2018年07月23日

成功の予感 〜 ふっくら梅干しまでもう少し

年々夏の暑さが増している気が致します。
“クーラーを必ず使うように” ・・・毎朝、出勤時に念を押す主人の顔も真剣そのもの。
ですが、今年は僅かばかりではありますが夏の土用の到来を楽しみに致しておりました。

そう、50歳を目前にした今年の夏、初めて梅干しに挑戦してみたのです。

初めての挑戦で大胆とは思いつつ、塩気をぐっと控えめに仕込んだ梅干しです。
ふっくらとしたその実はきっと私好みの梅干しに仕上がってくれることでしょう。

そう、土用干しを終えたといってもまだまだ完成ではないようです。
これからまた数ヶ月、可能ならばお正月頃までじっくり寝かせて味を落ち着かせるのだとか。

ですが梅干しの副産物、赤紫蘇の塩漬けは目下大活躍致しております。
今日のお昼はシンプルに2色の紫蘇の葉を使ったおむすびさんに致しました。

赤紫蘇と青紫蘇、2色のおむすびさん。
シンプルにお塩だけで漬けた赤紫蘇に、薄切りニンニクとだし醤油に漬け込んだ青紫蘇。
どちらも夏にぴったりな風味で主人も気に入ってくれたようです。





いままで難しそうだと敬遠しておりました梅干しの仕込み。
やってみるとそれ程の手間でもなく、なかなか楽しい作業でしたので備忘録。
来年もまたきっと仕込むのではないかしら。


参考にさせて頂いたのはこちらの手順 ⇒
とても丁寧で分かりやすい説明です。



  1. 梅は黄色く完熟したもの、甘い香りをまとった梅を選びます。
    傷のついたものを取り除き740gでした。
    避けたものはてんさい糖と合わせてジャムにしました ⇒ ☆彡

    大きめのボールにたっぷりと水を張り、素早く洗ってザルにとります。
    完熟した梅は水に晒してアク抜きをする必要がないそうです。
    素早く優しくひとつひとつ水気を拭き取り、実を傷つけないよう爪楊枝を使って丁寧に “なり口” を取り除きます。

  2. 瓶は予め消毒用アルコールで除菌してしっかりと乾かしておきます。
    アルコール度の高い焼酎を使うことも考えたのですが、その為だけに焼酎を買うのも私の性分ではありませんので。
  3. なり口を上にして瓶に隙間なく梅を並べ、上からお塩をふって梅酢が上がるのを待ちます。

    お塩の量は、初心者から強気に塩分控えめの15%でチャレンジ。
    120gのお塩を合わせます。
    重石をすると梅干しがかたくなるとのお声もあったので、無謀にも重石はなしで。
    本来ならば、この梅の量ですと400g程度の重石をするようです。

    梅酢を全体に行き渡るよう、瓶をそっと傾けたりして梅酢の抽出を促します。
    梅酢の上がりが遅いとカビの原因にもなるとか。

    そしてもうひとつ。
    楽しみだからと、蓋を訳もなく何度も何度も開封したりするのもカビの原因になるそうです。



    ですが減塩が原因でしょうか。
    どうにもこうにも梅酢が上がってこなかったので、いちど力技で誘い水を注ぎました。
    お水 100tに対してお塩は25g、20%の塩分濃度の塩水を注いで様子を見ます。

    その後なんとか梅全体が梅酢で浸るようになりました。
    兎に角カビが生えないよう、瓶を回して梅酢をなじませながら赤紫蘇が出回るのを待ちます。
  4. 赤紫蘇を購入し、いよいよ次の段階に移ります。

    梅に対し、10〜15%の赤紫蘇を漬け込むのだそうです。
    赤紫蘇は葉っぱだけを摘み、この状態で80g弱。
    丁寧に洗い、サラダスピナーでしっかりと水気を切りましょう。
    水気が残っていると、これもまたカビの原因になるのだそう。

    赤紫蘇の18%程度 (15g) の粗塩を用意し、半量のお塩を加えてしっかり揉み込みます。
    これがアク抜きになるそうで、灰色がかった泡だった水気が出てきます。
    これをしっかり絞り、更にキッチンペーパーに包んで更に絞ります。
    清潔なボールに移し、梅から出た白梅酢・残りのお塩を加えてほぐしましょう。

    梅酢ごと梅のビンに戻しましょう。
    引き続き瓶を時々回しては梅酢を全体に行き渡らせながら、土用まで清潔に管理します。

  5. そして迎えました、夏の土用。
    梅の実も立派に赤く染まっております。

    3日間晴天が続く日を選び、土用干し初挑戦。
    平ざるに直接梅を干すとくっつきそうなので、そこは横着をしてオーブンシートを使います。
    赤梅酢を切った梅を丁寧に並べ、その脇にはしっかり絞った赤紫蘇を。

    午前9時ごろから干し、2〜3時間おきに上下を返しながら夕方4時頃までベランダに。
    瓶にもラップをし、赤梅酢を天日干しします。
    夕方になったら取り込み、赤梅酢に戻します。

    3日目は赤紫蘇は干さず、梅だけを天日干しに。

    色合いも随分と梅干しらしく立派になりました。
    3日間の土用干しを経た初梅干しの姿です。

    これが成功なのか失敗なのかはまだ定かではありません。
    ですが期待に胸はふくらむばかり、なかなかの器量良しだと思うのは手前味噌でしょうか。

    3日間干した梅を瓶に戻し、軽く絞った赤紫蘇をほぐして全体に散らします。
    こうして再度冷暗所で熟成を待つのだそう。
    好奇心旺盛の主人は試食する気でおりましたが、そうね、もう少し待ちましょうね。











こうして仕込んだ梅干しの完成を待ち侘びつつ、今日のお昼は赤紫蘇と青紫蘇のおむすびさんを。
もちろん脇をかためるのは、自家製の器量の悪い夏野菜たち。






  • 梅干しで残った赤紫蘇は塩漬けにして保存してあります ⇒ ☆彡
    薄切りニンニクとだし醤油に漬け込んだ青紫蘇も使い、夏にぴったりな2色のおむすびさんに。






畑で収穫した巨大化したお化けキュウリ。
冬瓜としてお料理し、うんと冷やして夏にぴったりな葛煮に仕上げます。
  1. 両端を落としたキュウリの皮をざっとむき、縦半分に切って丁寧に種をかき出します。
    食べやすい大きさに切り、お塩を加えた熱湯でさっと茹でてザルにとりましょう。
  2. 合わせ出汁・お酒・白だし醤油・・お好みでみりんを合わせて煮立てます。
    キュウリを加え、落し蓋をして2〜3分煮たらキュウリだけを取り出して保存容器に。
  3. 別鍋に鶏ひき肉・みじん切り生姜・2の煮汁を少量合わせ、鶏肉の色が変わる程度に炒りつけたら2のお鍋に戻します。
    水で溶いた葛粉でとろみをつけ、キュウリの上から回しかけましょう。
    粗熱がとれたら冷蔵庫に移し、しっかり冷やして召し上がれ。

    干しエビと干し貝柱ver.はもっと簡単。
    干しエビと干し貝柱の戻し汁に調味料を加えてキュウリを煮、キュウリをすくって保存容器に。
    残った煮汁に葛粉でとろみをつけ、上から回しかけます。

    夏はやっぱり夏野菜。











梅干しと一緒に仕込んだ “らっきょう” も、まだ少々早いながらファーストリリースを迎えております。
チアシード・みじん切り玉ねぎと一緒に手作り納豆の片隅に。
まだまだお酢が尖った感じは否めませんが、これもまた毎年の作業にしたいもののひとつ。






  • 初挑戦でしたので、らっきょうは予め洗ってある1キロ分の “洗いらっきょう” を買いました。
    高知県産の洗いらっきょうは500gで580円。
    水気をしっかり拭いて消毒した瓶に詰めます。

    お酢と水 各200cc
    てんさい糖 230g
    お塩 60g
    唐辛子 適量

    以上を合わせて煮立て、熱い状態で瓶の中のラッキョウに回しかけます。
    ラップで落し蓋をし、完全に冷めたら蓋をして連暗所に保存。
    こちらも瓶をそっと傾けて漬け汁を全体に行き渡らせながら味をなじませます。
    6月上旬に仕込んだ甘酢漬けらっきょうですが、もう少し置いたほうが良さそうです。





今朝の主食は鶏粥。
いつもは炊き粥ですが、今朝はおむすびさんを拵えた残りのご飯を使って暑さの軽減。
火を使うと途端にキッチンの温度が上昇しますからね。

さ、主人が帰宅しました。
クーラーの効いた部屋を譲って、主人にはお仕事をしてもらいましょう。

posted by しんさん at 14:02 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月22日

手作りのひきわり納豆 〜 先ずは納豆巻き

kuvings 〜 クビンスのヨーグルトメーカーが我が家のキッチンにやってきて以来、毎日何かしら実験的に発酵食品を拵えております。

バータイプの低温調理器とどちらにしようか散々悩んだ結果のヨーグルトメーカー、今のところ私の決断に間違いはなかったと、クビンスのヨーグルトメーカーを日々酷使致しております。
今朝、ずっと試してみたかった納豆の醗酵が完了致しました。

ずっと作ってみたかった納豆ですが、なかなかヨーグルトメーカーが空かなくてようやくの初挑戦。
極少量残っておりました乾燥大豆を使い、どうせならばとハードルを上げてひきわり納豆に挑戦してみました。
手作りのひきわり納豆を使った納豆巻きは、少々不器量ではありますが抜群の美味しさです。

初めての手作りひきわり納豆。
心なしか、市販の納豆より艶やかな気が致しますのは文字通りの手前味噌でしょうか。

しっかりと糸もひき、市販の納豆と比べても全く遜色を感じません。
いえ、それ以上の出来かも。

押し麦入りの酢飯で、自家製ルッコラと出来立てほやほやのひきわり納豆をくるりと巻きます。
ぴりっとしたルッコラと手作りのひきわり納豆、うん、これは美味しい。

市販の納豆よりややにおいを強く感じる手作りのひきわり納豆です。
お弁当にするには少々勇気が要りましたが、記念すべき初納豆ですもの、そこは今日のお弁当に。

なかなか具を真ん中に収められない苦手な細巻きではありますが、小さなことは気にしません。
手作りのひきわり納豆で拵える納豆巻き、今後我が家の納豆は手作りに決まりです。

・・・色々な豆で納豆を拵えたい、そんな私の野望はあっさり主人に却下されましたけどね。





手作りのひきわり納豆、ヨーグルトメーカーを使えば本当に簡単です。
  1. 乾燥大豆はたっぷりのお水に1日以上浸しておきましょう。
    当初は1日浸すつもりでおりましたが、ザワークラウトやら塩麹やらでヨーグルトメーカーが塞がっておりました。
    結局3日弱浸した大豆を使いました、もちろん3日間冷蔵庫内で管理です。

    ザルにあけて水を切り、包丁で刻みます。
    もちろんフードプロセッサーで刻んでも。
    薄皮は気にしなくても大丈夫そうですよ。

    ザルに晒し布を敷いて刻んだ大豆を移し、圧力鍋で15分強蒸しましょう。

  2. 大豆を蒸している間に納豆菌の準備をします。
    納豆菌とは言っても市販の納豆です。

    市販の納豆をスプーン一杯琺瑯容器にとり、大さじ1程度のお湯を加えてよく混ぜます。
    お湯は熱湯でも構わないようですが、沸かしたお湯をひと呼吸おいてから加えました。
    納豆の量もお湯の温度も神経質になる必要は皆無のようです。
  3. 蒸し上がった大豆を2に加えてよく混ぜましょう。
    これで準備は完了です。

    後は琺瑯容器ごとヨーグルトメーカーのプラスチック容器の中に入れ、中蓋はしないでハンドルだけを取り付けてセットします。
    水滴が落ちないようキッチンペーパーを2枚挟んで外蓋をし、メニューから納豆 (45℃で24時間) を選んで醗酵を促すだけ。

    24時間後・・・
    想像しておりました表面の白っぽさも見受けられませんでしたので、あれ?とも思いました。

    が、混ぜてみるとしっかり糸を引きます。
    これは誰がどう見ても立派な納豆。
    しかも相当に自己主張の強い美味しい納豆です。
    今後、市販の納豆は納豆菌としてのみ活用することでしょう。

  4. 押し麦を混ぜ込んでご飯をかために焚き、寿司酢 (☆彡) を混ぜ込んで酢飯を作ります。
    白胡麻をひねって混ぜ込みましょう。
    全型海苔を2等分して酢飯を敷き、手作りひきわり納豆とルッコラをくるりと巻きます。

    ラップで包んでしばらくおき、具とご飯がなじんだところでラップごと切り分けましょう。

    丁寧にラップを除いて出来上がり。











ヨーグルトメーカーのおかげで、我が家は只今密かな発酵食品ブームを迎えております。
納豆に先駆けて拵えたのは塩麹。
ヨーグルトメーカーを使えば、塩麴もたった6時間で完成です。

出来上がった塩麹に畑で収穫した在庫豊富なネギを使って、ネギペーストなど作ってみました。

バジルペーストのように変色に気を遣う必要はありません。
ネギの鮮やかな緑は時間が経ってもそのまま。
使い勝手の良さそうな調味料が出来ました。
このネギペーストを使って、今朝は切り干し大根のサラダを作ってみましたよ。





ヨーグルトメーカーで作る塩麹、本当に簡単です。
  1. 米麹 200gを丁寧にほぐしてヨーグルトメーカーの容器に移します。
    お塩 120gを加えてよく混ぜ、更にお水を300t加えてよく混ぜましょう。

    メニューボタンで麹/チーズを選び (60℃で6時間) 醗酵を促すだけ。

  2. 塩麹を使ってネギペーストを作りましょう。

    ネギは青い部分だけをたっぷりと使います。
    洗ってしっかりと水気を切り、少しずつフードプロセッサーに加えて滑らかなペースト状に。
    ここに塩麹を適量加えて混ぜるだけ。

  3. このネギペーストを使って、切り干し大根のサラダを拵えましょう。

    切り干し大根は水を張ったボールの中でこすり合わせるようにして洗います。
    水を捨ててしばらくおき、やわらかく戻ったところで食べやすく切りましょう。

    鶏ささ身の茹で鶏はざっくりと裂きます。
    胡桃は乾煎りして粗く刻み、ルッコラは水気をしっかり切ってからざく切りに。

    クリームチーズは、豆乳と生クリームをヨーグルトメーカーに合わせて作った手作りです。
    この日の日記に登場致しております ⇒ ☆彡

    ボールに全て合わせて胡麻油をちろりと回しかけ、ネギペーストを加えて和えるだけ。






ひきわり納豆を始め、塩麴・豆乳クリームチーズ等々・・・
ヨーグルトメーカーで作った発酵食品満載のお弁当です。

・・・納豆ににおいだけが少々気になる所ではありますが。










塩麴を使ったネギペーストは朝食のお粥にも。
色合いが綺麗なので色々なお料理に使えそうです。






  • 発酵食品ではありませんが、最近気に入ってよく作るのがケールチップス。
    畑でケールの葉を摘み取っては、手持ちのスパイスソルトを色々変えて楽しんでおります。

    オリーブオイル・レモン汁・スパイスソルトをふってしんなりするまでケールに揉み込み、低温 (130℃〜150℃) のオーブンで焼くだけのケールチップス。
    途中で裏返せば焦げることもなく更にサクサクに仕上がります。

    今朝は天板に2枚分、収穫したケール全てをケールチップスに。
    それでもアッという間に食べ切ってしまう程です。






朝食に欠かせない納豆とヨーグルト、双方とも今後は手作りになりそうです。
1週間分の買い置き量がぐっと減り、冷蔵庫の中がすっきりしそう。
まだまだ我が家のヨーグルトメーカーは酷使されそうです。

posted by しんさん at 14:03 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月31日

シンプルで美味しい、金柑フレイバーの冬野菜のお漬物 2種

月に2回お願い致しております宅配野菜の中に、小ぶりで可愛らしい金柑が入っておりました。

蜜煮にする程の量でもないし、かと言ってそのまま食べるのもどこか忍びない。
せっかくの可愛らしい金柑色を活かしたお料理、何かないかしら・・・

金柑と一緒に宅配野菜の中に含まれておりました大根と白菜。
これら冬野菜を使って、金柑風味のお漬物などいかがでしょうか。

昔ながらのシンプルな味付け、そして金柑の黄色、素朴な風味に心も和みます。
大根は皮ごと漬け込んで、コリコリとした食感を楽しみます。
瑞々しい白菜には、金柑に加えてピリッと生姜の風味も添えましょうか。

もちろん常備菜としても頼もしいお漬物2種。
艶々とした金柑の黄色に気分も華やぎます。

日本酒のお供としても・・・ね。





本当に簡単。
  1. 大根は適量を皮つきで。
    4cmほどの長さに切り、1〜1.5cm角の拍子木切りにしてビニール袋に。

    金柑のなり口を丁寧に取り除いて、種を爪楊枝等で取り除きながら横2等分しましょう。
    大根と合わせます。

  2. てんさい糖 大さじ2強
    米酢 大さじ1
    お塩 小さじ1.5

    以上を1に加えて軽く揉み、時々全体を揉みながら1日室温に。
    水気が十分に上がってきたら冷蔵庫に移し、味がなじめば出来上がり。






簡単過ぎたかしら・・・はい、お次は白菜。
  1. 米酢 大さじ3
    合わせ出汁・てんさい糖 各大さじ1
    白だし醤油 小さじ1/2
    種を除きながら輪切りにした金柑 適量
    千切り生姜・小口に切った鷹の爪

    以上を合わせてひと煮立ちさせ、冷ましておきましょう。
  2. 白菜は芯の部分と青い部分に分け、それぞれ繊維に沿って切ります。
    少量のお塩を軽く揉み込み、重石をして30分ほどおきましょう。
    ザルに移して水気をしっかりと絞り、保存容器に移します。
  3. 白菜の上から1を回しかけ、ひと晩以上冷蔵庫で味をなじませれば出来上がり。






  • どちらも備忘録する程のお料理でもありませんが、色合いが可愛らしかったので。

    無農薬で安心して皮ごと食べられる金柑。
    甘い金柑ばかりでなく、鶏肉や野菜、パスタに合わせた金柑というのも良いものです。
    何より旬の野菜を然る時期に食べられる、極普通のことですがつい忘れがち。











・・・などと気取ってはみましたが。
昨日は毎度のことながら平日禁酒のルールをたやすく破って主人と日本酒。
盛り上がってしまいました。

そして反省のお味噌汁ファスティング。
昆布出汁と豆味噌を合わせた具無しのお味噌汁をすする羽目に。
朝は石川の麹味噌、お昼用にとポットに入れたのは豆の存在感が顕著な八丁味噌です。





・・・ダメだなぁ。
でも楽しいんだなぁ。

posted by しんさん at 15:47 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

夏支度いろいろ

我が家の立地条件には今のところ大満足致しております。

隣は歯医者 (かかりつけ医ではありませんけど。。。) 、駐車場を挟んだ向かいは内科、歩いて数分の場所には県立総合病院。
眼科、皮膚科等、医療機関は充実しておりますし、バス停まで歩いて私の足でもほんの3分。

スーパー、ドラッグストアも選り取り見取り。
車を使う距離にある店舗も含め、穀類ならばここ、野菜ならばこっち、輸入食品ならあっちと思いのまま。
普段は西友を贔屓にしているのですが、この時期、近所のバローに足繫く通う理由があります。

ズッキーニが常時1本100円ってお安くありませんか?
4本も一気に買ってしまったズッキーニ、今年はピクルスにして長期保存を目論みます。

全国で早々と夏日を記録した昨日、お日様のもとで程よく干されたズッキーニ。
整列するその佇まいがなんとも可愛らしかったので、本日の備忘録トップ画像に抜擢。

夏野菜を使った保存食作りに今朝は勤しんでみました。
鮮やかな色合いを誇る夏野菜、お料理の段階でエネルギーチャージされる気すら致します。
楽しいなぁ。





早朝とは言え、昨日の畑は暑かった。
ですが暑いなら暑いなりに収穫はございます。

全く手入れも何もしていない傍若無人な山椒の木、今年も実山椒がたわわに実っておりました。
さぁひと仕事終えて引き上げようという正にその時気付いたので、少量ではありますが醤油漬けに。

白内障の手術をした昨年、出来るだけ簡単にと試したレシピが気に入ったので今年も。
山椒の実を摘むのには相変わらず難儀致しますが、細かい作業は私に合っておりますので。





主人が無計画に栽培して無計画に収穫するフェンネルはペーストに。
持て余しておりました葉っぱ部分を主に使いましたので、やり終えた感に浸っております。 色合いも綺麗で、この先どうお料理しようか悩み甲斐もあるというもの。





夏の定番常備菜、ゴーヤの氷砂糖漬けも早々と仕込みました。
当時話題だった干しエノキを使ったり、微妙にその年々で材料は違いますが基本は一緒 ⇒ ☆彡
今年は干しむき海老とスルメで。

例年ならば1本100円に落ち着くまで買い急ぐことはないのですが、つい気分が高ぶってしまって。
おまけにまだ漬か足りない今朝の段階で食卓に。

でも美味しいのですもの、仕方がない。
今年はなんど漬けるのかしら、ゴーヤ。
夏支度に追われる今頃、我が家の冷蔵庫が緑の野菜に占領される頃でもあります。










ズッキーニを干してからピクルスにするのは、私にとって初の試みではないかしら、多分ね。
水気も出ないのでお気に入りの手順です。
  1. ズッキーニ 4本は綺麗に洗ってしっかりと水気を拭き取り、厚さ 1cm強の輪切りに。
    平ザルに並べて干すより、場所をとらないこの干し方がお気に入り。
    竹串の穴で味の浸透も良くなる気が致しますしね。

    晴天のお日様のもと、朝ベランダに出して夕方取り込む。
    2日ほど干して次の工程に参ります。

  2. 白ワインビネガー 200t
    ハチミツ 大さじ2
    お塩 小さじ2
    鷹の爪・乾燥ラベンダー・ホールの黒胡椒・ベイリーフ それぞれ適量

    以上を合せて中〜弱火で煮立てます。

  3. 2のマリネ液が熱いうちに干したズッキーニを漬け込みます。
    そのまま冷まし、冷蔵庫でひと晩以上漬ければ出来上がり。

    お水を使っておりませんので酸味は相当強いです。
    白ワインビネガーの半量ほどのお水を足した方が一般向けかもしれませんね。











  • 実山椒の醤油漬け、昨年のこの手順は本当に簡単 ⇒ 2016年05月27日 ☆彡
    実を枝から外す時はゴム手袋をし、100均ショップの糸切りハサミを使います。

    キッチン専用にひとつ常備しておくと、意外と役立つ糸切りハサミ。
    細かい作業って案外多いものですものね、キッチンって。

    枝から外した実山椒を洗う時は、大きめのボールにたっぷりとお水を張って。
    優しく洗った後は、網で実山椒だけをすくい取ります。
    ザルに流し入れると、せっかく底に沈んだ細かな汚れまで一緒になってしまいますからね。

    下処理を経た実山椒は本当に丸みを帯びた良い香り。
    この先、食欲が落ちる盛夏にもきっと良い刺激を与えてくれることでしょう。

    ・・・食欲が落ちれば、のお話ですけどね。
    落ちない食欲の増進を施す結果となる可能性、それは大いにございます。










雑草に埋もれることもなく、たくましく育っております畑のフェンネル。
鱗茎部分は確かに重宝致しますが、つい持て余してしまうのがその豊富な葉っぱ部分。
細かなレース状の葉は少々扱い辛いのも事実。

ですがそれを一気に解決してくれるであろう保存方法がペースト。
ペーストにしておけば、指に絡みつく細かな葉に泣かされることもないでしょう。

生のままでとも思いましたが、ものは試しにさっと湯掻いてからペーストに。
ニンニクやスパイスも使わずシンプルなペーストに仕上げました。
お料理に合わせてその都度ニンニクやスパイスを使う方が幅はひろがりますものね。
  1. フェンネルは葉っぱ部分を使います。
    太い茎の部分と華奢な葉先部分に分け、お塩を加えた熱湯でさっと茹でて冷水にとります。
    しっかりと水気を切ってざく切りに。

  2. カシューナッツは乾煎りして冷ましておきましょう。
  3. 1・2をフードプロセッサーに合わせ、太白胡麻油と質の良いお塩を加えて滑らかに攪拌します。
    オリーブオイルは香りが少々強いので太白胡麻油を使いましたが、そこはお好みで。

    保存容器に移し、オリーブオイルをそっと注いで表面をコーティングしましょう。
    使い道はまた後日。
    今のところ変色もしておりませんし、まぁ目論見通りといったところでしょうか。











月曜日の朝から保存食ばかり作っていては、肝心な朝食の支度が出来ません。
そろそろ朝食の支度にかからないと、主人が遅刻してしまいますからね。

ベランダで越冬した金時草、今年もその発色鮮やかな新芽を伸ばし始めました。
早速脇芽を摘んで、今朝の食材と致しましょう。

道明寺粉揚げではありませんが、ちょっとそんな雰囲気の天ぷらに。

ホワイトディに主人からもらった “晒よし飴”。
主人が溢れんばかりの愛を込めて2缶くれました。
ひとつは早々と空にしてしまったのですが、残りの1缶がどうも勿体なくてつい先日まで未開封。
これではいけないと開封したのは5月に入ってからだったかしら。
クッション材と湿気防止のため缶に詰まっております “らくがん粉” だけが残りました。

そのらくがん粉を使った金時草の天ぷらです。

ほんのりピンクに色付いたらくがん粉。
主人が赤紫蘇の天ぷらと間違えるのも無理はない佇まいです。





  1. 金時草は綺麗に洗い、しっかりと水気を切っておきます。
    極少量の薄力粉を全体にまぶしておきましょう。
  2. 薄力粉と片栗粉を2対1程度の割合で合わせ、鰹出汁で軽く溶きましょう。
    1をここに加え、そっと全体にからめます。

  3. らくがん粉に極々極々少量の食紅を加えて混ぜ、2を加えて全体にまぶします。
    太白胡麻油をやや低めに熱し、両面からりと揚げれば出来上がり。






ズッキーニのピクルスにゴーヤの氷砂糖漬け、そして金時草の天ぷら。
夏野菜はまだまだこれからです。
熱中症の対策にも、旬の夏野菜を摂って体を暑さに慣らしていかないとね。

今シーズンは第3弾まで楽しんだ茎ワカメはそろそろおしまい。
保存食の移り変わりで季節を実感出来るなんて楽しいこと。

菊芋の味噌漬けはもう少し楽しめそう。
畑では堀り残しの菊芋が一斉に伸び始め、昨日いくつかを摘み取ってきたところです。
菊芋の生命力には本当に感心致します。





今が全盛、畑のサヤエンドウはお味噌汁に。
先週は煮浸しに致しました大好きなスナックエンドウ、今週は菊芋の味噌床をリメイクした胡麻和えに。

昨日は畑にバタフライピーの種を撒いてきました。
暑さに強いバタフライピー、日本の酷暑を乗り切ることが出来るか否かは乞うご期待。





今日拵えたフェンネルペースト、明日はこれを使って何を拵えましょうか。
味見もまだですので見切り発車ではありますが、まぁ力技でなんとかなることでしょう。
やや青かったトマトが今日の日差しで真っ赤に色付きました。

posted by しんさん at 14:23 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月27日

手間なしコツなし、冷凍ブルーベリーソース 〜 ほんのりラベンダーver.

ジュニパーベリーのお片付けが終了致しましたので、次に挑むのはラベンダーです。

一応申し上げてはおきますが、決して双方使い勝手の悪いスパイス、ハーブの類ではありません。
・・・ちょっと言い訳がましいかしら。
でも本当にそう。
使わず放置したまま随分経ちますので、ここらでお片付けして再度購入か否かを検討する心積もり。

今朝は、言われればラベンダー?な雰囲気漂うブルーベリーソースを拵えてみました。
酒粕ペーストと日替わりで毎朝のヨーグルトに添えましょう。

おそらく主人は気付いていないと思います、ラベンダーの存在に。
ラベンダーだけでなく、実はマンダリンオレンジのドライフルーツも潜んでおります。
毎朝食べるヨーグルトですもの、風味が変わると楽しいものです。





ジャムやソースとは申しましても、我が家では長期保存を全く考えておりません。
ですのでお砂糖も控えめですし、容器も煮沸等致しません。
それどころか、琺瑯製の容器をお鍋代わりにそのまま煮て、冷めたら冷蔵庫へホイ。
雑な工程ではありますが、だからこそ気楽に楽しめるというもの。
本当に簡単です。
  1. 冷凍ブルーベリーは200g。
    お砂糖 (本日は三温糖を使いました) 30g・レモン汁 小さじ1強を加え、極々弱火にかけます。
    優しく混ぜながらお砂糖を煮溶かしましょう。
  2. やがて水気が上がってきますので、刻んだマンダリンオレンジのドライフルーツ、ラベンダーを加えます。
    ドライフルーツは常識内のお好み量で問題ないかと存じますが、ラベンダーはやや控えめに。
    入れ過ぎると逆効果ですので、ほんの3つまみも入れれば十分かと。
  3. ジャムのように煮詰める必要もありませんので、極々弱火から弱火にし、数分煮れば出来上がりです。

    さらっとヨーグルトにかけたり、そうね、フレンチトーストに添えても美味しいかしら。
    そんなこと想っておりましたら、何だかフレンチトーストが食べたくなってきました。











フレンチトーストはさておき、お弁当を拵えないと。
ここ数日、朝食の支度にモタついて主人に随分助けてもらっておりますからね。
今日は早めにお弁当を拵え、余裕をもって朝食の準備を致しましょう。

お弁当には、超特急で出来ちゃう春キャベツとブルーチーズのサラダです。

今朝は珍しく電子レンジの調子が良かったので、キャベツの下茹でも電子レンジで。
ですので本当にあっという間。





  1. ざっくり砕いた胡桃、クミンを焦がさないよう乾煎りします。
  2. 春キャベツはざっくり大きめにちぎり、しんなりするまで電子レンジで下茹でしましょう。
  3. 1と2をボールに合わせ、キャベツが熱いうちにブルーチーズをフォークで崩して加えます。
    黒胡椒をたっぷり挽き、キャベツの熱でブルーチーズを溶かすように和えれば出来上がり。
    ブルーチーズの塩気だけで味付けは十分。

    贅沢を言えば、作りたてがいちばん美味しいのですけどね。






本日のお弁当・・・
それにしてもちょっと簡単過ぎたかしら。

主食はプンパニッケルのサンドウィッチ。
プンパニッケルに生ハムを挟んだだけ。
たまにはこんなシンプルなサンドウィッチもよろしいのでは?
間近に控えたゴールデンウイークに備えて、主人の体重管理も兼ねてね。










シンプルなお弁当のおかげで、朝食は予定よりぐんと早い着席と相成りました。

今朝は久しぶりにしめ鯖でなくイワシの干物。
主人好みのカリカリ焦げ色強の焼き加減。
人参の糠漬けの塩気も文字通りの良い塩梅。
納豆・チアシード・新玉ねぎのみじん切りには、たっぷりの自家製キムチを添えてみました。

お土産に頂いたイワシのへしこが美味しくて。
お腹周辺のトロッとしたところが美味しいのよね、主人。

・・・そうだね、と同意はしてくれた主人でありますが・・・
あら?骨に随分とお腹周辺の身がついていますよ。
そうか、主人はお魚の尻尾派だったものね。





似た者夫婦を逆走し続けております我が家です。
だから円満なのかもってのも一理アリかしら。
明日は金曜日、そしていよいよゴールデンウイーク突入です。

posted by しんさん at 14:40 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする