2017年08月28日

葉野菜盛り沢山

今年の夏は天候不順が原因の夏野菜高騰がささやかれております。

自身の畑でも、毎年この時期は畑の土が干からびてしまう程の乾燥に悩まされるのが常ですが、今年の夏は雨が多くて土はしっとり。
まるで亜熱帯地方のような湿気に潤い、雑草はすこぶる活き活きとその猛威をふるっております。

あら、でもちょっと待った。
多雨でも日照不足でも元気な葉野菜はちゃんと存在しております。
それがこちら。

数年前から母が栽培しておりますこちらの葉野菜。
母は長年 “ツルムラサキ” と呼んでおりますが、調べてみるとどうやら世間では “オカワカメ” と呼ばれているようでございます。

今年は例年になく大きく育った “ツルムラサキ” ・・・あ、いえいえ、 “オカワカメ”。
母のプライドを傷付けないように、普段は “ツルムラサキ” と呼んでおりますが、誤解を招くこともありましょうから敢えて本来の名称 “オカワカメ” でこの場は統一させていただきましょう。

但し、この “オカワカメ” 、調べるとツルムラサキ科とのことですので、あながち母も間違ってはいないかと存じます。
実際、母のボーイフレンドである野菜名人もこれを “ツルムラサキ” と呼んで疑いませんから。

そう。
このオカワカメ、少々その土臭さが好き嫌いの別れる野菜ではありますが、さっと湯掻くと途端にその特徴である土臭さはなくなります。
お浸しにするのが一般的な食べ方ですが、今朝はその特徴でもある程よい粘りを活かして。

オクラやモロヘイヤ程ではありませんが、ほど良い粘りを持つオカワカメ。
炊き立てのご飯の上にたっぷりとあしらい、ミョウガと青紫蘇を添えて黒ゴマをちろり。
夏にぴったりな主食となりました。





もちろん定番のお浸しも。

十六ササゲとオクラ、そしてオカワカメのお浸しを今週の常備菜と致しましょう。
白い琺瑯容器に緑が映えます。
パワフルな夏野菜は見ていても楽しいものです。





オカワカメ丼、刻んで仕上げたいところではありますが、そこはフードプロセッサーに頼ります。
  1. オカワカメを綺麗に洗い、お塩を加えた熱湯でさっと茹でて冷水にとりましょう。
    熱が取れたらすぐに引き上げ、軽く絞ってから醤油洗いをします。
    お浸しにするなら、この後ひと煮立ちさせて粗熱をとった合わせ調味料に浸しましょう。
  2. 醤油洗いをしたオカワカメをフードプロセッサーに移し、黒胡麻・極少量のごま油をたらして粘りが出るまで攪拌します。

    炊き立てご飯の上にたっぷりと盛り、小口に切った茗荷・千切りにした青紫蘇をあしらい黒胡麻をひねります。
    お醤油をたらして召し上がれ。











葉野菜に対し、今シーズンはイワシが豊漁だと聞いておりましたのに。
残念、今週はイワシが手に入りませんでした。

主人が参朝食楽しみにしておりますイワシのお酢煮は諦めて、今週は常備してある冷凍しめ鯖をアレンジして楽しみましょう。
先ずは久しぶりの “若生昆布・しめ鯖・アボカド” の組み合わせ、主人は大喜びです。

春先に仕込んで長らく楽しんだ甘酢漬けの新生姜 (☆彡 うんと後半に) ですが、いよいよ本日のしめ鯖でおしまいとなりました。
明日からは、今朝仕込んだミョウガの甘酢漬けが代わりに活躍してくれることでしょう。





  • 巻きすの上に大きめにカットしたラップをひろげ、この上に若生昆布を丁寧にひろげます。
    青紫蘇を並べ、しめ鯖・レモン汁をまぶしたアボカド・甘酢漬け生姜をお行儀良く並べましょう。

    手前からきつく巻き、巻きすごと輪ゴムで数ヵ所留めてしばらく冷蔵庫へ。
    具がなじんだ頃にラップごと切り分けて出来上がり。
    胡麻油を数滴たらして召し上がれ。





主人が毎朝目を細めて愛でるのは、ごろごろ具沢山のお味噌汁。
具沢山のお味噌汁を大きなお椀にいっぱい、これが主人のリクエスト。
  • お味噌汁の具の一員となっておりますのが畑の金時草。

    金時草は生命力に長けておりますので、スーパーで売っている金時草を水にさしておけば発根します。
    それを土に植え替えてやるとすくすく成長する上に、上手くやれば越冬もします。
    実際、畑の金時草はベランダで越冬したもを畑に移し替えたもの。

    但し、寒暖の差がないと色鮮やかな金時色には染まりません。
    今年はちょっと残念な金時草ですが、独特な高貴な香りは健在です。











オカワカメ、金時草に続いての葉野菜は “ケール” です。

今期初めて挑戦したケールですが、7月中旬頃までは成長も芳しくなく半ば諦めておりました。
が、この多雨が彼らには好都合だったのでしょうか。
アメリカ旅行から帰って久しぶりの畑作業で見たものは、生い茂る雑草のなか一際すっくと目を引く逞しいケールの姿。

当初は虫もこの新顔にそっぽを向いていたのですが、どうやら成長と同時に虫たちの注目も浴びてしまったようで最近は大きく育った葉も虫たちのご馳走となっているようです。
虫食いの少ないケールを少量ではありますが摘んで参りましたので、多品目サラダを本日のお弁当に。

要するにいつもの在り合わせサラダですけどね。
品種にもよるのでしょうが、兎に角ケールは葉がかたいので塩もみをしてお料理します。





  1. ケールは繊維を断ち切るようにざく切りにし、お塩を加えて揉みます。
    ギュッギュッと力を込めて揉みましょう。
    お塩をさっと流し、キッチンペーパーに包んでしっかりとしぼります。

  2. アボカドにはレモンをまぶしておきます。
    トマトはざく切り。
    市販のミックス蒸し豆、チアシード、畑で摘んできたバジルは葉先を刻みます。
    ついでに昨日のポークソテーもさいの目に切って加えてしまいましょうか。
    バジル風味のトマトソースも一緒にね。

    全部全部合わせ、オリーブオイル・ミックスソルトを加えて和えれば出来上がり。






・・・という訳で、今週は地味ではありますが自家製の葉野菜3種でスタート致しました。
どうも最近PCのご機嫌が麗しくないようで、先程は突然画面が真っ暗になるという大暴動が。
またいつ暴動を起こすやも存じませんので、怯えつつこれにて本日の備忘録はここまでに。
明日も夏野菜をもりもりお料理する予定です。

posted by しんさん at 16:39 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

夏やさい絶好調 〜 魅惑の枝豆ご飯

週末は、近所の農協朝市を覗いてからその足でスーパーに向かいます。
農協朝市で購入した野菜を軸に、スーパーの食材を選ぶjするちょっとした頭の体操といったところ。

その農協朝市に、小ぶりではありますが茄子がひと袋100円で店頭に並ぶようになりました。
その隣には、フワフワとした産毛を蓄えた綺麗な枝豆も。
いよいよ夏野菜の季節到来、心躍ります。

先ずは、枝豆の綺麗な緑色を活かした枝豆ご飯などいかがでしょうか。

冷凍枝豆にはないこの風味、艶、そして何より高揚感。
心なしかいつものお米で炊いたご飯も艶やかです。

朝食の支度を終えて主人と手を合わせる時、枝豆ご飯にうっとり目を細める主人。
頬張ってご満悦、これぞ日常の幸せというもの。

旬の野菜って本当に美しい。
それでいてお値段にも納得出来るのですもの。
旬の野菜を使ったお料理、時短料理だなんて言っていられません。
二日酔い気味の頭でヨレヨレと起き出して、今週もみっちりお料理を楽しみましょう。





枝豆ご飯は本当に簡単。
枝豆をいつも通りに茹でて、炊き立てのご飯に加えて混ぜ込むだけ。
  1. 枝豆を綺麗に洗ってザルにとり、ハサミで莢の両端を少し切りお取ります。
    お塩を多めにふり、お米を研ぐようにしながら優しく産毛をこすり落とします。
  2. 多めにお湯を沸かし、お塩をまとったままの枝豆を投入。
    6分強茹でてザルにとって水を切りましょう。
  3. 熱々の状態でボールに移し、お塩を控えめにふって全体になじませます。
    後はひろげて冷まし、莢から艶々の実を取り出しましょう。
  4. 研いだお米に押し麦を加え、お酒を少量加えていつも通りに炊き上げます。
    蒸らしが完了する少し前に素早く枝豆を散らしましょう。

    蓋をして数分蒸らせば、艶々枝豆ご飯の出来上がり。

    お米を炊く時にお塩を加えないのは、枝豆の程よい塩加減を楽しむ為。
    旬の枝豆を存分に味わう為です。
    あ、でも昆布出汁と合わせるのも良かったかしら。











冷めても美味しい枝豆ご飯はもちろんお弁当にも。
味が薄く感じがちなお弁当には、枝豆ご飯にたたいた梅干しを加えます。
梅干しの赤色が加わって、色合いが更に魅力的。






今週の常備菜はシシトウとオクラの煮浸し。
  • シシトウはヘタをくるりと取り除き、破裂しないよう包丁でさり気なく切れ目を入れます。
    180℃程度のオーブントースターで焼き色がつくまでじっくりと焼きます。
    オクラはヘタとガクを除いた後で塩でもみ、産毛を落としてから熱湯でさっと茹でましょう。

    白だし醤油・お酒・みりん・お水を合わせてひと煮立ちし、火を止めて調味料が熱いうちにシシトウとオクラを漬け込みます。
    冷蔵庫で冷やして、味がなじむ頃がしみじみ美味しい一品です。






実家の猫の額ほどの小さなお庭、母が植えたトマトが小さな実をつけました。
初物ではないけれど、と母が持たせてくれました。
ささっと一品拵えましょうか。
  • 胡麻油を熱してアボカドをさっと炒めます。
    白だし醤油で味付けをした溶き卵をさっと流してからめ、全体が半熟状になったところでざく切りトマトを加えましょう。
    さっとからめて出来上がり、色合いの良い一品です。











平日の朝食に必ず添えるヨーグルト。
簡単なフルーツジャムを拵えてヨーグルトにトッピングするのですが・・・
色合いがことごとくよろしくない、さて、これは一体何でしょう。

茄子とドライフィグのヨーグルトソースです。





  • 茄子は皮つきでさいの目に切って圧力鍋に移し、てんさい糖をまぶしてしばらくおきます。
    レモン汁・バルサミコ酢・フルーツブランデーを加えて火にかけ、お水をひかえめに加えて3分ほど加圧しましょう。

    茄子がくったりとしたところで、刻んだドライフィグを加えて再度軽く加圧します。
    お好みの状態になるまで煮詰めて出来上がり。
    甘い茄子、不思議と悪くない。






ヨーグルトに茄子のジャムを添えて、色鮮やかな枝豆ご飯を主食に朝食と致しましょう。

具沢山のお味噌汁、なめこに茄子、油揚げにたっぷりの刻みネギ。
茄子は胡麻油でさっと炒めてからお味噌汁にするのがお気に入り。
油と相性の良い茄子、罪作りですが美味しいのですもの、こればっかりは仕方がない。





  • 今週は久しぶりにイワシのお酢煮はお休みして、しめ鯖の登場です。
    主人の大好きなしめ鯖とアボカドの若生昆布巻きも少し夏ver.に。
    自家製甘酢漬け生姜に加え、実家の庭にひとり生えしております青紫蘇を摘んで加えてみました。
    自家製の柚子胡椒をたっぷり添えて召し上がれ。






四季折々の野菜の出始め、ついはしゃいで買い過ぎてしまいます。
中でもトマト。
やや緑がかったトマトを多めに買ってはザルに並べ、日に当てて真っ赤に色付く様を見てはうっとりと楽しんでおります。

トマトのサンドウィッチ、これをいかにベシャっとさせることなくお弁当にするかが目下の課題。
コンビニのサンドウィッチってどうトマトの水分に対応しているのかしら。
毎年課題にしながらも、克服することなくトマトのシーズンが終了してしまうのが常。
今シーズンはまだまだ始まったばかり、トマトの水分に抵抗する技をどうにか身につけたい・・・
ささやかな野望です。

posted by しんさん at 14:03 | Comment(2) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月29日

イワシ祭り・・・でもその前に

食材を買う時、日本製という表示だけで判断して選んでいた頃もありました。
主人の影響で海外に行くことが増え、現地の良質な食材を口にする機会も増えた今。
物によっては日本製でない方が良心的なのでは?・・・そんな考えが最近は芽生え始めました。

もちろん値段はそこそこするものが多いのですが、安くて高品質を期待するのは酷というもの。
近頃オリーブオイルに凝り始めた主人に便乗し、人気のアメリカ通販サイト “iHerb(アイハーブ) ” を早速利用して食材を数点取り寄せてみましたよ。

主人の提案により、オリーブオイルは品種の違いを楽しみましょうと、ARBEQUINA (アルベキナ) とARBOSANA (アルボサナ) の2種類をお取り寄せ。

その他は大好きなデーツ、毎朝の必須食材でもあるチアシードをミルタイプで。
お土産で頂いて以来その使い勝手の良さがお気に入り、スパイスソルトも2種類。
そして食後のお楽しみ、オーガニックのレモンキャンディー。

レモンキャンディーのその可愛らしさに、つい画像アップ。
批判的レヴューもちらほら見られるキャンディーですが、しっかり酸っぱい味が私はまぁお気に入り。

酸っぱいのがあまり得意ではない主人には、多分不評だとは思いますけどね。
でもパッケージも含めて可愛らしいのですもの。
食後のお皿洗いをする時、キャンディーをポンッと口に放り込んでから取り掛かるのが日課です。
この可愛らしさにきっとお皿洗いも楽しくなることでありましょう。










ちょっと寄り道も済ませたところで、いつもの備忘録に参りましょう。
可愛らしいレモンキャンディーの画像を冒頭に持ってきたのは、続く画像が地味過ぎるから。
だって本日はイワシ祭りなんですもの。

食材調達の要は近所のバローではなく、車で10分少々の西友・・・でした。
とても感じの良いレジ係の女性を見かけなくなってから、少々西友の魅力に影が差し始めた昨今。

主人の好きなイワシも店頭にないことですしとバローに足を向けたところ、所狭しと並ぶイワシ。
綺麗に下処理されたイワシを見てつい興奮し、3パックも買ってしまいました。
我が家の定番料理でもありますイワシのお酢煮、今週はしっかり味がなじむまで楽しめそうです。





  • 基本的な材料はいつも同じ ⇒ ☆彡
    根尾の伯母が持たせてくれる “甘酢漬けラッキョウ” の漬け汁の有効利用としても重宝しております。

    最近は、最後に加えるお酢を “香酢” にするのがお気に入り。
    ぐっと味に深みが出て馴染みが良くなる気が致します。











3パック購入致しましたイワシのうち、1パックは綺麗に開いたイワシ。
丁寧に中骨まで取ってあって、正に至れり尽くせり。
お弁当にもぴったりな “かば焼き” にして、本日のお弁当は “イワシのかば焼き丼” 風に。

何しろ、開いてあるイワシですので本当に簡単。





  1. イワシの水気をしっかりと拭き取り、両面に茶こしで薄く片栗粉をふりましょう。
    余分な片栗粉をしっかりとはたいて落とし、極少量のごま油で身側からこんがりと焼きます。
  2. フライパンの油をキッチンペーパーでさっと拭き、合わせ調味料と千切り生姜を加えます。
    合わせ調味料をスプーンで回しかけながら、とろりと煮詰めて火を止めます。

    合わせ調味料は、お酒・みりん・てんさい糖・白だし醤油と濃口醤油を合わせたもの。
    白だし醤油と濃口醬油を合わせるのは、風味と色合いが双方魅力的だから。
    真っ白なかば焼きもどこか変だし、濃口醤油独特の風味もかば焼きには欲しいですものね。
  3. ご飯は白米に十六雑穀米を炊き込んで。

    ざく切りにした水菜・小口切りにした茗荷を合わせ、極少量のお塩をふってしばらくおきます。
    少ししんなりしたところで炊き立てのご飯にたっぷり混ぜ込みましょう。
  4. ご飯の上にイワシのかば焼きを乗せ、白胡麻をたっぷりひねって出来上がり。






イワシのかば焼きにすっかり覆われてその姿は見えませんが、水菜と茗荷の混ぜご飯は正に初夏の味です。
冷蔵庫の葉山椒や実山椒がなくなる頃、茗荷もお手頃価格で店頭に並び始めることでしょう。

茗荷の中でも更にお買い得な茎茗荷、今年も出回りますように・・・










畑のサヤエンドウ、その短い旬の時期をそろそろ終えるようです。
やわらかだった莢も随分と逞しくなり、実がパンパンに詰まり始めました。
もう少ししたら、サヤエンドウとは言いながら中の実だけを取り出して最後の味を楽しみます。

常備菜として先週拵えたゴーヤの氷砂糖漬け、しっかりと氷砂糖も溶けて味がなじんできました。
今日はこれから、畑で収穫して参りました新玉ねぎの吊るしに取り掛かります。

posted by しんさん at 13:38 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月24日

春の山菜満載、“たらの芽の天ぷら” と “うどの炊き込みご飯”

昨日、畑の帰りに農協の朝市を覗きました。
陳列棚にあった春の味覚、たらの芽とうどを調達して参りましたので早速お料理。

今朝はたらの芽の天ぷらですよ。

期間が限定されている食材を前にすると、つい心が弾んでしまします。
特に春の山菜は。
昔、まだ20代の頃、山菜の食べ過ぎで体中に発疹が出来た経験を踏まえても山菜は大好き。





その野暮ったい名前のイメージとは裏腹、上品な風味のうどは炊き込みご飯に致しましょう。

土鍋の蓋を開けた瞬間、あのスッとした品格あるうどの香りに満たされます。
本日は十六雑穀を止めて押し麦で。
お上品なうど様に十六雑穀の紫がかった十六雑穀入りご飯、これではあんまりですものね。





週の始まり月曜日、心躍る春の山菜をお料理出来てちょっと嬉しい。
それにしてもうどさまの瑞々しい佇まいといったら、なんてお美しいのでしょう。

たらの芽とうどでこれ程に盛り上がることが出来る、なんて相当な幸せ者かもね。
今朝のハイテンションにはもうひとつ理由があるのです。
それはまた後半にでも。





たらの芽は天ぷらに。
うどは炊き込みご飯に致しますが、厚めにむいたうどの皮はかき揚げにしてしまいましょうか。
そうそう、うどの先っちょの葉の部分もかき揚げの一部に。
  1. たらの芽とうどは綺麗に洗います。
    たらの芽の袴部分を丁寧に取り除き、浅く切り込みを入れておきましょう。

    うどの皮を厚めにむき、皮をマッチ棒程度の太さに切り揃えます。
    新玉ねぎ、人参も大きさを揃えて切っておきましょう。

  2. それぞれ油跳ねしないようしっかり水を切っておき、極少量の薄力粉を全体にまぶします。

    薄力粉 大さじ4
    冷えた炭酸水 大さじ4
    お塩 ひとつまみ
    をざっと混ぜ合わせ、たらの芽の根元部分をさっとここにくぐらせ、中温に熱した揚げ油に。

  3. かき揚げ用の具材にも少量の薄力粉を全体にまぶしましょう。
    これを衣のボールに移し、ざっと混ぜて揚げ衣をからめます。

    少しずつ木べらに乗せ、そっと揚げ油の中へ。

    我が家は揚げ油に太白胡麻油を使うので、山菜の風味がダイレクトに楽しめます。
    揚げたてサクサクの天ぷら、朝はたっぷりの大根おろしで頂きましょうか。











揚げてしまえば山菜のアクはちっとも気になりません。
皮を厚めにむいたうどは、本当に瑞々しくて澄んだ良い香りが致します。
うどの炊き込みご飯は簡単ですし、春の味覚を存分に味わえますよ。
  1. お米はいつもの通りに洗い、押し麦を加えていつも通りの水加減。
    お酒を極少量加えて吸水させます。

    皮を厚めにむいたうどは、食感が楽しめる程度の厚さの短冊に。
    あまり薄くし過ぎると折角のうどが可哀そう。
    人参、油揚げも薄切りにし、うどと一緒にお米の上に散らしましょう。

    油揚げは、いなり寿司を作ろうとまとめて煮含めておいたものを使っております。
    油揚げに味付けがしてあるので、お酒を加えるだけで特別な味付けは加えません。

  2. 蓋をして強火にかけ、全体が煮立ったら極々弱火にして10分間。
    最後強火にしてゆっくり10秒数えて火を止め、そのまま蓋を取らずに蒸らします。
    蓋を開けると・・・目まいがしそうな良い香り。

    さっくり混ぜてお茶碗へ。
    画像を見ている今でもついにんまりしてしまいます。

    たらの芽とうど、春の山菜、ささやかですがご馳走です。
    たっぷりの大根おろしを天ぷらに添えて、ほんの少しだし醤油を垂らして・・・あぁ。











本日月曜日は、お弁当の手をちょっと抜いても良い日です。
そう、うんと年老いても食事を作ってもらいたいから、と主人が私のためにと定めてくれたお約束。

なので、うどの皮のかき揚げは朝食にはせずお弁当に。

かき揚げのの下には、木の芽の佃煮 (☆彡) が潜んでおります。
佃煮の風味がご飯にもかき揚げにも程よく染みて、冷めても本当に美味しい。
いつもの手前味噌ですけどね。





  • そろそろホウレン草もブロッコリーも終盤。
    ちょっと蕾が開きかけのブロッコリーですが、一気に茹でてホウレン草と一緒にお浸しに。
    今週の常備菜です。

    彩りが綺麗なので、付け合わせやお弁当の隙間埋めに大活躍してくれることでしょう。
    緑一色の保存容器についまた嬉しくなってしまいます。











春の山菜で拵える天ぷらと炊き込みご飯を主役に、本日の朝食です。

今朝はしめ鯖に刻みセロリを合わせてみました。
オリーブオイルと胡麻だれをちろりと回しかけて召し上がれ。











そうそう、週末、リアクション上手なお嬢さんがご夫婦で我が家にいらっしゃいました。

いつだったか、 “納涼日本酒の会” を開催しようというお話が延び延びに延びてようやく実現。
納涼ではありませんでしたが、酒米と酵母の異なる日本酒を飲み比べ。
そしてお料理担当の私のテーマは、 “決して太らない日本酒の肴” でありました。

デザートに拵えた “酒粕と和三盆のムース” が好評でしたので備忘録。

残念ながら完成品の写真を撮り忘れてしまったので、経過途中の姿ではありますが。
ここに緩めの生クリーム、クコの実を飾って完成品と相成ります。





4人分です。
酒粕の栄養と風味を損なわないよう、必要以上に熱を加えておりません。
大人限定、酒飲み限定のデザートです。
  1. ゼラチン 5gをお水 小さじ2にふり入れ、ふやかしておきましょう。
  2. 酒粕は100g。
    ぬるま湯にしばらく浸し、やわらかくなったところでお湯を捨てます。
    ここに白湯 100gを注ぎ、バーミックス等でピュレ状にしましょう。

    熱いうちに和三盆 60gを加え (ふるった方が次の工程が楽です) 、よく混ぜます。
    牛乳と生クリームをそれぞれ100t加え、更に丁寧に混ぜ合わせましょう。

  3. ふやかしておいたゼラチンを湯せんにかけて溶かします。
    2を少量先ずはゼラチン液に加えて馴染まぜ、これを戻して丁寧に混ぜます。
    器に分け入れ、表面に泡があれば丁寧に取り除いて冷蔵庫で冷やしかためます。

    ゆるめに泡立てた生クリーム、クコの実を飾って出来上がり。






  • 酒粕のムースの他、日本酒の会当日のメニューです。

    我が家の定番ダイエット料理、おから寿司は “ままかりver.” と “にしんver.”
    ひと口でパクッと食べられるよう小さめに握ってみました。

    これも定番、鶏皮煮。
    少し煮ては冷ます、を数回繰り返して、じっくりと味を煮含めてあります。
    七味唐辛子を添えて。

    そしてこれも我が家の定番、アボカド・しめ鯖・若生昆布の組み合わせ。
    今回はおぼろ昆布ver.も。
    いつもの1/3くらいの大きさに巻いてひと口サイズに仕上げました。
    胡麻油と自家製の柚子胡椒を添えて。

    アボカド・しめ鯖と一緒に巻いた “新生姜の甘酢漬け” 、なかなかの上出来でしたのでここに備忘録しておきましょう。





  1. 米酢 340t
    てんさい糖 85g
    お塩 10g弱
    以上を中火にかけ、てんさい糖とお塩を溶かします。
    沸騰させる必要はありません、お砂糖とお塩が溶ければそれで十分です。
  2. 生姜の下準備に参ります。

    新生姜は685g。
    綺麗に洗い、黒ずんだりした部分をスプーンの背でこそげ取り、繊維に沿ってスライスします。
    お塩 小さじ2をまぶして5分程おき、さっと流水で流して軽く絞っておきましょう。
    お湯を沸かし、生姜をさっと2分程茹でてザルにとります。
    手で触れられるくらいに冷めたら軽く絞り、お酢 大さじ2をふってもう一度絞ります。
    ちょうど醤油洗いのお酢ver.といったところでしょうか。

  3. 合わせ酢に漬け込み、冷蔵庫で味がなじむまでおけば出来上がり。

    翌日には美味しく食べられるのではないかしら。
    今日で漬け込んで4週間弱といったところ。
    お酢が小慣れて本当に美味しい。






・・・豆乳とにがりで拵える簡単手作り豆腐、そしてしめ鯖の切れ端で拵えたタルタル風にパクチーを添えて、日本酒の会は大盛り上がりでありました。

皆さま、体重がその後どうなったのかは定かではありませんけどね。










長い長い日記になってしまいましたが、最後にひとつ。
先日プランターに撒いた “カモミール” の種、今朝待ちに待った発芽が確認されました。

とにかくカモミールの種は細かいので、直撒きにすると種が流れてしまいがち。
昨年はこれで失敗致しました。

今年はプランターにして大正解。
月曜日にこれはちょっと嬉しい。
今週は何かしら楽しくなりそうです。





今週はジュニパーベリーのお片付けにもうひと踏ん張り。
その後はラベンダーのお片付けにかかります。
そうそう、お土産で頂いたココナッツオイルもそろそろお片付けしないと。
今週も課題は盛り沢山です。

posted by しんさん at 14:10 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月10日

最近のお気に入り2種 〜 わかめご飯と白菜のピクルス

新ワカメの季節もそろそろ終盤。

新物のワカメ、メカブ、モズク等々、海藻類が挙って店頭に並ぶ春先は心躍るものです。
海藻類、大好きですからね、今シーズンも本当に色々お世話になりました。
おそらく今シーズン最後の新物ワカメを使って、最近お気に入りのわかめ料理を。

単純明快、わかめご飯です。

ちょっと欲張ってワカメを入れ過ぎたかしら。
ご飯が完全に主役の座を奪われてしまっております。
だけど飛び切り美味しいの。

生ワカメの食感とほんのり胡麻油の風味、もちろん主人も大のお気に入りです。
しかも冷めても美味しいので、お弁当にもぴったり。
新ワカメの季節には是非。





とっても簡単ですよ。
  1. 普通にご飯を炊きます。

    我が家は押し麦入り、お酒を少量足して土鍋で炊きます。
    あれば干しむき海老、ほぐした干し貝柱等を加えても。
    もちろん普通にご飯だけでも。

  2. ご飯を炊いている間にワカメの用意をしましょう。
    使うのはもちろん新わかめ。
    さっと洗って水をしっかりと切り、細かく刻んでボールに移します。
    極々少量の胡麻油と白だし醤油、ひねり胡麻を加えて和えておきましょう。
  3. 炊き上がったご飯に2を加え、すぐに蓋をしていつも通り蒸らします。
    さっくり混ぜて出来上がり。
    お茶碗に盛り、白胡麻をひねります。






今朝のように干しむき海老や干し貝柱を一緒に炊き込んだり、ワカメを加える際一緒にしらす干しを混ぜ込んだり、カリカリ梅を混ぜ込んだり、とにかく自由自在です。
今回は主に新ワカメの茎部分を使っておりますが、そこも自由。
ワカメの葉 (?) 部分だけでも美味しいし、茎部分と混ぜても美味しい。










そしてもうひとつ、最近気に入っております白菜のピクルス。
乾燥大豆をそのまま一緒に漬けこみます。

酸味がまろやかでとても食べやすいピクルスに仕上がっております。
大豆はちょっとかためで私好みの漬かり具合。
白菜のシーズンもそろそろおしまいですが、これも来年の為に備忘録。





クックパッドで見つけたこちらのレシピを参考にさせて頂いております ⇒

  1. 大豆をさっと洗い、水気をしっかり拭き取って保存容器に移します。
  2. 白菜を洗って気をしっかり切り、葉と軸部分を分けてざく切りにします。
    薄切りにした人参・ニンニクと共に、保存容器にぎゅうぎゅうに押し込みます。
  3. ピクルス液を作ります。

    お水 1ℓ
    米酢 200t
    お塩 大さじ2
    クエン酸 ひとつまみ
    以上をボールに合わせてよく混ぜ、保存容器の口いっぱいにまで注ぎましょう。
    溢れることを考慮して、予めボールを受け皿にして作業します。

  4. ラップを密着させてから蓋をし、室温で2週間。
    初めて挑戦するタイプの保存食でしたが、これ、美味しいです。











と、まぁ、本日は力を抜いた朝食・お弁当と相成りました。
特にお弁当に関してはお座なりでしたので、備忘録するまでもないと。

今朝は久しぶりに赤かれいを煮付けてみました。
  • 主人がお気に入りの味付けは、お水 300t、お酒 60cc、てんさい糖 大さじ0.5、みりん 大さじ2、白だし醬油 大さじ1.5、濃い口醤油 大さじ0.5、そしてたっぷりの千切り生姜。

    先ずはてんさい糖までを煮立ててお掃除した魚を並べ、落し蓋をして5分強。。
    その後調味料と生姜を加え、落し蓋をしてことこと10分。
    落し蓋をとってゆっくり煮汁をまわしかけながら、少し煮詰めて出来上がり。






週末、いつも頂く先から酒粕をいただきました。
今朝は擂った胡桃と合わせ、菜の花の酒粕和えを拵えました。
  • 主人がそのままの酒粕が苦手なようなので、お酒合わせてしっかり煮立て、アルコールを飛ばしてからすり鉢で胡桃と合わせます。
    醤油洗いした菜の花と丁寧に和えれば出来上がり。

さて、明日はこの酒粕を使って何を拵えましょう。
課題を頂くと俄然やる気になります。





先程、週末に購入して参りました野菜の苗を畑に植えて参りました。
雨の雰囲気を含んだ春の空気、なんだかひとり世間に取り残されたような気がして寂しくなります。

でも大丈夫。
ふと畑の端に目をやると、小さな小さな山椒の葉が所狭しと芽吹いておりました。
週末、お天気が許してくれれば収穫して参ります。

posted by しんさん at 14:20 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする