2018年12月21日

今度こそ焼き納め タルトタタン 2018 〜 柿とりんごのタルトタタン

先月の末、今年も主人が取り寄せてくれた名月りんごでタルトタタンを焼きました ⇒ ☆彡 タルトタタン 2018 〜 今年はタルト生地も手作り編
その後、マフィン型で焼いた “おひとりさまタルトタタン ☆彡” で焼き納めのつもりでした。

ところがぎっちょん。
その後ふと思いつき、主人が箱買いした柿でもタルトタタンを焼きました ⇒ ☆彡タルトタタン 2018 〜 柿ver.

そしていよいよ年の瀬も押し迫った本日、今度こそ最後のタルトタタンでしょう。

今度は柿とりんごのタルトタタンです。
安直すぎる気も致しますが、諸事情ありましてこうなりました。

畑仲間の紳士から頂いた立派な白菜で今年も恒例のキムチを漬けました。
我が家のキムチはりんごを1/2個すりおろして使います。
1/2個残ったりんごを前に、何か面白い使い道はないものかしら、と。

宅配野菜の中にあった柿ふたつ。
そうね、 “りんご⇒りんご⇒柿” と続いたタルトタタン 2018だもの。
最後はこのふたつをミックスしたタルトタタンで納めるというのはどうかしら。

ほろ苦くキャラメリゼされた濃密な柿、そしてたとえキャラメリゼされようともどこか清々しいりんご。
あ、私これ好きです。

手間がかかりそうなタルトタタンですが、タルト生地作り、果物を煮る、オーブンで仕上げる、これら3つの工程を日替わりで進められるので思いの外気楽です。
少々 (いや、相当) 不格好でも、手作りのタルトタタンは格別ですよ。

・・・って、あら?
私、プロが焼いたタルトタタン、食べたことないかも。





  • 全粒粉でタルト生地から手作りし始めた今年のタルトタタン。
    ちょっと厚めの無骨な手作りのタルト生地が美味しくて、ついなんども焼いてしまいました。
    詳しい分量等はこの日の日記にて ⇒ ☆彡

    フードプロセッサーを使うついでがある時にちょちょいと生地を準備して冷凍、または冷蔵しておけば、必要な時にさっとのばして丸く抜くだけ。





  1. 今回のタルトタタンは、柿がふたつにりんごが1/2個。
    てんさい糖 20gとお水 小さじ1を中火にかけてしっかりめにカラメリゼしたところに、無塩タイプの醗酵バター 20gをなじませます。

    いつもの半分くらいの大きさに切ったりんごと柿を加えてからめ、てんさい糖 20gを追加してからオーブンシートで落し蓋をし、途中で上下を返しながら弱火で40〜45分煮ます。

    柿の方が崩れやすいので、双方がやわらかくなった後は出来るだけりんごを鍋底に。

  2. 水で湿らせたオーブンシートをマフィン型に敷き込み、熱いうちに柿とりんごを敷き詰めてそのまま冷ましましょう。
    このままひと晩おいても。






  • タルト生地を薄くのばして丸く抜き、フィリングを包み込むように被せます。
    包丁でタルト生地の表面に小さな切れ目を入れ、200℃に予熱したオーブンへ。
    設定温度を180℃にして焼くこと40分。

    ちょっと焼き過ぎたかしら。
    でも大丈夫、この程度ならば十二分に許容範囲内です。
    冷めたら冷蔵庫に移してひと晩おきましょう。





  • ひと晩おいて生地とフィリングがなじんだタルトタタン。
    オーブンシートをそっと引き出して取り出します。

    この地味な佇まいがたまりません。
    タルトタタン 2018は今度こそ焼き納めです。











もちろんこのタルトタタンが本日のお弁当の主食です。

お菜として添えるのはサラダ。
ほろ苦い自家製ルッコラを金柑の甘露煮、鶏ささみの茹で鶏と合わせた爽やかなサラダです。
245tのメイソンジャーがお弁当用サラダにぴったりなサイズ。






  1. 鶏ささ身の茹で鶏は予め時間のある時に用意しておきます。

    たっぷりのお湯を沸騰させたところに (16cmのストウブを使用しております) お酒を大さじ2程、お塩を小さじ1程加えて再び沸騰させます。
    ここに予め室温に戻しておいた鶏ささ身を出来るだけ重ならないように加え、蓋をして火を止めましょう。
    そのまま粗熱がとれるまでおき、すぐに使わないようならば冷蔵庫へ。
  2. 金柑の甘露煮はお砂糖をぐっと控えたサラっとしたタイプ ⇒ ☆彡
    薄切り玉ねぎに少量加え、バーミックス等で攪拌します。

    ここにスジを除きながら裂いた鶏ささ身の茹で鶏、軸部分を刻んだルッコラ・種を除きながら刻んだ金柑の甘露煮を合わせて和えます。
    味をみながら少量のフルールドセルで味を調えましょう。
  3. 2をジャーに詰め、ルッコラのやわらかな葉っぱ部分をざく切りにしてたっぷり詰め込みます。
    160℃のオーブンで10分ほどローストしてから刻んだアーモンドを散らして出来上がり。
    アーモンドは冷めてから合わせて下さいね。











実家の母親とその姉妹 3人が集う持ち寄りランチは、昨日が集い納めだったようです。
今年最後の母のご飯はツナご飯。
鯖缶がツナ缶の売り上げを抜いたという今、敢えてツナ缶を選ぶ母が逞しくも感じます。
母が届けてくれたすぐに冷凍しておいたご飯を、朝温め直して朝食の主食に。

ちょっと焦げた部分が香ばしくて、今になって母の新しい味を毎度噛みしめております。

母にしては珍しい食材、ツナ缶。
聞けば、美容院でカットをしてもらいながら聞いたレシピなんだそうです。

美容院でお料理の話をするなんて。
今まではお料理などに興味を示さなかった母が、ねぇ、美容院でそれを話題にするなんて。
ご飯に添えてくれるおかずは、私が高校生の時にお弁当に詰めてくれたものもちらほら。
ささ身を卵にくぐらせてさっと焼くピカタ、懐かしい味です。





さ、今年最後の歯医者さんに行ってきましょう。
今年最後の定期健診です。
帰宅したら、今日は日本酒ですよ。
主人が魚屋さんに寄ってくると言っておりましたから。

先週主人が手に帰宅したお刺身用のトロさわら。
お刺身が苦手な私用に、半分をさっと軽く火を通した煮物にしました。
その煮魚の味が忘れられないのですって、主人は。

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2018年11月30日

タルトタタン 2018 〜 柿ver.

主人が信州から毎年取り寄せる “名月りんご”
そのりんごをたっぷり使って、タルトタタンを焼くのがこの時期の恒例となって数年が経ちました。

今年も2回タルトタタンを焼きました ⇒ ☆彡 ☆彡
2018年のタルトタタンはタルト生地も全粒粉で手作りし、手順もほんの少し変化した進化版。
前回のタルトタタンで焼き納めと思っておりましたが、ここでタルトタタン再び。

りんごでなく、柿のタルトタタンです。
ぽってり煮た柿をたっぷり使った柿のタルトタタン。

近所の葡萄園で主人が箱買いした30個の柿。
岐阜というお土地柄、この時期になるとどこの家でも柿余りの傾向大。
なのでこの大量の柿を差し上げることも出来ず、せっせとお料理に使ったりして楽しんでおりました。
でも前々から作ってみたかったのです、柿のタルトタタン。

これ、美味しいですよ。
もしかしたらりんごより好きかも、それくらい気に入ってしまいました。
カラメリゼされた柿ってこんなに美味しくなるのですね。
横に添えた水切りヨーグルトが不要なくらい、柿の甘さにうっとりしてしまいました。










りんごよりお砂糖もバターもやや控えめにし、煮る時間もやや短めに。
以下の分量でWILTON製のレギュラーマフィンパンにぴったり6個分です。
  1. 全粒粉のタルト生地はりんごver.のものと全く同じです ⇒ ☆彡
    時間のある時に生地をまとめておき、冷蔵、もしくは冷凍しておけるのでとっても楽ちん。

    柿を煮終わった頃に薄くのばし、瓶の蓋等で丸く抜いて準備しましょう。
    使うギリギリまで冷やしておきます。

  2. 柿は6個使いました。正味930g。

    皮をむき、縦に4等分しておきます。
    種を取り除くのが理想ですが、そこはお好みで。

  3. てんさい糖 40g
    お水 小さじ2

    をお鍋に合わせ、中火でカラメル状に煮詰めます。
    ここに無塩タイプの醗酵バター 40gを加えて素早くなじませましょう。
    お塩をほんのひとつまみ加えて隠し味に。

  4. 柿をお鍋に加え、カラメルを全体によくからめます。
    てんさい糖 40gを追加し、キッチンペーパーで落し蓋をして弱火で50分ほど煮ます。

    柿が焦げないよう、途中で上下を返して水気が十分全体になじむように。
    りんごに比べて柿は崩れやすいので、りんご以上に丁寧に、そっとそっと。

  5. オーブンシートをマフィン型に合わせて大きめにカットし、軽くお水で湿らせながらやわらかく揉んで型に敷き詰めます。

    柿が熱いうちに型にぎゅっと敷き詰めて冷ましましょう。

  6. タルト生地を乗せて軽く押さえ、包丁で小さな切り込みをいくつか入れます。

    200℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして40分。

    予熱がとれたら冷蔵庫に移し、ひと晩おいて生地を落ち着かせます。











マフィン型で焼く小さなタルトタタンがすっかり気に入ってしまいました。
オーブンシートごと保存容器に詰めて冷蔵庫に保存すれば、場所も取らず効率的です。

りんごのタルトタタンと同じく水切りヨーグルトを添えました。
でも、柿ver.の時は水切りヨーグルトはなくても良いかも。

こうして2018年のタルトタタンは柿で焼き納め。
明日からはいよいよ12月のスタート。
お正月料理がちらちらと頭を過ぎる頃合いです。

posted by しんさん at 14:04 | Comment(0) | たまぁ〜に作る凝ったお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月19日

タルトタタン 2018 焼き納め 〜 おひとりさまver.

例年通り、今年も主人が信州から取り寄せた名月りんごでタルトタタンを焼きました ⇒ ☆彡
今まで楽をして冷凍パイシートを使うのが常でしたが、今年は全粒粉を使った手作りタルト生地で。
素朴な全粒粉生地の評判は主人には今一歩、ですが私は気に入ったので今後はこれで。

先週末、今シーズン二度目のタルトタタンを焼きましたよ。
おそらく今年のタルトタタン焼き納め、最後のタルトタタンでしょう。
今回はマフィン型を使った小さなタルトタタン、おひとりさまタルトタタンです。

金曜日、マンションは浄化槽清掃の為に1日断水とのこと。
ならばと久しぶりに美容院の予約を致しました。

長いお付き合いの美容師 たまチャン、髪のお手入れをしてもらいながらのつまみ食いはいつものこと。
どうも最近体調が芳しくなく痩せっぽっちなたまチャンに、りんごたっぷりのタルトタタン。
ランチ代わりに一緒につまもうと、持ち運びしやすいマフィン型で焼いてみましたよ。





今回もたっぷり6個分の名月りんごを使って焼きました。
いつもより濃い色になるまでしっかりとカラメリゼしてからりんごを煮たのですが、理想のタルトタタンにはまだまだな色合い。
いつになったら到達するのやら、憧れのしっかりカラメリゼされた琥珀のようなタルトタタン。





  • 基本的な材料・手順は前回と同じ ⇒ 2018年11月08日

    てんさい糖 60gとお水 大さじ1を合わせたら、今回は濃いめに色付くまでじっと耐えから醗酵バターを合わせてみました。

    りんごをからめたらてんさい糖 60gを追加し、オーブンシートで落し蓋をして弱火で煮ます。
    縦に整列したりんごの愛らしさ。
    40分ほどしたら上下を返し、全体がムラなく色付くようにしましょう。

    今回はいつもより10分弱長く弱火で煮ました。
    今までのなかでいちばんの出来じゃないかしら。






  • タルト生地は既に準備して冷蔵庫に冷やしておきました。
    フードプロセッサーを使うので、何かの片手間に仕込んでおける手軽さが何より。

    ラップで挟んでめん棒で薄くのばし、マフィン型に合った瓶の蓋で抜いて冷やしておきます。
    オーブンシートをお水で湿らせてマフィン型に敷き込み、りんごをしっかり押し込みましょう。

    りんごが冷えたらタルト生地で蓋をし、包丁で切り込みを入れながらりんごと密着させましょう。
    いつもは200℃で30分ですが、サイズがサイズなので今回は180℃で40分。






派手にカラメルが流れ出ましたが、それも想定の範囲内。
冷めたら冷蔵庫でひと晩寝かせて出来上がりです。

タルトタタン 2018の焼き納めです。

ひと箱あったりんごもこれで残り2個。
ちょっと寂しさを感じておりましたところ、主人が今度は柿を抱えて帰宅しました。





今年の夏お世話になった葡萄園、今は柿の出荷時期だそうです。
樹齢100年の柿の木を誇るこちらで、主人が柿を30個ほど買って帰宅しました。

『ちょうど仕事であっちの方に寄ったんだ、どぅみぃ (私のことです)を驚かそうと思って、ね。』
はい、お望み通りびっくりしてちょっとだけ呆れました。





今、野菜室もワインセラーも柿が占領しております。
タルトタタン 2018、今年の名月も筋肉質で甘い良いりんごでした。

posted by しんさん at 13:34 | Comment(2) | たまぁ〜に作る凝ったお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月08日

タルトタタン 2018 〜 今年はタルト生地も手作り編

毎年、この時期になると主人が信州から名月りんごを取り寄せます。
そしてそのりんごで必ず一度は拵えるのが、贅沢にりんごをたっぷり使ったタルトタタン。

遡れば2015年、NHKの “グレーテルのかまど” で紹介されていたタルトタタンのレシピを試してみたくて、初めて挑んだのが事の始まり。
以来なんど焼いたのでしょうか、タルトタタン。

そして今年もタルトタタンの季節となりましたよ、タルトタタン 2018です。

今年はちょっとレシピを変えてみました。
が、名月りんごをたっぷり使用するのは毎年変わらず。
例年のりんご5個を今年は更に増量し、名月りんご 6個を使ったタルトタタン 2018。

今年はタルト生地も手作りしてみましたよ。

そう。
“グレーテルのかまど” 風タルトタタンとは言え、毎年タルト生地の代用として使っていたのは愛用致しておりますベラミーズの冷凍パイシート。
タルトタタン 2018は、全粒粉を使ったタルト生地に挑戦してみましたよ。

思い切ったカラメリゼには毎年なかなか至りませんが、今年のタルトタタンが今のところいちばんのお気に入りです。

フードプロセッサーを使う料理の片手間、ちょちょいっとタルト生地を仕込んで冷凍保存。
余裕のある時にりんごを1時間かけてゆっくり煮込み、ストウブに詰め込んだらまたひと休み。
生地を冷蔵庫に移してのばし、りんごにかぶせてオーブンで焼いたらひと晩おいて出来上がり。

こんな風に分割して作業出来るのも、タルトタタン作りが数年続けられる魅力かもしれませんね。






“グレーテルのかまど” からちょっとだけひとり歩きを始めた今年のタルトタタン。
いえ、もしかしたらこちらのレシピの方が一般的なのかもしれません。
以下の分量で、16cmのストウブにぴったりひとつ分です。





先ずは全粒粉のタルト生地から。
  1. 全粒粉薄力粉 100gを目の細かいザルでふるってフードプロセッサーへ。
    よく冷えた無塩タイプの醗酵バター 50gをさいころ状に切って加え、小刻みに回転させて粉となじませましょう。
  2. 全体がそぼろ状になじんだところで、冷水 20g (氷と合わせて20gにしても) と合わせておいた卵黄 (1個分) をよく溶き混ぜて加えます。
    更に小刻みに回転させてなじませましょう。

    全体がひとつにまとまったところで大きめにカットしたラップの上に移し、生地を上下左右に折りたたみながらひとつにまとめます。

  3. 生地をぴったりとラップで包み、冷蔵庫もしくは冷凍庫へ。
    翌日使うのであれば冷蔵庫で良いのではないかしら。
    今回はいつ次の段階に移るかが未定でしたので冷凍庫へ。






気持ち的にも時間的にも余裕のある時を見計らってりんごをじっくり煮ましょう。
  1. 名月は6個。
    皮をむいて縦に4等分し、ヘタを除いておきます。
  2. てんさい糖 60g (極少量残っていたグラニュー糖を使い切りたかったので、このうち10g程はグラニュー糖です)
    お水 大さじ1

    を合わせ、ゆっくりお鍋を傾けながら中火で煮溶かします。
    色付いてカラメル状になったら、これ以上焦げないよう一旦火を止めて無塩タイプの醗酵バター 50gを溶かしましょう。

    冷たいバターを加えるので、カラメルが少しかたまります。
    様子をみて弱火で温めながら、バターとカラメルをしっかりとなじませましょう。
    バターがしっかり溶けたところで、鍋底の縁にこびりついたお砂糖のかたまりを弱火で溶かしながら木べらでこそげ取ります。

  3. 全体が滑らかなキャラメル状になったら、用意したりんごを少しずつ加えてからめます。
    ここでもカラメルが冷えてかたまったら弱火で温める、を繰り返しながらりんご全体にになじませましょう。

    りんごにカラメルがなじんだところで、てんさい糖 60gを追加してりんごにまぶします。
    中央に穴をあけたオーブンシートで落し蓋をし、均一に色付くよう時々りんごの上下を返したり位置を変えたりしながら弱火で1時間じっくり煮ましょう。

  4. オーブンシートを水で湿らせて程よく絞り、16cmのストウブに敷き込みます。
    隙間なくりんごを並べ、煮詰まった煮汁を上から回しかけましょう。

    ここまで作業は一旦完了。
    りんごが冷えたら再開します。






朝食のお片付けをしながらりんごを煮て、ストウブに詰め込むまでを終えました。
ここからは夕食の支度の片手間に。
  1. 冷凍しておいたタルト生地を冷蔵庫に移し、解凍しておきます。
    ラップで挟んで薄くのばし、ストウブの大きさに合わせて包丁で生地を切りましょう。
  2. 敷き詰めたりんごの上にタルト生地をかぶせてしっかりと覆います。
    包丁の先でタルト生地全体に穴をあけ、220℃に予熱したオーブンへ移しましょう。

    設定温度を200℃にして焼くこと30分。
    目まいを誘う香りです。

  3. 粗熱がとれたらラップをしてひと晩冷蔵庫へ。
    翌朝、ストウブを軽く火にかけて固まったカラメルを溶かしてからお皿に当てて返します。

    タルトタタン 2018は、ちょっとずつちょっとずつの小分け作業の集大成。
    加齢によるお料理方法の変更、長くお料理を楽しむためにはこれも大切です。

    今年は水切りヨーグルトを添えてみました。
    りんごの風味がしっかり楽しめる甘さ、素朴な全粒粉のタルト生地、うん、美味しい。











と恒例のタルトタタン、2018年の記録も残したところで。
タルトタタンを仕上げる片手間に、今日のお弁当のことも忘れていませんよ。

今週はウラド豆のお片付け強化週間。
昨日拵えたウラド豆のペースト (☆彡) を今日も使います。

小さなシュー生地の中には、ぎっしりとウラド豆ペースト。

ヨーグルトでのばしたウラド豆ペーストを、ほんのりココナッツ風味のシュー生地に詰めてみました。
シュー生地って、慣れてしまえばこんなに簡単でこんなに経済的なものってないのでは?って程。

・・・シュー生地に詰め込めば、何となく手が込んでいるようにも見えますしね。





卵 1個を使った潔いシュー生地。
少量ですので本当に簡単ですよ。
以下の分量で、小ぶりなシューが5つ焼けました。
  1. 全粒粉薄力粉 20gは目の細かいザルでふるっておきます。
    卵 1個を溶きほぐしておきましょう。
  2. オリーブオイル 20g
    お水 50g

    をお鍋に合わせて煮立て、ここに1の全粒粉薄力粉を一気に加えます。
    火からおろして木べらで勢いよく混ぜましょう。
    生地がなじんだところでお塩をひとつまみ加え、弱火にかけながら1分弱捏ねます。
  3. 火からおろして更に捏ね、少し温度が落ち着いたところで溶き卵を少しずつ加えながら混ぜます。
    一気に卵を加えると、生地の熱でかたまってしまうので少しずつ混ぜながら加えましょう。

    生地をすくって3角形にゆっくり落ちてくるくらいが生地の状態の目安。

  4. 1cmの口金をつけた絞り出し袋に移し、十分に間をあけてオーブンシートを敷いた天板の上に絞りだしましょう。
    指先にお水をつけて生地のとんがりを抑え、茶こしでココナッツパウダーをふりかけます。

    霧吹きで2〜3度水を吹きかけ、220℃に予熱したオーブンへ。
    設定温度を200℃にして先ずは15分。
    しっかり膨らんだら180℃に下げ、更に10分弱焼いてそのまま庫内で冷ましましょう。

    粗熱がとれたところでオーブン庫内から外に出し、しっかり冷まして仕上げます。

  5. ウラド豆ペースト (☆彡) にヨーグルト・蜂蜜・シナモンパウダーを加えて詰めやすい状態にのばし、絞り出し袋に移します。
    口金をつけてはおりますが、ウラド豆が詰まって不具合が生じましたので後々外しました。

    シュー生地の裏に菜箸で穴をあけ、ウラド豆ペーストが溢れるまでたっぷり絞りだしましょう。

    シュー生地の中にぎっしりウラド豆ペースト。
    幸い主人も楽しんでいてくれるようなので、ウラド豆お片付け強化週間は明日も続きます。











たとえ仕上げだけとは言え、タルトタタンとシュー生地の同時進行は少々慌ただしくもありました。
お弁当のお菜は要領良く済ませましょう。

昨晩のうちに “鰹のなまり節” を自家製塩麴に漬けておきました。
こうしておくと、なまり節がしっとり美味しくなるのです。
そんなしっとりなまり節をつかった乾物サラダ、なまり節・ひじき・高野豆腐のコンビネーションです。






  1. なまり節の準備は前日に。

    なまり節は適当な大きさに切ってザルに移し、たっぷりの熱湯を回しかけましょう。
    これをざっくりとほぐし、自家製塩麴とヨーグルトを合わせた中に加えて和えておきます。
  2. ひじきはたっぷりのお水で戻してザルに移し、こちらもたっぷりの熱湯を回しかけましょう。

    高野豆腐はひたひたのお水で戻した後、不要な水を捨てて電子レンジで1分弱加熱します。
    冷めたら手のひらに挟んで水を絞りましょう。
  3. 1〜2をボールに合わせて胡麻油をたらし、レモン風味のミックスソルトをふりましょう。
    市販の浸し豆を加えて和えれば出来上がり。

    アクセントに散らしたのは、ヒナさんから頂いたタイの豆菓子。
    塩味が程よく効いていて、そのまま食べても美味しいの。











こうして、今年も無事タルトタタンが朝食に並ぶ時期を迎えることが出来ました。
タルトタタンにアイスクリームを添えることも多かったのですが、今年は水切りヨーグルト。
溶けるから最初に食べようか?なんてこともなく、落ち着いてゆっくりと食べられます。

今日の朝食はいつも以上にボリューム満点です。

主食は鶏粥。
なまり節と一緒に定期的に取り寄せているあおさをトッピングしました。

今朝のお魚はしめ鯖。
大好きなアボカド・ルッコラとの組み合わせ。

お味噌汁の具に蕪を使うことが多くなりました。
季節感がお味噌汁に満ちております。





今日の備忘録は随分と長くなってしまいました。
間もなく主人が帰宅します。
仕事部屋を整えて私は温かなリビングへと移りましょう。
今日は温かというより暑いくらいですけどね。

posted by しんさん at 14:01 | Comment(0) | たまぁ〜に作る凝ったお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

タルトタタン 2017

11月、勤労感謝の日辺りにりんごをたっぷり使ったタルトタタンを拵えるのが恒例化致しております。

例年ですと晩秋の長野まで車で出かけ、お昼にお蕎麦を頂いてからりんご農園でお買い物、そんな流れではありますがそこはふたりの高齢化。
今年からはアップダウン激しい高速走行をやめ、お取り寄せという手段に甘えることと致しました。

洋梨 “オーロラ” に続き、長野の阿部農園さんから取り寄せたりんご “名月” ひと箱 (☆彡)
週末を利用し、今年もじっくりタルトタタンを拵えましたよ。

数週間前に新しく私のキッチンパートナーとなりましたストウブ 16cm。
もちろん今年はこのストウブを使って恒例のタルトタタンに挑みます。

やわらかく煮た5個分の名月を16cmのストウブにぎっしり詰め込んだタルトタタン。
通常のレシピに比べ、ぐっとお砂糖を控えてありますのでカラメリゼは今一歩。
ですが甘酸っぱいりんごの存在感がひしひしと感じられるお気に入りのレシピです。

とは言いながら、やっぱり脇に添えるアイスクリームは外せません。

名月で拵える恒例のタルトタタン。
2017年度はこのタルトタタンに何度挑むことになるのやら。
ストウブという心強い相棒が出来たからには、腕に磨きをかけて来シーズンに備えたいものです。





  • これがお気に入りの品種、名月。
    群馬名月として品種登録されたものが有名なようですが、私が名月として存じておりますのはこの長野信州の名月。

    小ぶりでぎゅっとしまった筋肉質、そして甘いジューシーな果肉、うん、今年も美味しい。

    この名月をたっぷり5個使って拵えるタルトタタン、詳しい手順は以前の日記で ⇒ ☆彡
    今年は例年よりお砂糖を控え、てんさい糖を80gから70gにしてみました。
    クローブとシナモンを隙間に差し込み、無水調理が得意なストウブでじっくりと煮ます。

    お砂糖の量はまぁ良しとして、16cmのストウブでいくら小ぶりとは言え5個分のりんごを煮るのには相当無理がありました。
    次回はひと回り大きなお鍋でりんごを煮、その後ストウブに敷き詰めるよう改善しないと。
    お鍋が噴いて噴いて大変でしたから。

    ストウブでじっくり煮たりんごを一旦取り出し、さっとストウブを洗ってお水で湿らせたオーブンシートを敷きます。
    りんごを隙間なくびっしりと敷き詰め、180℃のオーブンで更に1時間焼きましょう。

    粗熱がとれたら冷凍パイシートを被せ、更にオーブンで焼いて仕上げます。
    ひと晩しっかりと冷蔵庫で寝かせた後、えいやっとひっくり返して出来上がり。

    往生際悪いお砂糖の量ですので、タルトタタンとしては今一歩なカラメリゼレベル。
    ですが家庭料理ですもの、これで良いのと自分を納得させて悦に入りましょう。

    断面を見てもりんごがぎっしり。

    アイスクリームを添えて、シナモンパウダーをふります。
    タルトタタン 2017、次回は主人の大好きな生クリームを添えましょう。

    日持ちのするりんごです、焦らずタルトタタンはまだまだ楽しめそう。










そんなタルトタタン 2017、もちろんおやつではなく朝食に。

食卓について頭を抱える主人。
タルトタタンは最初?それとも最後?アイスクリームが溶けちゃうからやっぱり最初?
・・・お好きにどうぞ。

結局ふたり最初にタルトタタンに手を出しました。





  • 昨日の畑でさつま芋を収穫して参りました。

    今年はどうもさつま芋の発育が芳しくなく小ぶりなお芋ばかり。
    それでも母に収穫を任せると、備中でさつま芋を折ってしまうのだから困りものです。
    折れてしまったさつま芋は日持ちしませんからね、早々に使い切らないと。
    今朝はご飯の代わりにさつま芋がごろごろ入ったお味噌汁に致しましょう。

    今週はちょうど良いサイズのイワシが手に入りましたので、主人喜ぶイワシのお酢煮も。
    そして常備菜として、ストウブで金平ごぼうを炊いてみました。
    うん、ストウブ頼れる相棒です。






それにしても今日は冷え込むこと。
先週、ようやくリビングに石油ストーブを出しましたが、今日はお昼からストーブが必要なほど。
週末はしっかり飲んだお酒もまたしばらくはお休み、主人と支え合いながらの摂生を。

・・・と?あら?
今週は木曜日がお休み、ということはまた水曜日はお酒解禁・・・ね。
今日と明日、今週の摂生は摂生にならないかも。

posted by しんさん at 14:57 | Comment(0) | たまぁ〜に作る凝ったお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする