ひも解かれていたスィーツは “げげげのぼたもち” ・・・ 言うまでもなく、“げげげの水木しげる氏” の大好物 “げげげの奥様” のぼたもちが紹介されておりました。
あ、そぉ言えばフードストッカーの中にほんの少し小豆が残っていたわよね。
食べたい・・・ぼたもち食べたい・・・無性にぼたもちが食べたいぞ。
げげげのぼたもちとは程遠い “からっからに干からびたぼたもち” が出来上がってしまったわ。
何となく栗を入れてごまかしてはおりますが、これはれっきとしたお餅。
これではぼたもちではありませんわね、あんころ餅ですわね。
中途半端に残った小豆、冷凍してあった鏡餅、栗ご飯にと根尾の伯母が持たせてくれた冷凍栗。
かような材料でも、上手な小豆餡が作れていたらば美味しい美味しいあんころ餅になったでしょうに。
こんな干ばつあんころ餅を美味しいと言ってくれた主人、彼の寛大さには感心するばかり。
- 小豆餡の作り方、10分ほど煮ては冷ますを繰り返すこの時の作り方が好き。
今日失敗したのは言わずもがな、水分補給の目測誤り。
・・・うーん、画像を見てもこれは明らかに水分不足。
- フィリングのお餅は切り餅で。手順はこちら
を参考にさせて頂きました。
電子レンジでお餅をやわらかくし、テフロン加工のフライパンにお水・少量のお砂糖を煮立たせた中に加えて練り上げます。
最初はお餅がくっついて不安この上ありませんが、最後は見事お餅がひとまとまりに。
栗は皮をむいて冷凍してあったもの。
みりん・お水を合わせたシロップでやわらかく煮て、そのまま冷ましておきます。
やわらかく練ったお餅で栗を包み、ざっと丸めておきます。小豆餡も丸めておきましょう。
かたく絞った濡れ布巾の上に小豆を乗せて平らにします。
中心にお餅を乗せ、茶巾の要領で包みましょう。形を整えれば出来上がり。
あぁ、穴があったら入りたい程の失敗作だわ。
まぁ・・・何て大胆なお弁当なのかしら。
そして・・・まぁ何て水分の少ないあんころ餅なのかしら。
あんころ餅を主食に、お菜もスープも何もあったもんじゃないって事は重々承知しておりますが・・・
それはそれ、我が家のそれってことで。
但し、あんころ餅の出来がこんななので、かなり投げやりなメニューではあります。
- “エシャロット” と混同されがちな “エシャレット” ・・・エシャロットとは全く別の若らっきょう。
どんな味なのか好奇心がむくむく湧いて、このエシャレットを購入してみました。
パセリと一緒に細かく刻んでトマトの上に。
スライスパルミジャーノを散らし、オーブン焼きにしてみましたよ。黒胡椒をたっぷり挽いて。
- 本日のスープは、主人が大好きな骨付き鶏のスープ。骨付き鶏をほろほろに煮込みます。
鶏以外の具はその時あるもので。本日はチビ玉ねぎと人参。チビ玉ねぎはお尻部分に十文字の切れ目を入れ、小さめの乱切りにした人参と共に予めレンジ加熱しておきます。
たっぷりの熱湯を回しかけた鶏肉・野菜・スープストックをお鍋に合わせ入れてことことことこと煮込むだけ。途中で十六雑穀・自家製白菜の古漬けを加えます。
主人は小豆餡が大好物。
なので、朝食が栗ぜんざいと知って大喜び。たとえ昼食用のあんころ餅が失敗しようとね。
- この朝食には “おうす” が合うのじゃないかしら。
ふと思い立って、しゃかしゃかとおうすを点ててみましたよ。
もちろんお茶の心得なんてありませんから、簡略版も良いところ。
抹茶茶碗なんてお家に置いてありませんもの、いい加減。
加藤 委 (つぶさ) さんの青白磁ご飯茶碗、お抹茶を入れたらさぞ綺麗だろうな・・・と。
うん、美しい。
想像していた以上に良かった朝のおうす。どうやら主人も、ちょっとは興味があるみたい。
次回上手に小豆餡が仕上げられるようになる頃には、主人のお手前が楽しめるようになるかしら。