2014年10月06日

豆名月ですもの・・・豆づくしと参りましょう

2014年の本日10月6日は、旧暦の9月13日にあたります。
先の十五夜の芋名月と並び、十三夜の美しいお月様にお豆や栗をお供えするロマンティックな日。

さて。
丁度昨日覗いたJA直売所で、 “瑞々しい枝豆” と “珍しいさや付き落花生” を調達致しました。

有り合わせではありますが、オリジナルのお月見団子をこしらえました先日の芋名月 (⇒
片見月では縁起悪いと言いますものね、朝食は豆づくしと参りましょうか。

もはや我が家の主食と化した (もぉヤケッパチです) 在庫豊富なじゃが芋。
モチモチのじゃが芋団子を、フレッシュな枝豆を使った浸し豆と共に椀にしてみました。

主人はイヤな顔をするかしら・・・そんな不安は、本日の強風と共に吹き飛ばされました。
飛び切りの白だし醤油を使った綺麗な色合いに、主人好みの食感・・・しめしめ。





そして、珍しいさや付き落花生はシンプルな塩茹でに。

この辺りではあまり見かけぬさや付き落花生。
ほやっとまだ温かい塩茹では、炒ったものとは全く別の食感・風味でいちど食べたらたちまち虜。
・・・ちょっと大袈裟かしらね。





豆名月の豆づくし3つめ。

本来ならばお弁当お休みの月曜日ですが、残った枝豆を使って簡単なお弁当を。
ずんだ餅風ではありますが、お餅はもちろんじゃが芋団子で代用。
フードプロセッサーで作った簡略版ずんだ餡ではありますが、これが驚くほどに美味しい!

正直、今までちょっと苦手だったずんだ餡。
簡略版でここまで美味しいとは・・・手前味噌にも程があるかしらね。





明け方から台風の影響で強風吹き荒れておりました岐阜市内、只今は強風ながらも秋晴れです。
台風の被害がこれ以上ないことを願いつつ、今宵十三夜の美しいお月様を期待致しております。










先ずは “枝豆” と “さや付き落花生” のゆで方を備忘録。
いつぞやテレビでちらりと見かけた “枝豆にはお塩+お砂糖” を実践してみましたよ。






  1. 枝豆は200〜300gを対象に。
    塩もみ・サヤの両端切りは不要だそうです。

    お水 600cc
    お塩・お砂糖 各12g (大さじ1弱)
    と共にお鍋に合わせ入れ、蓋をして沸騰するまで3分間茹でます。
  2. 沸騰したら更に3分前後、お好みのかたさになるまで茹でてザルにあけます。

    ・・・とあったのですが、沸騰後は蓋を外すべきだったのかしら?

    私は蓋をしたまま3分弱茹でて、しかもしばらく蒸らしてしまいました。
    その辺りがウロ覚えでしたので、折角の情報を活かし切るに至らなかったかも・・・





落花生は奇をてらわずいつもの通り塩茹でに。
  1. お水 1.5〜2ℓに対し、お塩は大さじ1。
    沸騰したところに綺麗に洗った落花生 400gを加え、蓋をして20分茹でます。
  2. 火を止め、蓋をしたまま10分蒸らせば出来上がり。
    ザルにあけてホコホコの食感をお楽しみあれ。











多少の疑問が残りはしましたが、枝豆が美味しく茹で上がったので浸し豆を作りましょうか。





  • じゃが芋団子の作り方はこの日の日記を参考に ⇒

    本日の分量は、

    じゃが芋 小4個 (皮付きのまま茹で、熱々のうちに皮をむいた状態で300g強)
    片栗粉 70g
    強力粉 45g
    薄力粉 20g

    で、ホームプロセッサーver. / フィリング無しver.で作っております。






じゃが芋団子が出来上がったところで、浸し豆へと工程を進めて参りましょう。
いつもならば乾燥青大豆で作ります (⇒) が、フレッシュな枝豆でもそれはそれは美味しいの。
  1. 鰹だし 300cc
    みりん 大さじ2
    お塩 小さじ1/3
    白だし醤油 ほんの少し

    以上をひと煮立ちさせ、ここに莢から出した枝豆・じゃが芋団子を加えましょう。
    煮汁が完全に冷めるまで浸しておきます。

  2. 穴じゃくし等を使い、枝豆・じゃが芋団子をすくってお椀に盛ります。

    お出汁だけを温め、そっとお椀に注いで出来上がり。
    ギリギリの味付けが身上です。
    シンプルな味付けですので、みりんは是非上質なもので。











塩茹でにした枝豆が残りましたので、これを使ってお昼用のずんだ餡を。
手順・・・と言うほどでもありませんけどね。
  • 莢から出した枝豆 (簡略版ですので薄皮はそのままです)
    水飴
    極少量のお塩

    以上をフードプロセッサーに合わせ入れて攪拌します。
    様子をみながら上白糖・蜂蜜を少しずつ足していき、滑らかに攪拌すれば出来上がり。

    上記のじゃが芋団子にたっぷり添えて召し上がれ。
    じゃが芋団子は冷めてもかたくなりませんよ。
・・・ね?言うほどのモノでもないでしょ?
ただ、これが本当に美味しい!
今まで食べていた市販のずんだ餅はなんだったの?って程に美味しい!

豆名月ver.で、塩茹でにした落花生を添えてお弁当に。










さーて、細々長々と綴って参りました。
本日のような食材ありきの献立って、作っていて特に楽しいのよね。
特に相手が豆類となると、ついついのめり込んでしまう・・・

豆名月の朝、今宵のお月さまを期待しながら食す朝食はまた格別です。
豆づくしだけにあらず、連日のじゃが芋攻撃に付き合わせている主人への感謝の念も忘れません。





  • 目下主人のお気に入り、イワシのお酢煮もちゃんと用意いたしておりますよ。
    分量・手順はいつも通り ⇒
    今の時期、丸々と太って脂がのったイワシは本当に美味しい。
    主人でなくとも、お魚屋さんで見かけるとついついイワシを選んでしまいます。





以上。
我が家の豆名月、豆づくしの朝食〜お弁当の日記でありました。
枝豆も落花生も既に完食・・・お月様にお供えする気は毛頭ないってことなのよね。

寛大なお月さま、今宵は手ぶらで愛でさせていただきます。

posted by しんさん at 14:33 | Comment(0) | お弁当日記 じゃが芋を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月03日

すりおろしじゃが芋のソーダブレッド 〜 すこし向上編

自分でもやや飽きてきた感は否めませんが、今日もじゃが芋です。
在庫豊富な上に、今週末また里子にやってくるであろうじゃが芋に勝負を挑んでおります。
ごめんね、主人。もうちょっとだけじゃが芋料理に付き合って頂戴ね。

先日見た目にやや問題ありだった “すりおろしじゃが芋のソーダブレッド” ⇒
生地がやわらか過ぎたのが不本意でしたので、本日再チャレンジです。

うん、ちょっと向上したと思いたい。
切ってみても・・・

うんうん、やっぱり向上したわ。
うぬぼれじゃぁない。

肌理がぎゅっと詰まってもっちりとした食感は、多分にすりおろしじゃが芋の為せる業でしょう。
見た目よりうんとソフトな食感は、これはこれで私好みの仕上がりです。





キャラウェイシードを加えるタイミング・とき卵の量など少々違いはありますが、
基本的には前回 (⇒) と同じ手順です。

  • オーブンは190℃に予熱しておきます。

  1. 薄力粉・薄力粉タイプの全粒紛 各75g
    ベーキングパウダー 小さじ1
    重曹 小さじ1/4
    お塩 適量

    以上をビニール袋に合わせ入れ、ふり混ぜておきましょう。
  2. じゃが芋は皮付きの状態で240g弱。
    皮をむき (この状態で200g強に) 、フードプロセッサーですりおろしましょう。

    刃をマルチブレードに交換して1の粉類を加え、目盛り “2” で生地を捏ねます。
    なんとなく粉がなじんだらキャラウェイシード (適量) も加えて更に軽く捏ねます。

  3. 様子を見てとき卵を加え、更に数秒攪拌します。
    前回の生地がゆるすぎたので、今回加えたとき卵は大さじ1程度にしておきました。

  4. 天板の上にオーブンシートを敷き、3の生地を移します。
    軽くお水で湿らせたスパチュラで形を整え、茶こしで薄力粉をふりましょう。
    包丁をお水で軽く湿らせ、十文字の切れ目を入れます。

  5. 190℃に予熱しオーブンに移し、設定温度を180℃にして焼くこと35分。
    香ばしい素朴な香りのじゃが芋ソーダブレッド、前回より良い感じに焼き上がりましたよ。

    網の上で冷まして切り分けます。
    すりおろしじゃが芋ソーダブレッドは、もちっとした生地とほんのりとした甘味が特徴。
    次回は形を変えてサンドイッチにしてみよう、うん。











我が家では、じゃが芋を野菜室で保存しております。
大・中・小と小分けにし、1冊分の新聞紙に包んでからビニール袋に入れて野菜室へ。
色々と試してみましたが、通気のあまりよろしくないマンションではこの保存方法がベストでした。

野菜類の調達をあまりしないのは、そんな訳で野菜室がじゃが芋に占領されているから。
他に調味料まで野菜室保存ですので、野菜を入れるスペースがありませんもの。

そんな乏しい野菜室事情ではありますが、今日もなんとかお弁当が出来上がりましたよ。






畑の隅っこで健気にひとりばえしたスイスチャード。
昨晩作ったチキンカツのパン粉が少し余っておりましたので、これを使ってロールキャベツ風に。
ソーダブレッドに使ったとき卵、余った分もこれで使ってしまおう。
そうそう、いつぞやのタンドリーチキンのマリネ液も残してあったっけ ( ←貧乏性 )・・・これも一緒に。
  1. パン粉・とき卵をボールに合わせ入れてふやかしておきます。
  2. 玉ねぎ・セロリ・マイタケを全てみじん切りにし、豚挽き肉・押し麦・すりおろしたナツメグと共に1に加えましょう。よく捏ねて小さなお団子にします。
  3. スイスチャード (葉部分のみ) は軽くレンジ加熱し、ザルにひろげて冷ましておきます。
    ロールキャベツの要領で2を包み、巻き終わりを下にして圧力鍋に並べ入れましょう。
  4. 隙間に面取りした人参・ヘタを落として切れ目を入れたピーマンを詰めます。
    タンドリーチキンのマリネ液を回しかけ、スープストック (キューブ状に冷凍してあります) を加えて火にかけましょう。

    スープストックが溶けて煮汁がひたひた以上になっていることを確認し、5分加圧します。
    自然に圧が抜けるのを待って蓋を開け、必要ならば軽く塩胡椒して出来上がり。
    ザルの上に並べて煮汁を自然に切り、半分に切ってお弁当箱へ。






本日はもひとつ作りましょうか。
我が家の定番となりました “しめ鯖のタルタル風” 、フードプロセッサーであっという間です。
  1. フードプロセッサーにセロリ・玉ねぎを合わせ入れてみじん切りにします。
    ここに半解凍状態のしめ鯖 (市販品) を適当に切って加え、ざっと粗めに刻みましょう。
  2. 1をボールに移し、アボカド・レモン汁・フルール ド セル・タバスコを加えます。
    フォークでアボカドを軽く潰すようにしながら混ぜれば出来上がり。











朝食です。
何気にじゃが芋が点在しておりますが、主人は嫌な顔もせず頬張っております。

実は昨日の夜、久しぶりにチキンカツを作りましてね。
加齢のせい?はたまたビオワインだと油断して飲み過ぎたせい?やや胃の重い朝を迎えました。





こんな朝に嬉しいのが、 “じゃが芋のすりおろし汁”
・・・ゴメン、主人。またまたじゃが芋です。
  • 十六雑穀・干し貝柱・刻み昆布等々、お好みの食材を鰹だしでことこと煮込みます。
    ここにすりおろしたじゃが芋を加えて軽く火を通します。
    軽く白だし醤油で味をつけ、じゃが芋に火が入って透き通ってきたら出来上がり。

    お粥よりうんと時間も短縮できる上に、とても優しい風合いの一品です。
    ヴィジュアル的には今一歩ですけどね。






主人、ゴメンついでにもう一品・・・千切りじゃが芋としめ鯖のサラダ風。
  1. じゃが芋は皮をむいて千切りにし、お水に放してでんぷんを流します。
    熱湯でさっと茹でて冷水にとり、千切りにした人参・セロリと共にしっかり水切りを。
    これを少量の胡麻油で和えておきます。
  2. 1をお皿に盛り、薄切りにしたしめ鯖・アボカド・かりもりの昆布漬け () を並べます。
    レモン汁をたっぷりと回しかけ、プチプチの手作り粒マスタード ()をたっぷりと。






粒々のマスタードの食感、手作りの粒々マスタードは今いちばんのお気に入りです。
じゃが芋料理にとことん付き合ってくれた主人に感謝しなくてはね。

来週はじゃが芋料理を小休止して、主人の好きなカレーを作りましょうね。

posted by しんさん at 14:57 | Comment(2) | お弁当日記 じゃが芋を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月02日

パルミジャーノたっぷり、じゃが芋もたっぷり・・・じゃが芋のチーズケーキ

『もぉじゃが芋はイヤだな・・・』
切実に訴える主人を尻目に、今日も在庫豊富なじゃが芋をお料理しております。

イヤだと言いながら、それがじゃが芋だと気付かずいつも “美味しかったメール” をくれる彼。
ほらね、やっぱり今日のじゃが芋料理も高評価を得ることに成功しましたよ。

ベーキングパウダー不使用、小麦粉も殆ど使用しておりません。
じゃが芋のチーズケーキです。
甘さをぐぐっと控えめにして、パルミジャーノの存在感を存分にアピールしてみました。

表面がソバカスだらけの器量悪しになってしまいましたが、これは黒胡椒ですのでご安心を。
じゃが芋・パルミジャーノ・黒胡椒の組み合わせですものね、美味しくないワケがございません。

ぱくっと食べやすいスナックタイプのじゃが芋チーズケーキ。
今日もじゃが芋消費に一役買ってくれた主人に・・・感謝しながら明日のじゃが芋料理を考えましょう。





愛用しております山本電気製フードプロセッサー、かたいパルミジャーノも楽々おろせちゃいます。
以下の分量で、19.5センチ四方のスクエア型1個分です。
オーブンはタイミングを見計らって180℃に予熱しておきましょう。
  1. 先ずはフードプロセッサーでパルミジャーノをおろしましょう。
    80g程をすりおろし、70gを生地用・その残りはトッピング用に使います。

    フードプロセッサーですりおろすと、最後こんな小さな丸いチーズが残ります。
    人参でもじゃが芋でも皆、こんな小さな可愛い “丸” になるのが楽しくて楽しくて・・・

  2. フードプロセッサーを空にし、今度はじゃが芋を攪拌しましょう。

    じゃが芋はやや小ぶりなものをふたつ、皮付きの状態で216gでした。
    皮付きのままやわらかくなるまで茹で、熱いうちに皮をむいてフードプロセッサーでピュレ状にして冷ましておきましょう。

  3. 大きめのボールでメレンゲを泡立てます。

    卵白 2個分を軽くときほぐし、てんさい糖 10gを加えて泡立てます。
    しっかりと泡立ったところで、お塩をほんのひとつまみ加えましょう。
    更に泡立ててしっかりとしたメレンゲに仕上げ、出番まで冷蔵庫へ。

  4. 別ボールに、卵黄 2個分・ココナッツシュガー 30gを合わせ入れます。
    ココナッツシュガーが固まっていたら軽く湯せんにかけ、もったりするまで泡立てましょう。

    ここに、すりおろしたパルミジャーノ → じゃが芋ピュレ → 牛乳 100cc → レモン汁 大さじ1の順に加えていき、その都度丁寧に泡だて器で混ぜ合わせます。
    最後に、薄力粉 20gをふるい入れ、さっくりと丁寧に混ぜ込みましょう。

  5. 冷蔵庫に入れておいたメレンゲと、卵黄生地とを合わせて参ります。

    先ずはメレンゲの1/3量を卵黄生地に加え、素早くスパチュラで混ぜ込みましょう。
    これをメレンゲのボールに戻し入れ、メレンゲを潰さないよう素早く切るように混ぜ込みます。おろし切れなかった “粒チーズ” もここで生地に混ぜ込んでしまいます。

    予めオーブンシートを敷いておいた型に流し入れましょう。

  6. 型の底を数回軽く打ちつけ、生地の空気を抜きましょう。
    トッピング用に残しておいたパルミジャーノをたっぷり表面にふりかけ、更に全体にたっぷりと黒胡椒を挽きます。

    180℃に予熱しておいたオーブンに移し、設定温度を170℃にして焼くこと40分。
    踊り出したくなるようなチーズの香りの中、じゃが芋チーズケーキの焼き上がりです。
    完全に冷めるのを待って型から出し、お好みの大きさに切り分けて召し上がれ。











チーズケーキとは言え、パルミジャーノの風味が実力発揮しております。
そしてその実態がじゃが芋ですので、意外と腹持ちは抜群ですよ。
うんとやわらかく煮込んだ豚バラ肉+ひよこ豆のサラダ風を添えて本日のお弁当に。

実は、数日前に近所の量販店で購入したビールが残っておりましてね。
ちょっと噴いてしまって飲めずにいたのですが、捨てることも出来ず本日まで。
これを使って豚バラ塊肉のビール煮込みと参りましょう、ちろん圧力鍋でね。





  1. 豚バラ塊肉は大きめにカットし、軽く塩胡椒してから小麦粉を薄く全体にまぶします。
    多めの油を中火で熱し、全面をさっと焼いて焼き色をつけます。
    キッチンペーパーの上に並べ、しっかりと油を切っておきましょう。

  2. 圧力鍋に油・包丁の腹でつぶしたニンニクを合わせ入れて火にかけます。
    ニンニクの香りが立ってきたら、繊維を断ち切るよう薄切りにしたセロリ・玉ねぎを合わせ入れてじっくりと炒め合わせましょう。

    ここにビールをたっぷりと注ぎ、1の豚バラ肉・小ぶりな皮付きじゃが芋・フォン ド ヴォー コルセ (市販品をキューブ状に冷凍してあります) ・八角を加えて15分間加圧しましょう。

    自然に圧が抜けるのを待って圧力鍋の蓋を開け、ハチミツ・オイスターソース・お醤油等を加えます。煮汁にとろみがつくまで、しばらくことこと煮込みめば出来上がり。

    近所の量販店で購入したこのビール。
    イギリスのビールということだけど、久しいあの女性はご存知かしら・・・





お弁当用にはバラ肉・じゃが芋を1cmほどの厚さに切って、ひよこ豆のサラダを添えてみました。
  1. ひよこ豆はひと晩たっぷりのお水に浸しておきます。
    浸け水にローズマリーを1枝加え、やわらかくなるまで茹でてそのまま冷まします。
    ザルにあけて茹で汁を切っておきましょう。
  2. 人参・カボチャ・セロリ・スイスチャードの茎部分・インゲン等々、お好みの野菜をややかためにレンジ加熱してザルにひろげておきます。
  3. セロリ・玉ねぎ・ミントの葉っぱを合わせてみじん切りにし、1・2と合わせます。
    少量のオリーブオイル・赤ワインビネガー・フルール ド セルを加えて和えましょう。
  4. やわらかく煮込んだ豚バラ肉は、じゃが芋と一緒にザルに並べておきます。
    煮汁が切れたら1cmほどの厚さに切り、ひよこ豆のサラダと一緒に器に召し上がれ。











毎朝の食事をとても楽しみにしている主人。
ゴメンネと心の中で詫びながら、今朝の主食はじゃが芋なんですよ。
前述の “豚バラ塊肉のビール煮込み” 、朝食用にはこんな佇まいにて。



  • 人参・カボチャ・いんげん・スイスチャードとセロリの茎部分は、網でこんがり焼いて添えてみました。更にたっぷりのザワークラウトを添えて、キャラウェイシードをちらり。


・・・主人、じゃが芋を見て悲しそうな顔をするかと思いきや・・・
あらら、嬉しそうに頬張っております・・・しかも両頬をいっぱいにして・・・

まだまだじゃが芋との戦いは続きます。
でも、流石に夜は・・・夜だけでもじゃが芋料理は避けましょうね。

じゃが芋料理に付き合ってくれる主人。
2台目のワインセラーを買うと言う彼に、どうして反論出来ましょうぞ。
ワインセラーが届いたらたまにはじゃが芋を入れてもらう条件で・・・その案件受諾致しました。

posted by しんさん at 14:45 | Comment(0) | お弁当日記 じゃが芋を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月01日

もっちりふんわり、じゃが芋のフォカッチャ 〜 フードプロセッサーver.

身近でさもない超常現象・・・今年のじゃが芋は例年になく発芽が早い。

根尾の伯母曰く、いつもならばお正月が過ぎた頃ようやくポツポツと発芽し始めるのだそう。
ところがぎっちょん、今年は既に多数のじゃが芋の発芽が認められております。
しかも、村中のじゃが芋全部が発芽し始めているのだそう・・・おぉコワっ!

そんな訳で、伯母宅の涼しい土間に間借りしておりますじゃが芋達、今週末我が家にやってきます。
大変大変・・・じゃが芋料理に勤しまねば!

じゃが芋生地のフォカッチャです。
フォカッチャ生地にじゃが芋をたっぷりと練りこんでみたら、ふんわりもっちり上々の出来栄え。

ここ数日間、やたらとじゃが芋を使ったお料理が多いのはそんな背景から。
1キロ2キロじゃぁありませんからね、我が家に里子にやってくるじゃが芋たちは・・・

主人からは、 『お願いだからじゃが芋はもぉ止めて下さい』 なる惨いお言葉を頂戴しております。
でもね、ほぉーら、 『フォカッチャ美味い!』 とのメッセージが携帯に。

主人容認、じゃが芋生地のもっちりふんわりフォカッチャ。
もちろん醗酵時間は通常通り要りますが、フードプロセッサーで簡単ちょちょいのちょいですよ。





以下の分量で、15センチ角の正方形セルクル型にひとつ分。
我が家のフードプロセッサーは山本電気製品です。
  1. 小ぶりなじゃが芋ふたつ (約140g)を皮付きのままやわらかく茹でます。
    熱いうちに皮をむき、フードプロセッサー (目盛り4) で滑らかに攪拌しましょう。
    皮をむいた状態で、じゃが芋は130gほどでした。
  2. 熱湯 大さじ1・冷水 大さじ1をよく混ぜ合わせます。
    ここにインスタントドライイースト 小さじ1/2をふり入れ、よく混ぜ合わせておきます。
  3. 強力粉 100g・全粒紛タイプの強力粉 50gをビニール袋に合わせ入れてふり混ぜます。
    じゃが芋の入ったフードプロセッサーに移し、お砂糖 大さじ1も量り入れましょう。

    このお砂糖となじませるように2のイーストも加え、菜箸等で素早くさっとなじませます。
    お塩 小さじ1/2弱を散らし、目盛り2でフードプロセッサーを起動させましょう。

  4. 生地がなんとなくまとまってきたら、ラード 10gも加えます。
    目盛り2で滑らかな生地になるまで捏ね、台の上に移して軽く数秒軽く捏ねて丸めます。

  5. 薄く油をぬった金製のボールに移し、人肌程度のお湯を張ったお鍋に浮かべます。
    ぴったりとお鍋の蓋をし、生地が倍になるまで40分間ほど1次醗酵させましょう。

    ・・・過醗酵かしら。

  6. ガスを抜き、オーブンシートを敷いた型に生地を敷き詰めます。
    乾燥しないようきつく絞ったぬれ布巾・ラップを重ね、2次醗酵 30分ほど。

    もし間にチーズを挟んだタイプのチーズフォカッチャに仕上げるのなら、この前に生地を2等分して10分間のベンチタイムをとってから上記の作業へ。

  7. 表面にオリーブオイルを薄くぬり、指先をお水で湿らせて生地に穴を開けていきます。
    穴にピザソースを詰め、カットしたソーセージを差し込んで210℃に予熱したオーブンへ。

    ピザソースは電子レンジで簡単に出来ますよ ⇒

    設定温度を200℃にし、途中様子を見て180℃に下げつつ合計約20分。
    網の上で冷まして切り分けます。

    実は仕上げのオリーブオイルをぬるタイミングを間違えまして・・・
    ちょっと焼き色にムラが出来てしまいました。

    幸い主人も気に入ってくれたことですし、じゃが芋消費にもなりますもの。
    じゃが芋フォカッチャ、近いうちに再チャレンジ致しましょう。










山本電気製のフードプロセッサー、今やパン生地作りには欠かせぬ私の右腕と相成りました。
今回のじゃが芋フォカッチャ、主人はかなり気に入った様子。
なのでちょこちょこ焼いては冷凍保存しておきましょう。
これで10キロ袋にいっぱいのじゃが芋だって恐るることはないわ・・・多分ね。

本日のお弁当は、少し残っていたトマト缶を使った具沢山スープを添えましょうか。
ひよこ豆・人参・押し麦・オクラ・インゲン、畑でひとり生えしていたスイスチャードも入れましょう。

圧力鍋を使った具沢山スープは我が家の定番。
ただこうして見ると、具沢山スープというより野菜の煮物ですね





  1. ブラウンマスタード・イエローマスタード・みじん切りニンニクをオリーブオイルで炒めます。
    人参も加えて炒め合わせたら、ひと晩お水に浸しておいたひよこ豆を浸け水ごと加えます。
    一緒に押し麦も加えましょうか。
  2. お水・スープストック (市販品を冷凍してあります) ・ローズマリー 1枝を加えて3分加圧し、自然に圧が抜けるのを待ちましょう。
  3. トマト缶・セロリ・スイスチャードを加えて更に2分加圧します。
    押し麦を入れるタイミングを間違えておりますが気にしません。

    自然に圧が抜けるのを待って蓋を開け、インゲン・オクラを加えてひと煮立ち。
    軽く塩胡椒して器に盛り、黒胡椒をたっぷり挽いて出来上がり。











主人が子供のように毎日楽しみにしているのが朝食。
じゃが芋料理に飽き飽きしていることは重々承知ですが、敢えて朝食にもじゃが芋料理を。

オニオングラタンスープ風の主食は、パンの代わりにじゃが芋を。
こってり甘い玉ねぎに、もっちりとした根尾のじゃが芋が抜群の相性です。

主人?これなら食べてもいいそうですよ。





  1. 玉ねぎは繊維を断ち切るようにたっぷり薄切りにし、耐熱ボールに移します。
    800Wの電子レンジでラップをしないで10分間ほど、時々全体を混ぜながら加熱します。
  2. 圧力鍋にバターを溶かし、粗みじんにしたニンニクを炒めましょう。
    香りが立ってきたら1を加えて炒め合わせ、なじんだところで少量の小麦粉を振り入れます。
    色付くまで丁寧に炒め合わせ、スープストックを加えて鍋肌をこそげ取ります。

  3. スープストックがひたひたの状態になっているのを確認し、5分加圧して自然に圧が抜けるのを待ちましょう。お塩を少量加えてしばらく煮詰めます。
  4. 4をグラタン皿に移し、予め茹でておいたじゃが芋を並べます。
    チーズをたっぷりと散らしてオーブンに移し、チーズに焼き色がつけば出来上がり。

    イワシの丸干し・セロリ・ピーマン・パプリカをオーブンシートを敷いたホイルに並べ、オリーブオイルを回しかけて一緒にオーブンで焼いて仕上げます。朝食の一品に。






随分と涼しくはなりましたが、今朝の陽気はちょっとオニオングラタンには不向きだったかしら。
ここ数日暑い日が続きます。

・・・そうね、じゃが芋料理だけでは確かに主人がぼやくのは道理ですものね。
主人の大好きな何かと抱き合わせという作戦で今後は参りましょう。

明日もじゃが芋料理は続きます。
でもね、主人。
新米の便りが届いたらちゃんと新米を炊きますからね。
だからじゃが芋消費に協力してね、そんなに悲しい顔をしないでね。

posted by しんさん at 14:25 | Comment(0) | お弁当日記 じゃが芋を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月26日

バジル風味のじゃが芋スコーン + イチジクとセロリのハチミツジャム

山本電気製 赤いボディのフードプロセッサー、今日も朝から私の右腕として大活躍しております。
在庫豊富なじゃが芋を使って、今朝はこんなん作ってみましたよ。

バジル風味のじゃが芋スコーンです。
全粒紛少々を加えた色黒スコーンは中しっとり・・・外は香ばしくて中々の焼き上がりです。

スコーンと言えばのフードプロセッサーの十八番ですもの。
ちょちょいのちょいで、ほらほら!よい香り。





そしてちょっと冒険して作ってみたジャム。
ミントを効かせた “イチジクとセロリのジャム” です。

甘味は最小限のハチミツのみを使用しました。
イチジクのプツプツ食感・セロリの繊維感とシャープな風味が意外と好相性でお気に入り。
電子レンジ仕様ですので、こちらもちょちょいのちょい。

バジルの風味が詰まったスコーンに、食感楽しいミント風味のジャム。
こんもりジャムを添えて召し上がれ。





フードプロセッサーで作るじゃが芋スコーン、本当に簡単ですよ。
以下の分量で小ぶりなスコーン 4個分です。
フードプロセッサーのボールや刃も含め、材料を冷蔵庫で冷やしておきます。
  1. じゃが芋は小さなものをふたつ、皮付きの状態で90gでした。
    皮付きのままやわらかく茹で、熱いうちに皮をむいてフォークでつぶし冷ましておきます。
    この状態で80g強でした。

  2. 薄力粉 60g
    全粒紛タイプの薄力粉 40g
    ベーキングパウダー 小さじ1

    以上をビニール袋に合わせ入れてふり混ぜ、フードプロセッサーに移します。
  3. 1のじゃが芋
    自家製のバジルペースト 40g
    てんさい糖 10g
    お塩 ひとつまみ

    を粉類に加え、目盛り4でがっがっと攪拌しましょう。
    全体が細かなそぼろ状になったら、様子を見ながらココナッツミルク 大さじ2弱を加えます。
    全体が大きなそぼろ状になるまで軽く攪拌しましょう。

  4. しっとりとそぼろ状になった生地をビニール袋に移し、めん棒を使って長方形にまとめます。
    冷蔵庫で30分ほど冷やして8等分し、2切れ分ずつを重ねて手の平で密着させます。
    刷毛を使って表面にココナッツミルクを薄くぬり、210℃に予熱したオーブンへ。

    最初は200℃、途中焼き色がついてきたら180℃に設定温度を下げて焼くこと計25分。
    素朴なじゃが芋スコーンの焼きあがりです。
    香ばしい香りとバジルの香りで朝から上機嫌、フードプロセッサーって本当に偉い!











この流れで、ジャムもちゃっちゃと仕上げてしまいましょうね。
大人ふたり、1回分のスコーンを楽しむのに丁度良い量のジャムが仕上がりました。
  1. イチジク 2個分の皮をむき、適当に切ります。
    セロリの軸部分は長さ2cm強に切り、繊維に沿った厚めの短冊切りに。
    耐熱性ボールに合わせ入れ、重さを量っておきましょう。正味192gです。
  2. イチジク・セロリ重量に対し、2割程度のハチミツを加えます。
    今回はすぐ食べてしまうので、更に控えめの30gにしておきましょう。
    イチジクを崩しながらよく混ぜ合わせます。

  3. ラップをしないでレンジ加熱して水分をとばします。
    我が家の電子レンジ (800W) で計6〜7分、途中数回レンジ庫内から出して丁寧に混ぜ合わせては水分をとばしていきます。

  4. 全体にゆるいとろみがつけばOKです。
    レモン汁 大さじ1程度を加えて混ぜ、刻んだミントの葉を加えて出来上がり。











外は快晴・・・公園にでも行きたくなってしまいそうなお弁当です。
昨日の湿気がウソのようにカラリとした陽気。
素朴なじゃが芋スコーン、主人と外で食べられたら楽しいでしょうね。






金曜日の今日は、冷蔵庫のお片付けも兼ねたスープを添えましょうか。
少し残ったココナッツミルク、使いかけの人参、ちょっと変色しちゃった自家製オクラ・・・
全て全て圧力鍋に合わせ入れて具沢山スープに。
  • アンチョビ・ニンニクをオリーブオイルで炒めたところに、人参を加えて炒め合わせます。
    ひと晩お水に浸しておいたひよこ豆を浸け水ごと加え、押し麦・コンソメストック (市販品をキューブ状に冷凍して使用) も加えましょう。

    3分加圧して自然に圧が抜けるのを待ち、ココナッツミルクと牛乳で伸ばしながら温めます。
    極少量のナンプラーで味付けをし、小口切りにしたオクラを加えてひと煮立ち。
    濃厚なお片付けスープの出来上がり。











本日の朝食、主食は昨晩の食べ過ぎを反省しての入れ粥です。
ホタテの貝柱でお出汁をとり、解凍した冷凍ご飯を圧力鍋で煮込みます。
梅を散らし、とき卵をふんわり混ぜて出来上がり。






  • 畑の金時草は、エリンギと一緒に胡麻油でざっと炒めてお酒・お醤油で味付け。
    やわらかでワカメのような食感だった金時草の葉っぱ、少しかたくなってきました。
    そろそろシーズン終了かしらね。

    お味噌汁は、最近お気に入りの炒め茄子を具に。
    胡麻油で炒めたお茄子+畑の夏野菜を合わせ、煮干しのお出汁と赤味噌で仕上げます。






そして在庫豊富な冷凍しめ鯖を使って、主人お気に入りの簡単な一品を。
しめ鯖 (市販品) 、先日作った “かりもりの昆布付け” をそれぞれ薄切りにして交互に重ねるだけ。

  • ちょっと濃い目に仕上がったかりもり漬けがしめ鯖によく合います。
    白胡麻を胡麻をひねって、甘酢漬けにした新生姜と一緒に召し上がれ。





台風の影響でどんよりしていた昨日、本日はすっきり晴れ渡った青空が続いています。
ひょこっと顔を出したコブミカンの新芽も、今日一日でぐんと成長致しました。健気です。

そういえば、先ほど根尾の伯母から電話がありました。
例年ならばお正月まで芽の出ないじゃが芋が、今年は何故だか早くも発芽しているとか・・・
どうやらご近所さん宅のじゃが芋も然りだそうで、我が家のじゃが芋消費計画にも拍車がかかりそう。

主人にバレないようなじゃが芋料理、どうにかしてひねり出そう・・・
目下の課題はじゃが芋消費です。

posted by しんさん at 15:57 | Comment(0) | お弁当日記 じゃが芋を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする