2020年01月23日

切り餅大福〜ちょっとバニラな三重の思い出 ポンカンver.

実母と実妹を誘った主人プロデュースの三重旅行。
宿泊した“割烹の宿 美鈴”さんで、ご自由にどうぞと置いてあった“ポンカン”がとても美味しくてすっかりお気に入り。
道中の道の駅でひと袋購入して帰宅致しました。

そこで本日のお弁当。

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まん丸で大ぶりな切り餅大福です。
お正月用に母が持たせてくれた切り餅を使ったおなじみの大福。

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パカッと切ると、中にはごろんと丸ごとジューシーなポンカン。
柑橘系の大福には白餡が合うと思うのですが、生憎白餡はおろか、代用となりそうな白いんげん豆の類もありません。
うーんと考えて考えて考えた結果・・・

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極少量残っておりましたココナッツオイルを使ったおなじみのプロテインローチョコレートでポンカンをコーティング致しました。
レモンのマーマレード、隠し味に極少量の柚子味噌を加えて練り上げたやわらかなお餅で、バニラ風味のプロテインローチョコレートをまとったポンカンを包みます。

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お餅にまぶした打ち粉にはきな粉を使って。
主人の評価は“斬新な大福”
ほど良い甘さのお餅、みずみずしくてすっきりした甘さのポンカン、うん、なかなかの好相性ですよ。





◆ざっくり分量(丸ごとポンカン大福2個プラスアルファ)
  • 切り餅 2切れ
  • レモンマーマレード 適量
  • 柚子味噌 適量

  • ポンカン 2個+3房
  • ココナッツオイル 10g強
  • バニラ風味のプロテイン(ハーバライフ製) 20g

  • 打ち粉用のきな粉 適量

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◆作り方
  1. ココナッツオイルは湯せんにかけて透明な液状にしておきます。
    プロテインを加えてよく混ぜ合わせましょう。

    プロテインローチョコレートは、ココナッツオイルの残量の都合上極僅か。
    皮をむいたポンカンの底部分にスパチュラを使ってぬりひろげ、オーブンシートの上に並べます。
    余ったバニラプロテインローチョコレートを上から回しかけておきましょう。

    存在感のあるプロテインです。
    ポンカン全体をコーティングするより、このくらいの量に止めた方がポンカンの風味も楽しめるというもの。

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  2. 切り餅はさいころ状に切って耐熱性ボールに移します。
    全体が十分かぶる量のお水を注ぎ、ふんわりとラップをして3〜4分お餅が十分やわらかくなるまで電子レンジで加熱しましょう。

    お湯を別ボールに移し、レモンマーマレードと柚子味噌を加えてやわらかく練ります。
    この時、スパチュラがくっつかないよう別ボールに移しておいたお湯でスパチュラを湿らせながら作業すると簡単です。

  3. 手をお湯で湿らせながら、やわらかく練り上げたお餅を分けます。
    予めきな粉をひろげておき、分けたお餅を軽く丸めながらきな粉の上に移しましょう。

    1のポンカンをお餅で包みながら全体にきな粉をまぶし、形を整えます。

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    小房ポンカンver.は、三重を一緒に旅した母親に。

    せっせとご飯をお重に詰め、雨にも関わらず今日も3姉妹のポットラックランチパーティーに向かう母。
    週2回、ご飯係の母親は固くなった頭をフル回転させて気の利いた味付けご飯をひねり出します。

    聞くと今日は『和田金の松坂牛時雨煮ご飯』だとか。
    『時雨煮が少ししか残っていなくてねぇ、民宿で頂いた鯖のお出汁で甘辛く煮直してご飯に乗せたんだよ』

    ・・・和田金さんの時雨煮の手直しをするとは。
    母、誰しもがそうそう思いつくことではありませんよ。

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主食は大福。
それでも野菜をたっぷり摂取したい、それを実現出来るのも家庭料理ならではのシュールな献立。
野菜たっぷりのスープを添えましょう。

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圧力鍋で3分加圧するだけのこってりチーズ風味のスープ。
こちらも小ぶりな玉ねぎが丸ごとごろんっと入っています。

  1. 根元を切り離さず大ぶりなくし形に切ったキャベツ。
    大ぶりに切って面取りした人参。
    お尻部分に十文字の切り込みを入れた小ぶりな丸ごと玉ねぎ。
    極少量の押し麦、水煮にして冷凍してあったひよこ豆、干しシイタケは戻さずさっと流水で洗ってからバキバキ割って使いましょうか。

    全て圧力鍋に合わせ、少量のお水を注いでお塩をちろり。
    3分加圧して圧が自然に抜けるのを待ちます。
  2. 豆乳を注ぎ、刻んだペコリーノロマーノを散らしてひと煮立ち。
    器に盛って黒胡椒を挽けば出来上がりです。

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今朝は今年初めての鶏粥、主人の大好物です。
茹で鶏にした鶏ささ身、その茹で汁を使って炊いた炊き粥に茹で鶏をたっぷり裂いて散らします。
あおさも添えれば更に美味しい。

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週末に仕込んだ鯖の味噌煮が更に美味しくなってきました。
切り身の大きさに惹かれてお腹の部分を選んだ主人は、その小骨の多さに四苦八苦。

残り一切れとなりました鯖の味噌煮も明日でおしまい。
今週もゆるりと週末を迎えます。

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posted by しんさん at 14:21 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月27日

甘辛お醤油味のザクザク揚げ餅 〜 春の決断

春なので少々感傷的になっております。
お世話になった中居さんとのお別れ、憧れの女性が生業としていた歴史的建造物とのお別れ、一見華やかな春ですがその心情はなかなか複雑です。

かと言って落ち込んでいる訳ではありません。
昨日の夕方、仕事を早めに切り上げてくれた主人と一緒にお花見に出かけましたよ。

ふらりと歩いて出掛けた近所の吉野神社。
通りからは見えない裏にある薄墨桜が満開だと、畑仲間の氏子さんが教えてくれました。
生憎の曇り空ではありましたが、2本の薄墨桜が満開でした。

1週間、いえ、もう少しかかるかしら。
表のソメイヨシノも満開になることでしょう。










さ、今日のお弁当。
冷蔵庫の中にいつまでも鎮座しておりました干し餅、これも春なのでいい加減お片付けしましょう。
太白胡麻油でじっくり揚げて、ざくざく甘辛醤油味の揚げ餅にしましたよ。

お正月の鏡餅を天日と冷風に晒し、ひび割れるまでカラカラに干した干し餅 (☆彡
干して冷蔵庫で保存してあるのだから、その長持ちすることすること、最強です。
冷蔵庫の主のように鎮座しておりましたこの干し餅をようやくお片付けしたのも春の決断。

・・・いえ、そんな大げさなものでもありませんけどね。
うん、この味付け、美味しい。





  1. 干し餅はまだ太白胡麻油が冷たいうちに加え、弱火でゆっくり揚げるのがポイント。
    強火で一気に上げると、歯がたたないくらいかたい揚げ餅になってしまいますからね。

  2. お砂糖は “生砂糖” を使いました。
    頂いて初めて知った生砂糖ですが、これ、大変使い勝手が良いのでお気に入りです。
    お砂糖の味が直接舌に伝わるシンプルなお料理に愛用致しております。

    大きめのボールに生砂糖とだし醤油を合わせておきます。
    しっかり油を切った1を熱々の状態で加え、ボールを大きく上下にふりながら全体にしっかりからめましょう。
    だし醤油は “くばら” の “あごだしつゆ” を使っております。

  3. ザルにひろげて冷ませば出来上がり。

    お正月明けからずっと冷蔵庫の守り神と化しておりました鏡餅の干し餅。
    春を機にすっきりと片付きましたよ。











主食が揚げ餅ですので、今日のお弁当は本当に早々と完成してしまいました。
お菜はいつものジャーサラダ、こちらもいつも以上の簡略版。

下にはヨーグルトとアボカドのサラダ、最近おきにいりの “あおさ” 風味です。
そしてその上には、先日こちらもお片付けして参りました畑のルッコラをたっぷりと。
花が咲き始めたルッコラは茎も葉も筋張ってきますので、種をとる予定がなければ抜いてお片付け。
これも心寂しい春の別れ、ですね。






  1. 鶏ささ身の茹で鶏を拵えます。

    鶏ささ身は予め室温に戻しておきましょう。
    多めにお湯を煮立たせ、お酒とお塩を加えて再度煮立つのを待ちます。
    ここに鶏ささ身を重ならないように加えてぴったりと蓋をし、ひと呼吸おいて火を止めます。
    そのまま20分以上おけばしっとり茹で鶏の出来上がり。
    茹で汁ごと冷蔵庫で保存します。
  2. ヨーグルトと新玉ねぎをボールに合わせ、バーミックスで攪拌しましょう。
  3. 2のボールにアボカド・筋を除きながら大きくほぐした1の茹で鶏、乾燥あおさ、乾燥ポルチーニを加えて和えます。

    乾燥ポルチーニは予めさっと洗って水で戻し、しっかり絞ってから刻みニンニクやお塩を加えて炒めてあります。

    容器に詰め、上にたっぷりとルッコラを押し込んで出来上がり。
    このサラダがソース代わりなので、ポルチーニのお塩は強めに効かせてあります。











さ、お待ちかねの朝ごはん。

カラカラに干した干し餅、しかも在庫最後の干し餅を全部揚げてしまいましたので、細かな欠片、所謂 “クズ” も沢山。
昨日のいなり寿司用に甘辛く煮た油揚げ (☆彡) 、 そして揚げ餅の欠片をうどんの上にトッピング。
そう、きつねうどんとタヌキうどんの合体です。
しっとりふっくら油揚げとサクサクの揚げ餅、主人大喜びの主食です。

そして木匙の上にはよもぎ饅頭。
昨日、吉野神社の薄墨桜をのんびり眺めてから、主人とてくてくお散歩をして帰宅しました。
道中にある和菓子屋さんで桜餅を、と思ったのですが生憎の売り切れ。
桜の練り切りとよもぎ饅頭を買って帰宅した、という訳です。





吉野神社の満開の薄墨桜の足元には、紙垂(しで)を従えた数本の松が整然と植えられておりました。
まるで測量したかのような美しい畝を作る氏子総代さんの手仕事がここにも。





それにしても今朝のきつねたぬきうどんは美味しゅうございました。

posted by しんさん at 14:25 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月11日

切り餅の生チョコ風

今日のこの画像を見て、 『ん?アレアレッ?』 ・・・ 主人はそう思っていることでしょう。
そして自分のお弁当と画像を見比べていることでしょう。

今週は冷凍庫のちまちまとした中途半端な食材をお片付けすべく、そうね、 適当なお題をつけるならば 『アサートデザート』 とでも申しましょうか、そんな感じでスタート。
以前拵えて冷凍保存しておいた数点を利用した “ちまちま小さなデザート3種” です。

いちばん左は、以前焼いたココア風味の全粒粉食パン (☆彡)
スライスして3枚ずつに分けて冷凍保存してあったのですが、この日のマシュマロサンド (☆彡)に使用した後、1枚だけが中途半端に冷凍保存してありました。
なのでマシュマロとチョコを添えてスモア風に。

そしてガラスの容器に入ったのは、簡略版の白玉ぜんざい。
以前デーツシロップを拵えた際、デーツの搾りかすを小豆餡に混ぜ込みました ⇒ ☆彡
悲しい程の貧乏性。
冷凍しておいた小豆餡と、同じく冷凍しておいた豆腐白玉 2種 (☆彡 ☆彡) を合わせた白玉ぜんざい。
冷凍してあった柿チップ (画像はありませんが・・・☆彡) も添えてみましたよ。

そして3種のうちの最後、手前の生チョコ風のデザート。
これは冷凍してあった切り餅を使った生チョコ風。
常温に戻してから口に入れると、その食感はまるでマシュマロです。
甘さをぐっと抑えた大人の生チョコ風・・・材料は切り餅ですけどね。






白玉ぜんざいは、冷凍してあった食材を冷蔵庫に移して自然解凍した後盛り付けるだけ。
全粒粉ココア食パンのスモア風も手順というほどのものでもないのですが備忘録。
  • ココア食パンを適当に切り分けてオーブンシートの上に並べます。
    マシュマロをその上に並べ、予熱なしのオーブン 170℃で10分間。

    うっすらとマシュマロが色付いたところでチョコレート (カカオ分55%のVALRHONA エクアトリアール ノワールを使用致しました) をのせ、オーブンの余熱で溶かします。
    冷凍してあるザクロを散らして出来上がり。






思いの外上出来だったのが、切り餅を使った生チョコ風。
今まで拵えた切り餅スイーツシリーズの中、群を抜いて簡単なのではないかしら。
  1. 冷凍してあった切り餅 1切れ (60g) は自然解凍し、刻んで耐熱性ボールに移します。
    牛乳 30gを加え、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで1分30秒。
    お餅が膨らむので大き目のボールを使うのがポイント。
  2. 一旦電子レンジ庫内から出し、てんさい糖 10gを加えて滑らかに練り混ぜましょう。

  3. ビターチョコレート 60g (ヴァンホーテンのNEWダークチョコレート 54%を使いました) ・ 牛乳 10gを加え、もういちどふんわりとラップをして50秒レンジ加熱しましょう。
    これを滑らかに練り混ぜ、オーブンシートを敷いたバッドに流します。

    形を整えて冷凍庫へ。
    程よく凍るまで待ち、包丁で切り分けます。
  4. お砂糖の入っていないバンホーテン ピュアココアをビニール袋に多めに入れ、3を加えてまぶします。
    はい、出来上がり。











そして簡単過ぎたのでしょうか、この切り餅生チョコレート。
主人のお弁当に入れるのをすっかり忘れてしまいました。

今日主人が帰宅したら、常温に戻したお口の中でトロリととろける切り餅生チョコで仕事の疲れを癒して差し上げたいと存じます。





  • ちなみの本日のお弁当はおから寿司。
    甘酢漬け人参とホウレン草のお浸し、そして蕪の千枚漬けは手まり寿司風に。

    畑の分葱をごっそり抜いて参りましたので、大好きな分葱料理 “ホタルイカと分葱の酢味噌和え” たっぷり拵えました。
    おから寿司を軍艦巻き風にして、分葱とホタルイカをたっぷり盛りましょう。











お餅は2個ずつラップに包んで冷凍してあります。
生チョコ風に使った残りのお餅 1個で朝の主食、ぜんざいを。

もちろん白玉ぜんざいと兼用です。
甘味はデーツシロップとみりんで追加しました。
穏やかな甘みが上白糖とはくっきりはっきり異なります。

今日は日中お出掛け致しておりましたので、あっという間に夕方になってしまいました。
主人が飲む気満々で待機しております。
今日は飲まないって約束していたと思うのだけど・・・





ま、良いか。
分葱とホタルイカで日本酒ね、そのつもりね、主人。

posted by しんさん at 17:40 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月17日

鏡餅おかき 〜 ザクザク揚げ餅のきな粉風味

お正月に飾る鏡餅は毎年年末に実家の母親が持たせてくれます。
もちろん本格的なものではなく、いわゆる上下一体型とか充填タイプとか言われる現代的な鏡餅。
ではありますが、やはり飾った後の鏡開きや左義長等の行事は楽しいものです。

左義長で焼いた鏡餅をぜんざいで頂いた後、残りの鏡餅をザルにひろげて冷風に晒しておきました。
ひびが入った鏡餅を細かく砕いてからりと揚げれば、はい、鏡餅おかきの出来上がり。
程よく塩味を効かせた和三盆ときな粉、ほの甘い風味にガリガリボリボリと手が止まりません。

全体にしっかりひびが入るまで干した鏡餅は、油で揚げても油はねの心配なし。
揚げ物が苦手な私にとっては願ったり叶ったりの一品です。

揚げた鏡餅は網にとるより断然新聞紙の上に。
何故かしらね、新聞紙で油を切るとやけに美味しそうに見えるのは。

きな粉風味の鏡餅おかき、こんな素朴な味が大好きです。
今日はこの鏡餅おかきがお弁当の主食ですよ。






とっても簡単。
  1. 充填タイプの鏡餅をプラスチック容器から出し、適当な厚さに切って数日間干します。
    全体にひびが入って、簡単に手で割れるくらいまで。
    この状態で冷蔵庫で保存しておけば、さっと揚げておかきやお粥のトッピングに重宝します。

  2. 太白胡麻油をお鍋に注ぎ、うんと低温でじっくり揚げて新聞紙にとります。

  3. きな粉・和三盆・お塩をビニール袋に合わせ、よくふり混ぜておきましょう。
    しっかりと油をきった揚げ餅が熱いうちにここに加え、全体にたっぷりまぶしてひろげたオーブンシートの上で冷まします。
    ビニール袋に入れたままだと、蒸気でベシャっとしてしまうので先ずは取り出して冷まします。

  4. 3が完全に冷めたら、もう一度ビニール袋に戻してきな粉をたっぷりまぶします。
    きな粉と和三盆、そしてお塩、穏やかなおやつ兼お昼の主食の出来上がり。











何かと便利なジャーサラダ。
今日もお弁当のお菜は245tのメイソンジャーを使ったジャーサラダです。






  • 容器の底にはアボカドのディップ。
    アボカド・みじん切り玉ねぎ・塩漬けにした蕪の葉っぱ、そして極少量のレモン汁を合わせて混ぜただけ。

    蕪の収穫時期の今、たわわな葉っぱをつい邪険にしてしまいがちです。
    容器の大きさに合わせて切った蕪を多めのお塩とビニール袋に入れ、袋内の空気をしっかり抜いて保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。
    収穫したその都度ビニール袋にお塩と合わせ、保存容器に追加していくので手間要らず。
    細かく刻み、調味料として使います。

    アボカドディップの上にはささ身の茹で鶏をほぐして散らします。
    残った茹で鶏をざく切りにしたルッコラと合わせ、オリーブオイルをちろりと回しかけてジャーにたっぷり詰めれば、はい、本日のお菜 ジャーサラダの出来上がり。
    作り置きの人参グラッセを彩りに。






この時期、蕪と同じく収穫時期を迎えるケール。
・・・と言うより、丈夫なケールはいつでも収穫可能ですけどね。
何も収穫出来ないと寂しいので、冬野菜全滅に備えてこの時期収穫出来るように育てているだけ。

そんな丈夫なケール、水洗いしていても水を弾く厚い葉っぱがケールの持ち味。
サラダにはゴワゴワしてあまり向いているとは思いません。
ですがそんなケールの特徴を活かしてくれるのが、オーブン任せのケールチップス。

・・・見た目は決して華やかなものではありませんけどね。
でもその食感は正にスナック、サクサクでポテトチップスのよう。





  • 綺麗に洗ったケールの水気をしっかりと拭き取ってボールに移し、レモン汁・オリーブオイル・お好みのシーズニング (お塩でもコンソメパウダーでも) をふりかけます。

    今日はトレーダージョーズの “エブリシング バット ザ ベーグル セサミ シーズニング ブレンド” を使いましょうか。
    しんなりするまでしっかり揉み込んだら、オーブンシートを敷いた天板にひろげます。

    130℃のオーブンで35分強、時々重なった部分をほぐしてあげながら焼くだけ。
    サクサクに乾いたら出来上がりです。






お弁当の顔ぶれとしてはとてもユニークな面々。
ケールチップスは主人の目には “海苔” と映ったようです。











朝食だけは今日もスマホのポートレート効果画像で。
この程よくボヤっとした、それでいてキリっとした色彩が私好みなのです。

鶏ささみの茹で鶏、その茹で汁を使った炊き粥は主人の大好物。
これと鰯のお酢煮があれば、主人は終始無言で朝食に集中します。
お粥の上に散らしたあおさ、このあおさの色がとても美味しそうに映るスマホの画像がお気に入り。





朝食を食べている間、テレビではNHKの朝のニュースが流れています。
今朝はちらりと “ロウバイ” の花が話題になっていました。

冬枯れのこの時期、はっと目を惹くロウバイは大好きなお花。
テレビに耳を傾ける私に、隣で主人がいかに朝食が美味しいかを熱く語ってくれました。
主人が満足気にまた食事に集中する頃には、ロウバイの話題は別の特集に移っておりました。
私が聞きたい話題を見事なまでに中断する主人、これが主人の特技でもあります。

posted by しんさん at 15:23 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月26日

ほんのりコーヒー味 切り餅大福 〜 ウラド豆餡ver.

気付けば、今週末は早12月。
再来週に予定しておりましたお風呂掃除は、業者さんのお怪我の都合で延期にこそなりましたが、いよいよ年末が視界に入って参りました。

お正月の切り餅が未だに冷凍保存されているのは、いくら何でもいただけない。
切り餅を解凍し、今日は久しぶりに切り餅大福を拵えてみましたよ。

年末がチラついてきたからには、食材のお片付けを何より優先させないと。
残り僅かになった “ウラド豆” も今週で完全になくしてしまいましょう。
そう、大福の中身はウラド豆で拵えた餡子です。

小豆の餡とは異なる随分ねっとりした餡に仕上がりました。
ですが、これがまたコーヒー風味のお餅とよく合って・・・

え?
コーヒー?

そうです。
冷凍切り餅、ウラド豆、2者のお片付けに加え、頂いたアイスコーヒーのお片付けも兼ねてみました。
缶コーヒーも含め、ボトルコーヒーの類ってあまり飲まないのです、主人も私も。
かと言って、実家もどちらかというと紅茶派なので持っていくことも出来ず。
頂き物をもらってくれるような交友関係もありませんので (あ、悲しい) 、こう今に至っております。

見るとアイスコーヒーの賞味期限もギリギリ、今週はアイスコーヒーお片付け強化週間ということで。

コーヒーで練ったやわらかな大福生地の周りには、ほんのりココナッツ風味の白い粉。
ココナッツパウダーとスキムミルクを混ぜて大福生地にまぶしてみました。
ウラド豆餡とコーヒー風味のお餅、うん、意外と上手くまとまっていますよ。

年末に向けて、切り餅、ウラド豆、アイスコーヒーのお片付け大福。
もちろん時間が経ってもお餅はやわらか。

今週も楽しくなりそうです。





先ずはウラド豆餡から。
ウラド豆って、和名は “ケツルアズキ (毛蔓小豆) ” っていうのですって。
但し、小豆餡とは食感も風味も相当異なります。
これはこれで私は受け入れてしまいますけどね。
  1. ウラド豆は150tほどを使いました。
    綺麗に洗ってから、たっぷりのお水に2日浸しておきました。
    もちろん冷蔵庫で、ね。
    2日も吸水させるつもりはなかったのですが、何を作ろうか考えているうちにこうなりました。
  2. 十分に給水させたウラド豆をザルに移し、水を切って圧力鍋に移しましょう。
    ウラド豆の上3〜4cm程度までお水を注ぎ、15分間加圧します。

  3. 圧が自然に抜けたら蓋を開け、てんさい糖を先ずは大さじ3加えて弱火で煮詰めます。
    水気が少し減ったところで、てんさい糖を大さじ2追加しましょう。
    合計大さじ5のてんさい糖を使いましたが、市販の小豆餡に比べてぐっと甘さは控えめです。

    お好みの状態になるまで煮詰め、仕上げにお塩をひとつまみ加えて出来上がり。
    冷めるとかために仕上がるので、やや緩めで切り上げるのがポイントです。






こうして、ウラド豆餡は週末の間に準備完了。
今朝はここからスタートです。
  1. 切り餅の大福作りはとても簡単ですが、段取りが何よりのポイントです。
    手の平に極々薄く胡麻油をぬり、ウラド豆餡を丸めておきましょう。

    ココナッツミルクパウダー 25g
    スキムミルク 10g
    コーンスターチ 10g
    をビニール袋に合わせ、口をしっかり持ってふり混ぜましょう。
    オーブンシートをひろげたバットにひろげておきます。

  2. 切り餅はふたつ、ふたつで130g強でした。
    1cm強のさいころ状に切り、耐熱性のボールに移しましょう。

    コーヒー (無糖タイプ) 大さじ3
    てんさい糖 大さじ1

    を加え、ふんわりとラップをして様子を見ながら600Wの電子レンジで2分加熱しましょう。
    途中で取り出して混ぜる等、吹きこぼれないよう気をつけて。

    お餅が十分やわらかくなっているのを確認したら、スパチュラで滑らかに練りましょう。
    スパチュラはお水で湿らせながら作業するとお餅がくっつきません。

  3. 滑らかに練ったコーヒー風味のお餅を、用意した粉の上に移しましょう。
    キッチンばさみをさっとお水で湿らせ、素早くお餅を切り分けて丸めたウラド豆餡を上に。

    手に付かないよう粉をまぶしながら、素早くお餅でウラド豆餡を包みます。
    最後に余分な粉をはたき落とし、形を整えれば出来上がり。

    小ぶりな3つは、実家の母親らの持ち寄りランチのお茶請けに。

    料理が嫌いと言い続けておりました実家の母、今朝は銀杏ご飯を炊いたそうです。
    姉宅に3姉妹が集う月曜・木曜のランチ。
    今週は何ご飯を炊こうか、最近の母はそれを考えるのが楽しくて仕方がないようです、よ。











出来るだけ保存期間を延ばそうとはしておりますが、主人が箱で買った柿が随分熟して参りました。
こちらもお片付けに本腰を入れる頃合いです。

先ずは1個、お弁当のお菜にサラダを拵えましょう。
蜂蜜と粒マスタードを合わせたドレッシングは柿との相性もばっちりです。






  1. 粒マスタード
    蜂蜜
    赤ワインビネガー
    フルールドセル

    以上をボールに合わせて泡だて器でよく混ぜ合わせましょう。

  2. 自家製ルッコラ
    茹でたブロッコリー
    自家製ズッキーニの自家製ピクルス
    ざく切りにした胡桃 (160℃のオーブンで予熱をせずに10分ローストします)

    1のボールに加えて和えるだけ。
    柿と赤ワインビネガー、柿とヨーグルト等々、柿と酸味の組み合わせが大好きなのです。











金曜日からの3連休明け、本日月曜日の体調は主人の体重も含めてすこぶる良い調子です。
翌日は休日だから、今日は休みだからと以前のようにダラダラ飲むことを自制するよう、最近は主人とふたり心掛けておりますから。

もちろん飲みますよ。
金曜日が休日でしたので木曜日はしっかり飲みました。
ですが体重が激増したのを機に、翌金曜日は朝・昼と軽めに済ませ、夜は具なしのお味噌汁のみ。
土曜日はデトックスと決めたのはつい最近のことですが、これがなかなか楽しくて続いております。
結果、金曜・土曜と健康的に過ごし、日曜にしっかりふたりで飲んで月曜を迎えました。

そんな風に週末を過ごしているので、作り置き料理が捗ること捗ること。

畑でもそろそろ蕪の収穫が始まりました。
収穫したばかりの蕪は、主人のリクエスト通り千枚漬けに。
葉っぱは醤油漬け、ひじきと干しシイタケと合わせた炒め煮の2種に。

春菊は胡桃和え、水菜はニンニクと青紫蘇に漬け込んだお醤油で胡麻和えに。
和風の作り置き料理ばかりも何なので、小松菜はすりおろしたペコリーノロマーノと黒胡椒で和えてみました。

わさび菜のナムル、紅芯大根の甘酢漬け、定番となりましたなまり節の塩麴漬け・・・
これで1週間楽が出来るというものです。
今日は主人が帰宅したら早速熱燗、ですね。





結婚前、無人販売の蕪を買って私が漬けた千枚漬け、これが主人は忘れられないのですって。
当の本人はすっかり忘れてしまっておりましたが。
それでも今朝朝食に出した千枚漬けに主人は大満足の様子。
なので今後の為に備忘録。
  1. 蕪は皮を厚めにむき、繊維に直角になるよう薄切りに。
    新しいスライサーは厚さ調節機能付き、いちばん厚い位置にダイヤルを合わせます。
    少量のお塩を軽く揉み込み、10分ほどおきましょう。
  2. お酢 50t
    てんさい糖 大さじ4弱
    お酒とみりん 各大さじ1
    お塩 小さじ1/2
    細切り昆布・小口切りにした鷹の爪 各適量

    以上をお鍋に合わせてひと煮立ちさせ、冷ましておきましょう。
  3. 1の蕪から水気がじんわりしみ出してきます。
    手の平で挟んでしっかりと水気を切り、ジッパー付き保存袋に移しましょう。
    その時、2の細切り昆布を蕪の間に挟むようにして最後に合わせ酢を回しかけます。
    袋の空気を抜き、時々上下を返しながら冷蔵庫でひと晩以上なじませましょう。

    自家製の蕪ならでは、黒ずんだ部分を除いた楽しい千枚漬けが仕上がりましたよ。











今年の夏は初めて梅干しを漬けてみました ⇒ ☆彡 2018年07月23日
以来じっくりと味をなじませて参りました初めての自家製梅干し。
今朝はその初自家製梅干しの記念すべきファーストリリースです。

ふっくら私好みの梅干しです。
塩気も食感もばっちり想像通り、何より驚いたのが 『本当に梅干しだ!』 ということ。
・・・当然なのですが、最初の感想はそれでした。
隣の主人も同じことを口にしていました、 『本当に梅干しだ!』

来年はこの倍の梅の量に挑戦んしてみよう。

今週はイワシが手に入りませんでした。
先週煮たイワシが少量残っておりましたが、はてさて明日以降は困ったものです。





明日もアイスコーヒーと柿のお片付け料理を考えないと。
冒頭の繰り返しになりますが、今週も楽しくなりそうです。

posted by しんさん at 14:59 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする