2016年10月11日

いつ飲むの?今でしょ!

少々苔むした感も致しますタイトルですが、主人がこう繰り返しておりましたので引用致しました。

体育の日を含む先日の3連休。
いつもの場所・いつものメンバーで開催されました “ナパを巡るカリフォルニアワインの旅” 報告会。
映写機までもが登場し、いつも以上の盛り上がりで幕を下ろしたワイン会でありました。

主人が 『いつ飲むの?今でしょ!』 を連呼致しておりましたSCREAMING EAGLE。
あっけなく空びんになりましたよ。

良かったわね、主人。
錚々たる空びんの中、あなたのスクリーミング・イーグルは堂々センターの地位を得ておりますよ。
こんな思いでも含め、本当に楽しいアメリカ旅行でしたものね。










殿方がご持参くださるワインの傍らには、女性陣のどことなくキャラを心得たお料理が。
今回、この “報告会” という名のワイン会にどうしても私が持参したかったお料理。

アメリカ旅行の4日目、ディナーに訪れましたナパはセントヘレナ。
ステーキハウスの 『PRESS』 で付け合わせに頂いた 『Potato Cake』 。
シンプルにじゃが芋だけなのに、表面はカリっ、中は大きなホクホクのじゃが芋がごろごろ。

材料はほぼお家にあるもので可能、報告会にはぴったりなお料理ではなくて?
しかもちょっと検索致しましたら、流石大らかなアメリカ、 『PRESS』 、惜しむことなくレシピがホームページで公開されておりました。

Recipes - PRESS Restaurant St. Helena | Napa Valley Fine Dining

本当はキャストアイロンパンで忠実に再現したかったのですが、キャストアイロンパンをお座なりで買うなんて貧乏性には許しがたいことですからね。
今回ばかりはココット皿で我慢我慢。
前回の練習でもまぁ上出来でしたから ⇒ 2016年10月06日

ワイン会ようにと大きな大きなココット皿で焼き上げたポテトケーキ。
これを器ごと持参し、えいやっとお皿にひっくり返して盛り付けます。

詳しい手順等は練習時の備忘録 (上記) にて。
  • コンフィは作り置き出来ますし、じゃが芋は予め茹でて冷蔵庫で冷やしてから次の工程へと移りますので、意外と手間はかかりません。

    澄ましバターを使っておりますので、冷めても美味しいことは実証済み。 少し改善したポイントは、じゃが芋を敷き込む際、指先でなくポテトマッシャーを使った方が楽で仕上がりも綺麗だというところかしら。

    アルデンテに茹でたじゃが芋の半量をつぶし、型の底に敷き込む時もポテトマッシャー。
    大ぶりなじゃが芋を埋め込むように敷き込む時もポテトマッシャー。
    これでお皿に返した際、じゃが芋の隙間によって崩壊することも防げます。











こうして深夜2時近くまで続いた報告会という名のワイン会。
最近は簡易ベッドも用意されておりますので、すぐに寝コケる私と某氏にとっては大助かり。
こうして人って、楽しく賢く加齢していくのね。

『今でしょ!』 と勢いで空びんにしちゃったSCREAMING EAGLE 、主人の満足気なお顔。
そしてぐっすり眠った後ですもの、元気復活致しました私。
次回のワイナリー巡りを約束し、報告会はようやくお開きとなったのでありました。





・・・SCREAMING EAGLEでフォクシーのお洋服が何枚買えるだろうね?
Y氏のお言葉が妙に心に残る私ですが。

posted by しんさん at 12:07 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

グジェールを自在に操りたい・・・

先週末の金曜日、アメリカ旅行を目前に送別会という名のワイン会がありました。

送別会って・・・でも良いや、いつものメンバーのこのワイン会、本当に楽しいから。
主人も自慢のワインを2本、数日前にいそいそとお店に届けておりました。

建前が建前だけに、カリフォルニアワインが並ぶであろう今回のワイン会。
力強いカリフォルニアワインに負けないくらい、何か存在感のある肴・・・在庫食材で出来る肴・・・

カリフォルニアとの関係は皆無ですが、ブルゴーニュ地方の郷土料理 “グジェール” に落ち着きました。

すりおろしたペコリーノロマーノ、刻んだベーコンをたっぷり生地に練り込んだグジェール。
絞り出し袋を使わないので、思ったよりずっと簡単です。

奥の数個はトッピングのベーコンが黒焦げになってしまいましたが、味のダメージはそれ程大きくもなくまぁまぁ許容範囲・・・ってことにしておきましょう。
少なくとも主人がそう慰めてくれましたので。

絞り出し袋を使わない素朴なグジェール、ワインのお供にちょちょいっと出来ると素敵じゃない?
『あら、ワイン飲むの?おつまみグジェールくらいしか出来ないわよ』 ・・・なんて素敵じゃない?
近い将来そんな日が来るのを妄想しつつ、今日も備忘録に勤しみましょう。
・・・確か数年前はスフレにそんな野望を抱いていたっけ。





小ぶりなグジェール 20個分程度です。
  • 卵 1個は室温に戻し、丁寧にほぐしておきます。
  • 薄力粉 30gはふるっておきましょう。
  • 生地の準備が出来たらすぐ焼けるよう、タイミングを見計らいオーブンを210℃に予熱しておきます。
  1. ペコリーノロマーノはフードプロセッサーで粉状にしておきます。
    トッピングの分も合わせて、40g以上は欲しいかな?
  2. 厚切りにしたベーコンは85g程度。
    耐熱性ボールに入れ、ラップをしないで数分レンジ加熱します。
    脂分がとけてジブジブしてくるまで。

    ベーコンをキッチンペーパーの上に並べて脂を切った後、フードプロセッサーで攪拌しましょう。
    ボールに残ったベーコンの脂は残しておきます。

  3. 醗酵タイプの無塩バター 25g
    お水 50t
    をお鍋に合わせ入れて中火にかけ、全体をしっかりと沸騰させます。

    火を止め、用意した小麦粉を一気に加えましょう。
    素早く木べらで混ぜ合わせ、生地がまとまってきたところで溶き卵を少しずつ加えては馴染ませます。
    熱々の生地に卵を一気に加えると、卵がかたまってしまいますので要注意。
    カスタードクリームのような滑らかな状態になるまで、丁寧に素早く混ぜ合わせましょう。

  4. 生地が滑らかに馴染んだところで、用意したベーコンとチーズを生地に加えて混ぜます。
    ベーコンは極少量をトッピング用に残しておきます。
    チーズは30g加えました。

    生地はこれで出来上がり。
    思いのほかバターも薄力粉も少量で、しかも意外と簡単でしょ?

  5. オーブンシートを天板に重ね、間をあけて生地を並べていきましょう。

    本来ならば絞り出し袋を使うところですが、よほど大きな口金を使わないとベーコンが詰まってしまうことも多々。
    くり抜き器とスプーンで案外うまくいきます。
    双方をさっとお水にくぐらせながら、つくねを作る要領で生地をどんどん落としていきましょう。

    生地を並べ終わったら、指先をお水で湿らせて尖った箇所を優しく押さえます。
    おろしたチーズ・黒胡椒・ベーコン等をトッピングし、210℃に予熱したオーブンへ。

    設定温度を200℃にし、先ずは12〜15分焼きましょう。
    生地がぷっくりと膨らんだのを確認し、温度を170℃に下げて更に5〜10分焼きましょう。
    最後は20分程オーブン庫内に放置し、それからようやく網の上へと移します。

    ・・・今後いちばんの課題は焼き時間ですね。











こうして器量には相当問題はあるものの、ワインのお供はどうにかこうにか焼き上がりました。
そしてワイン会にて抜栓されたワイン達。

スタッグス・リープ 97のフェイでしょ、ピーター・マイケルでしょ、ニュイ・サン・ジョルジュでしょ・・・

『近頃、どのワインを飲んでも美味しいと思えるようになったんだ』
主人にこう言うと、呆れた顔でこう返されます。
『良いワインしか飲んでいないからね、当然だよ』

・・・ふーん。










男気ワイン会の翌日。
ワインが多少残る頭で拵えたのは、やっぱりワインのお供、やっぱりグジェール。
土曜日のグジェールはアンチョビ風味。

ベーコンの代わりにアンチョビを生地に練り込んでみました。
これがまた器量はともかく、うん、美味しい。





さーて、今週も始まりました。
旅行を前に、今週はいかに食材を残さないかがいちばんの課題。
そして何より、主人の体重をこれ以上増やさないこと。
グジェールの練習は、旅行が終わってから再開すると致しましょう。

posted by しんさん at 15:53 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月05日

新春ワイン会 〜 ささやかなワインのお供 3種

長い長いと思っておりました主人のお正月休みではありますが、楽しい時間はいつもあっという間。

特に今年は年末から (あら、モヤっとした言い回しだこと) 順風満帆でありました。



先ずは年明け早々に開催されました、いつものメンバーのワイン会にて。

殿方自慢の (言うまでもなく高級でもある) ワインのお供に、と持参致しました3種の備忘録。



敢えて食材を調達するでもなく、お家にあるもので拵えるささやかなワインのお供。

今回は何を持参しようかと考えあぐねるのも、これまたこのワイン会に参加する私のお楽しみ。



いつも自家製パンをお持ちくださる某婦人が帰省の為不参加ですので、私が勝手に引き継ぎなど。

彼女の焼くパンに遠く及びは致しませんが、ひと口サイズのバゲットサンドなどいかがでしょうか。


お正月、私の負担を軽減しようと主人が取り寄せてくれたTable Oginoさんのテリーヌ各種。

・・・なんてね、彼が単に食べたかったってのが大半を占めているのは明らかですが。



開封済みで冷蔵庫内に鎮座しておりました “鴨と緑胡椒のテリーヌ” を使ったバゲットサンド。

片手で食べやすいよう小振りに、そして持ち運びしやすいようにと考えておりましたら、どうもそれはカナッペ状態に仕上げるのが賢明だぞ、と。そしてこの形状に落ち着きました。



詰めがややあまかったのでしょうか。

実際主人の分を取り分けた際、ポロリとフィリングが抜け落ちたってところもまぁ新年のご愛嬌。

作っていても楽しいですし、何と言っても応用自在。今後のお弁当の参考にもなりますものね。












  1. アーモンドは縦半分にざっくりと切り、焦がさないよう乾煎りして冷ましておきます。

    ミックスペッパーは粗くつぶしておきましょう。


  2. バゲットパンは、冷凍保存してあったものを自然解凍して使います。

    我が家では、買ってきたバゲットは両端から食べ、冷凍するなら形が均一な中央部分のみ。

    手を加えやすいのと、冷凍庫内が整理しやすいですからね。



    長さを適当に切り、白い中央部分をくり抜きましょう。

    内側にミカンジャム (自家製ミカンジャムの備忘録はこちら ⇒ ☆) を薄くぬっておきます。


  3. “鴨と緑胡椒のテリーヌ” は適当な大きさにカットしてボールに移します。

    スパチュラを使い、つぶすというよりざっくりほぐす感じで詰めやすい状態に細かくしましょう。



    ここに、1のアーモンドとミックスペッパー・みじん切りにしたミカンジャム (☆) のミカン・ドライクランベリー・お好みで挽きたての黒胡椒を加えて丁寧に混ぜます。


  4. くり抜いたバゲットに、先ずはふんわりと少量の3を詰めます。

    ここにピクルスを縦に埋めるように詰め、ピクルスを固定するようにしっかり残りのフィリングを詰めましょう。



    非常に残念ながら、この段階で数年愛用致しておりましたデジカメが事切れました。

    お料理の湯気を直に受け、時には油のはねをレンズに受け止め、酷使に耐えたデジカメ。

    オリエンタルホテルにもプーケットにもモナコにもパリにも連れていったデジカメ。

    お疲れ様でありました。



    大急ぎで近所の電気屋さんに走り、新たなデジカメを調達して参りました。

    写真は、フィリングを詰めたデジカメ・・・じゃない、バゲットをぴっちりとラップで包み、冷蔵庫でしっかり冷やした状態です。


    よく切れるパンナイフ+包丁を適宜使い、1cm弱の幅に切り揃えて出来上がりです。



    ラップで包んだ状態でカットすると、確かに切りやすいは切りやすいのですが、細かなラップの切れ端が混入する恐れあり。持参する際は最新の注意が必要です。
























バゲットパン、くり抜きましたね。

さぁ、このくり抜いたパンの欠片たち、これら一体全体どう致しましょう。


パンくずで拵えるサックサクのクッキー、いかがでしょうか。



ワイン会に持参するのですから、甘いクッキーではございません。

チーズをしっかりと効かしたワインのお供にもなる塩味クッキーに仕上げてみました。

やや焼き過ぎて色黒なのは、これまたお正月のご愛嬌。



貧乏臭いと皆に軽蔑されるかしら・・・そんな不安は不要でありました。

懐の深い方々ですもの、面白がっていただいてホッと致しております。











何と申しましても、バゲットサンドを拵えた後のくずパンで拵えるクッキーですからね。

以下の分量でささやかな10〜12枚分、といったところでしょうか。

前述の通りこの工程でデジカメが破損いたしておりますので、一部スマホでの撮影です。

  1. バゲットのパンくずは20g強、手でざっとほぐしてフードプロセッサーに移します。


  2. 薄力粉 20g

    すりおろしたペコリーノロマーノ 40g

    グラニュー糖 5g

    お塩 ひとつまみ



    以上を乾いたビニール袋に合わせ入れ、よくふり混ぜてからフードプロセッサーに移します。

    ここに冷えたバター 30gをさいの目にカットして散らし、高速で小刻みに回転させましょう。



    バターが馴染んで全体がさらっとした状態になったら、様子を見ながら牛乳 小さじ1.5程度を加えて更に回転させます。

    全体が大雑把なそぼろ状になり、生地としてしっとりまとまる程度になればOKです。


  3. 生地をラップの上に移して形を整え、ぴっちりラップで包んで冷蔵庫へ。



    しっかりと冷やしてから1cm強の厚さに切り分け、オーブンシートを敷いた天板の上に充分な間をとって並べます。はい、ここでデジカメ新調致しました。


    180℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を170℃にして焼くこと20分弱。

    チーズもバターもしっかりと使っておりますからね、コンフィ状態です。


    網の上に並べて冷ませば、サクサクカリカリのくずパンクッキーの出来上がり。

    思いの外皆々様に好評で、内心相当にホッと致しました献上の1品でございます。



    今後、サンドウィッチを作る際に切り落としたパンの耳で拵えることを目論んでおります。
























ワイン会に持参いたしました3品目は、我が家の定番であります黒豆プリン。

先方を煩わせることのないよう、初めてアルミカップでの挑戦であります。


お正月用にと拵えた黒豆の煮汁を使ったリメイク料理ですからね。

これも貧乏臭いと蔑視されはしないかと冷や冷やでありましたが、皆様快く受け入れて下さいました。

ホッ。












  • 黒豆プリンの詳しい分量・手順等は、2013年 こちらの備忘録にて ⇒ ☆



    卵黄だけを使う場合、残った卵白は空気の入らないようラップに包んでゴムで留め、冷凍保存しておきます。

    ココット・シフォンケーキ・イワシのつみれ等々、後日卵白だけを使うお料理に。

    半解凍の状態でラップを除いて使います。


    今回、ワイン会のメンバー方に食べていただくのだからと気負いすぎました。

    お鍋の底にキッチンペーパーを敷いて安定を図ったのですが、これが裏目に出ました。



    ケースがアルミ製で軽いせいもあったのでしょうが、蒸している間にキッチンペーパーが空気を含んでケースが傾くハメに陥っての大失敗。

    幸い卵液がこぼれ出るほどには至りませんでしたが、スが入った仕上がり。大失態。



    ちなみに今回、110ml容量のアルミ製カップを使いました。

    いつもよりやや多めの卵液、アルミ製カップを使い、蒸し時間は12分ほど。
























以上、新春ワイン会に持参いたしました肩肘張らないワインのお供3種。

バッドにお行儀よく詰め込み、いそいそとタクシーを呼んで出発致しました。


。。。もちろんスの入った失敗作の黒豆プリンは、それと分かるように名前付ですよ。

ボルドー好きの紳士がそれをお望みとて、こればっかりは断固お許し致しません。






















最後に。

これがいちばん備忘録に値する画像であることは明らかであります。


2016年の1月3日、新春ワイン会にて披露されました殿方ご自慢のワインたち。

主人はまたこれを見返してはニヤニヤ思い出に浸ることでありましょう。











本日 1月5日で主人のお正月休みもおしまいです。

仕事初めの明日、流石にお弁当は拵えないものの徐々にリズムを取り戻していかなければ。



冒頭にも書きましたが、今年はお節料理も含め本当に良いお正月でありました。



在庫食材を使い切るのを念頭にした野菜中心のお節料理。

実家のお節料理も、今年は市販のお節を止めて母親の手作り、しかも多くは自家製野菜で。

歳のせいもあるのでしょう、最近特に料理を嫌う母ではありますが、やはり母の味は懐かしいもの。



主人も休み中、毎日数時間は仕事に費やし、比較的規律正しい生活を心がけておりました。

その結果、目を見張るほどの体重増加もなし。よしよし。



4日 初詣に参りました際も、道中マナーの良い若いドライバーに和み、参道も比較的空いていて全てが順風満帆。



いつも千代保さん参拝の際必ず立ち寄るのが、参道にあります串かつ、どてのお店 “百合子”さん。

小さな小さな店内、ここでもすんなり席に通され、私はいつものコップ酒。

そして主人とつまむ牛スジ煮込み、味噌串かつ、小振りなコロッケ。

すぐ前には、いかにもといった風体のくわえタバコが様になる両親を中心にした家族連れ。



あちゃーーーっと思ったのもほんのつかの間。

お行儀の悪い座り方をしてちょっと私たちをドキリとさせた高校生くらいの長男、彼をぴしりと叱り付け、その後は私たちにも心地の良いストレートな謝罪まで。本当に気持ちの良いご家族でした。



年末、主人の車・愛車のSAAB共に大小の追突に巻き込み保険会社のお世話になりました。

年明け早々デジカメは大往生を遂げ、フードプロセッサーのグレーターは一部破損致しました。

オムニ7登録しようとも、ことごとくパスワードで撥ね付けられました。



それでも今年は順風満帆の兆しに満ち溢れております。

ますます主人が頼もしく感じられるのも、今こうして心穏やかにいられる一因でありましょう。

さ、頼もしい主人をそろそろ起して、お正月休み最後の1日をスタートさせましょうね。

posted by しんさん at 08:35 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月07日

ワインのお供に、ドライトマトとポルチーニの小さなひと口パイ

週末、いつものメンバーのワイン会が急きょ 且つ ささやかに開催されました。

自慢のワインをご持参下さる殿方に、肩ひじ張らないワインのお供をご提供下さる女性陣。
ワイン会とは言いつつ、誰かが独りよがりのうんちくを傾けるでもないこのワイン会は本当に楽しい。
・・・特にワインの知識が豊富でない私にとっては居心地抜群。

このワイン会に持参するワイン選びが主人の楽しみならば、ワインのお供を考えるのは私の楽しみ。
食材調達をすることなく、お家にあるもので失礼ないように拵えるワインのお供。

普段ならば常備してあるハード系のチーズを使うことが多いのですが、今回年末も近いということで食材を極力買い足さないよう主人にキツく言って聞かせてあります。
はてさて、チーズに頼ることは出来ないとなると・・・こりゃなかなかの難問ですわね。

冷凍ドライトマト・乾燥ポルチーニを使ったひと口パイなんてどうかしら。

今年の夏は、とにかくミニトマトが大豊作でありました。
畑に行く度に収穫出来る山ほどのミニトマト、その使い道に困ってドライトマトをよく拵えました。

(自家製ドライトマトの工程は過去の日記にて ⇒ 2015年09月21日☆  2012年08月12日☆

干したミニトマトを冷凍してあったのを思い出し、乾燥ポルチーニと合わせてパイにしてみました。
同じく冷凍保存してありましたエスカルゴバター (☆) も合わせてみたら、あらら、なかなか上出来。
主人、つまみ食いは許しませんよ。





とっても簡単なワインのお供、ドライトマトとポルチーニのひと口パイ。
ちょっと焼き色が過ぎたのはご愛嬌。
  1. 冷凍保存してあるドライトマト、カチカチには凍らないので冷凍庫から出してすぐに細かく刻んでオリーブオイルに浸しておきましょう。

    乾燥ポルチーニは、ぎりぎり戻る程度の少量のお水に浸して戻しておきます。

  2. ポルチーニの水気をほんの軽くしぼって刻みます。
    トマトのボールに加えて合わせておきましょう。

  3. 冷凍パイシートを扱いやすい状態に軽く戻します。
    もちろん今回もお気に入りのBELLAMY'S (ベラミーズ) 製冷凍パイシート。

    正方形にカットして成形し、中央部分にピケして2を盛ります。
    エスカルゴバターをちょんと乗せ、極少量のフルールドセルを散らします。
    水溶き卵黄をパイ表面にぬって後は焼くだけ。

    簡単でパイシートの切れ端も出ないこの形、詳しい手順はこの日の日記をご参照⇒

  4. 210℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を200℃にして焼くこと10〜15分。
    さくっとふくらんだ小さな小さなおつまみパイ。
    網の上にお行儀良く並べて冷ましておきましょう。

    完全に冷めたらワックスペーパーに包み、お出掛けの準備は完了。






チーズがなくても、それらしいおつまみが焼き上がりました。

我が家の冷凍庫には、問題を先送りした結果の干し野菜がまだまだ沢山眠っております。
野菜の使い道に困ったら先ずは干す・・・これがどうやら今のところ私のいちばんの解決策のよう。
でもこのミニトマトのパイ、我ながらではありますが美味しかったな。










このようにして挑みました週末土曜のワイン会。
主人も私もご機嫌で、明らかに飲み過ぎました。

その場でへたっと寝こける私と異なり、自宅に到着してから本気で酔い始める主人。
翌日の日曜日、畑作業は私ひとりで済ませて参りました。

そんな主人も本日月曜日には復活し、いつも通りの朝食風景。
昨日、いつものお魚屋さんまでひとりで行く気力がなく、近所の西友さんで買い求めたイワシ。
正直、西友さんにお魚の品質は期待していなかったのですが、なかなかどうして立派なもの。

甘酢漬けらっきょうの漬け汁を有効利用した月曜恒例イワシのお酢煮 (⇒ いつもの作り方です ☆)

多めに拵えて2日目、3日目と味がどんどんなじんでいく様を楽しみます。





そんなイワシのお酢煮を従えて本日の朝食。

主食は自家製の里芋を入れて炊いた炊き粥です。
ゆっくり火を通すとホコホコに仕上がる親芋を使いました。美味しい。

皮を全部むいて柚子胡椒を拵えた後、残った柚子で拵えたジャムが目下主人のお気に入り。
ヨーグルトに添えていただきます。





  • 今回初めて作ってみた “菊芋のぬか漬け”
    綺麗に洗った菊芋に少量のお塩をすり込み、1日ぬか床につけておくだけ。

    『これ何?』 不思議な顔でひと口かじる主人の第一声は、 『梨?』 でありました。
    確かに、その食感は梨。
    しかもほんのりと甘くて、その味は二十世紀梨に本当そっくり。
    深漬けにもして、その味の違いを研究すると致しましょう。





そろそろ畑の菊芋も全部掘ってしまった方が良さそうです。
全部掘ってから土の中で保存するとしましょうか。

お次のワイン会は忘年会もかねての25日、クリスマスです。
しかもワインでなく日本酒?うしし、それはそれで楽しみ。

年末年始の声をちらちら耳にするようになりました。
まだそんな気分になれないのは気温のせいかしら。

posted by しんさん at 15:21 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月04日

らららワイン会

今年のゴールデンウィーク、唯一カレンダーに書き込まれておりますのがいつものワイン会。
殿方らがご自分のコレクションからその時々の気分に合ったワインを厳選し、一堂に持ち寄ります。

この59年生まれの方々の輪に、68年の私たち夫婦が新参者として鎮座し早数年。
年に数回催されるこのワイン会は、気楽で何のしがらみもない楽しみなイベントのひとつ。

そしてそのワイン会にお持ちするささやかなお酒のお供を拵えるのも、これまた私の楽しみのひとつ。
グジェールの練習などもしました (☆) が、以前お弁当にもしたプティパイ (☆) に落ち着きました。

BELLAMYSの冷凍パイシートを使えば、ちょちょいのちょいで美味しいプティパイの出来上がり。
エスカルゴバター+マッシュルームの組み合わせとあらば、ワインを引き立てること間違いなし。

前回の反省点も改善し、ひょひょいと摘めるお気軽プティパイはいかが?





エスカルゴ バターは前回作った際に冷凍済み ⇒ ☆
ですので成形も含め、今回は本当に簡単です。
  1. マッシュルームは軸の部分をひねり取り、オリーブオイル・鷹の爪を合わせて熱したところに加えてさっと炒めます。ほんの軽く塩胡椒して冷ましておきましょう。

    ころんっとしたマッシュルームが並ぶフライパン。
    待ち受けるワイン会の想いもあって、楽しさがむくむく増大します。

  2. 扱いやすいよう適度に戻した冷凍パイシートを正方形にカットします。
    マッシュルームを乗せる中心部辺りをフォークでピケし、四隅を折りたたみましょう。

    表面に艶出し用の水溶き卵黄を薄くぬり、マッシュルームを傘を上にして軽く押し付けます。
    エスカルゴ バターを傘の中に詰め、フルール ド セルをちろりと散らして黒胡椒を挽きます。

    エスカルゴ バターは、凍った状態のまま包丁でカットすればとても扱いやすいのでお勧め。
    予め水に浸しておいた爪楊枝を軽く布巾で拭き、バターの上から刺して固定します。

  3. 210℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を200℃にして15分ほど。
    前回ピケし忘れた教訓を活かし、マッシュルームをしっかり抱いたプティ パイの焼き上がり。

    そしてやっぱりBELLAMYSの冷凍パイシートは良い香り・・・ふぅ。
    主人のつまみ食いを警戒しつつ、網の上に並べてしっかり冷まします。











ワックスペーパーを空き箱に敷き、小さなパイを並べます。
きっちりと並んだパイに心は躍るばかり。











さて。
キッチンに満たされたバターの香りに、心は踊りっ放しの主人。
そうね、ワイン会を前にちょっとお腹も満たしておかないとね。

お気に入りの “しめ鯖とアボカドのサラダ” はいかが?

しめ鯖の中央に切れ目を入れてカットし、櫛形に切ったアボカドと合わせます。
この上にスライスした新玉ねぎをたっぷり盛り、フェンネルの葉っぱをあしらいましょう。
レモン汁をちろりとたらし、フルール ド セル・胡麻油で頂きます。





もちろんプティパイで残ったマッシュルームの軸 ・エスカルゴ バター・とき卵も有効利用しましょう。
この材料ならば、もちろんオムレツですよね。
マッシュルームを炒めた後のフライパン、わずかに残ったマッシュルームの旨味も丸ごと頂きます。
  1. マッシュルームを炒めた後のフライパンにエスカルゴバターを熱します。

    ここにマッシュルームの軸をざっくり裂きながら加え、バターを充分からめるように炒めます。
    ひとつ計算間違いで残った傘部分もおまけに・・・あぁもぉ、これだけでも美味しそう。

  2. 卵に牛乳・塩胡椒を加えてよくとき混ぜ、1にじゅっと加えてふわふわなオムレツに。
    もちろん卵は1個追加しております。






畑で摘んできたばかり、今シーズン初物のサヤエンドウも添えて。
洗い物を担当してくれた主人に、プティパイの味見係を言いつけましょう。
ワイン会前の軽い遅めのお昼ご飯、カウンターでささっと済まします。











・・・とまぁ日付も変わり、ワイン会は昨晩の楽しい思い出となった今。

『男性は飛び切りのワイン1本以上をご持参下さい』 との主催者からのお触れが、何がどうよじれたのか今や殿方お一人につき3本なんてざら。
しかも酔いが回るにつれ、後半高級ワインが登場するというタチの悪さ。

もちろん主人はお昼過ぎまで再起不可能でありましょう。
ちゃんと呼吸も確認しましたし、私はゴミを出しがてら酔い覚ましのお散歩にでも出掛けましょう。
・・・って、あら?雨降りの月曜日ですか。

ゴールデンウィーク、残すところ3連休です。

posted by しんさん at 08:23 | Comment(0) | ワイン・チーズ・お酒に絡む日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする