面倒だから今年はやめようやめようと誓いつつ、ついつい摘んでしまいます。
ですが、そろそろ我が家の月曜朝の定番となっております “イワシのお酢煮” にも飽きてきた頃。
実山椒の風味で仕上げるイワシのお酢煮、あぁ想像しただけで心が躍ります。
そして今朝、早速拵えましたよ、実山椒風味のイワシのお酢煮。
まとめて実山椒の下ごしらえをして冷凍しておけば、今後は気楽にこの味が楽しめるのですもの。
またこれでしばらくはイワシのお酢煮が続きそうです。
例年手間隙惜しまず下ごしらえをする実山椒 (⇒ ☆) ですが、今年は圧力鍋が大活躍。
うんと時間が短縮出来て、我が家好みの渋抜き具合に仕上がりました。
圧力鍋を使った実山椒の下ごしらえ。
時間は短縮致しますが、手順そのものは例年通りです。
- 実山椒は綺麗に洗い、小枝を丁寧に取り除きます。
これは前日に済ましておきましょう。テレビを見ながら気楽にどうぞ。
100均ショップで調達致しました糸切りバサミが活躍します。 - 圧力鍋にたっぷりのお湯を沸かし、実山椒を投入致します。
蓋をして3分加圧し、自然に圧が抜けるのを待ちましょう。
圧が抜けたら圧力鍋の蓋を外し、鍋ごと蛇口の下に移動させます。
細く細くお水を注ぎながらしっかりと冷ましましょう。
この時、お水の勢いでせっかくの実山椒が流れ出てしまわないようにご用心。
実山椒が冷めたらザルにあけ、これを3回繰り返します。 - 最後にもうひと手間。
圧力鍋にお湯を張り、蒸しすをセットして火にかけ煮立てます。
3度渋抜きをした実山椒を蒸し布で包み、蒸しカゴに入れて蒸しすの上に。
1分間加圧し、自然に圧が抜けるのを待ちましょう。
はい、これで実山椒の下ごしらえは完璧です。
程よく山椒の刺激を残しつつ、それでいて我が家好みのマイルド仕上げです。
小分けして冷凍しておけば重宝することこの上なし。
今後の活躍が楽しみであります。
下ごしらえホヤホヤの実山椒を使って、早速イワシのお酢煮と参りましょう。
とは申せ、手順・分量等はいつもと同じですけどね ⇒ ☆
- イワシの頭を落として内蔵を綺麗に処理し、しっかりと水気を拭き取ります。
全体を爪楊枝で突き、皮がはじけるのを防ぎましょう。 - お水 300cc
お酢 (目下甘酢漬けらっきょうの漬け汁で代用) ・ お酒 各60cc
みりん 大さじ2
白だし醤油 大さじ1.5
濃い口醤油 ・ てんさい糖 (らっきょうの漬け汁が甘いので加減して) 各大さじ 0.5
以上を圧力鍋に合わせて煮立て、下処理したイワシを重ならないように並べ入れます。
上に千切り生姜・下処理した実山椒をたっぷりと散らしましょう。
10分〜15分加圧して自然に圧が抜けるのを待ちます。 - 圧力鍋の蓋を開け、お酢を大さじ1ほど回しかけましょう。
軽くひと煮立ちさせて出来上がりです。
ほうじ茶を淹れ (主人がね) 、納豆を混ぜ (主人がね) 、今週もスタート致しました。
正直やや飽きてきておりましたイワシのお酢煮も、実山椒が加わるだけで気分も一新。
人参のぬか漬けも程よい酸味が効いて、我が家好みの漬かり具合。
『月曜日はお弁当は要らないよ』 そぉ言ってくれる主人ではありますが、お弁当も拵えました。
簡略版ではありますが、その物足りなさが魅力でしょ?
イワシに添える煮物も兼ねて、お野菜と油揚げの薄煮です。
面取りした人参の切れ端、シイタケの軸部分、切り落とした油揚げの1辺も皆無駄なく使います。
- 面取り人参・軸を落として削ぎ切りにしたシイタケ・結んだ早煮昆布をお鍋に合わせ入れ、お水と白だし醤油を合わせてひたひたに注ぎましょう。
キッチンペーパーで落し蓋をし、ことこと煮汁を煮含めます。 - 油揚げは軽くしゃもじ等で表面を叩いてから湯通しし、1辺を切り落として袋状に開きます。
- 人参と油揚げの切れ端・シイタケの軸を合わせて細かく刻み、とき卵と合わせましょう。
油揚げの口を一折りし、卵液をそっと流し入れて爪楊枝で縫うように口を閉じます。
煮汁がしっかり煮立った状態でこれをそっと並べ入れます。
キッチンペーパーの落し蓋・お鍋の蓋をしてしばらく煮含めましょう。 - 火を止めて下茹でしたサヤエンドを加え、そのまま粗熱をとります。
ザルに並べて自然に煮汁を切ってから油揚げの爪楊枝を抜き、2つに切ってお弁当箱へ。
毎週月曜日の朝はイワシのお酢煮、主人が言い出したこのお約束が何ヶ月続いたのかしらね。
作る私側ばかりでなく、口には出しませんがきっと主人も飽きてきていたのではないかしら。
それを一転させてくれた実山椒の出現、人の気持ちなんて移ろいやすいものよね。
これから夏・秋に向けて益々市場に出回るでありましょうマイワシ。
まだまだイワシのお酢煮は続きそうであります。