2020年01月21日

主人プロデュース〜三重の要所つまみ食いツアー 二日目

実家の母親と妹を誘い、主人が全て行先を決める三重県の旅二日目。
行先を三重県と決定するまで、主人のことですから当然あちこち変更はありましたが結果としてとてもよい旅でした。

当初は自称“民宿”である美鈴さんに抵抗を示しておりました母ですが、海の家=民宿というイメージをすっかり改新した様子の母親。
主人と私はもちろん、母親も妹も大満足な様子で美鈴さんを後にします。

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美鈴さんのラウンジから眺める朝焼け。
昨日随分降った雨ですが、今日は心配はなさそうです。

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早朝6時ジャストにお風呂を頂戴した後、お言葉に甘えてラウンジで甘い蜜柑を頬張りました。
小ぶりでやけにすっきりとした甘みの蜜柑、これ、ポンカンなのだそう。
あまりに美味しかったので、道中の道の駅でひと袋買って帰りました。

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主人にはあまり理解してもらえませんが、私にとっての旅の醍醐味は夕食より断然朝食。
そうよね、主人にしてみれば複雑ですよね。
ですが旅先の朝食が好きなのです。

美鈴さんの朝食は画像からはみ出してしまう程の品数、鼻唄くらい勘弁してほしい。

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朝食の卵焼きには特に心が躍るのです。

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卵かけご飯はからすみパウダーで頂きます。

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前日行った雨の鬼ヶ城も良かったけれど、やはりお天気は良いに越したことはありませんものね。
美鈴さんから車ですぐ、女将さんに教えて頂いた馬越峠へと向かいます。

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石畳が続く馬越峠・・・をほんの入り口で引き返します。
十二分に熊野古道の雰囲気を堪能したと皆大満足。
・・・いえ、恐らく体力有り余る妹以外は、ね。

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元来た道を戻り、美鈴さんの前を通って向かった先は伊勢神宮内宮の別宮 瀧原宮。
混雑もなく、それでいて荘厳な雰囲気漂う正にパワースポットでありました。

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旅も後半。
二日目のお昼は、今回旅のメインでもある夕食を考慮して軽めに済ませます。
おかげ横丁へ向かい赤福の本店・・・のつもりでおりましたが、そのあまりの混雑ぶりに予定変更。
どうしても赤福は外せないという妹の為、赤福の二見支店へ向かい赤福ぜんざいを頂きます。

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・・・普通のぜんざいだったね。





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そして今回の旅のハイライト。
松阪牛のすき焼きと言えば、もちろん和田金さん。
立派な屋根付きの駐車場に大騒ぎする一行。

主人曰く、『これが最初で最後の和田金だろうからさ、もちろん松のコースだよ』

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期待で画像も霞みます。

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ちょっとクールな雰囲気の仲居さん。
手際よく炭を積み上げるその手つきもお美しい。

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熱々のお出汁を注いで頂く松坂牛のお吸い物。

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お口取り三種。
案の定、母はこの時に頂いたそぼろを買っておりました。
時雨煮も一緒に買って帰る程の気に入りよう。

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和田金印のお麩に大はしゃぎする4人。

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松坂牛さま。

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仲居さんに和田金のすき焼きの極意を色々とご伝授頂きました。

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お肉の旨味溢れる煮汁、じっくりじっくり椎茸に煮含ませます。
和田金さんのホスピタリティにはただただ感心、そして驚くばかり。

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白いご飯が良いという私の意見はあっさり棄却され、4人で松坂牛のひつまぶしを分け合います。

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炭火で焼くお餅に母は祖母を想い話が長引きます。

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あれ?主人、メロンアレルギーでなかった?
『高いメロンは平気なんだ』

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旅のハイライトに和田金を選んだ主人。

行く前の意見はこうでした。
『だってさ、バカバカしいじゃん、松阪牛ったってたかが肉だよ、すき焼きだよ。
それにこの値段出すなんて、一生に一度で十分じゃん』

そして今。
『夏にさ、どぅちゃん(私のことです)の誕生日に京都行くじゃん。
その帰りは和田金ですき焼きにしようね』

『僕さぁ、自分がこんなにすき焼きを好きになると思っていなかったよ』

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松坂牛のファンになった訳ではありません。
すき焼きのファンになった訳でもありません。
和田金さんのファンになりました、私たち。





すき焼きでお腹も心も満たした後はロマンティックが欲しいところ。
ロマンティックな主人が選んだ旅の幕引きは、四日市のコンビナートの夜景。
ビルの14階から臨む四日市コンビナートの夜景です。

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とても良い旅でした。
主人プロデュース、実家の母と妹を巻き込んでの全会費制の三重の旅。
第2弾を期待し、そして私たちふたりのステップアップも期待し、備忘録を終わります。

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posted by しんさん at 14:53 | Comment(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月20日

主人プロデュース〜三重の要所つまみ食いツアー 初日

いつのお話だったか。
多分、昨年2019年の終わり頃、主人が突然提案しました。

『お義母さんとAチャン(私の妹です)誘ってさぁ、会費制で国内一泊旅行でもしようか』

母も妹も思いの外乗り気で、主人の計画はコロコロ変更を交えながらも初回の旅は三重県ということに落ち着きました。
三重と言えば松阪牛、という訳で松阪牛中心に主人プロデュースの一泊旅行。
最初の目的地は三重県熊野市にあります海岸景勝地、鬼ヶ城です。

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降りやむ気配を全く感じさせない本気の雨降りの中、海岸沿いの遊歩道を恐る恐るソロソロ歩く4人組。
今週の備忘録は主人プロデュース三重県の旅からスタートです。






最初の目的地は鬼ヶ城とは言え、そこは主人のプロデュース。
お昼を予定致しておりました漁協が経営する海鮮店が当日定休日との情報を得ると、速やかに代案をはじき出します。
トラックに行く手を阻まれ、予定時間を大幅にオーバーして辿りついたお店はとんかつ屋さん。
松坂牛の牛かつをお昼に頂きます。

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ひとり妹だけは松坂牛の生姜焼き。
周囲に流されない姿勢は変わりません。
そしてひと切れ、おネイちゃんと取り替えっこも忘れない良い子です。

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松坂牛のとんかつ、さぞや胃にもたれるかと思いきや流石の食後感。
初めての食感に軽い食後感、皆お腹も満たされ数時間後には雨の鬼ヶ城に到着です。

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鬼ヶ城、晴れた日に是非また訪れたい場所です。
近づいても逃げない肝っ玉の据わったトンビが羽を休めていましたよ。

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見上げる主人。

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是非、次回はお天気の良い日に。

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そして主人が選んだ宿泊場所は、過去2回ほどお邪魔したことのある“割烹の宿 美鈴さん”
お正月の名残を想わせる設えです。

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黄色の南天なんて珍しいですね。

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母らはちょっと広めの角部屋“すずしま”に。
私たちはいつもの海に面したお部屋“おおはま”に。

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お部屋に通されてお茶とお菓子でひと息ついたら、皆で揃って近所の古里温泉へ。
ぬるりとしたこちらの泉質は主人も私も大のお気に入り。
そしてお宿に戻れば、お待ちかねのディナータイム。

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美鈴さんのシグネチャー、ヤドカリのお刺身。

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カゴから這い出していきそうなヤドカリの素揚げ。

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主人が我を忘れた鯖寿司。

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八丁味噌の風呂吹き大根。

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鮑の石焼に母大満足。

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ボケてしまったけれど蕪のなます。
こちらの合わせ酢の配合がとても美味しい。
ちょっと我が家にも取り入れてみたいお品です。

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さぁもう食べられません、と思った矢先のしゃぶしゃぶ。
油断致しました。
正にお腹がはちきれるとはこのこと。
・・・食べますけどね。

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お出汁は鯖と鯵ですと若大将。
しゃぶしゃぶのお出汁をご飯にかけてスルスルっと頂きます。
お腹がはちきれそうでもスルスルっと。

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アイスクリームに柿のソース。
お腹が苦しいと喘ぎつつも4人とも残すことなく食事を終えます。

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聞くと今宵の宿泊客は私たちだけだとか。
日本酒も随分と進んだことですし、お宿のお風呂は明日の朝いちばんに頂戴致しましょう。

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主人が入る男湯もこっそり覗いてみましたよ。
私たちだけなので気楽なものです。
お部屋に鍵もかけずに就寝致します。

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明日は三重の旅二日目を備忘録。



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posted by しんさん at 15:27 | Comment(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月30日

還暦レッドベルベットケーキ

いよいよ明日は大晦日、いよいよ年の瀬も押し迫った本日30日。
気は急いているのですが、考えてみればそう躍起になって済ませる用事があるでなし。
主人が温かなリビングで仕事を始めたことですし、数日ぶりの備忘録。

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レッドベルベットケーキです。
自家製のビーツを使った古き良き時代の昔ながらのレッドベルベットケーキ。
真っ赤な生地が映える真っ白なバタークリームがたっぷりです。

今まで美味しくないと思い込んでおりましたバタークリーム。
自分で作ってみて、その美味しさにハラハラと目から鱗が落ちました。
色合いだけでなく、真っ赤なビーツの生地と本当によく合います。

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先日開催されたワイン会に持参したこのレッドベルベットケーキ。
メンバーのおひとりが還暦ということで、真っ赤なレッドベルベットケーキを持参致しました。
ザクロのトッピングがキュートなのです。





なかなか好評でしたので、ざっくり備忘録。

◆材料(WILTON レギュラーマフィンパン1枚分)
  • ビーツピュレ 160g弱
  • レモン汁 大さじ1

  • 薄力粉 50g
  • 全粒粉薄力粉 50g
  • カカオパウダー 小さじ1
  • ベーキングパウダー 小さじ1/2
  • 無塩タイプの醗酵バター 100g
  • グラニュー糖 50g
  • 卵 1個




    ◆バタークリーム

  • 全卵 正味50g
  • グラニュー糖 35g
  • 無塩タイプの醗酵バター 100g




◆作り方
  1. ビーツは予めピュレ状にして冷凍しておきました。

    ビーツを綺麗に洗い、アルミホイルを2重にして皮つきのまま包みます。
    予熱なしのオーブン 180℃で1時間焼いたら、そのまま冷めるまで放置しておきましょう。
    キッチンペーパーで表面をこするようにして皮をむき、バーミックスで滑らかなピュレに。
    キューブ状に小分けして冷凍しておきます。

    これを自然解凍し、レモン汁を加えてよく混ぜ合わせます。

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  2. バターと卵は予め室温に戻しておきましょう。
    バターをクリーム状によく練ったところに、お砂糖を数回に分けて加えます。
    白っぽくふんわりするまでよく攪拌したところに、溶いた卵を数回に分けて加えましょう。

    粉類をビニール袋に合わせてよくふり混ぜ、一気に加えてスパチュラで混ぜ込みます。
    粉類が7分通り混ざったところで、ビーツピュレを加えて混ぜ込みましょう。

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  3. グラシンカップを敷いたマフィンパンに生地を分け入れ、底を数回打ちつけて空気を抜きます。

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    180℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を160℃にして43〜45分。
    焼き上がったら熱いうちに型から出し、網の上に並べて冷ましておきましょう。

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◆バタークリームを作って仕上げます。
  1. 卵を軽くときほぐし、分量のお砂糖の1/3量程度を加えて軽く泡立てます。
    これを人肌より高めの湯せんにかけながら更に泡立て、残りのお砂糖を2回に分けて泡立て続けましょう。
    白くフワフワに泡立ちます。
    卵が55℃になったところで湯せんを外し、冷めるまで攪拌を続けます。

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  2. 予め室温に戻しておいたバターをクリーム状に攪拌し、1を少しずつ加えてその都度攪拌します。

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  3. 絞り出し袋に詰めて絞り出し、ザクロを散らして出来上がり。

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    実はこのレッドベルベットケーキ、生地は前日に焼いてラップをして冷蔵保存。
    当日はバタークリームを作って仕上げるだけなのでとっても簡単なのです。
    甘酸っぱくて透明感のあるザクロが真っ白なバタークリームによく映えます。

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実はこの日開催されたワイン会。
さすがに年の瀬、皆お忙しいようで集まったのは大御所と我々の二夫婦のみ。
そう、カリフォルニア ナパワイナリー巡りをした4人のメンバーです。

ペコリーノロマーノのパイ、ベーコンとマッシュルームのパイを当日焼きました。

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レッドベルベットケーキと一緒に箱詰めし、いざワイン会へ。

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来年のアメリカ旅行が落ち着いたら、その次は世界一周旅行だそうです。
そして西回りと東回りの中間、ニューヨークでご夫妻と待ち合わせだとか。
今年最後のワイン会、少人数ではありますが大盛り上がりでありました。

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そしていつもの如く豪華なワインはあっさり空瓶に。
ワインは飲んでなんぼ、楽しんでなんぼ。
それを地でいくメンバーです。

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さ、リビングでは主人がお待ちかねです。

黒豆?
1キロ分は既に煮て、瓶詰も終えて冷暗所に。
これから主人とひと瓶持って、最後のお福分けに向かう予定でおります。

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お節料理?
自慢するほどのものではありませんが数種拵えて冷蔵庫に。
お節料理のついでに、どうしても主人が食べたいと言って聞かなかった鯖の味噌煮もスタンバイ。

大掃除?
うーん、今年は12月に入った段階で排水溝からベランダまでチマチマ掃除しておりますし。
雨降りの今日は大人しくして、明日晴れたら窓ふき程度で済ませる予定。





これから頼んでおいたお正月料理を取りに出掛けます。
豪華なお節料理ではなく、真鮒と大豆を煮た三重県の極狭い地域に伝わるお正月料理だとか。
お礼の黒豆を手に、さ、外は寒そうです。
厚着をして出掛けましょうか。

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posted by しんさん at 13:32 | Comment(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月26日

ラーモニー・ドウ・ラ・ルミエール

外食の回数もめっきり減った昨今ではありますが、時々主人が思い出したように予約をします。
久しぶりのラーモニー・ドウ・ラ・ルミエール。
そう主人に行ったら、いや、5月にオレゴンワインの会やったじゃん、と。

冒頭からではありますが、食事を終えた後の山村シェフと主人の笑顔が眩しくて・・・

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山村さんのフォアグラのやや強めの焼き加減が大好き。
山村ソースとでもお呼びしたいソース。
キノコのテリーヌに添えられたナッツのソースがとても私好みでありました。
パクりたい。

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冬を感じさせるカニのガレット。
ふわふわ熱々のホッとする味。

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お野菜がいっぱい添えられたハタのブレゼ。
いつか私が育てたアーティチョークをここに。
・・・ウソです。

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大好きな煮込み。

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私もシェフと記念写真。
紅葉の季節になると着たくなる古い古い母の着物。
母も誰かからのお下がりを染め直したもの。
長羽織は祖母の着物を仕立て直して頂いたもの。
そう言えば羽織紐も祖母の着物で作って頂いたものでした。

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お家でぐだぐだ飲むのも楽しいけれど、やはりこうしてシェフやマダム、ソムリエールさんとお喋りしながらのディナーも楽しいものです。





飲み過ぎることもなく気持ちよく帰宅致しましたが、やはり加齢には勝てないようで翌朝の食欲はゼロ。
当然激増した体重対策もあって、朝はすりおろし生姜をたっぷり入れた自家製発芽玄米の甘酒で済ませます。
そしてお昼はお味噌汁だけ。
牡蠣をつけ込んだオイルで根菜を炒めてお味噌汁に。

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お腹が空いたと主人からメッセージが立て続けに届きました。
どうやら主人は食欲も回復したようです。
ですが明日は私の健康診断、朝食は抜きですよ。

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posted by しんさん at 13:36 | Comment(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月29日

とても良い旅をして参りました〜奈良・京都

週末を利用し、主人とふたり奈良と京都の一泊旅行を楽しんで参りました。

結婚前も含めた主人との旅で嫌な思い出はひとつとて思い浮かばないのですが、今回の旅は今まで以上に有意義で、これから先のふたりの生活を更に良い方向へ誘ってくれるものであったと確信致しております。

先ずは今回の旅のきっかけとなりました女性とのお気に入りの一枚。

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着物日傘アーティストの柴田さま。
奈良でお母さまの作品展があるとかでご案内を頂き、どうしてもご本人にお会いしたくて奈良へと向かいました。
彼女とのご縁を賜ったのはもちろん日傘。



今年の4月。
帯状疱疹で1週間の入院を余儀なくされた主人を病院に託し、ひとりで出掛けた京都俵屋さん楓の間⇒2019年04月08日 2019年04月09日

部屋から眺める青々した楓の先の小さな赤い花の花言葉は『美しい変化』『大切な思い出』
主人とふたり最初に宿泊した俵屋さん以来お世話になった中居さんの旅立ちに相応しいこの花言葉を想いながら、私がのこのこ向かった先は京都の老舗呉服屋のゑり善さんでした。

それだけの理由で誂えた楓模様のレース生地の塵除けが届いたのはその数ヶ月後。
添えられていた余り布が彼女の手に渡り、母の古い羽織をアクセントにした素晴らしい日傘が仕上がりました。

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小さなトートバッグも彼女の作品。
裏地は母の羽織生地です。

ちなみに作家さんこそ異なりますが、手前は数年前に母とペアで作って頂いた数寄屋袋。
裏地は子供用の長襦袢を解いたツルっとした生地です。
祖母が生前、誰かの着物だか何かを解いて縫ってくれた子供用長襦袢が巡り巡って幼少の私の番となり妹の番も終え、最後は数寄屋袋の裏となったという慎ましやかなお話です。





さて。
よほどの機会がないとなかなか訪れることもない奈良。
実は、当初の予定では私ひとりで京都に行く心積もりでおりました。
日傘が出来上がった頃にふらりとひとりで俵屋さんへ行き、ゑり善さんで出来上がった日傘を自慢しよう。
はい、イヤらしい人間です、わたくし。

ですが奈良に行けば彼女に直接お礼申しあげられる、それならばと主人を誘い、高速を使って楽々奈良へ。
作品展の場所は奈良の観光スポットでもあります“ならまち格子の家”

・・・の前に、奈良と言えば三輪素麺。
お昼ご飯はもちろん三輪素麺。
創業300年の直売所も兼ねた三輪山本素麺のお食事処の隅席を陣取りました。

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メニューは既に冬季限定の温かい素麺になっておりましたが、いえいえ、健在ですよ。
年中頂ける冷たいお素麺、極細素麺“白髪”が。
柿の葉寿司を主人とひとつずつ頂きながら、まるで絹糸のようなお素麺を頂きました。

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この細さ、画像で伝わるかしら。
夕食にひびかない控えめな量でお腹の満たされ方も程よく、いよいよ目的地へと向かいます。

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近くの無人パーキングに車を停めて“ならまち格子の家”へ。

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お二階へ上がりいよいよ旅の目的、着物日傘アーティストの柴田さまとの初お目見えを果たします。
本当に魅力的な方でした。
画像を通しても楽しそうな雰囲気は伝わるものですが、実際にお会いした彼女は魅力に溢れておりました。






その後京都へと向かい、今回は俵屋さんではなく京都滞在時にしばしば利用するホテルへとチェックイン。
ささやかな三輪素麺のお昼はとうの昔に消化済み。
ホテルのバーで一杯だけと、ウォッカマティーニとドライマティーニを頂いてから向かった先は、1年半ぶりの御料理はやしさん。

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最初にお邪魔したのは10年近くも前になるのかしら。
私は仏頂面のご主人に委縮し、主人は林さんの所謂“味を求めにいくお料理”に戸惑い、当時はまだまだ随分と背伸び致しておりました。
この日からです。
主人が自宅の調味料を全て吟味して買い替え、食材を活かす薄味に挑み、林さんのお料理を理解すべく生活改善一大プロジェクトに取り組んだのは。

そして今回の林さんのお料理を頂き、主人は決心したようです。
『僕、多分これが林さんにお邪魔する最後になると思う』

主人、林さんを卒業です。
マヨネーズが好きで、どろっとした照り焼き味が好きで、お肉が好きで、濃い味が好きで、ジャンクフード好きだった主人が林さんのお料理をきっかけに今に至っております。
林さんのお料理を食べていなければ、未だに手頃な外食にどっぷり浸っていたでしょう。
そして私の料理も全く進化していないでしょう。

趣向は加齢とともに変化するもの。
世間の流行りやその廃り、映えるお料理に流されず、ふたりでふたりに合った今後の食卓を無理なく楽しみながら作っていく所存でございます。





それを思うと、今回の旅のコスパは最強だったと実感致します。
着物日傘アーティストさんとの出会い、御料理はやしさんからの卒業、意義ある奈良・京都の一泊旅行の備忘録は明日も続くのです。

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posted by しんさん at 14:51 | Comment(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする