーで控えめに味付けをして3分加圧すれば出来上がり。












今朝の主食は鶏粥大盛り。
ここでもせっせとお米消費に勤しんでおります。

主人が切望致しております釜たまうどん。
どうやら主人のリストでは鶏粥の方が釜たまうどんより上位にいる様子。
今朝は鶏粥で何とかごまかしましたが、そろそろ不満の言葉が飛び出しそうです。

明日はそろそろ釜たまうどんかしら。
朝ご飯を終えた途端、明日の主食をリクエストする主人って・・・

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2018年09月06日

きんぴらライスバーガーと紅茶鶏

今日のお昼は、久しぶりにライスバーガーなど拵えてみました。
一時はよく拵えていたライスバーガーですが、意外とご飯の量が多かったりするのよね。
主人の体重のこともあって封鎖していたのですが、ダイエットの必要がなくなった今めでたく解禁。

昨日出掛けたついでにスーパーに寄って買った牛蒡がありましたので、甘辛お醤油味がご飯によく合うきんぴらライスバーガーにしてみましたよ。

押し麦入りのご飯には塩えんどうを混ぜ込んで、焦がし醤油で香ばしく。
たっぷりのきんぴら牛蒡の下には、アボカドとスライス玉ねぎ。
そして上には鶏ささ身の茹で鶏をこんもりと盛ってみました。

鶏ささ身の茹で鶏は我が家の定番ですが、今日はちょっと冒険して紅茶を使ってみました。

ほら、紅茶豚ってあったでしょ?
その鶏ささ身ver.といったところ。
効果のほどは定かでありませんが、頂き物の紅茶パックがいっぱいあるのでお片付けも兼ねて。
心なしか茹で鶏のしっとり感が増しているような気も致します。





ちょっと小ぶりなライスバーガー。
茹で鶏の準備をし、ご飯を炊いて、きんぴら牛蒡を拵えて・・・
いつもより少々忙しくはあるけれど、主人の好きな味ですもの。
たまには、ね。
  1. 文字通りの紅茶鶏。
    普段はお水・お酒・お塩で鶏ささ身を茹でるところに、紅茶パックがひとつ加わっただけです。

    ぴったり蓋が出来るお鍋にたっぷりのお湯を沸かし、紅茶パックをひとつ加えます。
    紅茶を煮出したら紅茶パックを取り除き、お酒を少々、お塩を少々。
    再度煮立ったら、予め室温に戻しておいた鶏ささ身を重ならないよう加えて蓋をします。

    ひと呼吸おいて火を止め、そのまま20分以上おきましょう。
  2. ご飯は押し麦入りで。
    加えるお水の半量を1の茹で汁にして炊きます。
    蒸らしが終わったら、塩えんどう (市販品です、ほんのり塩味がついたタイプ) を混ぜ込みながらさっくりとほぐします。

    塩えんどうや蒸し大豆等々、この類の商品は色々種類があってつい目新しいものを見ると買ってしまうのです。
    自分で蒸したり茹でたりするのが味的にはいちばんなのですが、この手軽さは魅力的。

  3. ココット皿にラップを敷き、ご飯をぎゅっと詰めてバンズ型に整えます。
    4つ作りましょう。

    フライパンに胡麻油をひき、ココット皿の底側になった方を上にして並べましょう。
    少し焼き色がついたところで、極少量のお醤油をちろりと回しかけます。
    じゅっとお醤油が下にしみたところで裏返しましょう。
    ささやかなお話ですが、美味しそうな焦がし醤油側が見える方が食欲も増しますものね。

    塩えんどうがたっぷり混ぜ込んであるので、とても崩れやすいのが唯一残念なところ。
    そっとそっと・・・

  4. 胡麻油と鷹の爪を熱して人参・牛蒡を炒め合わせます。
    油がなじんだら合わせ出汁・お酒・みりん・お砂糖・お醤油を加えましょう。
    煮汁が少し減ったところでマイタケもほぐして加えます。
    煮汁がなくなるまで炒りつけて、仕上げに白胡麻をたっぷりひねって加えましょう。

    もちろん多めに拵えて日本酒の肴にしますよ。

  5. ワックスペーパーの上にご飯を置き、アボカドを並べて薄切り玉ねぎを散らします。
    レモン汁やお酢をまぶさなくても、玉ねぎがアボカドの最低限の変色は防いでくれますからね。

    きんぴら牛蒡をたっぷり、茹で鶏をざっくりほぐしてたっぷり。
    上にご飯をそっと重ねて、崩れないようワックスペーパーで包めば出来上がり。












何年も前ならば、ライスバーガーを拵えてお菜も・・・とハードなお弁当作りも可能でした。
が、私も歳を重ねましたもの、無理は致しません。
今日のお昼は、ライスバーガーと果物で済ませましょう。

朝、しっかり食べているのですもの。
これで十分。

・・・ウサギりんご、主人はスルーでした。
ちっ。










昨日、主人が買ってきてくれたナガノパープルとシャインマスカットです。
今回のナガノパープルは更に甘みが濃厚で油断するとその甘さにむせてしまうほど。
もちろんどちらも皮ごと食べられますから、お弁当にもぴったり。

紅茶鶏の茹で汁を加えて炊いたご飯、これが意外と美味しい。
考えてみれば茶粥というものもありますものね。
明日はこの茹で汁で紅茶粥を炊いてみるとしましょう。

サンマサイズの巨大イワシの丸干しは、やっぱり美味しい。
フライパンとオーブンシートで焼くのがいちばん私には合っているようです。
軽いフライパンに買い替えてから、ぐっとフライパンの登場頻度も上昇しましたしね。





朝食の小さなおやつ、主人が淹れてくれるほうじ茶にぴったりな蕎麦ぼうろ。
大好きな河道屋さんの蕎麦ぼうろも今日でおしまいです。
後は小さな丸い蕎麦ぼうろ (つぼみって言うんですって) が1個2個、これでおしまい。





今日は主人の帰宅が遅いそうです。
4時頃になるそうです。
もちろん夕方の、ね。
・・・遅いのかしら、これって。

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2016年03月30日

大失敗の “生米ういろう 桜ver.” ・・・だけど備忘録

“お米ラボ” と勝手に名付け、なかなか減らない在庫のお米を使っての実験料理。
実はそろそろお米の在庫量も許容範囲内となっており、そう躍起になる必要もあらずといったところ。

だけどまたまた挑戦してしまった “生米ういろう” 、そしてまたまた大撃沈。

主人からのメッセージには、 “謎の桜餅” と評されておりましたが本を正せば “ういろう” です。

先日拵えた桜餅、塩漬けの桜葉が残っておりましたので桜ういろうを作ってみたかった。
ただそれだけのお話ですが、ここまで失敗するとすがすがしい気にすらなってしまいます。

食紅で着色するだけでは面白くないと、お水ではなく牛乳を使ってみました。
それが原因だったのかどうかは定かではありませんが、ういろう生地は思うようにはかたまらず。
まるでおじやのようなピンクの何かに仕上がったという訳です。

・・・そして何故だかこれが不味くない。
言ってしまえば、甘味具合が丁度よろしく実に私好みの甘さ加減。
いつかこの備忘録も役に立つことがありましょう。





  1. お米は75g、洗ってひと晩たっぷりのお水に浸します。
    ザルにあけて30分程おき、しっかりと水切りをしておきましょう。

    牛乳 150t
    蜂蜜 35g
    を水切りをしたお米に加え、バーミックスで丁寧に攪拌します。
    ザルで2度漉してから、水で溶いた食紅を加えて着色しましょう。

  2. 1を湯せんにかけ、少々とろみがつくまで鍋底から丁寧に混ぜ続けます。
    表面はさらっとした状態でも、鍋底はあっという間に固体化してしまうので要注意ポイント。

    予めオーブンシートを敷いておいた流し型に流し入れ、表面を平らにならして充分に蒸気の上がった蒸し器に移しましょう。

  3. 水滴が落ちないよう蒸し器の蓋を布巾で包みます。
    最初の数分間は強火、やがて蒸し器内の温度が落ち着いたら中火にして計35分。

    まるでカッテージチーズの途中経過のような佇まいに、しばし茫然。
    えぇいままよと半ば自棄っぱちで蒸すのを止め、生地の表面にぴったりとラップを密着させて型ごと氷水で冷やします。

    完全に冷えると幾分かは固体らしくはなりましたが、それでもういろうとは言い難い佇まい。

    何となく4等分し、なんとなくカップに収め、なんとなく桜の葉の塩漬けをあしらってみました。

    カップの壁面にだらりとついた生地、流石お米の粘着力で拭いても綺麗になりやしない。
    だけどまぁ良いか、お米を無駄にした訳ではありませんものね。











一旦蒸し器を戸棚から出したら、一品だけでは片付けないのが私のルール。
蒸し器を使ってもう一品。
蒸し器と言えば・・・そうね、焼売かしら・・・だけど焼売の皮なんて限定的な食材の在庫はなし。

少し残っておりましたキャベツを使った焼売です。
皮の代わりに千切りキャベツをたっぷりまとった焼売、力技で蒸し上げてみました。
うん、なかなか美味しい。





  1. 肉種を作ります。
    お肉は鶏挽肉、しかも極少量ではありますけどね。

    干しむき海老と干し貝柱は、ざっくり粗く刻みます。
    麩はビニール袋に入れ、よく揉んで崩しておきましょう。
    干しシイタケは戻してみじん切り、玉ねぎと生姜はみじん切りにします。

    これらをボールに合わせ、鶏挽肉・片栗粉・胡麻油・自家製柚子胡椒 (☆彡) ・ てんさい糖・オイスターソース・お塩を加えて粘りが出るまでしっかりと捏ね混ぜて等分します。

  2. 手の平に胡麻油をぬりながら生地をお団子に、千切りキャベツをたっぷりまぶしましょう。

    ビニール袋に千切りキャベツを入れてお団子を転がし、形を整えながらぎゅっと握ると意外とたっぷりまとってくれますよ。
    オーブンシートを蒸し器に敷き、充分に蒸気の上がったところでこれを並べます。

    蒸気が落ちないよう蒸し器の蓋を布巾で包み、最初の数分は強火、その後中火にして計10分程蒸せば出来上がり。
    蒸し器の蓋を開けた時に想像通りの仕上がりだと、当然ですがやはり気分が良いものです。






そして脈絡のない組み合わせのお弁当。











キャベツの焼売が上出来でしたので、気分も挽回。
気持ち良く朝食の支度へと移ります。

今朝は、もはや定番と相成りましたしめ鯖とアボカドの組み合わせ。
少量残っておりましたルッコラーと三つ葉を合わせ、たっぷり上に散らします。
京都の御料理はやしさんにて頂いた柚子酢をたっぷりかけて召し上がれ。

はやしさんの柚子酢、まろやかで美味しい!





焼売に使った干しシイタケ、その戻し汁を使って今朝の主食は炊き粥に致しました。
はやしさんの佃煮海苔を添えて。

そして木匙の上には京都俵屋旅館さんの福俵。






そうね、そろそろお米ラボも潮時かしら。
在庫のお米も多過ぎず少な過ぎずといったところですしね。
お米ラボ、誰にも惜しまれることなく密かに解散致します。

・・・でもういろうにはまた挑んでみよう。
決してういろうが大好物って訳ではありませんけどね。

posted by しんさん at 14:51 | Comment(0) | お弁当日記 〜 お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月24日

もち米不要、うるち米と切り餅で作るお手軽おはぎ

蕎麦がきだ、どこどこのバゲットだ、いやいや今度はうどんだ蕎麦だ、お次はプンパニッケルだ・・・
とまぁ、主人の主食に関しての移り気には呆れるやら、はたまたそれを通り越して感心するやら。

そんな訳でひそかに楽しんでおります、在庫米を使った実験料理を勤しむ 名付けて “お米ラボ” 。
おかげさまで、そろそろ在庫のお米も許容範囲と相成りましたので、お米ラボも解散かしらね。

あ、でも最後にこれは作りたい・・・あら?でも待って・・・しまった!昨日がお彼岸明けでありました!

お彼岸は明けてしまいましたが、可愛らしい小ぶりなおはぎです。
春だからぼたもちかしら・・・
でも、おはぎと言った方が何となく耳の響きが好きなので、 “おはぎ” で通すことと致しましょう。

1日遅れの小ぶりなおはぎ。
うるち米と切り餅、そして餡は圧力鍋という簡略版おはぎではありますが、春到来の雰囲気は満載。
今までに拵えたういろう桜餅お花見団子に比べれば、実践済み料理ですのでうんと気楽です。





昔祖母が拵えてくれたように、大きなお重に詰め切れない程沢山拵えるお彼岸のおはぎがきっと抜群に美味しいのでしょうが、そこはそれ、時代の流れ。
ほんの1合分のお米を使って、慎ましやかに1日遅れのお彼岸を尊びましょう。

お米 1合分で、小ぶりなおはぎが8つ出来ました。
  1. 先ずは餡の準備をしましょう。
    100g前後の小豆を使い、気軽に圧力鍋で仕上げます。

    小豆を洗い、たっぷりのお水と共に強火にかけて煮立てます。
    そのまま2〜3分煮立ててザルにあけ、渋抜きをしましょう。これを2回繰り返します。

    渋抜き完了した小豆を圧力鍋に移し、お水が小豆の3〜4cm上にくるように注ぎましょう。
    強火で煮立て、カップ1杯程度のお水を加えます。
    再度煮立ったら圧力鍋の蓋をして、20分間加圧しましょう。

    圧が自然に抜けるのを待って圧力鍋の蓋を開け、必要ならばお水を足してお好み量のお砂糖・お塩ひとつまみを加えて10分程弱火で煮ます。

    通常ここで加えるお砂糖は、てんさい糖を40gといったところ。我が家好みの甘さです。
    が、今回はちょっと変化球。
    随分前に拵えた “紫芋の芋納豆 (☆) ” 、この煮汁を保存しておいたのでこれを使います。

    朝のぜんざい用を少し除けておき、おはぎ用の餡に煮詰めます。
    冷めると幾分かたくなります。
    木べらの跡が鍋底に残るようになったら火を止め、粗熱をとっておきましょう。

  2. 切り餅とうるち米、十六雑穀を使ってご飯を炊きましょう。

    お米を1合分計り、大さじ3杯分を除いていつもの通りに洗います。
    20分程ザルにあげて水切りをし、土鍋に移して十六雑穀大さじ3を加えましょう。
    お水 1合分+αを注ぎ、20分程吸水させます。
    この上にさいの目に切った切り餅を散らし、いつも通りにお米を炊きましょう。

    私の炊き方、邪道ではありましょうが吹きこぼれが嫌なので蓋は途中まで致しません。
    土鍋を強火にかけ、全体が煮立ったら軽くひと混ぜ。
    出来るだけ弱火にして徐に土鍋の蓋をし、蓋が浮かないよう重石をして10分間。
    最後に強火にしてゆっくりと10秒数えて火を止めます。
    蓋を開けることなく15分程蒸らして出来上がり。

    本日はこれをお好みの状態になるまで、お水ですりこ木を湿らせながら丁寧に搗きます。

  3. 餡とご飯を等分してそれぞれ丸め、きつく絞ったぬれ布巾の上に並べましょう。

  4. 餡でご飯を包んで仕上げます。

    晒布をお水で湿らせてきつく絞り、お団子にした餡を包んで手の平で平らにのばします。
    餡の中央にご飯をおき、ご飯全体を包みながら餡を沿わせてあげましょう。

    形を整えて出来上がりです。

    我が家では蕎麦がきぜんざいをしばしば拵えますので、その流れで粒餡もよく作ります。
    本日炊いたご飯は、お団子の段階でひとつずつラップに包んで冷蔵庫へ。

    更に気楽な安直おはぎが気楽に食べられると、甘党の主人はきっとお喜びでしょう。
    これならきな粉ver.や創作おはぎver.も思いのままですものね。











終わりなきダイエットに勤しんでおります主人。
某マダムからのお誕生日プレゼント、彼のお弁当箱は減量を見越して相当小ぶりタイプであります。

小ぶりなおはぎをふたつ、ぴったりと収めて本日お弁当の主食と致しましょう。

どうやら私は、主食が何であろうと兎にも角にも野菜をたっぷり添えたいらしい。
おはぎにお菜も何もありませんが、小豆を煮た後の圧力鍋を使って在庫食材の白煮を添えましょう。





白煮とは言いつつ、それはそれは大胆な工程であります。
  • 早煮昆布は水中でふり洗いして戻し、結び昆布にします。
    干しシイタケはお水で戻して食べやすい大きさに切りましょう。
    人参・大根は厚めのイチョウに切り、面取りをしておきましょう。

    これらを全て圧力鍋に合わせます。
    全体がかぶる量のお水・干しシイタケはの戻し汁・お酒少々・極々少量 小さじ1/2よりも少量の白だし醤油を加えてひと混ぜし、5分加圧して圧が自然に抜けるのを待ちましょう。

    蓋を開けて白だし醤油で味を整え、食べやすい大きさに切り揃えた水菜を加えます。
    お鍋を傾けながら水菜を煮汁に浸し、ひと煮立ちさせて火を止めましょう。
    そのまま粗熱をとって出来上がり。

    キッチンペーパーの上に並べて煮汁を切ってから、お弁当箱に詰めましょう。
    多めに拵えましたので、今夜のお酒の肴に致しましょう。

    ちなみに面取りした人参と大根の切れっ端は、スルメと共に漬け込んで更なる常備菜に。
    本来ならば人参とスルメで作る “イカ人参 (☆彡) ” は、主人も私も大好きな常備菜。











そしてシュールな朝食の時間。

昨日拵えた生米からのお花見団子、1日冷蔵庫に入れておいてもやわらかなまま。
温めなおす必要もなく、今朝二人のお腹に納まりました。

そしてひとつの切り餅を半分こして、甘さも量もうんと控えめなぜんざい。
まだまだ温かいものが嬉しいですものね。

そしてそのお隣にイワシって・・・

良いのです、良いのです。
幾度となく主人に “三角食べ” を促してみたところで、一向に改善の気配はないもの。
だったらそこを逆手にとって、意の向くまま気の向くままにお皿を並べられるというもの。
主人は素早くお皿に順位をつけ、どうでも良いものからお腹に収めていきます。





それにしても今日のこの強風は何かしら。
畑に植えようと先日購入致しました2本のオリーブの木、この強風では根ごと煽られてしまいますわ。

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2016年03月23日

出来た!生米のお花見団子!ずっともちもちお花見団子!

なかなか減らない在庫のお米を使うべく、お米の実験料理を楽しんでおります。
そして勝手に名付けた “お米ラボ” 。
米粉ではなく生米から、 “ういろう”“桜餅” やら力技で拵えては自己満足に浸っております。

先日拵えてしまった米ラボ最大の駄作、 “生米から作るお花見団子”
何とか最終的には無理やり形にしたものの、その途中経過はそれはそれはひどいものでした。

でも実のところ、生米で拵えてみたかったもののいちばんはこのお団子でもあったのよね・・・

出来ました!

生米から拵えるお花見団子。
時間が経ってももちもちの食感を誇る生米のお花見団子、出来ましたよ。

嬉しいので、お弁当用の佇まいも大きく一枚。





酒粕・お豆腐入りの生地は、お砂糖控えめでもふわりと甘さが漂います。
緑色がお抹茶味ではなく、在庫の青汁パウダーってところが高ポイントでしょ?
いちど大失敗しておいて何ですが、案外簡単ですよ。

以下の分量でやや小ぶりなお花見団子4本分です。
  1. お米 80gはいつも通りに洗い、ひと晩たっぷりのお水に浸しておきましょう。
    ザルにあけ、5分程おいて水を切っておきます。水を切った状態で112gでした。

    充填絹ごし豆腐 80g・酒粕 40g・上白糖 15gを加え、バーミックスで丁寧に攪拌します。

  2. 蒸し布と晒布をお水で湿らせて重ね、1の生地を包みます。

    充分に蒸気の上がった蒸し器に移し、最初は強火で、蒸し器内の温度が高温に落ち着いたら中火にして合計15分程蒸しましょう。

  3. 蒸し上がったら晒布の端を持って蒸し器から取り出します。
    とても熱いので気をつけながら、晒布の上から捏ねて生地をまとめます。

    生地が滑らかになったところで棒状に伸ばし、包丁で3等分して氷水に浸しましょう。
    包丁も手の平もお水で湿らせながら作業すると、べたつくことなく楽に進みます。

  4. 3等分した生地にそれぞれ色を付けていきます。
    色の薄いものから作業していくと、ささやかではありますが後々楽であります。

    先ず白色はそのまま。
    生地を4等分し、手の平をほんの少しお水で湿らせながら丸めます。

    ピンクはお水で溶いた食紅を極々少量加え、お水で湿らせた手のひらで生地を伸ばす・畳むを繰り返してムラなく着色しましょう。4等分してお団子に。

    緑色は前述の通り青汁パウダーで。
    主人が何の目論見か大量に買った青汁パウダー、極少量のお水で溶いてピンクと同様に。

  5. 予め竹串はお水に浸けて湿らせておき、生地を丸めたところで布巾に並べて水切りを。
    手の平に極々少量の太白胡麻油をぬりながら丸め直し、それぞれ串に刺していきます。

    はい、本日もお米 80g・・・えっと 1/2合強といったところかしら・・・米櫃から減らすことに成功致しました。
    お弁当用に持ち運ぶには、透明セロファンでくるりと巻いて。

    自己満足の念に浸るお花見団子、竹串が桜でないのが少々残念ではありますけどね。











生米から拵えるお花見団子。
うまくいったと喜んでおりましたらば、基本のプリンにびっしりスが立ってしまいました。大失敗。

お団子生地を蒸すだけの為に蒸し器を使うなんて、全く以って効率的じゃぁないものね。
こんな理由と、卵と牛乳ならば常備してある背景が相まってプリンを拵えてはみたものの・・・あれ?
火加減が強すぎたかしら。





全卵 1個で拵えるシンプルなプリン。
牛乳の量に作るその都度多少の差はありますが、基本的には分量も含めていつも似たようなもの。

本日失敗したのは、いつもと違う “低脂肪乳” を使ったからだと責任逃れをして・・・と。
いえいえ、スの原因は単に火加減ですよ、低脂肪乳ではありませんよ。
  1. てんさい糖 15g・お水 大さじ1を小鍋に合わせ、中火でとろみがつくまで煮詰めます。
    ここに熱湯 大さじ1/2を加えて素早くなじませ、耐熱容器に分け入れておきます。
  2. 1の小鍋を洗わず牛乳 250tを注ぎ、ココナッツシュガー 30gを加えて弱火で煮溶かします。煮立てる必要はありません、ココナッツシュガーが溶けたら火を止めます。

    これをよく溶きほぐした卵 (全卵1個) に少量ずつ加えながら、優しく混ぜ合わせましょう。
    卵 1個に対してこの牛乳の量は、かなり多めではありますが一応かたまります。
  3. 容器に注いで表面に浮いた泡をスプーン等ですくい取ります。
    ひとつずつアルミホイルで蓋をし、充分に蒸気の上がった蒸し器に並べましょう。

    最初は強火、蒸し器内の温度が落ち着いたら極弱火にし、蒸し器の蓋にお箸をかませて隙間を作ってゆっくり蒸すこと30分・・・・・・・あーぁ、スが・・・・・しかも尋常でないスが・・・






スだらけのプリンだけを添えるわけにも参りませんので、急きょもう一品。
市販の燻製鴨を使った簡単なサラダを添えることと致しましょう。









今日もお弁当にお米を使いましたので、朝食は主人お気に入りの蕎麦がきと参りましょう。

蕎麦がきもすっかり創作料理化致しております昨今。
そろそろ本来の蕎麦がきとやらを食べてみたいものであります。
私、思えばまともに蕎麦がきって食べたことのある記憶がないのよね。

イワシのお酢煮は、秋分の日の振り替え休日だった月曜日に拵えておいたもの。
ばっちり味がなじんで、我が家好みの仕上がりです。





お米ラボの活躍著しい昨今。
今となっては、正直それ程お米の消費に躍起になる必要もないのよね。
それでもお米の実験料理は折を見ては楽しみますけどね。
明日は久しぶりに普通のご飯でも炊こうかしら。

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