2017年09月19日

La Base (ラバーゼ ) の小さなステンレス丸ざる

普段、ちょこっと野菜を使いたい時に便利な小さな丸ざる。
100均ショップで何年も前に購入したものをずっと愛用して参りましたが、どうやら限界。
ほぼ毎日使ってきましたし、十分すぎる程活躍してくれました。

一時は週に何度も通った100均ショップではありますが、最近はじっくり道具と付き合う流れに転換しつつありますので100均グッズは出来るだけ買い控えております。
そこで悩んで悩んで新調した丸ざるがこちら。

柳宗理のパンチングタイプの丸ざるにしようか相当悩んだ結果、La Base (ラバーゼ )製のステンレス丸ざるに落ち着きました。

直径15cmの小ぶりな丸ざるです。

今まで頑張ってきてくれた100均製には申し訳ないのですが、その使い勝手の良いこと良いこと。

がっちりとして頼もしい網目、お鍋から勢いよく食材を移してもムンと踏ん張るその力強さ。
深みもあるので、直径15cm 手の平にすっぽりと納まる小ぶりな姿ながら意外と容量もあります。
大きな人参を入れても、以前のざるのようにひっくり返ったりなんてヤワなことはありません。
とにかく初日からお気に入りです。

農協の朝市を覗いたら、そろそろかしらと楽しみにしておりました “なつめ” がお目見え。
うん、可愛らしなつめにもぴったりな器量の良さです。






さて。
今シーズン初めてのなつめ。
天気が良ければ天日に晒し、真っ赤な干しなつめ (☆彡) を楽しみたかったところですが、3連休は台風18号の影響で今回は断念。

以前、丁寧に拵えたナツメのお砂糖煮 (☆彡)
今回は圧力鍋を使って簡単に拵えて、朝のヨーグルトに添えてみました。

  • 当初はみりんだけで煮込むつもりでいたのですが、あまり上手くいかずにあっさり予定変更。
    みりんで2分強加圧した後、紅茶を注いで仕上げました。

    主人にはあまりしっくりとこなかったようですので、次回は干しなつめにするつもりです。











連休明けの本日、昨日のうちに準備完了した常備菜のおかげでのんびりとしたものです。
甘長とシシトウは鰹出汁に浸した煮浸しに。
大きな丸揚げは昆布が強めのお出汁に浸しておきました。

夏野菜もそろそろ終盤です。





ひと晩お出汁に浸してじんわりと味のしみた大きな丸揚げ。
干物に自家製の糠漬け、こんな組み合わせがホッとします。

薄くお出汁を効かせた炊き粥、今朝は押し麦入りです。
大きな梅干しに黒ゴマをひねって。

もちろん主人が毎朝楽しみにしてくれております具沢山のお味噌汁も大きなお椀にいっぱい。
刻みネギがあると食卓栄えしますね。










常備菜に頼り過ぎてのんびりし過ぎたようです。
お弁当のことを考えておりませんでした。
急きょ拵えたお弁当ですので見栄えの悪いこと。

すっかり世間からは忘れられてしまったジャーサラダではありますが、あの斬新なアイデアは本当に優れものだと今でも思います。
水気のある食材でも葉物野菜でも、詰める順番さえ考えれば大抵の食材に対応出来るのですもの。





・・・たとえそれがその場しのぎの有り合わせ食材でも、です。
  • やはり今更ながらではありますが、干しエノキは本当に使い勝手のよい食材です。
    平ざるにオーブンシートを重ねてほぐしたエノキを並べ、一日天日に晒すだけ。
    これをフライパンで乾煎りして保存しておけば何かと重宝致します。

    オイルサーディンにトマト、ナス、玉ねぎ、干しエノキを合わせて炒め、クスクスの上にたっぷりと。
    ザワークラウトとざく切りトマトを順に重ね、ミックススパイスをふって蓋をすれば本日のお座なりお弁当の出来上がり。
    畑のルッコラーが収穫出来ていればもうちょっとは様になったのだけど。






毎年季節の変わり目、そう、旬の野菜が移り変わる頃合いは気分が高揚致します。
間もなく農協の陳列棚もぐっと秋めいてくることでしょう。
今朝はまさに秋晴れの空がひろがっておりました。

張り切って台風で乱れたベランダを掃除し、シーツもみんな洗濯してベランダに出たところ・・・

良からぬ視線を察知して上を見上げるとそこには大きなカマキリ。
シーツ・・・洗って干すばかりのシーツ・・・どうしよう、コインランドリーに走らなきゃ。





主人の部屋からエアダスターを掴んで挑んでみたり、何年も使っていない蚊取り線香をアミド越しに焚いてみたり、時折カマキリにガン見されながら半泣きでどうにかお暇願おうと試行錯誤すること数十分。
蚊取り線香の煙がお気に召さなかったのか、ゆっくりゆっくり反対側に歩き始めるカマキリさま。
そう、お願いだから私の目の届かないところで達者でお暮し下さい・・・





もしもお願いが叶うなら、虫が怖くない人間になりたい。
虫と仲良く生きられる人間に。
あら、カマキリ、どこから来たの?などとひょいっと掴んでそっと何処かにリリース出来るような人間に。

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2017年03月13日

恒例のマンダリン オリエンタル バンコク旅行に向けて

まだまだ先だと思っておりました恒例のタイ旅行。

タイへ行くとかバンコクへ行くと言うより、オリエンタルホテル宿泊の旅と言う方が適切かしら。
観光やお買い物に気合を入れることもなく、ホテルを満喫するというのがいつものスタイル。
今回は特にリノベーション工事後初の宿泊ということで、いつも以上にに期待感は高まっております。

さて。
その期待感高揚の表れでしょうか。
モナコ・フランス・アメリカの国旗帯留めシリーズに続いて、またひとつお仲間が増えました。

これだけ何度も訪れておりながら、何故タイの国旗は作ってもらっていなかったのかしら。
今回も京都の 『仙福屋宗介』 さんに拵えて頂きました、ガラスの帯留めです。

これで旅の準備は万全、ってね、まだ何も準備しておりませんけれど。
短い旅ですので、主人も私ものんびりしたものです。










のんびりしているとは言え、それでも食材のお片付けにはそろそろ取り掛からねばなりません。
先日、つい買ってしまったグレープフルーツ。
旅行前に食べられそうもありませんので、軽くコンポートにして冷凍保存しておきましょう。
昨日畑で摘んで参りましたフェンネルを効かせ、甘さをうんと控えたコンポートを拵えました。

コンポートと言いつつ、お砂糖を極力控えておりますので長期保存用ではありません。
帰国に合わせ、食べるものが全く無しでは寂しいものね。
数日間はキッチンに立つことなく、楽して旅の余韻を楽しみましょうという心積もりであります。
保存食を準備して旅を楽しむ、多少のリスクもありましょうが、まぁそれも旅の一興ってね。





旅行前でなくとも、果物等をすぐ食べられる状態で保存するのはとても効率的。
ヨーグルトやサラダ、サンドウィッチ等々、お料理にも応用出来ますしね。
  1. グレープフルーツはやや小ぶりなものを4つ。
    ヘタの反対側に包丁で十文字の切れ目を入れて皮をむきます。

    果実を綺麗に取り出す為、中果皮 (白い繊維質の皮) も出来るだけ丁寧にむきましょう。
    手で縦2等分し、袋の上辺を端からひとつずつ開いて果実を取り出します。

    キッチンばさみを使って、端から端までしっかり切って袋を開くのがポイント。
    中果皮を綺麗にむいておくと、果実がほろりと取り出せます。
    琺瑯の容器に並べ、蜂蜜 100gを回しかけます。

  2. 風味付けにはノイリーを使いました。
    大さじ 2を回しかけ、フェンネルの葉っぱを大胆に加えて中火にかけます。
    水分が上がってきたら弱火にし、キッチンペーパーで落し蓋をしてしばらく煮ます。

    全体が充分シロップに浸かった状態になれば出来上がり。
    前述の通り、保存食ではありませんので長期保存は無理です。
    普段の料理をちょっと楽にしてくれる常備菜のような存在です。










普段から、我が家の冷蔵庫には常備菜がたくさん並んでおります。
先日拵えた乳酸キャベツ、いわゆるザワークラウト (2017年03月02日 ☆彡) もそのひとつ。

ですが、これが主人には大変な不評です。
最初のうちこそ、酸味がやわらかで僕好みと喜んでくれてはおりましたが、評判はがた落ち。
確かにね、腐敗はしていないとは思うのですが美味しくない。
今後、自家製ザワークラウトに挑むことをきっぱり断念し、ごめん、最後のお片付けに付き合って。







  • ザワークラウトを始め、ちょっと酸味の強いキウイ、塩茹でにしたひよこ豆、同じく塩茹でにした鶏ささみ、バルサミコ酢、オリーブオイル、チアシードを合わせて混ぜるだけ。

    鶏ささみは、沸騰したお湯にお酒と少量のお塩を加え、再度沸騰したところに鶏ささみを並べ入れて蓋をし、火を止めます。
    そのまま粗熱がとれるまで放置すれば、ふっくら茹で鶏ささみの出来上がり。
    筋を除きながら裂いて、サラダや冷麺、出汁茶漬け等々とても重宝致します。

    ウィータビックスを添えて、簡単ではありますが本日のお弁当と致しましょう。











鶏ささみの茹で汁で炊き粥を炊き、朝食の主食と致しましょう。
ほど良い塩加減と鶏のやわらかな出汁、お粥の物足りなさを感じない味わいです。

菊芋の糠漬けも糠床から全部引き上げ、そろそろ糠床も休ませる準備にかかりましょう。
短い旅行とは言え、糠床だけはそのままにはしていけませんものね。





そうそう、間近に迫った旅行に向けてもうひとつ計画中。
少しだけ余裕を見て、ファスティング・・・いわゆる断食をね、ちょっとふたりで試してみようかしら、と。
今日から3日間のファスティング。

1日目の本日、いつもよりほんの気持ちだけではありますが品数を減らした朝食に。
お弁当もナッツ等は使わず出来るだけ消化の良いものを。
夜はお出汁を効かせたこんにゃくうどんと致しましょう。

そして明日、いよいよ断食です。
酵素ドリンクだけを摂って胃腸を休ませるというのが狙いのようですが、見ると具なしのお味噌汁でも可とのこと、我が家の食材事情には最適です。
今日・明日・明後日と3日間のファスティング、はてさて一体どうなることやら。
ちょっと楽しみでもあり、ちょっと不安でもありの初ファスティングスタートです。

posted by しんさん at 17:15 | Comment(2) | お気に入りのもの達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月27日

お刺身を漬けに、そして主人も唸る “だし茶漬け”

週末、ふと外出した先で購入致しました。
“かんざし” ・・・ いえ、 “ヘアスティック” っていうのかしら、お気に入りです。

和装の際、半襟より帯より何より不安なのがヘアスタイル。
ヘアピンの扱いが下手で、力技に頼ってヘアピンは変形させるわ、かんざしは折るわで大変です。
着物の前にはいつもYouTubeでヘアアレンジのお勉強をするも、なかなか決まらず毎度の涙目。

ですが、ヘアアクセサリーショップの店員さんって本当にすごい。
実践してみましょうか?とその場でささっとアップスタイルに。
指先で抑えるポイントや髪をねじる方向の法則、力の入れ具合、見事にご伝授頂きました。
ネットでお買い物するばかりでなく、たまには実践販売も大切なのね、うん、しみじみと納得。

おかげで今、アップスタイルが楽しくて楽しくて。
ネットでヘアアクセサリーをあれこれ買い集めております。
以前のように力任せに挿して折ったりする危険も激減致しましたしね。










さて。
お気に入りのかんざしを見つけ浮かれておりました私の一方で、お気の毒だったのは実家の母親。
久しぶりにお雛様を飾り、週末は家族大集合してお雛祭りを開催しようと張り切っておりました。

手巻き寿司用のお刺身を予約し、準備万端といった正にその当日、妹のインフルエンザ疑惑発覚。
熱に臥せる妹に生姜湯を飲ませ、3家族分のお刺身をむなしく配り歩き、散々な週末だったようです。

そして週明けの本日、我が家の朝食は炊き立てのご飯とお刺身の漬け。
母からのお刺身で日本酒を楽しんだ後、漬けにして冷蔵保存しておきました。
自家製柚子胡椒を添え、熱々のピュアな鰹出汁をたっぷり注ぎ、漬けのだし茶漬けと参りましょう。

週のスタートが漬けのだし茶漬け、しかもそれが飛び切り美味しい、なんて嬉しい週明けでしょう。





漬けって素敵な保存方法だと思いませんか?
  • 白だし醤油 大さじ3
    お酒 大さじ2
    みりん 大さじ1

    以上をひと煮立ちさせて完全に冷まし、お刺身を並べてラップを密着。
    保存容器の蓋をして、これで仕込みは完了。
    冷蔵庫で2〜3日なら余裕で大丈夫なのではないかしら。






目下のところ、鰹出汁は水出しに落ち着いております。
以前は出汁パックに鰹節を入れて水出しにしておりましたが、出汁パックなしのほうが圧倒的に美味しい気が致します。
  • 普通に火にかけて鰹出汁をとる場合と、お水と鰹節の量は同じです。
    前日の夜からお水と鰹節を合わせておくだけ。
    ザルにキッチンペーパーを重ねて漉せば、ピュアな鰹出汁の出来上がり。

    お酒をちょっと加えてひと煮立ちさせ、漬けを並べた炊き立てご飯のうえに注ぎます。






ダイナミックなお豆腐とマイタケのお味噌汁、そして漬けのだし茶漬け。
ヨーグルトには最近主人が気に入っております、ナッツのメープルシロップ漬け。
最近のおめざは、京都和久傳の小さな小さな黒豆のお菓子、艶ほくろ。

妹の体調が戻ったら、母には今度何かお礼の品を持参しよう。










主人の計らいで、週明けの月曜日はお弁当の手抜きを許されております。

あら、こう言うと語弊があるかしら。
『そんなに頑張らなくて良いんだよ』 普段から主人はそう言います。
君が美味しいと言うからつい頑張っちゃうのよ。

ですが、今週 (いや、結構毎週かも) はお言葉に甘えて手を抜かせてもらいましょう。

奥にあるのはコロッケじゃぁありません、最近気に入っておりますヴィータビックス。
ザクザクっとした食感が美味しいシリアルです。





常備菜にしております根菜のピクルス (☆彡) を詰めて。
市販のザワークラウトもたっぷり。
そして主人の大好物、しめ鯖は力技のタルタル風に。

お弁当にしめ鯖のタルタル?
これも力技のひとつですが、我が家では珍しいことではありません。
今夜のワインのお供も兼ねてお弁当の一品に。
  • アーモンド・イエローマスタード・コリアンダーシードを軽く乾煎りし、玉ねぎ・ニンニクと合わせてフードプロセッサーで粉砕します。
    自家製のライム胡椒 (!柚子胡椒のライム版です) とドライフィグを加えてざっと攪拌し、最後にしめ鯖・オリーブオイルを加えて粗めにフードプロセッサーで刻みましょう。

    フェンネルやタイム等のハーブがあればまた変わった風味が楽しめるのですが、今回は在庫がありませんのでスパイスで。
    思い付きで拵えた 『ライム胡椒』 ですが、なかなかどうして使い勝手のよい調味料です。

    レモン汁とスパイスソルトをまぶしたアボカドと一緒に、ヴィータビックスに乗せて召し上がれ。
    夜はワインと一緒にね。






目下のところ保存食の仕込みに大忙しです。
ここ数日間の寒さのおかげで、蒸し干し大根は美味しそうに仕上がりました。
ザワークラウトも今のところ調子良く醗酵に進んでおります。
主人がどうしても欲しいと言って買った小ぶりなリンゴは、今朝すりおろしてジャムに致しました。

大好きな茎わかめ、店頭で見るとつい買ってしまう程に愛しております。
茎わかめの甘酢漬けを仕込むのですが、昨日でとうとう野田琺瑯3つ分になってしまいました。
市場に出回る時期の短い茎わかめですもの、これだけあるとちょっと安心。

そろそろ野菜の顔ぶれも変わってくる頃です。
明日で2月も最後、マズイわ、つい浮かれてしまいそうな自分が少々不安です。

posted by しんさん at 16:50 | Comment(0) | お気に入りのもの達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月02日

母の着物と祖母の長襦袢 〜 バッグと数寄屋袋に

子供の頃の話は別として、私の着物歴は母の着物からでした。
何処かに出かける際、母が着ていた古い古い着物を引っ張り出しては着せてもらっておりました。

軽い自我が生まれて着物を自分で選ぶようになったのは、義母に着付けを習ってから。
下手なりにでも自分で着るようになると、自ずと着物の枚数も増えていきます。
あれほど気に入っておりました母の着物も、登場頻度は激減、いや、皆無となってしまった昨今。

母の着物への感謝も込め、もいちど日の目を見せてあげたいものです。
母の許可を得て拵えて頂きました。

実は母自身も姉から譲り受けた着物、母好みに染め直した古い古い着物です。
ほどいて頂き、着物にぴったりなかぶせ型バッグと数寄屋袋を作って頂きました。

数寄屋袋にはもうひとつ秘密が。

この裏地のかわいらしさ、画像で伝わるかしら。

祖母はお裁縫上手な人でした。
私の小さい頃の長襦袢や七五三の着物をほどき、つなぎ合わせて大人用の長襦袢を作ってくれたのは私が中学生くらいの頃だったかしら。

今は亡き祖母が作ってくれた継ぎ接ぎの長襦袢、着付けの際に見ず知らずの美容師さんたちの目に晒すのはまだ子供だった私にはなかなか勇気の要ることでした。
こんな見っともない貧乏くさい長襦袢、とっとと捨ててしまえば良いのに、正直ずっと思っておりました。
でもね、この歳になるとこれが愛おしくなるものです。
捨てずにとっておいて本当に良かった、と。

ですがそこはやはりの住宅事情、そして私も50歳目前。
身の回りの整理も徐々にせねばなりません。
祖母の長襦袢もほどいて頂き、数寄屋袋の裏地にして頂きました。
お願いした方がとても良い方で、本当に良くして頂き、大満足の仕上がりです。
ちなみに数寄屋袋はふたつオーダーし、ひとつは母のリタイア記念にプレゼント。






そして抜群のタイミングで、昨年から楽しみに致しておりました神韻 (シェンユン) 芸術団、昨日の名古屋公演の前日に私のもとに届きました。
母の着物のリメイクバッグ、早速のデヴューです。

神韻芸術団の公演はもちろん初めて。
評判を聞いて主人におねだりしたのですが、ちょっと内容には驚きました。

中国共産党と法輪功へのメッセージ色が強過ぎて、途中からちょっと私たちがここに居てはいけないような気にすらなってきたのが言ってはいけない本音であります。
もちろん主人から丁寧な説明を受けて把握したのが殆どですが、うーん、舞台そのものはとても素晴らしかった分だけ、ちょっと・・・軽々しく意見してはいけないことですけどね。
芸術的要素にあまりにあからさまな政治的批判を取り入れるのはちょっと、というのが内緒の本音。
でも演出も含めた技術は本当に素晴らしかった。





そんな神韻芸術団の開演までの待ち時間、来月に迫った旅行用のお洋服を買いにいこうと主人。
着物を着ていようが問題ではありません。
淡いピンクのワンピース、それにぴったりのコットンのロングカーディガンを買ってもらいました。
試着なしの小さな冒険。

京都で買ってもらったHelen Kaminskiの帽子ともぴったりです。
来月の旅行、飛行機での服装はこれで決まりました。





そんな訳で、2月の幕開けも上々でした。
バッグと数寄屋袋、角度をほんのちょっと変えてもう一枚。

うん、見るからに母が好きそうな柄。
母のリタイア記念には、別の着物をほどいて普段使い用のバッグを作ってもらいました。
これは兄と妹、3人からのプレゼントに。
ずっと働いてきた母、リタイア後の今は何をしていることやら。
今、母を通り越して祖母の羽織を私用に仕立て直してもらっているところです。

posted by しんさん at 14:02 | Comment(0) | お気に入りのもの達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月19日

生姜の葛湯、焼きミカン、寒さも楽しむ余裕が自慢

日中は暖房も要らない程に暖かな陽光差し込む我が家ではありますが、やはり朝はちょっと寒い。
早朝はキッチンも冷え切っておりますので、白湯の為のお湯を朝いちばんで沸かします。
気密性が相当高い構造を誇るマンションですので、これだけですぐにキッチンはポカポカ。

ポットに入れてある白湯もひと晩経てばぬるま湯になっております。
寒い朝、ぬるくなった白湯を使ってちょっと嬉しい冬のおめざ、生姜の葛湯なんてどうかしら。

中国茶を楽しむ為の小さな小さな茶器、茶杯。
茶杯にいっぱい、ほんの一口分だけの生姜の葛湯が冬の朝を和ませてくれます。

先日京都に行った際、お世話になっております和裁士さんへのお土産をと覗いた和久傳 (わくでん) さん。
れんこん菓子の西湖 (せいこ) で知られるお店です。
出して頂いた温かな “つゆ生姜” が美味しくて、迷わず買って帰りました。

“つゆ生姜” なんて聞くと、何かの調味料かしらとも思いますが、いわゆる “冷やし飴” のような飲み物です。
冷水で割って良し、お湯で割って良しの “つゆ生姜” を我が家では葛湯にして楽しんでおります。





  • 小さな小さな茶杯ですので、つゆ生姜は小さじ1/2強といったささやかな量。
    茶杯につゆ生姜・本葛粉・極少量のぬるま湯を合わせてよく溶き、ここに沸かしたての熱湯を注いで混ぜるだけ。

    白濁から琥珀色へ、この変化にも心が和みます。
    白濁したままとろみがつかないようなら、電子レンジかお鍋で温め直せばそれで良し。
    大らな本葛粉が魅力的です。











朝食の準備が終わる頃にはキッチンも暖か、朝〜日中は暖房器具も要りません。
昨日は久しぶりにイワシが店頭に並んでおりました。
今朝は主人お待ちかねのイワシのお酢煮です。






  • お出汁に使った昆布をお酢に浸して保存しております。
    これが溜まると、お酢煮の一員として有効利用致します。
    くたくたに煮込んだ肉厚昆布、好きなんですもの。

    梅干しと一緒に漬かっている赤紫蘇を入れたり、甘酢漬けらっきょうの漬け汁を使ったりと、我が家のイワシのお酢煮はお片付け料理としても君臨致しております。
    基本的な作り方はこの日の備忘録にて ⇒ ☆彡

    骨までペロリと食べられるイワシのお酢煮は主人の大好物でもあります。





お歳暮に可愛らしい “しらす” を頂きました。
ピンクとブルーの袋に入った “釜揚げしらす” と “梅しらす” の小分けパック。
  • 今朝はこれを使ってしらすご飯と致しましょう。

    十六雑穀入りのご飯を炊いて、凍ったままの状態で梅しらすひとパックを散らすだけ。
    蓋をしてしばらく蒸らせば、塩味程良いしらすご飯の出来上がり。
    しらす大好き、嬉しいお歳暮。






朝、ちょっと腰が痛いと言い出した主人。
シップを貼りながらちょっと嫌な予感、風邪のひき始めかしら。
  • 昨日牛乳を買いに行ってくれた主人。
    思えば、牛乳に加えてミカンを買ってきたのもその知らせかもしれません。
    体がビタミンを欲していたのかもね。

    オーブントースターでミカンの皮が焦げるくらいにしっかり焼いて、熱々焼きミカンを召し上がれ。
    食前には生姜の葛湯、そして食後の焼きミカン、何とかこれで乗り切ってくれると良いのだけれど。

    もちろん本音は “私にうつさないでね”










とても簡単ではありますが、お弁当も拵えました。
菊芋のポタージュ、そして主食のプンパニッケルサンドです。

今年は例年になく収穫時期が遅く、収穫を諦めておりました菊芋。
遅ればせながら、今になってゴロゴロと収穫開始です。
先週は菊芋のソムタムを拵えましたので、今週はお豆腐と一緒にポタージュに致しましょう。





  1. 圧力鍋にオリーブオイル・玉ねぎを合わせてじっくりと炒めます。
    菊芋を皮つきのまま適当に切って加え、お好きなスープストックを加えましょう。
    我が家は取り寄せたスープストックをキューブ状に冷凍保存してあります。
  2. 3分加圧し、圧が自然に抜けるのを待ちましょう。
    絹ごし豆腐を崩し入れて牛乳を注ぎ、くるみ蕎麦つゆ (市販品です) で味付けをします。
    白味噌を隠し味程度に加え、温める程度に火にかけたらバーミックスで攪拌しましょう。
    器に盛り、パンプキンシードミックスを散らして出来上がり。






主食はプンパニッケルサンド、フィリングはサワークリームと干し柿です。

実家の母親が作った干し柿。
器量が悪い上に甘さもムムム・・・なのですが、料理嫌いで干し柿好きな母が一生懸命皮をむく姿を想うと出来の悪い干し柿もまた愛おしくなるものです。
  • プンパニッケルは軽くトーストします。
    このトーストしたプンパニッケルの香りが大好き、本当に良い香りです。

    粗熱をとったところで室温に戻したサワークリームを塗り、種を除いた干し柿を並べます。
    プンパニッケルでサンドし、食べやすい大きさに切れば出来上がり。
    ちょちょいのちょい。






主人の風邪が本格化しそうなちょっと嫌な空気です。
思えばこの時分、毎年ふと忙しい仕事の合間を見計らって風邪に見舞われるのが主人の常。
忠告をなかなか聞こうとしない主人にも困ったものです。

クリスマスイブに約束したインド料理。
なかなか手間のかかるお料理鵜をリクエストされました。
これが食べたくばどうぞ風邪に打ち勝って下さいね。
ベッドに横になりながら妻のブログを読んでいてはいけませんよ、しっかり眠りなさいな。

posted by しんさん at 17:13 | Comment(0) | お気に入りのもの達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする