2015年02月19日

1959 シャトー・ムートン・ロートシルトの会、それに伴う古酒の会

古酒の会に参加して参りました・・・
と申せば、おそらくその会にご出席なさった殿方から、再びお声がかかることはなくなることでしょう。

ワイン界では世紀の当たり年と称えられる59年。
59年生まれの方々が集うこの会で、いよいよ59のムートンを抜栓することと相成りました。

いまだにパーカーポイント100点を誇る1959年のシャトー・ムートン・ロートシルト。
59の会のメンバーにしめしめとレギュラー入りした68の私たち夫婦は、本当に幸運であります。

今回殿方らに持ち込まれたワインは、59のムートンこそ主役ではありますが錚錚たるものばかり。
それでもムートンを抜栓するときの、まぁ殿方たちの高揚ぶりときたら・・・

この会を主催し、抜栓その他を請負ったY氏曰く・・・草臥れるワインである、と。






シャンパーニュから始まり、ずらりと古酒が並んだこの会。
もちろんシャンパーニュも88、熟成も進み優しい泡が上品な佇まい。

主人が丁寧にこの日飲んだワインを教えてくれましたので、ずらりと書き並べてみましょうか。





  • DEVAUX (デュヴォー)1988、スタートのシャンパーニュ
  • Chateau Mouton (シャトームートン) 1959。
    この日の主役で、いまだパーカーポイント100点を誇る魔物のようなワイン。
  • Chassagne-Montrachet (シャサーヌ・モンラッシュ) 1956。
  • Meursault Perrieres (ムルソー・ペリエール) 1969
    作り手はルロワ、今回のワイン会ではこれが主人のナンバーワンだったとか・・・そうか。
  • Chateau Rauzan Gassies (シャトー・ローザン・ガシー) 1959
  • Stag's Leap Cask 23 (スタッグス リープ カスク23) 1979
    今回のワイン会ではいちばんの若手ではありましたが、十分に古酒の貫禄漂うワイン。
  • Clos du Val (クロ・デュ・バル) 1982
    やっぱり落ち着くカリフォルニア。
    手土産に致しました大口屋の麩饅頭に合わせ、会の終盤に登場。
  • Chateau Caillou Sauternes (シャトー カイユ ソーテルヌ) 1959
    そして最後は貴腐ワインでお開き。





メンバーのおひとり、和食料理人であらせられるU氏宅にて開催された今回の古酒の会。
毎度のことながらではありますが、贅沢なのにとても気楽な会でありました。

そしてやっぱり記念写真。
ムートンの中身の入っているうちに撮りましたもの。
正真正銘の59ムートンに、ほらほら花粉症真っ只中の主人も嬉しそう。

U氏がわざわざご自宅のお庭で炭火焼にして下さった羊。
春らしいお料理にヴィンテージワイン、気楽で贅沢なワイン会は惜しまれつつお開きに。

ワインを抜栓する時の殿方たちが、無我夢中でまぁ愛らしかったこと。
画像をパラパラ漫画に加工して保存しておきたいくらい。





流石に今朝は、仕事に支障をきたさぬ程度に主人のお寝坊も見逃しておきました。
いつも通り起床した私は、この朝の貴重な時間をどう使って良いのか分からず・・・
暇に任せて鰹をたっぷりと削ってみました。

主人が起床したら、たっぷりの鰹節と梅肉で稲庭うどんを頂きましょう。
干ししいたけのスープを添えてね。
アルコールが和らいだ古酒ですから、二日酔いにはなっていないことでしょう。

posted by しんさん at 05:48 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月14日

お盆も真っ只中・・・納涼ワイン会

在庫食材を整理整頓する為に、今年のお盆は食材調達なしで過ごしております。
お互いの実家が徒歩可能範囲ということで、出かける予定もなくダラダラとしたお盆休み。
突如、納涼ワイン会のお誘いを頂きましたよ。

自慢のワインを提供して下さる殿方に敬意を表し、ワインのお供を持参致しましょう。
畑作業の後シャワーを浴び、ちょっと遅めのランチを準備しつつ軽いパイなんざ焼いてみましたよ。

パルミジャーノと黒胡椒のチーズストローパイ、お気楽ワイン会の定番です。
基本のルセットはこんな感じ →





  • 冷凍パイシートにチーズ・黒胡椒をひろげた後、めん棒を使わずともスプーンの背で定着させれば更に楽チン。洗い物は少ないに超したことはありませんものね。











冷凍庫を覗けば、何かしらワインのお供となる食材が見つかる我が家。
“鹿肉のラグーソース” なるものを冷凍庫の奥から発掘致しました。
多分この時のものね →

それを使ってもう一品。

鹿肉ラグーソースのひと口パイ。
冷凍パイシートを正方形にカットし、両脇を折り込むだけの成形は本当に簡単。





  • チョチョイのチョイで焼き上がるお手軽ひと口パイ。
    成形手順はこちら →

    半解凍状態にした鹿肉ラグーソースを冷凍パイシートの上に乗せ、すりおろしたパルミジャーノをたっぷりと。
    パイシートの端っこに水溶き卵黄をぬって、後はオーブンで焼くだけ。











えぇ、ただただグダグダと飲んでいるだけのこの定番ワイン会。
主人も私も、実はワインが繋ぐこのご縁の会が大好き。

見よ、この心底リラックスした微塵の悩みもなさそうな夫婦像を!
お開き間際のこの画像、実は私かなりへべれけ。

今回も飲みました、飛び切り美味しいワイン。
そして寝こけました
昨晩は久しぶりにコラーゲンも飲まず、気付いたらシトシト雨の早朝でありました。

これじゃぁ畑は無理ですな。
ビタミン剤でも飲んで、今日は一日のんびり過ごすと致しましょう。

posted by しんさん at 07:30 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月07日

カリフォルニア カルトワインの会 〜 California dreaming

急きょ開催されることと相成りました カリフォルニア カルトワインの会。
文字通りのCalifornia dreaming
次々現れる幻のカリフォルニア カルトワインたち、オークション会場さながらの豪華さでありました。

Peter Michael は2010年のChardonnay Point Rouge
Harlan Estate
Harlan Estate The Maiden
Screaming Eagle の Second Flighit
Marcassin の Pinot Noir Vineyard
貴腐にまで拘って、Beringer の Nightingale

かように豪華なワインが集結することってありますでしょうか。
全て空ビンとなりました。
気に入って何度も申しますが、まさにCalifornia dreaming





見よ・・・自宅を出る時にしていた大喧嘩を微塵も感じさせないこの笑顔。

日本酒にも係わりたいと近頃言い出した主人ですが、君はこのままで良いと思うよ。
ワインばかのままでね。

さ、お昼近くになって主人も復活した模様。
作業用ツナギを着込んで、新じゃが掘りに参りましょうか。
空も私に味方して、梅雨の晴れ間を提供してくれています。

・・・これで行方不明になっております白のカーディガンが発見されれば、間違いなく私は日本一の幸せものなのですが。
後でおみくじでも引いてこよう。うん。そうしよう。

posted by しんさん at 11:29 | Comment(2) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月24日

有意義な週末でありました 其の1

今週末は日本酒の飲み比べをしよう!
・・・珍しく主人がこんなことを言い出しました。

実は私、ワインより圧倒的な日本酒派。
主人が秘かに調達して参りました銘柄は知らねど、日本酒と聞いて朝から気分は上々。
そして・・・

日も高いうちから、我が家の小さな小さなカウンターにおいて日本酒大研究会が開催されました。










食いしん坊な主人のことですもの。
日本酒と同じくらい楽しみにしておりましたのが酒の肴。

近所の 『古田鶏肉店』 は、スーパーではまずお目にかかれない新鮮な鶏肉が評判のお店。
ご主人が毎朝鶏をさばき、食べ頃を見計らって店頭に様々な部位が並びます。

この日は湯引きにしようとささ身を調達しに参りましたが、残念ながら既に完売。
がっくり肩を落としたところに、奥さまからの救いの手。

『うちの鶏なら手羽肉で湯引いても美味しいわよ』






  • さすが古田鶏肉店さん。
    手羽肉で湯引きなんて、到底スーパーのお肉では出来ない力技。
    手羽肉の皮を除いて繊維に沿って縦2等分し、後は普通の湯引きと同じ手順。
    さっと熱湯にくぐらせて氷水に取るだけ。

    後は水気をしっかりと除き、そぎ切りにするだけ。
    どぉでしょう!このもちもちとした断面!

    おろし生姜・柚子胡椒・みじん玉ねぎたっぷりの胡麻、3種の風味で頂きましょう。
    柚子胡椒はもちろん自家製 ・・・ 小分けにして冷凍保存してあります。
    これがあるとないとでは大違い。唐辛子が収穫出来たら、今年も仕込む予定ですよ。






かくして、日本酒大研究会 酒の肴第1品目は “鶏の湯引き” と相成りました。











もうちょっと何かつまみたいわよねぇ・・・という訳で。

大好きなししゃも登場。





  • ししゃもはオスに限る!と言い張る私に、主人は怪訝顔。
    ケンカにならなくて良いじゃない・・・と思っていたら、ししゃもひと盛りの中にメスは1匹だけ。
    しかもその唯一のメスが私のお腹に収まってしまうとは。

    主人ってよくよく “当たり” には恵まれないのよね。くすっ。










はっ!いけないわ!
これでは日本酒大研究会ではなくて、酒の肴大研究会になってしまったわ!

我が家の小さなカウンターは、お酒が進む小皿で埋め尽くされました。
そして主人は食に走り、私は日本酒を手酌で嗜むいつもの方向へ。

お昼から飲むお酒って、何故にこう美味しいのかしらね。
近頃、本来よりの出不精に益々拍車がかかった気が致します。

posted by しんさん at 15:04 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月09日

ごめんなさい・・・呑気に雪見酒してごめんなさい・・・

都心は50年にいちどの大雪に見舞われたというのに・・・ごめんなさい。
岐阜市内では、呑気に雪見酒を楽しむ家庭がここに。

お昼前に一端止みかけた雪が、牡丹雪となってまた降り始めました。
沖縄旅行を翌日に控えた実家の母と妹は気が気でない様子。

でもそーんなこと、これっぽっちも関係ないものね、私たちには。
ネコの世話だの月曜のゴミ出しだの、細々とした引継ぎを終えたらそそくさと主人の待つ我が家に。

岐阜市内は今シーズン初めての積雪。
主人の仕事も雪のおかげで来週に延期・・・ってことは、本日はお昼からの飲酒が許されたってこと。
自然に鼻歌がこぼれます。










抜群にタイミングよろしく、昨日主人が取り寄せした丸干しサンマが届いたところ。
冷蔵庫の中には、実家の母親が持たせてくれたサバのみりん干し。
有り合わせで日本酒のつまみをちゃっちゃかちゃーっと作り、しっぽりと雪見酒。
  • 脂の落ちたサンマの丸干し。
    こんな食べ方 → もお気に入りだけど、お酒を前に逸る心。もっともっと簡単に。

    ひと口サイズのぶつ切りにし、いつものイワシの骨せんべいと同じ要領でオーブンへ。
    胡麻油を少量からめて胡麻をまぶし、170度に予熱したオーブンで先ずは10分。
    温度を160℃に下げて更に20分焼けば、噛めば噛むほど美味しい酒の肴の出来上がり。






サバのみりん干しで、お手軽な焼きサバ寿司なんてどうかしらね。
  • お酢をほんの一滴たらして20分以上お米を吸水します。
    土鍋で艶やかにご飯を炊き上げたら酢飯にしましょう。

    押し寿司型にラップを敷き、こんがりと焼いたサバ→おぼろ昆布の順に重ねます。
    酢飯を均一にならしたら蓋をし、ぎゅっと押せばそれでお気軽焼きサバ寿司の出来上がり。

    ラップを除き、湿らせた包丁で切り分けましょう・・・

    ・・・って、あれ?押しが甘かったかしら。上手く切れないわね。
    まぁ良いや。雪見酒に細かなことは言いっこナシよ。










テレビでは大雪のニュースが流れております。
でも我が家は至って呑気に雪見酒・・・ゴメンナサイ。






  • この寒さで、ベランダの干し芋が更に甘く仕上がることでしょう。
    これで2日目。
    夜お家の中に片付ける度、ひとつずつお芋が減っていくのが謎であります。






文字通りぐだぐだと飲みながらではありますが、都心の大雪が早々に落ち着きますように。

お昼からスタートした雪見酒。
飲んだ後は、ふたりソファでナマコのようにぐだぐだぐだぐだ・・・気付けば夜も7時過ぎ。

『今日は夕食抜きにして早々に寝ましょう』 ・・・こう切り出した私に、主人も一端は納得。
が、納得したのも束の間。
『茹で卵でも良いから食わせー、お腹が空いて眠れねー』 ・・・ウルサイ。

結局は稲庭うどん・厚焼き玉子で夕ご飯。
主人の満足そうな顔で、大雪の土曜日は幕を閉じたのでありました。

posted by しんさん at 11:07 | Comment(2) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする