畑で収穫した野菜を基に、来週分の献立をあれこれ想いながら多種多様な農協野菜を購入します。
食べたい野菜を指差す主人、そして速記のごとく献立を決める私。
時々思いも寄らない野菜を選ぶ主人に、無邪気さの裏にある好奇心を見てつい笑ってしまいます。
先日主人が選んだ意外な野菜、それはなんと 『つくね芋』 でした。
畑で収穫して参りました小ぶりな菊芋と合わせ、つくね芋と菊芋の磯部揚げなどいかがでしょう。 よく見る長芋に比べると、その粘りも断トツなつくね芋。
いえ、何より先ず肉質からして長芋とは異なりますので、当然粘りの質も異なります。
まるで丁寧に練り上げたお餅のようなつくね芋生地を菊芋と一緒に海苔でくるり。
低温の太白胡麻油でじっくりと揚げた磯部揚げ。 菊芋のサクっとした食感につくね芋のむっちり食感。
彩りの人参といんげんで、見た目も味も主人が気に入ること間違いなし。 今日のお昼は主人とふたり、健康診断を終えてからお家で食べる予定です。
なので小ぶりなおむすびさんを添えてこんなスタイルに。 赤紫蘇は、昨年梅干しを漬けた際の残りを塩漬けにして保存したもの ⇒ 2018年06月28日 ☆彡
程よい塩気がお握りさんにぴったりです。
- 農協のつくね芋。
おがくずの中には小ぶりなつくね芋が数個入っております。
それでこの値段はお買い得でしょ?
40℃程度の熱湯をたっぷりボールに注ぎ、おがくずを丁寧に落としたつくね芋を浸して2時間ほど。
アルミホイルを丸め、表面を削って皮をむきましょう。
ボコボコとした窪み部分は、窪みに沿って包丁を入れて取り除きます。
多少の皮なら気にしません。
畑で収穫した小ぶりな菊芋も綺麗に洗ってスタンバイ。 - 皮をむいたつくね芋をおろし金ですりおろしましょう。
粘りというより・・・えっと、これは・・・そう、お餅と言うよりスライムな感じ?
お酒・合わせ出汁・白だし醤油を合わせてひと煮立ちさせ、すり鉢に移したつくね芋の少量ずつ加えては扱いやすいようすりこ木で混ぜてのばしましょう。 - 扱いやすくのばしたつくね芋を適量ボールにとり、菊芋・さいの目に切った人参・2cmほどに切り揃えたインゲンを加えて混ぜましょう。
年末、某マダムに頂戴した美味しい海苔。
つくね芋生地を少量ずつスプーンですくい、海苔の上に乗せましょう。
菊芋だけを先に海苔に並べ、その上につくね芋生地を落としていくと作業が楽です。 太白胡麻油を低温に熱し、海苔を半分に折るように油の中へ。
からりと揚げて出来上がり。
つくね芋生地に味がついているので、お塩が無くても十分美味しいの。
菊芋との相性もばっちりですよ。
そしてもちろん朝食はこちら。
- 磯部揚げより緩めにのばしたつくね芋。
十六雑穀米を混ぜて炊いた炊き立てご飯の上にたっぷりと。
磯部揚げの海苔を1枚残しておいて、千切りにして散らします。
うん、なんて効率的な流れでしょう。
主人の言いつけで、我が家では揚げ物に使った太白胡麻油は使い回し禁止です。
1回揚げ物をした太白胡麻油とはそれでサヨウナラ。
勿体ないのですが、主人の言いつけなので仕方がありません。
なのでせめてもの私の反抗。
揚げ物をした後の太白胡麻油を処理した後のお鍋。
太白胡麻油がうっすら残ったお鍋で人参を炒め、ここにお出汁を注いでお味噌汁に。 いつもの具沢山お味噌汁ですが、今朝のはちょっとこってりめ。
そのこってりお味噌汁を主人はこよなく愛しているというのですから、私の反抗も当てにならない。
ワンプレートの昼食スタイル。
主人が引退したらこんな日が日常になるのね。
少しずつ慣れておかないと。