2024年02月19日

山居さんのあんこう鍋〜2024

金曜日、以前より主人が望んでおりました『あんこう鍋』をいただいて参りました。
場所は自宅から車でほんの15分ほど、『山居(さんきょ)』さんです。

鰻が有名なお店ですが、流石主人、季節限定であんこう鍋が食べられると知り早速の訪問です。
結婚前、私が初めて主人にご馳走した思い出のお店でもある『山居』さん、ほぼ30年ぶりにお邪魔致しました。

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鰻の薄造り。
独特な刺激が後を引きますが、お家では決して食べられないお品がいただけるのが外食の醍醐味だと思っております。

あん肝、はい、美味です、とても美味しい。
胡麻豆腐、大好き。
小さいのに存在感あるごりに気分が盛り上がりますよ。

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このわたの茶わん蒸しなんて本当に久しぶり。

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にこやかな女将のご対応が本当に心地よい。
お人柄が表れる接客、仲の良いご夫婦なのでしょうね。
あんこう鍋のご登場ですよ。

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主人がぴしゃりと言います。
『あん肝は食べてはいけない、おつゆに溶かし込むのだ』

はい、了解いたしました。

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食べやすい部位は主人、骨の際の際が私。
我が家のルールです。

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熱々のから揚げ。
鶏肉のものより私は好きです、ずっと好き。

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あん肝に手をつけなかったからこうしていただける濃厚なおじや。
ぽってりとしたおつゆにサラリとしたご飯、もちろん綺麗さっぱりお鍋だけが残りました。

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デザートの酒粕ムース。
滑らかなムースの後をおう微かな酒粕フレイバー、まあ!これ美味しい。

『どぅちゃん(私のことです)が作ると酒粕感が前面にでるからね』
分かってます、そんなん。
微かな酒粕フレイバーを生姜のジュレが包み込みます。

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こうしてあんこう鍋だけでなく、女将さんの接客にも魅了されて帰宅致しました。

山居さんのあんこう鍋、主人はすっかりお気に入り。
年にいちど、我が家の風物詩になりそうです。





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そして週明け、月曜日。
今週最初のお弁当は稲荷寿司と相成りました。

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先日の『しじみの紹興酒漬け ☆彡』、その漬け汁を使って油揚げを煮ました。
昨年拵えた梅干しの残り梅、要は瓶に入り切らなかった分を使った『さしす梅』に生砂糖と昆布を足した寿司酢で酢飯。
アンコウと同じく無駄を極力控えた今週最初のお昼ご飯。




朝食のお魚は鯵の干物です。
この鯵が実に美味しい。
赤酒を使って焼いた皮面はパリパリ、身はふっくら、もちろん中骨のある側が私です。

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今日は一日雨のようです。
夕方になったら雨見酒ですね。




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2023年11月27日

銀杏ご飯 2023 ◆ 週末の備忘録

今年も銀杏をいただきました。
そして早速の銀杏ご飯。

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金曜日に頂いた銀杏は、これであと粉吹き銀杏をいちど拵えたらおしまい。
収穫して綺麗にして下さったばかり、瑞々しいもちもちの状態のまま銀杏の箱は空っぽになりそうです。

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折角の銀杏ご飯ですもの。
今日は黒米は雑穀ミックスにはご遠慮していただいて、押し麦・もち麦だけをお米に混ぜて炊きましょう。

にんにくを絞ったことのない我が家のにんにく絞り。
銀杏を縦に入れて殻を割るのがコツです。
殻を除いた銀杏を、お塩・少量のお水と一緒に火にかけて、コロコロ転がしながら薄皮を剥きましょう。

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立派な藤九郎銀杏ですもの、割れてしまった銀杏は別のお料理に使いましょう。

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洗って吸水したお米の水切りをしたら、赤酒とお醤油、お塩を少量合わせて水加減。
薄皮を剥いた銀杏をたっぷり散らして火にかけます。

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銀杏ご飯の香りに、主人も私もうっとり目を閉じます。

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お昼用には、軽く握ってお結びさんに。
大きめの海苔をふわりと巻きます。

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ストウブに入れてもらえなかった割れ銀杏は、アボカド・ひじき・セロリの葉っぱ、皮つき人参と一緒にかき揚げになりました。
お塩を程よく効かせ、米粉と冷凍卵白の衣を薄く絡め、太白胡麻油で揚げます。

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かき揚げに使った人参はGOLDEN GREENさんのもの。
なので皮ごと安心していただきます。
安心人参でもう一品、白和えも拵えましょう。

皮つきのまま細切りにした人参を胡麻油で炒め、軽く味付けをしてしっかり水気が飛ぶまで炒りつけます。
火を止める直前に細切りにしたセロリを加え、和山椒をミルで挽いて、後はお豆腐と胡麻の和え衣で和えるだけ。
抜群に美味しい。

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お弁当箱を開けると黒々とした海苔のお結びさん。
拵える側も何故か心が躍ります。

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銀杏ご飯になぜかイワシを合わせたくなりました。
イワシの干物は水曜日のメンバーなのですが、今日は特別、イレギュラーな月曜日に。

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週末、実妹の招待で近場の温泉旅館に家族で宿泊しました。

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寄り道はやはりいつもの松花堂さん。
ちょうど良いタイミングでぎんな餅をいただけました。
しみじみ美味しい。

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母と妹、兄とその子ら(姪っ子甥っ子)、そして主人と私、義姉だけはオーストラリア旅行のため欠席。
計7名のご近所宿泊の備忘録です。

岐阜では誰もが知る老舗の温泉旅館が『いとう旅館』を引き継ぎ、大規模なリノベーションを経て『お宿いとう』と言う名で一棟貸しの離れのお宿をオープンしたか。
勤続何年かやらのご褒美金を使って妹が招待してくれました。

火打ち梁(ひうちばり)を従えた立派な梁の迫力に圧倒され見惚れるばかり。

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見事な調度品より何よりこの梁にうっとり。

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若い柱に支えられた年配者の梁。
至る所に見られる以前の建築物の名残りが誇らし気です。

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ふるい釘までどこか自信ありげ。

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お宿自慢の無双窓(むそうまど)より、梁の迫力に魅了された私です。
わたし、そんなに梁好きだったかしら。

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愛おしさすら感じるこの名残り。

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早朝、主人とふたり車で本館に朝風呂を頂戴しに行きました。
帰ったらチャイムを押してね、と母に言われ。

お宿に戻ると、皆がお宿の露天風呂に輪になり足湯に浸っておりました。
チャイムの音をかき消すほどの盛り上がりのなか、我々は扉の外で湯上りの火照った気分も消沈。
甥っ子だけが気付いてカギを開けてくれました。

前夜まではだれにも浸かってもらえなかったお宿自慢の露天風呂。

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チェックアウト時には、何故だか湯船の底に浅くお湯を残す状態。
お掃除の方はさぞや不思議に思われたことでしょう。

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2023年11月20日

季節料理日比野さん〜晩秋の鱧づくし 2023

ベランダに閉めだされたり、特定健診の予約があったりと、私としては小忙しかった昨今。

気付けば1週間以上経っておりましたが、11月の10日、金曜日にお邪魔した春日井の『季節料理日比野さん』
晩秋の鱧懐石、遅ればせながらの備忘録。

前菜に添えられた柿紅葉に気分も盛り上がります。
『鱧寿司、目をつぶって食べると林さんの鱧の味がする』
主人、うっとり瞳を閉じて頬張ります。

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意外にも二品目で鱧しゃぶ。

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鱧と松茸。
お酒を飲まない食事も時には良いものです、味に集中出来ますものね。

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もっちりとしたクエのお刺身が興味をひきます。
そっと添えられた可愛らしいツルムラサキの小さなお花。
慣れ親しんだ姿とは違えど、味はツルムラサキ。

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源平焼。
ああは言いましたが、ちょっとぬる燗があると嬉しいお料理。

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天然のマイタケに高揚します。

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本当にね、美味しいのよね。
繊細な椀。

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鱧のお茶漬けと悩んだ結果、海苔の香りをまとったおじやにいたしました。
お漬物や昆布の佃煮まで美味しい。

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淡い柚子の風味が鼻腔をくすぐります。

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2023年晩秋の鱧懐石、以上備忘録でした。
主人、またこの画像を見て妄想を膨らますのでしょう。


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2023年07月24日

日比野さんのあゆ懐石・2023

週末、愛知県は春日井市、『季節料理日比野』さんにお邪魔致しました。
昨年は9月初旬に頂いたあゆ懐石(☆彡)を、今年は7月下旬に。

まだ小ぶりで若い鮎を堪能しようと、まだまだ日も高い暑いなか浴衣姿でご機嫌の主人。
浴衣に鮎柄の麻帯を銀座結びにしようと、悪戦苦闘しておりました私を知ってか知らずか笑顔のご出発。
先ずは寄り道、方向は逆ですが松花堂さんのかき氷で涼みます。

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予約時間の5時きっかりに到着。

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美しい鮎そうめん。

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鮎のせごしとお刺身。
清々しいお姿。

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大きなホウバの葉っぱで覆われたのは、

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お待ちかねの塩焼き。

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正に鮎づくし。

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鮎ご飯。

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もちろん主人はおかわりして、空っぽになった土鍋をお返ししましたよ。

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お家ではなかなか食べる機会のないスイカ。
今シーズン初の桃。
一気に夏の到来。

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そして週明け月曜日。
昨日、揚げ物をしたついでに、作り置き料理としてゴーヤの揚げ浸し、茄子の揚げ浸しを拵えておきました。
先週拵えた『水キムチ』がそろそろ食べ頃のハズ。

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枝付きの枝豆を昨日茹でて、莢から出しておきました。
昆布出汁を効かせた枝豆ご飯を拵えて、水キムチで冷や汁ご飯。

熱々のご飯に冷たい水キムチをスープと一緒にたっぷりと。
刻んだ大葉、おぼろ昆布にお醤油をちろり。

主人はこの冷や汁ご飯を口にし、何かを悟ったとか。

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朝の食卓には、日比野さんの青梅煮が添えられました。

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日比野さんの青梅煮に合わせて、今朝はほうじ茶を選んだ主人。
月曜日は韃靼そば茶の日なのですが、そうね、青梅煮には気分的にはほうじ茶ですものね。

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何かを悟った主人は、茄子とゴーヤの揚げ浸しの油が気になるようになったのですって。
これから僕は、時々ベジタリアンになる、と。
また何か、良からぬ思想を抱いてしまったようです。

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主人の思想変更はいつものこと。
私は地に足をつけて、梅仕事を一歩前進。
今日から3日間、梅干し作業を続けますよ。

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ベジタリアンになってもお酒はやめないよね?


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2023年03月03日

東京に行ってきました。すぐに帰って参りました。

旅行に行かない生活にもすっかり慣れてしまって2023年も早3月。

外出がままならないのならばお家で楽しみましょうと、日用品や食材はイオンネットスーパーさんをはじめオンラインを利用し、お家の一部を改装し等しておりましたら、いつの間にかお家が快適になり過ぎてすっかり出不精。
そんな我が家に小さな異変、主人が突如東京行きを提案してきました。

ただこの方に合うためだけの東京です。

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Benjamin Silver氏。
インポーターさん主催によるベンジャミン・シルバー氏のワインイベントに参加致しました。

ひょっとしたら、インポーターさんより彼のワインを買っているのではないかしら、それほど主人の気を引く彼のワイン。
ですが、折角なので。
いくら彼に合うためだけの東京だとは言いつつ、主人はオーセンティックバーも気になるご様子で。
東京でバーと言えば、という訳で銀座 TENDERさんで上田さんのマティーニを頂いて会場に向かいます。

案の定マティーニだけには止まらず、ギムレットも頂いてからバーを後にします。

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そしてベンジャミン氏との再会もはたし、イベントスタート。
以降は備忘録として。

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さわらにキャラメルとゴルゴンゾーラのソース。

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ゴロゴロッと存在感あるベーコン。
菜の花のリゾット。

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カベルネ・フラン

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鴨のロースト。

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意外とお喋りな主人。
普段の私相手のベンジャミン・シルバーワイン談では相当つまらなかったのでしょう。
嬉しそうにテーブルメイトの方々と盛り上がる姿が印象的でした。

今回のイベントではグルナッシュ・ブランをお気に召したようですよ、主人。

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自身が楽しんだのならば、相手にも良い思いをしてもらってこそのパートナー。
翌日はもちろんと言わんばかりの『資生堂パーラー』

主人ほど東京への情熱はないけれど、資生堂パーラーだけは別。

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3月とは思えないほどの温かい、を超越して暑いほどだった昨日の東京。
昨日ほどではないとは言え、銀座をウロウロして少々汗ばむほどの気温。

私にしては珍しく冷たいノンアルコールカクテルでほっとひと息、なんて可愛らしい。
主人もノンアルコールビールで。

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冷たいコンソメの下にはアスパラガスのクリームスープ。

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資生堂パーラーにお邪魔したならば頂きたいシーザーサラダ。
ロメインレタスを食べると眠くなるのは私だけでしょうか。

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『名店の味をご自宅で』
なんて考えては失礼と言うもの。

名店の味は名店で。
家庭の味は各家庭で。
雰囲気も整ってこそのお料理ですもの。
お家でこのシーザーサラダは作れません、私には無理。

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薬味がテーブルにセットされた時の高揚感と言ったら。

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ベンジャミン氏の来日が2月でしたら、これが頂けないところでした。
私の大好物、牛タンシチュー。
3月のマンスリーメニューが牛タンシチューと聞き、迷うことなく即決。

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牛タンシチューに即決はしたものの、主人のオムライスを少々シェアしていただきました。
取り皿にチンっと小さなオムライス。
さ、東京駅へ向かいましょうね。

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こうして久しぶりの東京は24時間にも満たずに終了。
ですが意外とストレスなく遊びに行けることがこれで実証されました。
羽島駅から『こだま』を使ってね。

ベンジャミン氏のサイン入りグルナッシュ・ブラン、付箋、そしてプレゼントのTシャツ。

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大好きなウエストのリールパイを頂きながら、またしばらく出不精を楽しむと致しましょう。
そしてもちろん、私の帯留めは誰の目にも止まることなくまた箪笥の中に戻されたのでした。



posted by しんさん at 15:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする