2019年02月21日

つくね芋と菊芋の磯部揚げ

毎週末、畑作業の帰りに農協朝市に立ち寄るのが主人と私のルーティン。
畑で収穫した野菜を基に、来週分の献立をあれこれ想いながら多種多様な農協野菜を購入します。

食べたい野菜を指差す主人、そして速記のごとく献立を決める私。
時々思いも寄らない野菜を選ぶ主人に、無邪気さの裏にある好奇心を見てつい笑ってしまいます。
先日主人が選んだ意外な野菜、それはなんと 『つくね芋』 でした。

畑で収穫して参りました小ぶりな菊芋と合わせ、つくね芋と菊芋の磯部揚げなどいかがでしょう。

よく見る長芋に比べると、その粘りも断トツなつくね芋。
いえ、何より先ず肉質からして長芋とは異なりますので、当然粘りの質も異なります。

まるで丁寧に練り上げたお餅のようなつくね芋生地を菊芋と一緒に海苔でくるり。
低温の太白胡麻油でじっくりと揚げた磯部揚げ。

菊芋のサクっとした食感につくね芋のむっちり食感。
彩りの人参といんげんで、見た目も味も主人が気に入ること間違いなし。

今日のお昼は主人とふたり、健康診断を終えてからお家で食べる予定です。
なので小ぶりなおむすびさんを添えてこんなスタイルに。

赤紫蘇は、昨年梅干しを漬けた際の残りを塩漬けにして保存したもの ⇒ 2018年06月28日 ☆彡
程よい塩気がお握りさんにぴったりです。





  1. 農協のつくね芋。
    おがくずの中には小ぶりなつくね芋が数個入っております。
    それでこの値段はお買い得でしょ?

    40℃程度の熱湯をたっぷりボールに注ぎ、おがくずを丁寧に落としたつくね芋を浸して2時間ほど。
    アルミホイルを丸め、表面を削って皮をむきましょう。
    ボコボコとした窪み部分は、窪みに沿って包丁を入れて取り除きます。
    多少の皮なら気にしません。
    畑で収穫した小ぶりな菊芋も綺麗に洗ってスタンバイ。

  2. 皮をむいたつくね芋をおろし金ですりおろしましょう。
    粘りというより・・・えっと、これは・・・そう、お餅と言うよりスライムな感じ?

    お酒・合わせ出汁・白だし醤油を合わせてひと煮立ちさせ、すり鉢に移したつくね芋の少量ずつ加えては扱いやすいようすりこ木で混ぜてのばしましょう。

  3. 扱いやすくのばしたつくね芋を適量ボールにとり、菊芋・さいの目に切った人参・2cmほどに切り揃えたインゲンを加えて混ぜましょう。

    年末、某マダムに頂戴した美味しい海苔。
    つくね芋生地を少量ずつスプーンですくい、海苔の上に乗せましょう。
    菊芋だけを先に海苔に並べ、その上につくね芋生地を落としていくと作業が楽です。

    太白胡麻油を低温に熱し、海苔を半分に折るように油の中へ。
    からりと揚げて出来上がり。

    つくね芋生地に味がついているので、お塩が無くても十分美味しいの。
    菊芋との相性もばっちりですよ。











そしてもちろん朝食はこちら。






  • 磯部揚げより緩めにのばしたつくね芋。
    十六雑穀米を混ぜて炊いた炊き立てご飯の上にたっぷりと。
    磯部揚げの海苔を1枚残しておいて、千切りにして散らします。
    うん、なんて効率的な流れでしょう。






主人の言いつけで、我が家では揚げ物に使った太白胡麻油は使い回し禁止です。
1回揚げ物をした太白胡麻油とはそれでサヨウナラ。
勿体ないのですが、主人の言いつけなので仕方がありません。

なのでせめてもの私の反抗。
揚げ物をした後の太白胡麻油を処理した後のお鍋。
太白胡麻油がうっすら残ったお鍋で人参を炒め、ここにお出汁を注いでお味噌汁に。

いつもの具沢山お味噌汁ですが、今朝のはちょっとこってりめ。
そのこってりお味噌汁を主人はこよなく愛しているというのですから、私の反抗も当てにならない。





ワンプレートの昼食スタイル。
主人が引退したらこんな日が日常になるのね。
少しずつ慣れておかないと。

posted by しんさん at 14:44 | Comment(0) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月09日

タイ食材でちょっと遊んでみました 〜 琥珀糖 2種

昨年初めて栽培に挑戦し、見事に花を咲かせたバタフライピー ⇒ 2017年09月11日
種を取っておいて今年の夏も挑戦したのですが、残念ながら発芽にすら至らず失敗に終わりました。

昨年バタフライピーを収穫した際にしっかり乾燥させ、冷蔵庫に保存していたものも当然残り僅か。
何か記憶に残るものを作りたい・・・ちょっとした遊び心も伴いこんなものを拵えてみましたよ。

バタフライピーの琥珀糖です。

糸寒天とお砂糖で拵える昔ながらのお菓子、琥珀糖。
シャリっとした食感の後、トロリともフワリともツルリとも言い難い食感が後を追いかけます。
何よりキラキラとしたその佇まいが印象的、ワクワクする伝統菓子です。

朝焼けのお空のようなバタフライピーの琥珀糖に加え、日中の金魚鉢みたいな白っぽい琥珀糖はレモングラスティー+山査子シロップのなせる業。

そう、バタフライピーとヒナさんから頂いたレモングラスティー。
タイ食材2種を使った2色の琥珀糖です。

最近は上白糖を含め精製糖をあまり使わない我が家ですが、今回ばかりはグラニュー糖で。
だって、ねぇ、ほら、普段は精製糖を毛嫌いしている主人だって、嬉しそうにつまみ食いしています。
このキラキラには叶いません。






乾燥させるのに2週間弱かかりますが、手順そのものはとっても簡単。
濃いめの寒天を拵えた後、ひたすら乾燥させるだけ。
先ずはバタフライピーver.から。
  1. 糸寒天は5g
    たっぷりのお水に浸し、ひと晩おいて戻しましょう。

  2. 糸寒天とは別に、バタフライピーを煮出します。
    お水 300t強を煮立て、煮立ったところに乾燥バタフライピーを加えて少し煮出します。
    火を止めたら蓋をし、粗熱がとれるまでしばらくそのまま蒸らしましょう。
    濾して260t程度になりました。

  3. 煮出したバタフライピーティーを鍋に移し、戻した糸寒天を絞って加えます。
    中火で混ぜながら煮立て、完全に糸寒天が溶けたところでグラニュー糖 30gを加えます。

    後は吹きこぼれないように火を弱めて煮詰めます。
    常に混ぜ続ける必要はありませんが、油断するとすぐに吹きこぼれます。
    目を離さないで。

    煮詰める目安はとろりとして糸が引く程度まで。
    煮詰めた寒天液をお箸の先にちょんっと付けてお水の中に垂らしてみましょう。
    すぐ水中で散らず、ぽとんっとお水の中に沈んでいく状態になれば完了です。

  4. オーブンシートを敷いた型 (野田琺瑯のレクタングル浅型Sにぴったりな量でした) に流し、スプーンでレモン汁を極少量散らして箸でざっとマーブル状になじませます。

    粗熱がとれたら冷蔵庫に移し、しっかりと冷やしかためましょう。
    冷やしかたまったら型から出し、包丁で切り分けます。
    これを更に手でちぎってオーブンシートを敷いた平皿に並べ、後はひたすら乾燥させるだけ。






いちどに2種の琥珀糖を作るのは大変ですもの。
1日おいて時間差でレモングラスver.も。
  1. お水 300tをお鍋で煮立て、たっぷりのお水で戻した糸寒天 5gの水を切って加えます。
    数分煮立てて糸寒天をしっかりと煮溶かし、レモングラスティー粉末 3杯分を加えましょう。

    レモングラスティーにお砂糖が含まれていますので、今回のグラニュー糖は230g。
    これでも相当な量です、これ以上は怖くて入れられません。

    後は前回と同じく、吹きこぼれないよう気をつけながら糸が引くまで煮詰めます。
    お水の中に数滴落として散らないようなら完了です。
  2. オーブンシートを敷いた型に流し、スプーンで表面に浮いた泡をすくいましょう。
    数分おいてわずかに固まったところで、山査子シロップをスプーンで所々に散らします。

    菜箸で表面をそっとなぞってマーブル状にし、粗熱がとれたら冷蔵庫に。
    しっかりと冷やしかためたところで、包丁で細長く切り分けます。

    手でちぎり、オーブンシートを敷いた平ざるの上に間をあけて並べましょう。






  • 室内の風通しのよいで1週間以上も乾燥させると、徐々に表面が白っぽく乾いてきます。
    時々上下を返しながら、完全に乾燥するまで気長に乾燥させましょう。

    こんな感じ。

    ここまで乾燥させるとベタつく感じは全くありません。

    摘まんだ感じは氷砂糖のようですが中はしっとり。
    透明なガラス容器にコロコロと移し、頭を使った後にホイっとお口に放り込みます。
    甘っっっ!という感じはあまりしないのですが、ほぼグラニュー糖です。
    食べる量にはお気をつけあそばせ、ね、主人。











バタフライピーとレモングラスティー、タイ食材でお遊びした琥珀糖備忘録のおまけ。
先月のタイ旅行、思い出係のヒナさんから頂いた観光写真でしばしタイの思い出に浸りましょ。

ピンクの巨大ガネーシャが横たわるワット・サマーンラッターナーラームの後、サンクチュアリ・オブ・トゥルースでの写真です。





ナカヨシサン

ゾウにまで威嚇されるアタシ

ゾウまで手懐ける主人

また行きたいね






さ、明日は真面目にお弁当拵えよっと。

posted by しんさん at 13:43 | Comment(2) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月12日

なまり節ブームの到来

今、我が家に新しい食材のブームが到来致しております。
しめ鯖、煮干し、イワシの干物、塩引き鮭等々・・・
主人が独断で起こしたブームは多々ありますが、今回のブームは鰹のなまり節です。
そう、よくスーパーの鮮魚売り場のちょっと外れたところに置いてあるあれです、アレ。

特に今回主人が気に入っております “なまり節料理” は、意外とオーソドックスな三杯酢和え。

小口切りにしたキュウリと鰹のなまり節を三杯酢で和えた定番のお料理です。
主人はこれが相当お気に召したようです。

ですがお気の毒。
キュウリの季節もそろそろ終了、定期購入しております宅配野菜のキュウリもこれが最後でしょう。
名残惜しそうな主人の為に、そしてキュウリが幸運にも手に入った時の為に備忘録と参りましょう。





そう、これが今回主人が取り寄せた鰹のなまり節。
スーパーで見かけるものよりひと回り大きな気が致します。
これが20本ほど届きました。

・・・やれやれ。





  1. キュウリ 3本は板摺りしてから薄い小口切りにし、少量のお塩を軽く揉み込みます。
    しばらくおいてしんなりしたら、キッチンペーパーに包んでしっかりと水気を絞りましょう。

    そしてもうひと手間、醤油洗いならぬ “酢洗い” をします。
    水気を絞ったキュウリにお酢を少量回しかけ、軽く揉み込んでぎゅっと絞ります。
    このひと手間で、ぐっと三杯酢の味がなじんで美味しくなります。
  2. なまり節は半分に切り、1/2量を使います。
    ザルに乗せて熱湯を回しかけ、3〜4cm幅に切ってから繊維に沿って粗くほぐしましょう。
  3. 米酢 大さじ4
    白だし醤油とてんさい糖 各大さじ2

    以上をよく混ぜ合わせ、キュウリとなまり節を加えて丁寧に和えます。
    白胡麻をたっぷりひねって出来上がり。











そんな訳で、今週の作り置き料理はなまり節率が急上昇。

圧力鍋でなまり節を高野豆腐・人参と一緒に薄味で煮含めた一品。
なまり節の旨味を高野豆腐が余すことなく含むので、作り置き料理にぴったりです。
半熟卵も一緒に漬けこんでおけば、麺料理のアクセントにも使えて重宝します





  • 沸騰に室温に戻した卵を加えて6分間、これで半熟卵はばっちりです。
    すぐに冷水で冷やして殻を丁寧に剥き、保存容器に入れておきます。

    なまり節はよく冷えた状態で厚めに切り、熱湯をたっぷりと回しかけましょう。

    お出汁・みりん・お酒・てんさい糖・お醤油・千切り生姜を合わせ、面取りした人参を加えて煮立てます。
    ここになまり節・戻して食べやすく切った高野豆腐を加え、3分加圧します。
    そのまま粗熱をとり、半熟卵を入れた保存容器に煮汁ごと移しましょう。
    味がなじめば出来上がり。











意外と応用自在ななまり節は玄米とも抜群の相性。
玄米になまり節をたっぷり炊き込んでみました。

玄米を使ったなまり節の炊き込みご飯です。






ですがこの炊き込みご飯には名脇役が欠かせません。
紅茶を使った鶏肉、紅茶鶏とでも申しましょうか。

紅茶でさっと茹でた鶏胸肉を合わせ調味料に漬け込んだ紅茶鶏。
食べ終わった後、この茹で汁+漬け汁でなまり節と玄米を合わせて炊くのです。

なまり節からちょっと脱線して、紅茶鶏の備忘録。





  1. 鶏胸肉 (小ぶりなものが3枚) は脂肪を丁寧に取り除き、全体をフォーク等で突いておきましょう。
    皮は付いたままで構いません。

    大きめのお鍋にたっぷりとお湯を沸かし、紅茶パックをふたつ加えて煮出します。
    紅茶パックを取り出し、お酒・少量のお塩を加えて再度煮立ったら鶏胸肉を重ならないよう並べ入れ、ぴったりと蓋をしてひと呼吸おいて火を止めます。
    そのまま30分ほどおきましょう。
  2. その間に、合わせ出汁・お醤油・お酒・みりん・香酢・おろし生姜とおろしにんにくを合わせてひと煮立ちさせておきます。

    鶏胸肉を皮面を下にしてここに漬け込みます。
    途中上下を返し、ひと晩おいて味が十分なじめば出来上がり。






この紅茶鶏を楽しんだ後、鶏の茹で汁と漬け汁を合わせて玄米を炊きます。
  • 10時間ほど十分にお水に浸した玄米をお鍋に移し、紅茶鶏の茹で汁・漬け汁・お水を合わせて玄米の1.5倍強にして注ぎます。

    なまり節は適当な長さに切り、繊維に沿って粗くほぐしてから熱湯を回しかけましょう。
    玄米の上にたっぷりと散らし、ほぐしたマイタケ・手でざっくりと割った胡桃・たっぷりの千切り生姜を加えます。

    強火で煮立て、ぴったりと蓋をして25分。
    冷凍枝豆を莢から出し、火を止める直前に散らします。
    しばらく蒸らしたら出来上がり。

    お茶碗に盛り、白胡麻をたっぷりひねります。
















・・・と、数日間の料理が行ったり来たりの備忘録でした。

ちょっと肌寒い今朝は素麺も温かく。
温かな麺つゆを張って、おぼろ昆布をたっぷり添えて召し上がれ。

何だか大慌てな日記となってしまいましたが、主人が帰宅致しましたのでこの辺りで。
なまり節はまだまだ在庫豊富です。
そして試してみたいなまり節料理もまだまだ沢山あります。

posted by しんさん at 14:17 | Comment(0) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月17日

主人のお盆休み明け

1週間弱に渡った主人のお盆休みが本日明けました。
長かったような短かったような、こうしている今は寂しいようなそれでもちょっとホッとしたような。
そしてお盆休みが明けた途端の秋の風邪、今朝窓を開けた時は肌寒いほどでした。

例年通りどこにも出かけずお家で過ごしたお盆休み中、美味しいものも沢山食べました。
羽目を外して暴飲暴食の末に体重激増ということも今年はなく、程よくお酒を楽しんだお盆前半。
お盆休み中に拵えたお料理の中でいちばんのお気に入りは、やっぱりこれかしら。

定期購入致しております宅配野菜の中にあった葉生姜。
見た目にも嬉しい夏だけのお楽しみです。
谷中生姜を始め、この時期葉生姜を見かけるとつい手が伸びてしまうのは私だけではないでしょう?

そして毎回口惜しい思いに駆られるのも・・・そう、きっと私だけではないはず、そう思いたい。

葉生姜とは言いながら、とうてい食用には向かないあの立派な葉生姜の繊維質な葉っぱ。
Googleさんに問い合わせても、冷蔵庫の消臭剤にする、お風呂に入れる、といったご返答。
お茶にしたという強者もいらっしゃいましたが、ご本人曰くあまりお勧めはしませんとのことで即却下。

今年も捨てる方向にあったこの葉生姜の葉っぱ。
いえいえ、思い出しました、良い方法がありました。

毎年の主人からのお誕生日プレゼント、京都俵屋さんに宿泊して頂く夏の味覚。
毎年必ず頂く夏の俵屋さんの風物詩と言えば、鮎の笹焼き。
今年は榮の間で頂きました ⇒ ☆彡

時も時、お盆価格の鮎を無視してイワシですけど。
笹の葉っぱでなくて生姜の葉っぱですけど。
ストウブにオーブンシートを敷いた簡略版の笹焼きもどきですけど。
それでも雰囲気だけは一流です。

俵屋さんの笹焼きとは全くの別物。
葉生姜の葉っぱで蒸し焼きにしたイワシの塩焼き、葉生姜の葉っぱの有効利用としては上々では?





とってもとっても簡単ですよ。
  1. 折角なので、お塩だけでも品質のよいものを使いましょうか。
    しっとりした海塩を乾煎りしてサラサラに。
    こうしておくと使い勝手がぐっと向上しますし、風味も増す気が致します。

    イワシは頭と内臓を除いて水の中でふり洗いし、水気をしっかりと拭き取りましょう。
    両面に塩してしばらくおき、再度しっかりと水気を拭き取ります。

  2. ストウブにオーブンシートを敷き込み、葉生姜の葉っぱを敷き詰めます。
    イワシを並べ、上にも葉生姜の葉っぱを敷き詰めましょう。

    お酒を少量ふり、ぴったりと蓋をして中〜弱火で25〜30分間蒸し焼きにします。
    はい、出来上がり。

    笹の葉ともまた違う生姜の葉っぱの香り。
    葉っぱ効果なのか、いつものイワシがしっとり蒸し上がります。
    貧乏性のさもないお盆中のお話でした。











もちろん肝心の甘酢漬けもちゃんと仕込んでありますよ。
  1. 米酢 100t・てんさい糖 大さじ2・お塩 小さじ1/2
    以上を保存瓶に合わせてよく混ぜ合わせておきましょう。
  2. 生姜は茎部分を少し残して切り、お野菜ブラシで丁寧に洗いましょう。
    茎部分の一部は外葉をむけるだけむき、白いやわらかな茎だけを一緒に甘酢漬けにします。

    熱湯で30秒ほど湯掻き、熱い状態で甘酢に漬け込みます。
    ひと晩冷蔵庫におけば出来上がり。











そして久しぶりとなりました、本日は約1週間ぶりに主人が出勤致します。
もちろんお盆中もキッチンには立っておりましたが、それでも相当カンが鈍っておりますもの。
そんな日は玄米ご飯に甘えましょう。

何しろお盆中お買物にも行っておりませんからね、材料は乾物が殆ど。
黒豆、干しシイタケ、干しエビ、高野豆腐を玄米に炊き込んでみました。
炊き上がりは想像以上のインパクト、一瞬自分が何を拵えたのか頭が真っ白になりました。

ひと晩お水に浸した黒豆、ぬるま湯で戻した高野豆腐、戻して千切りにした干しシイタケ、そして干しエビを1日たっぷりのお水に浸した玄米に炊き込みます。
もちろん黒豆と干しシイタケの戻し汁も捨てることなく有効利用、これらを合わせて玄米を炊きます。

せめて刻んだ小ネギでも散らせば、もう少し器量も良く仕上がったのでしょうが。






もちろん主人のお弁当も質実剛健。
おからと鯖缶の照り焼きハンバーグ風、そして保存食でもあるゴーヤと干しエノキの甘酢漬け。






週明けからはいつもの生活に戻ります。
お盆休みの期間中ちょっとした喧嘩も致しました。
でもそのおかげで暴飲暴食を回避できた、今思えばたいへん有意義な喧嘩となりました。

お盆期間中のこの喧嘩をきっかけに、先延ばしになっておりました主人のピロリ菌撃退投薬がいよいよ開始されました。
お盆後半から始まった禁酒生活は来週半ばまで続きます。





いつもは私に付き合う形で禁酒を実行する主人に、今回ばかりは私がお付き合い。
これもなかなか気分の良いものです。
喧嘩の幕切れを表す立派な巨峰を頬張りながら、禁酒の物足りなさをふたりで支え合いましょう。

今日は金曜日、いつもならば何を飲もうか考えている頃合いです。
美味しい麦茶と白湯、そして主人の罪滅ぼしの巨峰が今週末の支えです。

posted by しんさん at 13:51 | Comment(0) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月18日

おひとりさまタルトタタン

恒例になりつつあります、信州の名月りんごを取り寄せて拵えるこの季節限定のタルトタタン。

今シーズンも名月りんごをたっぷり5つ使った艶々のタルトタタンを2回 (☆彡 ☆彡) 焼きました。
それで今年のタルトタタンは焼き納めと思いきや、諸事情により残った3つの名月りんごで小さなタルトタタンを拵えることになりました。

小さなおひとりさまサイズのタルトタタンです。
小ぶりな名月りんご3つは、愛用致しております16cmのストウブで煮るにはぴったりの量。
しかもこの可愛らしいひと口サイズ (・・・にしては大きいわね) のタルトタタン、うん、良い感じ。

この小さなタルトタタンを作る流れとなった諸事情というのが、先週末に行ったいつもの美容院。
気心の知れた美容師のたまチャン、予約時にはいつもこのセリフで電話を切ります。

『うん、待ってるよー、ワイン用意しておくからバスでおいでよ、残さず飲んでってねー』

・・・美容院でワイン。
でもこれ、なかなかの名案です。
ややもすると手持ち無沙汰になりがちなヘアカラー・カット・パーマのフルコース、ワイン片手ならば話も弾むし時の経つのもあっという間。

ワインを用意して待っていてくれる美容師のたまチャンと一緒に食べようと、タルトタタンは持ち運びしやすいミニサイズになりました・・・これが諸事情。

とまぁ事情はどうあれ、このミニサイズのタルトタタン、ちょっとワインと一緒につまむのにも好都合。
見た目が “からすみ” に似ていると思ったのはきっと私だけではないわよね。





基本的にはいつものタルトタタン (☆彡) と同じ手順です。
2017年最後のタルトタタンは、前述の通り小ぶりな名月りんご3個で。
  1. てんさい糖はいつもよりちょっと控えめに50g、無塩タイプの醗酵バターは35g。
    16cmのストウブにてんさい糖をひろげてバターを散らし、縦4等分にしたりんごを隙間なく詰め込みましょう。

    シナモン (ブロークンで十分) と縦に切り込みを入れたカルダモンをりんごの隙間に忍ばせ、
    徐にやや弱火寄りの中火にかけます。

    最初はぴったりと蓋をし、りんごの水分を上手に使いながらりんごの縦半分がやわらかくなるまで煮ます。
    1個2個ストウブに入りきらなかったりんごも、水分が上がってくるにつれてやがてはすっぽりとストウブに納まる程にカサが減ってきます。

    りんごの上下を返し、残りの半分も十分やわらかくなるまでしばらく蓋をして煮ましょう。
    りんご全体が色付いて十分やわらかくなったら、蓋を外して煮汁を煮詰めます。
    煮汁がとろりとするまで、りんごが焦げないように気をつけながら煮詰めましょう。

  2. 水にくぐらせて程よく絞ったオーブンシートをシリコン型に敷き、ぽってりやわらかく煮たりんごを敷き詰めます。
    煮詰めたシロップを上から回しかけ、180℃のオーブンでじっくり50分焼きます。

    途中で焦げてしまいそうなら温度を少し下げ、りんごの周囲がしっかり色付くまで。
    りんごがしっかり冷めたところで散らしたスパイス類を取り除き、次の段階へと参ります。

  3. 冷凍パイシートを型の直径に合わせて丸く切ります。
    丸いクッキー型がぴったりな大きさでしたのでこれを使って。

    ピケをしてりんごをすっぽりと覆うように被せ、180℃に予熱したオーブンへ移しましょう。

    様子を見ながら40分ほど焼きます。

  4. ひと晩冷蔵庫で休ませてパイ生地とりんごをなじませましょう。

    そっと型から出してオーブンシートを取り除けば、ころころと可愛らしいおひとりさまサイズのタルトタタンの出来上がり。











こうして今シーズンも大いに楽しんだ名月りんごも綺麗さっぱり片付きました。
今年最後のヘアカラー・ヘアカット・パーマのフルコースも無事に済ませ、少し年末が近づいた感が漂い始めました12月も半ば。

主人の体重はめでたく64キロジャストと相成りました。

一時は74キロ以上の体重を持て余しておりました彼が、残り1キロで平均体重です。
そして私のフォクシーも間もなくです。
上手くいけば、先日オーダーしたスプリングコートと同日に新しいお洋服が手に入るかも。

・・・ですが焦ってはいけません。
主人のご機嫌を損ねてしまっては、この “ノンエクササイズ・ストレスフリーの食事だけで痩せさせる俺さまダイエット ” も台無しですからね。
本日の朝食は炊き粥ではなくてしっかり米飯に。

久しぶりです、主人も私も大大好きな “へしこの出汁茶漬け”。
  • さっと炙った鯖のへしこを炊き立てご飯の上に並べてご飯と一緒に蒸らします。
    これをお茶碗に盛り、熱々の合わせ出汁をたっぷり注げば出来上がり。
    へしこ出汁茶漬け、サイコー。
    これを知ってから死ぬのと知らずに死ぬとでは・・・と主人。
    大袈裟なんだから、とは思いません。
    だって本当に美味しいのですもの。





こうして熱々の出汁茶漬けを主食に、今週もお酒を控える4日間の始まりです。

そうそう、完全に玩具と化しております我が家の塩分計。
メモ代わりにここに記録しておきましょう。





  • 毎朝のお味噌汁
    石黒麹屋さんの米味噌/0.94
    カクキュー八兆赤味噌としまむら白味噌のミックス /0.93
    フンドーキンの無添加合わせ味噌 / 0.94

    この3種の味を日替わりで使っておりますが、意外と全種安定した塩分。
  • 平日の夕食の定番メニュー、蒟蒻麺のスープ。
    この日は茹で鶏+パクチーで0.71
  • 蒟蒻麺に添えた鯖缶・納豆・自家製ピクルスのサラダ / 0.6
  • 鯖缶で拵えたロールキャベツ 0.81
  • 実験半分で実家に持っていったローソンの具沢山お味噌汁 / 1.44
    同じくしじみ汁 /1.44
    春雨ワンタンスープ 1.33





・・・我が家のお味噌汁はなかなか優秀なようです。
さ、主人の体重を1キロ減らすべく献立を考えないと。
それにしても年末が近づいて野菜が高くなったこと。
今週の食材調達は最小限に止めておきましょう。

posted by しんさん at 14:12 | Comment(0) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする