かつて私は、自分が実はアル中なのではなかろうかと懸念を抱いておりました。
日常生活に支障をきたすほどではないにしろ、お風呂上り、主人が寝る頃にいそいそと冷蔵庫からビールを出してはプシュっと・・・
翌朝少々寝不足になろうが、この快楽を手放すことは不可能、これすなわちこれアル中だ、と。
そんな快楽にどっぷり浸かり始めて自分でもちょっとマズいゾ、と思い始めた頃。
突然の白内障手術、そしてそれに伴う術後の禁酒生活。
もちろん主人がそれに付き合ってくれたという背景もあるのでしょうが、難なく1ヶ月の禁酒を達成。
あら、もしかして私のアル中って勝手な思い込み?下種の勘繰り?自作自演?
と、まぁ、そうゆう訳で、今となっては不要になりました、勢いだけで飲む酔う為だけの安ワイン。
狭いワインセラーを陣取っていて目障りったらありゃしません。
主人の許しを得てお片付けに勤しみましょう。
フルーツのコンポートなんていかがでしょう。
ちょうどスーパーの店頭にプラムが並び始めた頃合いです。
その可愛らしい色合いを活かして、プラムは白ワインでコンポートに。
ご丁寧に安ワインは赤白取り揃えておりますので、赤はそうね、ブルーベリーなんてどうかしら。
そしてちょっと変則技ではありましょうが、ミニトマトも一緒に。
思い付きで試したトマトの赤ワインコンポートが、ウットリするほど私好み。
兎にも角にも簡単な赤・白双方のワインコンポート2種。
有り合わせの材料でちょちょいのちょいっと仕上げましょう。
お砂糖はぐっと控えてありますので長期保存は不可ですが、それでも生の状態よりは日持ちするはず。
スパイスを効かせたワインのコンポート2種。
目にも口にも、そして邪魔者扱いされ始めた安ワインにも嬉しいお気に入りのデザートです。
私でなくとも心躍るはず。
プラム・ミニトマト・ブルーベリー、これらのこの色合い。
綺麗に洗って、水気をしっかり拭き取ってお料理スタート、とっても簡単ですよ。
先ずはプラムから。
工程そのものは、以前
某ソムリエールさんにご伝授頂いた桃のコンポート (☆彡) とほぼ同じ。
お砂糖は最低でも果実の20%は必要とのことでしたが、あっさりそれを無視して更に糖分控えめに。
- プラムは7個、洗って水気をしっかり拭き取った状態で450gでした。
なり口でない方、ツンと少し尖がった方に浅く十文字の切り込みを入れておきましょう。
- お鍋に先ず白ワイン 200tを煮立てましょう。
アルコールを飛ばしたところで、同量のお水 200tを加えて更に煮立てます。
縦半分に切ったカルダモン 3粒程度
ラベンダー ほんのひとつまみ
グラニュー糖 40g
ハチミツ 30g
レモンのスライス (果実のない端っこ部分で充分) 2〜3枚
以上を合わせてお鍋に加え、お砂糖をしっかり煮溶かしながらひと煮立ち。
ラベンダーはほんのひとつまみに止めます、入れ過ぎると逆効果になりますからね。
- プラムをそっとお鍋に加えて弱火にし、途中でいちどそっと上下を返しながら2〜3分煮ます。
皮がゆらりとむけたらひと呼吸おいて火を止めましょう。
そのまま冷まして出来上がり。保存容器にそっと移し、冷蔵庫で冷やします。
白ワインを使ったプラムのコンポートには、ラベンダーを名脇役に配置致しました。
ブルーベリーとミニトマトの赤ワインver.は・・・そうね、ちょうど1枝残っているタイムを使いましょう。
- ミニトマトはヘタを除いて洗い、水気をしっかり拭き取ります。
プラムと同じく、なり口でない方の側に浅い十文字の切り込みを入れておきましょう。
ブルーベリーはヘタがついていれば取り除き、綺麗に洗って水気を拭き取っておきます。
ミニトマトとブルーベリー、合わせて400g弱でした。
- 赤ワイン 200tを煮立ててアルコール分を飛ばします。
ここにお水 200tを加えて更に煮立てましょう。
てんさい糖 40g
ハチミツ 40g
レモンのスライス (これも端っこで充分) 2〜3枚
タイム 1枝
クローブと黒胡椒 (どちらもホールで) それぞれ5〜6粒
以上を加えて更にひと煮立ち。
- ミニトマトとブルーベリーを加えて火を弱め、ほんの2〜3分煮ます。
ミニトマトの皮がはじけて、ブルーベリーが心なしかふっくらとしたところでひと呼吸おいて火を止めましょう。
そのまま冷まして容器に移し、冷蔵庫で冷やします。
白ワインの時は流石に色合い重視でグラニュー糖を使いましたが、赤ワインはてんさい糖で。
今の我が家、素直に上白糖を使うことがほとんどなくなりました。
赤と白のワインを使ったコンポート。
流石にプラムの方は、もう少しお砂糖を増やしても良かったかしら。
うんと冷やして、甘いアイスクリームを添えて召し上がれ。
本日の朝食はデザート主役で参りましょう。
アイスクリームが溶けてしまわないうちに、早く早く食卓につきましょう。
オーブントースターでさっと焼いたプンパニッケルを主食に。
今朝は我が家で “レイチェル卵” と呼ばれております卵料理を添えました。
イギリス出身でパリ在住の料理人、キュートなレイチェル・クーの卵料理がそのレイチェル卵。
卵と合わせるソースをチーズスプレッドにしたり、ベシャメルソースにしたり、トマトソースにしたりと応用自在のレイチェル卵、すっかり我が家の定番料理となっております。
今朝は実験的に、蕎麦粉と胡麻油のベシャメルソース風で。
作り方は普通のベシャメルソースと同じ。
小麦粉を蕎麦粉、バターを胡麻油に入れ替えるだけ。
- 胡麻油を多めに使い、みじん切りにしたニンニクと玉ねぎをじっくり炒めます。
ここに蕎麦粉をふり入れてしっかりと炒め、牛乳でのばしてベシャメルソース風に。
塩・胡椒・極少量の白味噌で味付けをし、胡麻油を薄くぬったココット皿に流し入れましょう。
- 1に卵を割り入れます。
180℃に予熱したオーブンに移し、鉄板にお湯を張って5分程蒸し焼きに。
卵に火が入り過ぎないよう、オーブンの性格を把握するのがこのお料理の醍醐味。
- 予熱時間を利用してオーブン焼きにしたトマトを添え、ちょっと意外でしょうがイカの塩辛を添えます。嫌がらせではありませんよ、意外と美味しいのです、お好みですけどね。
一応お弁当も拵えは致しましたが、コンポートの華やかな色合いには・・・ねぇ。
本日はじゃが芋とマイタケのポタージュが炭水化物。
大豆・アボカド・夏野菜・茹で卵・自家製ピクルス等々、いつもの在庫食材サラダを添えました。
サラダの味付けは極少量のフルールドセルと、
自家製ピクルス (☆彡) の漬け汁です。
キュウリを醗酵させて酸味を演出する醗酵タイプのピクルス、最近お気に入りの保存食です。
スパイスやハーブを変えては楽しんでおります。
今年は畑のキュウリが大豊作、まだまだ醗酵タイプのピクルスブームは続きそう。
先日スーパーで購入致しました “金時草”。
只今挿し木にして発根を促し、畑での栽培を目論んでおります。
世間では容易と言われる金時草の栽培。
1年目は大豊作でしたのに、それ以降どうもうまくいかないのは何故かしら。
今日の雨でまた畑が潤っていることでありましょう、雑草も含めてね。