数日前、今シーズン最後のつもりで2個目のタルトタタンを焼きました (☆彡) 。
恒例化致しております晩秋のタルトタタン。
今年は小ぶりな “名月” と甘みの強い “シナノスィート” 、リンゴ2種で拵えたタルトタタン。
甲乙つけがたい出来に満足致しておりましたところ、主人が立派なリンゴを抱えて帰宅致しました。
大ぶりで肉質はかため、蜜もしっかり入った美味しそうなリンゴをお客様から頂きました。
ひとつはリンゴの味をダイレクトに楽しむとして、やっぱりタルトタタンを焼きましょう。 今度こそ今年最後のタルトタタンかしら。
3回拵えた中で、今回のタルトタタンがいちばんのお気に入りです。
ゆるめに泡立てた生クリームとシナモンを添えて。
リンゴの種類のせいか、または3回目ともなれば私の腕も上がったからなのか。
真相は定かではありませんが、兎にも角にもお気に入りの焼き上がりです。 ゆっくりと時間をかけて仕上げるお気に入りのタルトタタン。
今度こそこれで今シーズン最後になることでありましょう。
- 基本的な分量・手順はいつも同じです ⇒ ☆彡
毎回リンゴの種類が違うので、リンゴの量はいつも微妙に異なります。
が、最初にお鍋で煮る際、しっかりリンゴの水分を引き出してあげることが重要かと。
リンゴが煮崩れてしまわないよう、そして焦がさないよう、しっかりと自らの水分でシロップを煮含ませること。
そして必要に応じてリンゴを取り出し、シロップをキャラメル状に煮詰めること。 とろりと煮詰めたシロップをまわしかけ、ゆっくりオーブンで40分。 リンゴが冷めて落ち着いたらパイシートで覆い、ゆっくり時間をかけて焼き上げます。
オーブンの熱でお部屋も温まる上にこの香り。
この香りの中、怒ったりイライラしたり出来る人の方が少数なのではないかしら。 粗熱が取れたら冷蔵庫に移し、しっかりひと晩休ませてあげましょう。
お砂糖をぐっと控えて生クリームをゆるめに泡立て、シナモンパウダーと一緒に添えます。 ゆっくり時間をかけて仕上げるタルトタタン。
私にはこの類のお料理が合っているのだと思います。
また来年、今度こそまた来年。
そしていつかはこのタルトタタン、私の味として主人に植えつけられると良いのだけれど。
タルトタタンのお話からぎゅんと逸れて、 “菊芋ソムタム” のお話へと移ります。
我が家の定番料理であります “菊芋ソムタム” ですが、今年は菊芋の収穫が今一歩。
今年はダメかと諦めておりましたところ、ようやく菊芋シーズンが到来したようであります。
例年より少量ではありますが、今年も菊芋の収穫時期がやってきました。 主人も私もお待ちかねの菊芋ソムタム、うん、やっぱり美味しい。
・・・佇まいは相当地味ですけどね。
タイ東北地方に伝わるソムタム、本来は青パパイヤを使って作ります。
ですが、菊芋のシャキシャキした食感も青パパイヤに勝るとも劣らぬ仕上がりです。
ソムタムとは申しましても、我が家で手に入りやすい食材ばかりでまとめた力技ソムタムです。
道具も揃っておりません。
その辺りはどうか笑い飛ばして下さいね。
- 干しむき海老、カシューナッツを乾煎りして冷ましておきます。
- 青唐辛子・ニンニクをすりこ木等で突いて粗いペースト状にします。
1を加え、更に突いてなじませましょう。
レモン汁・ココナッツシュガー・ナンプラーを加えてしっかりと混ぜます。 - 菊芋は綺麗に洗い、皮つきのまま千切りに。
2に加え、すりこ木で突きながら繊維を崩してなじませましょう。
全体がしんなりしたら出来上がり。ざっくり刻んだアーモンドを散らします。
- どうやら今シーズンも菊芋が楽しめそうです。
大きく成長した菊芋は、ソムタムにしたり菊芋チップにしたりして楽しみましょう。
小さな小さなムカゴサイズの菊芋は、そのまま糠漬けにして楽しみます。
菊芋の糠漬け、梨のような食感でなかなか魅力的な味ですよ。
今年3回目のタルトタタン。
そして今シーズン初めての菊芋、菊芋ソムタム。
今朝も我が家の食卓はシュールであります。 タルトタタンの僅かばかりのパイ生地が炭水化物ではちょっと寂しいですものね。
お味噌汁の具を里芋にしたことで、シュール感は更に増しております。
- どうせならここに鯖も仲間入りさせてしまいましょう、という訳で。
脈略ないメニュー構成に更なる一撃。
大好きなしめ鯖+ルッコラーの組み合わせです。
ルッコラー・香酢をまぶしたアボカド・しめ鯖・自家製柚子胡椒 (☆彡) ・くるみだれをボールに合わせて丁寧に和え、器に盛ってごま油をちろり。 自家製ルッコラーは少々葉がかたくなってきましたが、第2弾が成長しておりますのでまだまだ楽しめそうです。
やっつけではありますが、お弁当も出来ました。
菊芋ソムタムをたっぷりと敷き詰めたジャーサラダ。 菊芋ソムタムの上には、レモン汁をまぶしたアボカド。
その上には蜂蜜でカリッと仕上げたさつま芋・オートミール・ドライフィグのグラノーラが続きます。
最後はリンゴで蓋をして出来上がり。
あっちに行ったりこっちに来たり、今日も忙しい備忘録でありました。
明日はさつま芋を使って何かを拵えましょうか。
先日畑で収穫して参りましたさつま芋、鍬で真っ二つに割ってしまった可哀そうなさつま芋。
せめて美味しく食べてあげましょう。