2023年11月16日

バスマティライス丸パン、もっちり・こんがり・上手に焼けました

木曜日なのでパンを焼きました。

もともとは毎朝食べる豆乳ヨーグルトのホエーを有効利用するために始めたオーバーナイト発酵スタイルの全粒粉パン。
それが主人の提案で米粉パンにシフトチェンジする予定が、米粉でなくお米を使う『生米パン』に目下のところ落ち着いております。

そしてふと思いつきました。
インドのお米、バスマティライスでパンを焼けないかしら、と。

バスマティライスパン、焼けましたよ。

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日本米とほとんど変わらないもっちりとした焼き上がり。
強いて言えば、日本米よりもっちり感は控えめ、甘さも控えめかしら、そんな特徴です。

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ですが、カレー好きの主人が取り寄せたバスマティライスが我が家にはたくさんありますからね。
購入して随分と日が経つバスマティライスを早々に使って、新しいバスマティライスを購入するにもこれは嬉しい発見です。

バスマティライスで作るお米パン、バスマティブレッドとでも言うのでしょうか、しばらくこれで楽しむことといたします。

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材料も手順も、お米パンとほぼ同じです。
が、今回は先に蜂蜜・白湯・インスタントドライイーストを別容器に合わせておきました。



◆材料(小ぶりなバスマティブレッド4つ分です)

  • バスマティライス 100g

  • はちみつ 10g
  • 白湯 15g
  • インスタントドライイースト 1g


  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です、今日はちょっと少なめ) 19g
  • 白湯 ホエーとあわせて54g計量しました
     ※ホエー・バスマティライスが吸水したお水・イーストに合わせたお水と合わせ、計103gが水分量です

  • ココナッツオイル 10g
  • お塩 1g


  • サイリウム 3g


  • 成形・仕上げ用のココナッツオイル 適量
  • 米粉 適量





◆作り方

  1. 前日の夕方にバスマティライスをお水に浸しておきます。

    軽く洗ったバスマティライスの水を切り、たっぷりのお水に浸してひと晩冷蔵庫へ。

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  2. 当日の朝、出来るだけ早いうちからバスマティライスをザルに移し、しっかりとお水を切っておきます。

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  3. はちみつと白湯(15g)を合わせてよく混ぜ、ここにインスタントドライイーストを加えてよく混ぜ合わせます。

  4. ミルに水切りしたバスマティライスを移しましょう。
    この状態で134g、34グラム分お水を含んでいました。

    ココナッツオイル・お塩・ホエーと白湯(双方合わせて103g−34g−15g=54g分)をミルに合わせて撹拌しましょう。
    ココナッツオイルはかたまった状態でも問題なさそう。

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    幾分滑らかになったところで、3のイースト液も加えて撹拌を続けます。
    お米の粒々感がなくなって滑らかになるまで、小刻みに数回、時折スパチュラで内側を綺麗にしながら撹拌します。

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  5. 滑らかになったバスマティ液をボールに移します。
    サイリウムをふり入れ、素早く混ぜ合わせましょう。
    ぽってりとしてきたら、カードに持ち替えます。

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    ボールの壁にこすりつけるようにしながらよく混ぜましょう。
    言うほど混ぜなくても大丈夫、滑らかになればそれでOKです。

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  6. 生地をひとつにまとめ、4分割します。
    ひとつ53〜54gになりました。

    手に極少量のココナッツオイルをつけながらそれぞれまとめ、空気をぬきながら丸く成形しましょう。
    作業中も乾燥しないよう、ラップとお水で湿らせたキッチンペーパーは忘れずに。

    丸めた生地にお水で湿らせたキッチンペーパー・ラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で20分間発酵を促します。

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  7. 茶こしを通して米粉をふります。
    ナイフにココナッツオイルを少しつけて切れ目を入れましょう。
    切れ目の中にもココナッツオイルを少し押し込みます。

    寒くなってココナッツオイルがかたまっていますが、この方が好都合な気がいたします。

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    予熱したオーブン庫内へ移し、設定温度を190℃にして先ずは10分。
    その後250℃にして6〜7分。

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    お米パン、バスマティライスでもぷっくり可愛らしく焼き上がること、只今判明いたしました。

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バスマティライスでも日本米でも、主人はお米パンがとてもお気に召したご様子です。
但し、何もフィリングが入っていないシンプルな丸パンが良いのですって。
作る側からしてみればあまり面白くないのだけれど。

小ぶりではありながら、しっかりとお腹を満たしてくれるのがお米パンの良いところなのでしょうが、何だか物足りない。
具沢山スープでその物足りなさを補います。

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材料をざっくり挙げると、にんにく・玉ねぎ・人参・じゃが芋・蕪・ベーコン・むきアサリ・カボチャ・赤水菜の茎・・・
チーズや米粉等の調味料類を加えるとキリがありません。

先ずは香味野菜をオリーブオイルで炒めたら、米粉をふり入れてなじませます。
オーツミルクをダマにならないよう少しずつ注いでなじませ、薄めのベシャメルソースに。
じゃが芋等、火の通りにくい野菜からさいの目に切って加えて味付けをし、最後はむきアサリや水菜の茎。

スープジャーに分け入れ、ペコリーノロマーノと粗挽き黒胡椒を添えて出来上がり。




スープジャーが嬉しい季節の到来。
ベランダに閉めだされた日が月曜日で良かった。
昨日や今日ならば凍えていました。

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朝食です。
木曜日のお魚は焼き鯖、しばらくは金華さばが楽しめそうです。

ご飯の上には、根尾の伯母が以前持たせてくれたきゃらぶき。
美味しいんだな、これ。

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バスマティパン、我ながら上手い利用法を思いつきました。

そうは言っても、昨日、特定健診の帰りに最近近所に出来たパン屋さんに寄って食パンを買ってきました。
可愛らしいクマの焼き印付きの小ぶりな食パン。
週末、こんがりトーストして、はちみつと発酵バターを添えて、主人が淹れてくれるコーヒーに添えましょう。



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2023年11月09日

お米パン 2種〜『小さなコロッケパン』と『カボチャ白玉あんぱん』編

木曜日なのでパンを焼きました。

元々は、毎朝食べる手作り豆乳ヨーグルトから出た水分(ホエー)を有効利用したいと始めた全粒粉パン。
そして今は、グルテンを悪者にするつもりはありませんが『お米パン』、お米から作るパンを毎週木曜日の朝に焼いております。

100gのお米を使って焼くパンは、同じ100gの強力粉で作る全粒粉パンよりやや小ぶり。
今朝は訳あって2種類のパンを焼きました。

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ひとつはコロッケパン。
数日前に拵えた『ブルグルクリームコロッケ ☆彡 11月06日』が、食いしん坊の主人のおかげで中途半端に1個だけ残っておりました。
お米生地にムギュッと押し込んでコロッケパンといたしましょう。

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そしてもうひとつは、冷凍してあったカボチャのお豆腐白玉団子(☆彡 09月29日)を包んだ白玉あんぱん。

お米生地で包んだフィリングが派手に飛び出てくる問題を、なかなか解決できずにおります。
切り込みを入れて少しは改善されたかと思いきや、いえいえ、裏側では小豆餡が元気に顔を覗かせておりました。

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そんなこんなで存分に楽しんでおりますお米パン。
もちもちとした食感は主人もお気に入りのご様子、まだまだ続きそうですし改善のためにも備忘録致します。





◆材料(小ぶりなお米パン4つ分です)

  • お米 100g
  • はちみつ 10g
  • ココナツオイル 10g
  • インスタントイースト 1g
  • お塩 1g

  • ホエー 57g
  • 豆乳(いつもはオーツミルクが多いのですが開封済みの豆乳があったので) ホエーと合わせて70g計量します

     ※ 加える水分の量は、吸水後のお米を計量し、お米に含まれたお水の分と合わせて103g計量します


  • サイリウム 3g

  • 成形時に使うココナッツオイル、焼成時に使うココナッツオイル、各適量
  • フィリング 色々
     




◆作り方

  1. お米は前日の夕方からたっぷりのお水に浸しておきます。
    当日の朝ザルに移し、水がしっかり切れるよう少しひろげて30分ほどおきます。

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  2. ミルにお米を移します。

    この状態で133g。
    33グラム分のお水を含んでおりましたので、ホエーと豆乳を足して70g分をミルに加えます。
    はちみつ、ココナッツオイル、イースト、お塩も加え、お米のザラザラがなくなるまで丁寧にミルで撹拌しましょう。

    小刻みに10回ほど撹拌したら、ミルの内側をスパチュラで綺麗にして全体を混ぜ、また撹拌、これを3回ほど繰り返します。

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  3. 滑らかになったお米生地をボールに移し、サイリウムを加えて素早く混ぜ合わせましょう。

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    ぽってりとしてきたらカードに持ち替えます。
    ボールの内側に生地をこすりつけるようにしながら混ぜ、成形できる状態になったら一つにまとめます。
    ラップをし、10分ほど休ませましょう。

    この間にフィリングの準備をしておきます。

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  4. 生地を4分割します。
    手の平に薄くココナッツオイルをつけて生地を艶々にまとめ、それぞれ成形しましょう。

    細長くのばした生地を輪っかにまとめ、中央に半分に切ったコロッケを断面上に押し込みます。
    冷凍むき枝豆、冷凍セミドライミニトマトを軽く生地に押し込みましょう。

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    丸くのばした生地で白玉と小豆餡を包み、形を整えます。

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  5. お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で20分間発酵させます。

    双方に刷毛で極薄くココナッツオイルをぬったら、あんぱんの方には切り込みを入れます。
    コロッケパンの方には、パン粉とすりおろしたペコリーノロマーノを散らして予熱したオーブン庫内へ。

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    190℃で先ずは10分、その後250℃にして7分ほど、綺麗な焼き色がつくまで焼きましょう。

    トマトが転がり落ち、餡子がはみ出したお米パン。
    出来の悪い子らは可愛いのです。

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じゃが芋を使ってソムタム風のサラダを作る予定だったのですが、時間不足で予定変更。
米粉のクラムチャウダー風スープを添えましょう。

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さいの目に切ったじゃが芋・人参・みじん切り玉ねぎをバターでしっかりめに炒めたところに、米粉をふり入れてなじませます。
豆乳とオーツミルクを少しずつ加えてゆるめのベシャメルソースにし、冷凍むきあさり・冷凍むき枝豆等加えて味付けをします。

スープジャーに移して白胡椒をたっぷり挽いて出来上がり。




時間がなくて急きょ組み込まれた簡略版クラムチャウダー、主人にはとても好評でした。

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朝食です。

木曜日のお魚は塩鯖。
塩鯖となると、やはり炊き立てご飯が食べたいものです。
お弁当のサラダはあっさり諦めますが、朝食のご飯は悪あがきます。

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時間不足を招いたもう一つの原因は黒米。
丸ッと1日お水に浸しておいた黒米を、ストウブで炊いて冷凍しておきます。

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煮立てたら弱火にして30分、20分以上蒸らしてもっちり黒米の炊き上がり。
びっくりするほどモチモチに炊き上がりました。





明日はお出掛け、鱧づくしです。

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2023年11月02日

お米パン

木曜日なのでパンを焼きました。

オーバーナイト発酵スタイルの全粒粉パンを潮時と切り上げ、米粉パンに取り組むつもりだったのですが、諸事情によりお米を使った『お米パン』にシフトチェンジ。
『生米パン』とも言われるようですが、私はお米パンで。

課題は盛沢山のようです。

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今週のお米パンは、生地によもぎパウダーを使ってきな粉をたっぷり振りかけた、そう、まるで『うぐいす餅』みたいなパン。

前々回のお米パンで、フィリングにした白玉団子が飛び出てきた(☆彡 2023年10月19日)のは、白玉団子が蒸気を多く含むからだと思っておりました。
が、どうやらそうでもなさそうです。

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どう角度を変えても誤魔化し切れないフィリングのでべそ。
お米生地の綴じ目から飛び出た訳でもなさそうです。

今回フィリングに使用したのは、昨日のブルグル大福(☆彡)で少量残った小豆餡と『やきいもころころ』
ついでに打ち粉代わりに使用したきな粉をクリーム状にして一緒に詰めました。

正にでべそ状態のこのはみ出しフィリング、さて、解決法はいかに。

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さぞや中は空洞になっているかと思いきや、意外と詰まっておりました。
いちばん派手なでべそを誇るこの子を切ってみたのですが、うん、良い感じに詰まっております。

そして何より、この小豆餡・きな粉クリーム・やきいもころころの組み合わせが、もっちり食感のお米パンと抜群の好相性。
次回は切り込みを入れて焼いてみようかしら。

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◆材料(小ぶりなお米パン4つ分です)

  • お米 100g

  • はちみつ 10g
  • ココナッツオイル 10g
  • よもぎパウダー 2g
  • インスタントドライイースト 1g
  • お塩 1g

  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 45g
  • オーツミルク ホエーと合わせて73g計量しました

  • サイリウム 3g



    ◆フィリング

  • きな粉(昨日のブルグル大福で余ったものです) 16g
  • 無塩タイプの発酵バター 16g
  • 生砂糖 7g
  • お塩 ひとつまみ

    その他に、小豆餡と『やきいもころころ』を適量


  • 成形時のココナッツオイルと仕上げのきな粉 各適量




◆作り方

  1. お米は前日の夕方からお水に浸しておきます。
    今朝は早めにザルにあけ、30分ほど水切りをしておきました。

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  2. 水切りしたお米をミルに移します。
    この状態で130g。

    はちみつ・ココナッツオイル・よもぎパウダー・インスタントドライイースト・お塩・ホエー・オーツミルク(要はサイリウム以外)を合わせ、お米のざらつきがなくなるまで丁寧に丁寧に撹拌しましょう。
    小刻みに10秒ほど撹拌したら、スパチュラでミルの内側を綺麗にして混ぜ、また撹拌、これを3回ほど繰り返します。

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  3. 滑らかになったお米生地をボールに移します。

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    サイリウムを加え、素早く混ぜ合わせましょう。

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    ぽってりとしてきたらカードに持ち替え、ボールに壁にこすりつけるようにしながら『滑らか・ポッテリ』になるまで混ぜます。
    生地が乾燥しないようラップをかけ、10分ほど休ませます。

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  4. この10分間でフィリングの準備。

    きな粉・バターをミルに合わせて撹拌します。
    ミルはお米を撹拌したまま、洗わずそのまま使用して時間の短縮を図ります。

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    4等分し、小豆餡・やきいもころころを合わせて丸めておきましょう。

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  5. お米生地を4分割し、空気抜きをしてからフィリングを包みます。
    手の平に極々薄くココナッツオイルをぬり、艶々の表面に仕上げましょう。

    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で20分間発酵を促します。

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  6. いつもなら仕上げにもう一度ココナッツオイルを表面にぬるのですが、今日は焼き色をあまりつけたくないのできな粉だけを振りかけます。
    茶こしを通してパラパラッと。

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    予熱したオーブン庫内に移し、設定温度を190℃にして20分。
    落胆を通り越して笑ってしまいました、この姿。

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在庫野菜とブルグルのサラダを添えます。

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鶏の茹で汁にじゃが芋や人参、蓮根等を合わせて煮立てて味付けをします。
じゃが芋に火が通ったら、ブルグルも加えて火を止めましょう。
蓋をしてしばらく蒸らします。

ほぐした茹で鶏・冷凍しておいたセミドライミニトマト・アボカド・さいの目に切ったハム等を加えて出来上がり。

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すりおろしたペコリーノロマーノと黒胡椒、そしてハリッサをたっぷり添えて主人に持たせます。
いえ、ハリッサは控えめにしてほしいと先日言われたばかりでした。
ほどほどに添えます。

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朝食です。

木曜日は塩鯖の日、良い焼き色です。
黒米を多めに添えた主食、新米はカサ増しが多くてもやっぱり美味しいのです。

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三連休。
ワインに合いそうなお肉料理も準備完了です。
じゃが芋のピュレに対応できるように質の良い生クリームも明日イオンさんが届けて下さいます。
主人が楽しそうなお話を近所のマックスバリュで仕入れてきてくれました。

5時から宴会初日はスタートです。

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2023年10月26日

よもぎ風味のほの甘お米パン〜甘栗と小豆編

木曜日なので今週もパンを焼きました。

数年続いたオーバーナイト発酵スタイルの全粒粉パンに終止符を打ち、目下のところお米を使ったお米パンが週にいちどの手作りパン。
毎朝食べる手作りの豆乳ヨーグルトから出るホエーを使用する、それだけは以前の全粒粉パンから引き継いでおります。

・・・今週も不器量なお米パンが焼き上がりました。
前回より少し多めによもぎパウダーを使用し、むき甘栗と茹で小豆をお米生地にたっぷりと混ぜたお米丸パンです。

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今回の失敗の原因は、おそらくスキムミルク。

以前の全粒粉パンの時に使用しておりました『スキムミルク』がまだ随分な量残っております。
ならばと軽い気持ちでお米パンに使用したところ、サイリウムを合わせても成形出来る状態に仕上がらなかったのはまだつい先々週のお話。

その時は、サイリウムを入れたタイミングが悪かったのだろうと思っておりましたが、どうやら原因はスキムミルクにある気もしてきました。
混ぜても混ぜてもお米生地はゆるゆるのまま。
調べてみると、風味付けだと気楽に思っておりましたスキムミルクの役割は、発酵にとっても大変重要な位置にある様子。
残ったスキムミルクは他のお料理で使い切った方がどうやら良さそうです。

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何はともあれ備忘録。


◆材料(4つ分)

  • お米 100g

  • スキムミルク 10g
  • 蜂蜜 10g
  • ココナッツオイル 10g
  • よもぎパウダー 2g
  • インスタントドライイースト 1g
  • お塩 1g

  • ホエー(豆乳ヨーグルトから出た水分です) 37g
  • アーモンドミルク ホエーと合わせて73g計量しました

  • サイリウム 3g

  • 成形時用のココナッツオイル 適量
  • むき甘栗と茹で小豆 たっぷり




◆作り方

  1. お米はさっと洗い、前日の夕方からたっぷりのお水に浸して冷蔵庫へ。
    朝いちばんでザルに移し、出来るだけひろげて水切りをしておきます。

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  2. サイリウム・甘栗・茹で小豆以外の材料をミルに合わせ、お米の粒々感がなくなるまで丁寧に撹拌します。

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    これをボールに移し、サイリウムを加えて素早く混ぜ合わせましょう。

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  3. すぐにぽってりとした生地になるはずが、暗雲立ち込める嫌な手ごたえ。
    ならばと、買ったばかりのハンドミキサーを取り出して撹拌しました。
    どうにかこうにか成形出来る状態に。

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  4. むき甘栗はざっくり刻んで。
    味付けをせずに茹でて冷凍しておいた小豆は、半解凍の状態でざくざく刻んで生地に加えます。
    カードで混ぜ込みましょう。

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    手に薄くココナッツオイルをぬって4分割し、それぞれ空気を抜きながら丸めます。
    お水で湿らせたキッチンペーパー・ラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で20分間。

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  5. 刷毛でココナッツオイルをぬり、切れ目を入れて予熱したオーブン庫内へ。

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    設定温度 190℃で先ずは10分、その後250℃にして8分。

    一応はね、パンとして認識される程度の姿ですけどね。
    お米パンはまだまだ謎がいっぱい。

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甘い香りが漂うキッチン。
香りが魅力的なだけに、魅力的でないお米パンの姿が落胆を誘います。

在庫食材をまとめた具沢山スープ。
週末近付く木曜日にはぴったりのスープです。

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鶏の茹で汁をベースに、さっと炒め合わせた人参・玉ねぎ・ベーコン、冷凍しておいた下茹で済みのひじき、冷凍おくらに冷凍ひよこ豆。
ついでに梅干しもたたいて加え、仕上げに葛粉のとろみを添えます。





生地はゆるゆるでも、焼き上がりは乾燥気味。
それでも日本人精神なのか、お米を無駄にすることだけは避けたい、どうにかして食べられるものに仕上げたいという信念に憑かれるのです。

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朝食です。

今朝のお魚は塩鯖。
入手不可能な国産サバですが、我が家の冷凍庫にも残りはほんのわずか。

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昨日は主人の出勤に合わせてお家を出て、コンビニatmの無料預け入れに初挑戦。
ついでにということで、ずっと先延ばしにしておりました眼科の定期健診に向かいました。
昨日の朝食、主食の白髪を使った鶏素麺が抜群に美味しかったので画像にて。

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2023年10月19日

こう来たか、お米パン〜緑豆餡とお豆腐白玉のよもぎあんぱん編

木曜日なのでパンを焼きました。
数年続いたオーバーナイト発酵スタイルの全粒粉パンを切り上げ、目下のところ小麦粉の代わりにお米を使った『お米パン』に勤しんでおります。

今朝はよもぎパウダーを少し混ぜて、淡い緑色したお米パン。
色白に焼き上がるお米パンならでは、よもぎの色が綺麗に出るのではないかしら、と。

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自身の着眼点に手前味噌ながらニンマリした焼き上がり。
もっちりとしたお米生地の中には、たっぷりの緑豆餡、そして生地に負けず劣らずもっちりしたお豆腐白玉団子。

小ぶりですがずっしり食べ応えのある、まぁまぁ器量の良いお米パンが焼き上がりましたよ。

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・・・なんてね。
角度をちょっと変えるとこんな佇まい。

途中までは綺麗に膨らんでいた生地、ちょっと目を離したら、あら?何?何?
生地から餡子もろとも白玉団子が飛び出してきましたよ。
あれよあれよという間に4つとも同じような姿に。

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ここまで派手に飛び出すと、返って面白くなるものです。
そうか、そう来ましたか、お米パン。

すっかりお米パンが気に入った主人。
『僕は以降ずっとお米パンが良い、小麦粉のパンはもう要らない』とまで言う割に、今日のこのお米パンの姿を見た感想。
『吊り上げられた深海魚みたいだね』
・・・言い得て妙だけど、例えが気持ち悪いってば。

まだまだお米パンで楽しめそう。
来週の木曜日が今から楽しみです。

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◆材料(小ぶりなお米パン4つ分です)

  • お米 100g

  • 蜂蜜 10g
  • ココナッツオイル 10g
  • お塩 1g
  • よもぎパウダー 1g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 34g
  • アーモンドミルク ホエーと合わせて73g計量します

  • サイリウム 3g


    ◆フィリングその他

  • 緑豆餡 適量
  • お豆腐白玉団子 4つ
  • ココナッツオイル(成型時に手にぬったり、仕上げにパンの表面にぬったり) 適量





◆作り方

  1. お米は前日からお水に浸して冷蔵庫に入れておきます。

    当日の朝ザルに移します。
    出来るだけひろげて30分以上おき、水を切っておきます。

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  2. 水を切ったお米をミルサーに移します。
    今の状態で133gでした。

    サイリウム以外の材料を合わせ、ゆっくり10秒間小刻みに撹拌、スパチュラでミルの内側を綺麗にし、また撹拌。
    これを3回ほど繰り返し、指で確認してざらつき感のない滑らかな生地にします。

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  3. 2をボールに移してサイリウムをふり入れます。

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    素早くかき回しましょう。
    すぐにぽってりとした状態になります。

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    カードに持ち替え、ボールに壁にこすりつけるようにしながら捏ねます。

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    生地をまとめ、乾燥しないようラップをかけておきます。
    フィリングの準備に移りましょう。

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  4. 緑豆餡も、お豆腐白玉団子も、双方以前拵えて冷凍しておいたものです。
    昨晩のうちに冷蔵庫に移して自然解凍しておきました。

    緑豆餡を4つに分けてそれぞれお団子に丸め、お豆腐白玉団子を包んでおきます。

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  5. お米生地をカードで軽く捏ねて再度まとめ、4分割します。
    手のひらにココナッツオイルを薄くぬって、それぞれ手のひらで平たくして、丸めた緑豆餡を包みます。

    ハンバーグを成形するイメージで空気を抜き、綴じ目を下にして並べましょう。
    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で20分。

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  6. 劇的に変化は見られませんが、オーブンから出して予熱を開始します。
    刷毛で極々薄く表面にココナッツオイルをぬったら、予熱したオーブン庫内へ。

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    設定温度 190℃で先ずは10分、その後250℃にして8分・・の予定だったのですが、この姿に驚いて6分で終了。

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    オーブン庫内で粗熱をとり、ラップをして冷ましました。
    まだまだ驚き盛沢山の米粉パン、まさか白玉団子が飛び出てくるとは、ね。

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ブルグルのサラダを添えます。

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煮立てたスープストックの中に、冷凍枝豆・さっと湯通ししたひじき、細挽きタイプのブルグル。
再度煮立ったところで火を止め、そのまましばらく蒸らします。

その間に、人参は皮ごと鬼おろしですりおろします。
アボカド・ゆで卵・みじん切り玉ねぎを合わせてレモン汁を回しかけたら、ふっくらとしたブルグルを加えてオリーブオイルをひと回し。
ジャーに詰めて、ハリッサを添えて出来上がり。

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『塩分が気になるから、ハリッサ、もう少し減らしてね』
主人からのご指摘。
ごもっともです。


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朝食です。

木曜日は鯖の塩焼き。
今朝の鯖は、過去最高級の焼き上がり、上手く焼けました。
そして美味しい。

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9月の京都旅の名残り、蕎麦ぼうろとほうじ茶の組み合わせが最強だと思うのです。
主人が淹れてくれるほうじ茶は特に。

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posted by しんさん at 13:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | お米パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする