2022年10月19日

大和さんの自然薯コース 2022

10月も半ば。
流石にクーラーこそ稼動しておりませんが、羽毛布団を半分めくり上げて暑さ回避する昨今の気温高低差には甚だ呆れております。

それでも食材界では秋の味覚にあふれているようで。
三重県は多度、四季の味を堪能すべく今年も自然薯コースを頂きに秋の大和さんへ。
駐車場には満開の金木犀。

百合根の味噌和え、ツルムラサキのお浸し、そしてノンアルコールビールで自然薯コース開幕です。

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カリカリとろりのむかごの天ぷら。
そしてやまかけ。
嬉しいいつもの味。

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カリカリでふわふわで甘辛だれ、自然薯の蒲焼き。
菊正宗が傍らにいてくれれば最高に幸せな甘辛具合。

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地味な自然薯コースを彩る朴葉焼き。
そっと寄り添う葛切りの酢の物。
この葛切りが私は大好き。

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そして朴葉焼きに苦戦する主人を眺めているのもまた大好き。

数年前お料理を始めたのは、誰にも分け与えず自分だけで全部食べたいからだ、と。
そして『誰にも惜しまれずにフライパンを置いた』と自負する男。
惨敗ってことね。

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今年の朴葉焼きは火の当たりが少々あまかったのかしら、なかなかとお味噌がふつふつ煮立ってきません。

・・・ただし主人の分だけは。
引っ掻きまわし過ぎでしょう。
そうこうしているうちに、今年はまだ朴葉焼きに手をつけられないうちにご飯が運ばれてきましたよ。
若女将が気を利かせ主人の火をつけ直してくれました。

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もう少し主人の朴葉焼きは時間がかかりそうですが、私の方は良い感じ。
甘いお味噌に香ばしい香り。

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お味噌の脇には麦ごはん。

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ようやく食べ頃になった朴葉焼きを前に、主人がにやり笑みを浮かべます。
そして徐にご飯を朴葉焼きの上に。

・・・そうそう思い出しました。
昨年、そう、少しだけ残った朴葉焼きに私がご飯を少し加えて焼き味噌ご飯にしたんだっけ。
あっという間に朴葉焼きを平らげてしまった主人にはそれが叶わず、1年越しの焼き味噌ご飯にご満悦。

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もちろん半分は正当な自然薯ご飯でいただきます。

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・・・主人。

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我を忘れておりました主人も戻ったところでデザートタイム。
初めましての焼きイチジク。
程よいカラメリゼにマスカルポーネ、主人がまた我を忘れます。

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2022年の自然薯コースは、真っ青な秋空と満開の金木犀で幕を引きました。
次回はしし鍋、12月の予約をして帰途につきます。

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今年は例年になく金木犀がたくさんお花をつけたそうですよ。



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2022年08月17日

夏休みの思い出

主人の長い長い夏休みが終わりました。
どこかに出かけようとか、互いに口にすることもなく、それでも楽しい夏休みでした。

今年は夏休み前、特に7月はギュッと密な夏を過ごしましたので、これくらいダラダラと過ごすのが私たちには適当だったのではないかと振り返っております。
主人の夏休みに入るほんの少し前、京都から帰ってすぐの8月9日。
三重県桑名の『大和さん』にお邪魔しました。

6月の若いはまぐり(☆彡)、そして8月半ばになり成長してぎゅっと身が詰まったはまぐり、食べ比べのための備忘録。

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夏の暑さも増し、並ぶ野菜は前回とほぼ同じでも微妙にお味噌の生姜風味が濃かったり、手作りならではの味の変化が楽しい大和さん。
そうは言っても野菜も入れ替わっております。
大和さんのところで金時草は初めてなのではないかしら。

大好きなトウモロコシの天ぷら。
素朴な、それでいて抜群な塩加減。

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二度目してしまうほどさっぱり刈られたお庭をバックに、身の詰まった盛夏のはまぐり。

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ふるんっとした身がこぼれそうな盛夏のはまぐり。

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はまぐりを楽しんだ後は、一旦お鍋とお別れ。
お豆腐で心を落ち着かせましょう。
私はポン酢と三つ葉でビールの幕引き。

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はまぐりの旨味を全て閉じ込めたおじや。

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食後の大和さんトークがまた楽しみなのです。
身をもって宿したであろう、博識な大和さんの食材に関するお話に時間を忘れることしばしば。
デザートのわらび餅が嘆きます。

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年にいちど、主人も浴衣姿でお出掛けしてくれる昨今。
ふたり自撮りも上手になりましたよ。

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一歩も外に出ない夏休みを経て、今日は連休明け初のお弁当。
彩りなど気にしている場合ではない我が家の食材事情。
まぁこんなものでしょう。

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本日は水曜日ですので、本来ならば金太郎イワシの日。
ですが、イオンネットスーパーさんに届けて頂いた立派なアボカドがありましたので、今日はしめ鯖・アボカド・スライス玉ねぎの組み合わせ。

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なぜだか、突如『お米』の美味しさに目覚めてしまった我が家です。
2022年の俵屋さんで頂いたご飯のせいでしょう。
今から新米を楽しみにしているのです。


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2022年06月15日

6月のはまぐり〜大和さんへ

2ヵ月にいちどの頻度でお邪魔しております、三重県は桑名、多度にあります季節料理の『大和』さん。
久しぶりの外食、と申しますか、外食は今やほぼ大和さんだけとなって久しいのですが、昨日は久しぶりの外食。

春は早春、もしくは晩春の山菜。
夏ははまぐり。
秋は自然薯、そして冬はイノシシと、随分足繁く通っていたつもりでおりましたが、主人曰く6月のはまぐりは初めてだとか。

お庭は雨でしっとり。
大きなお窓から、ひんやりした気持ちの良い風が通るいつものお座敷。
お味噌が添えられたお野菜は夏の佇まい。

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筍が『真竹(またけ)』になりましたよ、と若女将。
孟宗竹(もうそうちく)、淡竹(はちく)ときて今は真竹。
筍とひと口に言っても、これだけバラエティ豊かに楽しめるお店と出会えたなんて嬉しい限り。

大好きなこちらのトウモロコシの天ぷら。
お塩の加減が本当に好き。
うっとりサクサク摘まんでおりましたら、早速お待ちかねのはまぐりさんご登場ですよ。

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主人、冷静な顔で何気にはまぐりを数えるの、止めてくださいね。
ちなみに20個でした。
知ってか知らずか、若女将、ちゃんと偶数個をお鍋のなかに。

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幸せの口開ひとつめ。

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ぷるりジワり、6月のはまぐりは身を食べる。

ここからどんどん身が肥えていき、8月にもなれば身の成長と殻の成長が追っつかなくて、ビシビシと音を立てるくらいなだそう。
そして殻も大きくなり、ぎっしりと身が詰まる頃になると、はまぐりはお出汁がぐっと濃くなるのだそうですよ。

この晩秋のはまぐりのお出汁でお酒を飲む、私の憧れです。

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幸せが溢れております。

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最後、主人と私ひとつずつの幸せ。

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そしてお出汁は回収され、さっとお出汁で湯がいた温かなお豆腐と三つ葉。
酸味際立つポン酢でいただきます。

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そしてお楽しみのシメは、はまぐりのお出汁を存分にまとったおじや。

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お豆腐のポン酢を何気に残しておいて、ほんの数滴『味変』で楽しむのが私のお気に入り。
羨ましそうな主人にも少し、美味しさのお福分け。

大和さんのお漬物がまた美味しい。

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デザートのわらび餅。
テーブルの向こうに写る主人、とろけるようなお顔が想像できます。

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はまぐりで大盛り上がりしておりましたその最中、いよいよ東海地方の梅雨入りが宣言されました。
昨日からの雨がしとしとと降り続いております。





大和さんの畑を荒らすおサルの団体さん。
気持ちは十分わかりますが、野菜で遊ぶのは止めましょうよ。
食べる分だけにしましょうよ。
私たちが食べる野菜に影響しますからね。

次回のお邪魔は季節は薄物、猛暑の盛夏です。


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2022年03月09日

大和さんへ〜早春の山菜尽くし

春らしい陽気がぐっと際立った昨日、3月8日。
久しぶりの外食は三重県は桑名、多度にあります心落ち着く季節料理のお店『大和さん』

イノシシより、ハマグリより、もちろん鯉より自然薯より、1年でいちばん私が楽しみにしております早春の山菜を頂きに。

春の山菜とは言え、早い時期と深まった時期では全く種類も味も食感も異なる多種多様な春の山菜。
ちょこっと地面から頭を出したやわらかな筍、そしてその時期の筍で炊く筍ご飯。
この味に出会える期間は極々短期、早春の味に包まれて参りましたよ。

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頻繁に通っては有難みも薄れてしまう、そんな主人の意向で春の山菜は年にいちど。
早春か晩春か、年代わりです。
今年は嬉しい早春の山菜、揚げ物の藪椿(やぶつばき)が鮮やかです。

今年は藪椿の開花が極僅かだったそう。
貴重な藪椿の天ぷら、再来年まで画像を眺めて楽しみにしております。

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春と秋、何故だかふと季節限定で袖を通したくなる古い古い母親の着物。
何年振りでしょうか、ちょうどこの日が『ミモザの日』であることを思い出して引っ張り出してみましたよ。

暖かい日で羽織もコートも要らないくらいの陽気。
手に抱えておりますのは・・・

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・・・バゲットです。

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大和さんにお邪魔するときは、ちょっと遠回りをして寄る小さなパン屋さん。
事前に電話をして、お気に入りのバゲットを数本焼いて頂きます。
お店に入った途端、ご挨拶より先に聞いたご主人のお言葉は、

『旅行行きたいですよねぇ』

フランス旅行のお話で主人と小さく盛り上がっておりました。
今回の大和さんは初めて椅子席が設えてありました。
あら、これもなかなか快適。

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むかごのかるかん、蕗味噌の田楽、紫キャベツとこごみの炒め物。
山ウドは不知火と合わせていらっしゃいました。
原木椎茸とタンポポ。
そしてこちらで初めて知った『スイバ』


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初めて知ったと書きましたが、スイバ、私、多分知っております。
幼少の頃、近所の川の堤防に生えていたあの赤いツプツプのお花、アレかも。
ちぎって茎を吸うと、酸っぱいアレ、かも。




トマトが妙になじんでおります卵焼き。
何故?なぜ美味しいの?
私、トマトと焼き卵の組み合わせはあまり好きではないのですが、これ、美味しい。




のびると筍のぬた。
のびるの辛みにキリリと目が覚めます。

干し筍とクレソン、ワラビ、筍の姫皮、心が躍りっぱなし。

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うるいと筍、セリ、はまぐり。
私でなくとも踊ります。

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はまぐりが口を開きましたよ。
私たちはだんまりで頂きましょう。

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お味噌を挟んだフキノトウ、ホクホクあまい百合根にキクイモ。
今年は数少ない藪椿。

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お待ちかねの早春の筍ご飯も並びました。
お鍋のおつゆをお吸い物代わりに。

まだまだ明るい夕方の刻、ネコたちの行動開始時刻なのでしょうか。
ネコが何匹か庭を横切っていきました。

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蓬団子にホッとひと息。
もちろん筍ご飯は詰めて頂きましたよ。

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筍ご飯のお代りまで果たした主人。
当然翌日、今朝の体重は激増しておりましたがそれもほんの一時のこと。

昨日はまだ明るいうちに帰宅し、ゆっくりお風呂に浸かって、早春の味に包まれたまま就寝致しました。
今日のお昼はオートミールでとろみをつけた具沢山スープ。
キャベツにキノコ類、人参にアサリ、オーツミルクに仕上げのあおさ。

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バゲットのパン屋さんはカヌレも美味しいのです。
今日のお昼に。

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昨日あれだけしっかりお腹が満たされたというのに、今朝はいつも通りお腹が空きました。
心ばかりではありますが、ご飯の量を減らしてみたり、お魚を小ぶりなイワシにしたりと体重対策。

お味噌汁がこれではあまり効果は期待出来ませんけどね。

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次回は初夏のはまぐりです。



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2021年12月22日

大和さんへ〜冬至目前、寒冷和らぐいのしし鍋

外食の回数はぐっと減少致しましたが、ですがその分抜け目なくちゃっかり代償も手に入れるのが得意な我が家。
ごくたまの外食は、到底自宅では味わえないお料理だけを厳選し、家庭料理と外食、双方を存分に楽しんでしまうという合理的な手法を身につけ今に至っております。

冬至を翌日に控えた12月も半ば。
冬枯れの堤防をひた走り、昨日昼下がりに向かった先は三重県の桑名。
ちょっと遅いお昼ご飯、またはうんと早めの夕ご飯、年にいちどのお楽しみ、いのしし鍋を頂きに参りました。

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先ずはシカ。
そして彩り野菜とは言わせない迫力の冬野菜たち。
年にいちど、そうふたりで決めたのは特別感も同時に味わいたいから。

私たちふたりのことだもの、気に入ったからと頻繁に通えば飽きてしまうに決まっています。
年にいちど、春夏秋冬それぞれの味を楽しむ場所、それが大和さん。

・・・はまぐりだけは初夏と晩秋、年に2回になることもありますけどね。






さて、ノンアルコールビール片手に盛り上がっておりましたら早々といのししのご登場。

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若女将の手元をふたり、じっと見つめているのは決してお肉の枚数を数えているわけではありません。
少なくとも私は。
年にいちどのお肉三昧、この日を主人は飛び切り楽しみにしておりますからね。

・・・多分数えていたな。

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最初のイノシシを取り分けた頃合いで、卵と一味をお持ち下さるこのお心遣い。

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大和さんのいのしし鍋、このお鍋が私をイノシシ好きにさせました。
いえ、他のお店では今後も頂くことはないでしょうから、イノシシ肉が好きという訳でもなさそうです。
大和さんのいのしし鍋が好きなのですね。

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4つあった卵もあっという間に殻のみ。

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主人、帰りの車中で告白しました。

『今年はさ、僕、強気で攻めたんだ。
最初からお肉ばっかり選って食べたもんね』

・・・やっぱり数えていたんだね、お肉の枚数。
強気で攻める主人。
確かに強気です。

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『うどんにします?お茶漬けにします?』
若女将の問いに主人の心情を想うと吹き出しそう。

主人の気持ちを代弁するならば、
『ご飯をお願いします』
・・・ですね。

選んだシメはやはりお茶漬け。
主人曰く、今まで大和さんで頂いたお茶漬けの中で今回が特に美味しかった、と。

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密な外食の最後はあっさりかぼすのゼリー。
いつも同じ、そして変わってほしくない年にいちどのいのしし鍋の宴が終了致しました。

大和さんの大きな窓の外はそろそろ暗くなる頃です。
夜の運転は出来るだけ避けたい年齢ですもの、早々にお暇致しましょう。

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次回は春。
今年は晩春でなく早春の山菜を頂くべく予約をして帰途に就きます。

お見送りをして下さった若女将の足元。
ハスキーボイスの小柄な猫が、夕ご飯をねだって巻き付いておりました。



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