金曜日、以前より主人が望んでおりました『あんこう鍋』をいただいて参りました。
場所は自宅から車でほんの15分ほど、『山居(さんきょ)』さんです。
鰻が有名なお店ですが、流石主人、季節限定であんこう鍋が食べられると知り早速の訪問です。
結婚前、私が初めて主人にご馳走した思い出のお店でもある『山居』さん、ほぼ30年ぶりにお邪魔致しました。
鰻の薄造り。
独特な刺激が後を引きますが、お家では決して食べられないお品がいただけるのが外食の醍醐味だと思っております。
あん肝、はい、美味です、とても美味しい。
胡麻豆腐、大好き。
小さいのに存在感あるごりに気分が盛り上がりますよ。
このわたの茶わん蒸しなんて本当に久しぶり。
にこやかな女将のご対応が本当に心地よい。
お人柄が表れる接客、仲の良いご夫婦なのでしょうね。
あんこう鍋のご登場ですよ。
主人がぴしゃりと言います。
『あん肝は食べてはいけない、おつゆに溶かし込むのだ』
はい、了解いたしました。
食べやすい部位は主人、骨の際の際が私。
我が家のルールです。
熱々のから揚げ。
鶏肉のものより私は好きです、ずっと好き。
あん肝に手をつけなかったからこうしていただける濃厚なおじや。
ぽってりとしたおつゆにサラリとしたご飯、もちろん綺麗さっぱりお鍋だけが残りました。
デザートの酒粕ムース。
滑らかなムースの後をおう微かな酒粕フレイバー、まあ!これ美味しい。
『どぅちゃん(私のことです)が作ると酒粕感が前面にでるからね』
分かってます、そんなん。
微かな酒粕フレイバーを生姜のジュレが包み込みます。
こうしてあんこう鍋だけでなく、女将さんの接客にも魅了されて帰宅致しました。
山居さんのあんこう鍋、主人はすっかりお気に入り。
年にいちど、我が家の風物詩になりそうです。
そして週明け、月曜日。
今週最初のお弁当は稲荷寿司と相成りました。
先日の『しじみの紹興酒漬け ☆彡』、その漬け汁を使って油揚げを煮ました。
昨年拵えた梅干しの残り梅、要は瓶に入り切らなかった分を使った『さしす梅』に生砂糖と昆布を足した寿司酢で酢飯。
アンコウと同じく無駄を極力控えた今週最初のお昼ご飯。
朝食のお魚は鯵の干物です。
この鯵が実に美味しい。
赤酒を使って焼いた皮面はパリパリ、身はふっくら、もちろん中骨のある側が私です。
今日は一日雨のようです。
夕方になったら雨見酒ですね。