2016年09月28日

サンフランシスコ からロスアンゼルスへ 〜 ビバリーウィルシャーに到着、L.A.1日目

2016年9月17日 土曜日、旅も5日目に突入致しました。
2日間行動を共にしたYご夫妻とも今日でお別れです。
お世話になりました、今までで最高の旅でした。
旅をすると毎回そう思うのだけど、今回の旅の前半 ワイナリー巡りは特にそう思いました。最高。

一泊だけの 『Wine Country Inn』 でしたが、こじんまりと可愛らしく居心地の良いホテルでした。
早朝、明るくなり始めたナパの景色を部屋から眺めます。

ベッドの脇にはカラフルな耳栓。
ん?なんで?そうか、主人のイビキに邪魔されることなく私の睡眠を確保する為なのね!

そんな訳ありません。
耳栓の横に可愛らしいメッセージ、心和みます。





お部屋も豪華ではないけれどホッとする造り。
私の見たところでは、エレベーターも設置されていない様子。
ここはナパ、この土地で現代的なホテルは必要ないのかも。

ちなみにYご夫妻のお部屋には暖炉が備え付けてありました。
私たちの部屋には、暖炉の代わりにちょっとしたお昼寝スペース。
主人がそこを気に入って陣取り、すやすやナパの風に吹かれてお昼寝しておりました。

若くて可愛らしい女性スタッフが昨晩仕込んでいたほうれん草のココット。
これが朝食の一品となって私のお腹を満たしてくれました。

UBERを呼んでYご夫妻とはお別れです。
サンフランシスコ国際空港へ向かいます。
運転手さん、飛ばすこと飛ばすこと。

余裕でユナイテッド航空の受付口に到着し、自分で荷物の重さを測ってタグを貼ります。
このシステム、昨年ニースでは相当手惑いも致しましたが今回はもう手順もわきまえたもの。
もちろん主人がね。










1時間ほどのフライトで、いよいよロスアンゼルへ到着です。
この時ばかりはUBERでなく、主人が予約しておいてくれた車でホテルまで。






いよいよ 『ビバリー ウィルシャー ビバリーヒルズ ア フォーシーズンズ ホテル‎ 』 に到着です。
ここから数日間だけはビバリーヒルズの住民となりますよ。

お部屋は6回の角部屋。
観光客で溢れるロデオドライブが見渡せ、遠くの山の斜面にはハリウッドの文字。素敵。
お部屋は家具も含めて華美ではないけれど、妙にくつろいで落ち着ける空間。

ただ部屋数が多いこと。
広い広いリビングにベッドルーム。
ベッドルームの奥には、使いやすいクローゼットをふたつ備えた長い長いバスルーム。

・・・使いやすさ重視のこのお部屋、616号室、私気に入りました。





荷物が届いてしばらくするとまたチャイム。
山盛りのフルーツやカラフルなマカロン、シェイカーを手にしたスタッフが登場します。

彼が言います、奥さまにカクテルのプレゼントを、と。
その名も 『プリティウーマン』 ・・・ これに心動かされぬ女性はおりませんでしょ?

主人も気分はリチャードギア。
彼がモエなら僕はドンペリだ、2004だ、と訳の分からぬことを悦に入ってつぶやきます。

そして、あーぁ、やっちゃった、ドンペリとイチゴ。
呆れながらも記念写真、当然よね。

ま、いいか、ここはビバリーヒルズ、旅の途中のお戯れ。

イチゴ、大きい。










しばらくホテルでごろごろした後、UBERを呼んでディナーに向かいます。
本日のディナーは二つ星の 『Providence プロビデンス』 。
アウディで来てくれたUBERの運転手も大絶賛のお店です。
奥さまが大好きで、僕らはもう5回も行ったんだぜ、と。

お料理は和食を意識した品揃え。
お寿司、お出汁等々馴染みある言葉が説明の随所に飛び交います。

そのお味は・・・えっと、画像だけを陳列させましょうね。

ふた皿目の長い白いお皿に盛りつけられた 『お寿司』 は懐かしい味。
はて、どこで食べた味だっけ?

そう!料理嫌いな実家の母親の得意料理。
永谷園のお茶漬けを使ったおにぎりの味に酷似しているんだ!
ごめん、私にはよく分からない。
主人がやや体調を崩していたこともあり、この日は軽く飲んで食べてのお開きでありました。
ホテルに戻り、夜も更け人気のないホテルのロビーで記念写真。

快適なお部屋に戻り、今日はゆっくり休むと致しましょう。

明日はサンタバーバラへ参ります。
電車に乗って、主人がこよなく愛するベンジャミンシルバーのワイナリーへ向かいますよ。

posted by しんさん at 04:24 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

サンフランシスコ 〜 L.A.旅行 2016 / 4日目は驚愕のPeter Michael Vineyardへ 〜 後半

フロッグス・リープを後ろ髪ひかれる思いで後にし、13時過ぎには本日のお宿 『Wine Country Inn』 に到着。
やわらかな雰囲気の木造カントリー調のホテル、スタッフの方々もどこかアットホームです。

チェックインの時間には少々早いので、フロントに荷物だけ託して早速Uberを呼びます。
いよいよ驚愕のPeter Michael Vineyardに向かいますよ。
Yご主人のお力がなければ潜入出来ない、カリフォルニアワイン愛好者の聖地です。

・・・って大袈裟かしら、いや、そんなことない筈。
基本的に一般客お断りの態勢を保つワイナリー、メーリングリスト記載の顧客のみが見学可だとか。
全てはYご主人のおかげ。










Uberを呼ぶと、やってきたのはフレンドリーな女性が運転するプリウス。
彼女は数年前、ピーターマイケルのワイナリーにイギリス人観光客を案内したことがあるそうです。
ピーターマイケルはイギリスの誇りですもの。
帰りのUberの中で大満足気な彼らを見て、本当に光栄だったわ、と。
だから今日あなたたちがピーターマイケルのワイナリーに行くと聞いて、とても嬉しかったの、と。
道なら任せて、と。

このラッキーな出会いが、後ほど私たち4人を周章狼狽へと導くこととなるのです。
が、それはまた後のお話し。





カリストガを抜け、Uberはどんどん山奥へ進みます。
うっそうと木々茂る山道をどれだけ走ったでしょう。
突如前方に現れるお花のロゴ、いよいよPeter Michael Wineryの鉄門に到着です。

さらさらロングヘアのここでもまた美女が出迎えてくれ、大きな車を颯爽と操り広大な敷地内を案内してくれます。規模が圧巻、今まで巡ったヴィンヤードとはスケールが違います。

ソーラーパネルあり、湖あり、あまりに想像を越えた敷地面積にただただ納得。
だってここはピーターマイケル ヴィンヤードだもの。










その敷地面積に圧倒された後は、お待ちかねの高級感あふれるテイスティングルームへ。
あら、嬉しい。
ここでもピーターマイケルボールペンがお土産にいただけるのね。

テイスティングの準備が整うまで、重厚かつ近代的なリビングでくつろぎます。
ワイナリーの歴史やピーターマイケルの軌跡をVTRで少しお勉強。

何をテイスティングしたかは、きっと主人の頭の中に残っているはず。
そう、どのワイナリーで、どの品種の、どのヴィンテージを飲んでも美味しい。
お家で飲むそれとは明らかに差がある気がするのは、私の気のせいか、実際環境のせいなのか。

まるでお城の中のようなテイスティングルーム。





テイスティングの最中、ワインについて適切な質問をする男性陣に対し、私の質問は極めて幼稚。
ピーターマイケルのエチケットに描かれているお花は何なの?とか。
・・・答えは州のお花、ケシだそうです。

自分で育てているオリーブのお話に無理無理引き込んでみたところ、美女から非売品のピーターマイケルのオリーブオイルをプレゼントに頂きました。

嬉しいサプライズな棚ボタプレゼントに大喜び。
上機嫌の記念写真、主役はピーターマイケル印のオリーブオイルですよ。

実は葡萄の栽培においての相乗効果もあり、オリーブ栽培も盛んなこの地域。
販売目的は皆無、身内や従業員の為のみにこのオリーブオイルも作っているのだとか。
うふ、ラッキー。

ごめん、主人、ワインよりこのオリーブオイルの方がちょっと嬉しかったりして。





美女とももちろん記念写真。
フランス人の彼女、今後もフランスに帰ることなくここに住むことにしたとか。
良いところですものね。

あぁ楽しい。
『あなたの指輪、可愛いわね』 と美女。
ほぅらね、やっぱり女性はワインのお話から脱線したがるものなのよ、これ、万国共通ってことで。










大満足のうちにテイスティングも終了。
さ、主人、Uberを呼んで下さいな。

・・・ピーターマイケルの敷地周辺は電波が届きません。
事前にそれとなくそんなお話を聞いてはおりましたが、そうは言っても大丈夫だろうと過信致しておりました。
電波も4Gを掴み難くなっている (私にはよく意味がわかりませんが主人がそう焦っておりましたので) ので、Uberを呼ぼうにも反応する人はなし。

行きのUberの女性は、たまたま過去の経験上喜んでリクエストに反応してくれた稀有な運転手。
好き好んでこんな山奥、こんな僻地まで来てくれる運転手なんておりませんよってお話し。
うーん、えらいこっちゃ、ホテルまで帰る足がない。





焦る私たちの前に、品格のある見るからにリーダー格の女性が現れます。
『どうにかしますからご安心を』 と頼もしいお言葉。
が、タクシーも壊滅状態。
スミマセン、お手数おけかします。

焦りつつもお部屋壁にホワイトハウスのディナーメニュー発見。

あらすごい。





結局はテイスティングでお世話になった美女が、少し早めに帰宅するついでに最寄りの観光地 カリストガまで送ってくれる事となり一件落着。
帰り支度をすぐするからちょっと待っていて、と彼女。
という訳でひとり敷地内をお散歩してみましたよ。

VTRでも紹介されていたお庭のオブジェ。

あ、見たかった釘も発見!オリエンテリングみたいで楽しいわ。





ピーターマイケル印の鉄門を敷地内から撮るなんてなかなか貴重なことだもの。
よし、鉄門まで歩きましょう。

ちょうど門のところまで歩いたところで、主人とご夫妻を乗せたぎゅうぎゅう詰めのミニクーパー到着。
私も乗り込み、計4人と運転手のミニクーパー、ちょっと笑えるけれど笑っちゃいけない。

美女はなかなか男らしい運転でマニュアルのミニクーパーを駆り、めでたくカリストガまで。
ここまで来ればUberも選り取り見取り。
ほっ、これでホテルに戻れる、今夜はベッドで眠れる。
ピーターマイケルを訪れる際は、是非マイカーかリムジンで。










めでたくホテルにチェックイン出来たところで、今宵のディナーは 『Press』、ステーキハウスです。






席に通され、ワインリストになっているipadを見ながらなにやら男性陣が騒がしい。
ナパワインを専門とするそのワインリストの備えが衝撃的だ、と。
盛り上がる男性陣が選んだワインは、ハイツのカベルネソーヴィニヨン、1983。

この1983が大事なんだそうですが、写真ではよく分からないや。
保存状態最高、抜群に美味しい。





お料理はダイナミック。
大好きなタルタルステーキ、まぁ、大胆。
シュリンプカクテルもサラダも、繊細なんて何だそれといった佇まいですがこれが美味しい。

肝心なステーキは、つい興奮してがっついた結果写真を撮り忘れしまう。
途中ではっと我に返るも、食べかけのステーキを公に晒す勇気は流石にございません。
アンガス牛のドライエイシドビーフ、美味しかった、ペロリと完食。

ぼてっと着物の上にステーキを一切れ落とすも、油汚れはまるで無し。着物はセーフ。
これが和牛だったらと思うと・・・アメリカ牛、赤身牛、噂以上のあっさり仕立てに驚き。

デザートはお店自慢のチョコレートスフレ。

こんなスフレ、お家でも食べられたら幸せね。
今回の旅ではよくチョコレートスフレを頂きました。





デザートが終わって満ち満ちた気分で雑談することしばし。
Yご主人のご縁で、急きょソムリエのスコット氏がワインセラーを見学させてくれることと相成ります。
厨房横を通り、扉をいくつか抜けて奥へ奥へと向かいます。

これ、何かのオブジェとかじゃなくてワインセラーですよ。
しかもほんのワンブロック。
これが何ブロックも並んでいるんです。

ワインの棚の奥に見える灯りは、営業時間の終了した 『Press』 と同系列の高級食材店 『DEAN & DELUCA』 。
ワイントレイン線路沿いに 『Press』 と隣り合わせで建っております。

男性陣は大興奮、スコット氏と何やら話し込んでおります。
スコット氏も嬉しそうにワインの管理について語っていらっしゃいます。

とにかくすごい揃えなんですって。
素敵なスコット氏と男性陣、女性陣に分かれて記念写真。

主人、嬉しそう。





セラーの横にはシンプルなお部屋があり、立派なテーブルが設置してありました。
ここで食事も可能だそう。
ワインの会をいつかここでやると男性陣、張り切っておりました。

カリフォルニアワインの揃えは間違いなく世界一のセラーを眺めながらのワイン会。
素敵ね。





最後はフロアに戻り、テーブルで記念写真。
貴重な体験でした。

興奮を抑えられないままホテルに戻ります。










ホテルに到着しても高揚感は治まりません。
真っ暗なテラス席に座り、各部屋ごとにサービスされるワインとグラスを手にささやかな飲み会。
星が綺麗。
虫もいないし、こんな楽しい外飲みがあるかしら。

大人の飲み会は深夜12時過ぎまで続くのでありました。
夫人、強ぇっ。

暗闇の中、最後はやっぱり記念写真。

Yご夫妻との行動も今宵が最後。

明日は主人とふたり、サンフランシスコ空港から旅の最終目的地 ロスアンゼルスにひとっ跳び。
主人にしては早朝の出発です。
早く寝て明日に備えましょう、お片付けもありますしね。

posted by しんさん at 11:32 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

サンフランシスコ 〜 L.A.旅行 2016 / 4日目は驚愕のPeter Michael Vineyardへ 〜 前半

2016年9月16日 金曜日、サンフランシスコ 〜 ロスアンゼルスの旅も今日で4日目。
終始充実した盛り沢山の旅ではありましたが、今日ほど充実した日はあったでしょうか。

サンタ・ローザのFountaingrove Innホテルをあっさりチェックアウトし、カリストガに向かいます。
レンタルした巨大なシボレー タホの扱いにも、そして右側通行にも、男性陣はすっかり慣れた様子。
予定よりずっと早く快適に初めての土地の山越えもこなし、1時間ほどで目的のカリストガに到着。

スパとレストランで有名なホテル 『solbar』 に立ち寄り、お待ちかねの朝食です。
白を基調としたお洒落なテラス席に陣取ります。
朝食メニューはホテル自慢のオーガニック料理ばかり。

ケールやマッシュルーム、キヌアをふんだんに使ったスキレットをオーダー。
ちょっと我が家の味に似ております。

ここで私ごとではありますが (そもそも私ごとでで成り立っておりますが) 、私、この旅でホットミルクが飲めるようになりました。
コーヒーじゃぁない、紅茶じゃぁない、オレンジジュースでもない、ホットミルクが欲しい時があります。
正にこの日はそんな気分。
主人も真似っこし、オーダーしたのは私と全く同じもの。チェッ、料理の参考にもなりゃしない。

初めてのホットミルクは、うん、美味しい。
帰国したらホットミルクを沢山飲もう、今まで飲めなかった いや、飲まなかった分を取り戻そう。





この日ももちろん水彩画のような青い空。

駐車場ではベントレーの販売展示会が開催されておりました。
主人はこの旅、特にレンタカーを使ってのワイナリー巡りがいたく気に入った模様。
次回はサンフランシスコには立ち寄らず、こちらのsolbarに連泊するとかしないとか。しめしめ。

支払いの際に主人が使っていたsolbarの白いボールペンがなぜか気に入りました。
ホテルスタッフに購入したい旨を告げると、どうぞどうぞと2本も持たせて頂いてご機嫌。
昨日のキスラーボールペンに続き、密かなボールペンコレクターを楽しみながらホテルを後に。










今宵の宿泊ホテルのチェックインまで時間があったので、急きょシャトー モンテリーナへ寄り道。
レンタカーはこれだから楽しい。

緑に覆われたロマンティックな建物の前には、撮影スポットとして台が備えつけられています。





ここからちょっとだけワインのお勉強。
・・・ですが、この類のお話しは私の頭上を通過してしまいます。
主人にメールしてもらった分をそのままコピペ、くすっ。
  • 1976年当時、世界的に全く無名だったカリフォルニアワインと、バタールモンラッシェ・ムートン・オー ブリオンといった世界に名だたるフランスワインとをブラインドテイスティングで対決させたところ、白ワインの1位がシャトーモンテリーナ シャルドネ 1973 (カリフォルニア) 、赤ワインの1位がスタッグ スリープ カベルネ 1973 (カリフォルニア) となった。

    当然フランスワインが勝つだろうと思われていたこの逆転劇、驚愕の結果となる。

    これを有名なギリシャ神話の挿話になぞらえ、 『パリスの審判』 もしくは 『パリ対決』 と呼び、カリフォルニアワインがフランスワインに負けない高品質のワインである事を世界中に知らしめる契機となった。

    ちなみにシャトーモンテリーナのに展示してあった1973年のシャルドネは、スミソニアン博物館にも展示されている。
あ、そのお話しなら、主人、前にしてくれたことあるわね。
そしてこれがその並み居る超一流フランスワインを撃破して1位に輝いた伝説のワイン。
1973年のシャルドネなのね。

歴史と伝統と実績を兼ね備えたシャトーモンテリーナ ワイナリー。
マッシュルームだと思って顔を近づけたところ、緑で覆われた遊歩道には小さなカタツムリ。





美しいワイナリーのカタツムリはそれだけで絵になるのです。
シャトーモンテリーナの駐車場からの景色。

ワイナリーにはそれぞれ違う独自の雰囲気が漂っております。
エレガントなキスラー、重厚なそれでいておとぎ話の雰囲気漂うシャトーモンテリーナ、さてお次は?










お次は、 “カエルがぴょん” のマークも愛らしい 『FROG'S LEAP 〜フロッグス・リープ』 ですよ。

このフロッグス・リープは、旅行前に主人が予備知識として見せてくれた映画 『SideWay 』 の日本版 『サイドウェイズ』 の舞台。
ワイナリーの従業員を演ずる鈴木京香さんの勤務先です。

到着した途端、シンディーローパーの 『Time after Time』 が流れ、映画のシーンとリンクします。
あら素敵、この曲、 『サイドウェイズ』 の主題歌ですわね、主人。





実る葡萄に触れられるほど身近に迫る葡萄畑に、この景色。
景色も空気も建物も本当に素敵。
あ、この景色、映画でもちらっと見た気がします。

出来ればティスティングもしてゆっくりしたいところではありますが、お次が控えております。
お土産のオリーブオイルとジャムを買って先を急ぎましょう。

ちなみにフロッグス・リープのオリーブオイル、文字通りカエルがぴょんっと飛び上がるロゴもさることながら、そのアルミナムな容器が可愛い。
お土産でなくともどうしても欲しかったもの。
そしてジャムも甘さが程よく抜群に美味しい、重いけれどお土産にはぴったり。

日本で手に入らないのが残念ですが、きっと主人のことですもの、また来ますわよね。

さあ、そろそろ 『[FROG'S LEAP 〜フロッグス・リープ』を後にして、セントヘレナへ向かいましょう。

いよいよピーターマイケルへと毎します。
ですがこの先は長ぉございます。
旅の余韻に浸りながら、ゆっくり備忘録を進めて参ろうかと存じますのでこの先はまた後ほど。

posted by しんさん at 17:14 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月25日

サンフランシスコ 〜 ロスアンゼルス旅行 2016 / 3日目 夢のKistler Vineyardsへ

2016年9月15日 木曜日、サンフランシスコに到着して3日目です。
今までの旅にはなかった初のチャレンジ、レンタカーでの移動開始であります。

本日の目玉は、憧れのキスラー・ヴィンヤードでのティスティング。

今回の旅は総じて最高のお天気に恵まれました。
この日程でレンタカーなしでは、まず不可能でありましたカリフォルニアワインのヴィンヤード巡り。
いよいよ今回の旅の真骨頂、始まり始まりといったところです。










2泊したホテル ニッコーサンフランシスコを早朝チェックアウトし、同ホテルロビーにてY夫妻と合流。
これから数日間は2夫婦での行動、ダブルデートなんて初めての体験。

Hertz (ハーツレンタカー) まではホテルから歩いて数分。
大きな大きな真っ赤なシボレータホの最新型に、主人は見るからに躊躇の表情。
最初の運転は当然Yご主人。
サンフランシスコ市内の坂も軽く流し、余裕の運転で霧のゴールデンゲートブリッジ到着。

・・・そ、それにしても寒い。
相当覚悟はして準備してきたものの、それをあっさり上回る寒さ。

主人、Yご主人の運転する助手席でナビ役を務めながら運転テクニックを盗みます。
ゴールデンゲートブリッジを渡り、賑やかな国道から外れて海岸沿いの美しい町サウサリートへ。

ゴールデンゲートブリッジを間に挟み、サンフランシスコ市と対岸に位置するサウサリート。
昔の栄えていた頃の伊豆にも似たリゾート地、ちょっとモナコにも似た感じかしら。

朝からオープンしておりました 『Poggio Trattoria (ポッジョ トラットリア)』でちょっと遅い朝食。
お皿から溢れそうな数種のベリーとシリアルで、私、ご機嫌な表情・・・ってか変な顔!

ゴールデンゲートブリッジを振り返ると、まだまだ黒い雲がどんよりと立ち込めております。
が、こちらのお空は徐々に快晴へ。
楽しい旅の予感が膨らみます。










サウサリートを後にした辺りから、右側通行に悪戦苦闘しつつ主人もハンドルを握り始めます。
矢のように軽やかな運転を披露しつつ (大ウソ!) サンタローザに到着。
思いのほかここまでスムーズに着きましたので、時間に余裕も生まれます。

通りすがりにありました小さなワイナリー、 『Paradise Ridge』 で飛び込みのテイスティング。

『LOVE』 の文字が随所に展示される可愛いワイナリー、創設者はなんと日本人。
『カリフォルニアのワイン王』 とも 『葡萄王』 とも 『バロン・ナガサワ』 とも呼ばれる『長沢鼎 〜ながさわ かなえ』 氏。

http://www.hoteiwines.jp/winery/winery_detail.cfm?dmnID=20

そんな日本人がいたこと、いつの教科書にも載っていなかったわ。
ちょっと恥ずかしい。

運転手の主人は香りだけ。

この頃になると、ゴールデンゲートブリッジの霧が嘘のような青空。










道中ちまちまと寄り道をしながら、今宵のホテル サンタローザのFountaingrove Innに到着。
本日の目玉、キスラービンヤードのテイスティング予約時間は14時です。

フロントで荷物だけを預かってもらい、ここでもやはりUBERを利用して目的地であります 『Kistler Vineyards-Trenton Roadhouse Tasting Room 』 へ。
余裕でホテルには到着したハズなのに、無理に時間をつぶしていたら時間はギリギリ。
事前に時間厳守とかなり厳しく告げられていたとかで、4人大いに焦るも無事到着。

どんな強面のスタッフに迎えられると思いきや、あら、美しいフレンドリーな美女。
そして何とも居心地のよい古木で作られた天井の高いテイスティングハウス。

シャルドネ4種、ピノ1種を試飲しながら、キスラーの歴史・各種の土の性質・気候の違い・生産規模や収穫時間等々詳しい説明を受けます。

男性陣はここぞとばかりに美女を質問攻めにするも、どんな質問にもさらりと答える美女。
カッコいい。

資料と共にお土産として頂戴した 『K』 マークのボールペンを胸に挿し、一同ご機嫌。
テイスティングという名の飲み会へと雰囲気を変え、外のテラス席へと場を移します。

添えられるお水は 『VOSS』 、キスラーさん抜かり無し。





抜けるような青いお空に葡萄畑、雰囲気のあるティスティングハウス。
あぁ、来て良かった。

主人と結婚して良かった。
Y夫妻とお友達になって良かった。

UBERで帰途に着き、ホテルにチェックイン。
キスラーの興奮を語りつつ、各々のお部屋でひと休み。

気付けは日も傾き、夕食にはちょうど良い時間です。
キスラー美女がイチオシと勧めてくれた、曰く超カジュアルなレストランへと向かいましょう。











宿泊ホテル 『Fountaingrove Inn』 からすぐ近く、大人気のレストラン 『Willi's Wine Bar』 へ。
先ずはキスラーさんお勧めのラムチョップ、本当に美味しい。

男性陣はワインリストに夢中。
主人曰く、見たことも聞いたこともない周辺のワイナリーのワインばかりだとか。
しかもお値段はお手頃 (と主人が言っておりました) 、ワインもお料理も最高に美味しい。

何故か妙に赤々した店内、しかも最高に賑やか、そして楽しい。

主人が興奮しておりました 『見たことも聞いたこともないワイン、しかも美味しい』 ワインです。
・・・暗くて分かんないや。

山盛りのフレンチフライに大喜びの画。
こうして夜も更け程良く酔っ払い、UBERでホテルへ戻ります。





明日は、キスラーに続きいよいよピーターマイケルのテイスティングへと参ります。
興奮してなかなか寝付けない主人を横に、私はぐっすり熟睡です。
旅先だろうがどこだろうが、起床5時ではお寝坊と見なされますからね。

posted by しんさん at 11:24 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月24日

サンフランシスコ 〜 ロスアンゼルス旅行 2016 / 2日目

サンフランシスコ 〜 ロスアンゼルスの旅 2日目。
本日の目玉はワイントレイン。

時速30キロのワイントレインに乗って、只今収穫期真っ只中、広大な葡萄畑の中を往復します。
もちろん美味しいランチを楽しみながらね。
ナパバレー・ワイントレイン駅までの送迎バスの前で、お気に入りの記念写真。

青い空にピカピカの送迎バス。
カラッとした空気なので高温でも快適ではありますが、日差しが強いのでサングラスは忘れずに。
そして帽子もね。





さ、ちょっと時間を遡って備忘録と参りましょう。
ワイントレインの出発は11時30分。
その為に主人には少々早起きしてもらい、7時過ぎにホテルを出てUBERでフェリー乗り場へ。
早朝のフェリー乗り場はコーヒーやパンの香りに満たされていて、ちょっとしたお散歩も楽しそう。

フェリーの到着を待ち、8時半にフェリーが出港。
やや雲がかっておりました港も、出港の頃には日が差してきましたよ。

同じワイントレインの乗車客かしら、素敵なカップルに記念写真をお願いしました。





フェリーに乗ること1時間、ワイントレインの送迎バスが待つヴァレーホへ到着します。
送迎バスで30分強、ナパバレー・ワイントレイン駅にいよいよ到着。

チェックインを済ませ、駅内のお土産店で噂の南京錠を購入し、自ら名前と日付けを彫ります。
簡単そうに見えてなかなか難しい、ドリルを力技で押さえつけながらの作業です。

そんなこんなで楽しんでおりますと、いつの間にやら駅の待合室は人でいっぱい。
インド系の上品なお婆さんに、 『英語はお分かり?素敵なお帽子ね、Helen Kaminskiのものかしら?』 と話しかけられてご機嫌。
帽子は数年前に台湾のバーゲンで買ったもの、安物ですがお気に入り。

無料のドリンク片手に数分間の説明を受け、いよいよワイントレインの乗車時間と相成ります。
道中の金網には、様々な形をした南京錠でいっぱい。
これらを見ているだけでも楽しめますが、もちろんここは我々も参加しないとね。

ガチャっと錠をして、やっぱりご機嫌の記念写真。

即座にハートマークが作れるよう練習したのに、あれ?主人の手の向きがよろしくない。
ですが、そんなことどうでも良くなってしまうほどのこの吸い込まれそうな青空。

乗車した列車のタイプはシルヴァラード、いちばんお手頃価格の車両です。
いつもの主人でしたら、最高級クラスの車両を予約するハズなのですが・・・
どうやら予約したのが遅くて間に合わなかったとか。

他の車両は窓を閉め切っているようですが、この車両の窓は全て開け放たれています。
心地良い風にワイン、なかなか出来る体験ではありませんもの、庶民の席 \(^o^)/ 万歳。
しかもこの席、相席車両。

テーブルメイトは、アリゾナはフェニックスからのご参加、ジョージとジョージア夫妻。
目的地のセントヘレナまで、葡萄畑の中を片道1時間半ほどかけてゆっくりと移動します。

自ら葡萄を育て、オリジナルワインの醸造を手掛けるK氏の為にと、葡萄畑を激写する主人。
男の友情を後ろから茶化してみました。

朝食も食べずに乗り込んだワイントレイン。
今朝から口にしたのは待ち時間のコーヒーとクッキーだけですもの、お腹もすきます。
優しそうなご夫妻とお話ししながらのお昼ご飯、そしてワイン、うん、楽しい。

そうそう、この旅は私たちの14回目の結婚記念日を祝しての旅だったとか。
そうか、9月は私たちの結婚記念日だったのね。
偶然テーブルメイトのご夫妻も結婚40周年だとか。

お土産にコルクのコースターを頂きました、ご夫妻とおお揃いです。

道中、夫人に 『persimmon 〜柿』 の発音をご伝授頂く。
なんで柿の話にたどり着いたかは不明ですが、これは発音出来ない、私には無理です。
ま、persimmonが発音出来なくったってワイントレインは存分に楽しめるというもの。
ちなみに私、 『Squirrel 〜リス』 の発音も自慢出来る程に下手くそです。










そんなこんなでホテルに到着したのは夕方も7時を回った頃。
UBERを呼んで向かった今宵のレストランは、『CAMPTON PLACE Restaurant 〜 キャンプトン プレイス レストラン 』 、CAMPTON PLACEホテルのメインダイニングです。

サンフランシスコの坂に主人は少々ビビり気味。
そうよね、明日にはこの坂を自身で運転するのですものね。
運転する君だけでなく、助手席に座る私にも恐怖だわ。





到着したレストラン 『キャンプトン プレイス』 は、今年念願の二つ星を獲得したインド料理のお店。
ドンペリの2004で乾杯し、後はグラスワインをチビチビと。
フランス料理風に提供するインド料理と聞き、私の期待度は低空飛行の一途。

ですがその疑惑を取っ払うこちらの料理、うん、面白いといった表現がぴったり。
辛くない、ですがスパイスはしっかり効いていてぼんやりとした辛さが余韻を引きます。
これはスパイスを知り尽くした方のお料理、日本では食べられない味。

食材とハーブ・スパイスの組み合わせ方が斬新で、内容などとても頭に残っておりません。

凍ったイチゴと・・・えっと何だっかな、馴染みのあるハーブです。
ミントだったかコリアンダーだったか・・・

ナンの上にはトッピング、ちょっとお好み焼きの味がしてインド料理なのに妙に馴染みます。

これ、美味しかった。
唐辛子のフライにヨーグルトのソース。
日本でもありそうで決して食べられない味。

その後のお料理は説明不可能。
ですが美味しい、そして何より楽しい。
ヨーグルトとスパイスが多用してあって、胃の調子も絶好調。

さ、この調子で明日はレンタカーに挑みますよ。
外国でレンタカー、初めての挑戦です。
お世話になっている飲み仲間の夫妻と落ち合い、ワイナリー巡りを致しましょう。

posted by しんさん at 06:32 | Comment(2) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする