2023年03月23日

全粒粉・酒粕パン〜緑豆餡とお豆腐・抹茶白玉団子

毎週木曜日はパンを焼く日、それが我が家の週間ルーティーンです。

手作りの豆乳ヨーグルトから出た水分、いわゆるホエーで全粒粉生地を捏ねます。
捏ねると言っても、前日の夕方にビニール袋で捏ねることなく生地を準備し、木曜当日の朝に成形して焼き上げる『オーバーナイト発酵』スタイルが常。

最近よく使用する材料は『酒粕』
今週の全粒粉酒粕あんぱんは、先週より更に酒粕の量を増やしてみましたよ。

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先週は玉露の茶葉を生地に練り込んだので、全体的に緑がかった焼き上がりでした。
今週は玉露なし、艶々の焼き上がりです。

そして先週と同じく、今週も全粒粉生地の中央にはココナッツシュガーで甘みを添えた緑豆餡。

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緑豆餡に加え、お抹茶風味のもちもちお豆腐白玉団子入りです。

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先週の酒粕あんぱんは、加えた玉露のせいか酒粕の存在感が薄らいでおりました。
そして今週は、と言うと、今度は太白胡麻油の代わりに加えた香りの強い色つきの胡麻油の存在感が強すぎて、やはり酒粕の存在感がおぼろ。

酒粕風味の全粒粉あんぱん、私の望み通りに焼き上がるのはまだまだ先のようです。
それでもその日のために備忘録は欠かせません。

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◆材料(4つ分)

  • 酒粕 40g
  • 熱湯 適量

  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g(うそ、ちょうど使い切り量だったので13g加えました)
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエー(豆乳ヨーグルトから出た水分です) 31g
  • オーツミルク(開封状況によってアーモンドミルクの時も) ホエーと合わせて70g

  • お塩 1g
  • 胡麻油 10g(今後は香りのない油を使用します)

  • 緑豆餡 140g(35gずつ丸めておきます)
  • お抹茶風味のお豆腐白玉 4つ(この時のものを冷凍しておきました ☆彡
  • 水溶き卵黄 適量







◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。
    容器に酒粕を適当にちぎり入れ、縁からそっと熱湯を注いでふやかしておきます。

    酒粕がやわらかくなったらお湯を捨てます。
    酒粕を滑らかに練ったところに、ホエーとオーツミルクを計量して合わせましょう。
    よく混ぜ合わせておきます。

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  2. 全粒粉強力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

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    1にこの半量を加えてよく混ぜ合わせます。
    お塩と胡麻油も順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

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  3. ビニール袋に半量残しておいた粉類に、2のホエー液を加えます。
    ビニール袋を膨らませて、その中で生地が躍るように振り混ぜながら生地をひとつにまとめます。
    意外とあっさりまとまってくれるものです。

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    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    この状態でヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。

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  4. 微かにふっくらした生地を、ビニール袋越しに手のひらで圧してガス抜きをします。

    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩野菜室へ。

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  5. 今朝のスタートはここから。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻しましょう。

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    室温に戻した生地をビニール袋から出してガス抜きをし、丸め直して4分割します。
    それぞれ丸め、ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。

  6. ベンチタイムの間に、自然解凍した白玉団子を緑豆餡で包んでおきます。
    ラップで挟んで生地をのばし、白玉団子を包んだ緑豆餡を中央に置いてきっちりと包みましょう。

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  7. 綴じ目を下にして並べ、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。

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    ふっくらとした生地に刷毛で水溶き卵黄をぬり、予熱したオーブンに移します。

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    設定温度を190℃にして12〜13分。

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    網の上で冷まします。
    艶々で良い佇まいではありますが、香りが胡麻油一色です。

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リメイクも兼ねたロールキャベツをお菜として添えます。

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小さな小さなひと口サイズのロールキャベツは、作り置き料理として活躍してくれた『ひじきの炒り煮』のリメイク。

葉っぱをどんどんめくられて随分と小ぶりになった春キャベツを極少量のお水で蒸した後、取り出して冷まします。
冷ましている間に、ひじきに卵白やらアサリやらを加えて混ぜ、キャベツで包んでお鍋に戻します。
キャベツも蒸し汁ですら無駄にせず、後はトマト缶やらなにやら加えて軽く煮て出来上がり。




来週も酒粕パンかしら。

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朝食です。
ランチョンマットが代わっただけなのにこの違和感、しばらくはこの違和感とのお付き合いになりそう。

木曜日のお魚は塩鯖なのですが、今日も諸事情によりサンマのみりん干しとなりました。
主食はとろろご飯。
炊き立てのご飯はやはり美味しいのです。

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しばらくは雨空が続きそうです。

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2023年03月16日

緑・緑の全粒粉パン〜玉露と抹茶と緑豆と

木曜日なのでパンを焼きました。

長らく賞味期限切れのノンアルコールビールを使った全粒粉パンが続いておりましたが、そのお片付けも終わり、本来の目的である手作りの豆乳ヨーグルトのホエーを有効利用した全粒粉パン、目下のところここに落ち着いております。

今週のパンは、抹茶と玉露の茶葉、ついでに酒粕までをも生地に練り込んだ全粒粉パンです。

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全粒粉100%の生地なので、綺麗なお茶の色が活かせないのは少々残念です。
ですがそこは玉露の茶葉の存在感。
酒粕は前日程の香りは姿を潜めてしまいましたが、普段とは明らかに異なるふっくら感が酒粕の技なのでしょう。

そして中にぎっしりつまった緑豆餡。

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小豆でなく、緑豆で拵えた餡子を全粒粉生地で包みました。
ココナッツシュガーで甘みを添えた緑豆餡は、上白糖の少々角ばった甘さでなく丸い甘さが良い食べ心地。

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緑豆餡は昨日のうちに圧力鍋で拵えておきました (☆彡)し、全粒粉生地はいつものオーバーナイト発酵スタイル。
前日の夕方にビニール袋で生地を準備し、当日は成形して最終発酵を経て焼くだけ。
なので一見手間がかかっていそうですが、実はとても気楽な木曜日のパン作業がとても楽しみでもあるのです。

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◆材料(4つ分)

  • 酒粕 15g
  • 熱湯 適量


  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • 玉露の茶葉(京都柳桜園茶舗の水出し玉露『高瀬川』を使用) 2g
  • 抹茶 1g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエー(手作りの豆乳ヨーグルトから出る水分です) 52g
  • アーモンドミルク 23g(ホエーと合わせて75g計量しました)

  • お塩 1g
  • 太白胡麻油 10g


  • 緑豆餡 180g(45gずつ丸めておきます)
  • 水溶き卵黄 適量
  • 蕎麦茶 適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    先ずは酒粕を適当にちぎり、熱湯と合わせてしばらくふやかしておきます。
    酒粕がやわらかくなったら熱湯を捨て、クリーム状に混ぜ合わせましょう。

    ここにホエーとアーモンドミルクを合わせてよく混ぜておきます。

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  2. 全粒粉強力粉・スキムミルク・てんさい糖・茶葉・抹茶・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。
    1にこの半量を加えてしっかりと混ぜ合わせます。

    ダマなく混ざったところで、お塩と太白胡麻油も順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

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  3. 半量の粉類が入ったビニール袋に、2を加えます。

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    ビニール袋の口をしっかり持って振り混ぜると、自然に生地がひとつにまとまります。
    ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留め、ヨーグルトメーカーに移して40℃で1時間発酵を促しましょう。

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  4. 少しふっくらとした生地を、ビニール袋越しに手で圧してガス抜きをします。

    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩野菜室へ。

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  5. 今日のスタートはここからです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻しましょう。

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    室温に戻した生地を手のひらで圧してガス抜きをし、包丁で4分割してそれぞれ丸めます。
    ビニール袋に戻し、15分間のベンチタイム。

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  6. ベンチタイムが完了したら、ラップで生地を挟んでのばしましょう。

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    丸めた緑豆餡を中央にのせて生地できっちりと包みます。

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    綴じ目を下にして並べ、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。

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  7. 水溶き卵黄を刷毛でぬり、蕎麦茶を散らします。

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    予熱したオーブンに移し、設定温度を190℃にして11〜13分。

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    酒粕を生地に混ぜるだけで、これほどしっとりふっかりするのだと驚きの発見。

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只今、フレッシュな野菜類が不足しております我が家ですから。
昨日と同じく、今日も乾物に頼ったメニュー構成。
乾物のサラダという点は変わりませんが、マヨネーズを使って少しだけ洋風に寄せてみましたよ。

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ちょうど、頂き物の晩白柚を使ったピールの砂糖煮作業が終了したところ。
煮詰めたシロップが極々少量、容器の底に残っておりましたので、そこに胡麻油を少量足して千切り人参を炒りつけてみました。

後はここに、極少量のお水で揉むようにして戻した切り干し大根、戻してさっと湯通ししたひじき、お水に晒してしっかりと水気を絞った新玉ねぎ、ゆで卵、ローストした胡桃、ざく切りわさび菜等を加え、マヨネーズとマスタード、胡麻油、お塩、たっぷりの白胡麻を加えて和えるだけ。




週末にはイオンネットスーパーさんが予約の春野菜セットを届けてくれます。
やわらかな春キャベツの千切り、待ち遠しい。

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朝食です。
木曜日はいつもなら塩鯖の日なのですが、冷凍庫事情により今朝はサンマのみりん干しが選ばれました。

主食は炊き粥。
干し貝柱のお出汁が誇らし気に香ります。

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ふと気づきました。
サンマって背開きなのですね。

盛り付ける時、さ、いつものように頭を左に・・・とすると何だかしっくりこない。
そうか、中骨付きの厚みのある方が手前に来ているわね、あれ?となると?あれ?頭が右に?





赤酒をふって焼いたサンマのみりん干し、大変美味しく頂きました。

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2023年03月09日

全粒粉ミルクパン・パヴエ〜あり合わせ編

木曜日の朝はパンを焼くのが私の週間ルーティーンです。

ですがここ2回ほど、木曜日が祝日だったり東京に行く日と重なったりでパンを焼けずにおりました。
私のささやかなストレス、といったところでしょうか。
それもあっての高揚感、2週間ぶりにパンを焼く良い香りが早朝のキッチンを満たしましたよ。

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人さまの画像で見るような、お洒落な佇まいとはかけ離れた焼き上がりです。
ですがそれもまた愛らしく思えるのが手前味噌というもの。
全粒粉のパヴェ、パリの石畳をイメージした可愛らしいひと口サイズの甘い甘いミルクパンです。

その見た目の愛らしさにひと目惚れして、見様見真似で焼いてはボコボコの石畳を焼き上げたこと過去に多々。
生地に『コンデンスミルク』を使用するのだと聞き、手作りのコンデンスココナッツミルクを生地に混ぜたりして楽しんでおりました ☆彡

今回、久しぶりにパヴェを焼こうと思ったのは、赤酒と蜂蜜漬けにした金柑のシロップがあるのを思い出したから。
練乳を使用するのなら、それに似たテクスチャーの蜂蜜、更には煮詰めた金柑シロップでも出来るでしょう、と。

ボコボコの石畳は相変わらずですが、ほんのり甘い全粒粉パヴェ、素朴な焼き上がりに大満足なのです。

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◆材料(ひと口サイズの甘い小さなパン 12個分です)

  • 全粒粉強力粉 150g
  • 全粒粉薄力粉 35g
  • スキムミルク 15g
  • てんさい糖 15g
  • インスタントドライイースト 3g

  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 32g(あるだけ使用)
  • アーモンドミルク(たまたま開封してあったので使用) ホエーと合わせて100g計量
  • シロップ(赤酒と蜂蜜を合わせて金柑を漬け込み、更にそれを煮詰めたもの ☆彡) 70g

  • フルール・ド・セル 2g
  • 無縁タイプの発酵バター 20g(湯せんにかけて溶かしバターにして使用します)


    ◆仕上げ用

  • シロップをアーモンドミルクでのばしたもの 適量

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◆作り方

  1. いつものオーバーナイト発酵スタイルなので、生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・全粒粉薄力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

    シロップは扱いやすいよう少し温めてから、ホエー・アーモンドミルクと合わせてよく混ぜ合わせておきます。

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  2. 合わせた粉類の半量を、計量したシロップその他を合わせた中に加え、よく混ぜ合わせます。
    ダマなく混ざったところで、フルール・ド・セルと溶かしバターも加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

    ビニール袋に残った半量の粉類にこれを加え、振り混ぜるようにしてなじませます。
    自然とひとまとまりになったらそれでOK。
    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めて、ヨーグルトメーカーに移して40℃で1時間発酵を促しましょう。

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  3. 微かに発酵した生地を、ビニール袋越しに手のひらで圧してガス抜きをします。
    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。

    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩ゆっくり野菜室で発酵を促しましょう。

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  4. 今朝のスタートはここから。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻します。

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    室温に戻した生地を、ビニール袋越しにめん棒でのばします。
    20×19cm程度、厚さ1センチ程度の長方形に整えましょう。

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    ビニール袋を切り開き、生地を3つに折りたたみます。
    形を整えながらビニール袋できっちりと巻き、更にはめん棒で形を整え、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。

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  5. 冷やした生地を包丁で12等分します。

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    間をあけて天板に並べ、シロップとアーモンドミルクを合わせてよく混ぜたものを表面にさっとぬります。
    シロップは軽く温めてからアーモンドミルクと合わせるとよくなじみます。

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  6. きつく絞ったぬれ布巾とラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。
    少しふっくらとした生地に、再度アーモンドミルクと合わせたシロップを刷毛でさっとぬってから、予熱したオーブン庫内へ。

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    設定温度を190℃にして10分強。

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    ボコボコの石畳でも可愛いのです。

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ゴルゴンゾーラと鴨肉のスープを添えます。

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  1. さいの目に切った人参と玉ねぎ、オリーブオイル、極少量のエルブ・ド・プロヴァンスを小鍋に合わせ、じっくり炒め合わせましょう。

  2. スープストックを控えめ量注ぎます。
    とろみを添える為に、さっと洗った挽き割りムングダルを加えてしばらく加熱しましょう。

  3. ムングダルが十分にやわらかくなったら、ゴルゴンゾーラとクリームチーズを合わせて溶き入れます。
    お味噌汁を作っているような感覚。

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  4. アーモンドミルクを注ぎ、極少量のフルール・ド・セルで味を整えます。
    ひらたけ・合鴨の燻製・蒸しひよこ豆を加えてひと煮たち、はい、出来上がり。

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今シーズンはイオンネットスーパーさんに沢山金柑を届けて頂きました。
金柑の季節も終了し、金柑を漬け込んであったシロップも今日で完全お片付け完了。
春を迎える準備が着々と進んでいます。

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木曜日のお楽しみは、朝食のしめ鯖、と言ったらあまりにささやかでしょうか。
ですが大袈裟でもなく、2週間続けて食べられなかった朝食の塩鯖が今日ほど愛おしく思ったこともありません。

それを証拠に、赤酒を吹いて焼いた塩鯖のこの見事な焼き具合。

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東京の名残、大好きな銀座ウエストのリーフパイは今日で最後。
少しオーブントースターで焼いてバターの風味が更にふくよかになったウエストのリーフパイ、今度食べられるのはいつのことでしょう。




お酒を控える日は、主人とふたり、よく眠れるハーブティーをお風呂上りにゆっくり楽しむのが近頃のお気に入り。
なかなか使えずにいたお気に入りのマグカップも日の目を見ることとなり、大変気に入っておりました週間でした。

・・・そう、『でした』

わずか数回、ふたつ並ぶのを見るだけでも楽しかったマグカップふたつ、わずか数回使用しただけで、主人のBrooks Brothersは主人自らヒビを作って使用不可に。
そして先ほど、お待ちかねの新しい主人のマグカップが届きましたよ。 

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うん、主人にぴったり。


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2023年02月16日

炒り豆ごろごろ〜ごつごつ 節分 全粒粉バターロール

数日前、主人が健康意識の向上促進計画を提案してきました。
毎度毎度むらっ気のある、そして挫折伴う彼の健康意識、今回のメインテーマは『睡眠』

以前から、兎にも角にも睡眠を重要視していた彼ですが、更に上を目指すご様子です。
昨日届いたハーブティーは、その名もずばり『スリーピータイム』

プラシーボ効果顕著な私は、開封してクマさんのパッケージを見て先ず眠気。
そして就寝前の『S.W.A.T.』観賞時間には、片手にカップを持ったまま寝落ち寸前、8時前に就寝するというプラシーボ体質を発揮したのです。

しっかり8時間の睡眠を経て、今朝は木曜日、週間ルーティーンに則りパンを焼きましたよ。

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ここしばらく器量の良いパンが続いておりましたのに。
ごつごつした、まるでミイラのような不器量な全粒粉パンが焼き上がりました。

理由は考えずとも分かります。
この時期、ついつい多めに買ってしまう炒り豆、節分の福豆を欲張って入れ過ぎたから。

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節分の福豆、大好きなのです。
イオンネットスーパーの予約販売で購入し、その後売り場にあるのを見かけるとクリックし、只今の我が家は節分の福豆が在庫豊富。

粗く砕いた福豆を、全粒粉生地にたっぷり、たっぷり過ぎるほど、一袋全部入れた結果がこの姿。

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いつもならばふっくらと発酵してくれる全粒粉生地ですが、流石にやり過ぎた感が否めません。
ですが、焼き上がりの香ばしい香りは大変魅力的でありました。

そうそう。
今回から、長らく生地を捏ねるのに使用しておりました賞味期限の切れたノンアルコールビールでなく、以前の通り手作り豆乳ヨーグルトのホエーを使用しております。

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あくまでも備忘録。

◆材料

  • 全粒粉強力粉 85g
  • 福豆 一袋(43g)
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエーとアーモンドミルク 合わせて100g(ホエーは41g、アーモンドミルクは59gでした)
  • フルール・ド・セル 1g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんで溶かして使用します) 10g

  • 水溶き卵黄 適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    福豆を袋ごと布巾で包み、すりこ木で粗く砕いておきます。
    全粒粉強力粉・砕いた福豆・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

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  2. 計量したホエーとアーモンドミルクに、1の半量を加えてよく混ぜ合わせます。
    お塩、溶かしバターも順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。

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  3. ビニール袋に半量残った粉類に2を加え、ビニール袋を振って生地がひとつにまとまるまでなじませます。
    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れ、ヨーグルトメーカーに移し、40℃で1時間、発酵を促します。

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  4. ヨーグルトメーカーから出した生地を、ビニール袋越しに手のひらで圧してガス抜きをします。
    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩野菜室で発酵を促しましょう。

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  5. 今朝はここからスタート。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻しましょう。

    生地をビニール袋から出してガス抜きをし、4分割して丸めます。
    ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。

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  6. ベンチタイムが終了したら成形します。
    見るからに生地率が低いのですが、この時はそこに気付くこともなく。
    まずまずの成形と期待に胸膨らませておりました。

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  7. お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分。
    ミイラのような原パンの姿に肩を落とします。

    それでも水溶き卵黄をぬり、予熱したオーブン庫内へ。

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    190℃で13〜15分。
    味は良い、食感は私好み、そう自分に言い聞かせるのです。

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甘くない小豆料理を試してみたくて。
何かで見かけた『小豆のマリネ』に挑戦してみました。

甘くない、ピリッと唐辛子を効かせたアンチョビオイルをまとった小豆。
在庫食材を合わせたサラダを副菜に添えます。
それにしても、今日は主食・副菜どちらもが見栄えの悪いこと。

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  1. 洗った小豆を、かぶる量のお水と一緒に強火にかけます。
    煮立ったらザルにあけて茹でこぼしましょう。

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  2. 茹でこぼした小豆を圧力鍋に移し、小豆の上3cm程度にまでお水を注ぎます。
    加圧すること8分間。

    ザルにあけて粗熱をとりましょう。

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  3. オリーブオイル 50g・刻んだアンチョビ 2枚分・薄切りニンニク 2欠分・小口に切った鷹の爪 1本分

    以上を小鍋に合わせ、ニンニクが薄っすら色づくまでうんと弱火で加熱します。

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    少し冷ましたところで小豆に合わせて和えるだけ。
    今日使用する分を残して冷蔵保存。
    干し柿・千枚漬け・ペコリーノロマーノ・ローストした胡桃等々と合わせてサラダ仕立てに。

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木曜日のお魚は焼き鯖です。
週で私がいちばん楽しみにしております焼き鯖、赤酒を吹きかけて抜群の焼き具合。

圧力鍋で小豆を蒸した後はご飯を炊きます。
炊き立てのご飯に焼き鯖、日本人のDNAがざわつきます。

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さ、今日はこれから甲状腺エコーの検査。
年明け早々に受診した特定健診の結果を聞く日に合わせ、予約したエコー検査です。

そして今日もスリーピータイムを飲んで、ぐっすり就寝するとします。
昨日寝落ちして見逃した『S.W.A.T. 』は、最初からみられるのでしょうか、ね、主人。

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posted by しんさん at 13:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月09日

全粒粉ほろにが抹茶パン〜小豆ロールパン編

木曜日なのでパンを焼きました。
賞味期限切れのノンアルコールビールを使用した全粒粉パンも、いよいよ今回で最終回、最後のノンアルコールビールの缶を開封致しました。

ノンアルコールビールで捏ねる最後の全粒粉パンは、抹茶の存在感顕著なほろにが抹茶全粒粉パンです。
粗挽きの小豆餡をたっぷり巻いた『全粒粉ほろにが抹茶ロールあんぱん』ですよ。

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全くやわらかくならなかった蒸し小豆 ☆彡 を使って、無理無理なこし餡を作ったのはつい先週のこと 2023年02月02日☆彡

今回は少し粒を残した小豆ペーストにし、抹茶風味の全粒粉生地に合わせてみました。
濃すぎる抹茶色したパンの断面には、くっきり小豆ペーストの渦巻き模様。

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全粒粉100%なのでどうしても色黒。

よくある美しい抹茶色のパンにはほど遠い焼き上がりではありますが、ま、これが我が家のパン、主人が気に入ってくれているパンだと割り切って参りましょう。

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この色合いに艶々の表面というのも少々躊躇するので、今回は水溶き卵黄の代わりに、プロテインを粉代わりにふってみました。
うーん、な焼き上がりではありますが、ま、いいか。

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◆材料(4つ分9

  • 全粒粉強力粉 95g
  • 抹茶 5g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g


  • ノンアルコールビール 85g
  • お塩 1g
  • 太白胡麻油 10g

  • 丸めた小豆ペースト(てんさい糖使用です) @35g×4つ

  • プロテイン(バニラ味) 適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・抹茶・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせましょう。
    お塩と太白胡麻油も順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。

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  2. ビニール袋に半量残った粉類に1を加えます。

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    ビニール袋に空気を入れ、口をしっかり持って振りながらなじませましょう。
    いつもより緩めの生地ではありますが、いつも通り自然にひとつにまとまりました。

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    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに移して40℃で1時間発酵させましょう。

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  3. 微かに膨らんだ生地を、ビニール袋越しに手のひらで圧してガス抜きをします。

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    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵を促しましょう。

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  4. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻します。

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    室温に戻した生地をビニール袋から出し、ガス抜きをして丸め直したら包丁で4分割しましょう。
    断面を伸ばすようにしながらそれぞれ丸め、ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。

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  5. 成形します。

    生地をラップで挟んで楕円に伸ばします。
    2等辺三角形を意識して3辺を折り込み、再度ラップで挟んでのばしましょう。

    これを縦半分に折り、両手で転がしながら細長いしずく型に整えます。

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    生地をねじらないよう伸ばし、何となくしずく型に整えた生地を上に置いて一体化させます。


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    幅のひろい方から程よい力加減で巻き、巻き終わりをしっかり摘まんで閉じましょう。
    綴じ目を下にして並べ、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。

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  6. ふわりと膨らんだ生地に、茶こしを通してプロテインを振りかけましょう。
    予熱したオーブン庫内に移し、設定温度を180℃にして12〜15分。

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    網の上で冷まします。

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ちょっと今日は暖かいかな、そう思うと今朝はお布団から這い出すのを躊躇する寝室の冷気。

各部屋に設置してある温度計を見ると、一時ほどの低温でもないのに寒さを感じるのは、体がいち早く察知した春の気温を記憶しているからなのでしょうか。
まだまだ温かい具沢山スープが嬉しい。

在庫野菜に厚切りベーコンを合わせ、残ったノンアルコールビールをひたひたに注いで煮込んでみました。

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  1. 粗みじん玉ねぎ、いちょう切りにした人参、厚切りベーコンを合わせてオリーブオイルで炒めましょう。

  2. ひたひたにノンアルコールビールを注いで加熱し、人参に火が通ったところでオーツミルク・縦半分に切った芽キャベツ・蒸しひよこ豆・おろして冷凍しておいた山芋・ひらたけ等を加えてひと煮たち。

    白味噌・ナンプラー・オイスターソースで味付けをします。
    数日前にも登場したシジミの紹興酒漬け(☆彡)の漬け汁が隠し味。

    スープジャーに盛り、黒胡椒をカリッと挽いて出来上がり。

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シジミの紹興酒漬けが功を奏したのか、兎に角主人は今日のこのスープがお気に召したようです。

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木曜日のお魚は、私がいちばんお気に入りの塩鯖。
赤酒を吹きかけて表面はカリカリ、身はふっくら焼き上げます。

主食は、昨日久しぶりに拵えてその良さを再確認した炊き粥。
今日は自家製の梅干を添えてみました。

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長らく、賞味期限の切れたノンアルコールビールを使って木曜日のパンを焼いて参りました。

そしてようやく、ノンアルコールビールの賞味期限が切れてどれだけの日が経ったのか、そんなことはどうでも良くなった今、今朝、いえ、正確には昨日の夕方、最後のノンアルコールビールを開封致しました。
来週からは、以前のように手作りの豆乳ヨーグルトから出るホエーを有効利用する、本来あるべく木曜日のパン作りが帰ってきます。

そして今朝の大惨事。
開封したノンアルコールビール、1回のパン作りでひと缶全て使用するわけではありません。
開封した缶にラップをかけて冷蔵庫で保存。

ちびちびスープ等に使用するのですが、今朝、しかも運の悪いことに、冷蔵庫のいちばん上の棚にあった開封済みのビールが、刻みネギを取り出した勢いで転がり落ちました。
いちばん上の棚から、開封済みのビールが。





後の想わぬ冷蔵庫内大掃除。
すぐ横で食器洗いを手伝っていてくれた主人に悟られることなく対処した自分が少し誇らしかった朝のうっかりミスでした。



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posted by しんさん at 14:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする