2021年08月12日

夏ははまぐり〜大和さん

盛夏の京都俵屋さんで誕生日を過ごし、普段ならばその帰り道に立ち寄る三重県は最北端の多度、お店のホームページ曰く『田舎料理』が頂ける大和さん。

たまの外出だからとあちこち寄り道して、ご先方にご迷惑やご心配をおかけすることだけは避けねばと一旦帰宅。
1日のんびりと旅のお片付けに時間を費やした翌日の昼下がり、いそいそ大和さんに向けて自宅を出発致しました。

『夏のはまぐり』なんてネガティブな表現もありますが、大和さんに至ってはそんな隠語は通用しません。
夏ははまぐり、夏こそはまぐり、出来れば初夏と盛夏に2度頂きたいはまぐり、それが大和さんのはまぐりです。

先ずは逸る心を落ち着けて夏野菜の前菜。

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おかひじきとひじきの和え物なんて、家庭でも取り入れられそうな一品。
そう、おなじみの野菜が並ぶ大和さんのこの前菜が出来そうで出来ない魅惑の味、逸る心が更に加速します。

サクサクのトウモロコシのかき揚げ。
お塩の利かせ方がトウモロコシの魅力を更に引き立てます。

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そしてお待ちかねのはまぐり。

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お口を開くのを今か今かと主人とふたり見守ります。

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ここからははまぐりに集中。

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誰が言ったの?
『夏のはまぐり』
可愛そうに。

『夏ははまぐり』
こんなふっくらしたはまぐりを知らないなんて。

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はまぐりの旨味をまとった湯豆腐。
味の濃い三つ葉との相性がまた最高。

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主人、熱いですからね、気を付けて食べるのですよ。
もちろん最後は雑炊ではまぐりの余韻を楽しみます。
お名残り惜しさが残された土鍋に表れておします。

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最後はわらび餅。
デザートまで家庭的なおおらかさに満ちた大和さんのお料理、お腹から和む食後感。

主人とふたり、浴衣に着替えてふらりと出かける昼下がりの大和さん。
盛夏のはまぐりを頂き夏が終盤に入った気分になりました。

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と、窓のお外にこのお家のご子息がご挨拶。

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ちょっと日が傾き夕涼みでしょうか、くつろいでいらっしゃいます。

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雄二郎氏、堂々とした凛々しいお姿です。
こう見えて実は情に厚い子で、自らもかつて迷いネコであった身を重ねたのか、子猫を拾ってきてお世話をし立派に育て上げたのだとか。
殆どは大和さんの手による保護とは言え、立派です。

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2021年、夏のお出かけはこれでおしまい。
以降はまた自主的外出自粛に努めます。

あら、もうお昼の時間。
今日のお昼は、イオンネットスーパーでお願いした柿安のスペシャルハンバーグですよ。
ワイングラス片手にお料理しましょう。



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posted by しんさん at 11:57 | Comment(0) | 鯉自然薯山菜はまぐり 大和さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月07日

晩春の大和さん、晩春の山菜尽くし

気付けば新緑がより鮮やかになった昨日、4月6日。

週末日曜日だけがなぜだか連続で雨に見舞われ、久しく畑作業をお休みしていたのもあったのでしょう。
久しぶりに主人とお出掛けした先は、三重県は桑名の大和さん。
道中、河川沿いに続く新緑に目を細めながらのドライブを楽しみながら、お目当てである晩春の山菜を目指して一直線。

最初に運ばれてきたのは蓬餅の揚げだし。
初っ端からのストライク。

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春満載なサラダはワラビはもちろん、コゴミにノビル、そしてひときわ目立つ華やかな赤は椿の花の酢の物ですって。
椿ってエディブルフラワーだったのね。
そうなると以降見る目がかわってきます。

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少々時間がかかりますから、そう若女将が用意して下さったのは山菜のすき焼き。
立派なワラビに力強いセリ、もちろんお肉も潜んでおります。

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晩春の山菜三種盛りは、ヤマカンゾウ、イタドリ、そして山の三つ葉と山芋の炒め物。
食材に関しての博識ぶりにはお邪魔する度に驚かされる若女将、ジビエ、鯉、猟犬のことまで幅広く何をお尋ねしてもさらりとお答えくださいます。

今回の山菜のお話も楽しかった。
ヤマカンゾウ、初めましての食材です。

木の芽和えの筍、干した筍、筍の唐揚げ、昨年とは異なるしっかり成長した筍の3種盛りも堪能できる充実感。

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そんな頃、お待ちかねのすき焼き鍋から湯気が立ち始めましたよ。

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晩春の山菜には欠かせないタラの芽の天ぷら。
ゆり根とアシタバを伴って食事も終盤です。

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大きな土鍋を持った若女将がいらっしゃいましたよ。
早春の山菜を頂いた昨年とは異なる今年は筍も晩春の味。

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ヤマトイモとウドの新芽のお味噌汁。

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カボスのゼリーも今シーズンはこれがおしまいかしら。
次回お邪魔する頃には、きっとデザートもわらび餅になっていることでしょう。

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昨年頂いた若い筍の炊き込みご飯の美味しさは、主人の胸にも私の胸にも刻み込まれた不動の味。
確か昨年は、近所に住む互いの両親に少しずつではありますがその美味しさをお裾分けしたはず。

ですが今年はどちらもそれを提案することもなく、包んで頂いた筍ご飯を当然にようにしっかり抱いて自宅まで。
そして翌朝、そう、今朝のお楽しみはひと晩寝かせた筍ご飯。

少々増加した体重を労わる今朝のお魚は、小ぶりな金太郎イワシ。
具沢山のお味噌汁も、今朝は心なしかお味噌汁の定義を保っているようです。

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昨日はまだまだおかわりしたさそうな主人をちろりと目で制し、しめしめと持ち帰った筍ご飯。

朝食に頂いてもまだまだ沢山、ならばお弁当にもとは当然当初からの目論見です。
お弁当用には卵を合わせ、アオサで少々のカサ増しを図ってフリッタータに。

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こうして晩春の山菜を存分に楽しんだうららかな4月の平日、大和さんでのちょっと遅いお昼ご飯、を兼ねたちょっと早い夕ご飯。

袷の着物では少々暑い陽気を楽しみながら、食事の後に寄るもうひとつのお楽しみ、大和さんと目と鼻の先にある酒蔵に寄るという新たなお楽しみも覚え週の後半へと突入です。


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posted by しんさん at 14:28 | Comment(0) | 鯉自然薯山菜はまぐり 大和さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月10日

大和さんへ〜早春のしし鍋

ストレスフリーな外出自粛生活を送っているとは言え、たまのお出掛けには心が弾みます。
最近は外食する機会もめっきり減少いたしましたが、主人は忘れてはおりませんでした。

三重県は桑名、大和さんのイノシシ、ぼたん鍋を頂かないことには気分的に春はやってきませんからね。

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先ずは鹿から。
胡麻ベースのソースに華やかな自家栽培の冬野菜たち。
イオンさんに野菜は届けて頂くものの、少々の野菜不足を感じておりました私には恵みの野菜。

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そして早々と主役のイノシシ。
こちらのイノシシは本当に美味しい。
本来ジビエ好きな主人の意見はあまり参考にはなりませんが、実はあまりジビエが得意でない私が頂いても本当に美味しい。

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そうそう、この赤味噌仕立ての味付けがまたイノシシの本領を目覚めさせるのです。
たっぷりのゴボウを最初にたっぷり、わっさりと野菜とタモギダケ、ハナビラダケ、そしてぐつぐつ猪肉に火を通します。
野菜不足も一気に解消。

若女将の食材談話がまた更にイノシシの魅力を引き立てます。

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こってり赤味噌仕立てのしし肉に味変の卵。

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鰻の佃煮のお茶漬け、それともうどん、どちらも大変魅力的ですがお茶漬けを頂くのが常。
大和さんの佃煮、本当に美味しい。
蛤の佃煮もご検討いただけないかしら。

デザートのカボスゼリーを頂いていた頃、しし鍋の湯気で曇った窓ガラスの外を恰幅良い猫が横切っていきました。

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立春も過ぎ、暦の上ではと言いながらも春は春。
白大島などきっちり着付けて少々先取りの春を楽しみたいものです。

でも残念ながら私はそんなに、いえ、全く粋ではありません。
赤味噌仕立てのしし鍋を頂くのに、白大島を身に着ける度胸など持ち合わせておりません。

うーんと悩んだ結果、頂いた紺地の紬をチョイスする懐の浅さ。
それでもせめて帯と小物で春の萌黄を演出したいとこの装い。

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もちろん食事中羽織はハンガーに。
首からたらりとお食事用手拭いクリップを装着してのしし鍋でした。
お味噌の飛び跳ね回避にホッとしながら帰宅後のお手入れを済ませたのでありました。

さ、明日はお休み。
昨日はノンアルコールビールで節度を保ちましたからね。
今宵はしっかり日本酒を頂きましょうね。




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posted by しんさん at 13:58 | Comment(0) | 鯉自然薯山菜はまぐり 大和さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月11日

大和さんで秋の味

出来る限り外出しない、私たちふたりがたどり着いた新型コロナ感染予防はこれが原則。
ネットが使えなくなることを想えば、わたしたち二人外出しないなんてさほど難儀なことでもありません。
返って、ネットスーパーやオンラインの産直サービスのおかげで生活が潤っております昨今。
イオンさんが好き過ぎて、最低単元株ながら株主にまでなってしまったほどです。

とは言ってもね、たまには主人とふたり外出するのも楽しいもの。
晩秋の味を楽しみに、三重県は桑名まで。
旬の味を楽しめる大和さんで秋会席を楽しんで参りました。

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畑以外の外出、デートらしいデートも久しぶりですもの。
いつもはお茶で通す大和さんですが、今日は珍しく主人がノンアルコールビールを注文しましたよ。
ひとり1本ずつ、それぞれ手酌で乾杯です。

通い始めてまだ1年少々の大和さんではありますが、こちらの味にすっかりなじんでしまいました。
女性が拵える郷土料理は、やはり男性が拵えるそれとは違う穏やかさが漂うのです。
我が家でも旬の銀杏、同じ調理方法でしょうにぐっと気分が高揚します。

11月の蛤。
初夏の濃厚な卵黄のような蛤とは全く違う、ですがお出汁が抜群に美味しい今の蛤。
これで今シーズンの蛤は食べ収め。

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お出汁を飲み干したい。

真鯛のお刺身。
コリっとした食感を売りにせず、もっちりとしたお刺身。
このタイプのお刺身ならば私も進んで食べられるのです。

もう要らない、食べる?
私のそんなセリフを期待している主人が分かりやすい。

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大和さんの天ぷら、大好き。
家庭的でありながら程よいお塩加減。

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今回、何が出てくるのかが全く想像出来なかったオマール。
主人が電話で問うた時、牛肉かオマールとの答えだったそうです。

牛肉ならば朴葉焼きもありますが、大和さんでオマール?
オマールをどうするのか何故聞かなかったのかと、相当私に責められた主人。
それでもおかげで随分盛り上がりました。

お味噌かグラタン、そう想像した私の案がニコイチになった正解がこちら。
主人がお名残り惜しそうにいつまでも突いておりました。
あっさりとした蓮根の酢の物、大和さんの酢の物は円やかです。

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サクサクの鰻の下には艶やかなご飯。
小粒なお米が最近のお気に入りです。
アサリの赤だし、何だか懐かしいね。

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デザートは大好きな桃源もち。
胡麻の存在感も顕著な葛餅です。

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お気に入りのパン屋さんでバゲット焼いてもらい、大和さんに向かう道中ちょっと遠回りしてそれを受け取ります。
たっぷり2時間ほどのドライブを往復、お家でもよくお喋りしますが車中でのお喋りはまた格別。

お腹が満たされ帰途につき、ここぞとばかりにオンラインではなかなか買えない、例えば100均ショップ等に寄って買い物を済ませてすっきり帰宅。
もしかして今がいちばん幸せなのかも、そう主人がドライブ中に言った言葉に大きく同意致します。

アメリカだ、フランスだ、も楽しかったけれど、今のお家が今までで一番充実しているのは事実。
あまり外出しない今だから、たまの外出で今までの何倍も何十倍も満足できるのです。
今回ティファニーで買い損ねた結婚指輪はまたそのうち、機会があれば、ね。


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posted by しんさん at 14:10 | Comment(0) | 鯉自然薯山菜はまぐり 大和さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月11日

大和さんの山菜づくし

事態も事態ですので人混み、外出、お買物を差し控えております昨今。
山菜が大好きな私の為にと、主人がもともと予定はしてくれていた春の大和さん。
予定していた4月を少し早め、3月半ばの昨日山菜を頂いて参りましたよ。

三重県の桑名、多度町にあります季節のお料理が楽しめる大和さん。
初めてお邪魔したのが昨年の9月、蛤でした(2019年09月17日 ☆彡)からこれで1年。
大和さんの四季を味わったことになります。

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先ずは筍、そして椿の葉を従えた蓬のお饅頭。
こんな風味のよい、存在感のある蓬は初めてです。

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若女将が小さな器を順に並べて下さいました。
あぁ、もぉ、しげしげとずっと眺めていたいくらいの愛おしさ。
これら山菜がお料理される様をずっと見ていたい・・・
こうなることを知ってか知らずか、主人は黙々と食べ進めます。

シャキシャキなウルイのお浸し、タンポポとシイタケの白和え、酸味のある葉っぱは“スイナ(酸っぱい葉っぱ)”というのですって。
まるで乳酸発酵したかのような酸味のスイナ、初めての山菜です。

緑鮮やかなコゴミ、そしてゼンマイ、蕨。
ゼンマイと蕨、未だにどっちがどっちと言われると俯きます、分かりません。
若女将が丁寧に説明して下さいましたが、食べるのに夢中になっている間に振り出しに戻りました。





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ぴったりと綴じられたお鍋の蓋。
中身はなにかしらと見るのは若女将の手元ばかり。
セリのお鍋でした。

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豆乳仕立てのセリのお鍋。
力強いセリの風味、豆乳との相性に驚くこと請け合い。
もちろん汁の一滴も残しません。

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サクサクの天ぷら、お待ち致しておりました。

お味噌を詰めたフキノトウ、そのお隣はキクイモですって。
ホクホクしているのに時々シャッキリ、そして風味は正に食べ慣れた菊芋。
ゆり根にノビル、淡い色合いのものが多い山菜の中一際目立つお花の天ぷらは“藪椿(ヤブツバキ)”ですって。

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クレソンと鴨、土筆と合わせたのは昨年の筍を干したものですって。
白いご飯が欲しくなるコンビです。
そしてフルフルの胡麻豆腐の上には葉山葵。

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大きな土鍋が登場しました。
若女将が蓋を開けると、え?ご飯の上は何?錦糸卵?湯葉?

と見紛う程に淡い黄色の筍。
この辺りの筍は粘土質な土地で育てられる上、お日様の光を当てず、栽培場所も数年で順々移動させるのだそう。
特に2月末から3月頃の筍は、こんなやわらかな黄色が特徴なのですって。

そのお味?
主人がお代わりしていたと申せば言わずもがなでありましょう。
油揚げと筍だけ、若女将曰く普通に炊くだけ、主人の心をわしづかみにした筍ご飯がこちらです。

お土産にと折箱に詰めて下さった筍ご飯。
お互いの実母にも食べさせてあげたいと、帰りの導入ふたりの実家に寄った程、最高に美味しい筍ご飯でありました。

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白味噌とうど、最後はお味噌汁で高揚した気分を落ち着かせましょう。
フワフワのとろろがお名残惜しい。

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最後はカボスのゼリーで現実に戻ります。
4月を予定しておりました大和さんの山菜、繰り上げてよかった。
・・・と食後のお喋りをしておりましたら、若女将曰く。
3月は地上から芽吹く山菜、4月に入るとタラの芽やコシアブラ等の木になる山菜が出回りますよ、と。

主人、期待しております。

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春の息吹に和みました。
随分と激しくふっておりました雨も気付けば止んでおりました。

お守り代わりのウィルスシャットアウトも忘れずに。
効果があろうがなかろうが、主人が目を擦る時にハッと気づいてくれればそれで効果大ですもの。
勇んで納豆を買いに走る方が私にとっては避けたい行為。





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そう言えば。
先月お邪魔した京都の画像もまだそのままだった。
東寺で初めての写経、閑散とした東寺を懐かしく思える日が待ち遠しい。

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大和さんではお酒は飲みません。
もちろん交通手段が車しか期待出来ませんので、ふたりで飲めないことは大前提。
ですが、運転手でない私も大和さんでは飲みません。
お家に帰っても飲むことはありません。

若女将のお料理が本当に好きなのでお酒の入る余地もない、そんなところでしょうか。
でも今夜は飲みますよ。
主人が帰宅したらすぐにでも宴会スタートです。


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posted by しんさん at 15:09 | Comment(0) | 鯉自然薯山菜はまぐり 大和さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする