2015年07月18日

ホテルを移りモナコ 3日目、モナコ観光・レストラン、ラ シェーヴル ドール 2015.7.10  前編

モナコに到着して盛りだくさんの2日間、早くも本日3日目を迎えました。

今日は宿泊ホテルを Hôtel Hermitage Monte-Carlo (オテル・エルミタージュ・モンテ カルロ) から Hotel de Paris (オテル・ド・パリ) に移ります。
荷物をまとめ、オテル・エルミタージュのテラスで最後の記念写真。

ホテルの窓一面にひろがるモナコらしい港の景色とも今日でお別れ。

チェックアウトをのんびり済ませた後、身ひとつでのんびり歩いてオテル・ド・パリへ。
大きなスーツケースはコンシェルジュにお任せし、お昼間近のモナコをお散歩気分で移動します。





裏手から眺めるオテル・エルミタージュ。
どことなく大好きなオリエンタル・バンコクにも似た佇まい。

海沿いの道をのんびり歩いてオテル・ド・パリまで。
今日もモナコは飛び切りの青空がひろがっております。











1864年創業のホテル “オテル・ド・パリ” 。

モナコの象徴ともされるこのホテルは、世界の王侯貴族に愛されてきた歴史あるホテル。
その立地もモナコの象徴にふさわしく、荘厳なグラン・カジノや、観光客でも賑わう Café de Paris Monte-Carlo (カフェ・ド・パリ・モンテカルロ) 前に位置しモナコの中でも一際目立つ建築物。

もちろんホテルの正面には、噂に違わず大迫力の高級車が並びます。

ブガッティ・ヴェイロンやパガーニ・ゾンダ、マクラーレンF1・・・その脇のロールスロイスやベントレーのコンバーチブル、さらに脇にずらりと並ぶフェラーリ、ずっと向こうにポルシェ。
流石の主人ですら見たことの無い車が並んでいたそうで、主人童心に戻って大興奮しておりました。

ロビーに一歩足を踏み入れると、白と金を貴重にした重厚な造り・天井から吊り下げられたシャンデリア・・・懐かしい子供時代にかつて憶えたような、ある意味排他的な緊張感に包まれます。

このイメージは・・・
そぉね、最近リメイクされたディカプリオ版グレート・ギャツビーといったところかしら。
現実離れした現実がここに存在するといった雰囲気に、私はもぉはしゃぎっ放し。
オテル・ド・パリに着いてから何度主人に言ったかしら・・・ 『どぉしよぉ!楽しいっ!!』

オテル・エルミタージュからオテル・ド・パリに移り、気分は盛り上がる一方。
さぞやお部屋の窓からは、モナコの街に迫る緑と茶色の山肌が連なる景色が・・・って、あれ?

窓からの眺めは工事現場。
なんでも4年だか5年かだか後に、この界隈に並ぶブランドショップ その他が入った複合施設の建築が目下急ピッチで進められているのだとか。
新たな観光スポットの完成間近ということで、その貴重な工事現場の写真も収めておかないとね。










ホテルのお部屋でひと息ついた後。
本日の予定は、モナコ観光・フランス南東部 コート・ダジュールに位置するエズ (Eze・別名『鷲の巣村』・モナコのお隣) へ移動してのディナー。

早めにお部屋を出て、ホテルのBar 『Le Bar Américain (ル・バー・アメリカン)』へ。
昼間のオーセンティックバーは、何となく接客も軽くて心地良い。
なんとも愛らしい佇まいのシーザーサラダとグラスシャンパンをオーダーし、軽くお腹と気持ちを満たした後でいざモナコ観光へ。

バーを出る直前、大きな黒いドーベルマンを連れた男性が、何気なく隣のテーブルに腰をかける。
周囲のスタッフ、お客さまも含め、驚く雰囲気は皆無。
当のご本人も見るからに常連客、モナコの日常はやはり私達には非日常でしかないと実感。










それでも観光地に行くと、日常が戻ってホッと致します。
モナコ観光に主人が選んだ車は、電気自動車 テスラのモデルS。

運転してくださるのは、びしっとスマートに黒いスーツを着込んだイタリア系の・・・
ごめんなさい、ポーっとしてしまってお名前失念。





モナコの歴史、お馴染みの赤×白の国旗以外にもうひとつ存在する僧侶の描かれた旗の秘密・・・
ごめんなさい、運転しながらミラー越しに目を見て熱く語らないで下さい。
ただでさえ拙いリスニング力が崩壊いたしておりますこと、運転手さんお気づきですか?

