それでも現実に戻る時が参りました。後ろ髪引かれる思いで日本へと向かいます。
今回の旅でやり残したことと言ったら・・・うーん、楽しかったもの、また来るからいいや。
それでもやはり、ル ブリストルの副支配人、ファラオン君とクレオパトラ嬢にいちどもお目文字叶わなかったことは残念であります。
予約した空港までの送迎までには時間もあるし、荷物も完璧にまとめました。
ならば Le Jardin Francais に下り、最後となりました朝食をのんびり頂きましょうか。
エレベーターでロビーまで。ドアが開くと目の前に・・・ Mr. ファラオン!
最後の最後、とうとうお目見え叶いました。
しかもそこは野生の勘・・・カメラを持たずに部屋を一端出たものの、ふと思い立ってカメラ持参。
ファラオン君はちらりと顔を上げるも、すぐにすやすや夢の中にお戻りあそばしました。 一瞬ちらとお目が合い、すかさず得意のネコ語でおべんちゃらを言ってみる。
北一色のネコ使いと自負しておりましたのに、ファラオン君は完全無視。
少し悔しいので、不細工な白目をむいたファラオン君も載せてみる。。。大人気ない。
今回の旅で少しでも嫌な思いをした場面があったかしら。
困った時には誰か彼かに助けていただき、ホテルは当然、移動の乗り物内も含め、全てが快適。
そうそう・・・
モナコからえっちらおっちら持って参りました、Hotel de Paris (オテル・ド・パリ) にて主人がどぅしてもと言って購入致しましたオリジナル傘 ⇒ ☆
主人は傘に何か特別な思い入れでもあるのでしょうか。
Le Bristol Paris (ル ブリストル) に憧れる可愛い妹分とも申しましょうか、Y嬢にここの傘をどうしてもプレゼントしたいとまたまた言い出す主人。
たまたま近くにいらっしゃったコンシェルジュの女性に、その旨お伝えいたしましたらば・・・
『あら、どうぞ、この傘お持ち下さいな』
・・・いえいえ、ちゃんとお代金をお支払い致しますから、販売場所か購入方法を教えて下さいな。
『どうぞご遠慮なさらずに、ご主人の分もお持ち下さい、2本どうぞ』
・・・こうして後になって購入方法を知りました。
正規ルートで手に入れた傘も含め、オテル ド パリの傘 1本・ル ブリストルの傘 3本の合計 4本の傘を日本に連れて買えることになった次第でございます。
帰りのハイヤーで次々手渡す傘を見て、皆様大笑いなさっておりました。
たった2日間のル・ブリストル宿泊ではありましたが、全てに満足で充実した2日間でありました。
主人がチェックアウトの手続き中、到着時にお部屋を案内くださった女性と少しおしゃべり。
私もいつか日本に行きたいわ・・・と。嬉しいな、そんな風に言って下さるの。
頂いた名刺を拝見するとassistante de directionとのこと。
また参ります、すぐに参ります。
帰りの飛行機も快適で、日本に戻って早1週間以上が経ちました。
思いの外あっさり日常に戻ることが出来まして今に至っております。
モナコのギラギラとした世界から、パリのル・ブリストルに移ってホッとしたあの感覚は今でも健在。
今度行くとしたらどちら?と問われたら、間違いなくパリ。
もちろんモナコも、このタイミングで訪れたことはとても良い経験になりました。
来年のモナコ・グランプリをテレビで観戦するのが今から楽しみであります。
最後に少し、旅の思い出の品を数点。 例の傘。
2本は無事、満面の笑みで迎えられつつ良い人のところへ里子として迎えられました。
傘 4本を抱えての モナコ〜フランス〜日本間の移動、想像以上に難儀致しました。
それも楽しい思い出。
傘と同じくらい欲しかったのが、お部屋の引き出しにありました定規と消しゴム。
購入したいのですがと申し出たところ、 『どうぞどうぞ傘と一緒に持っていって下さいな』 と。
ではお言葉に甘えましてということで、Le Bristol Paris (ル ブリストル) マークの定規・消しゴム。
ちなみにお部屋に必ず備えてありますこの便箋。 『Connoisseur 100% COTTON』 との透かしが施されております。
素敵。
主人とお揃いでキーホルダーも。
そして今回の旅で何より主人を感激させたのは、旅の2日目に訪れましたお店 ⇒ ☆
快適な2階建て電車に乗って訪れたカーニュ・シュル・メールという小さな田舎町にあります、Jacque・Maximan (ジャック・マキシマン)のお店 『Bistrot de La Marine (ビストロ・ドゥ・ラ・マリン)』
Eh oui !
Les années passent et je suis toujours là
présent derrière les fourneaux
passion et obsession et
addiction à la cuisine.
Meilleurs souvenirs et merci d'être venu.
Amitiés à Hidéo
歳月は経っても僕は相変わらず厨房にいるよ。
料理への熱情、執着、こだわりは昔と変わらないままに。
素晴らしい思い出をありがとう。
そしてはるばる来てくれてありがとう。
Hideo へ友情をこめて
・・・ジンときます。
が、主人が感動してあちこちで熱くジャックのお料理を語るのは良いのですが・・・
君君、肝心の本を机の上に出しっ放しはお止めなさい。ちゃんとお片付けをなさい。
ほぼ余すことなく備忘録致しました1週間のモナコ・パリ。
主人は早くも次の旅行の計画を練っております。
そして2週間後には、暑い暑い京都へ向かう予定でおります。
週明けからはお弁当の備忘録へと戻ると致しましょう。
おしまいケル。