2015年05月04日

らららワイン会

今年のゴールデンウィーク、唯一カレンダーに書き込まれておりますのがいつものワイン会。
殿方らがご自分のコレクションからその時々の気分に合ったワインを厳選し、一堂に持ち寄ります。

この59年生まれの方々の輪に、68年の私たち夫婦が新参者として鎮座し早数年。
年に数回催されるこのワイン会は、気楽で何のしがらみもない楽しみなイベントのひとつ。

そしてそのワイン会にお持ちするささやかなお酒のお供を拵えるのも、これまた私の楽しみのひとつ。
グジェールの練習などもしました (☆) が、以前お弁当にもしたプティパイ (☆) に落ち着きました。

BELLAMYSの冷凍パイシートを使えば、ちょちょいのちょいで美味しいプティパイの出来上がり。
エスカルゴバター+マッシュルームの組み合わせとあらば、ワインを引き立てること間違いなし。

前回の反省点も改善し、ひょひょいと摘めるお気軽プティパイはいかが?





エスカルゴ バターは前回作った際に冷凍済み ⇒ ☆
ですので成形も含め、今回は本当に簡単です。
  1. マッシュルームは軸の部分をひねり取り、オリーブオイル・鷹の爪を合わせて熱したところに加えてさっと炒めます。ほんの軽く塩胡椒して冷ましておきましょう。

    ころんっとしたマッシュルームが並ぶフライパン。
    待ち受けるワイン会の想いもあって、楽しさがむくむく増大します。

  2. 扱いやすいよう適度に戻した冷凍パイシートを正方形にカットします。
    マッシュルームを乗せる中心部辺りをフォークでピケし、四隅を折りたたみましょう。

    表面に艶出し用の水溶き卵黄を薄くぬり、マッシュルームを傘を上にして軽く押し付けます。
    エスカルゴ バターを傘の中に詰め、フルール ド セルをちろりと散らして黒胡椒を挽きます。

    エスカルゴ バターは、凍った状態のまま包丁でカットすればとても扱いやすいのでお勧め。
    予め水に浸しておいた爪楊枝を軽く布巾で拭き、バターの上から刺して固定します。

  3. 210℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を200℃にして15分ほど。
    前回ピケし忘れた教訓を活かし、マッシュルームをしっかり抱いたプティ パイの焼き上がり。

    そしてやっぱりBELLAMYSの冷凍パイシートは良い香り・・・ふぅ。
    主人のつまみ食いを警戒しつつ、網の上に並べてしっかり冷まします。











ワックスペーパーを空き箱に敷き、小さなパイを並べます。
きっちりと並んだパイに心は躍るばかり。











さて。
キッチンに満たされたバターの香りに、心は踊りっ放しの主人。
そうね、ワイン会を前にちょっとお腹も満たしておかないとね。

お気に入りの “しめ鯖とアボカドのサラダ” はいかが?

しめ鯖の中央に切れ目を入れてカットし、櫛形に切ったアボカドと合わせます。
この上にスライスした新玉ねぎをたっぷり盛り、フェンネルの葉っぱをあしらいましょう。
レモン汁をちろりとたらし、フルール ド セル・胡麻油で頂きます。





もちろんプティパイで残ったマッシュルームの軸 ・エスカルゴ バター・とき卵も有効利用しましょう。
この材料ならば、もちろんオムレツですよね。
マッシュルームを炒めた後のフライパン、わずかに残ったマッシュルームの旨味も丸ごと頂きます。
  1. マッシュルームを炒めた後のフライパンにエスカルゴバターを熱します。

    ここにマッシュルームの軸をざっくり裂きながら加え、バターを充分からめるように炒めます。
    ひとつ計算間違いで残った傘部分もおまけに・・・あぁもぉ、これだけでも美味しそう。

  2. 卵に牛乳・塩胡椒を加えてよくとき混ぜ、1にじゅっと加えてふわふわなオムレツに。
    もちろん卵は1個追加しております。






畑で摘んできたばかり、今シーズン初物のサヤエンドウも添えて。
洗い物を担当してくれた主人に、プティパイの味見係を言いつけましょう。
ワイン会前の軽い遅めのお昼ご飯、カウンターでささっと済まします。











・・・とまぁ日付も変わり、ワイン会は昨晩の楽しい思い出となった今。

『男性は飛び切りのワイン1本以上をご持参下さい』 との主催者からのお触れが、何がどうよじれたのか今や殿方お一人につき3本なんてざら。
しかも酔いが回るにつれ、後半高級ワインが登場するというタチの悪さ。

もちろん主人はお昼過ぎまで再起不可能でありましょう。
ちゃんと呼吸も確認しましたし、私はゴミを出しがてら酔い覚ましのお散歩にでも出掛けましょう。
・・・って、あら?雨降りの月曜日ですか。

ゴールデンウィーク、残すところ3連休です。

posted by しんさん at 08:23 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月03日

パルミジャーノたっぷりのグジェール 〜 フードプロセッサーver.

今年のゴールデンウィーク、主人のお休みは暦通りの5連休。
遠出なんてとんでもない。
ずっとお家にいて、お昼を過ぎた辺りから宴会のスタート・・・今年もそんな感じで過ごします。

さて。
唯一お出掛けの予定と言えば、いつもの顔ぶれが揃うお気楽なワイン会。
飛び切りのワインをご持参下さる殿方へ、ささやかながら何かおつまみを・・・と悩むこと毎々。

主人を味見係にして久しぶりにグジェールなんて焼いてみましたよ。

パルミジャーノをたっぷりと練り込んだシンプルなグジェール。
今回はお気楽にフードプロセッサーを使ってみました。

可愛らしくぷっくりとふくらんだグジェールは、きっとワインのお供としてもお誂え向きでしょう。





ただし、フードプロセッサーを使う必要があるかと問われれば・・・
うーん、別にもともとそぉ大した労力を使うものでもないし、洗い物のことを考えれば否かしらね。
それでも一応備忘録、と。










基本的には、以前数回作っておりますグジェールの工程と同じです⇒   
  1. パルミジャーノは50g程度。
    すりおろしておきます。おろし切れなかった分は、包丁で細かく刻んでおきましょう。
  2. バター 30g
    お水 40g
    お塩 適量

    以上を中火にかけ、沸騰直前に火を止めます。
    予めふるっておいた薄力粉 25gを一気に加え、素早く混ぜ合わせましょう。
    ひとつにまとまったら再度中火にかけ、鍋底にうっすら白い膜が張った感じになるまで絶えず混ぜ続けましょう。

  3. 生地が熱いうちにフードプロセッサーに移し、用意したパルミジャーノを加えて回転させます。
    少し生地の熱が落ち着いたところで、予め室温に戻しておいたとき卵 (1個分) を少しずつ加えてはその都度回転させましょう。

    卵が生地になじんだところで、様子を見ながら少しずつ牛乳を加えては回転させます。
    スパチュラで生地をすくい、ゆっくり三角形になって落ちる程度が目安です。

    丸口金をつけた絞り出し袋に移し、クッキングシートを重ねた鉄板に間隔をあけて絞り出します。指先にちょっとお水をつけて、先っちょの尖がった部分を押さえてあげましょう。
    黒胡椒をたっぷりと挽き、210度に予熱したオーブンへ。

  4. 設定温度を200度にし、まずは10分。次いで180度にして8分強。
    そのままオーブン庫内で冷まして取り出します。











どうかしら、主人。
ワイン会のお供にお持ちするのに、このグジェールは・・・どうやらOKらしい。
聞くまでもありませんでした。











お気楽なワインをコップに注ぎ・・・
我が家のゴールデンウィークは日々こんな感じで過ぎていきます。

本日のお昼ご飯はチーズの香りに満たされたグジェール。
畑で収穫してきたばかりの新玉ねぎをたっぷりと刻み、西友で調達して参りました鴨の燻製と共に。

気楽で楽しいゴールデンウィークはまだまだ始まったばかりです。

posted by しんさん at 16:14 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月19日

1959 シャトー・ムートン・ロートシルトの会、それに伴う古酒の会

古酒の会に参加して参りました・・・
と申せば、おそらくその会にご出席なさった殿方から、再びお声がかかることはなくなることでしょう。

ワイン界では世紀の当たり年と称えられる59年。
59年生まれの方々が集うこの会で、いよいよ59のムートンを抜栓することと相成りました。

いまだにパーカーポイント100点を誇る1959年のシャトー・ムートン・ロートシルト。
59の会のメンバーにしめしめとレギュラー入りした68の私たち夫婦は、本当に幸運であります。

今回殿方らに持ち込まれたワインは、59のムートンこそ主役ではありますが錚錚たるものばかり。
それでもムートンを抜栓するときの、まぁ殿方たちの高揚ぶりときたら・・・

この会を主催し、抜栓その他を請負ったY氏曰く・・・草臥れるワインである、と。






シャンパーニュから始まり、ずらりと古酒が並んだこの会。
もちろんシャンパーニュも88、熟成も進み優しい泡が上品な佇まい。

主人が丁寧にこの日飲んだワインを教えてくれましたので、ずらりと書き並べてみましょうか。





  • DEVAUX (デュヴォー)1988、スタートのシャンパーニュ
  • Chateau Mouton (シャトームートン) 1959。
    この日の主役で、いまだパーカーポイント100点を誇る魔物のようなワイン。
  • Chassagne-Montrachet (シャサーヌ・モンラッシュ) 1956。
  • Meursault Perrieres (ムルソー・ペリエール) 1969
    作り手はルロワ、今回のワイン会ではこれが主人のナンバーワンだったとか・・・そうか。
  • Chateau Rauzan Gassies (シャトー・ローザン・ガシー) 1959
  • Stag's Leap Cask 23 (スタッグス リープ カスク23) 1979
    今回のワイン会ではいちばんの若手ではありましたが、十分に古酒の貫禄漂うワイン。
  • Clos du Val (クロ・デュ・バル) 1982
    やっぱり落ち着くカリフォルニア。
    手土産に致しました大口屋の麩饅頭に合わせ、会の終盤に登場。
  • Chateau Caillou Sauternes (シャトー カイユ ソーテルヌ) 1959
    そして最後は貴腐ワインでお開き。





メンバーのおひとり、和食料理人であらせられるU氏宅にて開催された今回の古酒の会。
毎度のことながらではありますが、贅沢なのにとても気楽な会でありました。

そしてやっぱり記念写真。
ムートンの中身の入っているうちに撮りましたもの。
正真正銘の59ムートンに、ほらほら花粉症真っ只中の主人も嬉しそう。

U氏がわざわざご自宅のお庭で炭火焼にして下さった羊。
春らしいお料理にヴィンテージワイン、気楽で贅沢なワイン会は惜しまれつつお開きに。

ワインを抜栓する時の殿方たちが、無我夢中でまぁ愛らしかったこと。
画像をパラパラ漫画に加工して保存しておきたいくらい。





流石に今朝は、仕事に支障をきたさぬ程度に主人のお寝坊も見逃しておきました。
いつも通り起床した私は、この朝の貴重な時間をどう使って良いのか分からず・・・
暇に任せて鰹をたっぷりと削ってみました。

主人が起床したら、たっぷりの鰹節と梅肉で稲庭うどんを頂きましょう。
干ししいたけのスープを添えてね。
アルコールが和らいだ古酒ですから、二日酔いにはなっていないことでしょう。

posted by しんさん at 05:48 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月14日

お盆も真っ只中・・・納涼ワイン会

在庫食材を整理整頓する為に、今年のお盆は食材調達なしで過ごしております。
お互いの実家が徒歩可能範囲ということで、出かける予定もなくダラダラとしたお盆休み。
突如、納涼ワイン会のお誘いを頂きましたよ。

自慢のワインを提供して下さる殿方に敬意を表し、ワインのお供を持参致しましょう。
畑作業の後シャワーを浴び、ちょっと遅めのランチを準備しつつ軽いパイなんざ焼いてみましたよ。

パルミジャーノと黒胡椒のチーズストローパイ、お気楽ワイン会の定番です。
基本のルセットはこんな感じ →





  • 冷凍パイシートにチーズ・黒胡椒をひろげた後、めん棒を使わずともスプーンの背で定着させれば更に楽チン。洗い物は少ないに超したことはありませんものね。











冷凍庫を覗けば、何かしらワインのお供となる食材が見つかる我が家。
“鹿肉のラグーソース” なるものを冷凍庫の奥から発掘致しました。
多分この時のものね →

それを使ってもう一品。

鹿肉ラグーソースのひと口パイ。
冷凍パイシートを正方形にカットし、両脇を折り込むだけの成形は本当に簡単。





  • チョチョイのチョイで焼き上がるお手軽ひと口パイ。
    成形手順はこちら →

    半解凍状態にした鹿肉ラグーソースを冷凍パイシートの上に乗せ、すりおろしたパルミジャーノをたっぷりと。
    パイシートの端っこに水溶き卵黄をぬって、後はオーブンで焼くだけ。











えぇ、ただただグダグダと飲んでいるだけのこの定番ワイン会。
主人も私も、実はワインが繋ぐこのご縁の会が大好き。

見よ、この心底リラックスした微塵の悩みもなさそうな夫婦像を!
お開き間際のこの画像、実は私かなりへべれけ。

今回も飲みました、飛び切り美味しいワイン。
そして寝こけました
昨晩は久しぶりにコラーゲンも飲まず、気付いたらシトシト雨の早朝でありました。

これじゃぁ畑は無理ですな。
ビタミン剤でも飲んで、今日は一日のんびり過ごすと致しましょう。

posted by しんさん at 07:30 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月07日

カリフォルニア カルトワインの会 〜 California dreaming

急きょ開催されることと相成りました カリフォルニア カルトワインの会。
文字通りのCalifornia dreaming
次々現れる幻のカリフォルニア カルトワインたち、オークション会場さながらの豪華さでありました。

Peter Michael は2010年のChardonnay Point Rouge
Harlan Estate
Harlan Estate The Maiden
Screaming Eagle の Second Flighit
Marcassin の Pinot Noir Vineyard
貴腐にまで拘って、Beringer の Nightingale

かように豪華なワインが集結することってありますでしょうか。
全て空ビンとなりました。
気に入って何度も申しますが、まさにCalifornia dreaming





見よ・・・自宅を出る時にしていた大喧嘩を微塵も感じさせないこの笑顔。

日本酒にも係わりたいと近頃言い出した主人ですが、君はこのままで良いと思うよ。
ワインばかのままでね。

さ、お昼近くになって主人も復活した模様。
作業用ツナギを着込んで、新じゃが掘りに参りましょうか。
空も私に味方して、梅雨の晴れ間を提供してくれています。

・・・これで行方不明になっております白のカーディガンが発見されれば、間違いなく私は日本一の幸せものなのですが。
後でおみくじでも引いてこよう。うん。そうしよう。

posted by しんさん at 11:29 | Comment(2) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする