『暑さ寒さも彼岸まで』 なんて言葉、今年こそは当てはまらないだろう、なんて。
でも自然って偉大。
今年もお彼岸の入り頃には朝・夕ひやりとした空気が漂い始めました。
夏の間は素足でペタペタ歩き回るのが気持ち良かったのが、今日は朝から靴下を履いています。
そろそろシャワーだけでは寒くて風邪をひいてしまいそう、湯船にゆっくり浸からないと。
窓を開け放していると寒くて仕方がないので、今日はリビングの窓もぴったり閉まっています。
先日農協の朝市に行ったら、この季節ならではの “むかご” を見つけましたよ。
早速、今朝はむかごご飯を炊いてみました。
折角のむかごご飯、むかごだけでシンプルにすべきでした。
もち米もないのにもっちり感を出そうを切り餅を加えたり、主人の大好きななまり節を一緒に炊き込んだり・・・
むかごを炊き込むのだから、もっちり感はむかごだけに任せておけば良かったのにね。
季節感をぶち壊すゴテゴテむかごご飯。
今朝は流石の主人も言葉少なめでしたよ。
『どぅみぃ (私のことです) は毎年むかご買うよね』
・・・あら。
むかごって大好きなものリストに加わる存在ではないけれど、見かけると年にいちどはお料理したくなる季節のものじゃない?
そんな主人との会話から、私は思ったのです。
もしかして主人はむかご独特の土っぽい感が苦手なのかしら。
でも大丈夫、私がむかご感を程よく消してあげるから。
・・・その結果がこのゴテゴテむかごご飯と相成りました。
- むかごはさっと洗ってからすり鉢に移し、ゴリゴリと手の平で転がしながら綺麗にします。
ゴリゴリこすりつけてはお水ですすぎ、何度も繰り返して丁寧に丁寧に洗いましょう。
なまり節には熱湯をたっぷりと回しかけ、むかごと同じくらいの大きさのさいの目に。
洗ったお米に十六雑穀を加え、むかご・なまり節・千切り生姜・さいの目に切った切り餅を上に散らしてお水・・・ではなく、ふと目に留まった “麦茶” を注いでみました。
そう、麦茶に少々のお酒・お塩を加えてご飯を炊いてみたのです。
家の麦茶ね、京都の一保堂さんの丸粒麦の麦茶なんです。
とっても美味しいのです。
そんな麦茶でご飯を炊くなんて、なかなか良いアイデアかと思ったのですが。
少なくとも今回、切り餅となまり節は余計でした。
来年はむかごと麦茶だけで試してみます。
・・・やれやれ、そんな主人のため息が聞こえてきそうですけどね。
そろそろ大根が出回る季節になりました。
丸々太った冬の大根を大ぶりに切って、じっくりとお出汁を煮含めるのは香りも味も冬の味。
作るのも食べるのも大好きです。
目下のところ我が家で大流行致しております鰹のなまり節。
なまり節の旨味がしみた大根なんて素敵じゃない?
むかごご飯になまり節の端っこを使って、器量の良い真ん中部分は大根に合わせてみました。
圧力鍋でちょちょいのちょい。
そうは言ってもパサつきがちな部分の為に、漬けにしたアボカドを添えてお弁当のお菜に。
- 大根の皮は厚めにむいて大ぶりに切り、面取りしたら軽く電子レンジで下茹でしましょう。
お湯でさっとゆすいで圧力鍋に並べます。
熱湯を回しかけて大ぶりに切ったなまり節を上に並べ、千切り生姜をたっぷり散らしましょう。
ひたひたにお出汁を注いでお酒・みりん・お醤油を加え、極少量のはちみつを加えたら15分加圧します。
煮汁に浸したまま保存すれば、週末には更に味もしみて美味しくなることでしょう。
・・・週末まで残っていれば、のお話ですけどね。
もちろん厚めにむいた大根の皮は、人参と合わせてきんぴらに。
どんどんと日に日に体重が減っていくという不思議な壊れ方をした我が家の体重計。
新しくなった体重計を前に、すっかり痩せた気分になっていた主人の心は複雑なようです。
でも朝は今まで通りしっかり食べましょうね。
そろそろ茄子の季節もおしまいでしょう。
さ、今夜からはまた蒟蒻麺の復活です。
昨晩は現実逃避もあって飲んじゃったものね、日本酒。
今日・明日はきっちりお酒は控えて、金曜日とそれ以降に備えましょう。
先程、真新しい立派な血圧計が届きました。
今回の体重計事件で主人は疑心暗鬼になっているようです。
毎朝体重と共に測定する血圧計にまで疑いを持つとは・・・相当がっかりしたのね、お気の毒。