その横で主人は、テスラの内装やらナンやらに大興奮・・・もぉ、車バカなんですから。





外部の侵略から身を守るためにも築かれたエズ特有の町並み。
現在はそれが世界的にも有名な観光地となり、小さなお土産屋さんやカフェが点在致しております。

エズの香水工場を見学後モナコに戻り、ショコラトリー・ド・モナコでお土産を調達。
その後はグレース・ケリー大公妃が眠る聖ニコラス大聖堂等々。

スパニッシュ系女性がお店番をする小さなエズのお土産屋さん。
大きな大きな黄色い麦わら帽子が目に留まり、旅の記念に主人に買ってもらいました。

どぉ日本まで持ち帰るかは全く考慮せず。





母親がその名を聞くたびに大興奮するグレース・ケリー。
外国を何かと拒否する母、しかしグレース・ケリーだけは拒否の対象ではないようです。

レーニエ大公のお墓の隣、Gratia Patriciaと刻まれたお墓の前でしばし感傷的に・・・

モナコと言えばグレース・ケリー、グレース・ケリーと言えばモナコ。
傘寿近い母親ですら未だに魅了する女優さんであり、そして偉大な大公妃であり。










こうして3時間にぎゅっと詰まった観光を終えてホテルの正面へ。
細身の黒いスーツを着こなしたツアー・ガイド君は爽やかな笑顔を残し、颯爽とテスラを運転して帰っていきました。

この後の予定は、もう一度エズに向かってディナー。
降り注ぐモナコの陽光に疲れたのかしら、それとも単に観光疲れ?

部屋に戻るとまだまだ時間に余裕あり。
少しお昼寝でもして、19時30分に予約致しておりますディナーまでのんびり過ごしましょうか。
本日のディナーは少し早めに出かけます。
コートダジュールに沈む夕日を眺めつつシャンパンでも・・・なんてロマンティックな主人の提案。

・・・そしてこのお昼寝が後ほどとんでもない失態の原因に。
またまた長くなりました。今宵のレストランの備忘録は後編に続く。

posted by しんさん at 07:25 | Comment(0) | ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月17日

モナコ 2日目のメインは Jacque・Maximan (ジャック・マキシマン) 2015.7.9 後編

いよいよ主人が楽しみにしておりましたJacque・Maximan (ジャック・マキシマン)のお店へ。

・・・と参りたいところではありますが、まだまだ日は高い。
お昼ですもの、当然です。

Hôtel Hermitage Monte-Carlo (オテル・エルミタージュ・モンテ カルロ)内をちょっとウロウロ。
ちなみに宿泊致しましたお部屋、日中はこんな感じ。

このホテル、きっといちどは誰しも迷子になるのではないかしらと思うほどに建て方が複雑。
下の写真の奥に見えるのは、2番目のロビーとされるややこじんまりとした空間。

優雅で女性的なホテルと表現されるのも納得の廊下。
ここを抜けるとエレベータに到着するのですが、それがまた−2階とか3階とか・・・
慣れるまでは???の連続。











さて。

そんなややこしい迷路のようなホテル内を端に向かい、予約致しております Thermes Marins Monte-Carlo (テルム・マラン・モンテカルロ) へ。モンテカルロでスパ体験であります。

重厚なレストランを突き抜けると、目眩がしそうな白い大理石の空間。
地下通路で直結しておりますドアの向こうには、陽が燦燦と降り注ぐ室内プールがあります。
西洋一のスパ施設と評される 『テルム・マラン』 へ。

イメージするならば、ギラギラしたモナコにひっそり佇む真っ白な空間。
受付を済ませてバスローブに着替え、先ずは施設内のレストランでカロリーを控えたのランチを頂く。

テラス席には時折天井からふわりとひろがるミスト、清涼感を誘っております。
周囲は見るからにモデル・お金持ちといった風貌の方ばかり。
一瞬肩身の狭い気もするも、彼ら彼女らは私達のことなんて気にもしていないので気も楽ってもの。





見たことも体験したこともない最新式の器具を使い、全身に海草パックを施術してもらう。

その後、夢のようなマッサージが待っているのですが、その前に白い密室に通されてひとり立たされ、消防ホースのような勢いのウォータースプラッシュを施されます。

まるで “氷の微笑” のシャロン・ストーンよろしくすらりとした脚を組んだ女性が、白い大きなサングラスをかけて消防ホースでアジア人に勢いよく放水する・・・

主人曰く、 『なんだかさぁ、僕、流石に情けなかったよ』

彼のその時の描写が兎に角面白くて面白くて・・・
『あの人さぁ、なんか変わった昆虫でも捕まえて遊んでいるような気分だったんじゃないかなぁ』
『同じ人類とは思えないじゃん、なのに嫌な態度じゃぁないんだよね、余計に悲しかったよ』
『紙パンも水の勢いでズレてくるしさぁ、脱げたらどぉしようかと思ったよ』

・・・ごめん、主人。
思い出しても大爆笑してしまう私を勘弁してね。










そんなスパで体験した辱めはころりと忘れ、いよいよ夕方近くになりましたのでお出掛け致しましょう。
いよいよディナー、Jacque・Maximan (ジャック・マキシマン)のお店に向かいます。

先ほどもちらりと言及致しました2番目のロビー、ここから出発し、徒歩でモンテカルロ駅へ。

駅まで距離的にはほんの数分なのですが、兎に角続く坂・坂・坂。
細くて長い階段を楽しんでおりましたのも最初の数分、普段の運動不足が祟ります。

でもそこはモナコ。
間から見える美しい風景に励まされ、よれよれにはなりつつも無事駅構内に到着。





主人が事前にネットで予約しておいてくれた予約番号、これを駅の自動券売機に入力。
クレジットカードを挿入して鉄道(SNCF)のチケットを購入。

主人のこういった用意周到なところ、本当に感心致します。私には到底出来ない大技です。
2階建て電車の2階 窓際に陣取り、コート・ダジュールの海を右手に眺めつつ目的地に向かいます。

途中の駅構内、トイレの位置を示す足跡マークの可愛らしさについ微笑んだりして。
モナコを離れ、各駅停車で10駅離れたクロ・ド・カーニュ駅で下車。
のんびりとした無人駅を出てしばらく歩くと、海沿いの道 (プロムナード・ラ・プラージュ) に出ます。

夕暮れ時の穏やかな時、泳ぐ人、釣りを楽しむ人、ジョギング中の人、スケボーで通り過ぎる子供、海辺で黙々とひとり腕立て伏せをする男性・・・

モナコの空気が嘘の様な穏やかな田舎町。
ベンチに座って夕日を眺めていた老夫婦に写真を撮っていただきました。

『さようなら』 と日本語でご挨拶をして下さったおじいさん。
麻のスーツを着た素敵なお婆さんがお隣で微笑んでくださいました。










さぁ、予約時間となりました。
いざ、ジャック・マキシマンのビストロ 『Bistrot de La Marine (ビストロ・ドゥ・ラ・マリン)』 へ。





ここから一部前編と重なりますが、主人がうるさいのでこれも備忘録。

海沿いの古い家屋を改造したジャックのビストロ。
2013年に星を失い、今はミシュランとは無縁のお店として君臨しているそうです(主人談)

今から30年以上も前、ニースのホテルネグレスコのメインダイニング “レストラン・シャンテクレール” を2つ星に導き、ご自身も31歳の若さでにMOFを取得。
80年代前半にはフランスでもっとも輝いていたシェフの一人、それがジャック・マキシマン氏。

そのジャックが紆余曲折を経て、ニースとカンヌの間に位置するカーニュ・シュル・メールというこの小さな田舎町でビストロを営業している・・・ここが主人の気を大いに惹いたらしい。





お客様は皆テラス席を選びますが、私達の目的はジャック氏その人ですもの。
当然室内に・・・って、あら?室内客は私達ふたりだけ。

とりあえずヴァン・ムスーで乾杯した後、メニューをひろげます。
ちなみに夜のメニューはアラカルトのみで、前菜・魚料理のみで肉メニューはなしといった潔さ。
ワインは、お店の方が薦めて下さったプロヴァンスのローカルワイン (白) を頂きます。

先ずは迷うことなく小イワシのフリット。

小イワシというには大ぶりなイワシが、フワフワの食感で見事に完成されております。
レモン・タルタル・お塩が添えてあります。

普段ならば絶対別添えの塩・タルタル等は使わない私ですが、サービスの方に進められて渋々お塩をつけて一口食べてみる・・・美味しい、何故?
そのままでも充分お塩が効いているのに、なぜ追加しても美味しいの?
タルタルも然り。不自然な酸味が全く感じられず、兎にも角にも美味しい。





本場本物のニース風サラダは、季節が限定されているとか。
サラダに感動するなんて・・・崩れ落ちそうなくらい美味しい。






メインとして、私はアンコウとジロール茸のお皿。

主人はサーモン・アメリケーヌ・リゾットの組み合わせ。
当然主人はこれを選ぶでしょうといった顔ぶれの集結した一皿。






スーツケースの底に忍ばせ、日本から持参したジャックの古い本。
サインを頂戴し、ワインも回ってすっかりご機嫌な主人。

主人はジャックのお料理にすっかり魅了されてしまったようです。
次来る時は、この辺りに宿を取って毎日通うと。
メニューの上から順番に全部食べてみたいと。





もちろんデザートも頂きます。
私は桃のガスパチョ、主人は・・・えっと・・・ヌガーの入った何か。
今どきの佇まいでないところにジャックの魂を見た気が致します。






ここからは主人の感想。
  • 料理の特徴は、何となくラーモニーの山村シェフのお皿を荒々しくしたような感じ。
    でも同じ路線に乗ってるところを見ると、同じ時代を生き抜いたシェフは、やはりどこか同じ延長線上で繋がっているのだろうか・・・
ごめん、主人。
難しいことは分かりません。
また来たいっていうのなら付き合ってあげるから、もぉ帰りましょ。

最後に、もう一枚ジャックと主人の写真。
お店の閉店時間を過ぎてしまったというのに、わざわざ待っていてくれたジャック。

ちらりと主人が厨房を覗くと、精根尽き果てたジャックがぐったり腰掛けていたそう。
『あしたのジョーかと思ったよ』と主人。
あまりに主人が嬉しそうに語るので、私の写真は切り取っておきました。

ごめんね、ふたりだけで一枚写してあげれば良かったわね。










。。。バカな主人。
最終電車が行ってしまうまでお店に居座らなくても良いのに。

急きょ予定を変更し、宿泊先のエルミタージュに電話してホテルからリムジンを回してもらう。
お店の前で余裕の一枚。

ジャックのお店で食べた支払い額より、帰りのリムジン代の方が高くついたのが残念・・・と主人。
今回の旅で主人が最も興奮した1日でありましたとさ。

posted by しんさん at 16:09 | Comment(0) | ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モナコ 2日目のメインは Jacque・Maximan (ジャック・マキシマン) 2015.7.9 前編

モナコ 2日目。

本日は、今回の旅行で主人がどぉしてもどぉしても行きたかった (他のレストランについてもそぉ言っておりましたが。。。) Jacque・Maximan (ジャック・マキシマン)のお店へ。

ニースにあるホテル ネグレスコのレストランを世界初の2つ星に導き、31歳の若さでMOFを取得するなど華々しい経歴を持つ伝説の料理人、Jacque・Maximan (ジャック・マキシマン)。
65歳を過ぎた今なお現役でご活躍だというジャック・マキシマンにご対面。

あーあー、主人。
日本からえっちらおっちら持参した彼の本にサインを頂戴し、ご本人に肩まで組んで頂いて・・・
感激の嵐といった風貌。

それにしても、私の斜めがけバックのダサいことダサいこと。





この日のメインイベントは、ディナーに訪れましたジャック・マキシマンのお店。
ですがフランスのディナーは兎に角スタートが遅い、9時頃のスタートが一般的。

主人もワクワクして早くに目が覚めたよう。
世界で最も治安が良い国としても知られているモナコですもの。
ふらふらモナコをお散歩して、ホテルの外で朝食でも食べて参りましょう。










当然と言えば当然なのですが、兎に角坂の多いモナコ。
エレベーターの類も用意はされているようですが、せっかくですもの、歩きましょう。

てくてく歩いて、思いっきり遠回りをしながらアルム広場のマルシェまで。

道路には至る箇所にモナコ・グランプリの痕跡が。
スターティング・グリッドがまだうっすらと残っているのを見つけ、足の痛さも忘れて大はしゃぎ。
有名なコーナーには黒々としたタイヤ痕、こんな所を走るのかと思うと気分も高揚致します。





マルシェに到着して珍しい野菜に大興奮するも、当然生鮮食品やお花は眺めるだけ。
毎朝お腹が空いて目覚める私にとって、長距離過ぎるお散歩ほど残酷なものはありません。
そうね、先ずは朝食。

なんてことないスクランブルドエッグ・ハム・パンの組み合わせ。
なのにパンがざくっとしていて飛び切り美味しい。

ジュースは好きなものを何でも搾ってあげると言われ、人参とオレンジをミックスしてもらう。
氷が入っていなくて常温のジュース、これが実に良い飲み心地。





マルシェの帰りは、ふらりと通りすがりのスーパーに寄って気楽なお土産を物色。
可愛らしいビンに詰まったスパイスについ吸い寄せられ、この後思考が崩壊して乱れ買い。

心ばかりのお土産にと、お肉用・お魚用 2種類のブーケ ガルニを買いこんでご機嫌。
店内にはそれはそれは美味しそうなパテ・アンクルートが破格値で売られておりました。

入り口付近に設置してありましたフレッシュ・オレンジジュースの自販機。
2€で小ぶりなコップ一杯分のオレンジジュースが搾られて注がれます。

外国に行くと、日中はいつもついお化粧を怠ってしまう。
流石にこの歳になってすっぴんを見せる勇気など、とてもとてもございません。。。










晴天が続くモナコ。
今日も暑くなりそうです。

朝食を食べて帰ってきたってだけのお話なのに、このてんこ盛りの内容ったら。
2日目の備忘録は前編・後編に分けましょう。

ジャック・マキシマンのお話はまた後ほど。

posted by しんさん at 14:08 | Comment(0) | ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月16日

モナコ・パリの旅 1日目 (2015.7.8)

私、バンコクのオリエンタル・ホテルをこよなく愛しております。
それは主人も十二分に承知しているはず。

だと言うのに、何故主人が急にバンコクでなくヨーロッパ旅行を思いついたのかは未だ謎のまま。
本来出不精な上にモナコ?パリ?
・・・憂鬱感を常に抱きながらとうとうその日を迎えたものの、昨日無事満面の笑みで帰国致しました。

旅の感想?
私、パリとはかなり相性がよろしいようでございます。

楽しくて楽しくて、思い出しても少々日焼けした顔が綻んでしまう2015年7月 モナコとパリの旅。

主人がこの旅で何より楽しみにしておりましたシトロエンDSをチャーターしてのパリ観光の写真を皮切りに、主人渾身の1週間を少しずつ備忘録して参ろうかと存じます。

旅先でも簡易的に画像をUP致しましたが、それはそれとして削除することなくそのままに。
主人の頼もしさを再確認しつつ、お腹が捩れるほどに笑いこけも致しました7日間。
今週のお弁当はうんと手抜きもご了承下さいね、主人。










兎にも角にも飛行機が大好きな主人。
今回お世話になった航空会社はルフトハンザ。
フランクフルト経由でニース国際空港へ向かいます。

今回の旅の為にとカジュアルな帽子を探しておりましたら、出発間際に理想的なキャップを発見。
デザイン・発送ともに無理を言い、ぎりぎりセーフで前日に到着。
大きなおリボンのついたシゾール製のキャップ。
嬉しくてセントレアのラウンジでこっそり自撮り。

50に間もなく中指くらいは届くであろう年頃故小じわが気になるも、キャップの愛らしさには大満足。

このキャップをデザイン・製作くださったVIVID spiceさんに心よりお礼申し上げます。
もちろんお会いしたことはありませんが、きっときっと素敵な女性。
モナコ・パリの陽光を存分に浴びさせ、型崩れなく無事日本まで持って帰ることが出来ました。
これからも大切にしますね。





ルフトハンザ機の快適なシートに安心するも、悲しいかなモニターのリモコン操作が掴めぬ二人。。。
客室乗務員さんをつかまえ己の頭の固さに苦笑い・・・というより大爆笑。
スワイプでしたか、そうでしたか。











ドイツ フランクフルトまでの飛行時間はセントレアから12時間強。
これが全く苦にならず快適に過ごせたのは、ひとえにルフトハンザ航空のおかげかしら。
ここからニースまでは1時間30分ほど、楽勝です。

空港からは事前に主人が手配してくれたリムジンで、一路Hôtel Hermitage Monte-Carlo (オテル・エルミタージュ・モンテ カルロ へ。

運転手のジョージ氏は、元パリ在住の宝石商。
真珠のミキモトのブランド力を、ほんわりしたフランス語寄りの英語で熱く語ります。

フランス人は英語を話してくれない、無愛想だと恐れておりましたのに、とんでもない大間違い。
飛行機に引き続き快適な車中に、今回の旅行に悲観的でありました心は既に完全消滅。





モナコでの最初の宿泊はオテル・エルミタージュ。
故グレース・ケリー后妃が愛したことでも有名で、女性的で優雅な華やかさを備えたホテルです。

今回の旅行で後ほどお世話になりますホテル、Hôtel de Paris Monte-Carlo (オテル ド パリ モンテカルロ) の姉妹ホテルでもあり、1895年に創業された歴史あるホテル。

お部屋に案内され、抜群のタイミングでウエルカム・シャンパン。
夕食前でしたが雰囲気に負け、部屋のテラス席でエルキュール港湾を眺めながら軽く乾杯。

MOËTにも心躍りますが、中央に鎮座するまるでキルティング加工を施したような真っ赤なケーキ。
見掛け倒しだと思うでしょ?

ところがぎっちょん、これが飛び切り美味しいの。










モナコ到着初日。
主人が選んだレストランは、ホテルのメインダイニング “Le Vistamar 〜 ラ・ビスタマール”
ミシュラン一つ星で、南仏らしい魚介料理が評判のモナコの夜景が一望出切る素敵なお店。

9時を過ぎても夕方のように明るいモナコ。
Gosset 〜 ゴッセのロゼで乾杯した後、ようやくゆっくりと陽が傾き始めます。

プロヴァンスのロゼをオーダーし、お料理が運ばれ始める頃。
昼間の顔が一転、有名なモナコの夜景が少しずつ姿を現します。

・・・上の写真はサバなのですが、暗くて分かんないですね。
ブイヤベースは驚く程に濃厚で、お魚好きの私は大満足。





モナコの夜は長い・・・そして朝は短い。
時差ボケとは本来無縁の私、夜更かしは得意ですが朝寝坊は苦手です。

明朝も日本と同じく、5時には快適な目覚めを致しますことでしょう。





。。。案の定。
夜景ではなく未明のモナコ エルキュール港。

オテル・エルミタージュの窓からの眺めでありましたとさ。
旅はまだまだ続きます。

posted by しんさん at 15:49 | Comment(2) | ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月12日

どーしよぅ!楽しくってしかたがないーーーー

モナコとパリの旅

モナコ滞在2日目は、宿泊先のホテル エルミタージュから電車に乗ってカーニュ・シュル・メールまで。
ニースとカンヌの中央辺りに位置する穏やかな海沿いの小さな田舎町です。

今回の旅で主人が楽しみにしておりましたジャック・マキシマンのお店へ。

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・・・と、いつも通りつらつら書きたいのですが、もぉ楽しくって仕方がありません。
まずはタブレットを閉じて大いにモナコ滞在を楽しみむことと致しましょう。

テスラーをチャーターしてのモナコ観光。
もちろんグレース・ケリーを忍びつつ大いに盛り上がっております。 

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ホテルをエルミタージュからオテル・ド・パリに移り、雰囲気も一新。
エズ(別名鷹の巣村)まで足を伸ばし、海を眼下に眺めながらのディナー。
これは素敵!

世の女性でこの雰囲気に落ちぬ者はおりませんでしょう。

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モナコ最終日は、結婚10年ちょっとのお祝いにと国内線でパリまで。
主人に憧れのモラビトのオルセーを買ってもらい、更に気分は急上昇。

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その日の夜はアラン・デュカスのルイ・キャーンズでギラギラのディナー。

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とにかく楽しくて仕方がない今回の旅。
備忘録は帰国してからにするとして、パリに移動する準備に参ります。
posted by しんさん at 16:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする