2016年03月14日

菊芋と鰤の西京漬けでサクサク “カダイフ揚げ” 風

お手製の西京漬けを頂きました。
酒粕入りの美味しい漬け床に、立派な鮭を漬け込んだマダムの西京漬け、主人も私も大好きな味。

早々に食べてしまった鮭が名残惜しくて、残った漬け床に見切り品の鰤を漬け込んでみました。
まぁこの流れも毎度の事で、前回頂いた時は見切り品の “めかじき” を漬け込んだっけ ⇒☆彡

鰤と西京漬けってちょっと馴染みがなかったのですが、これがまぁどうして、最高に美味しい。
一切れ残った西京漬けの鰤で、お弁当用にちょっと遊んでみましたよ。

さっくさくのカダイフ風の衣は菊芋、いわゆる蓑揚げというお料理です。

私、どうも揚げ物は苦手でいつも失敗ばかり致しておりました。
特にかき揚げに至っては、なんど挑戦しても具は木っ端微塵がお約束。
ですが今回のこの蓑揚げの揚がり具合、手前味噌ではありますが上々の出来ではありませんか。

嬉しいので、整列した写真もデカデカとUPしてしまおう。

頂いた西京漬けの漬け床で、新たに見切り品の鰤を漬け込む・・・正に人の何とかで何とやら。
そしてその鰤で拵えるカダイフ風の蓑揚げ、ひと粒で2度も3度も美味しい料理ってところかしらね。

菊芋のカダイフ風蓑揚げ、冷めても美味しいのでお弁当にもぴったりですよ。





  1. 鰤の切り身 両面に軽くお塩をふってしばらくおきます。
    切り身から出た水気を丁寧に拭き取り、漬け床に数日漬けておきましょう。

    但し、西京漬けの再利用は衛生面を前提にして程々に。
  2. 菊芋は綺麗に洗い、スライサーでスライスしてからこれを千切りに。
    キッチンペーパーの上にひろげ、水気をしっかり切りながらやや乾燥させておきましょう。

  3. 鰤の切り身を一口サイズに切って、薄く小麦粉を全体にまぶしましょう。
    菊芋にも小麦粉をふってまぶしておきます。
  4. 鰤を溶き卵にさっとくぐらせ、菊芋を全体にたっぷりまぶします。
    手で程よく握って鰤と菊芋をなじませ、中央に熱した揚げ油の中へそっと滑らせましょう。

    両面こんがりきつね色に揚げたら網にとり、油をしっかり切って出来上がり。

    サクサクの菊芋、また菊芋の違う魅力を発見してしまいました。











料理に関してだけ言えば、 “東大医学部ぎりぎり不合格” と主人からは評されておりました私。
本日揚げ物の難関をクリアしたことにより、いよいよ主人から名誉ある合格を授けられました。

本日はとてもお弁当らしいお弁当に仕上がっております。





お料理、いえ家庭料理って流れだと思うのです。
こっちで揚げ物をして、それでいてオーブンも使って、フライパンで炒め物もしながら蒸し物も・・・
なんてお店みたいなことをしていたら、毎日お料理を楽しむなんて出来やしませんもの。
  • だからという訳ではありませんが、鰤の蓑揚げに使った溶き卵は、卵を1個追加してふわふわの出汁巻き卵になりました。
    揚げ物をした鍋から太白胡麻油を拝借しながらね。

    彩りに人参は桜型で抜いて白煮に。
    煮上がったところに、さっと塩茹でにした菜の花を適度に絞って浸します。
    そうそう、この煮汁が出汁巻き卵の調味料になったんだっけ。

    我が家のお料理、春の小川のようにさらさら流れております。










そして朝食。
本日は、お弁当も含めてひじきご飯ですよ。

主人の食材爆買いによって満杯だった冷凍庫にも、やや空きが見受けられるようになりました。





  • 年末に頂いた“ひじきご飯の素” 。
    なかなかこの類の食材には馴染みがなくて、使うことなく今日まで。
    ですが使ってみると、これ美味しい!

    久しぶりに炊飯器を使い、指示通り3合分のお米を炊きました。
    もちろん冷凍ひじきご飯にして保存しておきましたよ。






  • つい焦がしてしまいがちな西京漬け。
    お気に入りの焼き方はフライパン+オーブントースターで。

    フライパンに少量のお水を張って煮立て、お魚ホイル作ったお船に鰤を並べて蒸し焼きに。
    お魚の厚みにもよりますが、ぴったり蓋をして3〜5分といったところかしら。
    これをお魚ホイルごとオーブントースターに移し、表面に焼き色をつければ出来上がり。
    皮はぱりぱり、身はしっとり。






さてさて、なかなか減らないお米に苦戦致しておりましたが、本日は一気に3合も炊きました。
明日の朝食は主人喜ぶ蕎麦がきに致しましょうね。

そして明日は1日遅れのホワイトディ、デートです。
お天気も心配なさそうですし、ディナーも主人がばっちり予約済み。
アンナ・ネトレプコのソプラノ・リサイタル2016、主人から最高に嬉しいホワイトディのプレゼント。
今夜はお酒を抜いて明日に控えると致しましょう。

posted by しんさん at 15:54 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月09日

ぶりかまのお酢煮 〜 取り敢えずのお弁当 2種と今朝の朝食

お買い物好きの主人。
私用のお部屋備え付けパソコンを買い替えたのを機に、OSがWindows 10へと更新されました。

これがまぁ使い辛いこと使い辛いこと。
すぐにスネるのは日常茶飯事、まぁ2日にいちどは初期化を要するお天気やさんで私との仲は険悪。
PC相手に本気でキーーーーっとなる私、そんな私にシレっとした視線を投げつける主人。
恐るべしWindows 10、夫婦仲にまでダメージを与えるとは何たる強者。

去る月曜日、美味しいぶりかまの煮付けを拵えましたので備忘録したかったのに・・・
2日間かかってようやく本来の機能を取り戻しましたWindows 10、顔色を伺いながらのUPです。

以前はちょっと足を延ばしてお魚屋さんまで行っておりましたが、それもなかなか非効率的。
そんな頃合いを知ってか知らずか、近所にあります西友さんのお魚が見る見る高品質に。

先週のイワシもなかなかの品質でしたのでこれを狙って行ったところ、今回はぶりかまに横恋慕。
綺麗なぶりかま、お値段も嬉しい2切れで400円以下。

早速大好きなお酢煮にし、月曜朝の食卓へ。
煮汁はいつものイワシのお酢煮と同じでも、やはりイワシはイワシでブリはブリ・・・
当たり前ですがこんなことを再確認した週明けでありました。





イワシのお酢煮、元々の手順・材料はこんな感じでありました ⇒

いつの間にか、根尾の叔母が毎年拵えてくれる “甘酢漬けらっきょう” の漬け汁をl有効利用する料理として我が家に定着致しました。
漬け汁にしっかりお砂糖が使ってありますので、そこはお好みでみりんやてんさい糖を加減して。
主人もいたくぶりかまのお酢煮が気にいったようですので、今後の為にもしっかり備忘録、と。
  1. ぶりかまは両面に薄くお塩をふり、15分程おきます。
    さっと水で洗ってザルに並べ、熱湯をたっぷり回しかけて冷水にとります。
    指先で丁寧にそっと洗い、水気をしっかりとふき取っておきましょう。

  2. 圧力鍋の底にぶつ切りにしたゴボウを並べます。
    面取りした大根・結び昆布も散らしましょうか。

    お水 300cc
    甘酢漬けらっきょうの漬け汁・お酒 各60cc
    みりん 大さじ1
    白だし醤油 大さじ1.5
    濃口醤油・てんさい糖 各大さじ0.5

    以上を合わせ入れて煮立て、煮立ったところに1のぶりかまを皮面を上に並べましょう。
    この上に千切り生姜をたっぷりと散らし、15分加圧して圧が自然に抜けるのを待ちます。

  3. 圧力鍋の蓋を開け、再度火にかけながらお酢を大さじ1ほど加えましょう。
    ここで香酢を加えるのが昨今のお気に入り。
    煮汁を回しかけながらひと煮立ちさせて出来上がり。

    もちろん骨までやわらかとは参りませんが、ほろり身離れの良い上々の仕上がりです。











ぶりかまでスタート致しました2月2週目。
今週は11日がお楽しみの祝日。
バレンタインも目前ですし、楽しみも倍増致します。

朝食は、近頃気に入って登場頻度が急上昇中の蕎麦がきを主食に致しましょう。

昨日畑で掘って参りました大根をたっぷりおろして添えてみました。
ほの辛い大根おろし、言わずと知れた蕎麦がきとの相性は良好そのもの。





細かなことを言わなければ本当に簡単な蕎麦がき。
この際高貴な蕎麦がきはお蕎麦屋さんにお任せし、気楽な蕎麦がきを主食にするのも楽しいもの。
食後感が本当に良いのです。
  1. 熱湯 90ccを計量カップに注ぎ入れ、素早く蕎麦粉 大さじ4を加えて菜箸でかき混ぜます。

    スパチュラをお水で湿らせながらこれを2等分し、同じく手のひらもお水で湿らせ木の葉型にざっくりと整えましょう。
    これを湿らせたまな板の上に移し、スパチュラで形を整え葉脈を作ります。
  2. 熱湯にそっと移し、木の葉がふわりと浮いた感じになった茹で上がり。
    器に移してゆで汁を注ぎ、刻みネギや大根おろし等々お好きな薬味で召し上がれ。

    蕎麦がき、慣れてしまえばトーストを焼く手間に負けず劣らず簡単ですよ。
    木の葉型にするとゆで時間が短くなる上に、何と言って食べやすい。
    考えた人の粋な計らいに感心し切りです。











月曜日のお弁当は気楽に気軽にちょちょいのちょいと参りましょう。

以前焼いて冷凍保存してあったバナナのフォカッチャ ⇒ 備忘録はこちら 2015年12月16日☆彡
これを使った高速フォカッチャサンド2種。

ひとつはアボカド+ゴーダチーズ。
もうひとつはカッテージチーズ+自家製の柿ジャムの組み合わせ。

美味しいんだ、これが。





  • フォカッチャを自然解凍し、厚さを半分にカットして室温に戻したサワークリームぬります。

    ひとつにはカットしたゴーダチーズ+レモン汁をまぶしたアボカド、もうひとつにはカッテージチーズ+自家製の柿ジャム ( ⇒ 備忘録はこちら ☆彡) を並べでサンドします。
    アボカドver.の方には、フルールドセルとミックスペッパーを散らしましょう。

    ピックで留めて半分にカットして、はい出来上がり。






菊芋のサラダを添えて、ちょちょいのちょいのお弁当。






菊芋のサラダ、これもフードプロセッサーで。









これ以降はサクッと、本日のお弁当と朝食です。

  • バゲットを薄切りにし、半分にはチーズをのせてカリッとトーストします。

    鯖の燻製 (市販品) ・玉ねぎ・ドライいちぢく・アーモンドを合わせてフードプロセッサーで刻み、アボカド・レモン汁・フルールドセル・黒胡椒を加えて優しく和えましょう。






タルタルよろしく、バゲットに乗せて召し上がれ。











朝食には、お魚を煮付けた後の定番料理でもあります炒りおからを。
ほんのり煮凝り状態もなっておりましたぶりかまの煮汁、栄養丸ごと頂きますといったところ。

今朝はご飯の類をお休みし、具沢山のお味噌汁が主食の代わり。
里芋が入っておりますもの、炭水化物抜きにはなりません。
極端に炭水化物を悪者に仕立てあげてしまうのも気の毒ですものね、程よく程よく。

さて。
Windows 10のご機嫌、明日はいかに。
あまり期待をせず、11日の祝日を楽しみに在庫食材のお片付けに挑むと致しましょう。

posted by しんさん at 16:57 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月01日

“めかぶ” そして “茎わかめ” で春を想う

あら、今年はちょっと早いんじゃない?
そう思いながらも、もちろん迷うことなく西友さんで手にした “茎わかめ” 。

その数日後には “めかぶ” がお目見えし、私の頭の中は早くも冬をすっ飛ばして春の予感。
“新物” の表示につい心も踊ります。

先日酢漬けにした茎わかめ (作り方はこの日の備忘録にて ☆) も常備菜として目下活躍中。
ぱんっと張りの良い肉厚の “めかぶ” も購入後直ぐまとめて下茹でし、小分けにして冷凍保存済み。
今朝はそんな冷凍めかぶを使って、大好きなめかぶご飯を拵えてみましたよ。

まだまだ畑では冬野菜が全盛ですが、こうして昆布の類が食卓に上るとささやかな春を感じます。
主人も私も大好きなめかぶご飯。
今シーズン初のめかぶご飯は、市販の “椎茸昆布” を混ぜ込んでみました。





冷凍保存しておけば、めかぶご飯はもとよりお味噌汁、納豆、サラダ等々とても重宝する優れもの。
小分けにされためかぶがちょっと愛らしかったので、写真に収めてみましたよ。

茎わかめが入ったゾーンはラッキーゾーン、私はこう密かに称しております。
とっても簡単なめかぶご飯、めかぶが美味しいこの季節に是非お試しあれ。





  1. 先ずはめかぶの下茹でから。

    めかぶは千切りにしてザルに入れておきます。
    たっぷりの熱湯を用意し、コップ1杯のお水を加えて80℃程度に調節しましょう。
    ここにザルごとめかぶを浸してさっと1秒茹でてザルを上げ、お箸で混ぜながら予熱で火を通します。全体が鮮やかなめかぶグリーンになるまでこれを3〜4回繰り返します。

    写真のように小分けにして冷凍保存し、必要分だけをぽこっと取り出して使います。

  2. そして今朝は必要分、2キューブ分を取り出して。
    半解凍の状態で更に刻み、炊き立てご飯に混ぜ込むだけ。

    めかぶに味付けはしておりませんので、お好みの佃煮・ふりかけ・鰹節等を一緒に混ぜて。
    今回は椎茸と昆布の佃煮を一緒に。











主人のささやかな気遣いに基づき、毎月曜日はお弁当の定休日と致しております。
だけどそんな主人の思いがうれしいので、ついつい違反して作ってしまいます、お弁当。

ただし負担に全くならない簡単、手抜きのお弁当ですけどね。

朝食にもしためかぶご飯、昼食用には小さなお結びさんにしてお弁当箱へ。
“茎わかめの酢漬け” に “紅芯大根の甘酢漬け” は、どちらも作り置きしてある常備菜。
今朝拵えたのはチンゲン菜の酒粕和えだけですもの、手間なんて全然。





昨日畑で摘んできたばかりのチンゲン菜は、さっと茹でるだけですぐに火が通ります。
自家製なので器量はよろしくありませんが、味はしっかりチンゲン菜。
白胡麻を使うことが多い酒粕和えですが、たまには黒胡麻を使うのも楽しいもの。
  1. チンゲン菜は根元に十字の切れ目を入れ、水を張ったボールの中で丁寧に振り洗いして泥をしっかりと落としておきます。
    熱湯にお塩を加えてサッと茹で、冷水にとって色止めしてすぐに絞ります。
    醤油洗いをし、食べやすい長さに揃えてほぐしておきましょう。

  2. 黒胡麻は焦がさないように乾煎りしてすり鉢に移し、しっとりするまで丁寧に擂ります。
  3. 酒粕・少量のお酒をお鍋に合わせ、加熱しながら練ります。
    火を止めて白味噌も加えて混ぜ、これを2のすり鉢に加えて擂り混ぜましょう。
    チンゲン菜も加え、丁寧に和えれば出来上がり。











毎日曜日、以前は足を延ばして (とは申しても車で20分弱ですが) お魚屋さんに通っておりました。

が、近頃近所の西友さんのお魚の質がぐんと向上致しております。
前は質・品揃えに関してお世辞にもそんなことは言えない状況でしたのに、さすが西友さん。
小ぶりなイワシも気楽に下処理してくれます、しかも飛び切り丁寧に。

月曜日のお約束、イワシのお酢煮もこれなら気楽に楽しめるというもの。
大好きなイワシのお酢煮、手順等はこの日の備忘録にて ⇒ ☆





  • 根尾の叔母が拵えてくれる “甘酢漬けらっきょう” 。
    この漬け汁の有効利用料理としても、すっかり我が家に定着致しております。

    近頃は、仕上げに加える大さじ1杯のお酢を “香酢” に代えるのがお気に入り。
    ぐっと味に幅が出ます。
    多めに煮て、味がどんどんなじんで美味しくなっていくのを楽しむのも余興のひとつ。






お味噌汁には、畑で収穫した小ぶりな白菜をたっぷりと。
欲張ってエノキやらネギやらどんどん加えるものだから、それはまるで野菜の味噌煮。

それもまた我が家らしいと楽しんでおりますけどね。





先日からちょっと凝り始めた “蕎麦がき” を拵えたいのですが、先ずは在庫のお米をもう少し減らしてからでないと・・・ね。
今シーズンは何故だか新米の頂き物に恵まれましたので、在庫は豊富ですもの。

間もなく節分、節分と言えば恵方巻き、お米の消費に嬉しいメニューです。

posted by しんさん at 14:15 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

今年の左義長、お餅はふんわりやわらか・・・そして月曜日

我が家から私の足でも歩いて数分に位置します吉野神社。
昨日日曜日は、吉野神社にて恒例の左義長が開催されました。

昨年辺りから、お目当てはお神酒のいちばん乗り。
10時からだと言うのに、9時30分には吉野神社に到着し、お神酒とスルメ片手に主人と日向ぼっこ。
今年のお神酒は大好きなどぶろく、くっ・・・今年も良い年になる予感が満ち満ちております。

点火の準備も完了してご一服中の神職さんたち。
そしてこの数分後、時間通りに左義長スタート。

今年の火の勢いは例年以上に盛んでございました。





  • やや火が落ち着いたのを見計らい、持参致しましたお餅を焼きます。
    プラスチック製のお鏡餅に入った素っ気ない丸餅ではありますが、それでも左義長の火で焼いたお餅はどことなく霊験あらたかな佇まい。

    毎年なかなか思うように焼き上がらないお餅に、今年は3重構造で挑んでみました。

      2014年 ☆ ・ 2015年 ☆

    お魚焼きホイルで先ずは丸餅を包んだ後、お水で湿らせたキッチンペーパー、そのご徐にアルミホイルでぐるぐる巻きに。

    しっかり蒸されてふんわりと焼き上がったお餅。
    持参致しましたぜんざいに絡め、毎年のように吉野神社の境内で頂きました。











こうして恒例の左義長も終わり、いよいよお正月気分も一掃されました。

本日は月曜日。
主人曰く、朝食に力を入れてもらいたいからお弁当はお休みで良いよ、と。

ありがとう。
だけど、主人がお昼にカップラーメンなんて食べるのを想像すると羨ましい・・・いや、ちょっと切ない。
うんと力を抜いたお弁当を拵えましょうね。

この日のお弁当に拵えたコンコンさん ⇒

小ぶりな稲荷寿司でしたので、油揚げを3等分致しました。
両端は稲荷寿司を作るべく袋状ですが、真ん中のお揚げは筒状、お稲荷さんにはなりません。
冷蔵庫に鎮座しておりましたこのお揚げを使って、同じく小ぶりなコンコンさん風お結びに。

当初はかんぴょうで結ぶつもりでおりましたが、いざかんぴょう売り場の前で躊躇致しました。
たかがリメイクのお結びさんのためにかんぴょうを買うなんて・・・貧乏性には不本意極まりなし。
早煮昆布をかんぴょう代わりに致しましょう。
  1. 早煮昆布を戻し、細長いリボン状に包丁で切ります。
    これを薄味で煮含めておきましょう。

  2. 稲荷寿司用に煮た油揚げを開いて並べておきます。
  3. 十六雑穀を混ぜ込んでご飯を炊き酢飯にします。
    お気に入りの寿司酢の配合はこちら ⇒
    後ほど登場致しますが、切れっ端人参も早煮昆布と一緒に煮含めてあります。
    細かく刻んで酢飯に混ぜ込み、小ぶりな俵型に握ってお揚げの上に。
  4. お揚げでくるりと巻き、昆布を結べば出来上がり。











近頃、日本酒に興味を持ち始めた主人。
本来日本酒好きの私には嬉しい限り。

そんな主人のお気に入りの一品が、角麩の胡桃味噌田楽。

お手頃価格の角麩が大好きなんて、本当に良い人と結婚致しましたわ、私。
甘い白味噌の胡桃味噌をちょっと焦がし、薄味で煮含めた角麩、そして自家製柚子胡椒 (☆)

お弁当にしても美味しいなんて、素晴らしい一品でありましょう?
多めに角麩を煮て、煮汁ごとタッパーで冷蔵保存しておけば、いつでも更に気楽な日本酒の肴に。
とっても簡単ですよ。





  1. 胡桃を乾煎りします。
    ほんのちょっと焦がし気味にすると、香ばしさが増して我が家好みの仕上がりに。
    すり鉢に移してしっとりするまで摺り、白味噌・みりんを加えてすり混ぜておきます。

    白味噌は、京都のしま村さんのものを愛用致しております。

  2. 角麩はお好みの大きさに切り、熱湯で5分ほど下茹でしてザルに上げておきます。

    お水・みりん・お酒・白だし醤油を合わせて薄めの煮汁を用意して角麩を並べ、落し蓋をして20分ほどゆっくりと煮含めます。
    面取りした人参、その切れ端、結び昆布、前述のリボン状早煮昆布も一緒に。
    前述のお結びさんに使った切れ端人参、早煮昆布のリボンはこうして煮含めました。

    多めに煮含め、タッパーで保存すれば後日何かと役に立ってくれることでしょう。

  3. 角麩の煮汁を切って胡桃味噌をたっぷりぬり、オーブントースターで少し焦げ目がつく程度に焼きます。柚子胡椒を添えて召し上がれ。











そして朝食は、本当に久しぶりですこと・・・イワシのお酢煮です。

  • 作り方はいつも同じ。

    この日の備忘録 (☆) の材料・手順とほぼ同じで、お酢を甘酢漬けらっきょうの漬け汁に代えただけ。甘酢漬けらっきょうの漬け汁は捨てることなかれ。

    そして今朝は、加圧後仕上げに加える大さじ1程度のお酢を香酢に代えてみました。
    これだけでぐっと風味が増すのですもの。
    今更ながらではありますが、お料理の仕上がりを左右してしまう調味料。
    技術より何より重視しないとね。






本日もつらつらと長い長い備忘録となってしまいました。

この頃、やや体重が下降線を描いております主人。
今が踏ん張りどころですよ。

・・・でも、主人と一緒に飲む日本酒って格別に美味しいのよね。
朝食をいくらお粥さんにしたとて、夕食を軽めに済ますなんて至難の業。
お粥さんが悪あがきにしか思えない昨今、それでもお粥さんを炊き続けることとします。

posted by しんさん at 16:17 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月21日

月曜日は意気込まず・・・牡蠣で朝食、紅芯大根でジャーサラダ

月曜日です。

実は、先日大型ダンプに真横から追突されまして、相当に落ち込んだ数日間を過ごしておりました。
知人の間では知られた悪運の強さが今回も味方し、愛車は横転することも飛ばされることもなく大型ダンプの衝撃をしかと受け止め、車内では買い物袋からおやつのプリンが転がり出た程度の被害。

もちろん外傷は凄まじいことになっておりますが、ほとほと北欧の車の頑丈さには感謝の一語。
前の愛車 左ハンドルのエクリプスでしたらば、数年前に亡くなった愛ネコと今頃再会しているかも。

さて。
それとこれとは全く関係ないのですが、どうも近頃保存食に挑むことが多くて・・・
今朝もいつも通りの起床に関わらず、レモングラスやらの保存に勤しむものだから朝・昼食が蔑ろ。
これと言ってドン (この擬音まだ少々恐怖) と誇らしく先頭に持ってくる料理もございませんので・・・

美しい “紅芯大根” の写真を載せてみましょう。





実家の母親が、この季節になるとしばしばお百姓さんから頂戴する紅芯大根。
なんでも規格外で市場に出すことがままならないので、捨てるくらいなら・・・と頂くそう。

確かにぱっくり割れてしまってはおりますが、その美しい紅色にはなんら影響はなし。
もちろん辛味のまったくない甘くて瑞々しい紅芯大根の風味も然り。
鬼おろしで粗くおろし、難しいことなーんにも考えることなく困った時のジャーサラダに。

紅芯大根の色合いは、よくある毒々しさもなくて本当に鮮やか。
お酢に触れると鮮やかさが更に増して、ちょっとオレンジがかった紅色になります。





  1. これが我が家では見慣れた規格外の為ぱっくり割れた紅芯大根。

    皮をむいて鬼おろしですりおろし、寿司酢 (お気に入りの配合はこちらの備忘録 ⇒ ☆) と極々少量の白だし醤油・粗くすった炒り胡麻で和えて容器の底に。

  2. 鮮やかな紅芯大根の次はブロッコリーにしましょうか。

    今シーズンは本当に沢山ブロッコリーを頂きましたので、小房に分けてかために塩茹でにした幾分かを冷凍保存してあります。これを凍った状態のまま並べるだけ。
  3. ブロッコリーの上には、久しぶりに拵えた菊芋ソムタムなんてどうかしら。

    カシューナッツとむき干しエビを焦がさないように乾煎りし、青唐辛子・ニンニクと共にすり鉢で丁寧にたたいてつぶします。
    ここにココナッツシュガー・レモン汁・ナンプラーを加えて丁寧に混ぜ、千切りにした菊芋を加えてすりこ木でたたいて菊芋の繊維を崩しながら馴染ませるだけ。

    本来のソムタムとは調理器具も食材も調味料も全て異なりますが、数試した菊芋料理の中でもいちばんのお気に入り料理であります。何度食べても美味しい。

  4. この上には、いつぞや拵えて常備菜に致しております人参サラダを持って参りましょう。
    何を詰めても残りもの候でないのがジャーサラダの嬉しいところ。
  5. 主人のダイエット強化中とは言え、やはり炭水化物はたとえ少量でも必要な要素だと。
    お次は昨日掘って参りました里芋。

    綺麗に洗って皮つきのまま圧力鍋で5分蒸しましょう。
    自然に圧が抜けるのを待って蓋を開け、粗熱がとれたらツルリと皮をむきます。

    すり鉢に白味噌・蜂蜜・刻んだ柚子皮 (皮だけを薄くむいてラップに挟み冷凍してあります)を合わせてすり混ぜ、ここに里芋を加えます。
    半分は形を残し、半分はつぶすようにしながら和えて容器に。

  6. 最後にルッコラーでもりっと蓋をして出来上がり。











月曜日ですので、朝食に気合を入れる日でもあるのですが・・・
本日は主人達てのご要望により、 “昆布〆牡蠣の昆布蒸し” と相成りました。

以前拵えたこともあるこの牡蠣料理。

昨日いつものように畑作業の後食材調達に参りました際、お昼にはどうしても牡蠣のスフレが食べたいぞ、と主人。
そう言いながら、いつぞやの牡蠣の昆布蒸しが美味しかったと遠い目をするものですから・・・ね。
ならば明日の朝食はそれに致しましょうとなった訳でございます。





  • 詳しい作り方はこの日の備忘録にて ⇒ 2013年03月07日

    今回はお値打ちな “羅臼昆布の耳” なるものを買い揃えてありますので、これを使って。
    ひと晩昆布で〆た牡蠣をオーブンシートでぴっちりと包み、蓋をぴったりとして軽く蒸すだけ。

    前日何かのついでに牡蠣を〆ておけば、朝は包んで蒸すだけの最高に簡単なお料理。
    オーブンシートのまま食卓に出せるのも嬉しい限り。

    今朝は時間配分をやや誤り、オーブンシートをアチチと開ける醍醐味を損ねてしまいました。
    なので主人、ちかいうちにもいちどチャンスをおあたえ下さい。






牡蠣の蒸し汁はもちろん朝食の炊き粥に有効利用。

干し貝柱、干しシイタケとその戻し汁も使った炊き粥は、お腹にしみじみ温かく響きます。
胡麻油で炒めた人参は、煮干し出汁と共に圧力鍋で加圧してお味噌汁に。
根菜を加圧したお味噌汁は、これからの季節益々主人のやる気を引き出してくれることでしょう。










年末を前に、昨日覗いたホームセンターにて主人お得意の衝動買い。
KARCHER(ケルヒャー) のスチームクリーナーと窓用バキュームクリーナー。

特に窓用バキュームクリーナーが気になるらしく、昨日から “僕の居る時に試してね” と何度も何度も念を押す始末。
昨日これを買って帰宅し、白ワイン片手に牡蠣のスフレでお昼ご飯。
すやすや眠る主人を見ながら、なんどこっそり試してみようとたくらんだことか。。。

今朝、慌しい出勤前の主人にちらりとその使い心地をご披露した後、家中の窓をバキューム致しました。外は雨模様ですが、窓が美しいとまぁ家の中が明るいこと明るいこと。





主人が選んでくれた車で文字通りの命拾い。
事故の後、我が家の地は更に固まったようです。

posted by しんさん at 15:39 | Comment(2) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする