2020年09月30日

ラーモニー発、18回目の結婚記念日、

昨日9月29日、18回目の結婚記念日を迎えました。
以前でしたら何となく海外行きといったところでしたでしょうが、今年の結婚記念日は事情が事情だけに国内で。
18年前結婚式でお世話になったラーモニーさん、こうしてここで結婚記念日を迎えるという発想もここ数年はなかった気が致します。

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いつものメニューには『祝』の文字。
マスク着用、消毒強化等々色々規制もありますが、外出自粛で得たものも意外と沢山。
少なくとも我が家は以前よりうんと楽しくなりました。
こうして18年前の結婚式のお話をマダムたちと振り返るのもまた外出自粛の副産物なのかも。



アミューズのオイルを名残惜しく目で追う主人。
パンに添える荒技を思いついてご機嫌です。

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よく聞かれます。
夫婦ふたり、なにを喋るの?

夫婦ふたり、黙っていることがありません。
喋ってばかりです。

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カニのフランに甘いカボチャのピュレ。

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お口がいっぱいになる大きなハマグリ、そしてのどぐろ。
柑橘系にエストラゴンを効かせたソース。
チコリが添えてありました。
畑のチコリもそろそろ第2段階に移らないと。

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結婚当初は鴨だ仔羊だと迷いもありました。
最近は主人も私ももっぱら牛肉に落ち着いております。

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チーズを少し頂いた後、これも加齢の現れでしょう、以前ならばペロリのデザートを辞退致しました。
フルーツでもう精いっぱい。
チョコレートのケーキは袋に入れて頂いてお持ち帰り。


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そして最後は18年目の記念写真。
ニューヨークはキャンセルだったけど、ティファニーでお揃いの結婚指輪も叶わなかったけれど、いいじゃん、ラーモニーで祝ってもらえたのですから。

単衣の着物も今年はこれで着納め。
明日からは10月です。
あ、チコリもそうだけど秋撒きのエンドウも忘れずに。


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posted by しんさん at 13:46 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月17日

お盆明け、通常再開初日

有意義だったお盆休みが明けました。
今年のお盆は例年になく実りの多い数日間だったと、ほんの少し胸を張っております。

先ずは何より梅干し、まだまだ寝かせる期間は必要ではありますがようやくの完成です。

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2020年は梅雨も長く、せっかく仕込んだ梅干しを干して仕上げるチャンスになかなか恵まれず、あららという間に土用干しのチャンスも逃して気づけばお盆。
せっかく仕込んだ梅も完成を前に肩透かし、冷暗所で不満気な佇まいでありました。

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ようやく13日から3日間晴天に恵まれホッと胸をなでおろしております。
3日間のうち、初日と二日目は梅酢も直射日光を浴びせて殺菌殺菌。

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今年の梅は2キロ分、2回に分けて仕込んだこの梅。
初回は新型コロナ対策を万全にして農協の直売所へと勇んだのですが、その後どうしても追加で仕込みたなったのは単なる気まぐれでしかありません。
ですが2度目はとても人の多い農協直売所には行く気にならず、潔くイオンネットスーパーにお願い。
あら?意外ではありますがイオンネットスーパーからの梅のほうが、私好みのふっくらやわらかな梅干に仕上がったようです。
はい、来年からは迷わず潔くイオンネットスーパーにお願いします。





お盆中、ズームを使った法要も初体験。
画像も音声もクリアだし、なによりお声の通るお坊さんのお経はズームを通しても響きます。

ひとつだけ残念なのは、法要が土曜日の午前中だったので配達物がひっきりなし、度重なる中座にすっかり落ち着きのない嫁だと確信されたであろうこと。
涼しい顔して甥っ子らとおしゃべりする主人、あなたが取り寄せたイワシのお片付けがいちばん大変だったのよ。

そうそう、お盆中の実りのひとつ、主人が取り寄せたイワシの干物。

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ひとつは築地から、ひとつは山陰から。
明治4年から変わらない製法で丁寧に仕上げられた大阪湾の金太郎イワシの小ぶりな干物、片や山陰沖日本海のなじみのあるサイズの真イワシの干物、どちらも主人が厳選して厳選した干物です。

早速今朝は小ぶりな金太郎イワシ、築地産のイワシの干物から。

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もちろんお弁当も今日からスタートです。

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お盆中、いえ、新型コロナ感染対策もあってすっかり外出自粛生活がなじんだ昨今、長雨が続いて畑の野菜の出来が今一歩なこともあって野菜はもっぱら産直サイトのアウルさんにお願いしております。

先日ふと、主人が大好きな鶏肉の販売が目に留まりました。
三重県の地鶏、さっそく取り寄せて初日は砂肝とレバーに挑戦。
もちろん主人の好物、私は双方苦手、ですが二人ともが納得の味に品質の良さを実感致しました。

そして今朝はいよいよ鶏ガラに挑戦。

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Googleで検索した鶏ガラの下処理を頭に叩き込んで挑んだ初めての鶏ガラではありますが、あららの拍子抜け。

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お掃除するまでもなく大変綺麗な鶏ガラに、大量にすくう気でおりました灰汁はほぼなし、大鍋を使った結果少々予定より淡い鶏ガラスープとはなりましたが出来は上々。

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そして早速本日のお弁当に。
いえ、そうそう、朝食の主食もこの鶏ガラスープを使って炊き上げたご飯です。

今日から新しい食材が我が家に加わりました。
十六雑穀、押し麦に加え、もち麦がその食材。
今朝は初めてご飯にもち麦を加え、鶏ガラスープでご飯を炊いてみましたよ。

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いつもより気のせいかふっくら炊き上がったもち麦いり鶏ガラご飯。
お弁当にはこの鶏ガラスープ風味の鶏ガラご飯にほぐしたせせりを混ぜ込んで。
ワタ付きでからりと揚げた自家製ゴーヤをふわりとご飯で包んで天むすに。

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ゴーヤはワタ付きのまま大胆に輪切りにし、お醤油とほんの少しのお砂糖、白ごまをよくもみ込んで下味をつけてから米粉を加えて全体になじませます。
ここまでビニール袋ひとつなので楽ちんなのです。

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ちょっとこってりとしたもち麦入り鶏ガラご飯に、ほの苦いワタ付きゴーヤの唐揚げ天むす。

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最近気に入ってよく拵えるワタ付きゴーヤの唐揚げです。
そしてゴーヤの唐揚げを使った天むすもお約束。
加えて鶏ガラご飯で夏バテなど関係なしです。

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さて、そろそろ主人が帰宅する頃です。
初めてのズーム法要、梅仕事の終了、初めての鶏一羽分ご対面、他にも畑のバタフライピー開花全盛、初めてのカヌレ、愛用しておりましたケトルの買い替え、寝室に続き寿命を迎えた私の部屋のクーラー設置等々、短くも実りあるお盆期間でありました。

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さ、明日からは今日以上に日常を取り戻さなければ。
そしてバニラビーンズが届いたら、是非納得できるカヌレを焼いてみたいものです。





さ、帰宅した主人に仕事部屋を譲りましょう。
以上、脈略のないただつらつらと思いついた、そして目に留まったお盆休み期間中の画像を並べての日記でありました。


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2020年07月08日

久しぶりの外出、20年目の七夕さま

緊急事態宣言に伴う外出自粛が求められるその随分と前から、自ら進んで外出を控えておりました新型コロナ渦中。
もちろん今でも基本的には外出自粛は続いております。

ですが、主人の提案で何か月ぶりかの外食。
ちょうど2000年、今から20年前の今日、七夕さまの日に初めて主人とデートした思い出を語りに久しぶりのラーモニー。
道中のタクシーでの軽い会話も含め、あれ?もしかして私は浦島太郎?
そう思えるほど以前と変わらない雰囲気の中、七夕デートの始まりです。

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以前と違うと言えば、入口にあったアルコール消毒液。
ですがそこは流石、みりんで有名な岐阜の白扇酒造のアルコール消毒液でした。
香りがちょっと甘いみりんの香り。

早速取り寄せようとホームページにアクセス致しましたが、幸いまだ手元にアルコールティッシュの在庫がありますのでお取り寄せはまた後日。

オマール海老のジュレ、美味しい。

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主人がSNSで見て、どうしても食べたいと言っていたお料理です。
蟹のフランに新玉ねぎのソース、キャビアと枝豆を伴って。
主人のアンテナが察知した通り、見た目も美しい上にお味も抜群。

新玉ねぎを丸ごとオーブンでじっくり焼いてソースにするんですって。
お家でも応用出来そう。

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スズキにはトマトのソースに、ラーモニーさんでは珍しいピリッと辛いチョリソーのソース。
甘い玉ねぎと、何だっけかな?ツルムラサキだっけな?
久しぶりの外食、久しぶりの主人以外とのお喋りでつい調子にのり始めた頃。

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鴨でも子羊でもなく黒毛和牛を選択。
カリッと揚げズッキーニの塩気程よく終始ご機嫌。

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そろそろ思考回路がワインに占領され始めた頃。
やっぱり楽しいわ。

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楽しくない訳がない笑顔。
帰宅して着物の手入れをしながら、あぁマダムたちにあれも話したかったこれも話したかった、いやいやあれは言わない方が良かったかしらといつもの自問自答。
それにしても楽しかった。

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そして当然爆増した体重を主人と直視し、今日のお昼はじゅんさいのゼリー寄せ。
アガーでフルッとかためたじゅんさい、梅干しを崩しながら召し上がれ。

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涙ぐましい朝食。

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主人が『お腹空いた』とボヤきながら帰宅しました。





それにしても朝の豪雨には驚きました。
網戸にしておりました西向きの窓辺はほんの一瞬で水浸し。
念入りなふき掃除のおかげで窓周辺が綺麗になりました。



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posted by しんさん at 14:04 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月06日

2020年のお弁当始め

主人の長いお正月休みも明け、多くの人がそうであるように今日は主人も仕事始め。
お休みの間、主人の体重激増にヒヤっとしたこともありましたが帳尻合わせも今やお手の物。
まぁ想定の範囲内の体重を維持して今日を迎えました。

ベランダから拝む2020年の初日の出。
これで何度目になるのでしょう。
今年の備忘録も初日の出でスタートです。

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東の空が明るくなったな、その途端空の色が一変します。
昨年辺りから早起きを苦にしなくなった主人も、私の隣で初日の出を待ちます。

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東を向いて初日の出を待つ主人の隣、ふと私の中の天邪鬼がひねくれ心を擡げます。
西に拡がる養老山脈の山肌が聴色に染まって綺麗でした。

『そんな事してると初日の出見逃すよ・・・』
元旦のベランダは凍てつくような寒さですからね。
そんな主人の言葉が終わるか終わらないかのうちに、温かなリビングへと戻ります。

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初日の出を拝んだ後はお待ちかねのお節料理。
そう、主人も分かっているはずです。
私が養老山脈をいつになく気にかけたのは、昨年からお世話になっておりますお料理屋さん『大和』さんがある多度のある方角だから。

昨年は “はまぐり(☆彡)” に始まり、自然薯のコース(☆彡)鯉のコース(☆彡)等々お世話になった大和さん。
2020年のお節料理は、大和さんにお願いした真鮒のお料理が主役です。

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確か鯉のお料理を頂いた12月も半ば。
女将と若女将のお料理にすっかり魅了され、時期も時期、お節料理の計らいはあるかと尋ねたところ想像通り否とのお返事。
ですがこの地方のお正月料理として、真鮒と大豆、昆布をお醤油でやわらかく煮たお料理ならば準備致します、とのこと。

もちろん主人とふたり即答。
こうして多度地方に伝わるお正月料理が我が家のお正月を彩ったのでございます。

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そうは言っても、最近は真鮒を手に入れるのも難しくなったと若女将。
昔はお店のガス台を全て埋め尽くすほどの量を仕込んだものですし、近所では男衆が家の外で鮒を煮るのが年末の光景だったとか。
鮒を使ったお料理は多々あれど、これは鮒を美味しく頂く為のお料理です、と。

お醤油の味もお砂糖の味も程々で、それでいて頭まで食べられる程やわらかく煮込んだ真鮒。
見た目とは裏腹、鮒の旨味を存分に纏いつつ程良い歯応えを残す大豆。
想像した通り、鮒の旨味を存分に含んでトロトロに煮込まれた昆布。
多度地方のお正月料理は美味しい、数え52歳にして知った鮒料理でありました。





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もちろん、有り合わせの材料とは言えお節料理の準備も致しました。
蓮根、人参、大根はこの季節大抵常備してありますからね。
最近気に入ってよく買っております “則武牛蒡”も使った今年のお節料理。

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蓮根は酢蓮根に。

人参は細切りにしてスルメと漬け込みます(☆彡
年末に覗いたスーパーのスルメが高騰しておりましたのに憤慨し、今年はおつまみコーナーにある“あたりめ”を有効利用。
あたりめの塩味の分、ほんの少し味付けを抑えれば問題なしのいつもの美味しさ。

金時人参も使った3色のねじり梅。
言われなければ分からない2色の人参と大根で拵えた紅白のねじり梅です。

太い則武牛蒡は圧力鍋でさっと蒸してたたき牛蒡に。
茹でるよりぐっと風味が残る蒸し牛蒡は主人お気に入りの一品です。

そして左端。
年末、主人がどうしてもと懇願した鯖の味噌煮です。
鯖の味噌煮が冷蔵庫にある、それだけで安心するのですって。





人参のねじり梅を拵える際の切れ端も無駄にはしません。
人参をたっぷり使ったキャロットケーキはお年賀の余興に。

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薄力粉より何よりもすりおろし人参をたっぷりと使ったオレンジ色の生地。
すりおろしたナツメグも加えた奥深いキャロットケーキが焼き上がりましたよ。
胡桃、干しレモン(☆彡)、乾燥ブルーベリーもたっぷり加えたどっしりキャロットケーキで人参の切れ端もすっかりお片付け。

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その他、お出汁用に常備してある昆布で拵えた昆布巻き。
昨年末、主人が衝動買いした高価な塩引き鮭を巻いた累算飛び切り高級な昆布巻きです。
こちらも塩引き鮭の分お醤油は控えめに。
先ずは昆布の戻し汁だけで数分加圧した後、お砂糖とお醤油を2〜3回に分けて加えながらゆっくりと味を煮含ませるのがポイント。

そして残ったかんぴょうは下茹でして酢の物に。
年末でも価格変動なしのセロリを使い、鰹のなまり節・かんぴょう・セロリの酢の物を拵えました。

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こうして年末のキッチンを振り返る上で外せないのが、昨年の年越し蕎麦。
ご多分に漏れず我が家もお蕎麦を用意するつもりではおりましたが、既の所で思い出しました。
我が家に超高級素麺、『白髪』があることに。

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昨年10月、レースの羽織を誂えた残り布で作って頂いた着物日傘。
着物日傘アーティストの柴田さまに会いに向かった奈良で、お昼にお邪魔した三輪素麺。

三輪素麺さんですら限られた素麺師でないと作ることが出来ないという紛れもなく日本屈指のお素麺、白髪。
年越し蕎麦にするにはぴったりなのではないかしら。

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かくして、年越しイワシと共に年越し素麺。
昨年は木箱に入った高級素麺を取り寄せた主人ですが、この極細素麺“白髪”には感服。
今年からずっと、年越し蕎麦はこの白髪にする方向で邁進致しております。
この極細素麺の食感、知って死ぬのと知らずして死ぬとでは・・・って程に感慨深いものがあります。
たかが素麺と侮るなかれ。

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こうして主人のお正月休みも終わり、今日は仕事始めでありお弁当始め。
そこかしこにお節料理感が漂うお昼ご飯。

主食はおから寿司。
海苔で包んだひと口サイズのおから寿司をパッカン、パッカンおにぎり風のおから寿司です。

ぱっくり開いたお口には、カズノコの西京味噌漬け・アボカド・スライス玉ねぎ。
寿司酢で味付けしたおからには刻んだ胡桃を加えて食感を。

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昨年末に頂いた豪華なカズノコの西京味噌漬け。
定番のおから寿司ではありますが、おかげでお弁当始めは豪華なものとなりました。

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そして主人懇願の鯖の味噌煮は、ようやく仕事始めの本日朝食に。
年末、お洋服を買った際に頂いたマコロンを朝の小さな甘いお菓子に。
食べ慣れたマコロンとは違うちょっと高貴なお味のマコロンでありました。

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昨年、熱海の老舗旅館“蓬莱”とその別館 “ヴィラデルソル”の経営を星野グループに託し、実質的な閉館を迎えるにあたり記念に頂いた2膳のお箸(2019年04月03日 ☆彡)
蓬莱の建物の一部である松の古木を手作業で削り出して拵えたお箸を、2020年、主人の仕事始めの日におろそうと主人と話しておりました。

が、それも先送り。
今使っておりますお箸も、結婚する随分前に主人とふたりで選んだ思い出のお箸ですもの。
多少草臥れた感は漂いますが、双方特に折れている訳でも何でもないのでもう少し使おう、と。
少なくとも二人の還暦の年には替えようということでふたり納得し、今年も古ぼけたお箸を使います。





今年は初詣早々に嬉しいことがありました。
毎年年明けの3日、午前中に詣でるお千代保稲荷、おちょぼさん。
年にいちど、初詣の日にだけお邪魔する串かつのお店“百合子さん”の多分百合子さん。
お美しい彼女とほんのちょっとだけ距離が縮まった嬉しい事実。

明日からは主人のシャツのアイロンがけも加わりいよいよ本格的に日常が戻って参ります。
お正月休み中にすっかり身についてしまった飲酒癖も日に日に和らいでいくことでしょう。
それまでは自然の流れに身を任せるとして。
さ、主人が帰宅しましたので、入れ替わり七草を摘みに畑に向かいます。

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posted by しんさん at 14:36 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月02日

もやもや解決の太巻き寿司、そして塩引き鮭

探し物が見つかりました。
古い2通のお手紙、大切にし過ぎてどこかにしまい込んでしまったことすら忘れていました。
先日主人に言われてふとその存在を思い出した残り2通のお手紙、無事に見つかりました。
1通は2018年の12月25日、約1年前に開封する筈だったのですが今夜主人と開封します。
・・・ってことは平日でも飲むってことですね、お酒。

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このお手紙、結婚前に主人が書いてくれたものです。

今から19年前のクリスマス。
プレゼント交換をしよう、但し予算は300円、こう言うことを言い出すのは大抵私。
ひとり暮らしを始めたばかりの主人に、私は可愛らしい手の平サイズのお醤油差しを選んだのではなかったかしら。

そして主人が300円で選んだのは3通の便せんセット。
2008年、2018年、2028年の私に宛てた3通のお手紙が主人からのプレゼントでした。

以来いつも持ち歩いていたバッグのポケットに入れ、お守り代わりとしていつも持ち歩いていたのですが、最初の2008年のお手紙の開封とバッグの買い替えをきっかけに、残り2通のお手紙を自宅のどこかにしまい込んで今日まで。
バッグの中でお手紙が擦れてボロボロになっていたこともあって自宅保存にしたのが仇になりました。
“そう言えばそろそろ2通目の開封時期も過ぎてない?”つい先日主人にそう言われてハッと・・・
ここ1週間は夢の中でも2通のお手紙を探しておりました。

私の部屋の引き出しの整理ボックスのいちばん奥、開封時期をほぼ1年過ぎたお手紙を見つけた頃には、押し入れのバッグというバッグ、写真立ての裏、本という本の間、結婚アルバムや旅行バッグのポケットまで確認した後でございました。
あぁ、これで安心して来年結婚指輪を買いに行けるというものです。

無事確保した残り2通のお手紙。
今宵主人と一緒に読んで、後の1通は2028年まで大好きなNigel Slaterの本の間に挟んでおきましょう。
クリスマスのレシピのページにね。





手紙が見つかるまではどこかもやもやしておりました。
これでご飯も心置きなく楽しめます。

今日のお昼は久しぶりのアボカド巻き。

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アボカド、ちょっとレモンを効かせたビーツの茎のマリネ、そしてちょっと甘めのお醤油味を煮からめたかんぴょう。
これら賑やかな具材を蕪の葉の菜飯でくるり。
ビーツの茎がウクかな?少々心配でしたが、問題なし、意外と上手くなじんでおります。

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自家製ビーツの葉っぱや茎、いわゆるビーツグリーンの扱いにも随分慣れてきました。
ビーツの収穫期の今、事あるごとにビーツグリーンを使って来年に備えるつもりでおります。

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このアボカド巻きを拵えている時は、まだ手紙が見つかっておらずモヤモヤ致しておりました。
今日からは寝付くまであれこれ考えることもないでしょう。
残り1ヶ月となりました2019年、晴れ晴れと過ごせそうです。

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最近気に入っております、かんぴょうとなまり節の酢の物。
夏場はキュウリとなまり節を合わせていたのですが、この時期にキュウリという気分にもならず遠退いておりました。
が、ふとかんぴょうと合わせたところの大成功。
主人も大のお気に入りですので最近よく拵えます。

  1. なまり節は適当に切って熱湯を回しかけ、粗くほぐして少量の塩麴を全体になじませておきます。
    この状態で作り置き料理として冷蔵保存しておくと、ちょっとした和え物やサラダ等に色々使えて便利です。
    塩麴でマリネしたなまり節はしっとりしますからね。

  2. かんぴょうの下茹では圧力鍋でちょちょいのちょい。
    さっと洗ったかんぴょうを絞り、少量のお塩をふって丁寧に揉み込みます。
    お塩を洗い流したら5分ほど真水に浸しましょう。
    しっかりとお水を絞り、圧力鍋で煮立たせたお湯の中へ。
    ピンが上がって錘が揺れ始めたら、1〜2分おいて火を止めます。
    圧が自然に抜けるのを待って、かんぴょうの下拵えは完了。

    酢の物にするなら、生砂糖 大さじ2.5・米酢 大さじ4を合わせ、食べやすく切ったかんぴょうと塩麴でマリネしたなまり節を加えて和えるだけ。
    なまり節に味がついているので、合わせ酢のお塩やお醤油は不要なのです。

    これを今シーズンの最後と致しました畑のピーマンは煮浸しに。
    収穫期を迎えたブロッコリーと春菊はお浸しにして今週の作り置き料理に。

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下茹でしたかんぴょうを少量取り分け、お醤油とみりんで煮含めます。
蕪の葉っぱはさっと下茹でして絞り、細かく刻んでお酒とお塩で炒りつけましょう。
ヨーグルトのホエーを加えて艶々モチモチに炊き上げた押し麦入りのご飯に蕪の葉を混ぜ込み、かんぴょう・レモン風味でマリネしたビーツの茎(☆彡)、酢飯をからめたアボカドを巻けば出来上がり。

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久しぶりのアボカド巻き。
隙間を作り置き料理で埋めれば本日のお弁当の完成です。
もちろんこれを食べる頃には、主人もお手紙発見の知らせを受け取った後。
明朝から降り続いておりました雨までが上がったようですよ。

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朝食はもちろん艶々新米の菜飯。
香ばしく炒った白胡麻をちろりとひねって召し上がれ。

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そう、今週もイワシは手に入りませんでした。
ですが気にしません。
先週の金曜日、主人が取り寄せた塩引き鮭がどどんと届いたのですから。

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明細を見てびっくり。
この塩引き鮭、えっ!2万円以上?
一切れ1000円ってこと?





焼くにも気合が入ります。
久しぶりにお魚焼き網を出してみました。
ぎゅっと肌理の詰まった鮭の身。

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これからしばらくは、我が家のキッチンは焼き鮭の香りに満たされそうです。
今朝のお味噌汁の具に蕪が仲間入りしました。
冬です。

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雨が上がって日が差してきました。
月曜日、本来ならばお酒は控えて9時には就寝する日です。

ですが2000年に主人が私宛に書いてくれた手紙、予定より1年遅れの今日開封することと相成りました。
・・・と言うことは、お酒、ですね。





ちょっと食材調達に行ってこようかしら。
19年前の主人は私宛になんと書いてくれたのかしら。
最高の酒の肴になりそうです。


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