2016年12月13日

まだまだタルトタタン 2016 〜 今シーズン3回目のタルトタタン

今年はリンゴの当たり年のようです。

数日前、今シーズン最後のつもりで2個目のタルトタタンを焼きました (☆彡) 。
恒例化致しております晩秋のタルトタタン。
今年は小ぶりな “名月” と甘みの強い “シナノスィート” 、リンゴ2種で拵えたタルトタタン。

甲乙つけがたい出来に満足致しておりましたところ、主人が立派なリンゴを抱えて帰宅致しました。
大ぶりで肉質はかため、蜜もしっかり入った美味しそうなリンゴをお客様から頂きました。
ひとつはリンゴの味をダイレクトに楽しむとして、やっぱりタルトタタンを焼きましょう。

今度こそ今年最後のタルトタタンかしら。
3回拵えた中で、今回のタルトタタンがいちばんのお気に入りです。
ゆるめに泡立てた生クリームとシナモンを添えて。





リンゴの種類のせいか、または3回目ともなれば私の腕も上がったからなのか。
真相は定かではありませんが、兎にも角にもお気に入りの焼き上がりです。

ゆっくりと時間をかけて仕上げるお気に入りのタルトタタン。
今度こそこれで今シーズン最後になることでありましょう。





  • 基本的な分量・手順はいつも同じです ⇒ ☆彡

    毎回リンゴの種類が違うので、リンゴの量はいつも微妙に異なります。
    が、最初にお鍋で煮る際、しっかりリンゴの水分を引き出してあげることが重要かと。
    リンゴが煮崩れてしまわないよう、そして焦がさないよう、しっかりと自らの水分でシロップを煮含ませること。
    そして必要に応じてリンゴを取り出し、シロップをキャラメル状に煮詰めること。

    とろりと煮詰めたシロップをまわしかけ、ゆっくりオーブンで40分。

    リンゴが冷めて落ち着いたらパイシートで覆い、ゆっくり時間をかけて焼き上げます。
    オーブンの熱でお部屋も温まる上にこの香り。
    この香りの中、怒ったりイライラしたり出来る人の方が少数なのではないかしら。

    粗熱が取れたら冷蔵庫に移し、しっかりひと晩休ませてあげましょう。
    お砂糖をぐっと控えて生クリームをゆるめに泡立て、シナモンパウダーと一緒に添えます。

    ゆっくり時間をかけて仕上げるタルトタタン。
    私にはこの類のお料理が合っているのだと思います。
    また来年、今度こそまた来年。
    そしていつかはこのタルトタタン、私の味として主人に植えつけられると良いのだけれど。










タルトタタンのお話からぎゅんと逸れて、 “菊芋ソムタム” のお話へと移ります。

我が家の定番料理であります “菊芋ソムタム” ですが、今年は菊芋の収穫が今一歩。
今年はダメかと諦めておりましたところ、ようやく菊芋シーズンが到来したようであります。
例年より少量ではありますが、今年も菊芋の収穫時期がやってきました。

主人も私もお待ちかねの菊芋ソムタム、うん、やっぱり美味しい。
・・・佇まいは相当地味ですけどね。





タイ東北地方に伝わるソムタム、本来は青パパイヤを使って作ります。
ですが、菊芋のシャキシャキした食感も青パパイヤに勝るとも劣らぬ仕上がりです。
ソムタムとは申しましても、我が家で手に入りやすい食材ばかりでまとめた力技ソムタムです。
道具も揃っておりません。
その辺りはどうか笑い飛ばして下さいね。
  1. 干しむき海老、カシューナッツを乾煎りして冷ましておきます。
  2. 青唐辛子・ニンニクをすりこ木等で突いて粗いペースト状にします。
    1を加え、更に突いてなじませましょう。
    レモン汁・ココナッツシュガー・ナンプラーを加えてしっかりと混ぜます。

  3. 菊芋は綺麗に洗い、皮つきのまま千切りに。
    2に加え、すりこ木で突きながら繊維を崩してなじませましょう。
    全体がしんなりしたら出来上がり。ざっくり刻んだアーモンドを散らします。






  • どうやら今シーズンも菊芋が楽しめそうです。
    大きく成長した菊芋は、ソムタムにしたり菊芋チップにしたりして楽しみましょう。
    小さな小さなムカゴサイズの菊芋は、そのまま糠漬けにして楽しみます。
    菊芋の糠漬け、梨のような食感でなかなか魅力的な味ですよ。











今年3回目のタルトタタン。
そして今シーズン初めての菊芋、菊芋ソムタム。
今朝も我が家の食卓はシュールであります。

タルトタタンの僅かばかりのパイ生地が炭水化物ではちょっと寂しいですものね。
お味噌汁の具を里芋にしたことで、シュール感は更に増しております。





  • どうせならここに鯖も仲間入りさせてしまいましょう、という訳で。
    脈略ないメニュー構成に更なる一撃。

    大好きなしめ鯖+ルッコラーの組み合わせです。
    ルッコラー・香酢をまぶしたアボカド・しめ鯖・自家製柚子胡椒 (☆彡) ・くるみだれをボールに合わせて丁寧に和え、器に盛ってごま油をちろり。

    自家製ルッコラーは少々葉がかたくなってきましたが、第2弾が成長しておりますのでまだまだ楽しめそうです。










やっつけではありますが、お弁当も出来ました。
菊芋ソムタムをたっぷりと敷き詰めたジャーサラダ。

菊芋ソムタムの上には、レモン汁をまぶしたアボカド。
その上には蜂蜜でカリッと仕上げたさつま芋・オートミール・ドライフィグのグラノーラが続きます。
最後はリンゴで蓋をして出来上がり。





あっちに行ったりこっちに来たり、今日も忙しい備忘録でありました。
明日はさつま芋を使って何かを拵えましょうか。
先日畑で収穫して参りましたさつま芋、鍬で真っ二つに割ってしまった可哀そうなさつま芋。
せめて美味しく食べてあげましょう。

posted by しんさん at 16:37 | Comment(0) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月08日

タルトタタン 2016 第2段、柚子胡椒 2016、副産物に柚子と生姜のジャム

11月初旬、タルトタタン用のリンゴを買いに信州へ行って参りました (☆彡
この時期のおやつとして定着しそうなタルトタタン。
2016年、今年のタルトタタンは2度目とあって相当自慢できる味に仕上がりました (☆彡

あれから1ヶ月以上が経ちましたが、リンゴって相当日持ちする食材です。
野菜室の中、元気にその品質を保っておりました。
前回は小ぶりな “名月” で拵えましたタルトタタン。
今回は名月よりぐっと大ぶりな品種、 “シナノスィート” のタルトタタンですよ。

大きくカットしたシナノスイートがぎゅっと詰まったタルトタタン、あぁ、やっぱり美味しい。
てんさい糖もバターも出来るだけ量を控えてありますので、リンゴの風味がダイレクトに伝わります。
自慢のタルトタタンです。





欲を言えばもう少し焦がし気味に、表面をかりっと飴場に仕上げたいのですが、それはなかなか難問のようです。
来年の課題に致しましょう。

ですが、じっくりと時間をかけて拵えたタルトタタンです。
じっと見ていると、何とも心休まる佇まいではありませんか?





  • 1ヶ月以上も日持ちするリンゴ。
    色々と保存方法はありましょうが、私はひとつずつラップで包んでビニール袋に合わせ、口をしっかりしばって野菜室で保存しております。






  • 大ぶりなシナノスィートを4個使って拵えるタルトタタン。
    分量や手順は2015年の備忘録にて ⇒ ☆彡

    名月に比べるとやや果肉がやわらかいシナノスィート。
    お鍋で煮ている時に煮崩れそうで不安が過ぎりましたが、まぁ問題なく事は運びました。
    リンゴの上下を返したら、煮上がったものから順に用意した型に移していきます。

    煮汁をしっかり煮詰めてからオーブンで焼く、来年はここに注目して仕上げると致しましょう。






  • お鍋でやわらかく煮たリンゴ、更にオーブンで時間をかけてじっくりと焼き、冷めてリンゴがシロップとなじんでようやくパイ生地をかぶせて焼き上げます。
    更にひと晩冷蔵庫でしっかり寝かせ、ようやく出来上がるタルトタタン。

    アイスクリームをソース代わりに添えます。
    シナモンパウダーをさりげなくふるのも忘れずに。
    アイスクリームをソースとして添える時、私は断然レディボーデンが美味しいと思うのですが・・・


    最近はレディボーデンも肩身が狭そうです。










今年2度目のタルトタタン、もちろんデザートなどではありません。
朝食の主役、主食として食卓に堂々登場致します。

タルトタタンが主食でも、朝のお味噌汁だけは欠かさないで、主人にそう昨晩釘を刺されました。





  • タルトタタンの横には具沢山のお味噌汁。

    パイ生地だけが炭水化物ではあまりに寂しい、お味噌汁の具に普段はなかなか使わないじゃが芋を忍ばせましょう。
    その他、干しシイタケとその戻し汁、お豆腐、油揚げと苦沢山のお味噌汁。
    そうそう、鯖缶も具の一員に加わっております。
    鯖の味噌煮があるくらいですもの、お味噌との相性は言わずもがな。
  • チアシードとたっぷりの刻み玉ねぎ、我が家の朝食に必須の納豆ではありますが、更にグレードアップして焼き梅干しが最近加わりました。
    お魚を焼かない日は主人がオーブントースターで梅干しを焼いてくれます。
    ・・・が、今朝はちょっと焼き過ぎかしら。
    聞けば、梅干しは黒焦げにする程私に褒められると思ってのことだとか。





熱々のお味噌汁を先に食べるべきか、タルトタタンのアイスが溶けないうちに食べるべきか。
主人が真剣に悩んでおりました。
さすがにこのメンバーで三角食べは推奨致しません。










恒例つながりという訳ではありませんが、今年も8月17日に “柚子胡椒の素” を仕込みました。
唐辛子の収穫に合わせて仕込む柚子胡椒の素、材料はシンプルに唐辛子・米麹・お塩、これだけ。
仕込んでおけば、柚子の季節に美味しい柚子胡椒が堪能できます。

自家製の柚子胡椒、詳しい作り方はこの日の備忘録にて ⇒ ☆彡






  • 今年も柚子胡椒の季節になりました。
    少しずつ柚子を買ってきては表皮を刻み、柚子胡椒の素に混ぜ込んでおります。
    お料理に薬味にと大活躍。











柚子胡椒に使うのは表皮だけですので、もちろん柚子の大部分が残ります。
柚子胡椒の副産物に、今年は柚子と生姜のジャムを拵えてみました。

タルトタタンと同じく、我が家では上白糖を使いませんので少々色黒の柚子ジャムです。
分量や手順は適当で平気。
お砂糖も最初に適当に加えて煮た後、蜂蜜で甘さを加えるので甘過ぎないジャムに仕上がります。




  1. 表皮をむいた柚子。
    柚子胡椒は昨晩仕込みましたので、ひとつずつラップで包んで冷蔵庫に入れておきました。
    情けない姿の柚子たち、早々に片付けてあげないとね。

    半分に切って、先ずは種を丁寧に取りだし果汁を絞りましょう。
    果汁を絞った柚子の皮は、フードプロセッサーで細かく刻んでお鍋に移します。
    柚子の皮と一緒に生姜もフードプロセッサーで刻んでお鍋に合せましょう。

  2. てんさい糖を上にふりかけ、よく混ぜます。
    弱火にかけ、ぴったりとお鍋の蓋をして水分が上がるのを確認しましょう。
    焦げやすいので、お鍋の蓋は時々開けて鍋底から丁寧に混ぜてあげて下さいね。

    ある程度水分が上がって柚子がしんなりしてきたら、ちょっと味見を。
    お好みの甘さになるよう蜂蜜を加え、もうしばらく煮ます。

  3. 最後に柚子の果汁を加え、軽くひと煮立ちさせて出来上がり。

    ビンに移し替えて保存しますが、お砂糖の量から見ても我が家のジャムは保存には不向き。
    保存するとしても冷凍保存です。
    これくらいの甘さに止めておいた方が、お料理にも使いやすいので我が家には好都合です。
    ジャムって、当然ですが保存を考えなければそれ程甘くする必要はないのですものね。











朝からジャムなんて作っていて、お弁当にまで手が回りませんでした。
ですがちゃんと対策はとってあります。
先ずは何より先に鶏ささ身を仕込んでおきましたので、ちょちょいのちょいでお弁当は完成です。
本日のお弁当は水菜とささ身のサラダ、サクサクのクラッカー付きです。

ささ身さえ準備しておけば、本当にあっという間ですよ。





  1. 鶏のささ身が浸かる量のお水をお鍋に張り、煮立てます。
    少量のお塩とお酒を加えて再度煮立て、鶏のささ身をそっと並べます。
    並べ終わったら火を止め、すぐに蓋をしてそのままの状態で冷ましましょう。
  2. 筋を除きながらささ身を粗めにほぐし、刻んだ水菜・アボカド・パンプキンシードミックスと合わせます。
    レモン汁を多めにふって全体にまぶし、胡麻油・お好みのシーズニングソルトをふって和えましょう。

  3. 器に詰め、ふわりとホイルをかぶせて砕いた全粒粉クラッカーを乗せます。
    食べる時にホイルを引いてクラッカーをサラダの上に散らし、混ぜながら召し上がれ。
    サクサクのクラッカーがアクセントになって、本当に美味しいですから。






さ、本日も脈略なく色々備忘録致しました。
野菜室に陣取っておりましたリンゴも、今シーズンはこれでおしまいでしょう。
柚子はまだまだ登場するでしょうが、今回は結構多めに仕込んだので小さな一区切り。

明日は金曜、お料理とは関係なく忙しくなりそうです。

posted by しんさん at 17:18 | Comment(2) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月01日

ふわふわ蕎麦がきぜんざい、ホウレン草ぎっしりスコーン

信州のお蕎麦屋さんで頂いたふわふわで滑らかな蕎麦がきを我が家でも、と日々挑んでおります。
今日から12月。
ぐっと寒くなってきたことですし、今朝は久しぶりの蕎麦がきぜんざいと致しましょう。

以前のレシピを大幅に改善し、目下のところ以下のレシピに落ち着いております蕎麦がきぜんざい。





  • 湯冷まし 150tに蕎麦粉 大さじ4を加え、(蕎麦粉 大さじ3:韃靼蕎麦粉 大さじ1) を加え、
    湯冷まし 大さじ1〜2を足して更に混ぜ、強火にかけながら木杓子で力強く掻く。
    2等分して器に盛り、大根おろしや生醤油等で召し上がれ。





・・・とこんなところ。
相当憧れの蕎麦がきに近づいてはおりますが、まだまだ物足りないので試行錯誤致しております。
  • 今朝は、木杓子でなく “すりこ木” で蕎麦を掻いてみました。
    木杓子より力が入れやすいので、これがなかなか良い感じ。
    ただし、木杓子より持ち手が短い分、掻いている時の強火の熱さには耐えねばなりません。

    掻くだけでも主人がやってくれれば大助かりなのですけどね。





我が家のぜんざいは甘さをぐっと押さえてあります。
小豆の味を存分に楽しむこの割合が主人も私もお気に入り。
いつもは100gの小豆に対し、てんさい糖 40gで仕上げるのですが、今朝は更に減らして30gに。
それでもお塩をうまく効かせば、全く物足りなさを感じません。
食べるその都度、圧力鍋で調理します。
  1. 小豆 100gを洗い、たっぷりのお水と共に強火にかけて2〜3分煮立てて茹でこぼします。
    これを2回繰り返しましょう。
  2. 圧力鍋に小豆を移し、小豆の上3〜4cm上にくるまでお水を注ぎます。
    強火で煮立て、20分弱加圧して圧が自然に抜けるのを待ちましょう。
  3. てんさい糖 30gを加え、後は弱火で10分程。
    仕上げにお塩をひとつまみ加えて出来上がりです。

    ただ1年間という年を経たせいなのか、小豆 100gは少々多過ぎるかと。
    次回はもう少し小豆の量を減らして拵えましょう。











蕎麦がきぜんざいが朝食の主食です。
なので、それに合うお菜を拵えようとするほうが無謀なのは充分に承知致しております。
ですが、我が家で異様な登場頻度の高さを誇る “しめ鯖” だけは並行したくないもの。
もっと存在感の薄い・・・そうね、昨日のカリカリおじゃこ (☆彡) と水菜のサラダなんてどうかしら。

胡桃も加えて大正解。
味付けは自家製の “実山椒の醤油漬け (☆彡) ” と最近気に入っております “あづみ庵のくるみそばつゆ” を使っております。





  1. 胡桃はざっくりと崩して乾煎りし、冷ましておきます。
    水菜は綺麗に洗ってしっかりと水切りをし、食べやすい長さに切り揃えておきましょう。
    お豆腐は水を切ってさいころ状に切ります。
  2. 以上を全てボールに合わせ、昨日拵えたサクサクおじゃこ・実山椒の醤油漬けを加えます。
    彩り用にブロッコリーを塩茹でにしました。茎部分もここに忍ばせてしまいましょう。
    胡麻油・少量のくるみそばつゆを回しかけ、丁寧に和えれば出来上がり。

    それぞれの食感が見事に調和しております。うん、美味しい。
    昨日の鶏皮煮 (☆彡) を温め直して添えましょう。






サラダで残ったお豆腐と水菜、そうね、お味噌汁の具にしてしまいましょうか。

ヨーグルトには自家製のルバーブジャム。
宿根草のルバーブは、植えておけば毎年春になると元気に蘇生する優等生な植物です。
甘さをぐっと控えた我が家のルバーブジャムは、室温でなく冷凍保存してあります。

主人がお味噌汁を褒めてくれるので、主食がたとえぜんざいだろうとお味噌汁は不可欠です。
少々手間ではありますが、お味噌汁飲みたさに洗い物を率先して引き受けてくれる主人ですもの。










もちろんお弁当も忘れてはおりません。
先日ホウレン草カレーを拵えた際 (☆彡) に、多めに作って冷凍保存しておいたホウレン草ピュレ。
今朝はこれを効率良く使って、ホウレン草のスコーンなんていかがでしょうか。

冷凍ホウレン草ピュレを半解凍状態で生地に混ぜ込めば、冷やしたバターがより冷えるというもの。
強力粉を使ったザクザク食感のホウレン草スコーン、フードプロセッサーでちょちょいのちょいです。
以下の分量で、小ぶりなホウレン草スコーンふたつぶんです。





  1. 全粒粉タイプの強力粉 70g
    強力粉 30g
    てんさい糖 小さじ1
    ベーキングパウダー 小さじ1/2
    お塩 ひとつまみ

    以上をビニール袋に合わせてふり混ぜ、フードプロセッサーに移しましょう。
  2. 半解凍状態でざく切りにしたホウレン草ピュレ 60g
    さいころ状に切った冷えた状態の醗酵バター (無塩タイプです) 20g
    を1に加えます。

    高速で回転させてサラサラの状態にし、後は様子を見ながら豆乳 (小さじ2程度) を足してしっとりするまで攪拌しましょう

  3. 全粒粉の打ち粉の上に生地を移し、ひとつにまとめて手のひらで平らにします。
    これを包丁で2等分して重ねて手の平で押し、向きを90度変えて更に2等分、再度重ねます。
    これを数回繰り返し、正方形〜長方形にまとめましょう。

    表面に薄く豆乳をぬり、210℃に予熱したオーブンへ。

    最初は200℃で20分焼き、その後180℃に下げて5分強。
    綺麗な焼き色がつけば出来上がりです。

    職場の主人には無理ですが、ちょっとオーブントースターで焼き直すと愛しい程のザクザク感。






温かいスープが嬉しい季節になりました。
表皮がかたいブロッコリーの軸部分ですが、圧力鍋にかかればソフトな良い子になります。
ブロッコリーの軸のポタージュ、本日は干しエビの風味を加えてみました。
カシューナッツも入っておりますので、濃厚なコクもお楽しみください。





  1. 薄切り玉ねぎ・包丁でつぶしたニンニクをオリーブオイルで炒め合わせます。
    ブロッコリーの軸は輪切りにして加えましょう。
    干しエビ・カシューナッツも加えてスープストックを注ぎ、酒粕を加えて5分加圧します。
  2. 圧が自然に抜けるのを待って蓋を開け、隠し味に白味噌を加えます。
    牛乳を少量注いでバーミックスで滑らかに攪拌し、お好みの状態になるまで牛乳でのばしてひと煮立ち。干しエビの塩分を考え、控えめに塩コショウして出来上がり。

    器に盛って塩茹でブロッコリーを飾り、スパイスソルトをひとふりします。






随分と楽したお弁当ではありますが、栄養豊富な旬野菜が主材料ですもの。
きっと体もそれを欲しているはず。

明日は金曜日。
食材お片付けの日でもあります。





冬になると、リビングに差し込む陽光の脚がぐっと深くなります。
夏場はそれ程気にならないのですが、朝日が主人の大切なワインセラーを直撃するのもこの季節。
先日手配した断光シートが本日届きました。

スマホのシートを張るのは私の役目、きっとワインセラーにシートを張るのも私の役目なのでしょう。
・・・まぁ良いか。
必要とされていると前向きにとらえ、午後からはシート張りに勤しみましょう。

posted by しんさん at 15:26 | Comment(4) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月30日

カリカリサクサク、さか本さんのじゃこご飯に魅了され・・・

先週、神戸の帰りに立ち寄った京都。
お昼にお邪魔した 『さか本』 さんのカリカリサクサクのおじゃこご飯 (☆彡) が忘れられなくて・・・

見よう見まねで真似っこしてみました。
時間の都合で予定致しておりました錦糸卵は省略致しましたが、うん、なかなか上出来です。
地味な佇まいを加藤 委 (つぶさ) さんのお茶碗で引き立ててみました。

さか本さんで頂いたサクサクのおじゃこ、乾煎りかしらと思いきや、ご主人曰く揚げております、と。
はてさて、本当に素揚げしただけであれほどカリカリの食感に仕上がるものかしら。
半信半疑ながら挑んでみましたところ、家庭の味ながら大成功です。

冷めても、ご飯の上に乗せてお弁当に持っていっても、その食感は変わらずサクサク、嬉しい。
登場頻度トップテン入りは間違いなしです。





本当に簡単です。
但し、当然ではありますがオリジナルには 『劣るとも勝らぬ』 仕上がりですからね。
  1. 雪平鍋に2cm弱高さまで太白胡麻油を注ぎます。
    箸の先を入れて小さな泡が沸々と立つ程度まで、弱火で1〜2分温めましょう。
  2. しらす干しを加え、お箸で混ぜながら5分以上かけてゆっくりゆっくり揚げます。
    火加減はずっと弱火で。
    少し色付いてカリカリになったらザルにあけ、更にキッチンペーパーを敷いたバットにひろげて油を切りましょう。これでサクサクおじゃこの出来上がりです。

    油をしっかり切ったところで保存容器に移します。
    時間が経ってもサクサク。
    ご飯だけに添えるなんて勿体ない、色々試してみたくなる食感です。






ふたり分のささやかな量のご飯ですので、普段は粗品でもらった土鍋を愛用致しております。
以前は、吹きこぼれるのが嫌で蓋を開けて沸騰させご飯を炊いておりました。
が、やはり人は変わるもの、そして古人の教えは理にかなっているもの。
蓋をして強火で煮立てて炊いたご飯に勝るものではありません。
  • 最近は、土鍋の蓋をして煮立てても、吹きこぼれることがあまりなくなりました。
    艶々の十六雑穀入りの新米、炊き立てのご飯には毎度ながら心が躍ります。

    カリカリのおじゃこをたっぷり盛って、切り海苔をたっぷり、白胡麻をひねります。
    もっちりしたご飯とサクサクおじゃこの食感、そしておじゃこの存在感、委さんのお茶碗。
    今朝も幸せのため息、ほっ。











主人が鶏胸肉好きですので、鶏胸肉を使ったお料理をよく拵えます。
ちなみに私は豚肉派。

大抵の鶏胸肉料理の際は皮を取り除くのですが、貧乏性ですもの、その鶏皮を1回分ずつラップに挟んでは冷凍しております。
ある程度の量が溜まったら、大好きな鶏皮煮込みの登場です。

鶏皮を圧力鍋でとろとろに煮込んだ鶏皮煮、我が家では “もつ煮込み” のような位置付けです。
鶏皮のとろとろ食感のアクセントに、大豆は戻さずそのまま圧力鍋で煮込んで食感を楽しみます。

自家製の蒸し干し大根 (☆彡) や干しシイタケ、こんにゃく、人参、銀杏、茹で卵等々、在庫食材を使って拵える鶏皮煮は、お片付け料理としてだけでなく実際にとても美味しいものです。





以前の備忘録はこちら ☆彡
  1. 野菜を切ったりする前に、先ずは圧力鍋で茹で卵を拵えます。
    圧力鍋に2〜3cmお水を張り、卵を並べて強火にかけます。
    ピンが上がって錘が揺れ始めたら、ひと呼吸して火を止めましょう。
    そのまま圧が抜けるまで・・・と言うより、野菜や鶏皮の準備ができるまで放置します。
  2. 鶏皮は半解凍の状態で大きめに切って圧力鍋へ。
    蒸し干し大根はさっとお水で洗って。
    大豆は前述の通り戻さずそのまま、洗って圧力鍋に移します。
    こんにゃくは片面に細かな格子状の切れ目を入れ、ひと口サイズに切り揃えて圧力鍋へ。
    人参は厚めの半月〜いちょう切りにして。
    戻した干しシイタケは食べやすく切り揃え、戻し汁ごと圧力鍋へ。

    鷹の爪・たっぷりの千切り生姜・お酒・全体が充分にかぶる量のお水を加えてひと混ぜし、強火で煮立ててアクを除きましょう。
    野菜の甘みを楽しみたいので、みりんやお砂糖は加えません。
    その後20分弱加圧し、圧が抜けるのを自然に待ちます。

  3. 圧力鍋の蓋を開け、煮汁を少量とって酒粕をふやかしてのばしましょう。
    これをお鍋に加え、白だし醤油を数回に分けて加えながら味を調えます。
    煮汁が程よく減ったところで火を止め、茹で卵と薄皮を除いた銀杏を鍋底に忍ばせます。

    そのまま粗熱をとれば出来上がり。ネギを散らし、七味を添えます。
    鶏の脂がかたまるので、翌日は火を入れ直して召し上がれ。






カリカリのおじゃこにトロトロの鶏皮、根菜が内から体を温めてくれます。
朝ご飯って大切なんだと体が納得する瞬間でもあります。

ふりだしから2粒の金平糖、今朝は黒糖と黒胡麻 ふたつの味が転がり出てきました。
うん、今日は良い日です、きっと。










朝食とまったく同じ内容ではありますが、ささやかなお弁当。

今夜は主人の大好きな “おから寿司” に致しましょう。
もちろんしめ鯖とアボカドをあしらってね。





そして気付けば明日は12月、寒いはずです。
明日の朝食は蕎麦がきにしましょう。
優しい甘さの熱々ぜんざいを従えてね。

posted by しんさん at 16:09 | Comment(0) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月01日

ささやかなブーム “出汁茶漬け” 〜 銀杏ご飯編

目下のところ、献立界での我が家の成長株は “出汁茶漬け” です。

そのきっかけは先日の松茸ご飯 ⇒ 終盤にて ☆彡
実家の母親が季節になると炊いてくれるのですが、母が望む状態で取りに行くのは難儀なこと。
事前にいついつに炊くよ、と言ってくれれば有り難いのですが、サプライズ好きな母のこと。
こちらの朝食時に電話があり、 『メール見た?松茸ご飯炊いたから取りに来て』 なる無謀な提案。

母の期待を裏切りすっかり冷めた松茸ご飯を前に、ふと思いついた松茸ご飯の出汁茶漬け。
熱々の昆布出汁を冷めた松茸ご飯に注ぐと、ふんわり漂う松茸の香りにお出汁との好相性。
文字通り味を占め、出汁茶漬けブーム到来の運びとなったのであります。

そして今朝は銀杏ご飯ver.

出汁茶漬けと並んで目下お気に入りの茹鶏ですが、銀杏ご飯に合わせるのは大冒険。
しかも鶏の茹で汁+鰹だしなんて、お料理のいろはから相当外れた力技ですものね。

ですが主人の反応は上々。
味音痴と笑わば笑えの備忘録でございます。





先ずは何はさておき銀杏ご飯。

毎年頂く立派な銀杏。
今年はいろいろと状況も変わり、相当にご苦労されて収穫されたと聞く貴重な銀杏です。
我が家に里子に出して良かったと思って頂ける程に、この銀杏、楽しみましょうぞ。





  • 頂く直前に注ぐお出汁には、優しく塩気が効かせてあります。
    ですので、ご飯に味付けは致しません。
    お酒を少し加えるのみに止めていつも通りに炊きましょう。

    我が家は1合程度の少量のお米を炊きますので土鍋を使うのが常。
    以前は鍋蓋を開けて炊くこともしておりましたが、最近になってようやく吹きこぼれないタイミングを習得致しましたので土鍋の蓋をしっかりして炊き上げます。

    お米を充分に給水させた後、強火で煮立ててから弱火で10分。
    その間に銀杏の殻を除き、極少量の熱湯の中でお玉の背で転がしながら薄皮を除きましょう。
    むっちりとした実が特徴の大ぶりな藤九郎銀杏、感謝して頂きます。

    土鍋の火を止める直前に強火にして10秒ほど数え、このタイミングで薄皮をむいた銀杏を素早く放り込みます。そのまましばらく蒸らして出来上がり。






近頃お気に入りの茹で鶏、本当に簡単です。
  • ささ身を使います。
    ささ身がかぶる程度のお湯を沸かしてお塩を少々。

    全体がしっかり煮立ったところでささ身をお鍋に並べ入れ、すぐに火を止め蓋をしましょう。
    ささ身の筋はそのままで。
    ここがいちばんの私のお気に入りポイントかも。

    そのまま冷めるまでおけば出来上がり。
    夕食用にお昼頃仕込み、今朝のように冷蔵庫でひと晩おいて朝使い切ることも多々。

    鶏の茹で汁に濃いめにとった鰹出汁を足し、白だし醤油を1滴2滴。
    銀杏ご飯を器に盛ってほぐした鶏ささ身を添えましょう。筋はこの時に取り除きます。
    熱々の合わせ出汁 (・・・と言うのかしら、これも) をたっぷり注ぎ、自家製柚子胡椒を添えましょう。

    ちなみに、昨晩の茹で鶏の使い道はこんにゃくうどんでありました。
    主人のダイエットの為、基本夜だけは炭水化物にご遠慮願っております。
    鶏の茹で汁に極少量の白だし醬油を足し、トマトのお浸しやネギを添えて満腹ダイエット。

    お菜はお刺身こんにゃくのキノコペースト和えです。
    昨晩のこの食事で何故主人の体重は増えたのかしら。











しっとりした鶏ささみの茹で鶏、そして大ぶりなもっちり銀杏。
銀杏の収穫にご苦労された夫人は、このジャンキーなお料理を嘆くかしら。

でもごめんなさい、美味しいんです。
主人も私も大のお気に入りなんです。










さて、朝食ばかりだけでなくお弁当のことも考えないとね。
当初の予定では、昨日拵えたムングダルのスープをリメイクしてのお菜をと考えておりました。
が、諸事情によりあっさり断念。

ふと熟したアボカドが目に留まりましたので、急きょ予定を変更してのアボカドフライと相成りました。

銀杏に負けず劣らず美しい色合いを誇るアボカド、野菜の色ってなんて美しいのかしら。





  1. 鰹だし・薄力粉・極少量の片栗粉・レモン汁を合わせ、合わせ衣を用意します。
    ホットケーキの生地よりちょっとゆるいくらいが目安かしら。

    ここに食べやすくカットしたアボカドを加え、優しく全体に絡めておきましょう。
  2. ビニール袋にパン粉を用意し、フォークでアボカドをそっとすくいながらパン粉をたっぷりまぶします。中温に熱した太白胡麻油でからりと揚げれば出来上がり。

    油はねも少ないアボカドのフライ、トロトロのアボカドも美味しいものです。






お弁当用には銀杏ご飯をお結びに。
おぼろ昆布をふんわり巻いて仕上げます。

新米で拵える銀杏ご飯、そしてしっとり纏ったおぼろ昆布。
お弁当ならではのお結びさんです。





明日は・・・あら、翌日に文化の日を控えた休日前の水曜日ですね。
休日前の夕食に何を飲もうかしら、これを考えるだけでもワクワクするのはきっと主人も同じでしょう。
ぐっと秋も深まったことですし、そろそろ押入れの奥からストーブを出そうかしら。
アラジンで熱燗をつけながら粉吹き銀杏・・・あぁ、考えただけでワクワクが止まりません。

posted by しんさん at 15:12 | Comment(2) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする