酒粕入りの美味しい漬け床に、立派な鮭を漬け込んだマダムの西京漬け、主人も私も大好きな味。
早々に食べてしまった鮭が名残惜しくて、残った漬け床に見切り品の鰤を漬け込んでみました。
まぁこの流れも毎度の事で、前回頂いた時は見切り品の “めかじき” を漬け込んだっけ ⇒☆彡
鰤と西京漬けってちょっと馴染みがなかったのですが、これがまぁどうして、最高に美味しい。
一切れ残った西京漬けの鰤で、お弁当用にちょっと遊んでみましたよ。 さっくさくのカダイフ風の衣は菊芋、いわゆる蓑揚げというお料理です。
私、どうも揚げ物は苦手でいつも失敗ばかり致しておりました。
特にかき揚げに至っては、なんど挑戦しても具は木っ端微塵がお約束。
ですが今回のこの蓑揚げの揚がり具合、手前味噌ではありますが上々の出来ではありませんか。
嬉しいので、整列した写真もデカデカとUPしてしまおう。 頂いた西京漬けの漬け床で、新たに見切り品の鰤を漬け込む・・・正に人の何とかで何とやら。
そしてその鰤で拵えるカダイフ風の蓑揚げ、ひと粒で2度も3度も美味しい料理ってところかしらね。
菊芋のカダイフ風蓑揚げ、冷めても美味しいのでお弁当にもぴったりですよ。
- 鰤の切り身 両面に軽くお塩をふってしばらくおきます。
切り身から出た水気を丁寧に拭き取り、漬け床に数日漬けておきましょう。
但し、西京漬けの再利用は衛生面を前提にして程々に。 - 菊芋は綺麗に洗い、スライサーでスライスしてからこれを千切りに。
キッチンペーパーの上にひろげ、水気をしっかり切りながらやや乾燥させておきましょう。 - 鰤の切り身を一口サイズに切って、薄く小麦粉を全体にまぶしましょう。
菊芋にも小麦粉をふってまぶしておきます。 - 鰤を溶き卵にさっとくぐらせ、菊芋を全体にたっぷりまぶします。
手で程よく握って鰤と菊芋をなじませ、中央に熱した揚げ油の中へそっと滑らせましょう。 両面こんがりきつね色に揚げたら網にとり、油をしっかり切って出来上がり。 サクサクの菊芋、また菊芋の違う魅力を発見してしまいました。
料理に関してだけ言えば、 “東大医学部ぎりぎり不合格” と主人からは評されておりました私。
本日揚げ物の難関をクリアしたことにより、いよいよ主人から名誉ある合格を授けられました。 本日はとてもお弁当らしいお弁当に仕上がっております。
お料理、いえ家庭料理って流れだと思うのです。
こっちで揚げ物をして、それでいてオーブンも使って、フライパンで炒め物もしながら蒸し物も・・・
なんてお店みたいなことをしていたら、毎日お料理を楽しむなんて出来やしませんもの。
- だからという訳ではありませんが、鰤の蓑揚げに使った溶き卵は、卵を1個追加してふわふわの出汁巻き卵になりました。
揚げ物をした鍋から太白胡麻油を拝借しながらね。
彩りに人参は桜型で抜いて白煮に。
煮上がったところに、さっと塩茹でにした菜の花を適度に絞って浸します。
そうそう、この煮汁が出汁巻き卵の調味料になったんだっけ。 我が家のお料理、春の小川のようにさらさら流れております。
そして朝食。
本日は、お弁当も含めてひじきご飯ですよ。 主人の食材爆買いによって満杯だった冷凍庫にも、やや空きが見受けられるようになりました。
- 年末に頂いた“ひじきご飯の素” 。
なかなかこの類の食材には馴染みがなくて、使うことなく今日まで。
ですが使ってみると、これ美味しい!
久しぶりに炊飯器を使い、指示通り3合分のお米を炊きました。
もちろん冷凍ひじきご飯にして保存しておきましたよ。
- つい焦がしてしまいがちな西京漬け。
お気に入りの焼き方はフライパン+オーブントースターで。
フライパンに少量のお水を張って煮立て、お魚ホイル作ったお船に鰤を並べて蒸し焼きに。
お魚の厚みにもよりますが、ぴったり蓋をして3〜5分といったところかしら。
これをお魚ホイルごとオーブントースターに移し、表面に焼き色をつければ出来上がり。
皮はぱりぱり、身はしっとり。
さてさて、なかなか減らないお米に苦戦致しておりましたが、本日は一気に3合も炊きました。
明日の朝食は主人喜ぶ蕎麦がきに致しましょうね。
そして明日は1日遅れのホワイトディ、デートです。
お天気も心配なさそうですし、ディナーも主人がばっちり予約済み。
アンナ・ネトレプコのソプラノ・リサイタル2016、主人から最高に嬉しいホワイトディのプレゼント。
今夜はお酒を抜いて明日に控えると致しましょう。