2012年09月12日

夢のようなSALON垂直の会

数ヶ月前のこと。主人が突然言いました。

『実はさぁ、僕 SALONを何本かY氏の所で預かってもらってるんだけど・・・
今度SALONの社長を交えての食事会があるんだって。垂直で飲まない?って誘われたんだ』

1982・1983・1985・1988・1990・1995のSALONを主人はこっそり貯蔵していた模様。
SALONの垂直なんて、そうそう出来ることじゃぁありませんもの。しかも社長をお招きして。

かくして、

1982・1983・1985・1988・1990・1995・1996・1999のSALON

を愉しむ会が昨日華々しく催されたのでありました。
ずらりと並ぶサロングラス。私、昨日は興奮して眠れなかったわ。

メインはぎりぎりまでレアな状態のハト。
ソースが美味しい。

こうして、世に存在するSALONのほぼ大半をひと晩で飲み比べることが出来た幸運。
主人、これが株券だったらと思うと・・・ヤだわ、私ってば・・・なんてイヤシイアサマシイ考えを。
最後に皆々様と記念写真。

Didier Dupont (ディディエ・デュポン)氏をお招きしてのSALONを愉しむ会、貴重な経験でした。
Didier Dupont氏がお帰りになった後、贅沢にもSALONで酔っ払った寛ぎのひととき。

82のボトルにディディエ・デュポン氏のメッセージを書いてもらってご機嫌な主人・・・とアタシ。
もぉ嬉しくて嬉しくて仕方がないの一枚。
マダム、写真係ありがとうございました。これらを見ながらニタニタする主人が目に浮かびます。

夢のようなSALONの会から一夜明けた本日。
さすがSALON。悪酔いなし、二日酔いなし。
空は青いし、ふたりでてくてく歩いて近所のコーヒー屋さんへ。トースト&コーヒーで軽めの朝食。





ふらりと出かける朝散歩日和は、絶好のお洗濯日和でもありました。
主人が何やらごそごそ探しております。
『あれー?僕、昨日いただいた名刺どこにやったっけ・・・』

はい、社長の名刺はあなたのワイシャツのポッケにありましたよ。
綺麗にお洗濯しておきましたからね。

・・・主人の阿呆。
あれほどワイシャツのポケットを確認してから洗濯機に放り込んで頂戴ね、と言っておりますのに。
昨日ぐぐんっと上昇したあなたの株価、今朝で暴落いたしましたことよ。

SALONの会、楽しかったね。

posted by しんさん at 10:35 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月17日

Y-suda会の殿方は実に気前がよろしい。

3連休の中日は、嬉しい夏のワイン会でありました。
主人はサンテミリオンのChateau Pavie 01とカリフォルニアのPeter Michaelソーヴィニヨンブラン09、私はじゃが芋とチーズとベーコンのキッシュを持っていざ!
このワイン会、主人も含めて殿方が持参するワインが実に魅力的。

あ、これはあの方のワインね・・・って、なんとなく役割分担が自然と出来ているところも男のマロン。
古典的で伝統的なオチですが。

シャンパンでスタートし、いつしかお外も暗くなりいつものペース。
このワイン会、時間が経つごとにどんどん抜栓されるワインが高級になっていく傾向が。

Ch.Osage・・・オサゲ?・・・違います。シャトー・オザージュです。
サンテ・ミリオンのシンデレラワインです。シンデレラワイン・・・その響きがロマンティックですわ。

オザージュの後ろにぼやーと移っているこの子たちだって、実はPeter Michael。
ソーヴィニヨンブランの09と、シャルドネの05。

そしてLeflaive担当のT氏、あーぁ・・・抜いちゃった。Batard-Montrachet抜いちゃった。あーあ。
このタイミングだもの、酔っ払いの集まりよ。ただの。でもそれがちょっと贅沢でとても楽しい。

誰ですか、最後にTurley 開けようって言ったのは!
空瓶が並ぶ様子が圧巻です。素敵な殿方のおかげで、女性はどんどん欲が出てくるのです。
どんどん舌が肥えていってしまうのです。

主人、3連休の中日でよかったね。翌日がお休みで良かったね。
この後、帰宅してから翌日の夕方まで寝ていた主人。
寝る前にどーしても食べると言って聞かなかった “日清カップヌードルのシーフードヌードル” ・・・デブに拍車がかかるからお止めなさい!と取り上げたら、すごい勢いで睨まれたわ。

この二日酔いの辛さをけろりと忘れ、君はまた同じ過ちを犯すのだな、主人。

posted by しんさん at 15:33 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月15日

これから夏のワイン会

3連休の中日。明日のことなんて気にせず、だらだら飲むのにはもってこいの日。
もうちょっと日が暮れて涼しくなったら、いつものワイン屋さんに集合です。本日、夏のワイン会なり。

このワイン会、ルールはただひとつ。『殿方はお好きなワインを1本以上持込み下さい』 ・・・以上。
でも今日は私も持ち込み班に仲間入り。
畑で収穫したじゃが芋を使って、キッシュなんざ焼いてみましたよ。

一見華やかなキッシュですが、台のパイ生地は冷凍パイシート使用なのでとてもお手軽。
材料だってお家にあるものでOK。





  1. 作り始める30分ほど前から冷凍パイシートを冷蔵庫に移し、扱いやすく戻しておきます。
    パイシートを型に合わせてめん棒でのばし、バターをぬった型に敷き詰めた後、めん棒を転がして余分なパイシートを落としましょう。軽くピケして重石をします。
    180℃に予熱したオーブンでまずは30分。重石を除いて更に5分、中央部がうっすら色づく程度にから焼きして冷ましておきます。

  2. 次いでフィリングに参りましょう。

    じゃが芋は皮を除いて薄切りに。キッチンペーパーで挟み、表面の水気を除いておきます。
    ベーコンの塊は適当な大きさに切ってお鍋に移し、冷たいお水をひたひたに注いで火にかけます。2分ほど沸騰させてザルにあけ、水気をしっかりと切りましょう。
    これらを1の生地の底に均等に敷き詰め、お好みのチーズをたっぷりと散らします。
    本日は白カビタイプのカマンベールクールドリヨンで。万人受けするよう、チーズの表面は削ぎ落として使用してみました。
    この上にフレッシュなパセリをたっぷりと刻んで散らします。

    卵 1個・乳脂肪分47%の濃ゅい生クリーム 60cc・牛乳 50ccをボールに合わせ入れ、よく混ぜ合わせます。ここにナツメグをすり加え、塩コショウで味を調えましょう。
    全体に満遍なく行き渡るようたっぷり注ぎ入れます。

  3. 170℃に予熱したオーブンで30〜40分、キッシュの表面に綺麗な焼き色がついてフィリングがふつふつとしてくるまでじっくりと焼きましょう。
    型から出す時は、網の上で少し冷ましてからそっとそっと・・・






さぁ、キッシュも完成。髪もしっかり巻いた。準備は全て完了。
主人の持ち込みワインも、既に選択済み。完璧だわ。

女性優待も著しいこのワイン会。
ワインコレクターの殿方がご提供くださる飛びっ切りのワインを、女性はまるでそれがどこぞやのテーブルワインであるかのように楽しむことが出来るのであります。

この会に慣れてしまった結果、

『あ、このワイン斬新だわ〜。いつも飲んでいるのと違うぅ〜』

と、即座に安物・・・もしくはその程度のワインであると、ワインの知識もないくせに判定してしまうイヤーな女性が育つのであります・・・えぇ、もちろん私のような・・・ってイヤだわ、冗談ですってば。
じゃ、主人。そろそろ参りましょうか。

posted by しんさん at 18:37 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月06日

連休中いちばんラッキーだったこと

ゴールデン・ウィークも残りあと一日となりました。
本日日曜日が過ぎれば主人は出勤。私はいつもの生活ペースをとり戻すこととなります。ほっ。

連休中はお昼ご飯を丁寧に作って (おやつも含め) 、窓の外の新緑を眺めながら少々お酒を・・・というリズムでありました。でもたまには近場限定でランチデートでも致しましょうか、ということで。

軽いドライブがてら、久しぶりに 『BISTRO DE CORAZON〜ビストロ デ コラソン』さんへふらり。
あら?高橋シェフがなにやら嬉しそーに出迎えて下さいましたよ。そして魔法のようなひと言・・・

『ロニョンありますよ』

わーい!ロニョンだ!ロニョンだー!

ロニョン・ド・ヴォーでしょ、心臓でしょ、アニョーでしょ、ゴールデン・ウィーク中いちばんのラッキー。
お得意の野性のカンね。今朝主人とお喋りしていたのよ。ロニョンどこかで食べられない?なんて。
優しい高橋シェフのソース、好き。










うろうろしていたら、時すでに夕刻。うーん・・・じゃぁ食材調達してお家に帰りましょうか。
主人はシュークルートを作る気満々だったようですが、ちょっとそれはまた今度にして頂戴な。
今夜はうんと気楽な夕ご飯にしましょうよ。バゲット買って、気楽にひょひょいっとつまみましょう。
片手にワイン、片手にバゲットって感じのテーマで良いのではなくて?

かりっとトーストしたバゲットに、キノコのペーストとマッシュドポテト。
・・・と、母親が届けてくれた柏餅。柏餅のデザート付きよ。


主人がマッシュドポテトを作る横で、ひょひょいっとキノコのペースト・パプリカのオーブン焼き等々を作ります。お料理中はビールで軽快に参りましょう。

  • キノコのペースト、色は地味ですがなかなか美味しいのよ。
    刻んだ玉ねぎとニンニク・イタリア鷹の爪をじっくり炒めたところに、刻んだマッシュルームと舞茸を投入。しばらくするとじんわり水分が出てきます。水分がとぶまで気長に炒めましょう。
    火からおろしてピューレ状にし、刻んだフェンネル・セロリ・クリームチーズ・カイエンペッパー・お塩を加えてねり上げます。お塩はがっつり効かせるのがポイント。ゲランドの塩で。

    かりっと焼いたバゲットと一緒に召し上がれ。



  • パプリカのオーブン焼きは、縦半分に切ったパプリカのヘタを除いてオーブンで焼くだけ。
    250度に予熱したオーブンで20分ほど、表面が黒く焦げるくらい焼いたら薄皮と種を除いて食べやすい大きさに切り揃えるだけ。
    お好みのお塩をちろりとふって召し上がれ。とろーり甘いパプリカが本当に美味しいの。











主人が用意したワインはRobert Arnoux (ロベール・アルヌー)
Nuits-Saint-Georges (ニュイ・サン・ジョルジュ) の1er Cru Les Proces 2004年。

明日からはもう少しぴしっとした生活をしないとね。
それとも、明日はゴールデン・ウィークの最終日を有効利用して気が済むまでだらだらする?

どっちにしろ、長い長い連休が終わります。

posted by しんさん at 07:52 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月26日

主人お疲れ様、ワタクシもお疲れ様

昨日は日中からこんこんと雪が降り始め、夕方には至る所うっすら雪化粧が施されました。
天気予報どんぴしゃりのホワイトクリスマス。

そしてY氏の主催により、今年最後のワイン会が華々しく催されたのでございます。
今回お料理係に任命された主人にとっては、今年を締めくくるいちばんの重要任務。
この日の為に幾度失敗作を食べさせられ・・・そして落ち込む主人を慰め指導したことかしら。

さぁ主人!練習の成果を思う存分披露したまへ!!余すとこなく披露したまへ!!!
“グジェール” “シュークルート・ガルニ” “ブレス鶏のロースト” ・・・さぁ始めるがよい!

な、なんですか!そのフザケた態度は!!
分かる人にしか分かるまい。お宝Tシャツにその想いを馳せ・・・男爵、確とお見届け下さい。










さぁ、まずはグジェールから始まりましたよ。
あ、はいはい・・・生地出来上がりました・・・はい、見本通りに絞り出して下さいね。
はいはい、最後にチーズふるのは僕の役目ですわね。
はいはい、どぉぞ。じゃ、オーブンにいれますわよ。よろしい?

はいはい、僕がオーブンの番をしている間に・・・
はいはい、他のレシピを復習しておきますからね。それにしても主人嬉しそうだわ。

おおっ!今までで最高の焼き上がりではありませんか!!主人、よく頑張りました。
妻はあなたのことを誇りに思いますよ。

ちなみに分量は、お水 40グラム・最高級バター (流石Y氏の厨房だわ) 25グラム・お塩ひとつまみ・薄力粉 25グラム・すりおろしチーズと刻んだブラックオリーブ適量で。これを×3。
温度は200度で10分→180度で10分→そのまま庫内で落ち着かせるって流れ。










グジェールが仕上がったところでシュークルート・ガルニに参りましょうか。
市販のザワークラウト・ベーコン・ソーセージをことこと煮込みます。
これは本日、主人が最も皆々様に振る舞いたかったお料理。気合いが入っています。

シュークルート・ガルニを煮込む工程が調ったところで、はい!本日の真打登場ですよ。

ブレスっす!
・・・贅沢です。これを手がけるチャンスに恵まれようとは・・・主人、あなたは幸せ者よ。
そして食べる私も幸せ者よ。

中に詰めるは、栗入りのピラフ。
みじん玉ねぎ・ニンニクと共にバターで炒めたお米をブイヨンで炊き上げて。
炊き上がったところで栗を散らしてしばらく蒸らし、ブレスのお腹にたっぷりと詰めます。
根尾の伯母が冷凍しておいてくれた生栗が大いに役立ちました。

んまぁ!Y氏がフォアグラと立派な枝付きレーズンを追加なさいましたよ。
さぁさ主人、ぱつぱつとお詰め下さい。ずずずいっとお詰め下さい。

Y氏による縫合を施され、焼かれるばかりになったブレス。表面にたっぷりオイルをぬられオーブンへ。さぁこれで準備は全て調いましたよ。そろそろ立ち飲みワインのスタートですよ。











グジェール!

シュークルート・ガルニ!

ブレス鶏のロースト!

・・・主人、本当によく頑張りました。そしてYご夫妻には本当にお世話になりました。










パーティの準備も整いました。
主人、この先はゆっくりと美味しいワインをお楽しみ。美味しいお料理をお楽しみ。

ワイン好きにとって気になるのは、生まれ年のヴィンテージ。
ワイン史上最悪とも評される68年。68生まれの私たちにとっては不本意極まりなし。

が、世界中のワインをお持ちのワインコレクターK氏。
68の山梨マルスワイン、これ美味しいです。
そぉか!日本のブドウに限っては、史上最悪でもなかったのか!

ほぉほぉ・・・どんどん出てくるわ出てくるわ。ムートンにクロ・デュ・ヴァルにキスラー・・・
何気にデュ・ガ・ピィも。

マヤ抜きましたか!

こうして寛大な心をお持ちの男性方のおかげで、女性の味覚は肥えていくのでありましょう。
素敵な殿方が選んだ数々のワインは思い出となり、女性陣の心の中で生き続けていくのでありましょう。










そしてホワイト・クリスマス。

良いワイン会でありました。締めくくりにふさわしい豪華なワイン会でありました。
いや、このメンバーでのワイン会はいつでも豪華ですけどね。

さぁ、そろそろと今年も黒豆の準備にかかりましょうか。


posted by しんさん at 23:27 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする