いつものメンバーが集う心地良いワイン会。
殿方が持ち寄る自慢のワインは飛び切りな有名処、か、または豊富な知識が故の玄人向けワイン。
ボトルは時にサプライズで次々抜栓されて空びんになるも、邪魔なうんちくなしの懐深いワイン会。
気取らないワイン会には気取らないお供を。
お家にある食材で気楽に焼いたひと口パイを持参するのが私の常。
クリスマスイブということもあって、今回はパイにおまけのジンジャーブレッド・・・風の甘い一品。
名月りんごはもちろん、今年は柿のタルトタタンも合わせると4回も焼いたようです。 昨年は冷凍パイシートに頼っておりましたタルト生地を、今年からは全粒粉にヴァージョンアップ。
毎度少量ずつ残るタルト生地を冷凍してあったので、それをまとめてお片付け。
クリスマスらしい型でぬいてオーブンで焼いてみましたよ。
なので心置きなく甘いアイシングでお化粧出来ますものね。
生姜風味のアイシングをたっぷり使ってお化粧させたら、まるでジンジャーブレッドのような味わいに。
うん、これはジンジャーブレッドと言い切ってしまっても良いのではないかしら。
いつものひと口パイ、今日は見切り価格で調達したドライトマトを使って。
ドライトマトとペコリーノロマーノの渦巻きパイ、そしてオイルサーディンとドライトマトのひと口パイ。
ドライトマトがいつも焦げてしまうのは来年に向けての改善点。
どちらもとっても簡単。
ワイン会に行く前にちょこっと畑に寄って、そら豆に支柱を立ててあげられる余裕がある程簡単です。
アイシングを乾かす時間も考えて、先ずはタルト生地のジンジャーブレッド風から。
- 冷凍してあったタルト生地を冷蔵庫に移して戻し、めん棒で薄くのばします。
型で抜き、170℃のオーブンで18〜20分焼いて網の上で冷ましましょう。 - アイシングは生姜のしぼり汁+粉糖です。
絞りだし袋を使うより、一つ一つ手に持ってボールに準備したアイシングにさっとくぐらす方が綺麗で素早いことが分かって途中で変更。
アイシングが乾く前に仕上げをし、網の上でしっかりと乾かします。
パイも負けないくらい簡単です。
- ドライトマトを刻み、オイルサーディンのオイルでしばらくマリネしておきます。
程よく解凍した冷凍パイシートに糊代を残してドライトマトをひろげ、すりおろしたペコリーノロマーノをたっぷりふりかけましょう。
パイ生地を巻き、巻き終わりをしっかりと綴じます。 - 包丁で等分し、オーブンシートを敷いた天板に並べます。
焼く直前まで冷蔵庫で冷やしておき、焼く準備が整ったら水溶き卵黄を表面にぬりましょう。 - オイルサーディンver.の方は、先ず冷凍パイシートを長方形に切り分けます。
5ミリほど内側、4点に隙間を持たせて包丁で切れ目を入れて内側にピケをしましょう。
ドライトマトを切り込み内に散らし、オイルサーディンを乗せます。
すりおろしたペコリーノロマーノを散らし、フルールドセルをほんの数粒散らします。
パプリカパウダーを散らし、水溶き卵黄をぬって予熱したオーブンへ。 - 天板2枚分いっぺんに焼けるのが本当にうれしい。
最初は200℃で焼いてパイ生地をふくらませ、その後様子を見ながら160〜180℃に温度をさげながら合計で20分ほど焼きます。
焼き上がったら網の上で冷まして出来上がり。
100均ショップで見つけたパイ用の段ボールボックス。
本当に何でもあるのね。
今後はワイン会のパイのケイタリングがスマートになりそうです。
そしてこれらが昨晩のワイン会で空になったボトルのほんの一部。
私がワンちゃん用ベッドを占領して仮眠している間に、何とまぁ熱燗までもが登場したそうです。
でも大丈夫、千疋屋さんのケーキはしっかり頂きましたから。
主人のお預かりワインだったようで、 『あぁ、良いっすよ、飲みましょうよ』 と主人。
CHAMBERTIN 2008 “Domaine Armand Rousseau”
〜シャンベルタン ドメーヌ・アルマン・ルソー
ワインはコレクションじゃぁない、飲むものなんだ。
そんな主人が大好きですが、あなたはいったい全体何本のワインをお預かり依頼しているのかしら。
良いクリスマスイブでした。
明日は2018年最後のお弁当です。