2024年04月23日

黒米のカオニャオ・マムアン風

冷凍して常備してある食材のひとつ、黒米。
古代米とも呼ばれる日本米のルーツのような黒米ですが、黒米100%で炊いたあの艶やかな存在感にはいつもうっとり致します。

冷凍してある分を使い切ってしまったので、その補充のため今朝黒米を炊きました。
炊いた黒米を少し残して、ココナッツミルクとココナッツシュガーを足して、黒米のカオニャオ・マムアン風、今日のお昼ご飯ですよ。

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黒米だけでは少々量が足りませんでしたのでブルグルでカサ増し。
上には冷凍マンゴー、白ワインでコンポートにしたドライドアプリコット、そして冷凍してあったバターナッツの白玉団子をトッピング。

主人からのメッセージには、『カオニャオマムアンみたいだね』と。
意図が伝わるって楽しいものです。

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しっかりと前日の夕方から浸水させた黒米をザルに移し、水を切ってからいつもの水加減より少し多めにお水を合わせます。
いつもならば10分で終わる弱火時間を、黒米の場合はしっかり30分。
ですが朝の30分はあっという間、10分蒸らせば艶々漆黒の炊き上がりに高揚すること請け合い。

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冷凍する分は速やかに冷凍し、残った黒米にココナッツミルクとココナッツシュガー。
画像にはありませんが丸粒タイプのブルグルを加え、ぽってり煮詰めること数分。

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粗熱をとってジャーに移します。
冷凍しておいたお豆腐とバターナッツの白玉団子は、前日から冷蔵庫に移して解凍済み。

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冷凍マンゴーやアプリコットのコンポートと一緒にトッピングして出来上がり。

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アクセントには韃靼そば茶。






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ココナッツミルクが少し残りました。
相性の良いパクチーが野菜室にあることですし、ココナッツミルクとチキン、コリアンダーのスープを作りましょうか。

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蕪や人参、コリアンダーの根部分等、根菜類をさっと油で炒めたら、鶏のブロスを控えめに注いでしばらく加熱。
根菜に火が通ったらココナッツミルクを注ぎます。
足りない分はオーツミルクでカサ増し。

ミニトマト、蕪の葉(下茹で済み)等を加え、お塩と少量のオイスターソースで味を整えます。
葛粉で少しとろみを足し、ほぐした茹で鶏を加えます。

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スープジャーに盛り、刻んだコリアンダーと白胡麻を添えて出来上がり。




冷凍庫に黒米があると何かと応用できるのです。
慌ただしくも今日補充が出来てひと安心。

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朝食です。
主食は、最近頻度急上昇中の米粉うどん。
甘辛お醤油味の油揚げ、茹で鶏、温泉卵を添えた賑やかなうどんです。

火曜日のお魚はしめ鯖・アボカド・新玉ねぎの組み合わせ。

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細かな雨が降っています。
ヒナが孵化したのか、ツバメがダイナミックな滑空を披露していますよ。

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2021年04月23日

ライスバーガー・オープンサンド風〜鶏はむと韮のver.

冷蔵庫のドアポケットが定位置でありました、我が家のガラス製のお米入れをつい先日新調致しました。
イオンのオリジナルブランド、HOME COORDYのスリムな米びつに。

我が家の冷蔵庫にぴったり収まる、しかも以前よりぐっと使いやすくなった新しい米びつ。
蓋が計量カップになっているのも嬉しくて、今日のお昼はお米を使ってライスバーガーなど。

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数十年前、80年代90年代に当時の私が夢中になって集めたもの。
ミスドのスクラッチカードです。

オサムグッズとも言われるシリーズ、スポーツタオルやプラスチックのお重、定番のお弁当箱、手帳と色違いで集める集める。
一部は実家にて母親が愛用しておりますし、更に一部は我が家にて現役で活躍中。
タオル等なら擦り切れるまで使用して捨てることも出来ますが、はてさて、この歳になって難儀したのがガラス製のパスタケース。

愛らしいオサム氏のイラストがガラスの側面にエンボス加工されたこのパスタケース、これだけ震災だなんだと騒がれる昨今、出来るだけ割れ物は家から排除しよう、震災時のお片付けは出来るだけ最小限にと努めております。
米びつ代わりに無理矢理使用しておりました3つのうちのひとつのパスタケース、米びつが軽くなったと同時に心まで軽くなった心境です。


と、さて、思い出話はさておき。

ライスバーガーとは言いながら、意外と炭水化物率が高い通常のライスバーガー。
普段は底の部分だけをライスにし、レタス等の葉野菜で全体を包み込む菜摘バーガースタイルで抵抗してはおります。
が、今回葉野菜の在庫はなし、という訳でのオープンサンド風ライスバーガー。

しっかり味をしみ込ませたご飯をカリッと焼いて、セミドライ状態でオリーブオイルに漬け込んだミニトマトをたっぷり。

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ミニトマトの上には主人が愛してやまない鶏はむ、胸肉が定番の鶏はむではありますが我が家は更にあっさり鶏ささみで。
アボカドがしっかり鶏はむを抱え込んでおります。

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そしてアボカドの変色防止も兼ねたたっぷりの新玉ねぎ。
最後にチョンッと添えたコリアンダーの名脇役、その存在感は絶大です。

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ご飯に混ぜ込んだのは韮の醤油漬け。
韮そのものを冷蔵庫で保存するより断然長持ちする上に、これからの季節何かと重宝致します。

韮の醤油漬けも鶏はむも、準備は全て昨日のうちに済ませてあるので今朝は楽々。
デザートも添える余裕にひとり悦に入るのです。

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ただね、ふと思いました。

イオンさんのスリムな米びつ、蓋が計量カップになっていてこれは活気的だと思ったのも束の間。
あら?
お米を計量して蓋をして、はてさて冷蔵庫のポケットに片付けたは良いけれど、ならば何でお水を計量するの?と。

在庫の計量カップを捨てずにおいて良かった、胸をなでおろした次第です。





◆前日に拵えておいた韮の醤油漬け

  1. みりん 20gは火にかけて煮切っておきます。
    ここにお醤油 100g、胡麻油 30g、唐辛子、白胡麻を加えて漬け汁の準備は完了。
    豆板醤の在庫がなかったのが残念です。

  2. 韮1束分を洗って水気をしっかりふき取り、小口に切って保存容器に移しましょう。

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  3. 1を注いで冷蔵庫へ。
    1日置くと随分と水気が上がってきますよ。

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◆鶏はむの準備も完了しております。

筋を除いた鶏ささみをビニール袋に移し、てんさい糖、お塩を順にしっかり揉み込みます。
2重にしたラップに並べてきっちりとキャンディ包みにし、更にラップで巻いて湧いたお湯の中へ。
すぐにぴったりを蓋をして火を止め、そのまま冷めるまで放置。

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ラップを除き、カットした状態で今宵の日本酒用に保存します。

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乾燥しないよう、ぴったりラップを密着させて冷蔵庫へ。

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◆ここからがようやく今朝の作業。

  1. 炊き立てご飯に韮の醤油漬けを混ぜ込みます。
    目玉焼きリングにラップを敷き込みご飯を詰め、バンズ型に成形しましょう。

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  2. フライパンに極薄く胡麻油をひいて、2を両面カリッと焼いて取り出しておきます。

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  3. ワックスペーパーをひろげで2を置き、セミドライミニトマトのオイル漬け(この時のもの ☆彡 2021年04月08日)
    をご飯の上に並べます。

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  4. アボカド、鶏はむを重ねて新玉ねぎのスライスをたっぷり、コリアンダーを添えれば出来上がり。

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    ワックスペーパーでふわりと包みます。

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昨日の胡桃あんぱん(☆彡)、その前日の葛粉プリン(☆彡)に使用したデーツシロップで甘みを添えた小豆餡。
極少量残ってしまいましたので、お昼のデザートに有効利用致しましょう。

粒餡を使用した水ようかん風の和風デザート、アガー使用なので常温でも持ち運び可能です。
お豆腐と酒粕のトロトロ白玉を添えて白玉ぜんざい風に。

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  1. 先ずは70gの残り餡を使った水ようかん風。

    アガー 小さじ1/2と生砂糖 小さじ1をお鍋に合わせ、予めよく混ぜ合わせておきましょう。
    ここにお水 70gを少しずつ加えて混ぜ、しっかりアガーを溶かしてから徐に中〜弱火にかけて加熱します。

    沸騰直前で小豆餡 70gを加えてなじませ、火を止め容器に分け入れます。
    放っておけば常温でかたまりますよ。

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  2. 白玉粉 40gと酒粕 18gをビニール袋に合わせ、酒粕を指先でつぶすようになじませます。
    ここに木綿豆腐を先ずは40g加えてなじませましょう。
    後は様子をみながら少しずつお豆腐を足していき、滑らかな白玉生地に仕上げて等分します。

    まん丸に丸め、たっぷりの熱湯でふわりと浮いてくるまで茹でたら冷水にとります。

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  3. 白玉団子をトッピングし、きな粉をふってデーツシロップを回しかければ出来上がり。

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オープンサンド風のライスバーガー。
さぞや食べ辛いと思いきや、思いのほか食べやすくてひと安心なのです。

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今朝の主食はお楽しみのへしこ茶漬け。
主人も私も大好物なへしこ茶漬けは、さっと炙った鯖のへしこ、熱々のお出汁、自家製柚子胡椒が我が家の定番。

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鯖のへしこは半身分の糠を優しく落とし、細切りにして1回分ずつ小分けにして冷凍しておきます。
初日限定、粗部分のへしこ茶漬けは食べるのに難儀はするけれどその食べ応えは格別です。

お弁当のデザートにもした酒粕お豆腐白玉は、通常の白玉よりずっとやわらかいので冷凍には不向き。
今朝のヨーグルトに添えました。

週にいちどの頻度で食卓に上がる、イオンのイワシも我が家のささやかなお楽しみなのです。
3枚おろしのちょっと値が張るタイプより、断然お安いこちらがお気に入り。





さ、今日は日本酒。
朝起きた時からワクワクしているのは主人も私も同じこと。
帰宅してリビングでくつろぐ主人、早く仕事部屋をあけろと言わんばかりのプレッシャーを遠くから感じます。

では宴会は5時からということで。
あ、場合によっては30分繰り上げですね、了解です。


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2020年04月13日

中高年むき、ヘルシーライスバーガー

8月6日が誕生日ということもあってかなくてか、幼少の頃から戦争体験談を聞く機会が兄弟の中でも多かった気が致します。

そしてこれは幼少の頃からずっと変わらぬ意識ですが、一生のうちいちどは自分の努力や財力ではどうにもならない事が起きる、と。
それが震災であるか何であるかは今だ定かではありませんが、幼少の頃の私のソレは1999年の恐怖の大王でした。
後で主人には笑われましたが、本当に怖かった。

そして今、もしかしてこの新型コロナの一連が私の一生のうちの努力では回避できない試練なのか、とも。
不謹慎ではありますが、私は幼少の頃耳にしておりました戦争よりはまだマシだと楽観視致しておりました。
先日、主人がお魚を買いに行った際、お店のご年配女性がこうおっしゃったそうです。

『戦争ならばまだ良いわよ、飛行機が来たら逃げれば良かったんだもの。
新型コロナは見えないからねぇ、私、乗り越えられるかしら』

そして昨日、畑で一緒になった母やそのボーイフレンド(共に戦争体験者です)も同じことを言っておりました。
前述より更に不謹慎かもしれませんが、『そうそう、逃げれば良かったんだよなぁ、長良橋んとこがさぁ、真っ赤で綺麗だったんだよなぁ』と。

・・・戦争体験者ってスゴい!
改めてその器の大きさに感心した次第です。
母に生意気言うのは止めようと。
爆弾積んだ飛行機より怖いんだ、新型コロナ。
更に身を引き締めなければ。





50過ぎてもまだまだ本当の恐怖を体験していない青二才、本日のお弁当は久しぶりのライスバーガーです。
但し体験的に青二才とは言え、体は夫婦そろって中年期も折り返し時点を過ぎた頃、ご飯の量は控えめに。
鯖缶と大豆のハンバーグ、レタス多めの中高年むきライスバーガーですよ。

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随分前にドライブがてら出掛けた道の駅で買った小さなお豆、『黒こまめ』って言うのですって。

大豆よりうんと小ぶりでまん丸、洗ってそのままご飯に炊き込める手軽さが嬉しいこの黒こまめ。
愛用致しております十六雑穀米の中に入っている黒いお豆によく似ているのだけれど、お豆の名称って地方によって様々なので難しいのよね。
新型コロナの一連が落ち着いたらまた買いに行きたい扱いやすいお豆です。
黒こまめを炊き込んでお赤飯のように色付いたご飯で拵えるライスバーガー、きっと栄養満点に違いありません。

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味付けは主人が大好きな甘辛お醤油味の照り焼き風に。
汁もれが気になる照り焼きバーガーですが、葛粉でとろみをつければ大丈夫。
冷えると程よくかたまるので、汁もれの心配がぐっと軽減致します。

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こんがり焼いたご飯の上に、自家製塩レモンと生姜でほのかに味付けをした鯖缶バーグ。
こんがり焼いた玉ねぎの上に、葛粉でとろみをつけたたっぷりの照り焼き風のたれ、そして刻みネギ。
誰しもが想いうかべるであろうライスバーガーに比べ、ぐっとカロリーはダウン、栄養はアップなのではないかしら。

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爆撃機より新型コロナを恐れる母が育てたシャッキリレタス。
鯖缶バーグもやわらかめなので、想像していたよりずっと食べやすいのも魅力的。

何より初めての食材、黒こまめが小粒なのになかなかの存在感。
黒こまめを炊き込んだご飯のヘルシーライスバーガー、食後感も良い感じですよ。

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  1. これが黒こまめ。
    さっと洗い、十六雑穀を混ぜ込んだご飯と一緒に炊き込みます。

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    お水の量はお豆の給水量等も含めいつもより多め。
    お水に乳清(ヨーグルト、我が家は豆乳ヨーグルトですが、ヨーグルトから出た水分、ホエーです)を少し加えて炊くと、もっちり艶々に炊き上がります。

    ラップを敷いた目玉焼きリングにぎゅっと押し込んで成形します。

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  2. 胡麻油を敷いて熱したフライパンにそっと移し、両面こんがりと焼き色をつけましょう。
    空いた場所で輪切りにした玉ねぎもこんがり両面焼きます。

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    こんがり焼き上がった双方を網の上に取り出しておきましょう。

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  3. 鯖缶バーグへと参ります。

    自家製塩レモン・生姜・蒸し大豆(市販品)・玉ねぎを合わせてバーミックスで攪拌したところに、水気を切った鯖缶・追加の蒸し大豆を加えて混ぜます。
    コロンっとしたバーグ型に整えて中央に窪みを作り、2のフライパンで焼いて両面に焼き色をつけましょう。

    最後にお酒を加えてしばらく蒸し焼きにし、取り出しておいたご飯の上(または玉ねぎの上、お好きな方に)に重ねておきましょう。

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  4. 更にフライパンを使い回して照り焼き風のタレを拵えます。

    お酒・みりん・お醤油・オイスターソースを合わせたところに葛粉も加え、必要ならばしばらくおいて葛粉をふやかしてからよく混ぜます。
    火にかける前に葛粉を良く溶かしておくのがポイントです。
    葛粉が溶けて白濁したところで徐に中〜弱火にかけ、絶えず混ぜながら半透明でとろみのついた状態に。

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  5. 3の上にたっぷりと回しかけましょう。
    冷めるとプルっとかたまってしまうので素早く素早く。

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    小口切りにしたネギ(自家製の分葱ですが)をたっぷり散らし、レタスをたっぷり添えて出来上がり。

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いつもは主食だけということはまずないのですが、今日はこれだけ、ライスバーガーだけ。
あまりお買物に行っていないということもありますが、良い機会ですもの、食べる量を見直す、ね。

主人の分は2枚合わせたワックスペーパーにふわりと包んで紙バッグへ。

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主人はちゃんと気付いていました。
金曜日の夕方届くように、私が『お家でイオン』で卵も発注していたこと、を。
卵かけご飯を強要されましたよ。

・・・バレているのならば仕方がありませんね。
黒こまめ入りのご飯でよろしければ、という妥協案も添えて。
主人、満面の笑みでお口いっぱいの幸せを噛みしめておりました。

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畑の帰り、主人を車に残して一目散に近所のマックスバリュのお魚売り場へ。
マイワシと真サバを調達し、早速今週の作り置き料理に。

煮汁を継ぎ足し継ぎ足し拵える鯖の味噌煮、もはやウナギのタレ状態です。
週末の鯖の味噌煮が今から楽しみです。

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昨日、先週蒔いたビーツの種の極々小さな発芽を確認致しました。
ここ数日間の強風で諦めていた下仁田ネギや九条ネギも、どうにかこうにか踏ん張っておりました。
植物は強い。
そして幼いながら戦争を体験した母も強い。
年老いた母の大らかさにまだまだ学ぶ未熟な自身を痛感した畑の数時間でありました。

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posted by しんさん at 14:19 | Comment(0) | お弁当日記 〜 お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月03日

ひしゃげた“桃”の太巻き寿司

今日は3月3日、桃のお節句、ひな祭りです。
殺伐とした雰囲気漂う昨今ではありますが、桃のお節句なんて美しい名のお節句ですもの。
せめて気分だけでも華やかに穏やかに参りたいものです。

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・・・理想はね。

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美しい桃の花をイメージした太巻き寿司でささやかに桃の節句を祝おうとしたのですが。
よくもまぁここまで不格好な、ひしゃげた桃の花が出来たものだと我ながら感心すら致しております。

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ここまで不格好だと潔い気すらして参りました。

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ひな祭りと言えば菱餅の3色、赤・白・緑。
ここに黄色が入ると更に華やぐかな、と中心に茹で卵の黄色を持ってきました。

酢飯の白、ピンクの酢飯は自家製ビーツのピクルス液を有効利用。
アイデアとしてはなかなかのものだと悦に入っております。
そして緑は・・・

そう、アボカドを散らそうと思っていたのですが、アボカドによくある切ったらがっかりなアレです。
急きょセロリを散らしてはみたのですが、味の存在感はあるのに影をひそめるセロリ。
よくよく目を凝らしてセロリの緑を愛でて下さい。

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最高に不格好な、2020年 ひしゃげた桃の太巻き寿司。
すくなくとも主人はクスッと笑ってくれましたよ。
よし、アタシの勝ち。

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材料なんてあってないようなものです。
在庫食材をぐるっと見回して、軽い気分で挑みましょ。

◆作り方
  1. 茹で卵を作ります。
    沸騰するまではコロコロそっと卵を転がして卵黄が中心にくるように・・・なんて、小学校の家庭科以来なのではないかしら。

    卵黄だけを綺麗に取りだし、白味噌・刻んだ八朔ピールと合わせておきます。

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  2. いつもは十六雑穀入りのご飯ですが、今日はピンクを色濃く出したいので押し麦だけを一緒に炊き込みます。
    16cmのストウブで炊くご飯、蓋を開ける瞬間は何年たっても心が躍ります。

    自家製ビーツの大部分はピクルスにして半年ほど保存します。
    ビーツの色素が溶け出して真っ赤に染まったピクルス液を寿司酢代わりに。
    ビーツのピクルスも極少量刻んで炊き立てご飯に混ぜ込みます。

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  3. 全型海苔を3等分し、桃の花びらの分5枚作ります。
    今思えば、3等分して残った1枚で卵黄を包めば良かった。

    ピンクに染めたご飯をひろげ、巻きすで巻いておきましょう。
    適当に巻くとひしゃげ桃になりますので、ちゃんと丸く整えておくのを強くお勧め致します。

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  4. 通常の寿司酢(☆彡)でも酢飯を作り、全型海苔にひろげましょう。
    水で湿らせた菜箸で5か所に筋をつけて溝を作ります。

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    溝部分を避けて刻んだセロリの葉を散らし、溝の部分に3の細巻きを固定します。

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  5. 中央辺りに卵黄を散らし、エイやっと一気に巻きましょう。

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    きっちり巻いたらラップでしっかりと包み直し、再度巻きすで巻いて3ヵ所ほどを輪ゴムで固定しましょう。
    具と酢飯がなじむまでしばらくおいたら巻きすを外し、ラップごとお水で湿らせた包丁で切り分けます。

    ひしゃげ桃ではありますが、切る瞬間、あのワクワク感は快感です。
    お好みの厚さに切り分けたらそっとラップを外して出来上がり。

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切ったらがっかり、黒ずんだアボカド・・・よくあることです。
食用になりそうな部分だけを無理無理選って、残った茹で卵の白身部分と合わせてお弁当のお菜にしてしまいましょう。

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アボカド・刻んだ玉ねぎ・刻んだビーツのピクルス・白味噌をよく混ぜ、残った白身に詰め込んでニコイチにします。
糸で2等分し、ピックで留めて出来上がり。

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ささやかなお祝い気分のお福分けを主人に託します。
あ、昨晩煮た金柑入れるの忘れた!

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なんだか地味な今日の朝食。
今朝は太巻き寿司用にご飯を炊いたので、朝食の主食も久しぶりの白米です。

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白米には塩引き鮭、今朝は蒸し焼きにしてみました。
鮭は焼くものだと長年思っておりましたが、意外なほど蒸し焼きにした鮭の皮部分が美味しい。

そして毎年育てていて思うのですが、私はほうれん草を育てるのが上手、しかも相当上手。
特に軸部分が甘くて美味しい。
市販のほうれん草にはない甘さ、そして濃さです。





どこかすっきりしない日々が続いてはおりますが、慣れ過ぎた日常を正すには良い機会もある気が致します。
お昼を食べながら、いつも通り主人から届く立て続けのメッセージに返信する手がふと止まりました。

スマホいじりながらの食事ってどうなの?
直視されている衛生面の点からだけでなく、たとえ周囲に人がいなくてもお行儀悪い行為よね。
ウィルス問題が鎮火しても、今の感染症対策とされる行為が習慣になると素敵だわ。

さ、そろそろベランダのシーツが乾く頃でしょうか。



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2019年05月15日

お米、玄米、十六雑穀、押し麦、胡桃・・・具沢山の甘じょっぱ “おこし”

まだまだ十分過ぎる在庫があるにも関わらず、私の監督不行届によりお米を取り寄せてしまった罪悪感からでしょうか。
せめて古い方のお米だけでも出来るだけ早くお片付けしようと勤しんでおります。

我が家のお弁当としては珍しく、2日連続でお米を使った主食です。
ちょっと懐かしい素朴なお米のお菓子、 “おこし” など拵えてみましたよ。

精米した白米だけではなく、玄米、十六雑穀、押し麦、胡桃、アーモンド、白胡麻、黒胡麻、おまけにドライフィグや大豆で拵えた具沢山の “おこし” です。

お砂糖だけでかためるのは少々気が引けるので、お砂糖を極力控えてお醤油を少々。
穀類の歯応えも楽しい甘じょっぱい “おこし” に仕上がりましたよ。

使用したお砂糖が控えめですので、そのかたまり具合はぎりぎりです。
ほろほろ崩れがちな頼りない “おこし” ですが、家庭料理ですもの、器量は二の次。
上記の如く材料はまるでシリアル、主食としてはそこそこ優秀なのではないかしら。

せっかちさんには向かない咀嚼ありきの多品目雑穀おこし。
玄米と白米は少し焼き色がつくまでしっかり乾煎りし、煎り米にしてから他と合わせます。
ポリポリ心地良い程度のかための食感が個人的にはお気に入り。

以下の分量で、180×130mm程度の小ぶりなバットに1枚分です。




  1. 白米 大さじ2
    玄米 大さじ2

    ボールにたっぷりのお水を張り、合わせて拝み洗いをしてザルに移しましょう。

    軽く水を切ってから、十六雑穀と押し麦 各大さじ1 (それぞれ無洗米タイプです) と合わせて中火で乾煎りします。

    やがて全体がさらりとして香ばしい香りがしてきます。
    玄米がパチパチとはじけてきたら火を弱め、綺麗な焼き色がつくまで合計10分ほど。
    火を止める1〜2分前に、白胡麻と黒胡麻 各大さじ1も加えて一緒に乾煎りします。

    余熱で焦げ過ぎないよう鍋敷きの上に移します。

  2. 穀類を乾煎りするのと同時に、アーモンドと胡桃をオーブンでローストしましょう。
    それぞれ大さじに山盛り1杯といったところでしょうか。
    ざっくりと刻み、予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしたら1のお鍋に加えます。

    市販の蒸し大豆も大さじ2〜3、ドライフィグ 1個は刻んで加えましょう。

  3. 生砂糖・蜂蜜 各大さじ1
    みりん 大さじ1弱
    だし醤油 小さじ1
    胡麻油 小さじ1/2

    をお鍋に加えて再加熱します。
    とろりとするまで少し煮詰めたら、オーブンシートを敷いたバットに素早く移しましょう。
    上もしっかりとオーブンシートで覆い、容器の底等を利用してしっかりと押しかためます。

    ここでちょっと反省。
    2の段階で一旦穀類その他を別ボールに移し、調味料だけを少し煮詰めてから戻し入れるつもりでおりました手順をすっ飛ばしてしまいました。
    この手順でいけば、もう少し上手くかたまったかも。
  4. 完全に冷めたところでオーブンシートをそっとはがしましょう。

    包丁で切り分けて出来上がり。
    大きいのや小さいの、不器量なのはご愛敬。











母親のボーイフレンド、畑メイトのM氏は知識豊富経験豊富、野菜作りにも精通した頼れるお方。
先日の畑作業の際、大きく実った春キャベツを持たせてくれました。

M氏が育てたキャベツは葉っぱも大ぶり、大きくて具沢山なロールキャベツが出来ました。
半分に切ってお弁当のお菜にしましょう。

我が家のロールキャベツのフィリングにお肉は入っておりません。
おこしに使った蒸し大豆の残り、ひじき、後は残り野菜。
ドライポルチーニやアンチョビをオイルごと加えることで、ぐっと味に深みがでますよ。





  • 蒸し大豆はフォークでざっくりとつぶします。
    面取り人参の切れっ端を刻んで合わせ、後は乾燥ひじき、刻んだ自家製分葱の葉っぱ部分、ドライポルチーニ、アンチョビをオイルごとここに加えましょう。
    コーンスターチを少々ふって捏ね混ぜ、軽く火を通してしんなりしたキャベツで巻きます。

    巻き終わりを下にして圧力鍋に並べ、面取りした人参・ざく切りトマトで隙間を埋めましょう。
    上にマイタケを散らしてひたひたにスープストックを注ぎ、オイスターソース・ナンプラーで控えめに味付けをして3分加圧すれば出来上がり。












今朝の主食は鶏粥大盛り。
ここでもせっせとお米消費に勤しんでおります。

主人が切望致しております釜たまうどん。
どうやら主人のリストでは鶏粥の方が釜たまうどんより上位にいる様子。
今朝は鶏粥で何とかごまかしましたが、そろそろ不満の言葉が飛び出しそうです。

明日はそろそろ釜たまうどんかしら。
朝ご飯を終えた途端、明日の主食をリクエストする主人って・・・

posted by しんさん at 14:59 | Comment(0) | お弁当日記 〜 お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする