2017年04月03日

つくしの天ぷら、菜の花ご飯、気分華やぐ春の食卓

桜の開花に心躍ります昨今。
思うようにビーツが育たず、やや億劫に感じ始めておりました畑作業も、桜の開花に助けられました。
そうね、いちど凝り固まった土を掘り起こして、土の再活性化を図りましょう。

そんな訳で昨日は収穫するものは何もないと思っておりましたが、畑では何かしら手に入るものです。
所々に小さな頭を覗かせておりましたのが “つくし” 。
そして塔立ちしてしまった白菜の先端には、見るからにふんわりやわらかそうな菜の花。

薄く衣をつけて、サクサクの天ぷらに致しましょう。

昨日は久しぶりにピアンタを地下室から畑に連れ出し、フル稼働させて参りました。
あ、ピアンタを操るのはもっぱら主人のお仕事ですけどね。
その後のお手入れが面倒だとボヤく主人ですが、閑散とした畑が息を吹き返したようで気分爽快。

力仕事が嫌いな主人がピアンタと格闘している姿を見ると、自ずと活力も沸いて参ります。
ここ数日、今一歩力の入らなかった食事の準備も、春の恵みを前に持ち応えたようです。
可愛らしい菜の花、天ぷらだけでなく菜の花ご飯も拵えましょう。

干しエビと干し貝柱の旨味を含んだ押し麦入りのご飯に、やわらかな菜の花とそぼろ卵。
緑と黄色の組み合わせってワクワクしません?

さっくりと揚がった菜の花、つくし、ゴボウ 3種の天ぷら。
実はこの衣、主人がホワイトディにくれた “晒よし飴 ☆彡” の副産物料理でもあります。

晒よし飴の破損・湿気防止のため、缶に充填してある “らくがん粉” 。
先日はこれで落雁 (2017年03月31日) を拵えてみましたが、今朝は天ぷらに挑戦。
うん、なかなか良い使い勝手で気に入っております。





晒よし飴のらくがん粉を有効利用した春の天ぷら。
そして菜の花ご飯。
4月最初のお弁当、期せぬ自然の賜物で彩り鮮やかにスタートです。










つくし・菜の花の加えて少し残っておりましたゴボウも、晒よし飴の粉をまぶして一緒に揚げましょう。
  1. 先ずはゴボウの下茹でを。
    ゴボウは皮を薄くこそげ落とし、3〜4cm長さに切り揃えます。
    更に縦4等分し、鰹出汁と一緒に火にかけましょう。
    煮立ったら弱火にし、落し蓋をしてことこと10分弱茹でます。
    火を止めてそのまま冷まし、鰹出汁の風味を充分に含ませてから茹で汁を切ります。

  2. つくしは袴を丁寧に取り除きます。
    ボールに水を張って丁寧に振り洗いをし、しっかりと水気を切っておきます。

    菜の花も丁寧に振り洗いをし、お花のついた先端を切り落として水気を切っておきます。
    お花を切り落とした残りの部分は、菜の花ご飯に使いますのでご心配なく。

    ゴボウ・つくし・菜の花をキッチンペーパーの上に並べ、しっかり水気を押さえておきましょう。

  3. 薄力粉 大さじ2.5
    片栗粉 大さじ1
    炭酸水 50t
    お塩 ひとつまみ

    以上をしっかり混ぜ合わせて衣を作り、水気をしっかり押さえたゴボウ・つくし・菜の花を優しく和えます。
    ここに晒よし飴の粉 (らくがん粉) を大さじ2程度加え、全体にからめましょう。

  4. 太白胡麻油を熱し、比較的低めの温度で先ずは菜の花をじっくりと揚げましょう。
    ゴボウ、つくしと順に揚げます。

    つくしは油が汚れそうなので最後に。かき揚げの要領で数本まとめて揚げてみました。
    袴を取って揚げるだけで、アク抜きは不要です。
    揚げ物と春の食材の相性の良さでしょうか、苦みは感じません。

    揚げたてに粗塩をちろりとふって召し上がれ。











春らしい色合いの菜の花ご飯、私でなくとも心躍るハズ。
  1. お米 1合弱を洗って水を切り、土鍋に移します。
    押し麦を加えて1合分にし、お水を1合・お酒を大さじ1強加えて干しむき海老・ほぐした干し貝柱を散らして吸水させます。

    蓋をして強火にかけ、吹きこぼれないよう気をつけながら煮立ったところで極々弱火に。
    10分間弱火を保ち、火を止める数秒前に強火にして水分を飛ばします。
    そのまま蓋を取らず10分間蒸らしましょう。
  2. ご飯を蒸らしている間に菜の花・卵そぼろの準備をします。

    菜の花はお塩を加えた熱湯で色よく茹で、冷水にとります。
    熱が取れたらすぐ根元を揃えて引き上げて絞り、白だし醤油で醤油洗いをしましょう。
    1〜1.5cm程度の長さに切り揃えておきます。

    卵 1個をそっとほぐし、寿司酢 小さじ1を加えてよく混ぜます。
    雪平鍋に極少量の太白胡麻油を丁寧にすり込み、弱〜中火とぬれ布巾の上を往復させながら、ゆっくり卵をそぼろ状に仕上げます。

  3. 土鍋の蓋を開けた時のこの香りったら。
    うん、この香りが楽しめるってことはまだまだ元気。
    菜の花と卵そぼろをさっくり混ぜ込み、ふんわりお茶碗に盛りましょう。

    少し残しておいた菜の花の先端を飾り、白胡麻をひねって出来上がり。











可愛らしい菜の花ご飯。
お弁当用には、つくしの天ぷらをふわりと一緒に握って天むす風に。
揚げたてのつくしにだし醤油を少量からめて握ります。

ゴボウや菜の花の天ぷらも、お弁当用にはだし醤油をほんの少しからめて。
天ぷらとおむすびさん以外は常備菜ですけどね。











ルッコラーの脇芽を畑で摘んで参りました。
しめ鯖とルッコラーのサラダは主人も私も大好きな朝の定番。
胡麻油かオリーブオイルをちろりと回しかければ、きっと鯖が苦手な人でも受け入れられるのでは?

納豆・チアシード・刻み玉ねぎは朝食のレギュラー選手。
いつもはお出汁をとった後の鰹節で拵えた佃煮を添えるのですが、今朝はお土産で頂いた海苔の佃煮を。
このトッピングを毎朝考えるのも結構楽しいものです。





今朝の一品にもなったルッコラー、畑ではこの暖かさで開花しておりました。
既に葉がかたくなっておりますので、ほんのわずかな脇芽しか食用にはできませんが、間もなく種を採取出来ることでしょう。

荒れ放題だった菊芋ゾーンも掘り起こし、来シーズンに向けて規模は縮小化する予定。
ただし、日当たりのあまりよろしくないこの菊芋ゾーン、今後は “茗荷ゾーン” へと変換予定。
只今質の良い茗荷の苗を物色中でございます。

さ、今週も始まりましたよ。
つい緑につられて買い込んでしまった春の葉野菜、無駄なく美味しく頂きましょう。

posted by しんさん at 15:42 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月20日

まぁ大変!キッチンが野菜で溢れておりますわ!

喜寿を目前にようやく現役引退をし、目下のところリタイア生活を謳歌致しております実家の母親。
先日、ボーイフレンドの畑に行って山ほどホウレン草を抜いてきたからと、ビニール袋3袋分、ダイナミックに詰め込んだホウレン草を持たせてくれました。

そして、昨日日曜日は畑へ。
珍しく主人が備中を振り回し、菊芋の収穫に挑んでおりました。なかなかの収穫量。

その後、主人と食材調達に西友さんへ出かけた訳ですが、あら、嬉しい。
新わかめや茎わかめ、春の食材が盛り沢山。
つい調子にのって、その連鎖でいつも以上に野菜類も買い込んで意気揚々と帰宅致しました。

こういった時は何かと重なるもので、先週あまりに在庫野菜が乏しいからと主人が取り寄せてくれた無農薬野菜、3〜5人家族用なる大きな段ボールが同日配達されました。

まぁ大変、豊富な野菜 (海藻が少々) に押しつぶされそうですわ。
何はともあれ、週明けの本日は保存食・常備菜に取り組むことと致しましょう。

最近気に入って時々取り寄せてもらう無農薬・有機肥料野菜のセット、 “近藤けいこ ナチュラルベジタブル” から段ボールいっぱいに詰まった旬の野菜。
声を上げてしまいそうなくらい可愛らしい小さな人参や、みずみずしい紅芯大根等は、ピクルスに。

紅芯大根の色で全体がほんのりピンク色に染まって、なんとも可愛らしく仕上がりました。
スパイスをしっかり効かせ、お水を使わず白ワインを使っておりますので、日持ちも期待出来るのではないかしら。





根菜の加熱は圧力鍋で一気に。
やわらかめに茹でた野菜ピクルスも、時には美味しいものです。
  1. 先ずはピクルス液を用意します。

    白ワイン 2C
    米酢 1C
    ハチミツ 90〜100g
    海塩 小さじ1
    薄切りニンニク 2欠分
    フレッシュ赤トウガラシ 1本 (横半分に切ります)
    ローリエ 2〜3枚
    白・黒・ミックスペッパー 各適量 (他のスパイスと共に粗くつぶします)
    コリアンダーシード 適量
    クローブ 適量

    以上を合わせ、ひと煮立ちさせて冷ましておきましょう。
    保存には琺瑯容器を使います。
    直火にかけられる琺瑯は、ピクルス液を煮立ててそのまま漬け込んでしまえるのが嬉しい。
    米酢は、正酢醸造元の伝統醸造米酢を愛用致しております。

  2. 小さな小さな近藤けいこさんの人参、可愛らしいので縦半分に切って漬け込んでみました。
    皮つきで縦半分に切って面取りをします。
    大根・紅芯大根もイチョウ切りにして面取りをします。

    圧力鍋にお水を張り、蒸しすを敷いて蒸しカゴに野菜を合わせ入れましょう。
    圧がかかって錘が揺れ始めたら火を止め、圧が抜けるまで待ちます。
    熱々の野菜を1に漬け込みましょう。

  3. 根菜と同じように圧力鍋を使うとクタクタになってしまいますので、カリフラワーだけはいつも通り塩茹でにしましょう。
    近藤さんのカリフラワー、周囲の葉っぱ部分が活き活きしておりましたのでこの部分も一緒に。
    キャベツのような風味で美味しい。

    白い琺瑯容器に彩も鮮やかな根菜ピクルス。
    あぁ、やっぱり野菜が好きなんです、私。











母親のボーイフレンドが育てるホウレン草は、軸部分が驚くほど甘くて存在感のあるホウレン草です。
良い機会です。
近藤さんのお野菜セットの中にもホウレン草が入っておりましたので、食べ比べを楽しみましょう。

ですがその前に、数日間分のホウレン草を下茹でして冷蔵保存致しましょう。
すぐに食べない分はピュレにして、小分けにして冷凍保存致しましょう。






  • ピュレにして冷凍する分は、やっぱり圧力鍋を使います。
    根元に十文字の切れ目を入れて綺麗に洗ったホウレン草、水を極々軽く切るに止めて圧力鍋へ。
    強めの中火で加圧し、ひと呼吸おいたらすぐ火を止めましょう。
    圧が自然に抜けるのを待ち、バーミックスでピュレ状にしたら小分けして冷凍庫へ。

    ぐっとカサが減ったホウレン草、場所も取らず何かと重宝致します。
    スコーン、カレー、パンケーキ、今ある新鮮な野菜が片付いたら出番が回ってきますよ。
    ちなみに今朝のご飯は、鍋肌に残ったホウレン草ピュレを使って炊き上げました。

    近藤さんの大根は葉っぱも活き活きしています。
    お酒・みりん・極少量のお醬油で炒りつけて、ホウレン草ご飯に混ぜ込めば、はい、ダブル菜飯。
    なんて貧乏性。











野菜も大好きですが、同じくらい好きなのが海藻の類。
新わかめや茎わかめが店頭に並ぶこの時期、冬のわだかまりが一気に吹っ飛ぶ心境です。
西友さんに並んでおりました茎わかめ、早速酢漬けに致しましょう。

漬け込んだばかりですので、まだまだ美しい緑色。
明日ともなれば、ぐっと落ち着いた色合いになって私たちのお腹に収まることでしょう。
ですがこの色合い、お野菜のお片付けに追われるプレッシャーも癒されるというものです。
なんて美しい。





  • 作り方はいつもと同じ ⇒ ☆彡 2011年03月22日
    今年は倍増で漬け込みました。
    明日からの常備菜に。
    そして、主人のダイエットにもきっと一役買ってくれることでしょう。











怪しい色合いのダブル菜飯、ホウレン草と大根葉のコンビネーションご飯が今朝の主食。

先週からの持ち越し、イワシのお酢煮は今日で最後。
もちろんその煮汁を使ったおからも忘れずに。
ピクルスにした人参等、面取りをした切れっ端を細かく刻んでイワシの煮汁と共に有効利用。
最近は仕上げに胡麻でなく、ざっくり刻んだクルミを加えるのがお気に入りです。

お味噌汁は相変わらず鰹出汁と煮干し出汁のコンビで。
最近、鰹出汁は水出しがお気に入りです。
鰹節とお水を前日に合わせておくだけなので、全くの手間いらず。

今朝の具は、嬉しい新わかめと新もずく。
どれだけ海藻を愛しているのかしら。
主人に止められなければ、茎わかめの横にあったメカブもお買い物カゴに入れておりました。





全力でお野菜のお片付けを致しておりましたので、今朝はお弁当にまでとても手が回りません。
お座なりなお弁当でごめんね、主人。

先日、我が家のグラタン皿を陶器製から野田琺瑯に買い替えました。
グラタン皿としてだけでなく、保存容器としても使える野田琺瑯に軍配上がったってトコかしら。

これを機に、小ぶりなおにぎりとちょっとしたお菜が入るサイズもお弁当箱として購入。





  • 本日のお菜は、茹でて醬油洗いしたホウレン草を海苔とおぼろ昆布で巻いたもの。
    おぼろ昆布jとホウレン草の相乗効果で、お弁当にぴったりなお菜です。






野田琺瑯の容器は、お弁当箱としてもジャストサイズ。
ただ、残念なのは在庫が1個しかなかったってこと。
今回は主人に譲って、私は独身時代から愛用致しておりますミスドのオサム、もうしばらくはこれで。

・・・手放さずに済んで実はちょっとホッとしているのも否めませんけどね。

posted by しんさん at 19:55 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月30日

月曜の朝に楽しむゆるゆる料理

月曜の朝、専業主婦とて気分が乗らない日もあります。
朝食・お弁当共に、何を作るか考えがまとまらないまま何となくキッチンに立つことも。
今朝が正にそんな日でした。

こんな日はテキパキせず、ゆるゆるダラダラ気が向くままお料理するに限ります。
奇をてらったお料理は草臥れますからね。
冷蔵庫の中のものをぼやっと眺め、ぼやっと組み合わせるゆるゆる料理。

週明けの本日、お弁当の主食は海苔巻きです。
ゴボウのお漬物 (市販品) と自家製ルッコラーを具にしました。

寒い今の時期に美味しいホウレン草は、大好きな胡桃和えに。
菊芋の味噌漬けは我が家の定番常備菜です。

1週間ほど前に拵えた “金柑のバルサミコ酢煮 (この日の日記、後半にて ☆彡” は、種が多くて未だ冷蔵庫に中が指定場所。
そろそろお片付けして心機一転とばかりに、煮汁ごと寒天でかためてみました。
まぁ種が多いことに変わりはないのですが、こうすれば何となく食べてしまうものです。

何とか数品が出来上がる頃には、月曜日の憂鬱感も綺麗さっぱり。
さ、1週間が始まりますよ。





  • 十六雑穀を混ぜ込んだご飯で酢飯を作ると、ほんのりピンク色になるのが好きなんです。
    お気に入りの寿司酢の配合はこちらの備忘録にて ⇒ ☆彡

    洋風なイメージ漂うルッコラーですが、胡麻に似た風味と大根のようなピリッとした辛さが特徴ですもの、意外とご飯とも相性が良いのです。
    ちょっとクセのあるゴボウとクセ同士が合うのでしょうか、想像以上の好相性。
    薹立ち間近の自家製ルッコラーですが、もうしばらくは美味しく食べられそうです。






今の時期、見るからに力漲るホウレン草が農協朝市に並んでおります。
茎もしっかりしていて、その力強い様についついこの時期手が伸びてしまう野菜のひとつ。
ホウレン草はお浸しがいちばん!そう言っておりました主人に、ホウレン草の胡桃和え。
ほーら、美味しい。
  1. 胡桃は乾煎りし、すり鉢に移してしっとりするまで丁寧に擂ります。
    ここに白味噌・白だし醤油を加えて和え衣に。

    我が家は白味噌の代わりに、菊芋の味噌床を有効利用致します。
    酒粕やみりんも入った白味噌ベースの味噌床は、有効利用しやすい優れものです。
  2. お塩を加えた熱湯でホウレン草をさっと茹で、冷水にとって絞ります。
    醤油洗いをして食べやすい長さに切り揃え、1に加えて丁寧に和えれば出来上がり。






煮汁の一滴も無駄にしない、金柑寒天寄せ。
バルサミコ酢をレモン汁代わりに使ったコンポート (☆彡) を、寒天でかためた煮汁で閉じ込めます。
  1. 金柑のコンポートは煮汁と金柑に分けておきます。
    煮汁はちょうど100tありました。
    型に金柑を並べておきましょう。
  2. 200t強のお水を煮立て、粉寒天 小さじ2を加えます。
    弱火にかけながら1分程混ぜ続け、粉寒天を完全に煮溶かしましょう。
    ここにコンポートの煮汁 100tを加えて混ぜ、1の型に濾しながらそっと注ぎます。
    粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
    しっかりとかたまったら型から出し、包丁で切り分けて出来上がり。






  • 以上、ゆるっとした週明けのお昼ご飯でありました。











もちろん主人の分はお弁当箱に詰めて。











先週、久しぶりにイワシが店頭に並んでいるのを見て迷わず買い物カゴに入れました。
少々大ぶりなのが気にはなりましたが、それでも主人も私も喜んで完食。
今週もありましたよ、イワシ。
しかも先週よりやや小ぶり、お酢煮にするには丁度良い大きさのイワシが。

もちろん今回もイワシはお酢煮に。
ただし、我が家のお酢煮はその時の都合で微妙に材料が変化します。
お酢の代わりに “甘酢漬けラッキョウ” の漬け汁を使うのは今やお約束。

今回は、残り僅かとなりました根尾の伯母が拵えてくれた “梅干し” 。
その漬け汁を有効利用。
  • イワシのお酢煮、基本的な煮汁の分量は

    お水 300t
    お酢とお酒 各60t
    みりん 大さじ2
    白だし醬油 大さじ1.5
    濃口醤油・てんさい糖 各大さじ0.5

    といったところですが、今回お酢の代わりに梅干しの漬け汁を。
    そうなると当然塩気が強くなりますので、その辺りはお醤油類を減らして調整。

    根尾の伯母が毎年作って持たせてくれていた梅干しも、そろそろおしまいです。
    いつまでもあると思っておりました伯母の梅干しですが、当然なくなるものです。
    ちょっと寂しい。





先日、主人が出汁用の鰹節を取り寄せました。
それに伴い、目下のところお味噌汁のお出汁は鰹出汁に納まっております。
赤味噌強めの白味噌ブレンドといった割合のお味噌汁ですので、お出汁は煮干しがよく合います。
今朝、ふと出来心で鰹と煮干しの合わせ出汁に挑んでみました。

・・・意外と鰹出汁の存在感が強い。
煮干しの存在感に敗れると思いきや、鰹出汁、なかなか強靭な存在感であります。
しばらくは鰹出汁で遊べそう。
出汁用の鰹節は、まだまだ枕サイズのものが6袋あります。

posted by しんさん at 17:34 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

野田琺瑯に惚れ直す

先日、お手頃価格でちょうど良い大きさのキンメを調達致しました。
早速姿煮にした訳ですが、それがなかなかの上出来でしたので備忘録。

見た目はかなりヘビーではありますが、我が家好みの煮上がりです。

キンメの味付けも然ることながら、改めて野田琺瑯の機能性にも惚れ惚れした次第。
持ち合わせておりますお鍋とフライパンは、帯に短し襷に長しといったところで煮魚には不向き。
お鍋はお魚2匹を重ならないよう並べるには小さいし、フライパンですと大き過ぎて煮汁にお魚が溺れてしまう。
そんなストレスを抱きつつ、ふと思い立ち野田琺瑯の深型バットでキンメを煮たら、これが思いの外良い調子。

今後、煮魚は野田琺瑯、時々圧力鍋ってところに落ち着きそうです。





そんな今後の為に備忘録。
  1. 小ぶりなキンメ 2匹はワタを丁寧に取り (・・・いえ、取ってもらい) 、水気をしっかり除きます。
    目下のところ、リードの 『おいしくなるシート』 を使うのがお気に入り。
    両面の肉厚部分に包丁で切れ目を入れ、若生昆布に乗せてスタンバイ。

  2. お酒 200t・てんさい糖 大さじ1.5を野田琺瑯のバッドに合わせて煮切ります。
    火が付きますが落ち着いて。やがて消えます。

    白だし醤油 50t・みりん・濃口醤油 各大さじ1を加えてひと煮立ちさせましょう。
    千切り生姜を散らし、若生昆布に乗せたキンメを並べます。
    オーブンシートで落し蓋をし、時々煮汁を回しかけながら弱〜中火で20分程。

  3. キンメを取り出し、煮汁だけを少し煮詰めます。
    焼きネギや根菜の薄煮と一緒に盛りつけ、煮詰めた煮汁を回しかけて出来上がり。






物が増え過ぎる一方だったのを反省し、最近少しずつではありますが不要なものを処分するよう心掛けております。
こうしてみると、キッチンで真っ先に処分の対象に選ばれるのは100均グッズ。
ご多分に漏れず我が家にも山ほどありました100均グッズ、随分すっきり致しました。






以下は、ここ数日のお出かけ日記で備忘録出来なかった朝食たち。
しめ鯖にルッコラー等の葉野菜を合わせるのが好きなのですが、この日はセリで。
薄切りにしたしめ鯖とセリを合わせ、胡麻油と胡麻をほんの少し、これが美味しい。

主人が新蕎麦粉を取り寄せてくれたので、在庫のそば粉を集中して使っております。
それに合わせてという訳ではありませんが、朝食の蕎麦がきも少し手順をかえました。





  • 70℃程度の湯冷まし 150tに蕎麦粉を一気に加え、ダマにならないよう混ぜます。
    ここで加える蕎麦粉は、普通の蕎麦粉 大さじ3+韃靼蕎麦粉 大さじ1。
    様子を見て、湯冷ましを更に大さじ1強加えて更によく混ぜます。

    これを強火にかけ、木杓子で一気に掻いたら2等分し、形を整えてお椀に移します。
    これで出来上がり。
    簡単そうですが、相当の力と持久力が必要です。
    出来れば主人の担当にしたい程、これは男性の仕事だと確信致しております。
    初日は成形に相当苦労致しましたが、2回目の本日、少し要領を得てきた気がします。






今朝の蕎麦がきは、最近お気に入りの胡桃つゆで。
まだまだ不格好な蕎麦がきですが、少しずつ木の葉型に近づいていくことでありましょう。

東京のように今朝は雪こそ降りませんでしたが、ぐっと冬らしくなってきました。
そろそろ熱々の蕎麦がきぜんざいが食べたい頃です。

そうね、明日の朝は蕎麦がきぜんざいも良いかしら。
あ、でもカレーも久しく食べておりませんし、スパイスが体を欲しております。
面白いから主人に聞いてみよう。
きっとものすごく悩むから。

posted by しんさん at 15:35 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月31日

ささやかな収穫祭、ルッコラーと落花生

ハロウィーンだからとコスプレする気は当然毛頭ございませんが、収穫への感謝は怠りません。

成長が今一歩だった畑のルッコラー。
種を撒いて一ヶ月ほど経った今、ようやくルッコラーらしい佇まいとなって参りました。
昨年初めて種蒔きをし、今シーズンは保存しておいた種からの収穫に、その可愛さはひとしおです。

ルッコラーの南隣には落花生、黄色い可愛らしい花に感動したのは夏頃だったかしら。
葉っぱが枯れ始めたら収穫期と聞いてはおりましたが、収穫期間近の心情は疑心暗鬼になるもの。
食い意地張ったモグラやカラスたち、彼らに収穫期目前の落花生が目に留まらぬとも限りません。
ならばその前に少しだけ、ほんの1本だけ掘り起こしてみましょうよ。

先ずはルッコラーの収穫に感謝し、鰹と合わせてみましたよ。

秋も深まる昨今、何故だか日本酒にも心を開き始めた主人が取り寄せました、鰹のたたき。
実は私、お刺身系はあまり好きでないと承知しつつもついクリックしてしまう主人、実に彼らしい。
ルッコラーの少しピリッとした辛みと胡麻に似た風味を合わせると、やや苦手な鰹も、うん、美味しい。





作り方は至って簡単。
  1. 鰹のたたきを半解凍の状態でお好みの大きさに切りましょう。
  2. アボカドをボールに入れてレモン汁をまぶします。
    食べやすい長さに切ったルッコラー・1の鰹を加えましょう。
  3. 胡麻油・お醤油 (お好みでだし醤油等) ・自家製柚子胡椒 (お気に入りのレシピで今年も仕込みました ☆彡) を加え、丁寧に和えれば出来上がり。
    器に盛り、お好みで胡麻油を追加して回しかけてさぁ召し上がれ。











落花生栽培は今年初の試みです。
種を撒いたのは確か6月頃だったかしら。
梅雨時の湿気にも盛夏の暑さにも台風時の強風にも臆することなく、順調に育った落花生。
追肥もさほど必要とせず、土寄せをするだけで良い子に育ってくれました。

が、やはりちょっと収穫には早かったかしら。
まるで松の実のように小ぶりな落花生を掘り起こしてしまった己の愚かさに愕然。
ですが掘ってしまったものは仕方がない、塩茹でにして大地の恵みをほんのちょこっと頂きましょう。






  • 掘り起こしたのは1株だけでしたので、被害は最小限に止めることが出来ました。

    綺麗に泥を落とす傍ら、お鍋にお湯を沸かします。
    やや多めにお塩を加えて10分程茹でれば、落花生の塩茹での出来上がり。

    中から真っ白な落花生がつるりと顔を覗かせます。
    但しそれは松の実サイズ、あと数週間待ってから残りは掘り起こすと致しましょう。





10月も今日でおしまい、10月最後は月曜日、しかも仏滅、ハロウィーン。
脈略なく言ってみただけですけどね。

落花生とルッコラーの収穫に感謝しつつ、今週も始まります。

お味噌汁の具はそろそろ成長停滞期に入った金時草。
聞くところによると、金時草は宿根草だとか。
先シーズンはそれを知らずに抜いてしまったのですが、今年はそのまま越冬させてみましょう。





  • 一時凝っておりました “手づくり豆腐” がにわか復活でございます。
    というもの、単に少量残ったにがりをお片付けしたかったからというのが主な理由ですが。

    お豆腐作りに向いた豆乳を使いますので、本当に簡単です。
    豆乳 250t・にがり 小さじ1/2を丁寧に混ぜ、茶こしで濾しながら器に注ぎます。
    器の半分程度にまでお湯を沸かし、ここに器を並べ入れましょう。

    ぴったりとお鍋の蓋をし、うんと弱火で10分間。
    火を止めてしばらく蒸らせば出来上がり。
    茹で卵も同時に仕上がる便利な手作り豆腐でありました、とさ。











月曜日のお弁当は、主人の心遣いによりうんと楽をさせてもらいます。
先日拵えた洋ナシのコンポート、同日に拵えた自称バラのパイ、本日再チャレンジでございます。

うーん、20点。





なかなか思うようなバラに仕上がってくれませんが、今回はちょっと柚子の風味を足してみました。
  • 詳しい手順は前回の備忘録にて ⇒ ☆彡
    今回はクリームチーズではなくサワークリームを使いました。

    室温に戻したクリームチーズに蜂蜜・シナモンパウダーをぬって混ぜ、細くのばしたパイ生地にぬりましょう。
    ここに薄く切った洋ナシのコンポートを並べますが、今回はここに細く切った “柚子ワタの蜜煮” を忍ばせて。
    クルクルと巻いて形を整え、グラニュー糖を少しふります。

    200℃のオーブンで20分程焼けば出来上がり。

    今回の改善点はとう申しますと・・・
    ひとつ、巻く時に生地がダレないようしっかり冷やすこと。
    ひとつ、パイ生地の底はもちろん、側面もしっかりとつまんで綴じること。






昨日畑で収穫して参りました夏野菜、ピーマンやシシトウはいよいよ終盤。
実もかたくなってはおりますが、圧力鍋ならとろとろに仕上がります。
  • ニンニク・アンチョビ・鷹の爪、人参・玉ねぎをオリーブオイルで炒めたところに、不器量なトマトやピーマン、シシトウ等々、皆放り込んでスープストックを注ぎましょう。
    シイタケ・パック詰めにしたタイム、さっと洗ったムングダルと一緒に5分加圧し、牛乳を加えてひと煮立ち。極少量のオイスターソースと塩コショウで味付けは充分です。






完璧なバラのパイへの道はなかなかいようです。

明日からは11月、それに合わせたかのようにぐっと冷え込みも厳しくなりました。
朝食の出来立てホコホコのお豆腐が特に美味しい季節です。
そろそろ温かい蕎麦がきぜんざいも懐かしい頃。





そうそう、先程主人が銀杏の箱を持って帰宅致しました。
今年も頂きました、立派な銀杏。
例年以上に心して頂かなければいけません、貴重な銀杏です。
明日の朝は銀杏ご飯、そして出来立てホコホコ豆腐。
食卓もぐっと冬仕様です。

posted by しんさん at 16:39 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする