そう言えば、ホテル一辺倒だった彼が京都の俵屋旅館に宿泊したのもその一環だったのかも。
そうそう、近頃はあれだけ敬遠していた日本酒のお取り寄せも頻繁だわ。
ですが、そこはやはり素人さん。
昨日はふろふき大根や小田巻蒸しを肴に、にごり酒を調子良くたしなんでいた彼。
口当たりの優しいにごり酒に、ついK点越えをしたのでしょう。
今朝は起き抜けに、 “朝食もお弁当も要りません” と甘えた声。
本日は久しぶりにお米の実験料理をお休みして、しめ鯖とアボカドのおから寿司に致しましょう。
昨日の小田巻蒸しに使った三つ葉、少し余っていたのをちょんと乗せて。
三つ葉の上には自家製の柚子胡椒をあしらいましょうね。
良いのよ、良いのよ、飲み過ぎ小僧は無理なさらなくても良いのよ、何も食べずに寝ていらして。
・・・主人は優しい声をかけると更に体調が悪くなる、これは結婚してしばらくした頃に判明した事実。
ほらほら、ちゃんと起きてきましたよ。
机の上にウコンドリンク置いておきましたからね、ちゃんと飲んで回復するのよ。
大好きなおから寿司、週末に向けて体重管理に努めないとね。
- おからは100gほど。
溶き卵 (全卵 1個分) に加えてよく混ぜ、寿司酢 大さじ2を加えて味付けをします。
お気に入りの寿司酢の配合はこちらの備忘録にて ⇒ ☆彡
これをフライパンでさらりとした状態になるまで丁寧に乾煎りします。
粗熱をとってお団子にしておきましょう。 - アボカドには極少量のレモン汁をまぶしておきます。
しめ鯖は市販品です。お好みの大きさに切れ目を入れながら切っておきましょう。
ラップをひろげ、アボカドとしめ鯖を並べます。
この上に “お醤油とスライスニンニクに漬けておいた青紫蘇” をひろげ、おからのお団子を。
形を整えながら茶巾の要領で包み、クリップで留めてしばらくおきます。
おからと具がなじんだらラップを外し、三つ葉・柚子胡椒をあしらって出来上がり。
主人には偉そうなことを申しましたが、実は私も昨日は少々飲み過ぎました。
カウンター越しに、お話ししながらお料理しながら飲むお酒って本当に美味しいのよね。
だからいつもつい飲み過ぎてしまいます。
今朝は主人が弱気になっていて少々助かった、はい、これが実は正直なところであります。
おから寿司に昨日拵えた白煮を添えただけ、お昼には主人の体調も戻っていることを願いつつ。
・・・そんな願いは不要でした。
ウコンドリンクの即効性なのかしら、主人は早くも朝食時にすっかり回復したようです。
気を利かせて大根おろしたっぷりのお椀を用意しておいたのに・・・
『蕎麦がきぜんざい食べる?食べられる?』 との私の問いかけに、大きく大きく首を縦に振りました。
- 少し残ったしめ鯖は、胡桃・アボカドと一緒にフードプロセッサーでタルタル風に。
韃靼蕎麦粉を少し加えた蕎麦がき、本日はぜんざいに致しましたので鍋がき仕立てです。
苦みが特徴の韃靼蕎麦粉、これをちょっと加えた蕎麦がきはぜんざいにしても本当に美味しい。
にごり酒のダメージもすっかり抜け、相変わらず主人はこれを最後にお楽しみに残しております。
明日は土曜日。
今夜はそうね、サンドウィッチでもつまみながら気楽にビールかしら。
明日お買い物に付き合ってくれる約束、決して決してお忘れなく。