2023年07月24日

日比野さんのあゆ懐石・2023

週末、愛知県は春日井市、『季節料理日比野』さんにお邪魔致しました。
昨年は9月初旬に頂いたあゆ懐石(☆彡)を、今年は7月下旬に。

まだ小ぶりで若い鮎を堪能しようと、まだまだ日も高い暑いなか浴衣姿でご機嫌の主人。
浴衣に鮎柄の麻帯を銀座結びにしようと、悪戦苦闘しておりました私を知ってか知らずか笑顔のご出発。
先ずは寄り道、方向は逆ですが松花堂さんのかき氷で涼みます。

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予約時間の5時きっかりに到着。

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美しい鮎そうめん。

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鮎のせごしとお刺身。
清々しいお姿。

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大きなホウバの葉っぱで覆われたのは、

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お待ちかねの塩焼き。

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正に鮎づくし。

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鮎ご飯。

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もちろん主人はおかわりして、空っぽになった土鍋をお返ししましたよ。

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お家ではなかなか食べる機会のないスイカ。
今シーズン初の桃。
一気に夏の到来。

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そして週明け月曜日。
昨日、揚げ物をしたついでに、作り置き料理としてゴーヤの揚げ浸し、茄子の揚げ浸しを拵えておきました。
先週拵えた『水キムチ』がそろそろ食べ頃のハズ。

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枝付きの枝豆を昨日茹でて、莢から出しておきました。
昆布出汁を効かせた枝豆ご飯を拵えて、水キムチで冷や汁ご飯。

熱々のご飯に冷たい水キムチをスープと一緒にたっぷりと。
刻んだ大葉、おぼろ昆布にお醤油をちろり。

主人はこの冷や汁ご飯を口にし、何かを悟ったとか。

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朝の食卓には、日比野さんの青梅煮が添えられました。

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日比野さんの青梅煮に合わせて、今朝はほうじ茶を選んだ主人。
月曜日は韃靼そば茶の日なのですが、そうね、青梅煮には気分的にはほうじ茶ですものね。

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何かを悟った主人は、茄子とゴーヤの揚げ浸しの油が気になるようになったのですって。
これから僕は、時々ベジタリアンになる、と。
また何か、良からぬ思想を抱いてしまったようです。

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主人の思想変更はいつものこと。
私は地に足をつけて、梅仕事を一歩前進。
今日から3日間、梅干し作業を続けますよ。

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ベジタリアンになってもお酒はやめないよね?


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2023年03月03日

東京に行ってきました。すぐに帰って参りました。

旅行に行かない生活にもすっかり慣れてしまって2023年も早3月。

外出がままならないのならばお家で楽しみましょうと、日用品や食材はイオンネットスーパーさんをはじめオンラインを利用し、お家の一部を改装し等しておりましたら、いつの間にかお家が快適になり過ぎてすっかり出不精。
そんな我が家に小さな異変、主人が突如東京行きを提案してきました。

ただこの方に合うためだけの東京です。

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Benjamin Silver氏。
インポーターさん主催によるベンジャミン・シルバー氏のワインイベントに参加致しました。

ひょっとしたら、インポーターさんより彼のワインを買っているのではないかしら、それほど主人の気を引く彼のワイン。
ですが、折角なので。
いくら彼に合うためだけの東京だとは言いつつ、主人はオーセンティックバーも気になるご様子で。
東京でバーと言えば、という訳で銀座 TENDERさんで上田さんのマティーニを頂いて会場に向かいます。

案の定マティーニだけには止まらず、ギムレットも頂いてからバーを後にします。

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そしてベンジャミン氏との再会もはたし、イベントスタート。
以降は備忘録として。

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さわらにキャラメルとゴルゴンゾーラのソース。

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ゴロゴロッと存在感あるベーコン。
菜の花のリゾット。

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カベルネ・フラン

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鴨のロースト。

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意外とお喋りな主人。
普段の私相手のベンジャミン・シルバーワイン談では相当つまらなかったのでしょう。
嬉しそうにテーブルメイトの方々と盛り上がる姿が印象的でした。

今回のイベントではグルナッシュ・ブランをお気に召したようですよ、主人。

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自身が楽しんだのならば、相手にも良い思いをしてもらってこそのパートナー。
翌日はもちろんと言わんばかりの『資生堂パーラー』

主人ほど東京への情熱はないけれど、資生堂パーラーだけは別。

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3月とは思えないほどの温かい、を超越して暑いほどだった昨日の東京。
昨日ほどではないとは言え、銀座をウロウロして少々汗ばむほどの気温。

私にしては珍しく冷たいノンアルコールカクテルでほっとひと息、なんて可愛らしい。
主人もノンアルコールビールで。

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冷たいコンソメの下にはアスパラガスのクリームスープ。

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資生堂パーラーにお邪魔したならば頂きたいシーザーサラダ。
ロメインレタスを食べると眠くなるのは私だけでしょうか。

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『名店の味をご自宅で』
なんて考えては失礼と言うもの。

名店の味は名店で。
家庭の味は各家庭で。
雰囲気も整ってこそのお料理ですもの。
お家でこのシーザーサラダは作れません、私には無理。

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薬味がテーブルにセットされた時の高揚感と言ったら。

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ベンジャミン氏の来日が2月でしたら、これが頂けないところでした。
私の大好物、牛タンシチュー。
3月のマンスリーメニューが牛タンシチューと聞き、迷うことなく即決。

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牛タンシチューに即決はしたものの、主人のオムライスを少々シェアしていただきました。
取り皿にチンっと小さなオムライス。
さ、東京駅へ向かいましょうね。

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こうして久しぶりの東京は24時間にも満たずに終了。
ですが意外とストレスなく遊びに行けることがこれで実証されました。
羽島駅から『こだま』を使ってね。

ベンジャミン氏のサイン入りグルナッシュ・ブラン、付箋、そしてプレゼントのTシャツ。

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大好きなウエストのリールパイを頂きながら、またしばらく出不精を楽しむと致しましょう。
そしてもちろん、私の帯留めは誰の目にも止まることなくまた箪笥の中に戻されたのでした。



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2023年01月30日

『季節料理 日比野』さんでクエのコース

先週末の金曜日。
数日寒い日が続いたと思ったら、当日は岐阜市内でも朝から本気の雪模様。

いつもの週末ならば、あら今夜は雪見酒と喜んでいられるものを、今回ばかりは大慌て。
用意しておりました白地の紬と絞りの羽織を片付け、ぽってりした着心地の紬、古い着物をリメイクした長羽織に入れ替えます。
首元には襟巻。

随分と前から主人が楽しみにしておりました、今日は春日井の『季節料理 日比野』さんにてクエのコースを頂きます。
懸念しておりました雪も、家を出る頃にはうっすら青空、意気揚々とふたりテーブルにつきます。

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クエのお出汁にほっとひと息。

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クエの胃袋等の内臓系も、流石日比野さんの腕にかかれば臭みなど全く感じません。
そして何より美しい。

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今回は30キロのクエとご縁があったとのこと。
食べ頃を迎えたクエのお刺身、30キロと8キロの食べ比べ。

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ふっくらから揚げ、鱗はさっくりパリパリ。
味の添え方が本当にお見事。

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傍らではクエのアラがお鍋に投入されました。
お部屋が一気に暖まります。

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クエのしゃぶしゃぶ。

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美しいお出汁。

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もりもり頂きます。
お鍋のお出汁をこれだけ頂いたのは初めてなのではないかしら?
と言う程に美味しかったのです。

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クエの煮つけ。
はっと目を引くお皿とのコントラストに気持ちを落ち着かせ、じっくり味わいます。
うん、やはり美味しい。
すっきりとした味付けに山椒の風味、果報者のクエです。

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30キロのクエは中骨もごりっぱ。
髄液好きの主人にここは譲りましょう。

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代わりにぽてっとした唇周辺は私が頂きます。
この立派な歯並び。
この裏の筋肉質な身が大好き。

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美しいクエのお寿司でお鍋も閉幕。

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そしてお待ちかねの雑炊。

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今のふたりの気持ちを表すかのように、湯呑みの底にハートが沈んでおりました。

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日比野さんはデザートまで繊細、丁寧。
甘さの添え方が本当にお見事なのです。

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念願のクエにご満悦。
そして何より、食後感の良さに今回も驚くのです。
日比野さんのクエ、2023年の備忘録でした。


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2022年11月14日

晩秋の鱧懐石〜春日井の日比野さん

近頃、主人のお気に入りのお店は、地元でも京都でも、ましてや海外でもなくお隣の愛知県。
愛知県は北西部、名古屋のベッドタウンとしても名高い春日井市にあります『和食の日比野さん』です。

秋も深まる先週の金曜日、主人待望の『晩秋の鱧』を頂きに参りました。
日比野さんの鱧懐石コース、いえ、晩秋の鱧、鱧づくしの始まりです。
先ずはノンアルコールビールで逸る心を静めましょう。

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木の蓋を開けると秋真っ盛り。
前菜から鱧づくしです。
夏の名残り、子持ち鮎の山椒煮が秋を更に深めます。

南蛮漬けに添えられた色鮮やかな食用菊、『もって菊』とか『もってのほか』なんて愛称で親しまれているのですって。
Googleさんで調べてみると、正式名称は『延命楽』なんてありがたいお名前の持ち主。
日比野さん、お料理は言うまでもなく接客係さんのお話も楽しいのです。

鱧の子にそっと添えられた松葉は、ほんのりお塩の効いた茶そば。
美味しい。

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お出汁を存分にまとった大根の上に鱧。

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鱧のおとしと焼き霜。

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鱧の源平焼き。
同じ食材で2通りの焼きをご披露するお料理をこう呼ぶのですって。
晩秋の鱧は肉厚でふわふわです。

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松茸を鱧でくるりと巻いて。
稲穂の白く弾けたお米、日本酒があればこれを摘まみながらいつまででもちまちま飲んでいられそう。

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焼いた鱧の骨でお出汁をとった鱧しゃぶ。
お部屋中がお出汁の良い香りに満ち満ちております。

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ご主人自ら美しく盛り付けて下さいました。
鱧の肝、鱧の浮袋、初めての部位の美味しさに目尻も頬も下がります。

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おかわり。
折角なので梅ポン酢も使いたいと思いつつ、鱧の骨のお出汁はそれだけで十二分の美味しさ。

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鱧茶漬けか雑炊か。
散々迷って、お部屋に満ちたお出汁の香りには勝てず。
雑炊を選びました。

そしてこの選択は正しかったと実感。

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帰りの道中、経った今頂いた日比野さんの鱧懐石のお話で持ち切り。
お漬物まで美味しい鱧懐石の幕引きです。

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いえ、日比野さんは最後の最後、デザートまで裏切ることはありません。
洋梨とイチジクのコンポート。
すっきりとした甘さが美しく食材を包んでおります。

当然お家で、素人にこの味は出せませんので、せめてものお近づきの念を込めてデザート用カトラリーを、おそらくこれだろう、同じものだろうというものを検索して購入致しました。

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ちょっと肌寒い晩秋の風。
車の窓を少し空けて、少し遠回りしながら帰途につきました。





次回お邪魔するのはお節料理の受け取りに。
日比野さんのお節とからすみ、そしてこの時ばかりは日本酒を添えて新年を迎えるのです。





posted by しんさん at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月05日

『割烹 日比野』さんのあゆ懐石

先週の金曜日。
主人が以前より切望しておりました、愛知県は春日井市の『季節料理日比野』さんにお邪魔致しました。

地元の方々が皆で会食出来る大きな和食屋さん。
そんなイメージでしたが、以前はよくお邪魔しておりました京都の『お料理 はやし』さんや、今はもう閉店されてはおります祇園の『あじ花』さんで修行をされたというご主人。
主人が楽しみにしておりますのも納得なご経歴です。

今回予約しましたのは『あゆ懐石』
個室には立派な一枚板の白木のテーブル。
ノンアルコールビールをお願いして、さ、日比野さんのあゆ懐石始まりますよ。

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まるで絵のような美しい前菜。
鮎の山椒煮が運ばれてきましたよ。

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可愛らしい蓋を開けると、鮎の南蛮漬け。
え?今おつくりになりました?まだ少し温かい気がしました。
鮎がふわり、円やかな南蛮酢をまとっておりました。

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鮎そうめん。
鮎の開きに艶々のお素麺。

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背越しとお刺身は肝醤油で。

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ふわり朴葉の焼ける香りに振り向くと、お待ちかねの石焼き登場。

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もちろん頭からがぶり。
『少し塩っ辛いかも』・・・そうご忠告頂きました化粧塩の部分も、残さず美味しく頂きました。

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鮎のから揚げは、『うるか』を鮎で挟んだ『うるか揚げ』
骨も頭もサクサクで美味しい。
折角のお出汁塩を使いたくとも、抜群の塩梅で出る幕なし。
日比野さんの技術ゆえ。

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土鍋で炊いた鮎ご飯。
撮影係の私としたことが、全体像の画像をまさかの見送り。
いままで頂いた鮎ご飯の中で断トツいちばんの美味しさ。

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デザートまでぬかりなく。
滑らかなカボチャのプリンにイチジクが添えられていました。
そしてお茶も美味しい。

『はやし』さんとこの板場さんに、『人格者と聞いております』そう評価せれていた日比野さん。
お噂通りの真面目そうなお方。
そして愛らしい奥さまと並ぶ姿は見るからに仲良しなご夫婦。
お料理以上だけでなく雰囲気にも和ませて頂きました。


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何匹のあゆを頂いたのでしょう。

食後、殆ど野菜を食べていないことに気付き、そして鮎ばかりのメニューにも拘わらず全く飽きを感じていないことに気付き、普段野菜ばかり口にしております私個人としては大変驚いたのでありました。

そしてもちろん、主人は次回は『晩秋の鱧』を予約して帰途についたのでした。





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日比野さんのお料理の完成度を肴に、週末は普段以上にお酒が進んでしまいました。
週明けの月曜日。
主食は新米を待ち侘びる『長芋とアオヤギの炊き込みご飯』と致しました。

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さっと昆布だしで湯通しした冷凍のアオヤギは、蒸らしの段階で加えてふっくら。
昆布とアオヤギの旨味をお米と長芋にまとわせます。
面取り人参の切れ端を刻んで彩りに。

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そろそろ新米情報を耳にするようになりました。
早速主人はクリックしたようです。

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焼き過ぎた西京漬けを眺めながら、11月の鱧を楽しみにまたせっせと日々のお料理に励みましょう。

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posted by しんさん at 13:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする