2013年03月26日

瑞々しい小豆餡ははるか遠く・・・朝は栗ぜんざい、お昼は干ばつあんころ餅

昨日テレビをつけたら、偶然 “グレーテルのかまど” の再放送が始まったところでありました。
ひも解かれていたスィーツは “げげげのぼたもち” ・・・ 言うまでもなく、“げげげの水木しげる氏” の大好物 “げげげの奥様” のぼたもちが紹介されておりました。

あ、そぉ言えばフードストッカーの中にほんの少し小豆が残っていたわよね。
食べたい・・・ぼたもち食べたい・・・無性にぼたもちが食べたいぞ。

・・・まぁ嫌だ。
げげげのぼたもちとは程遠い “からっからに干からびたぼたもち” が出来上がってしまったわ。

あら、しかも中身は完全にお餅ですわね。
何となく栗を入れてごまかしてはおりますが、これはれっきとしたお餅。
これではぼたもちではありませんわね、あんころ餅ですわね。

中途半端に残った小豆、冷凍してあった鏡餅、栗ご飯にと根尾の伯母が持たせてくれた冷凍栗。
かような材料でも、上手な小豆餡が作れていたらば美味しい美味しいあんころ餅になったでしょうに。
こんな干ばつあんころ餅を美味しいと言ってくれた主人、彼の寛大さには感心するばかり。





  • 小豆餡の作り方、10分ほど煮ては冷ますを繰り返すこの時の作り方が好き。
    今日失敗したのは言わずもがな、水分補給の目測誤り。

    ・・・うーん、画像を見てもこれは明らかに水分不足。





  • フィリングのお餅は切り餅で。手順はこちら を参考にさせて頂きました。
    電子レンジでお餅をやわらかくし、テフロン加工のフライパンにお水・少量のお砂糖を煮立たせた中に加えて練り上げます。
    最初はお餅がくっついて不安この上ありませんが、最後は見事お餅がひとまとまりに。

    栗は皮をむいて冷凍してあったもの。
    みりん・お水を合わせたシロップでやわらかく煮て、そのまま冷ましておきます。
    やわらかく練ったお餅で栗を包み、ざっと丸めておきます。小豆餡も丸めておきましょう。
    かたく絞った濡れ布巾の上に小豆を乗せて平らにします。
    中心にお餅を乗せ、茶巾の要領で包みましょう。形を整えれば出来上がり。

    あぁ、穴があったら入りたい程の失敗作だわ。










まぁ・・・何て大胆なお弁当なのかしら。
そして・・・まぁ何て水分の少ないあんころ餅なのかしら。






あんころ餅を主食に、お菜もスープも何もあったもんじゃないって事は重々承知しておりますが・・・
それはそれ、我が家のそれってことで。
但し、あんころ餅の出来がこんななので、かなり投げやりなメニューではあります。





  • “エシャロット” と混同されがちな “エシャレット” ・・・エシャロットとは全く別の若らっきょう。
    どんな味なのか好奇心がむくむく湧いて、このエシャレットを購入してみました。
    パセリと一緒に細かく刻んでトマトの上に。
    スライスパルミジャーノを散らし、オーブン焼きにしてみましたよ。黒胡椒をたっぷり挽いて。






  • 本日のスープは、主人が大好きな骨付き鶏のスープ。骨付き鶏をほろほろに煮込みます。

    鶏以外の具はその時あるもので。本日はチビ玉ねぎと人参。チビ玉ねぎはお尻部分に十文字の切れ目を入れ、小さめの乱切りにした人参と共に予めレンジ加熱しておきます。
    たっぷりの熱湯を回しかけた鶏肉・野菜・スープストックをお鍋に合わせ入れてことことことこと煮込むだけ。途中で十六雑穀・自家製白菜の古漬けを加えます。










主人は小豆餡が大好物。
なので、朝食が栗ぜんざいと知って大喜び。たとえ昼食用のあんころ餅が失敗しようとね。






  • この朝食には “おうす” が合うのじゃないかしら。
    ふと思い立って、しゃかしゃかとおうすを点ててみましたよ。

    もちろんお茶の心得なんてありませんから、簡略版も良いところ。
    抹茶茶碗なんてお家に置いてありませんもの、いい加減。
    加藤 委 (つぶさ) さんの青白磁ご飯茶碗、お抹茶を入れたらさぞ綺麗だろうな・・・と。
    うん、美しい。





想像していた以上に良かった朝のおうす。どうやら主人も、ちょっとは興味があるみたい。
次回上手に小豆餡が仕上げられるようになる頃には、主人のお手前が楽しめるようになるかしら。

posted by しんさん at 16:41 | Comment(2) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月23日

生憎の雨模様ですが行って参ります!

朝からしとしとの雨空です。でもお出かけなのです。
大津の端っこ 比叡山の麓まで、主人とびゅびゅんとドライブです。2時間ちょいってところかしら。
主人はぎりぎりまで寝ていたいとかで、私だけ朝食。

先日作った 里芋とココナッツミルクの餡 が少量残っていたので、牛乳でのばしてお汁粉風に。
アラジンの上に餅網を乗せてお餅を焼くと、キッチンに香ばしい香りが漂います。

主人、可哀想ね。こんな美味しい朝食を食べ損なうなんて。

あ、そろそろ主人が起床モードに入った様子。
お出かけの準備、巻き髪も靴も私は完璧よ。いつでも出発出来てよ。さ、早くお出かけしましょう。

posted by しんさん at 09:20 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月19日

切餅で作るさつま芋あんころ餅 〜 紫芋+ノーマルさつま芋ver.

ここのところ、なぜか日曜日になると崩れる空模様。
当日雨が降ったり前日大降りだったりで収穫期を逃し、My畑のさつま芋が巨大化してしまいました。
芽吹きじゃが芋の消費と平行し、巨大さつま芋とも格闘せねばなりません。あぁ楽しい。

お餅好きの母親 + その兄弟は、何か行事がある度お餅を持たせてくれます。
それ故、我が家の冷凍庫には常にお餅が冷凍保存されております。
さ、本日は “冷凍お餅” と “自家製のさつま芋” を使ってお弁当。

不気味な配色って感も否めませんわ。。。

ちょうど小ぶりなむらさき芋が1本残っておりましたので、2色のさつま芋餡を作ってあんころ餅に。
ちょっと断面が美しくはありませんが、切ってみるとこんな感じ。

さつま芋餡の中には、やわらかく練った切り餅。細かく切ったドライレモンを混ぜ込んでみました。
レモンとさつま芋って相性良いもの、なかなか美味ですよ。見た目の毒々しさはともかくね。





センターのお餅は、時間が経ってもやわらかなこちらのレシピを参考に →





  • 先ずはさつま芋餡の準備を。
    さつま芋は皮付きのまま串がすっと通る状態になるまで蒸し、熱いうちに厚めに皮をむいてマッシャーで潰しお好みのジャムを加えます。今回は先日作ったパイナップルジャムで。
    2色それぞれ丸め、下になる方のさつま芋餡は少し平らに成形してスタンバイ。

    さつま芋の水分量が多いようなら、弱火で少し水分をとばしてからジャムを加えてみて。






  • 今回、外側にさつま芋餡をがっつり使用しているので切餅は極力少量にしました。
    お餅 1切 (約50g) に対し、お水が70cc強 ・ お砂糖は小さじ1。

    小さく切ったお餅をさっとお水にくぐらせ、ふんわりラップをしてやわらかくなるまでレンジ加熱します。滑らかになるまでお水で軽く湿らせた木べらで練り混ぜ、お水+お砂糖を煮立てた中に移します。テフロン加工のフライパンを使って下さいね。

    お餅が滑らかになるまで根気良く練り混ぜ、途中で刻んだドライレモンも加ます。
    フライパンにお餅がくっつかなくなり、鍋底からお餅がはがれる状態になるまで頑張って!

    ひろげた片栗粉の上にお餅を移し、素早くキッチンハサミでカットして丸めます。
    用意しておいたさつま芋餡にお餅をのせ、ラップを使って包み込みます。上にもさつま芋餡をのせて蓋をし、ラップで茶巾絞りの要領で成形すれば出来上がり。











主食はさつま芋餡のあんころ餅。そして・・・あれ!おかずにもさつま芋?
巨大さつま芋の消費は、そうそう甘いものではないのです。よろしくね、主人。






我が家の調味料に、 インド料理でよく使用される澄ましバターの一種 “ギー” が仲間入りしました。
これ、本当にあるとないとではお料理の出来が段違い。ギー、恐るべし。
  • だって・・・ほらほら、昨晩のおかずにした “さつま芋の甘煮”
    ギー・ローズマリー・キャラウェイシードを香りが立つまで炒め、さつま芋の甘煮にまぶしてオーブンへ。ちょっとお塩をふってオーブンでじっくり焼けば、それだけで別料理の出来上がり。






大好きな人参サラダ。旬の柿と合わせても美味しいのです。
  • 千切り人参に少量のお塩をふり、しんなりするまでしばらくおきます。
    柿は細切りにし、ハチミツ・刻んだミント・白胡椒・オリーブオイル・極々少量のチリパウダーで和えます。しんなりした人参も加えて和えれば出来上がり。美味しいのよ。






本日のスープは、主人が大好きな梅干し風味。
  • 大豆・とろとろに煮込んだチビ玉ねぎ・押し麦のスープです。
    ひと晩お水に浸けた大豆・お尻部分に十文字の切れ目を入れて軽くレンジ加熱したチビ玉ねぎ・崩した梅干し・鰹だしをことこと煮込み、途中で押し麦・刻んだシイタケを加えるだけ。
    アクは丁寧に取り除いて下さいね。
    梅干しの塩気と鰹だしだけで、特別な味付けは不要なのです。











本日の朝食はあまりに普通だったので、写真に残すほどでもありませんでした。

マンションの大規模修繕工事も、いよいよ山場を迎えているようです。今朝は業者さんが我が家のベランダでお仕事をしていらっしゃいました。
マンションのベランダに他人がいるって、すごくすごく変な感じ。へらへらテレ笑いしながら、大慌てで吊るしてあった玉ねぎを取り込みました。
出来ればお部屋の中から見ていたいんだけどな。職人さんの手先、じっと見ているの好きなんだ。

まぁ・・・それでもシンナーの匂いがすごいのでお出かけするとします。退散!

posted by しんさん at 14:15 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月23日

切り餅で作る一口サイズのぬれおかき風 〜 黒胡麻たっぷりver.

本日は、久しぶりにお餅を使ったお弁当&朝食であります。
冷凍庫の奥の奥、根尾の伯母が以前持たせてくれた “栃餅” を使ってね。
まずはお弁当の主食。小さく切った栃餅で、こんなしっとりしたおかき風はいかがかしら。

ちょーっと見た目に問題あり?なんだか石ころみたいね。


小さく切った栃餅をオーブンで焼いて、甘辛いお醤油だれをたっぷりまぶした後に黒胡麻をたっぷり。
揚げ餅みたく、お餅をからからに干す必要がないので食べたい時に食べたいだけどうぞ。
とっても簡単。今回は栃餅を使いましたが、もちろん普通のお餅でも美味しいのよ。


  1. 今回は切り餅1枚を使いました。
    小さく切って (1センチ弱角くらいかしら) オーブンシートを敷いた鉄板の上に充分間をあけて並べ、150度に予熱したオーブンへ。全体がぷくっと膨らむまで12〜13分焼きましょう。

  2. お餅を焼いている間につけだれを作り、バッドに黒すり胡麻をたっぷりひろげておきましょう。
    お醤油とお砂糖を1対1の割合 (今回は各大さじ2) で合わせます。極少量バターを加え、フライパンでとろりとするまで煮詰めます。お餅が焼きあがると同時にたれが煮詰まる要領で。
  3. 焼きあがったお餅を熱々のたれに加え、すぐにフライパンの火を止めます。お餅がお互いくっつかないようお箸で素早くばらしながら、全体にたっぷりとたれをからめます。

    全体にたれがからんだお餅を用意しておいた胡麻の上に移し、胡麻をたっぷりまぶします。
    オーブンシートを敷いた網の上に並べ、しばらく乾かせば出来上がり。











主菜は、ゆで卵が丸っと一個ごろんっと入った笑っちゃうくらいボリューミィなロールキャベツ。
ひき肉を入れようともしましたが、それだとお弁当箱に入らないもの。次回うずらの卵で試してみよう。

    1. 塩茹でにしたキャベツは、かたい芯部分をビン底等でつぶしておきます。
      シイタケ・レンジ加熱した人参・ゆで卵をひろげたキャベツの上に並べ、途中まで巻いたらキャベツの両端を折りたたんで巻き切りましょう。これをひろげた豚肉で巻いて形を整え、胡麻油を熱したフライパンで全体をころがしながらこんがり焼きます。
    2. 余分な油をキッチンペーパーでふき取ります。
      お酢・お砂糖・だし醤油 (私は酢漬けラッキョウの漬け汁+だし醤油ですけどね) を合わせ入れ、スプーンで煮汁をまわしかけながらとろりとするまで煮詰めます。
      冷めたら半分に切ってお弁当箱へ。






大好きな玉こんにゃく。
大豆と一緒に甘辛お醤油味で仕上げました。熱々の玉こんにゃくよりこっちの方が好きなんだな。

  1. 大豆はひと晩たっぷりのお水に浸けておき、浸け水ごと中火にかけてアクを丁寧に除きます。煮立ったら弱火にし、やわらかくなるまで20分ほど茹でてそのまま冷ましておきましょう。
  2. 玉こんにゃくはさっと洗い、たっぷりのお水と共に火にかけます。煮立ったらザルにあけて水気をしっかり切り、お鍋で乾煎りしましょう。乾煎りなので油は使いませんよ。
  3. 2のお鍋に1の大豆を茹で汁ごと加え、お酒・お砂糖・みりん・お醤油を加えます。
    再度沸騰したら弱めの中火にし、落し蓋をして煮含めましょう。煮汁が少なくなったら落し蓋を取り、お鍋を揺すりながら煮汁が殆どなくなるまで炒りつけて出来上がり。






以上。
栃餅のぬれおかき風を主食に、巨大ロールキャベツ・玉こんにゃくと大豆の炒り煮。

ここに本日のスープ、黒胡麻とセロリのポタージュがつきます。
黒胡麻はもちろん主食に使ったものの残りを有効利用したものですよん。本来じゃが芋でつけるスープのとろみは、じゃが芋がまだ収穫に至りませんので冷凍里芋で代用。

まだまだ新しいカメラに慣れることが出来ません。
私としてはまだまだ使える古カメラと平行して使っております。高性能過ぎるってのも問題ありだわ。










そして、本日は朝食にも栃餅を使ってみましたよ。
昨日作った切り干し大根の煮物が、大根餅となって再登場です。

残り物の切り干し大根リメイク料理ですが、外はかりかり中しっとりで美味しいのです。
切り干し大根に味がしっかりしみているので、味付けも不要ですしね。簡単ですよ。

  1. 切り干し大根の煮物に白玉粉を加えます。煮汁が多いようなら少し除いておいて下さいね。
    ざっと混ぜ合わせて白玉粉がなじむまで少しおき、しっかり水切りをした大豆の水煮・小さく切ったお餅 (今回は栃餅を使用) を加えて混ぜます。

  2. やや多めの胡麻油をフライパンに熱し、スプーンで生地を落とし入れて形を整えます。
    こんがり両面焼き上げれば出来上がり。











主人の長引く風邪に閉口しつつ・・・そしてそれでも全く衰えぬ彼の食欲に畏怖しつつ・・・
今日も我が家は野菜がたっぷりであります。主人の “干物熱” は一体全体どこへ行ったのやら。

先日の “世界でいちばん不味いチキンソテー” 以来、主人は考え方を改めたそうです。

どうやら僕には料理の才能は皆無である、と。
ならば自分の食べたい食材を買ってきてこの妻に作らせる方が合理的である、と。

・・・何故かしら。何故だかどーも腑に落ちない気がするわ。

posted by しんさん at 14:47 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月21日

青大豆餡ぎっしりの栃餅大福

よーいどんっ!の号砲に合わせたかの如く、夫婦同時に発熱したのが一昨日の夜。
幸い翌日は春分の日。祝日なのを良いことに、文字通り2人ともが1日を寝て過ごしました。

主人に至っては、春分の日を22時間寝て過ごしたという驚異の記録まで達成して。寝太郎だわ。
しかしそのおかげで、なんとか2人とも復活いたしました。

量は控えめながら、今朝はしっかりとお弁当も作りましたよ。
病み上がりって、無性に甘いものが食べたくなるのよね。なので、かような主食はいかがかな?

久しぶりに作りました、切り餅で作る簡単大福。今回は、栃餅 (とちもち) ver.ですよ。

伯母が住む “根尾” では、栃の実がとってもポピュラー。よく栃餅を作っては皆に振る舞うのです。
気の遠くなる程の工程を経て食される栃の実、愛情込めて作られた根尾の栃餅は本当に美味しい!

今回は、中の餡にもちょいとこだわってみました。
包丁で切ったので (この類は糸で切るのが一番なのです) 、いまいち断面が美しくありませんが・・・

分かりますか?これ 。。。 え、白餡? 。。。 うぅーん、ちょっとだけ惜しい!!
これ、大豆で作った “大豆餡” なのです。

ただ残念なことに、使ったお豆さんが “大豆” なのか “青大豆” なのかが怪しい。
栃餅と同じく、根尾の伯母が持たせてくれた “自称青大豆” なのですが、ネット販売等で見かける青大豆ほど青々していないし、さほど普通の大豆と味の違いもないのです。
何かで、“青大豆から餡は可能だか、大豆では成分的に無理” と言うのを見かけたこともあるしね。

ただ、この餡すごーく美味しいの!しかも、栃餅の風味にぴったり!今度伯母にも食べてもらおう。
白餡にほんのり栗っぽい風味が合わさって素朴になった感じ?・・・この表現が言いえて妙だわ。

うんと美味しい大豆 (または青大豆) 餡で、うんと美味しい栃餅大福が出来ました。
青大豆なのか大豆なのかは、この後に続く写真を見てどうぞご判断下さいね。










【大豆餡なのか・・・青大豆餡なのか・・・以下の分量で仕上がりは300グラム程】

  • 乾燥青大豆 100グラムを洗い、たっぷりのお水に10時間以上浸けておきましょう。
    ややこしいので、伯母に敬意を表して今後は青大豆に統一しておきます。


  1. 浸け水が減っていたらお水を足し、浸け水ごと強火にかけてアクを除きながら煮立てます。
    火加減をやや強めの中火にし、途中出てきたアクを丁寧にすくい取りながらそのまま8〜10分間煮立ててザルにあけましょう。鍋をざっと洗って青大豆を戻し入れます。

    再度たっぷりのお水を注いで中火にかけ、煮立ったら火を弱めてお鍋がことこと微笑む状態で80〜90分。途中出てきたアクは、丁寧に取り除きましょう。
    お水が減ったらお水を差し、青大豆が水面から顔を出さないように気をつけて。

    青大豆が指で簡単に潰れる程にやわらかく茹でて、茹で汁に浸けたまま粗熱をとりましょう。

  2. 青大豆の粗熱が取れたら、薄皮をむきます。
    薄皮の黒い部分をそっと指先で押し出すようにすると、簡単にするりと皮がむけますよ。
    あまり強く押すと大豆が潰れてしまうので要注意。茹で汁は後ほど使います。捨てないで。

  3. 3をバーミックスでピューレ状にし、丁寧に裏漉ししましょう。
    バーミックスに負担がかからないよう、必要に応じて茹で汁を大さじ1〜2加えて下さいね。

    裏漉しした青大豆に お砂糖 100グラム・お塩 小さじ 1/4を加え、やや弱めの中火で練り混ぜます。今回は殆ど煮詰める必要はなく、お砂糖を煮溶かす程度で火から下ろしました。
    必要ならば煮詰めてお好みのかたさに仕上げて下さいね。



ほっくりとした素朴な “自称青大豆餡” ・・・ とにかく栃餅との相性が良いのです。
やや栗餡寄りの風味も伴い、とても美味しい餡に仕上がりました。ちなみに餡は前日仕上げ。











さて、栃餅で作る大福さんですが・・・
青大豆餡にスペースを費やし過ぎたようですね。ちょいと端折ってしまいましょう。

参考にさせていただいたレシピはこちら →
さくさくっと、分量・手順・その他をどうぞ。以下の分量で、小ぶりな栃餅大福 6つ分です。


  • バットに片栗粉を敷いておきます。
  • 青大豆餡を30グラムずつにして丸めておきましょう。



  1. これが根尾の栃餅です。1切れ約90グラムのものを2切れ使いました。

    冷凍してあったのを自然解凍し、適当な大きさに切ってさっとお水にくぐらせてから耐熱性ボールに移しましょう。
    500Wのレンジでラップをしないで先ずは1分加熱し、ざっと混ぜて更に1分加熱します。

  2. この後の過程は、参考にさせていただいたレシピ通り。
    ただしお餅の量に伴って、分量は 『お水を100CC・お砂糖を大さじ1』 に変更致しました。
  3. そして早々と仕上げに参りましょう。
    ひろげておいた片栗粉の上に、成形した栃餅を次々と並べていきます。
    たっぷりと片栗粉を全体にまぶしてから余計な粉をはたき落とし、台の上で形を整えながらハケで余分な粉を落として仕上げます。

    すごい!本当にやわらかな大福に仕上がりましたよ!!











病み上がりの本日、ささやかですがお弁当。

  • 栃餅で作る大福さん、餡は青大豆餡で。
    栃餅と青大豆餡の相性の良さにびっくり!これは根尾の伯母も知らないわ、きっと。
  • 冷蔵庫の中に残っていた和えものにちょいと火を入れて。質素です。
  • スープは人参と生姜のポタージュです。病み上がりにはこの上なく嬉しいスープ。











『お腹空いたー』 とホザきながら起きてきた主人。
そうね、病み上がりなら尚のこと朝食はしっかりと食べなくてはね。

  • 栃餅大福で使った片栗粉・・・バットにひろげ、餅取り粉として使ったヤツね。
    そのまま捨てるなんて、貧乏性が許しません。

    鰹だしでやわらかく煮た冷凍里芋をつぶして片栗粉と合わせ、素朴な里芋餅に。
    そして朝食の主食にしてしまいましょう。
    丸めた里芋生地を極少量の胡麻油をひいたフライパンでこんがりと焼き、冷凍里芋を茹でた鰹だしにみりんを合わせてじゅっと注ぎます。とろりと煮詰めて充分からめて出来上がり。

こうしてしっかりと朝ご飯を食べ、朝のんびりとお風呂に浸かってから主人は出勤。
私はお洗濯に精を出す祝日明けの病み上がり。今日が晴天で本当に良かったー!

シーツから何から何まで洗って、我が家の小狭いベランダは只今ぎゅうぎゅう詰め状態です。
晴天なのは良いけれど、春らしい強風が吹き荒れる本日。ちと心配。

それにしても・・・
主人の1日22時間睡眠って、たとえ体調が悪かろうがどうなのよそれ。やっぱ寝太郎だわ、君は。

posted by しんさん at 16:13 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする