2023年01月06日

ふるふるアーモンドミルクゼリー〜お屠蘇シロップ編

主人のお正月休みが明けて二日目ともなると、ワイシャツのアイロンがけも始まります。
通常が戻ってきたと実感する間もなく次の3連休、なかなかお正月気分が抜けません。

お正月気分払拭の第一歩は冷蔵庫から。
甘さをぐっと控えたあっさりツルンのアーモンドミルクゼリーに、お屠蘇を煮詰めた甘いシロップを合わせてみましたよ。

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トッピングは、年末に根尾の伯母を訪ねた際に持たせてもらった干し柿。
伯母に教えてもらった、干し柿と柚子のコンビネーションが目下のところ大のお気に入りです。

そして我が家で秘かなブームとなっております『韃靼そば茶』をアクセントに。
お茶として購入したのですが、そのまま食べても香ばしくてとても美味しいのです。

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寒天やゼラチンとは少々食感を異なるアガーのアーモンドミルクゼリー。
ツルンと滑らかなミルクゼリーに、ほんのり屠蘇散が香るお屠蘇シロップ。

ふたり分で使ったお砂糖はわずか10g。
今年初めて赤酒でお屠蘇を仕込んでみたのですが、これで我が家のお屠蘇は赤酒と決まったも同然。
ただ煮詰めただけの赤酒が立派なシロップとなりました。

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耳馴染みのない赤酒、日本古来の製法を受け継いだ熊本地方に伝わるお酒だそうです。
昨年のうちに、いちど料理酒としての東肥赤酒を試しておりますので、今回は本伝東肥赤酒を取り寄せてお屠蘇に使用致しました。

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前日、大晦日の夜に赤酒と屠蘇散を合わせてひと晩ゆっくり浸します。
赤酒で仕込んだお屠蘇で祝った今年の元旦。
確かに甘いのですが、奥にほんのりカカオのような風味も感じられる複雑な赤酒のお屠蘇は、無病息災を約束してくれそうです。

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そうは言っても、不本意ながらお正月中に飲み切れなかったお屠蘇を使ってシロップを拵えます。
そしてあっさりアーモンドミルクゼリーにたっぷり添えます。

  1. 3日間程浸したままの屠蘇散。
    スパイスの風味も十二分に赤酒に移ったことでしょう。

    中〜弱火でとろりとするまで煮詰めます。

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  2. 根尾の伯母に教わったこの組み合わせ。
    伯母は柚子の皮をそのまま干し柿に合わせておりましたが、我が家には年末に煮た柚子のワタ煮(☆彡)がありましたのでこれを使って。

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  3. アーモンドミルクゼリーに進みます。

    乾いたお鍋に、アガー 5g・てんさい糖 10gを合わせてよく混ぜておきます。
    ここにアーモンドミルク 350gをダマにならないよう少しずつ加え、よく混ぜましょう。

    アガーとてんさい糖がしっかり溶けたところで、中〜弱火にかけて煮たたせないよう加熱します。
    容器にザルで漉しながら移し、表面の泡をそっとすくってから、ふるっと冷やしかためましょう。

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  4. ふるっとかたまったアーモンドミルクゼリーに切れ目を入れ、干し柿を食べやすく切り、準備完了。
    アーモンドミルクゼリーとお屠蘇シロップを交互にジャーに詰めたら、干し柿をトッピングしてそば茶を散らします。

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    抜群の美味しさ。

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炭水化物がゼロは感心致しません。
お正月中、サンドウィッチを作るつもりでイオンネットスーパーに届けてもらった食パンですが、使うことなく冷凍してありました。

久しぶりにホットサンドなど拵えてみましたよ。

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ひき肉に見えるのは、鯖缶とベジミート。

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これもお片付け料理で、アオヤギの佃煮の煮汁、そして昨日の主食にもした鰹のたたきの漬けの漬けダレを有効利用。
こってりとした鯖缶そぼろ、そしてやわらかな酸味のビーツのピクルスが好相性です。





  1. アオヤギの煮汁、そしてカツオを漬けてあった漬け汁、双方お鍋に合わせて少し煮詰めます。
    ここに鯖缶の水気を軽く切って加え、軽く崩しながらなじませましょう。

    熱湯を回しかけて水気を切ったベジミート、刻んだ胡桃も加えてほろりと炒りつければ出来上がり。

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  2. バターとマヨネーズをぬった食パンに、レタスとビーツのピクルスを重ねます。

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    鯖缶そぼろをたっぷり上に。

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    食パンでサンドし、オーブンペーパーできっちり包んでホットサンドメーカーへ。

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    こんがり焼き色がついたら、水蒸気でベショッとしないよう早々に網の上に移して冷まします。

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    ワックスペーパーで包みなおし、半分に切って出来上がり。

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煮汁をも有効利用する生活が戻ってきました。

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金曜日の朝食は伊勢うどん。
嬉しいことに、以前届けて頂いておりましたひとり分梱包の伊勢うどんが、イオンネットスーパーに戻ってきました。

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直前の在庫切れコールもなく、先ほど無事届けて頂きましたよ。





お正月気分の和らぎも含め、少しづつ日常が戻りつつあります。
欲を言えば、円がもう少し落ち着いてくれると更にありがたいのですが。

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2022年11月29日

ビーツ色したシリアルパンケーキ〜キャラメルバナナチップス編

素敵な映画を観ました。
『さよなら、退屈なレオニー』

昨晩はお酒を控え、主人とふたりお茶とお茶菓子をゆっくり楽しむ日でした。
そして週末に観るつもりでおりましたこの映画をゆっくりと観ることが出来ました。

さ、今朝は小さな小さなひと口サイズのパンケーキ、シリアルパンケーキと言うのですって。
そのシリアルパンケーキとやらを焼いてみましたよ。

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シリアルパンケーキの定義は存じません。

ただ、イギリス在住のあの方が大昔のブログで何か小さな小さなパンケーキを焼いていらっしゃったような記憶がどこか片隅にありまして、いつか焼いてみたいと。
この独特な色あいは、ビーツのピクルス液の仕業です。

全粒粉薄力粉と少々のアーモンドプードル、そしてビーツのピクルス液にオーツミルク・バター等を足して焼いたひと口サイズのパンケーキ。
キャラメルコーティングしたバナナチップとナッツ、そして甘酸っぱいミックスベリーのソースを合わせてみましたよ。

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ひと口サイズのパンケーキですから、メイソンジャーに盛りつけて持ち運びだってラクチンです。

ちなみに、我が家のビーツのピクルス液はとてもシンプル ☆彡
今回使用したピクルス液は、お酢とお水が各75g、蜂蜜 10g、お塩 3gにホールスパイスを数種合わせたもの。
もちろん焼き上がったシリアルパンケーキは酸っぱくありませんよ。

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朝、網の上に山盛りとなったこのビーツ色したシリアルパンケーキを見て、主人がひとこと。
『なにそれ』

眉間の皺を伴って発したこの言葉の後には、『サラミ?』と。
確かにね、そう見えます。

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◆材料(たくさん出来ます)

  • 全粒粉薄力粉 100g
  • アーモンドプードル 25g
  • てんさい糖 10g
  • ベーキングパウダー 3g
  • お塩 ひとつまみ


  • ビーツのピクルス液 約70g
  • オーツミルク 約140g


  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんにかけて溶かしておきます) 20g
  • 卵 1個



    ◆トッピング用

  • 無塩タイプの発酵バター10g
  • てんさい糖 20g
  • お水 15g

  • バナナチップス 20g
  • 胡桃とアーモンド 各15g

  • 冷凍ミックスベリー 適量




◆作り方

  1. 存在感あるビーツのピクルス液(主役のビーツを食べた後、使用済みのものです)
    先ずはザルで漉してホールスパイスを取り除いたら、オーツミルクと合わせてそっと混ぜ合わせておきましょう。

    別容器に溶かしバターと卵を合わせてよく混ぜておきます。
    このふたつを合わせ、よく混ぜておきましょう。

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  2. 大き目のボールに粉類(全粒粉薄力粉・アーモンドプードル・てんさい糖・ベーキングパウダー・お塩)を合わせ、泡だて器でよく混ぜておきます。

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    ここに1を少しずつ加え、よく混ぜ合わせます。
    これで生地は出来上がり。

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  3. フライパンに極々少量のオリーブオイルをキッチンペーパーを使ってすり込みます。
    小さく流し入れた生地を弱火で焼きましょう。

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    慣れてくると、スプーンを使うよりボールから直接流し込むのが楽に、そして楽しくなってきます。
    コツも掴んで、フライパンの壁面も有効利用。

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    焼き上がったら網の上に移しておきましょう。
    確かにサラミみたい。

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  4. 使い終わったフライパンを洗わず、トッピングのキャラメルバナナチップスへと駒を進めます。

    先ずはバターを溶かします。
    ここにてんさい糖とお水を加え、少し色付いて沸々と泡立つまで中火で加熱しましょう。
    予め粗く刻んでおいた胡桃とバナナチップス、そしてアーモンドを加えて素早く絡めます。
    オーブンシートの上にひろげ、冷ましておきましょう。

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  5. 更に、フライパンをそのまま使ってミックスベリーソース。
    イオンネットスーパーさんが届けてくださるミックスベリーは、他の冷凍フルーツと並び我が家の常備食材。
    しんなりするまで加熱するだけ。

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    これでトッピングも準備完了。

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    シリアルパンケーキと一緒に交互にジャーに重ねて出来上がり。
    粉糖などふると見た目も華やぐのかしら。

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トマト缶ベースの具沢山スープを添えましょう。
ゴーダチーズ、そして今年初めて挑戦した自家製オリーブの塩漬けをアクセントに。

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  1. 粗みじんにした2色の玉ねぎ、にんにく、人参、蓮根、ベーコン、そしてエルブ・ド・プロヴァンスを合わせ、オリーブオイルでじっくりと炒め合わせます。

  2. 控えめ量スープストックを注いでお塩を加え、根菜に7分通り火を通したらトマト缶と長芋を。
    隠し味にタマリンドペーストを極少量。

    オイスターソースやナンプラー等で味を整えたらスープジャーに盛り、さいの目に切ったゴーダチーズ、オリーブを添え黒胡椒を挽きます。

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お昼になると、散らしたゴーダチーズが程よく溶けて良い感じ。

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今朝の主食は、温泉卵を添えたとろろ蕎麦。
山葵はもちろんおろしたての真妻山葵です。

火曜日のお魚はしめ鯖。
アボカド・スライス玉ねぎを添えたいつもの組み合わせです。

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昨日主人と観た映画は、特に派手なシーンもないのですがじんわり後味の良い映画でした。
そして主人公の行動にクスっと賛同してしまう、うん、我ながら本当に良い日々の過ごし方をしていると自負致します。





今宵はプロテイン、そして明日は週の中日の日本酒ですよ。

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2022年10月12日

ざくざくホロホロ全粒粉スコーン〜たっぷり切れ端野菜編

10月も半ば。
1年を通して4時に起床する生活が板についた今、早朝リビングの窓を開ける時が何時より季節を感じる瞬間です。
昨日、今日は西の空にお月さまが綺麗でした。

今朝は久しぶりにスコーンを焼いてみましたよ。

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ごつごつとした見るからに素朴なスコーン。
全粒粉生地に少量のアーモンドプードル、そしてたっぷりの野菜を混ぜた甘さ控えめのスコーンです。

お砂糖の量を極力控え、ドライフィグの甘さを活かした小ぶりなスコーン。
たっぷり加えた野菜は、いつぞや面取りした人参とかぼちゃの切れ端です。

面取りをした野菜の切れ端は、その都度まとめて冷凍保存。
随分たまったな、の頃合いを見て何かしらのお片付けメニューをひねり出します。
こうして今回はスコーンとなった訳ですが、これが期待以上に美味しい。

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ポリ袋で生地を捏ね、元は冷凍クズ野菜のお片付け料理。
にも拘わらずしっかりとバターを使用したおかげか、兎に角生地がホロホロでざくざくで私好みな焼き上がり。

人参とかぼちゃの風味をまとめるフィグの存在感、そして微かに鼻腔をくすぐるエルブ・ド・プロヴァンスの底力にも感心しきりなのです。

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◆材料(小ぶりなスコーン6つ分です)

  • 全粒粉薄力粉 80g
  • アーモンドプードル 10g
  • てんさい糖 8g
  • ベーキングパウダー 4g
  • お塩 1g
  • エルブ・ド・プロヴァンス ひとつまみ

  • 無塩タイプの発酵バター 50g

  • 面取り人参・カボチャの切れ端(冷凍しておいたもの、凍ったまま使用) 97gありました
  • ドライフィグ 1個

  • 仕上げ用のオーツミルク 適量

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◆作り方

  1. 生地はポリ袋で。

    全粒粉薄力粉・アーモンドプードル・てんさい糖・ベーキングパウダー・お塩・エルブ ド プロヴァンスをポリ袋に合わせ、口をしっかり持って振り混ぜます。

    ここによく冷えた状態のバターをさいの目に切って加えましょう。

    バターを切るのは意外と難儀、ゆで卵カッターを使って。
    いちどカッターを入れたら、90度向きを変えてもう一度。
    大昔100均ショップで購入した茹で卵カッターがここで役に立つなんて。

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  2. バターを指先でつぶすようにしながら粉類になじませます。
    バターがなじんだら、凍った状態のまま刻んだ冷凍人参とかぼちゃも加えてなじませます。
    ・・・極少量れんこんも混じっておりました。

    最初はそぼろ状だった生地が、少しずつ水分を含んでまとまってきます。
    形を整え、1時間ほど冷蔵庫で休ませましょう。

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  3. 休ませた生地を包丁で6等分します。

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    オーブンシートを敷いた天板に並べ、表面にオーツミルクを刷毛でぬって予熱したオーブンへ。

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    設定温度を200度にして18〜20分。
    全くもって不器量な焼き上がり。

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    ですがこれがホロホロのサクサク、そして程よい甘さで私の好み。
    バターの風味のおかげで主人からも高評価でした。
    また切れ端野菜がたまった頃に。

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完熟具合を見極めるのが難しい洋梨。
随分と追熟が進んだと思ったのですが、再度の見当違いにがっくり肩を落とします。

ですが、完熟を見誤った洋梨とて美味しく食べられるよう考えるのが私の役割。
コンポートも良いけれど、お砂糖を使わないサラダの材料として使うのが今シーズンのお気に入りです。

塩麴にひと晩マリネしカッテージチーズと模した木綿豆腐・それに洋梨を合わせたサラダが大変美味しく出来ました。
色合いもなかなかロマンティックです。

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木綿豆腐の塩麴漬けは、前日からマリネしておきます。

  1. 木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、しばらくおいて水切りをしておきます。
    もともとが水切り不要とされているお豆腐を使っております。

  2. 水切りしたお豆腐を新しいキッチンペーパーで包みなおします。
    ラップに塩麴を適量ひろげ、キッチンペーパーで包んだお豆腐をこの上に置きます。
    上にも塩麴をぬったら、ラップでぴったりと包みましょう。

    ラップに爪楊枝で突いて2〜3か所穴を開け、網の上にのせ、軽い重石をしてひと晩冷蔵庫へ。

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  3. ひと晩塩麴でマリネした木綿豆腐。
    お水は極少量バットに溜まっておりました。




  4. 皮をむいていちょう切りにした洋梨(未完熟のもの)に、少量のレモン汁をまぶします。
    3のお豆腐を軽く崩して加えましょう。

    ミルで粉砕したペコリーノロマーノ
    ローストした胡桃
    セミドライミニトマト
    さっと茹でた向き枝豆
    刻んだドライレモン
    ドライブルーベリー
    オリーブオイル
    粗挽き黒胡椒

    を合わせて和えれば出来上がり。

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残り3個となりました洋梨。
フルーツとしてヨーグルトの脇に添えられる日が迎えられるのでしょうか。

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今朝の主食はお蕎麦。
温泉卵とたっぷりの山芋、最近お気に入りの冷凍オクラを山芋に少し足して粘りをプラス。
最近お気に入りの食べ方です。

お魚は金太郎イワシですよ。

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洋梨は見誤りましたが、今朝の柿はばっちりな食べ頃でした。
柿とヨーグルトの組み合わせがとにかく好き。

ここにほんの少しバルサミコ酢が欲しいところではありますが、食材にあふれております我が家、少し我慢しましょう。

主人の食欲が壊れ始めたようですから。
彼の取り寄せ熱が再加熱しておりますので。

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2022年10月11日

ラードな焼きおにぎり

三連休明けの火曜日です。
連休中に少々飲み過ぎたお酒のリセットも期待して、今日はあっさり和風なお昼ご飯に致しましょう。

シンプルな焼きおにぎりなど拵えてみましたよ。

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見た目はシンプル。
でも、やっぱりそこにはお片付け料理の一環が潜んでおります。

数日前に拵えた『豚バラブロックのビール煮込み ☆彡
豚の脂がかたまった煮汁を、炊き立ての新米に混ぜて焼いた贅沢な焼きおにぎりです。
『ラード焼きおにぎり』とてもいうのでしょうか。

ラード焼きおにぎりなんて聞くと、さぞやこってりしていそうではありますが、量が量だけに意外なほどこってり感は和らいでおります。

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全体にうっすらと味付けされた小粒で艶やかな新米、そして程よい焼き色。
うん、豚の脂が残ったら、今後は焼きおにぎりもオプションで。

豚バラブロックを煮た際の我が家の流れが定まった、そんな焼きおにぎりが今日のお昼ご飯です。

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レシピと言うほどでもありませんが。

  1. 豚バラブロックのビール煮込み。
    豚肉を食べてしまった後、煮汁と表面を覆う豚の脂を使います。

  2. 炊き立てのご飯に煮汁を混ぜ込み、小ぶりな三角おにぎりにしてグリルパンに並べましょう。

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  3. 中火で先ずは10分弱、裏返してもう片面も軽く焼いて出来上がり。

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    焼きおにぎりにグリルパンを使用するのは初めてです。
    オーブンよりフライパンより、格段にふっくら焼き上がることを今更ながら大発見。

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連休明け、要するに連日飲酒の翌日は、やはり和食を体が欲します。
決してあっさりしているわけではありませんが、やはり和食。


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少々季節外れとなった感はありますが、茄子の揚げびたしは昨日のカレーの片手間に拵えたもの。
下処理した茄子を揚げた後、スパイスのテンパリングに移るのは我ながら強引な力業。

少し前まで、和食だろうが何だろうが、煮物は食材にかかわらず圧力鍋一辺倒でした。
ですがいつもカボチャが煮崩れる。
ようやく気付きました。
何でもかんでも圧力鍋ではよろしくない、と。



本では、昆布は煮立たせないように取り出しましょうとありますが、そこは家庭料理。
昆布を落し蓋にしてしまうのも十分ありだと思うのです。
ことこと煮た昆布は昔から私の大好物ですもの。

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煮干しだって煮物の具として料理に参加します。
ワタも頭もそのまま。
煮干しを予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストして日本酒の肴、これが大好きな私ですもの。
面取りした人参を焼きおにぎりにも使用したラードでさっと炒めてから、蓮根・里芋・昆布を加えてストウブでことこと10分煮込みます。

家庭料理はストレスなく、が楽しい。
煮物に使った蓮根と人参を少し残しておいて、ストウブで煮込んでいる間に金平を一品。

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そんなストレスフリーでまとめた今日のお昼ご飯。
ラードな焼きおにぎりは主人のハートを見事に貫通すること請け合い。

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まだまだ続く新米の高揚感。
炊飯器のない我が家では、圧力鍋かストウブを使ってご飯を炊くのですが、やはりストウブで炊いた新米の蓋を開ける時、あの気分は格別です。

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火曜日。
いつもならお魚は、しめ鯖・アボカド・スライス玉ねぎの組み合わせです。
が、今週はイオンネットスーパーでアボカドが品切れでしたので、あっさり鰆のみりん干しに変更。

今日は飲まないよね、飲まないよね。


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2022年07月28日

水まんじゅうパフェ〜葛餅生地のリメイク編

昨日、おやつに葛粉を使って水まんじゅうを拵えました。

今の時期にぴったりな、そして品質を問わなければ実はとっても簡単な水まんじゅう。
葛生地が少しだけ余ってしまったので、お猪口に入れて冷蔵保存しておきました。
高価な吉野葛を使った生地ですからね、無駄なく翌日の今朝は水まんじゅうパフェでリメイクを図ります。

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アメリカの長い夏休みを利用して、ママの実家に帰省しておりますふたりのおチビさん(おひとりは私の背丈をあっさり超えてしまいましたが)。

アメリカと言えばブラウニーでしょ?
という訳で、お料理上手な末っ子さん直々にブラウニーのレシピをご伝授頂くことと相成りました。
オーブンを開けると今でもチョコレートの甘い香り。

ブラウニーの焼成時間・そして焼き上がったブラウニーを冷ます時間を利用して、私から彼らへのささやかなお返しは『水まんじゅう』のレシピ。
ジャパニーズスイーツ、気に入ってくれたのなら嬉しいのだけれど。

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小さなお猪口に丸めたこし餡と葛生地、でもちょっとだけ余ってしまうのが常。

この余った葛生地を、新たな葛生地に混ぜ込んで練りあげてみましたよ。
意外なほど綺麗に同化するのには、筋金入りの貧乏性の私ですら驚きです。

お抹茶風味のお豆腐白玉団子、そしてちょうど冷蔵庫にあった『甘夏風味の葛切り』と合わせてパフェ風に仕上げました。

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お昼まで冷蔵庫に入れておくので、いつもならば食感が衰えてしまう葛菓子ですが、正に棚から牡丹餅、葛切りのシロップ効果でしょうか、水まんじゅうはツルンっとした食感を保っておりました。

これ、本当に美味しい。





◆材料と作り方

  1. こし餡は市販のものを使っております。
    6gずつ、12個の小さな餡子玉を作っておきましょう。

    クコの実も12個、用意しておきます。

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  2. 12個のうち、半分の6個分は『昨日の葛生地』なしで普通に作りました。

    葛粉 13g・お水 100g

    合わせてよく混ぜ、小鍋に漉しながら移しましょう。
    中〜弱火で、時々火から離しては絶えず練り、透明な生地に練りあげます。

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    ちなみに、昨日の葛生地を加えた生地はこちら。
    小鍋に漉しながら移した葛液に、固まった葛生地を適当にほぐしながら加えて練りあげます。
    しっかり透明な生地に仕上がりました。

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  3. 型をさっとお水で濡らし、先ずは少量練り上げた葛生地を注ぎます。
    金魚よろしくクコの実を散らし、丸めたこし餡を軽く押し込みましょう。

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    型すれすれまで葛生地を注いだら、スパチュラで表面をならします。
    型の高さ8分目程度高さのお水で10分ほど冷やしましょう。

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    生地が冷えたら、氷水に沈めておきます。

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  4. お抹茶風味の白玉団子へと参りましょう。

    白玉粉 30g・お抹茶 3g

    をビニール袋に合わせてよく振り混ぜ、木綿豆腐 58〜60gを加えてなじませます。
    生地がひとつにまとまったら、袋から出して滑らかに捏ねて棒状にのばし、包丁で8等分しましょう。

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  5. 多めにお湯を沸かし、ぐらぐらと煮立たせない程度に火を弱めます。
    まん丸に丸めた白玉生地を、ふわりと浮かび上がるまで茹でて冷水にとりましょう。

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    たっぷりのお水で湿らせたキッチンペーパーの上に出して準備は完了。

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    ジャーの底に抹茶白玉を3つ。
    伊勢丹ドアさんに届けて頂いた甘夏風味の葛切りをシロップごと加え、水まんじゅうを盛り付けます。
    アクセントに上にも抹茶白玉団子をひとつ、はい、出来上がり。

    冷蔵庫で冷やしても食感が損なわれないのが嬉しい。

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この時期は、作り置き料理もさっぱりとした『甘酢』系に偏りがち。
だけど、そのおかげで今日のあっさりサラダが出来上がりましたよ。

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甘酢を使った作り置き料理。

茗荷の甘酢漬けでしょ?2色のズッキーニの煮なますでしょ?グリルしたパプリカとピーマン、マイタケの甘酢漬けでしょ?
ついでにカラフルラディッシュの塩麴漬け。

大きなものは食べやすいように切ってボールに合わせ、蒸し大豆・少量の胡麻油を加えて和えるだけ。
これだけで抜群に美味しいのです。

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今朝、朝食が終わって片付けをしておりましたら、テレビでは『岐阜特集』が紹介されていました。
野口五郎さんがゲストで、大垣の水まんじゅうが注目されていましたよ。

海の日、ハイキングの帰りにおチビさんたちと一緒に食べたっけね。

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いつもならばパンを焼く木曜日。
ですが、そんな訳で昨日はブラウニーレッスンでバタバタしておりまして、パン生地の仕込みをあっさりと諦めました。

焦ってこなすノルマに意味はありませんもの。
今朝はストウブで多めにご飯を炊き、冷凍しておきました。
木曜日のお魚は塩鯖です。

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そしてやっぱり少し余ってしまった葛生地。
平らにのばし、抹茶とデーツシロップを添えて朝のおめざに。





『どぅみぃ(私のことです)が僕の英語を理解するなら、上手に焼けるよ』
ブラウニーマスターのお言葉です。

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ネイティブブラウニーは目から鱗なレシピでありました。
そして、何も知らずに全粒粉薄力粉を使用した私。

明日届けて頂くイオンネットスーパーで、中力粉を追加オーダー致しました。


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posted by しんさん at 13:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする