2017年08月10日

カリフォルニア ワイナリー巡り 2017 〜 サンタ・ローザからシルバラードへ

サンタ・ローザでお世話になったAirbnbとも今日でお別れです。
本日の最終目的地は宿泊先 “Silverado Resort and Spa (シルバラード・リゾート・アンド・スパ)” 。
チャンピオンシップゴルフコースを併設する広大な敷地を誇るリゾートだとか。

道中はもちろんナパのワイナリー巡り、そして今回の旅でいちばんのお気に入りとなりました “Auberge du Soleil (オーベルジュ・ド・ソレイユ)” でのランチも外せない思い出です。

出発に備えてお家と車の間をワタワタ往復しておりましたら、AirbnbのオーナーでいらっしゃるGeoffreyさんが声をかけて下さいましたよ。

長身のGeoffreyさんは腕の長さもそれ相当。
自撮りがこんなに綺麗に決まる人なんて、そうそういらっしゃいませんわよね。
Geoffreyさんが撮って下さったこの写真、お気に入りです。

奥さまのCamilleさんは小柄で笑顔が最高に魅力的な女性、お母様が日本大好きなんですって。
日本にも興味津々のご様子で、日本での再会を約束してお別れをします。
こんな時、SNSって本当に重宝しますね。
仲睦まじいお二人、お礼に今度は日本を楽しんでいただかないと。





GeoffreyさんのAirbnbで過ごした4日間、楽しかったなぁ。
シャワールームの小さな窓から見えるお庭の木や、素朴なカトラリーの類も含めて全部楽しかった。

調理器具からお皿、オーブンシートの類からちょっとした食材まで完備されていたのでお料理は可能だったのですが、今回自炊はしませんでした。
その代わりと言っては変ですが、Trader Joe's にはよく行きました。

ロサンゼルスを中心に、ひよこ豆等の豆類を使ったフムスやファラフェルに代表されるミドルイースタン料理 (中東料理)が最近の人気なのだそう。
Trader Joe'sでも “Balela Salad” なるひよこ豆や黒豆をふんだんに使ったサラダが大人気。

サンタ・ローザでの最後の朝食は、昨日Trader Joe'sで調達して参りましたBalela Salad。
スパイスの効かせ方も穏やかで、うん、美味しい。
あら、でもこれって普段私がお家で作っているサラダとどこが違うのかしら?
旅先では見慣れたお料理も新鮮に見えるものですものね。





自転車に携わったお仕事をしていらっしゃるGeoffreyさんご夫妻。

見るからに優しそうなお二人です。
最後にたくさんお話しが出来て良かった。
Facebookの数少ないお友達がふたり増えましたよ。
さ、お名残惜しいけれど先に進みましょう。










サンタ・ローザから目的地のシルバラードまでは40マイル強といったところ。
ですがお天気も良いことですし、ちょっと遠回りをしてCalistoga (カリストガ) を経由してカベルネの栽培で有名なRutherford (ラザフォード) へ向かう事に致しました。

最初の目的は昨年もお邪魔した “Frog's Leap Winery” だったのですが、残念、プライベートパーティーの為にティスティングルームはお休みとの立て看板。

ですががっかりすることはありません。
この辺りのワイナリーは有名どころばかりですもの、より取り見取りですもの。
車を10分も走らせれば、 “ Robert Mondavi Winery (ロバート・モンダヴィ) ” に到着です。

ワインのエチケットでも有名なロバート・モンダヴィのシンボルタワー。
主人曰く、 『有名過ぎて飲んだこともないワイン』 なのだそうですが、それでもボトルのエチケットと同じ建物には感動します。

その上このナパの青い空。

『今更飲みたいとも思わない』 などと軽く憎まれ口を叩く主人ではありますが・・・
ね、記念写真をお願いする時に言っておりましたの、私は聞き逃しませんでしたよ。
『あの建物をバックに入れてね』

はい、建物もちゃんと入って綺麗に撮っていただきました。










更にのんびり車を15分ほど走らせると、大人気のワイナリー “Opus One Winery (オーパス・ワン) ” に到着します。

意外とシンプルな門を抜けると、まぁ!そこは流石のOpus One。
漂う空気すら高級感に満ちている気すら致します。

記念写真を撮る方が順番待ちの状態で、予想以上の大人気ワイナリーでありました。

ワイングラスを手にしたグループのお一人に記念写真をお願いして、早々に退却する私たち。

主人、なんでそうブスっとしたお顔で。。。
ナパのワイナリーはどこも凝っていて、テイスティングをせずともその景観だけで楽しめそう。
さ、そろそろお昼の時間ですよ。










本日のランチにと主人が予約してくれたレストランはAuberge du Soleil (オーベルジュ・ド・ソレイユ) 。
高級ホテルを展開するAuberge Resort Collectionが営むレストランは流石のバレットパーキングで、車内のワインを心配する主人の為に日陰に車を停めて下さるお心遣い。
では主人、この美しいナパの景色を存分に楽しみましょう。

オーベルジュ・ド・ソレイユは、今回の旅行でいちばんのお気に入り。
いえ、近年お邪魔したレストランの中でも相当上位に食い込んだレストランです。
ちなみに今までのいちばんのお気に入りは、エズの“ラ・シェーブル・ドール” (☆彡) でした。

この景色を前にランチが頂けるなんて、ね。
聞くと、テラス席のいちばん眺めの良い席を主人が予約時にしっかり押さえておいてくれたとか。
アタシってば幸せ者。





食前酒にはブラッディ・マリー。

高級ホテル、高級レストランと聞くとつい構えてしまいますが、こちらのスタッフは駐車スタッフも含めてとってもフレンドリー。
『このセロリ、かじって良いかしら?』 尋ねる私にニッコリ笑って 『もちろん!』 と。

席と席の間は意外と近いのですが、皆が楽しそうでそれが全く苦になりません。
スタッフもお客さまも皆でレストランの雰囲気を作り上げているといった感じ。

運ばれてきたパンの可愛らしさにまた胸が高鳴ります。
レモンカード (だったかしら?) が添えられているところもまた最高に素敵。

メニューがどれも魅力的で選ぶのに苦労致しました。
主人はぶれることなくフレッシュオイスター。

私はホワイトコーンのスープを。
さっくり揚がった宮城産の牡蠣の周りに、そっとスープを注いでくださいます。

・・・どうしよう、思い出しても楽しい。





主人が選んだワインはFoxen (フォクスン) のシュナン・ブラン。
澄んだ空気に青い空、テラス席で頂くシュナン・ブランはロマンティックです。

主人は黒豚のポークチョップを。

私はソノマ チキンをオーダー致しました。
シェリービネガーの風味がレストランのイメージにぴったり。

主人が私のチキンを狙っています。
素敵なレストランを予約してくれたのだもの、ね。





デザートを選ぶのにも苦労致しました。
見た目も麗しい私のデザート、ポートワインをしっかり含んだサクランボにキルシュ風味のクリームが主役の濃厚なチョコレートケーキを際立たせています。
この組み合わせ、すっごく私好みです。

主人のデザートも魅力的です。
ヴァローナのマンジャリを使った贅沢なセミフレッド。
ここにグァバのソルベを添える、そうか、そういらっしゃいましたか、素敵です。

デザートまで美味しく頂きました。
お料理はもちろん、本当に雰囲気がとても好き。

あまりに素敵なレストランですので、席からの景色をもう一度。

私の目線の先には、見るからに富裕層といった雰囲気でいながらカジュアルなお嬢さんがお二人。
楽しそうで、時々写真を撮りながらランチを楽しんでいらっしゃいました。

可愛いの。
お一人がちょっと席を立ったタイミングでデザートが運ばれてきて、もうお一方がすっごく悩んでいるの。
彼女が戻るまで待とうか、それとも先に食べちゃっていようか。

だって彼女がオーダーしたデザートはアイスクリームだったのだもの。
彼女の葛藤がとにかく可愛らしくて。





飲みきれなかったフォクスンは、レストランのロゴ入りの紙袋に入れて頂いて持ち帰りましょう。
レストランのエントランスで記念写真。
しっかりロゴも入れて下さいました。











Auberge du Soleilから宿泊先のSilverado Resort and Spaまでは、車で40分そこそこ。
道中、昨日もプレスの帰りに立ち寄った “Welcome to Napa Valley Sign” で小休止。

昨日はややマイナーなカリストガ側のWelcome Signだったので、今日はセントヘレナ側。
これでふたつあるWelcome Sign双方を征服。
抜群のタイミングでワイントレインがゆっくりと通り過ぎていきました。

去年はこれに乗ってここを横切ったのよね、私たちも。










道中を存分に楽しみながら、本日の最終目的地 “Silverado Resort and Spa ” に到着します。
この頃になると、車のフロントガラスも相当汚れてきましたね。

有名なトーナメントコースでもあるシルバラードCCで知られるこちらのホテル。
広大な敷地の中に芝生で程よく距離をおいた2階建てリゾートが立ち並び、とても贅沢な雰囲気です。
シルバラードCCはこちらの宿泊者でないと利用できないそうで、ゴルフ客も多くお泊りの様子。





お部屋は華美でなくすっきりとした、それでいてとてもリラックス出来る空間です。

白を基調にした清潔で使いやすいキッチン。
もちろんカトラリーから食器、調理器具まで完璧な揃え。

寝室もすっきりしていて落ち着いた雰囲気です。

バスルームもシャワーカーテンでなく、スペースも程よいガラスの引き戸タイプになっていて使いやすいの。
浴室乾燥機能もついていて至れり尽くせり。

洗面化粧台も大きくて、残念なところはなにひとつ見当たりません。





あ・・・いえいえ、ひとつありました。
広大過ぎる敷地故の悲劇が。
お部屋でくつろいでいると、何やらドアの外で開錠を試みる音が。
そうは言っても海外です、一瞬恐怖で主人とふたりかたまります。

主人がそっとドアを開けると青年がひとり。
どうやら敷地が広すぎて迷子になったよう、番号の部屋がどこにあるのか分からない、と。

人の良い主人、青年と一緒にお部屋を探しに出かけました。
青年と主人が見えなくなった頃、怒りも露わにした女性が私たちの部屋の前を通り過ぎていきました。
・・・彼と彼女のその後はいかに。

ちなみに、部屋を探しにいったふたりは偶然管理会社のスタッフとすれ違って事なきを得たそうです。
彼女との関係は存じませんが。





ディナーまでたどり着きたかったのですが、つい長くなってしまいました。
その後の備忘録はまた明日。

posted by しんさん at 17:07 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月09日

カリフォルニア ワイナリー巡り 2017 〜 サンタ・ローザと言ったらスヌーピー

カリフォルニア ワイナリー巡り 2017、備忘録の再開です。

Santa Rosa (サンタ・ローザ) のAirbnb、可愛らしい一軒家をお借りしての生活も今日が最終日。
本日はSanta Rosa (サンタ・ローザ) と言ったらCharles M. Schulz Museum (チャールズ M シュルツ ミュージアム) を訪れます。
そう、スヌーピーの生みの親、チャールズ M シュルツが設立した博物館です。

でもその前に朝食。

近所のTRADER JOE'S (トレーダージョーズ) で昨日買い込んだサラダやフルーツ、ヨーグルト。
お手頃な価格で品揃えも豊富、特にサラダはより取り見取りで1週間は飽きずに通えるかも。

レモンチキンのサラダ、これに決めるまでどれ程時間がかかったかしら。
ヨーグルトの種類も豊富で、TRADER JOE'S、かなり楽しめます。










さ、朝食を済ませたらお洗濯をし、乾燥機に洗った衣服を放り込んだところでお出かけです。
順応性の高い性格ですので、民泊生活にもすっかりなじんで楽しんでおります。

先ず寄ったのは “Bottle Barn” 、リカーマウンテンの何倍もある大きな酒屋さん。

倉庫のような店内には、ローカルワインはもちろんのこと、ありとあらゆるお酒にその関連グッズが所狭しと並んでおり、何より価格がお安くてお店の方がとても親切。
特にワイングッズは豊富で、見ていて飽きません。、

主人のお目当ては、ワインを運ぶためのスタイロフォーム入りの梱包箱だったのですが、これだけでも数本用のものから12本用まで豊富に揃っています。

お目当ての梱包箱が見つかって安心したのでしょう。
主人、リーデル・オー シリーズのシャンパーニュ・オークド・シャルドネ・カベルネ/メルローの3種を衝動買いしてご満悦。

あぁ、また日本まで持って帰るのに苦労する繊細なものを。
でもこのリーデル・オー シリーズ、足なしのお気楽グラス、私も実は欲しかったの。
手荷物の中のGジャンなんてスーツケースに移して、私が大事に持って帰るからね。










さ、ダイナミックに寄り道をしてしまいました。
ですが先程の “Bottle Barn” 時間があればもっとゆっくりとしたいお店のひとつ。
ですがスヌーピーが待っています、先に進みましょう。

“Bottle Barn” からちょっとお家の方に戻ったところに、そのCharles M. Schulz Museum (チャールズ M シュルツ ミュージアム) はあります。
ミュージアムまでの道すがら、スヌーピーやそのお友達のオブジェを探しながらのんびり向かうのも楽しいのですが、残念ながらそこまで私はスヌーピーファンではありませんから。

じゃぁ何だ?
このポーズは。

ルーシー 心の相談室。
ルーシーの精神分析スタンドを発見して大興奮。

あれ?
ルーシーってここに座って怒ってたんじゃなかったのね。
後でGoogleさんで調べてみても、そんな絵ひとつも見当たらない、私の勝手な思い込み。
相当トンチンカンな写真になってしまいました。

『おかーさーん、あのアジア人、ウッドストック盗もうとしてるー』
『しっ!ダメよ、見ちゃだめ!目を合わせないように通り過ぎるのよ!』

・・・スヌーピーのそんなにファンじゃない、誰が言ったのかしらね。





スヌーピーファンでなくとも、ついはしゃいでしまうのがここ。
敷地内にあるミュージアムショップには、お土産にぴったりなスヌーピーグッズが沢山。
2階はちょっとした展示ルームになっていています。

ミュージアムショップの隣にはアイスアリーナ。
チャーリーブラウンもアイスホッケー仕様です。

アイスアリーナと同じ建物の中にカフェ “Warm Puppy Cafe” があります。
カフェのガラス越しに、アイスホッケーを楽しむシニアグループを眺めながらのランチ。

スヌーピーのフードボウルに入れてくれるメニューもあって、ちょっと試してみたい気分になります。
追加料金を払えばどのメニューでもこのフードボウルに入れてくれるそうですが、それはまた今度。
レシートまでスヌーピー。

得点ボードもスヌーピー。
氷上を整える整氷車ももちろんスヌーピー、興奮して写真撮るの忘れちゃった。

初めて見るアイスホッケーは、シニアグループとは言え相当な迫力でした。





アイスアリーナから少し歩けば、こじんまりとしたCharles M. Schulz Museum (チャールズ M シュルツ ミュージアム) に到着します。

『おかーさーん、スヌーピーの陰になんかいるー』
『しっ!知らん顔するのよ!』





館内に入って真っ先に目に飛び込んでくるのが、壁一面 横5.1m×高さ6.6mの巨大タイル壁画。
しかもこの壁画、よーく見ると一枚一枚がスヌーピーの4コマコミック。
スヌーピーのタイルが3588枚集まって、巨大なタイル壁画となっています。

この壁画を手掛けたのは、 大谷芳照 (YOSHI) 氏。

チャールズM・シュルツ氏ご本人とも交友関係にあったようで、館内にはシュルツ氏の愛犬 スパーキーが徐々にスヌーピーに変化していく過程を示したYOSHIさんによる木製の作品も。





トイレのタイルもスヌーピー。

愛妻家であり子煩悩だったのでしょう。
シュルツ氏がお子様の為に書いた壁の絵がそのまま展示されていました。






『It was a dark and stormy night』
館内ではテーマが定期的に変わるのかな?
よくは分かりませんが、スヌーピーが書いたこの有名な (?) 小説にあやかり、只今小説を募集中。
・・・ってとこかしら。

小学生くらいのお嬢さんが熱心に執筆活動をしておりました。
文才のない私は表紙の影絵だけでご満悦。

『KITE-EATING TREE ⇒ 』 の看板に促されて中庭に出ると、確かに・・・
チャーリーブラウンの帽子が涼しい日影へと誘います。
ベンチも可愛い。

博物館の前にはパンプレットを手にしたチャーリーブラウン。

ちなみに、ミュージアム限定のグッズはここCharles M. Schulz Museum館内の小さなお土産ショップでしか手に入らないとか。
お勧めは小さな可愛いい缶に入ったミント。
フットボールと骨の形をした小さなミントで、ささやかなお土産にぴったり。
アイスアリーナ横のミュージアムショップの方がずっと大きくて種類も豊富ですけどね。

洗濯物もすっかり乾いている頃ですし、そろそろお家に帰りましょう。










お家に帰ってひと息ついたら、早いものです、もう夕食に出かける時間。
今宵のディナーはちょっと遠くまで出かけます。

Santa Rosaから御殿のようなワイナリーが点在する細いアップダウンの激しい山道を抜け、1時間弱進んだ先はSt Helena (セントヘレナ)。
昨年の秋、途中からカリフォルニアをご一緒致しましたご夫妻とも訪れた (☆彡) 『PRESS』 に到着です。

日本でも有名なDEAN & DELUCAが営むステーキハウス。
昨年はソムリエのスコット氏にワインセラーまで案内して頂きました。

ワインリストは相変わらず充実しておりますが、今回は遠くから車で来ておりますのでワインは自粛。
私だけグラスで一杯二杯頂いて、後は食事に集中します。
・・・あ、嘘、主人も最初のスパークリングワインにだけは少し口をつけていたっけ。





先ずは外せないステーキタルタル。
粗く刻んだ牛肉、これは絶対日本では食べられない。

名前に惹かれてオーダーしたサラダは “Toy Box Tomato Salad,Mushroom Vinaigrette,Goat Cheese,Arugula Sunflower Seed Pesto”
色合いが可愛い。

そしてやっぱり頼んじゃうのがポテトケーキ。
表面はかりっ、中はふわふわのポテト料理。
やわらかくコンフィしたニンニクを表面にぬって取り分けて下さいます。

大らかなプレスさん。
実はこの人気メニュー、レシピをホームページで包み隠さず公開しています。

http://www.pressnapavalley.com/food/recipes/

私も力技ではありますが何度か挑戦致しました ⇒ ☆彡 ☆彡





ステーキはリブアイとニューヨークストリップの2種。

最近は日本でも赤身のお肉に注目しているようですが、やはり歴史の差には勝てません。
アメリカのお肉、そして焼き方、味付け、何もかもが抜群、本当に美味しい。

相当の量のお肉をたやすくお腹に収め、デザートにも当然挑みます。
昨年頼んだチョコレートスフレ、今年もやっぱり横恋慕なしでオーダーします。

アメリカのチョコレートケーキって何故こう美味しいのかしらね。

レストランの入り口で記念写真を撮っていただいて、もと来た道を戻りましょう。

あら?
もと来た道はイヤです、と主人。
これから暗くなるだろうに、あんな山道を抜けていくのは危険行為以外の何物でもない、と。
大回りではあるけれど、Calistoga(カリストガ) の大通りを通って帰宅するのが賢明だ、と。
その通りね。





とは言え、外はまだまだ昼間のような明るさです。

道中のセント・ヘレナ・ハイウェイ、昨年乗ったワイントレイン (☆彡) の線路沿いにある有名な 『Welcome to Napa Valley Sign』 で記念写真。

この看板、セントヘレナとカリストガの2ヵ所にあるそうで、セントヘレナの方が有名なんだとか。
ややマイナーなカリストガの方で記念写真だなんてちょっと主人らしい。
ですが翌日、有名なセントヘレナの看板の前でも記念写真と相成る訳でございます。





ですがそのお話はまた明日。
今夜はSanta RosaのAirbnb最終日です。
安全運転でお家まで。
そして最後のSanta Rosaに乾杯しましょう。
PRESSで我慢した分も上乗せしてね。





明日は、女性に大人気の “Auberge du Soleil (オーベルジュ ドゥ ソレイユ) ”での素敵なランチが待っています。
そしてAirbnbが取り持つ素敵なご縁もね。

posted by しんさん at 17:05 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

カリフォルニア ワイナリー巡り 2017 〜 カリフォルニアの大自然に圧倒

Santa Rosa (サンタ・ローザ) の朝です。
Airbnb、いわゆる民泊というものを初体験中です。

3泊するお家は、Santa Rosa Junior College (サンタ・ローザ・ジュニア大学) すぐ近くの閑静な住宅街にあって、電線をチョロチョロとリスが走り抜けていく長閑な雰囲気です。

昨晩ご挨拶にいらっしゃったオーナーのGeoffrey氏に、ランドリールームの暗証番号も教えて頂きましたし、洗濯機と乾燥機の使い方もばっちりご伝授頂きました。

今日まで溜まった洗濯物を洗って乾燥機に放り込んだら、さぁ!今日もお出掛けですよ。

素朴な木の門には、可愛らしい施錠の仕掛けがしてあって。
最初こそ戸惑いましたが、単純なのによくもまぁ考えられていると感心することしきり。

本日のお出掛け先はソノマコースト。
Sonoma Coast State Park (ソノマ・コースト州立公園) とされる周辺に行ってみたいと思います。





でもその前にちょっと早いランチタイム。
当初の予定では昨晩お邪魔したビストロにいくつもりでしたのに、主人がどうしてもカレーを食べたいと言い始めるものだから、急きょ近所にあるインド料理のお店 “Kafal Restaurant” へ。

人気のビュッフェスタイルは、そのお料理を一通り見せて頂いてから丁寧にキャンセル。
アラカルトでのオーダーです。

先ずは、自家製のタマリンドビネガーが美味しい山盛りホウレン草のサラダ。
こちらのホウレン草は味が濃くて、ちょっと食べ過ぎると口の中がヌキヌキします。
私がサラダばっかりオーダーするものだから、主人の顔に色濃く倦怠感が漂います。

でも大丈夫。
緑豆とココナッツのシェフスペシャルカレー、これが甘くて美味しくて主人もご機嫌。

でも確かに言われてみればベジタリアンメニューばかりね、主人。
ならばこれならどうかしら、ラムのビリヤニ。

驚きました。
このビリヤニ、今まで頂いたビリヤニの中で断トツのナンバーワン。
ひと口食べて、思わず主人と顔を見合わせましたもの、その美味しさに。

程好くクミンの効いたRaita (ライタ) を添えると、その美味しさは更に複雑さを増して頂点に。
イヤです、思い出していたらまた食べたくなってきてしまいました。
こんな美味しいビリヤニ、幻でなく自分でも作ってみたいものです。

・・・こう言うと、主人が 『是非インドに行って習いたまへ』 などと言い始めるのがオチ。
そっと胸に秘めておきましょう。

すぐお隣にあったマッサージ屋さんに飛び込みで入り、痛い痛いマッサージを受けて先に進みます。
それにしても痛かった。










101号線を少し走ったところで降り、River Rd.に乗ったら後は海を目指してひた走ります。
うっそうと茂る山道を抜けると、やがてGuerneville (ガーンヴィル) という街に出ます。

Johnson's Beachが有名なロシアンリバー沿いのこの辺りは、バケーションを楽しむ家族連れが多いのか賑わっておりました。

この辺りでArmstrong Woods Rd. (アームストロング ウッズ ロード) の道路標識を見ました。
この先には、Armstrong Redwoods State Natural Reserve (アームストロング・レッドウッズ・ステート自然保護区) があるのでしょうね。
巨木 レッドウッド (セコイア) の森、小学生の頃よく兄が話題にしていたのを思い出しました。





さて。
小さなダウンタウンを抜けて、しばらくはRussian River ( ロシアンリバー) と並行してのドライブ。
そして眼下に広がる青い海。

Big Sur (ビッグ・サー) の絶景とはまた佇まいが異なります。
ガードレールすらない箇所が多々ありますし、道幅は狭い上に急こう配、まるで青い海に向かって突っ込んでいくような感覚で車を走らせます。

主人も自然と無口になるし、空なのか海なのかといったダイナミックな錯覚に襲われます。
はい、声を大にして申し上げます、 『怖い』 です、しかも相当。

ですが、ここまでの絶景、いちどは体験すべきかと存じます。
主人曰く、よほど運転に自信のない人を除いて気をつければ大丈夫、とのこと。
車ごと海に吸い込まれていくようなあの感覚あの恐怖感、あぁ、アメリカは大きい。

恐ろしさのあまりメドゥーサ化した私・・・風もダイナミックです。





Russian Riverが北太平洋に注ぐ汽水域。

Goat Rock Beachを眺めながら強風に晒されます。
それでも髪の巻きは健在です。
ドライな空気、巻き髪保持者には大変重宝致します。

・・・なんてね。
ここでもやっぱりアシカかな?アザラシかな?
海棲哺乳類がのんびり横たわっておりました。












来た道を戻り、Santa Rosaのお家まであと10分少々というところでちょっと寄り道。
Martinelli Vineyards (マルティネリ・ヴィンヤード) のテイスティングルームに立ち寄ります。

主人はこちらのワインが相当気に入ったようで、スタッフの紳士となにやら話し込んでおりました。

樹齢120年以上のマスカットから造ったデザートワインに興味津々で、結局シャルドネとジンファンデルの3本お買い上げ。
ふと目に留まったプラスチック製のワイナリーのロゴ入り使い捨てワイングラスも一緒に購入。
使い捨てでありながらオシャレなグラス、こういうのがもっと流通してくれれば良いのにね。

さ、お家に帰って洗濯物を片付けましょう。
アメリカの強力な乾燥機、使い慣れてしまえば相当頼りになります。










今宵のディナーは “Willi's Wine Bar” 。

昨年カリフォルニアを訪れた際、Kistler Vineyards (キスラー・ヴィンヤーズ) のテイスティングルームで教えて頂いて (☆彡) すっかり気に入ってしまった気楽なレストラン。
キスラーさんもお気に入りのラムチョップに今回も導かれての再訪です。

カウンターでスパークリングワインを頂きながら、しばしのテーブルセッティング待ち。
平日にも関わらず相変わらずの大盛況です。

Earth・Turf・Charcuterieと食材を分けたメニュー、お料理が豊富で悩んでしまいます。
ですが何はともあれ先ずは牡蠣。

ヤギのチーズのフリッターにチェリートマトの素揚げ。
ラベンダーの蜂蜜を合わせるところがニクいではありませんか。

ワインはピノとシャルドネをそれぞれワインフライトで。

このお店の大人気メニュー、トリュフ風味のアイオリソースを添えたトリュフ風味のフライドポテト。

主人はレストランのオンライン下見に関しては特に慎重です。
お店のFacebookを熟読し、行く前から絶対にオーダーすると言って張り切っておりました。
これがそのフォアグラのアグロドルチェ。

そしてここに来たら絶対に外せないのがラムチョップ。

お料理が美味しいお店はデザートも美味しいものです。
しっかりデザートもオーダーしましょう。

チョコチップとバナナのクロワッサンパンプディング。

止めのハイカロリー。
ピーナッツバターキャラメル、ローストピーナッツ、ジェラートの禁断の三すくみ。

間違いなく頼み過ぎました。
そして食べ過ぎました。
でも後悔はこれっぽっちもしておりません。

いっしょにデブになろう、かたく誓うふたりです。
とても賑やかなお店なのに、意外と年配の方が多いのにちょっとホッと致します。
しかもちょっとドレスアップしたご年配の女性三人とか、ね。
皆さま、本当に楽しそう。

夜もとっぷり更けました。
明日の朝食は、近所のTRADER JOE'Sで調達済み。
Airbnbの魅力を大いに楽しんでおります。

明日は・・・Santa Rosaと言えばココでしょ?
実は密かに楽しみにしておりました所へ参ります。

posted by しんさん at 16:53 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

カリフォルニア ワイナリー巡り 2017 〜 モントレーからの長丁場 〜 サンタ・ローザへ

カリフォルニアの旅も中盤に差し掛かりました。

朝を迎えたモントレーは特に寒くて、Tシャツ一枚の主人が気の毒なほど。
それでもお腹は空きますからね、昨晩もお邪魔したホテルのレストランで朝食タイム。
早朝のモントレー湾にカヤックで繰り出す方が。

この辺りでは野生のラッコやカリフォルニアアシカ、クジラ等々海棲哺乳類の棲息地なのだとか。
実際、このレストランの窓からラッコが見えたなんてお話も。
どうやらラッコとはご縁がないようですので、朝食に集中しましょうか。

主人、嬉しそうにエッグベネディクトを完食。

寒々とした海を見ながら、私は温かなポリッジで朝食を済ませます。
こちらはベリー系のフルーツが甘くて美味しい。

一泊だけではありましたが、スパも含めて良いホテルでした。

海岸沿いに建つ、というより海の上に建っているMonterey Plaza Hotel & Spa (モントレー プラザホテル & スパ) 。
エントランスで記念写真を撮って頂き、さぁ、Santa Rosa (サンタ・ローザ) に向けて出発です。

・・・でも、やっぱりちょっとだけ寄り道。
モントレーに来たなら、やっぱり寄らないとね、Cannery Row (キャナリーロウ) 。
かつてはイワシの缶詰工場で栄えた “缶詰通り” 。

初めてコインパーキングを使用しましたが、駐車料金の安いこと。
ほんの少しではありますが、キャナリーロウをお散歩しましょう。

キャナリーロウのメインスポットと思われる場所に大きなモニュメント。

“The Cannery Row Monument” の頂上には、小説 『キャナリー・ロウ 〜 缶詰横丁 』で知られるJohn Steinbeck (ジョン・スタインベック) 。
その周りには、お友達で海洋生物学者のEd Rickettsや、缶詰工場が全盛期だった頃に携わった方々の像、そして所々でカエルちゃんが岩にしがみついています。

それにしても、おぉ寒いこと。
早々にモントレーを発って温かい場所へと移動しましょう。
ちょうどお店から出てきた紳士に記念写真をお願いしてね。

はい、スマイル。

・・・紳士がにっこり笑って言います 、『はい、50セントね』 。
ニヤっと笑う紳士、アメリカンおやじギャグの洗礼を受けたようです。
さ、先は長いですよ、サンタローザまでは180マイル、3時間弱といったところ。










101号線を毎度のごとくひたすら北上してサンタローザを目指しますが、この距離を一気に運転するのは非効率的もよいところ。

道中のお楽しみはやっぱりランチ。
San Jose (サン ノゼ ) を抜けて Palo Alto (パロ・アルト) に入ります。
目指すはスタンフォード 大学のすぐ北側、大人気のハンバーガー屋さん 『GOTT’S』 。

昨年のアメリカ旅行をご一緒したご夫婦が召し上がったと聞いて、ずっと気になっていたお店です。

主人はカリフォルニアバーガー、私はテキサスアボカドバーガーをオーダー。
半分にカットしてもらって、二つの味を食べ比べ。

アメリカのハンバーガーってやっぱり美味しい。
それに何よりこの包み方。
これ、お弁当にも応用できるわよね。










お昼を済ませたら、また101号線を北上します。
サンフランシスコに入って、ゴールデンゲートブリッジを渡り、先ずはSonoma (ソノマ )で小休止。

観光バスも停まる雰囲気のある大きな建物は、 The Olive Press (☆彡)
ソノマでオリジナルのオリーブオイルを製造している老舗だとか。

オリーブオイルのテイスティングも出来て、ついお財布のひもが緩んでしまう危険地帯。
オリーブオイルだけでなく、様々なフレーバーのバルサミコ酢やキッチングッズもあるのですから、お財布も紐は緩みっぱなし。

エクストラ バージン オリーブオイルと言っても、更にDelicate・Medium・Robustに分類される肌理の細かさ。
テイスティングすると、色も味もその違いは歴然です。楽しい。

車中のワインが心配だからと、主人に引きずられるようにしてThe Olive Pressを後にします。
さ、ここから本日の最終目的地までは30マイルそこそこです。











小一時間も車を走らせると、本日の最終目的地Santa Rosa ( サンタ・ローザ) に到着します。

閑静な住宅街。
今回の旅でいちばん長い三泊はここSanta Rosa、Airbnb (エアビーアンドビー)に宿泊致します。
こんな時、アメリカの住所表示は本当に分かりやすくてありがたいものです。
木の門の開け方に少々戸惑いは致しましたが、今日から3日間はこのお家の住民です。

可愛いいお庭。
洗濯機と乾燥機は1階、リビングスペースは2階です。

初めてのAirbnbに若干の不安もありますが、こうして一軒家を丸っと貸切ることで地元愛のようなものが沸き上がってくるから不思議です。

さ、ルールブックを熟読して、オーナー夫婦に失礼のないように。
キッチンには調理道具はもちろん、シリアルやカトラリー、オーブンシートの類まで完備。
冷蔵庫には牛乳まで。

清潔なベッドルームは二部屋も。

ホテルにはないこの高揚感。
何より、今までに溜まった洗濯物をここで一気にお片付け出来るのが嬉しい。

今すぐにでもお洗濯したいのは山々ですが、ランドリールームへの暗証番号が分からず断念。
ならばUberを呼んで、サンタ・ローザの市街地へ向かいましょう。










Uberの運転手さんが教えてくれたように、市街地は “Wednesday Night Market” で大賑わい。

予定していた地ビールレストラン “Russian River Brewing Company” は、お店の前まで人が溢れるほどの大盛況で、1時間待っても食事にありつけるかどうか定かではない程の込み具合。

結局近くのバーでビールを飲んだりして時間を潰すも、こりゃ無理だと予定変更。
主人の検索にかかったフランス人のご夫婦が営むビストロ “Bistro 29” へ。
閉店時間が迫っていたので、お料理は軽くガレットと鴨に止めます。

ですがワインはしっかりと頂きますよ。
グラスのスパークリングワインに続き、主人がオーダーしたのは “HEAD HIGH” 2014年のピノ。
もちろん聞いたこともないワイナリーですが、これが主人のお口にストライクだった様子。

優しい口調の奥さまに、周辺のお勧めワイナリーをメモして頂いた主人。
ビールにしなくて良かったわね。

奥さまの接客にホッとしたのか、旅の疲れか酔いなのか・・・原因は不明ですが、呼んだUberの運転手に明確な住所を告げられず私を含めて周囲をやきもきさせる主人。

お美しい長身のフランス人奥さまは、通りまで出て
『この子たち土地勘のない観光客なのよ、しっかり送り届けてあげてね』 と運転手に念押し。
大変ご面倒をおかけいたしましたが、無事お家に到着致しました。





少し飲み残したワインを持ち帰り、三泊するお家で今日の反省会。
それだけでは足りず、買ってきたばかりのワインを1本抜栓したのはやっぱり酔いのせいかしら。

気持ち良く酔ったところで、Airbnbのオーナー Geoffreyがご挨拶にいらっしゃいました。
酔っぱらっちゃった今ですか!
明日の朝は待望のお洗濯をこなして、レンタカーでお出かけです。

posted by しんさん at 15:26 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

カリフォルニア ワイナリー巡り 2017 〜 パソ・ロブレスを発ってモントレーへ

のんびりとした温泉の町 パソ・ロブレスを出発し、本日の最終目的地はモントレー。

モントレー湾を望む “Monterey Plaza Hotel & Spa (モントレー プラザ ホテル & スパ) ” が本日のお宿です。
この日宿泊したMarina del Rey Hotel (☆彡) でスパの予約代行をして頂きましたので、予約時間に遅れないよう慎重に時間を割り振っての出発です。

パソ・ロブレスから101号に乗ってひたすら北上し、先ずはカーメル・バレーに向かいましょう。
道中国道に沿って油井(ゆせい)ポンプが並びます。

この辺りにエクソンモービルのオイルフィールドがあるなんて話もちらりと聞きました。
油井ポンプを見るなんてこと、日本ではあり得ませんものね。





国道101号線を降りたらしばらくは山の奥へ奥へと進みます。
パソ・ロブレスからカーメルバレーまでは120マイルほど、2時間ほどで本日最初の目的地 “Talbott Vineyards ☆彡” のテイスティングルームに到着致します。

カリフォルニアワインと言えばナパ・バレー、それ程までにナパのワインは日本でも有名です。
ですがパソ・ロブレスと言い、こちらカーメルバレーと言い、日本未入荷の小規模ワイナリーをテイスティングして回るというのも今回の旅の醍醐味です。

特にこちらカーメルバレーは7,700ha程の小さな村で、葡萄の栽培地は121haほど。
多くの葡萄はカチャグア・バレーの断崖で栽培されているため、昼夜の気温差が大きくなり、葡萄がゆっくりと熟すことから複雑なワインに仕上がるのだとか。

こちらTalbott Vineyardsは、ピノノワールとシャルドネ種のみでワインの醸造をしているそうです。
急カーブ急こう配の山道を経て、ピノノワール好きの主人が来たがるのも大いに納得。

もちろん日本から、いえ、アジア圏からの観光客は見かけません。
小さな小さなカーメルバレーにある小さな小さなテイスティングルームですもの。
敷地内を建物に向かって歩いていくと、目の前をニワトリが横切っていくようなのどかなところです。

ですがTalbott Vineyards、主人のハートをしっかりと鷲掴みに致しました。
サンタ・ルチア・ハイランズのピノとシャルドネを使ったワイン2本をしっかり抱え、ランチに向かいます。










カーメルバレーでのお昼はCafe Rustica (カフェ ラスティカ ☆彡)
小さな町ですので、Talbott Vineyardsからは車でほんの数分・・・ですがちょっと寄り道。

Talbott Vineyardsのスタッフさんに教えて頂いたテイスティングルームへと向かいます。
ピノ・ノワールが好きな主人に是非と教えて下さったのは、Chesebro Wines (☆彡) のテイスティングルーム。

高鳴る想いをどうにか抑え、赤い屋根の可愛らしい建物の前に到着します。
・・・がどうも様子が変、残念、本日定休日。
どうもこちらのテイスティングルーム、木曜から日曜、しかも正午から夕方5時までのオープンだとか。

ムスっとむくれながらも、主人、ランチに向かいます。
レストラン “Cafe Rustica” は、野菜をふんだんに使ったメニューが自慢の人気店。

本日のお勧め トマトのスープをふたりでシェア。
可愛らしいカップに入った濃厚なトマトスープ、すっごく私好み。

旅も中盤に差し掛かると、レストランでオーダーする要領も掴めて参ります。
シェアする、ボリューム満点の付け合わせ、こられを考慮しての適量オーダーにも慣れてきました。

ですので主食のサンドウィッチも半分こ。
何でもどぅみぃ (私のこと) の好きなものをオーダーして良いよ、と主人。
すかさず私が選んだのは、 “Rustic Vegetable Sandwich” 。

まぁ!なんて美味しそう!

なんだか元気のない主人、なかなか食が進まない様子。
・・・どうかしたのかしら?
満面の笑みを浮かべる私に対し、プレートを持つ主人のその顔がどこか不満気。

付け合わせのポテトサラダをつつきながら、主人が言います。

『肉、食べたくない?』

嫌だわ、主人。
燃料切れですか?
私、こっちに来てからすこぶる体調も気分もよろしいのは、野菜寄りの食事のおかげかしら。

味の濃い葉野菜のサラダを山盛りは、もうイヤなんですって。
こっちのホウレン草は味が濃くて口の中がヌキヌキするんですって。
可笑しいわね、主人。










お肉不足でご機嫌斜めな主人。

本日の宿泊ホテルまでの道中、先日訪れたBig Surの南側 (☆彡) に続いて今日はBig Surの北側を目指す予定でいたようですが、スパの時間の都合でそれは断念。

ホテルの方向に向かって30分ほど車を走らせ、Carmel-by-the-Sea (カーメル・バイ・ザ・シー) で車を止めます。
クリント・イーストウッドが市長を務めたことでも知られるこの小さな街は、芸術家や詩人の集まる街とも呼ばれ、観光客にも大人気な可愛らしい街並みが魅力的。

可愛らしい看板に建物、小さな中庭もそれだけで絵になってしまいます。

このCarmel-by-the-Seaで、先ず最初に目指すのは “Paraiso Vineyards by Smith Family Wines ☆彡 ” の小さな可愛らしいテイスティングルーム。

小さなお店が密集するCarmel-by-the-Seaの中でも、ひと際奥まった場所にあるこのテイスティングルーム。
白を基調にしたアンティークな雰囲気が漂う本当に可愛らしい店内。
スタッフの女の子も兎に角可愛い。
Talbott Vineyardsに続き、ここでも主人はサンタ・ルチア・ハイランズのピノとシャルドネを購入。











小さなCarmel-by-the-Seaの街で、主人が寄りたかったテイスティングルームがもう一軒。

まだまだカリフォルニアワインの魅力を熟知していなかった頃の主人が出会ったワイン、Pelerin (ペルラン) のテイスティングルームがある “Trio Carmel ☆彡 ” までは歩いてたったの3分。

取り寄せたこともあるワインでしたので、当初の予定ではテイスティングなしでお買い物だけ。
ですがそこは雰囲気に流されやすい主人のこと。
結局は全てテイスティングをし、サンタ・ルチア・ハイランズのピノを1本、大満足のお買い上げ。

こちらのお店 、“Trio Carmel” さん。
スタイリッシュな入口に少々圧倒されて店内に入ると、そこはキッチングッズ・オリーブオイル・バルサミコ酢がずらりと陳列する広々した空間。

時間があればもうちょっとゆっくりしたかったお店です。
今こうして画像を見ていてもちょっと残念。
興味深いお店でした。










・・・なんて悠長なことは言っていられません。
本日の最終目的地はモントレー。
宿泊先の “ Monterey Plaza Hotel & Spa ”までは車でものの20分。
ぎりぎりスパの予約時間には間に合います。

・・・Carmel-by-the-Seaを出てすぐ、軽く道を間違えたものの何とかホテルに到着。
少々急ぎ足ではありましたが、スパの予約時間に遅れることもなくぐっすり寝入って参りました。

旅先のスパは必須です。
私がスパに行っている間、主人はワイン巡りのイメージストラテジーを練り直し。

すっきりとして部屋に戻ったら、テーブルの上にはカーメルバレーのTalbott Vineyardsでもらったテイスティングルームの案内図が。
勧めて頂いたChesebro Winesが気になって仕方がないのでしょう。

結局、帰国後に主人はこちらのワイナリーのピノばかり1ケースオーダーしたようです。。。

余談ではありますが、こちらのホテル “Monterey Plaza Hotel & Spa” は敷地もひろい上に構造がややこしいことややこしいこと。
通りを横断する連絡路まであるものですから、スパからお部屋に戻るのも一苦労でありました。










スパで体も軽くなったことですし、夕食までの時間モントレーのホテル周辺をお散歩致しましょうか。

それにしてもモントレーは寒い。
昨日までいたパソ・ロブレスが最高気温43℃に対し、こちらの最高気温は17℃。
主人は半袖のポロシャツ一枚、寒さでオカシくなったのか、笑いがこみあげてきます。

沖に何かがいたんです。
ラッコなのかイルカなのか、はたまた小さなクジラなのか。
兎に角何かがいたんです。











今宵のディナーは、ホテルのメインダイニング “Schooners Coastal Kitchen & Bar” 。
窓際の眺めの良い席に通されて大満足。

中の席では、ご年配のグループが大いに盛り上がっていらっしゃいました。
皆さまきっちりジャケットを着こなした見るからに富裕層。
現金なもので、大騒ぎするそのお声がBGMにも思えるから人って分からない。





主人は昼間に訪ねたTalbottがよほど気に入ったのか、ビールを一杯飲んだ後、厳かにTalbottのシャルドネ Sleepy Hollow Vineyardの2013年ををオーダー。
ワイナリーで見た価格と、レストランの価格がほぼ変わらないことに感激しておりました。

サンタモニカではあれほどこちらの牡蠣の悪口を言っていたくせに、今ではすっかりカリフォルニアオイスターの大ファン。

生クリームをしっかり使ったクラムチャウダー。

山盛りの海の幸に山盛りの野菜。
昼間、お肉を食べてないとブツブツ言っておりました主人ですがようやくの満足顔。

このダイナミックなレモンの添え方、うわぁ、私も盛り上がってきましたよ。

アメリカのデザートは大味なイメージがありましたが、いいえ、意外と繊細。
それでいて量が多めだから、私としては願ったり叶ったり。

後ろに見えるデザート、何だっかな?
ちょこんっと頭に乗せたクラウンがたまらなく可愛い。

レストランの入り口で記念写真。

イタズラでちょっと吹きだしを書きたくなっちゃう美人スタッフさん。
『何よぉヘイヨォ』 といったところかしら。

・・・くだらない。





夜のモントレーは更に冷え込みます。
明日はSanta Rosa (サンタローザ) に向かいますよ。

posted by しんさん at 15:18 | Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする