2025年01月30日

見事な『餅化』〜 トマト米粉丸パン

どうも最近"餅化"することが多い米粉パン。

コーンスターチを変えたからか、そもそも"パン用米粉"とは言え入手先を変えたからか、そうそう、スキムミルクも変えたっけ。
イースト液の発酵もここ数回は貧相なことも多いな、そう言えば。

今週は米粉生地にトマト缶を混ぜ込んだ米粉丸パンです。

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エルヴゥドプロバンスをほんのり効かせたトマト風味の米粉生地の中央には、発酵バターを忍ばせて。

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・・・そしてその大部分が流れ出るという大誤算。
その上、落ち込むのを通り越して半ば感心してしまうほど、見事な『餅化』

『これはこれでカリカリしていて美味しいよ』
そんな主人の言葉に甘えましょう。

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なんでも良いのでサラッと備忘録。

◆材料(4つ分)

◇イースト液
  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 68g
  • オーツミルク ホエーと合わせて85g計量しました
  • 白神こだま酵母 2g


 ◇米粉ペースト
  • 米粉(パン用ミズホチカラ使用) 6g
  • お水 20g


 ◇米粉生地
  • 米粉(パン用ミズホチカラ使用) 135g
  • スキムミルク 15g
  • コーンスターチ 10g
  • ゲランドの塩(バジル塩にしてあるもの) 2g
  • トマト缶 65g
  • エルヴゥドプロバンス 適量

  • オリーブ油 10g
  • サイリウム 5g


  • 発酵バター 適量
  • 成形時・仕上げ用のオリーブ油 適量





◆作り方

  1. 先ずはイースト液の準備をします。

    ホエーとオーツミルクを合わせ、人肌程度の湯せんにかけて温めます。
    蜂蜜を加えてよく溶き混ぜたら、分量の白神こだま酵母をふり入れて保温しておきましょう。


  2. イーストが溶けるのを待つ間にその他の準備。

    先ずは米粉ペースト。
    分量の米粉とお水を合わせてよく混ぜ、ラップをしないで600Wの電子レンジで加熱すること20秒。
    糊状になるまでよく混ぜ合わせます。

    米粉生地用の米粉・スキムミルク・コーンスターチ・お塩をボールに合わせて泡だて器で軽く混ぜ合わせておきます。

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  3. 混ぜた粉類にイースト液を加えて混ぜます。
    トマト缶とエルヴゥドプロバンスも加え、電動に切り替えてしっかり混ぜ合わせましょう。

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  4. 米粉ペーストとオリーブ油も加えて撹拌を続けましょう。
    滑らかに混ざったところでサイリウムも振り入れ、スパチュラで混ぜ込みます。

    全体が少しぽってりとしてきますが、とても成形できる状態ではありません。
    ラップをして室温に10分おきます。

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  5. 10分経つと成形可能な状態になります。
    4分割して、それぞれ発酵バターを包みながら成形します。

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    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能40℃で20分。
    表面に極薄くこめ油をぬり、予熱したオーブン庫内へ。

    設定温度 220℃で15分。
    焼き上がり直後は生地がパンっと張ってまぁまぁの器量だったのですが、時間の経過と共にションボリしてしまいました。

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米粉パンはションボリしてしまいましたが、スープはなかなか主人好みの仕上がりです。
根菜たっぷりのクリームスープを添えましょう。

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  1. 玉ねぎ・人参・ゴボウ・ベーコン・ニンニク・・・
    オリーブオイルでじっくり炒めたところに米粉を振り入れて炒め合わせます。

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  2. オーツミルクを注ぎながら素早くなじませます。
    茹でて冷凍しておいたひよこ豆、蕪、冷凍しておいた冬瓜等々を加え、お塩をちろり、弱火でゆっくり根菜がやわらかくなるまで加熱しましょう。

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    火を止める直前に発酵バターと隠し味のオイスターソース。
    スープジャーに移し、茹で鶏とフライドオニオンをトッピングします。





パンの餅化は・・・うーん、イーストが原因かも。

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朝食です。

木曜日は塩サバの日。
昨日拵えた蕪の甘酢漬けを添えます。

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今朝、酒米で炊き粥を拵えて甘酒を仕込みました。

これだけでストウブを片付けるのも何だか不本意で、たまには白米だけのご飯でも炊いてみようかな、なんて。
真っ白な炊き立てのご飯を見ていたら、卵かけご飯にしようかな、なんて。
年明け早々に仕込んだ醤油麹が落ち着いた頃ですし、たまにはお醤油の代わりに醤油麹の卵かけご飯も良いかしら。




お味噌汁の八丁味噌はしっかり煮立て、白味噌と麹味噌は火を止めてから。
結局、いつものように主人大喜びの朝食になりました。


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2025年01月28日

すりおろしりんごと黒糖の米粉シフォンケーキ

近頃、ちょっとだけコツをつかんだ気がする米粉シフォンケーキ。
楽しくて、焼く頻度が週いちになったのも道理です。

今週はちょっと色黒な、でもフワッフワな米粉シフォンケーキが焼きあがりました。

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材料はこちら。
週末に拵えた白菜キムチ、半量残ったリンゴをすりおろして米粉生地にたっぷり混ぜ込みました。

そしてリンゴと言えばシナモン。

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焼き上がりのシナモンの香りにうっとり、そしていつもより贔屓目ながら器量良しなのではないかしら。

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先週、手で圧をかける型抜きに失敗したことで、使うつもりがなかったシフォンケーキナイフをゴソゴソと引き出しの奥から出してきました。
随分前に折角焼きあがったシフォンケーキをボロボロにしてしまい、以降使うつもりもなかったシフォンケーキナイフ。

あら、なかなか上手に型抜き出来ましたよ。

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味はね、もう最高。
正直、りんごの風味はあまり分からない、言われればリンゴ・・・なのかしら、程度。
ですがこのシナモンの香りに心が躍るのです。

主人に内緒でもうひと切れ食べそうになりましたもの。

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◆材料(直径約17センチのシフォンケーキ型使用)

  • 卵 3個


  • リンゴ 1/2個(正味145g弱)
  • レモン汁 5g



    ◇メレンゲ用

  • お塩 ひとつまみ
  • 黒糖 25g


    ◇米粉生地

  • こめ油 30g
  • 蜂蜜 10g

  • 米粉(製菓用ミズホチカラ使用) 90g
  • シナモンパウダー 3g







◆作り方


  1. 先ずはりんごの皮をむき、レモン果汁を加えてミルですりおろし状態に。
    生地に加える頃には変色してしまっていましたが、まぁ気にしません。

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  2. 卵を卵黄と卵白に分けます。

    よく冷えた状態の卵白にお塩をほんのひとつまみ。
    軽く泡立てたところで、分量の黒糖を3回に分けて加え、その都度しっかりと撹拌します。

    ユルッとお辞儀するくらいになったら泡立てストップ。
    出番まで冷蔵庫へ。

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  3. 卵黄にこめ油・蜂蜜を加え、泡だて器でトロッとするまで撹拌します。
    卵白を先に泡立ててあるので、この順番ならば泡だて器のアタッチメントを洗わずそのまま使用して平気。

    トロッしたところで、すりおろしリンゴ、米粉とシナモンパウダーも加えます。
    泡だて器でしっかり撹拌しましょう。

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  4. 冷蔵庫からメレンゲを取り出し、卵黄生地と合わせていきましょう。

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    先ずはメレンゲをひとすくい、卵黄生地に加えて泡だて器で混ぜ込みます。

    次いでもうひとすくい。
    今度はスパチュラに持ち替えて底からすくうように。

    最後にメレンゲのボールに戻し入れます。
    スパチュラでメレンゲのふわふわ感を残すよう、ですが大穴対策で混ぜ不足がないようしっかりと混ぜ込みます。

  5. シフォンケーキ型には、予め芯部分にオーブンシートを巻き付けてあります。
    高い位置から生地を流し入れたら、竹串でくるくるっと全体を混ぜて慣らしましょう。

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  6. 予熱したオーブン庫内へ移し、最初の20分は180℃、その後170℃で20分、計40分焼きます。
    口角がつい上がってしまうシナモンの香り。

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    逆さにしてしっかり冷ましたら、いざ、シフォンケーキナイフで型から出します。
    さて、来週は何フレイバーのシフォンケーキを焼こうかしらね。

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蓮根やゴボウ、蕪・・・和の根菜が野菜室で出番待ちしております。
定番の煮ものは昨日拵えましたから、今日はトマト缶で煮込みましょうか。
和食材のカポナータ、そんなところ。

脇に添えた鶏胸肉のしっとり茹で鶏は、SNSで見かけたレシピで試してみました。

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  1. 鶏胸肉は室温に戻し、先ずは生砂糖を少量まぶしておきます。

    ついで、お塩を小さじ1/2程度、オリーブオイル・お酒・塩レモンを各小さじ2、エルヴゥドプロバンス、すりおろしにんにく等を加えてよく揉み込んでおきます。

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  2. お水を張った耐熱性ボールに、ビニール袋ごと沈めてしっかりと脱気します。
    ビニール袋の口をしばらず、600Wの電子レンジで様子を見ながら加熱10分。

    そのまま冷ましておきましょう。

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  3. カポナータは気楽に圧力鍋で。

    オリーブオイル・ニンニク・刻んだセロリと玉ねぎ・ニンニク、エルヴゥドプロバンス、クミンシードやブラウンマスタード等を炒め合わせます。

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  4. スープストックを控えめに注ぎ、蓮根・人参・ゴボウ・ベーコン・茹でて冷凍しておいたひよこ豆等を加えます。
    お塩を一つまみ加えて加圧すること3分間。

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  5. 圧が抜けたら蓋を開け、トマト缶・塩漬けオリーブ・蕪・・・そして忘れてはならないタマリンドペースト。
    再度蓋をきっちり閉めて、加圧1分。

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    オイスターソース等で味付けをし、必要に応じて後は煮詰めます。
    少し残っていたオイルサーディンもここで加えましょうか。
    薄めに味付けをして、食べる時にチーズや黒胡椒で調えるのです。

    鶏胸肉は、ビニール袋にボールの水が入り込んでしまって大失敗。
    やはり、私は電子レンジ料理に向いていないようです。

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朝食です。
火曜日のお魚は、しめ鯖・アボカド・薄切り玉ねぎの組み合わせ。
ちょっと早い新玉ねぎは、先日イオンさんに届けていただいたもの。

主食は茹で上がりが美しいひさ枝のうどんです。

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蕪のお尻と頭の部分、合わせてミルで"おろし蕪"にしてうどんにたっぷり添えました。
梅干しも添えて、梅おろしうどんならぬ"梅蕪おろしうどん"

蕪のきめ細かな肉質が際立つ美味しいうどんに仕上がりました。
とろみもついて、うん、今度は是非蕪のすりおろしを作ってみよう。




そしてお味噌汁は、八丁味噌をしっかり煮立ててから火を止め、白味噌と麹味噌を加える順番で。
これ以上進化しないと思っていた我が家のお味噌汁は、まだまだ進化しそうです。


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2025年01月24日

お砂糖を極力減らした米粉シフォンケーキ〜焼き芋と黒豆、甘酒、やきいもころころver.

米粉のシフォンケーキを焼きました。
出来るだけお砂糖を控え、もちろん在庫食材のお片付けを一番に考え、それでいて美味しいシフォンケーキを目指して。

なので、器量が悪くてもまぁそこは諦めがつくのです。

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最近頻繁に拵える米粉のシフォンケーキ。
バターを使用せず米粉を適量つかうので、パウンドケーキほど重くなく気に入っています。

17cmのシフォンケーキ型で焼き、半分は当日のお昼、残り半分は冷凍して週末の朝食にするリズムも我が家においては都合良くてこれからも気楽に焼き続けるのではないかしら。

今日は、昨日拵えた酒米の甘酒、お正月の黒豆リメイクのきな粉豆、そして随分と前に冷凍しておいた紅はるかの焼き芋。
これらすべてを米粉生地に混ぜ込んで焼いたシフォンケーキです。

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焼き芋比率が高すぎて生地が重いかな?とも思いましたが、まぁふくらみはほぼいつもと同じ。
ただ、型から外すときにショボンっと。

いつも私は、膨らんだ生地に少し圧をかけて型抜きするのですが、それがよろしくなかった様子。
シフォンケーキナイフを使って外す技術を習得すべき時なのかもしれません。

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◆材料(直径約17センチのシフォンケーキ型使用)

  • 卵 3個


    ◇メレンゲ用

  • お塩 ひとつまみ
  • 生砂糖 20g



    ◇米粉生地

  • こめ油 30g
  • 蜂蜜 10g
  • 甘酒 70g
  • 焼き芋 皮付きで100g強

  • 米粉(製菓用ミズホチカラ使用) 90g
  • シナモンパウダー 適量

  • 『やきいもころころ』 ひと袋
  • 黒豆をリメイクしたきな粉豆(☆彡) 適量




◆作り方

  1. 卵を卵白と卵黄に分けます。

    よく冷えた状態の卵白にお塩をほんのひとつまみ。
    軽く泡立てたところで、分量の生砂糖を3回に分けて加え、その都度しっかりと撹拌します。

    ユルッとお辞儀するくらいになったら泡立てストップ。
    出番まで冷蔵庫へ。

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  2. 卵黄・こめ油・を合わせ、泡だて器でトロッとするまで撹拌します。
    卵白を先に泡立ててあるので、この順番ならば泡だて器のアタッチメントを洗わずそのまま使用して平気。

    冷凍しておいた焼き芋は予め自然解凍してあります。
    手で軽くほぐしてボールに加えます。
    甘酒も加え、泡だて器で撹拌しましょう。

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    滑らかに混ざったところで、米粉とシナモンパウダーも加えて更に撹拌します。

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  3. 冷蔵庫から卵白を取り出し、ふたつの生地を合わせましょう。

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    先ずはメレンゲをひとすくい、米粉生地に加えて泡だて器で撹拌します。
    更にもうひとすくい。
    今度はスパチュラに持ち替え、メレンゲを出来るだけつぶさないように底からすくって混ぜ込みます。

    最後にこれをメレンゲのボールに戻し入れ、『やきいもころころ』も加えて底からふわりと混ぜ込みます。

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  4. シフォンケーキ型には予め中心部分にオーブンペーパーを巻き付け、黒豆きな粉を底に散らしておきます。
    生地を流し入れ、竹串で全体を大きく混ぜながら均一に均しましょう。

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    予熱したオーブン庫内へ素早く移し、設定温度 180℃で先ずは20分、その後170℃に下げて更に20分、計40分じっくり焼きます。

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    焼きあがったらすぐに逆さまにして冷ましましょう。

    お砂糖の量は少量ですが甘さは十分、シュワっとした生地もとても私好み。
    さつま芋の存在感も顕著です。

    今後の課題は型抜きですね。

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アボカドと金柑のサラダを添えます。
マヨネーズは使用しておりませんが、こってりとした具沢山サラダ。

そろそろ金柑のシーズンも後半。
大好きな金柑、今のうちにあれこれ料理しておきたいのです。

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アボカドは食べやすい大きさに切ってレモン果汁で変色防止。
金柑は種を除きながら半月切りに。

アーモンドと胡桃は、予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしてざく切りにします。
ピーナッツも追加しようかな。

茹で卵は黄身と白身に分けてざっくり切ります。
ドライアメリカンチェリーにオイルサーディンも加えます。

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オリーブオイルをちろりと回しかけ、軽く水を切った豆乳ヨーグルト、お塩、黒にんにくチップ等を加えて和えれば出来上がり。
フライドオニオンと黒にんにくチップをトッピングします。





シフォンケーキのさつま芋感が本当に美味しい。
ただ、ふわふわの生地とゴロゴロさつま芋の質感の差、これが美しい断面をグンと遠ざけるのです。

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朝食です。
金曜日の主食は釜玉風の伊勢うどん、そしてお魚はイオンさんの梅煮イワシ・・・

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・・・が定番だったのですが、どうやらそれも今週で最後のようです。

買い置きしてあった分も今日で最後。
イオンさんの在庫切れは今日も続きます。
とりあえず、明日届けていただく分に『サバの切り身』を入れてもらいました。
来週の金曜日は久しぶりにサバの味噌煮など。




余った金柑を甘酒で煮てみました。
半分に切って種を除いた金柑を、煮たててアルコールを飛ばした赤酒に加えてコトコト煮るだけ。

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我が家ではみりんの代わりに、目下のところ『赤酒』を常備しております。

今朝、ヨーグルトに添えて主人に食べてもらうつもりでいたのですが・・・
どうやら私、ひとつだけ残った前回の『金柑の甘酢煮』を主人の方にしてしまったようです。
月曜日からは、この種をちゃんと除いた赤酒煮をヨーグルトに添えますからね。

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2025年01月23日

飴色玉ねぎの米粉オニオンブレッド 〜 色々試してガッカリ編

木曜日の米粉パン作り、今週も在庫食材を基準にパンを焼きます。
そしてパッとしない焼き上がり・・・

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断面は・・・そう、どこかで見たような姿だと思っておりましたが、先ほど思いつきました。
まるで『はんぺん』のような断面だな、と。

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今週の米粉パンで試したのは、

 @ 甘酒を使えばお砂糖(いつもは蜂蜜使用ですが)不使用でもイーストは活躍するのかしら?
 A いつものオーツミルクを甘酒に置き換えたらどうなるのかしら?

それに加え、先日拵えた豚の角煮(☆彡
クラフトビールと玉ねぎをたっぷり使用したホロホロの角煮の残り汁に、更にたっぷりと薄切り玉ねぎを加えてコトコト煮詰めました。

飴色に煮詰まったこの玉ねぎを、カルディの全粒粉ラスクの上にオイルサーディン、チーズと一緒にたっぷり、こんがり焼いて食べるとそれはそれは美味しかったこと。

ほんの少し残った飴色玉ねぎを米粉生地に混ぜ込んで仕上げた今週の米粉パン。

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色々と反省すべき点は多々ありますが、味はとっても美味しい。
なのでまたいつか、この飴色玉ねぎパンに挑戦するときのために備忘録。





◆材料(4つ分)

◇イースト液
  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 49g
  • 甘酒(伊豆フェルメンテ 金太君印 純あま酒)ホエーと合わせて135g計量しました
  • 白神こだま酵母 2g


 ◇米粉ペースト
  • 米粉(パン用ミズホチカラ使用) 6g
  • お水 20g


 ◇米粉生地
  • 米粉(パン用ミズホチカラ使用) 135g
  • スキムミルク 15g
  • コーンスターチ 10g
  • ゲランドの塩 2g
  • お水 10g

  • こめ油 10g
  • サイリウム 4g



  • 角煮の煮汁で煮詰めた飴色玉ねぎ 適量
  • 成形時・仕上げ用のこめ油 適量




◆作り方

  1. 先ずはイースト液の準備をします。

    ホエーと甘酒を合わせ、人肌程度の湯せんにかけて温めます。
    分量の白神こだま酵母をふり入れて保温しておきましょう。

    ・・・早くもいつもとは異なる佇まいです。



  2. イーストが溶けるのを待つ間にその他の準備。

    先ずは米粉ペースト。
    分量の米粉とお水を合わせてよく混ぜ、ラップをしないで600Wの電子レンジで加熱すること20秒。
    糊状になるまでよく混ぜ合わせます。

    米粉生地用の米粉・スキムミルク・コーンスターチ・お塩をボールに合わせて泡だて器で軽く混ぜ合わせておきます。
    いつもは沸々と発酵を始めている白神こだま酵母ですが、変化なしです。

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  3. 混ぜた粉類にイースト液を加えて混ぜます。
    電動に切り替えてしっかり混ぜ合わせたら、米粉ペーストとこめ油も加えて撹拌を続けましょう。

    先ず、いつもより圧倒的にかための生地。

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    いつもは加えないお水を10g加えて撹拌しました。

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  4. サイリウムを振り入れ、スパチュラに持ち替えて軽く混ぜ込みます。
    ラップをして10分休ませましょう。

    休ませた生地を軽く捏ね、4分割して飴色玉ねぎを混ぜ込みながら丸めます。

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  5. お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能40℃で20分。
    表面に極薄くこめ油をぬったら切り込みを入れ、予熱したオーブン庫内へ。

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    設定温度 200℃〜190℃で16〜17分。
    決して器量良しとは言えない焼き上がり。

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    冷めるとややしぼみ、更に器量が悪くなりました。
    ですが飴色玉ねぎと米粉生地との相性は抜群です。





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水切りヨーグルトのほんのり酸味を楽しむ具沢山スープを添えました。

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  1. 人参やゴボウ等の根菜をじっくり炒め合わせます。
    ここにスープストックを注ぎ、冷凍食材を加えましょう。
    茹でて冷凍しておいたひよこ豆にひじき、もち麦も。

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  2. 根菜がやわらかくなったら、水切りヨーグルトと火の通りやすい冷凍野菜を加えます。
    冷凍しておいた冬瓜、冷凍むき枝豆等々。

    お塩で味を調え、隠し味は白味噌。
    スープジャーに移してフライドオニオンとひねり胡麻を添えます。

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『ちょっと酸味があったからさ、お豆腐がちょっとイっちゃったスープかと思ったよ』
主人からのメッセージ。

そうね、たまにはそんなこともあるかもね。

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朝食です。

木曜日のお魚は塩サバ、良い焼き上がりです。
主食は炊き立てのご飯に釜揚げシラスをたっぷりと。

ふわふわの釜揚げシラスはこれでおしまい。
随分と長いこと楽しませていただきました。

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ついでなので、昨日の分も軽く備忘録。
朝食の金太郎イワシ、シラスと海苔、梅干しを従えた炊き粥。

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初日の飴色玉ねぎは、オニオングラタン風にオーブンで焼いて楽しみました。
ここに更に玉ねぎを足して煮詰めたのが、今日のオニオンブレッド風でお片付け完了。

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酒粕トリュフを作るつもりが、水分量が多すぎで急きょ変更。
オートミールを足してクッキーとなりました。

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明日は金曜日。
そして楽しい週末です。

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2025年01月16日

スパイス効かせました 〜 もっちり米粉丸パン

近づく週末に心躍る木曜日、今週も米粉パンを焼きましたよ。

あれこれ試しては項垂れることも多い米粉パン作りですが、最近はシンプルな米粉パンを焼くことが増えました。
今朝焼いたのは、シンプルな米粉丸パン・・・
のように見えますが、米粉生地にたっぷりとスパイスを混ぜ込んでちょっと冒険。

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切り込みの縁などはカリッとした焼き上がり。
全体的には米粉パンらしいもっちり食感です。

ここにカロンジ・アジョワンシード、ついでに少し残っていた『ワカモレミックス』・・・
個性の強いスパイスが割り込んできたイメージでしょうか。

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近頃、トルコ料理やインド料理、パキスタン料理等に再加熱しております主人。
いちどは多少な諍いも引き起こすほど、彼の興味をつかんで離しません。
半ば私もヤケになって、意味なくスパイスを乱用している・・・

これが今週のパンの背景である・・・って、これっぽっちも主人は気づいていないでしょうね。

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◆材料(4つ分)

◇イースト液
  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 53g
  • 豆乳 ホエーと合わせて120g計量します
  • 蜂蜜 8g
  • 白神こだま酵母 2g


 ◇米粉ペースト
  • 米粉(パン用ミズホチカラ使用) 6g
  • お水 20g


 ◇米粉生地
  • 米粉(パン用ミズホチカラ使用) 135g
  • スキムミルク 15g
  • コーンスターチ 10g
  • ゲランドの塩 2g
  • カロンジ・アジョワンシード・ワカモレスパイスミックス 各適量

  • こめ油 10g
  • サイリウム 5g


  • 成形時・仕上げ用のこめ油 適量





◆作り方

  1. 先ずはイースト液の準備をします。

    ホエーと豆乳を合わせ、人肌程度の湯せんにかけて温めます。
    ここに蜂蜜を加えてよく混ぜ合わせましょう。

    湯せんにかけた状態のまま、分量の白神こだま酵母をふり入れます。
    自然に溶けるのを待ちましょう。

  2. イーストが溶けるのを待つ間にその他の準備。

    先ずは米粉ペースト。
    分量の米粉とお水を合わせてよく混ぜ、ラップをしないで600Wの電子レンジで加熱すること20秒。
    糊状になるまでよく混ぜ合わせます。

    米粉生地用の米粉・スキムミルク・コーンスターチ・お塩・スパイスをボールに合わせて泡だて器で軽く混ぜ合わせておきます。
    この頃には、イーストが沸々と発酵してきています。

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  3. 混ぜた粉類にイースト液を加えて混ぜます。
    電動に切り替えてしっかり混ぜ合わせたら、米粉ペーストとこめ油も加えて撹拌を続けましょう。

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  4. 滑らかになったらサイリウムを振り入れ、スパチュラに持ち替えて軽く混ぜ込みます。
    ラップをして10分休ませましょう。

    成形するには緩い生地が、10分置くことでパン生地らしくなります。

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  5. 両手とカードに極薄くこめ油をぬり、生地を軽く捏ねてからまとめて4分割します。
    それぞれツルっと丸めて並べましょう。

    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能40℃で20分。

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  6. 刷毛で極々薄く表面にこめ油をぬります。
    切り込みを入れ、内側にもこめ油を少し垂らしておきましょう。

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    霧吹きでお水を吹き、予熱したオーブン庫内へ移します。
    設定温度 220℃で15分。

    うん、なかなかの器量良し。

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スパイス香る米粉パンには、スパイス香るスープを添えましょう。
これが私からの精一杯の皮肉とは、絶対に主人は気づいてくれなさそうですが。

スパイスと挽き割りムングダル、鶏のスープストック、そして水切りヨーグルト使用のスープです。

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  1. クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・カルダモン・クローブ等々、一部のスパイスはつぶして炒め合わせ、油にしっかりと香りを移します。

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  2. 玉ねぎ・ニンニク・生姜も加えて炒め合わせたら、スープストックを注ぎます。
    さっと洗ったムングダルも加え、しばらく蓋をして加熱しましょう。

  3. ムングダルが十分にやわらかくなったら、冷凍してあった冬瓜も加えます。
    冬瓜がやわらかくなったら、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・ターメリック・カイエンペッパーを加えてひと煮たち。

    スープストックに十分お塩を効かせてあるので、お塩は加えずに仕上げます。

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  4. 最後に豆乳を加えて木綿豆腐を崩し入れます。
    沸騰直前で火を止めて、スープジャーに移しましょう。

    水切りヨーグルト・ほぐした茹で鶏・クコの実をトッピングして出来上がり。

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『ちょっと塩味が淡かったけれど、それもトルコ料理っぽくって良いね』
ご機嫌な主人からのメッセージでした。

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朝食です。

木曜日は塩サバの日。
主食はちょっと楽をして冷凍ご飯にするのが常なのですが、今朝はしっかりご飯を炊きました。
そして届いたばかりの平飼い岡崎おうはんの卵で卵かけご飯。

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今朝炊いたご飯、実はフグのひれを一緒に炊き込んであります。

日比野さんのおせち料理にいつも添えられるフグひれ。
ひれ酒を楽しむ方には実に素敵なプレゼントなのですが、我が家ではふたりともさほどひれ酒に魅力を感じないのです。

とは言え日比野さんからのフグひれですからね、無下に扱うのも気が引けます。
こうしてお米と一緒に炊き込むことが多いのですが、今年はちょこっとかじってみました。

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・・・あれ?美味しい。
フグのひれ、抜群に美味しい。
カリッカリに焼いてあって、ちょっと強めのお塩、これは日比野さんの腕だから成せる業なのか、それともフグひれとはどれもこんなに美味しいものなのか・・・

来年からフグひれがひとつのお楽しみになるかもしれません。


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posted by しんさん at 13:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米粉を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする