2020年08月12日

2020年の京都俵屋旅館〜招籟(しょうらい)の間・二日目

主人からのお誕生日プレゼント、盛夏の京都俵屋旅館一泊旅行もこれで何度目を迎えたのかしら。
60歳を迎えた暁には暁翠庵を選ぼうと、主人はせっせせっせとプランを練っております。
別に私は60歳でなくとも一向に構わないのだけどね。

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毎年同じ時期にお邪魔するのだから、当然箱庭の誂えは毎年同じ。
ですが今年の蓮の花の咲き方、大好きです。

玄関先にあった夕顔も、慎まし気で涼し気なサギ草も、夏生まれの性分でしょうか、大好きなお花です。

そうそう。
毎年写真を撮っていただく場所は決まっております。
この箱庭での記念写真も恒例場所。
だけどちょっと笑ってしまった。
私、スマホをお渡しする際、カメラのモードをポートレートか何かにしてしまっていたようです。
不本意ながら多々あること。
なのでせっかくの2020年の記念すべき写真ではありますが、鮮明なのはズバッと中心部だけ。
ごめん、主人がボケちゃった。





そんなボケた写真もマスクも、近い将来2020年ならではの良い思い出になるはず。

俵屋さん宿泊のお楽しみは数々あれど、もちろん朝食もそのひとつ。
悩ましい朝食のお魚チョイス、ぐじ?サケ?それともここは敢えてアジ?いえ、カレイ?
主人は以前より宣言しておりました鮭をチョイス。

お家で焼く時の参考に、ひと口食べてみたまえ、と主人。
こんな風にお魚を焼けるなら、あなたの嫁にはなっておりません。

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私のお魚。
敢えていつもの『ぐじ』を辞退し、アジかカレイで悩みます。
貧乏性ですから、主人が選んだ鮭は選択肢にないのです。

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ふふふ、カレイとハタハタ、そしてお豆腐料理はだし巻き卵に差し替えて頂きました。
今朝も主人は食欲フルスロットル。

主人でなくともご飯が美味しい。
昨日買った大徳寺納豆をこっそり出してお茶漬けにしたいくらい。

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朝食を済ませたらゆっくりと帰り支度。
ラウンジのほうずきもいつもの盛夏の風景。
今年はカエルさんとカニがほうずきを眺めていましたよ。
以前は蓮の葉で休んでいたアマガエルさん、2020年はここを住処にしたのですね。

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2020年、俵屋さん宿泊の締めくくり、ポートレートモードでの記念写真。
もはや主人とは認識不可能なぼかしっぷりです。

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帰りに立ち寄った桑名の大和さん。
ちょっと遅めの昼食、兼、ちょっと早めの夕ご飯です。

今年の長雨で野菜の調達にはご苦労されているとは思いますが、夏野菜と定番のお味噌でお出迎えして下さいました。

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サクサクのトウモロコシの天ぷら。

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どぅちゃん(私のことです)が好きだから、とウナギの白焼きも。
知っていますよ、主人、たまにはかば焼きが食べたいのでしょ?
そして私のためでなく自分のためでしょ?
でもありがとう。

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お待ちかねのハマグリ。

前回頂いたのは確か9月の半ば。
その頃のハマグリは濃厚なゆで汁を楽しむのに良い頃合いだそう。
そして今時分のハマグリはハマグリそのものの味を楽しむのだそう。

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昆布のお出汁にお酒、ほんのり塩味。
パカっとお口を開けたら食べごろです。

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この時期のハマグリの濃厚な味、そう、なんと表現すべきかと考えあぐねいておりましたら、さすが主人。
食べることに対する情熱が並ではないと実感致しました。
そう、主人がさらりと言った通り、この時期のハマグリはまるで卵黄のような濃厚さ。

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俵屋さんでの記念写真ではスモークがかかっておりました主人。
この幸せそうな横顔に思わずこちらまで笑みがこぼれます。

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ハマグリの後はずっしりとしたお豆腐。
しゃきしゃきな三つ葉が美味しい。

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そして雑炊。

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普段、よほど食欲をおさえているのか、主人が活き活きとご飯のお替りをしておりました。

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主人、お行儀よくデザートのわらび餅を頬張ります。

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2020年の俵屋旅館一泊旅行。
色々と考えることのある特別な年ではありましたが、こうして無事楽しんで参りました。





そして帰宅し、ベッドに潜り込んで先ず思ったことが、『あぁ、やっぱりお家って良いな』
心地良いお家あってのお出かけ、これはいつまでも肝に銘じておきたい私の心構えのひとつです。

そう、たとえ主人が寝室のクーラーを消し忘れて今回の旅行を楽しんだとしても。
帰宅した途端、ひやりとした空気に包まれました。
そしてその数日後、私の部屋のクーラーが寿命を迎えました。
主人と私、少々の小競り合いを経て明日からお盆休みを迎えます。
いくつになっても少々の喧嘩を卒業することはなさそうです。

私の部屋用にダイキン製のクーラーの取り付け依頼を済ませ、間もなく主人が帰宅します。
お盆休み前の今宵は日本酒、主人が大好きなカツオのお刺身をスーパーで調達して、ね。
来年のお部屋は茜の間ですよ。




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posted by しんさん at 14:58 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月11日

2020年の京都俵屋旅館〜招籟(しょうらい)の間

2020年、今年のお誕生お誕生も変わることなく京都へ。
主人からのお誕生日プレゼントは京都俵屋旅館一泊旅行、帰宅時に来年の予約をするいつもの旅。
ですが当然いつもとは少々異なる心構えでの上洛です。

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表は麻の襦袢生地、裏地はオーガニックコットン、着け心地の良いマスクは京都の仙福屋宗介さんのもの。
ぴったりと顔に沿ってくれるばかりでなく、息もしやすい優れもの。
そう言えば、いつも眼鏡でマスクが曇るとボヤく主人の愚痴も聞かれませんでした。

ハードなお仕事、でもマスクはこの状況では手放せないであろうお部屋係さん、そして若女将(俵屋さんでは内儀(ないぎ)さんと言うのですって)にもお土産に。
岐阜からの上洛で、京都の織物屋さんのマスクを京都の方にお土産、と言うのも可笑しなお話ですけどね。





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もともと観光はあまりしませんが、今年は特にお買い物も寄り道も控えようと岐阜を出ます。
が、それでも一か所だけ、いつものかき氷は譲れません。
ひんやりとした土間、クーラーも効いていない自然の風が揺らぐ中で頂く『松花堂』さんのかき氷。
散々悩んだ結果、主人は黒蜜、私はお抹茶。

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汗もひきました。
土曜日の高速ではありますが、さほどの渋滞もないだろうと途中までは下道を通ってのんびりと京都へ。

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こじんまりとしたお部屋が良い、そんな私たちに昨年勧めて頂いたお部屋は松籟の間。
予約から1年が経った今日、お待ちかねの松籟の間に通されます。

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奥に見える小さな竹藪の奥は、きっと暁翠庵(ぎょうすいあん)ね。

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お昼寝スペースからの眺め。
このお昼寝セット、主人は買いたそうでしたが却下。
洗い物がこれ以上増えるのは大変ですからね。

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小さな土間には思いのほか足になじむわらじ。
お昼寝セットより私はこのわらじが欲しかった。

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主人曰く、今年のわらび餅はいつも以上に出来が良い、と。
うーん、主人がそう言うとそう思えてくるから不思議です。
ふと顔を上げると、主人のわらび餅はすでになくなっておりました。
お誕生日プレゼントのワインをお風呂上りに合わせて冷やしておいていただきます。

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盛夏の俵屋さんは、主人から私への誕生日プレゼント。
なので必ず私がいちばん風呂です。
5時半にお願いした夕食ですが、私がのんびりし過ぎていたのでしょうね。
主人が1時間遅らせておいてくれました。

だってこのお風呂ですもの。
以前ひとりで宿泊したときは、大げさでなく数時間をバスタイムに費やしました。

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さて、お風呂からのこの眺め。
セミがいるのが見つけられますか?

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お風呂上り、主人が上がるのを待ってビールを半分こ。
お庭の窓を開けて、冷やしていただいたお誕生日プレゼントのワインを頂きましょう。
毎年食事の前、カラカラと下駄で歩いてお邪魔しておりました近所のバーは今年から止めにしました。

申し訳ないとは思いつつ、いちばん大切にしたいのは俵屋さんとのご縁。
いつもバーでお支払いする分をお部屋係さんの心付けに、ほんの僅かではありますが感謝の気持ち。

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そんな大好きななつさんがお食事の支度を整えてくださいました。
辛口の主人が珍しく大興奮しております。

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アナゴのお刺身、初めて頂きました。
お刺身はあまり食べない私ですが、主人の態度を見ると相当美味しいのでしょう。
はい、実際にとても美味しいお刺身でした。

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鱧の山吹煮、お料理の名前も美しい。

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お待ちかね、夏の俵屋さんの風物詩、鮎の笹焼きご登場です。

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ほろっと山椒が効いた鰻豆腐。
射込みキュウリに添えられた諸味噌、行きに購入した大徳寺納豆を想わせる風味です。

そう、大徳寺納豆。
お気に入りの和菓子屋さんのすぐご近所にある大徳寺納豆屋さんに立ち寄りました。
そしてすっかり気に入ってしまいました、大徳寺納豆。
そのお話はまた後日、機会があれば。

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加茂茄子。
何を頂いても美味しい。
主人の興奮ぶりを画像に留めておきたいほど。

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宴も終盤、強肴の鱧。

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そして主人、壊れる。
どれだけ食べてもお腹が満足しない、これから1から出されても完食できる、と。
おひつのご飯をほとんど食べてもまだ物足りなさ気。

どうした?主人?

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壊れた主人は放っておいてデザートに進みましょうね。

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時間差でお腹も満たされたのでしょう、主人も満足気です。

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いつもよりちょっと遅い9時半、パリッとアイロンがかかった麻ケット。
我が家と同じ製品のハズなのに、なぜにこうも違うのかしら。

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2020年の俵屋さん。
行かないという選択はないこともありませんでしたが、それでもお代だけはお支払いするつもりでおりました。
ですが行って良かった。

外国人観光客を始め日本人観光客もまばら、これだけ閑散とした京都は初めて見ました。
昔の京都に戻ったみたいですよ、そんな地元の方の言葉を幾度となく耳にしました。
明日の朝、またゆったりと湯船に浸かってから朝食を頂きましょう。


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posted by しんさん at 14:32 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月06日

お誕生日なので京都 俵屋旅館 〜 招月の間 二日目

お誕生日なので京都の俵屋さん、主人から私へのいつもの誕生日プレゼント。
今年は新館のお二階、招月の間に宿泊致しました。

ここ数回は、母が一緒だったり私ひとりの宿泊だったりで変則的な俵屋さん宿泊が続きましたが、ようやく主人とふたり。
いつもの俵屋さんに戻った感に浸っております。
帰り際の玄関先での記念写真もいつも通り。

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可愛らしい『いちにのぉさんっ』の掛け声はもう聞けませんが、それも時の流れ。





少し時間を巻き戻して早朝の招月の間。
昨日は38℃越えだったと、興奮気味に仲居さんが朝刊を届けて下さいましたよ。
お昼寝マットから眺めるお庭では、早くもセミが本気の雄叫び。

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このマット、良いなぁ・・・と主人。
このガーゼケット、良いなぁ・・・私のつぶやき。






散々悩んだ結果、やはり主人が朝食に頼んだお魚はぐじ。
そして最後まで鮭にすべきだったと繰り返す彼。
まぁ往生際の悪さはいつものことですからね。

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揚げ出汁豆腐か湯豆腐かの選択は迷うことなく揚げ出汁豆腐を選ぶ彼。
ここで悩むのがいつも私。
私、揚げ出汁豆腐も湯豆腐も言うほど好きではないのよね。
いちばん好きなのは冷奴ですから。

冷奴にしようかしら、そう呟く私に仲居さんが嬉しいご提案。
出汁巻き卵も出来ますよ。

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へへっ、俵屋さんの出汁巻き卵。
そう、出汁巻き卵って大好き。
なんだかこう、大事に大事にされている感がしません?
ふわっふわでお出汁がしっかり効いた出汁巻き卵。

お魚を食べるのが実は苦手な主人と頭部分と尻尾部分を取り換えっこして、出汁巻き卵に意識を集中して。
2019年、恒例お誕生日の俵屋さん朝食のスタートです。

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私にとって、朝食って夕食より嬉しいものなのです。





今年の坪庭、夏の設えです。
いつもの蓮より涼し気で私は大好き。

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そして坪庭横での記念写真も恒例です。
私、めっちゃ笑っています。
だって今後お世話になるであろう仲居さんが楽しいのですもの。

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来年は松籟の間を予約して帰途に着きます。





帰宅してからのお楽しみは、お猪口片手の反省会。
着物のお片付けや洗濯物、目を吊り上げて狭いお家を右往左往する私を恐れ、主人は大人しくソファーに横たわってスマホ作業。
でもこれを乗り越えれば、のんびりゆったり反省会が待っています。






今年は主人から素敵な提案。
いつもお昼ご飯をどうするかで散々悩んだ結果、不本意な結果になることも多々ありました。
俵屋さんの折角の余韻を楽しみながら、どぅちゃん(私のことです)の負担を出来るだけ減らすにはどうしたら良いものか。
主人は考えました。

俵屋さんのすぐご近所、和久傳さんに寄って予約してあったお弁当を受け取っての帰宅。
そうか、こんな素敵な手があったのね。

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主人が選んでくれたお弁当。
箱を見ているだけでもワクワクするこの佇まい。
中身を見るともっとワクワク。

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手に平にすっぽり収まりそうな小さな小さな夏野菜の精進ちらし。
私がいかにも喜びそう、主人が選んでくれたお弁当です。

そして主人にはもう少しボリュームのある鯛ちらしの二段弁当。

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日本酒をチビチビ、お弁当を取り分け、反省会の始まりですよ。

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そして同日、主人からの誕生日プレゼントが届きました。
『イギリス菓子図鑑』
お弁当を取りにお邪魔した和久傳さんで衝動買いした本と合わせ、お菓子の本が本日2冊本棚に仲間入りです。

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そしてもうしばらくお誕生日の余韻を引きずる為のささやかなお菓子たち。

初日に寄った松屋藤兵衛さんのたまおりひめをお家用の簡略版で。
そして俵屋さん二日目のお決まりルーティン、福俵と蕎麦ぼうろ。


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2019年の京都俵屋旅館 お誕生日一泊旅行も無事終了。
旅のお片付けもすっかり済んだ今日、今日が本当の誕生日です。

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posted by しんさん at 13:49 | Comment(2) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月05日

お誕生日なので京都 俵屋旅館 〜 招月の間 1日目

実家の母を騙して・・・いえいえ誘って宿泊した京都 俵屋旅館の鷹の間。
桜には少々早い今年の3月のことでした。

その後ふたりで宿泊する予定だった楓の間は、主人が急きょ入院することになり私ひとりで宿泊。
桜が満開の4月上旬のことでした。

そして8月。
初めて安八スマートインターチェンジを利用して名神高速に乗って京都へ。
主人の仕事の都合上少々日にちは前後しますが、お誕生日の京都俵屋さん宿泊。
ようやくいつもの俵屋さん、主人とふたりの俵屋さんです。

1年前の誕生日に宿泊した際、帰り際に予約した今年のお部屋は新館2階の招月の間。

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・・・ですがすぐには向かいません。
こちらも恒例になりました、岐阜の老舗和菓子屋さん“松花堂”さんでかき氷を頂いてから京都へ向かいます。

玄関先の蚊取り線香の香りをくぐると、土間の冷やりとした空気。
夏のお菓子が並びます。

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水が跳ねてきそうなお軸と滝のようなお花。

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なんて優雅なことも言っておられません。
暑いものは暑い、かき氷で涼をとらねば外はうだるような暑さ。

黒糖、お抹茶、和三盆のかき氷、どれにしようか家を出る前から悩みに悩んで主人はお抹茶、私は黒糖。
やはりかき氷はシンプルなのに限ります。

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気分もシャキッとしたところで一路京都へ。
はい、京都には向かいました、真っすぐ。
ですがまだ俵屋さんには向かいません、寄り道第2段です。

松風で有名な京都の老舗和菓子屋さんですが、私はこちらの“珠玉織姫(たまおりひめ)”というお菓子の大ファン。
いつもは取り寄せですので、お店にお邪魔するのは初めて。
思っていた通りの小さな雰囲気のある和菓子屋さん、松屋藤兵衛さんです。

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お店の奥には見覚えのある縞の紙箱。
そうそう、珠玉織姫もあの箱に入って送られてくるものね。

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後で聞くと38℃越えの京都で、主人決死の寄り道でした。
主人って汗をかかない分、暑さには極端に弱いのよね。





そんな暑さに弱い主人を励まし励まし、朝食時用のほうじ茶を買いに柳桜園さんへ。
お買物も済ませ、晴れて目的地の京都俵屋さんへ。
主人、心なしか顔が火照っております。

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今年は招月の間。
前回ひとりで宿泊した楓の間のお隣です。

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こじんまりとしたお部屋だと聞いておりましたが、いえいえふたりには十分過ぎるひろさ。
お昼寝ベッドの奥には、お隣の楓の間と通じる楓がじんわり微動だにせず茂っておりました。
さすが京都の夏、そよと吹く風すらありません。

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ですがお部屋の中はひんやり畳の香り。
お軸の朝顔が見るからに涼し気です。

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涼しい室内から眺める京都の夏。
陰と陽、光のコントラストが綺麗でした。

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おっ?
テーブルの上に目をやると、嬉しい誕生日のプレゼント。
わらび餅を頂きながら、夕食の時間まで程よく冷やして頂くことと致しました。

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わらび餅を頂いて主人も回復したようです。
俵屋さんではいつも私がいちばん風呂。
湯船からザバーっと溢れるお風呂に誕生日を実感致します。

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主人も湯船にゆっくり浸かったら、浴衣姿でカラコロ下駄をならして近所のバーへ。
軽く2杯ずつ頂いて、大慌てで俵屋さんへ戻ります。
いつも遅刻しちゃうんだな、ごめんなさい。





毎年この時期、夏野菜盛りだくさんの夕食が何より楽しみです。
早速お誕生日プレゼントに頂いたワインをグラスに注いで夕食スタート。

3色の滝川豆腐が目を引きます。
小さな椀の中にはひんやり冷たい冬瓜、鮑が下に潜んでおりました。

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穴子の千利造りはすっきりポン酢しょうゆで。
お醤油の色にすら見惚れてしまいます。

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パン粉をまぶしたコロッケ仕立てのカボチャ饅頭。

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香りで次のお料理が分かります。
いつもの鮎の笹焼き。
私の誕生日、夏の俵屋さんと言えばこれ。

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鰻の柳川焼きで夏に負けない体力づくり。
夏生まれですから夏には強いのですが。
そう言えば今年の土用の夏の日は鰻とは無縁でしたものね。

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黒川さんの手にかかると焼き茄子もお上品。
飯蛸の卵が添えてありました。

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器も涼し気な強肴。
小蕪の白が梅酢味噌に映えます。

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止椀とは言いながら、美しい水茄子の糠漬けでもうちょっと日本酒の余韻を楽しみます。
茄子紺が美しい糠漬け。
仲居さん曰く、あれよあれよという間に変色してしまうので大慌てでお持ちするんですよ、と。

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そう、今回の宿泊からお世話になる仲居さんはお初の方。
姿見はいつも用意しておいてくださるのですが、もしよければと衣装敷きまでご用意くださる心遣いの行き届いた方。

是非今後もお願いしますと主人とふたり頭を下げてご挨拶。
新しい仲居さんにすっかり打ち解けた夫婦の図。


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・・・ただの酔っ払いかしら。




受け皿も素敵な桃のゼリー寄せ。
今年初の葡萄ですが、主人は既に葡萄を近所の葡萄農園に予約してあるそうです。
今週の金曜日は葡萄祭りだそうですよ。

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パリッとした麻ケットとやわらかなパジャマ。
そう、麻ケットもパジャマも家で使っているものと全く同じものなのに、肌触りがそうとは思えない程異なるのは何故?

それを言い始めると、バスタオルだって同じはずなのに・・・

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折角の誕生日、折角の俵屋旅館 “招月” の間、細かなことは言わず贅沢に身をゆだねましょう。
翌日のお洗濯のことも考えずにね。

主人と私、今の悩みは明日の朝食をぐじにして本当に良かったのか、それだけです。
私はともかく、主人は最後の最後まで鮭かぐじかで悩んでいましたから。

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posted by しんさん at 15:37 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月09日

訳あってひとり京都 俵屋旅館 〜 楓の間 二日目の朝

ほんの数週間前の電話で、桜満開の土日に京都俵屋旅館に宿泊とは幸運でしかありませんでした。
いつも通り主人の運転でゆっくりと岐阜を発ち、ほんのちょっと寄り道をして知った和菓子屋さんでお抹茶を頂きながらお茶の先生を紹介して頂いた後、ゆったりと京都へ向かう予定でした、当初は。

ところがぎっちょん、急にわたしひとりだけの上洛と相成りまして心配気なのは私でなく主人。
名古屋まで出てひかりに乗るのは心配だからと、岐阜羽島駅から地味にこだま利用の上洛です。

新幹線に乗ったら連絡するんだよ、自分のことで精一杯な筈な主人が念押しします。
大丈夫。
早めに京都駅に着いた後、タクシーでちょっと寄り道してから無事京都俵屋さんに着きました。

チェックインまで近所をお散歩して迷子になるも、鳩居堂で道案内を乞い大事に至らず。
湯船と一体化するほどの長湯を楽しんだ後はカラカラ下駄をならしてバーに行き、夕食の時間に遅刻する程バーテンダーさんと話し込んだ後の夕食は2合の日本酒と共に美味しく完食。
心地良い俵屋さんのお布団でぐっすり就寝致しました。





そしてひとりの京都俵屋旅館、楓の間で迎えた二日目の朝。
昨日に引き続き今日も快晴です。
お庭の楓の木が大きく揺れているのは、丸っと太ったスズメらが賑やかに枝をしならせているから。

数週間前に宿泊したばかりだというのにまた今回お世話になったのは、お世話になった方にどうしても主人とふたりお礼を言いたかったから。
心機一転の道を選んだ彼女に、主人が選んだ贈り物はカリフォルニアのワイン。





2017年の秋。
カリフォルニアの大規模な山火事でワイナリーをなくしたオーナーから主人にメールが届きました。
全焼してしまったワイナリーを片付ける為に、全焼は免れたワインを安く買ってくれないか、と。
当時は地下の物置が彼のワインで埋まるほどだったのですが、時は流れそのオーナーも心機一転。
なんと新しいワイナリーを逞しく再開し、貪欲に今もワイナリーを続けていらっしゃいます。

主人が彼女のはなむけに選んだワインは、そんな心機一転が詰まったカリフォルニアワイン。
何があっても大丈夫、そんな主人からのメッセージなのでしょう。
えっちらおっちら岐阜から主人の思いの詰まった重いワインをバッグにからげ、京都の人混みの中を縫うように俵屋さんまで到着した私を主人はきっと誇りに思うことでしょう。





ちなみにね、今回宿泊した楓の間のお庭にひろがる楓。
ちょうど今の時期、よく見ると赤い小さなツプツプ・・・これね、楓の花なのです。
そして楓の花言葉は 『美しい変化』 『大切な思い出』
今の彼女にぴったりな花言葉なのではないかしら。





さて。
本当ならば主人とふたりでお礼を言うはずだったのですが、訳あってお礼は私ひとりで。
そしてどんな時でもお腹はすきます。
俵屋さんの宿泊で夕食と睡眠が終わった今、何が楽しみかってそれは朝食でしかありません。

前回の宿泊では、ちょっと冒険して鯵とハタハタをお願い致しました。
そしてまたぐじに戻り、これはもう変わることはないでしょう。

前回、主人と母 3人で鷹の間に宿泊した際。

まだ少々緊張気味の母を和ませるかのように、主人がおじゃこの小さな器を手にとったかと思うと・・・
『僕、じゃこご飯にしますよ』
それを見た母、それはまぁ嬉しそうに自分もおじゃこを全部ご飯にのせてかっ込んでおりました。
その後よほどそれが美味しかったのか、母はおじゃこ3種を10セット購入致しておりました。

そんな主人の優しさを思い出して今朝は私も。





そんなおじゃこご飯をお口に頬張っていると、主人から画像つきのメッセージが。

同じ時刻、岐阜と京都、夫と妻の朝食内容がこうも違って良いのでしょうか。
もちろんこの画像を見て大笑いしたのは言うまでもありません。
そして豪華な食事の画像を送信したのも、これまた言うまでもないことでしょう。





大笑いしたところで、そろそろ俵屋さんひとり旅も終盤です。
ひとり俵屋、これお勧め。
俵屋さんの旅を締めくくるのは、いつもの 『いちにのぉさんっ』 のかけ声も可愛らしい入口での記念写真。






ひとり楓の間での宿泊。
初日、京都駅に着いた後より道に向かったのは、何年も前O奥さまとその大おくさまにお連れ頂いた呉服のゑり善さんでした。
前々から欲しいと思っておりましたレースの塵除けの生地を見たくて、ひとり緊張しながら店内へ。

物腰柔らかな若社長が見せて下さったのは、モミジのレース生地。
当初は初夏らしい色に染めて頂くつもりでおりましたが、結局はボルドーレッドの塵除けを作って頂く運びと相成りました。





思えば、O奥さまにご同行頂いた時も初めての夏着物が欲しくて、だったものね。
初めての塵除け、ゑり善さんはどう仕立てて下さるのかしら。
楓の間に宿泊してモミジの塵除け、そして大切なあの方の今にぴったりな楓の花言葉 『美しい変化』

塵除けのことは、主人にはしばらく内緒にするつもりでおりました。
事が落ち着いたら折を見て話そう、と。





ひとり旅の報告をする私に、主人が尋ねました。
『で、ゑり善に寄って何を買ったの?』
ストレート過ぎて秘密にすることなどとてもとても・・・





すると主人からも白状することがある、と。
京都土産の小さな鯖寿司、多過ぎて食べられずに捨てたのかしら、と思いきや。

『ちょうどその日の夕食がさぁ、メンチカツだったんだ。
どぅちゃん (私のことです) も見てないし、ソースたっぷりかけて食べたらさぁ、辛いんだよ。
ご飯食べるじゃん。
かろうじて1/4残したよ、ヤバかったよ、鯖寿司全部平らげたあとにさぁ・・・』





夏に行く俵屋さんはふたり一緒です。

posted by しんさん at 16:45 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする