2017年11月27日

月曜日ですもの、常備菜いろいろ

先日の金曜日、月2回の定期購入をしております近藤ファームから野菜セットが届きました。
そして昨日日曜日は、畑でちまちまと野菜を収穫して参りました。

近藤ファームから届いた安心な無農薬野菜と、無農薬ではありますが不器量な自家製野菜。
多種多様な野菜を前に、今日は月曜日、常備菜を拵えましょう。
でもその前に、常備菜につい熱を入れ過ぎて焦ることのないようにご飯の準備だけは済ませないと。

今朝の主食は、収穫したばかりの里芋、中でも大きな大きな親芋を使った里芋ご飯。
親芋と銀杏の炊き込みご飯でささやかな収穫祭、といったところかしら。

16cmの小ぶりなストウブで炊く1合弱の炊き込みご飯。
ストウブの扱いにも随分と慣れてきました。





近藤ファームから届く野菜は葉っぱも安心して食べられます。
小ぶりな大根ですが、反って扱いやすいので気に入っています。
大根の葉っぱは乾煎りして常備菜に。
じゃこも一緒に乾煎り・・・と行きたいところではあしますが、生憎在庫がございません。
そんな時に助かるのが常備してある鯖缶。
鯖缶と大根葉のそぼろ風、これは絶対主人の好きな味。






少々見た目は悪いのですが、親芋と銀杏の炊き込みご飯にたっぷりと。
思った通り主人は抜群の反応で私もご機嫌です。






  • ハンドボールくらいある大きな大きな親芋。
    加熱し足りないとガシガシとした食感でそれを嫌う人もいるようですが、しっかりと加熱した親芋はホクホクとしてそれはそれは美味しいものです。
    煮崩れもしづらいのでおでんにもぴったり。

    薄皮をむいた銀杏と一緒にしっかりと吸水させたお米に散らしましょう。

    蓋をして中火で煮立てたら弱火で10分。
    ストウブでご飯を炊く時は、煮立つのを確認するのに少しくらいなら蓋を開けてもへっちゃら。
    煮立ったのを確認して全体をざっと混ぜ、出来るだけ弱火にして10分間。
    仕上げの強火も不要です。
    火元から離して蒸らせば、1合以下でもふっくらご飯の炊き上がり。






ご飯を蒸らしている間に鯖缶と大根葉のそぼろを拵えましょう。
  1. 生姜は皮つきでたっぷりとすりおろしましょう。

    鯖缶は身だけを取り出してフライパンに移します。
    缶汁をぎゅうぎゅうと絞る必要はありません、普通にお箸で身を取り出してフライパンに。
    たっぷりのおろし生姜・お酒・みりん・てんさい糖を加え、菜箸でほぐしながらやや強めの中火で炒りつけます。

  2. お醤油を加え、しっとりとした状態になるまで炒りつます。

    今朝は、初夏に摘んで白だし醤油に浸けておいた “実山椒の醤油漬け (☆彡) ”をお醤油代わりに使いましょう。
    随分と長く楽しんできましたがそろそろおしまいかしら。
  3. 水気が幾分かとんだところで、細かく刻んだ大根葉をたっぷりと加えましょう。
    仕上げに白胡麻をたっぷりとひねって出来上がり。

    何かと活躍してくれそうな鯖缶と大根葉のそぼろ。
    常備菜という割にはきっとすぐ使い切ってしまいそうです。






  • 炊き立ての里芋ご飯に鯖のそぼろをたっぷりと。
    “汁かけご飯” と同じくらい田舎っぽい佇まいではありますが美味しい。
    家庭料理ならではのこんなご飯、大好きなんです。











大根葉に続き、人参葉でも常備菜を拵えましょう。
近藤ファームの安心な人参葉、天ぷらにすることが多いのですが今朝は胡桃和えに。

やわらかな葉先の部分を使うことが多い人参葉ですが、10月に母といった京都俵屋さんの夕食で人参葉の胡麻和えが出ました。
茎の部分もクセなくやわらかく美味しかった俵屋さんの人参葉の胡麻和え、少しでも近づきたい。
ストウブを使い、人参の茎部分と葉先部分の時間差無水調理と参りましょう。





  1. 人参葉は綺麗に洗って水気をしっかりと切り、葉先を丁寧に摘み取ります。
    茎部分だけを食べやすい長さに切り揃え、先ずはストウブに移しましょう。
    お塩と胡麻油を極少量散らし、合わせ出汁を少量注ぎます。
    蓋をして中火で煮立てたら弱火にし、5分ほど蒸し焼きにしましょう。
  2. 茎部分が十分にやわらかくなったのを確認し、葉先を加えます。
    再度蓋をして数分蒸し焼きにしましょう。

  3. 乾煎りした胡桃をすり鉢で丁寧にすり、やわらかく蒸した人参葉を蒸し汁ごと加えます。
    極少量のしょっつるで味付けをし、丁寧に和えれば出来上がり。
    お土産で頂いたスプレータイプのしょっつる、あ、これ、思った以上に便利です。






主人がいつも楽しみにしております朝の定番料理 イワシのお酢煮ではありますが、今週はお休み。
冷凍してあるしめ鯖やイワシの干物も永久保存という訳にはいきませんからね。
今週はしめ鯖やイワシの干物を朝食の一員に加えながら主人のご機嫌伺いといったところ。

月曜日の今日は、冷凍しめ鯖をさっと炙ってアボカドに合わせましょう。
初めて栽培に挑戦した “分葱 (わけぎ) ” を摘んで参りましたので、たっぷり刻んで添えてみました。






  • しめ鯖は半解凍の状態で真ん中に切れ目を入れながら切り分けます。
    バッドに移してバーナーで炙り、アボカドと一緒に盛りつけましょう。

    刻んだ分葱をたっぷりと散らし、オリーブオイルを回しかけてしょっつるをひとふき。
    西友の割引ワゴンで2割引きになっておりましたオリーブオイル。
    可愛らしい見た目につい、ね。






具沢山のお味噌汁も出来ました。
さ、朝食ですよ。

主人の体重は、とうとう64キロ台に乗りました。

74キロを誇った時期もありました。
運動を全くしないにも関わらず、ストレスフリーの食事で人はこう痩せられるものなのだと我ながら感心しております。










1合のお米を炊くと、朝食・お弁当にしてぴったり食べ切ることが出来ます。
お弁当にもたっぷりと鯖と大根葉のそぼろを散らしましょう。

お菜の段は常備菜ばかりではありますが、楽をしてでも何とかお弁当らしく仕上がりました。
今年初の白菜キムチを仕込みましたが、これは塩漬けをし忘れて散々な出来栄え。
ワイン片手のお料理はやはり失敗が多い・・・のですが止められません。





掘り忘れた菊芋が今年も畑の一部で成長し、収穫の運びと相成りました。

幸い今日も良いお天気。
大根葉の天日干しも終わって片付けたところですし、今度は菊芋をスライスして干しましょう。
菊芋チップス (☆彡) は主人も私も大好きなおやつのひとつですからね。






  • 小ぶりなものは味噌漬け (☆彡) と糠漬けに。
    味噌漬けはまず塩水に浸けてあく抜きをします。
    糠漬けはそのままお塩でもんでぬか床へ埋めるだけ。
    菊芋を綺麗に洗うだけでも相当な重労働ではありますが、季節ものですからね。





今年は菊芋が例年以上に収穫出来そう。
さつま芋の収穫量が今一歩だった分、今年は菊芋料理に精を出すことになりそうです。
明日の朝には糠漬けが浸かっていることでしょう。

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2017年11月13日

野菜届きました、常備菜拵えました

結婚して見る見る体重増加が加速した主人ではありますが、増え過ぎた主人の体重は、ここに来て見る見る理想体重へと下降致しております。

主人曰く、ここで運動をすると足腰を傷める恐れがあるから止めておいた方が賢明、だとか。
要するに、主人の体重が理想的に減ってきているのは全て私の食事療法の賜物、そうゆうことです。

ですが痩せたことによる主人の健康意識向上は明らかです。
月2回、農薬・化学肥料・除草剤に頼らない安心な野菜で定評のある 『近藤けいこ Natural Vegetable』 から野菜セットを取り寄せると決めたのも、間違いなくその一環でしょう。

第2・第4金曜日、三重県鈴鹿の 『近藤けいこ ナチュラルベジタブル』 から野菜が届きます。
段ボールの中に何が入っているかは、毎回開けてからのお楽しみ。
女性らしい心配りで、丁寧に泥を落とした野菜が段ボールにぎっしりと詰まっております。
旬だからとどっかり同じ野菜が届くわけでなく、いちどのお料理で使い切ってしまえる程の量が多種。
これは嬉しい、そして何より楽しい。

前回は親指くらい長さだった人参も、立派な葉っぱを蓄えた中指程の長さに成長しておりました。
大根も人参も近藤さんの畑からきた安心野菜ですもの、葉っぱも安心して頂きます。
主人が配達日を金曜日に決めたのは、週末にゆっくり常備菜を拵えるようにという優しい配慮から。
ふふ、優しい人。





週末、ワイングラスやお猪口片手にお昼の準備をする片手間に常備菜を拵えます。
寒くなって、スーパーの店頭でも丸々としたブロッコリーをお手頃価格で見かけるようになりました。
近藤さんの野菜セットの中にも、少々黄色く色付いてはおりますが程よいサイズのブロッコリー。

無水調理が得意なストウブの実力発揮といったところです。






  • ブロッコリーを茎とつぼみの部分に分けて大きめに切り、極少量のお水と一緒にストウブへ。
    ぴったりと蓋をして中火で煮立て、後は蓋をして1分ほど。

    ザルに取り出し、粗熱がとれたら食べやすい大きさに切り分けましょう。
    極少量残った茹で汁に胡麻油を少量たらしてお塩をふり、ブロッコリーを戻し入れたら鍋を大きく揺すって全体にからめましょう。






大根は葉っぱを早々に切り落としましょう。
日持ちのしない大根葉は、取り敢えず干して時間稼ぎと参りましょうか。






  • ここでもやっぱりストウブが大活躍。
    大根葉はバラバラにならないよう根元を繋げた状態で、極少量のお水と一緒にストウブへ。
    ぴったりと蓋をして中火で煮立てた後、極々弱火にして1分間。
    しばらく蒸らしてから外に干します。
    朝日に輝く大根葉、週末は本当に良いお天気でした。
    1日干した後の大根葉はぐっとカサも減って、断然長持ちもします。
    近いうちに菜飯か何か拵えましょう。











近藤さんのお野菜ではありませんが、柚子胡椒を拵えようと柚子をふた袋買ってありました。
柚子胡椒の素 (米麹と生の唐辛子で夏の間に仕込むのが常、数年にいちど仕込みます ☆彡) は常備してありますので、柚子の皮をむいて混ぜ込むだけなのですがなかなか気合が・・・ね。

週末、ようやく重い腰を上げて今シーズン2度目の柚子胡椒を仕込みました。






  • お塩をすり込んでよーく洗った柚子の皮をむき、フードプロセッサーで細かく刻みます。
    柚子の皮と同量の柚子胡椒の素と合わせ、1日室温に置いたら後は冷蔵庫へ。
    冷蔵庫で短くとも1週間、ゆっくり味をなじませて美味しい美味しい柚子胡椒に仕上げます。






皮をむかれた丸裸の柚子。
邪険に扱わず、毎朝のヨーグルトのお供として有効利用致しましょう。
面倒な茹でこぼし等は一切なし、柚子のほんのりとした苦みも美味しい簡単な柚子ジャムです。






  1. 皮をむいた柚子は横に2等分し、見えている種を丁寧に取り除いて果汁を搾ります。
    果汁はジャムには使いませんので、他のお料理用にとっておきましょう。
    ザクザクと残った種を取り除きながら刻み、ボールに移しててんさい糖をまぶしましょう。

    通常、ジャムを拵える時のお砂糖は果実と同量だとか。
    私はそれを4割程度に減らして拵えますが、今回は主人が見ている前でしたので更に減らして2割、柚子410gに対しててんさい糖 80gで拵えました。
  2. ボールに蓋をして1日置くと水気が上がってきます。
    圧力鍋に移し、少量の白ワインビネガーを足して5分強加圧しましょう。

    圧が抜けたら蓋を開け、ここで味見をしてお好み量の蜂蜜を加えます。
    軽く煮詰めて出来上がり。
  3. 搾った柚子果汁は、1割量のお塩とお酢を足して冷蔵保存致しましょう。
    日持ちするので、ドレッシングや柚子味噌等々を拵えるその都度利用します。











近藤さんの野菜に全く太刀打ちは出来ませんが、私自身も細々と野菜作りを楽しんでおります。
週末は落花生を収穫して参りました。

目ざといカラスに狙われたのか、今シーズンはたった1株の落花生が生き残っただけでした。
収穫量はまぁ1回分楽しめるかな?といったところ。
早速塩茹でにして、本日の朝食の一員と致しました。






  • 半日干した落花生を丁寧に洗って圧力鍋に移し、ひたひたのお水にしっかりとお塩を加えて10分弱加圧します。

    今週はイワシが手に入らなかったのでイワシのお酢煮は無し、主人がっかり。
    しめ鯖にアボカド、畑で摘んできたルッコラーを合わせて胡麻油をちろり。
    塩茹でにした落花生は器量の良い子を選んで脇に添えました。






器量の悪い落花生だって、大事に育てた大切な子らです。
お気に入りのお味噌、石黒種麹店さんの “無添加 麹職人のこだわり味噌” を使って贅沢な味噌ピーなど拵えてみましょうか。






  • 塩茹でにした落花生を莢から出し、少量の胡麻油でさっと炒めます。
    油がなじんだらお酒・みりん・蜂蜜を加えて弱火でからめましょう。

    火からおろし、“無添加 麹職人のこだわり味噌” を加えてなじませれば出来上がり。
    あぁ、干した大根葉で菜飯も良いけれど、味噌ピーのおにぎりも頭を過ぎります。






さて、もうひと踏ん張り。
近藤さんのお野菜の中になったなばなで、ささっと胡麻和えを拵えて常備菜に。






  • 綺麗に洗ったなばなは、水気を切らずズクズクにぬれた状態でストウブへ。
    蓋をして中火で煮立てたら弱火にして1分、ザルにひろげて冷まします。

    乾煎りした白胡麻をすり鉢で粗く擂り、白味噌と白だし醤油を合わせてすり混ぜましょう。
    ざく切りにしたなばなを加え、丁寧に和えれば出来上がり。






常備菜ばかり作っていては、せっかくの月曜日、主人を送り出すこともままなりません。
朝食の支度にもそろそろ本腰入れないと。
どうしても作ってみたかった “ストウブで焼き芋” 、朝食の主食に念願の焼き芋登場です。

16cmのストウブでは丸ごとのさつま芋が入りません。
ですがそこは頼れるストウブの底力、切ったさつま芋だって美味しく無水調理、完璧です。





  • ストウブに少量のお水を注ぎ、アルミホイルに乗せたさつま芋を入れます。
    蓋をして中火で煮立て、途中で上下を返しながら弱火で20分ほど。

    近藤さんのさつま芋とマックスバリューのさつま芋、食べ比べです。
    軍配が上がったのはもちろん近藤さんのさつま芋。
    あぁ楽しい。





こうして今週も始まりました。

本日のお弁当は、圧力鍋で近藤さんの里芋やら大根やらを煮込んだスープ、これだけ。
画像に残すまでもないお昼に、今少々反省しております。





週末の不摂生を改め、また5日間だけではありますが摂生リズムに戻ります。
いえ、金曜日から不摂生がまた始まりますから4日間の摂生です。
菜飯にするか、味噌ピーおむすびにするか、今心の葛藤に苛まれております。

posted by しんさん at 16:18 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

staub (ストウブ)が仲間入り 〜 先ずは銀杏ご飯

我が家でいちばん登場頻度が高いお鍋は、目下のところ直径15cmの雪平鍋。
結婚当初からずっと愛用しているお鍋で、食事の支度に使わない日はないくらい活躍しております。
軽いし熱伝導率も高いし、何の不満もありませんでした。

が・・・

悩みに悩んだ結果、新しく我が家もとうとうストウブを迎え入れることと相成りました。
サイズは16cm。
18cmにしようか散々悩んだ結果の16cm、色は迷うことなく黒。





昨日のうちにならし (シーズニングって言うのですって) も済ませておきましたし、逸る気持ちをぐっと窘めつつ早速今朝から使ってみました。
毎朝のお味噌汁にストウブを使うつもりで購入したのですが、最初にストウブで拵えたのはご飯。

艶々の銀杏ご飯が炊き上がりましたよ。





16cmのストウブ。
『そんな小さいので大丈夫?』
これが主人の最初のひと声でしたが、いえいえ、なかなかの使い勝手です。
意外と容量もあるし、そうね、これでひと回り大きなサイズだと持て余してしまうかも。

ご飯が美味しく炊けるのは分かりました。
とりあえず今週はこのストウブで様々な調理法を試してみるつもりです。
揚げ物や煮物、そうね、明日の朝は当初の予定通りお味噌汁を作ってみないとね。
使い勝手によっては同じものをもうひとつ購入するかも、って程に今のところ気に入っております。





ついついストウブの方に気が向いてしまいましたが、そう、今朝の主役はもちろん銀杏ご飯です。
秋が深まるこの季節のご馳走ご飯、銀杏ご飯は味はもちろん、その美しい見た目も大好き。

昨日主人と行った農協朝市で銀杏を見つけた時、おそらくふたり同時に銀杏ご飯が頭に思い浮かんだのではないかしら。
銀杏ご飯、作り方も家庭で様々でしょうが私は銀杏を後で加える手順で参ります。
  1. お米はいつも通りに洗っていつも通りに吸水させます。
    昆布出汁でとも思ったのですが、昨日拵えた茹で鶏の茹で汁を使いましょうか。

    ささ身で作る茹で鶏は応用が利くので登場頻度高です。
    最近、保存用琺瑯容器の琺瑯製蓋を新しく購入してからは更に登場頻度が高くなりました。

    お鍋を使わず琺瑯容器でお湯を沸かし、お酒と極少量のお塩を加えて再度煮立ったところでささ身を重ならないように並べ入れます。
    すぐに火を止め、琺瑯製の蓋をしてそのまま冷めるまで放置するだけ。
    そのまま冷蔵庫に移して保存も出来るので、便利なこと便利なこと。

  2. お米を吸水させている間に銀杏の順着を致しましょう。

    銀杏の殻にひびを入れるのに、私はもっぱらニンニク絞り器を愛用しております。
    軽くひびを入れて実を取りだし、浅く張った熱湯の中でお玉の背を使って優しくくすぐります。

  3. 銀杏の準備と並行してご飯を炊きましょう。

    中火で煮立てた後は弱火にして10分間。
    ご飯を炊く時、ストウブは蓋をせずに煮立てても大丈夫なんですって。
    土鍋で炊く時は火を止める直前強火にして10秒数えておりましたが、それも不要だとか。

    火をとめたらすぐ準備しておいた銀杏をご飯の上に散らし、またすぐに蓋をして蒸らします。
    こうして炊き上がった銀杏ご飯。
    我が家の新入りストウブ、初めての作品です。











月曜日のお弁当はうんと手を抜くこと、これが主人からの優しい命令です。
鶏の旨味とほろ苦い銀杏、新米で炊く銀杏ご飯ですもの、手を抜いたとて美味しいに決まってます。
小ぶりなおにぎりさんにして今日のお弁当と致しましょう。

銀杏を調達致しました農協の朝市で、可愛らしいラディッシュを見つけました。

お弁当の彩りにもなるし、甘酢漬けを拵えてておきましょうか。
漬け汁はやっぱり琺瑯容器でひと煮立ち。
効率的な手抜きは加齢と共に必須です。
  1. ラディッシュは縦に4等分し、少量のお塩を軽く揉み込んで30分ほどおきます。
  2. 米酢 大さじ4
    てんさい糖 大さじ1.5
    レモン汁 大さじ0.5
    お塩 ひとつまみ

    以上を琺瑯容器に合わせ、火にかけててんさい糖を煮溶かします。
    沸騰させる必要はありません、てんさい糖が溶ければそれでOK。
  3. ラディッシュをザルに移し、自然に水を切ってから2に加えましょう。
    はい、これで出来上がり。
    漬け込んでそこそこでも美味しいし、冷蔵庫で保存して味がなじんだものも美味しいの。











結局、朝のお味噌汁は今まで通りの雪平鍋で。
新入りのストウブがいくら使い勝手が良いからといっても、愛着のある雪平鍋とお別れするのはまだまだ当分先のお話になりそうです。

その代わりと言っては何ですが、あまり愛着のない頂きものの中サイズのお鍋とは早々に見切りをつけることになりそうです。
それと何かの粗品で頂いた目下愛用中の土鍋、お別れするのにこれも潮時かしら。





そうそう・・・
お別れを考えておりますキッチン用品がもうひとつ。
お漬物用の重石がそれ。
ストウブって重量も重石並みにありますもの、漬物石としても使えそう。
我が家に来たストウブは色々出来る万能な子に成長しそうです。

posted by しんさん at 15:41 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

新米のわかめご飯

先週いただいたお待ちかねの新米のおかげで、まだまだ我が家の食卓は活気に満ちております。
これ程に新米の存在が絶大だとは、今更ながらなんて単細胞なふたりなのでしょう。
身近な幸せを文字通り噛みしめております。

さて。
新米が美味しくて美しくて、新米を楽しむためのお料理を楽しんでおります昨今。
もぅね、美味しいんですよ、新米って、それだけで。
でも、大好きなわかめを混ぜ込んだら、もっと美味しくなってしまうの。

うっとりしてしまう大好きなわかめご飯。
笑っちゃうくらい簡単ですよね、ご承知の通り。

せっかくの新米ですもの、乾燥わかめなど使わずぷりぷりの生のわかめを使いましょう。
・・・わかめ好きの私ですので、もとより乾燥わかめを常備しておりませんけど、ね。





本当に簡単。
でも本当に美味しい。
  1. 新米を炊きます。
    少量でも炊けるので、我が家では土鍋を使ってご飯を炊きます。
    最初のうちは吹きこぼれたり、吹きこぼれ防止のために土鍋の蓋をあけた状態で煮立てたりもしておりましたが、やはりそこは慣れですね。

    今は教科書通り蓋をして強火で煮立てますが、鍋底の火の当りを均等にするのもポイント。
    吹きこぼれる直前を見計らって弱火にし、布巾で蓋の縁を覆います。
    弱火にしないと布巾が焦げることもあります、笑いごとでは済まされませんので要注意。

    弱火をキープしながら10分、最後に強火にして数秒数えて火を止めます。
    じっと蒸らせば、1合にも満たない量でも艶々ご飯。

  2. お米の吸水〜炊き上がりまでの時間を有効利用して、わかめの下準備をしておきます。

    わかめはお刺身用の生のタイプを是非。
    塩蔵わかめならばしっかりと塩抜きをしてどうぞ。

    ざっくりと大きめに刻み、極少量の白だし醤油をからめてしばらくおきましょう。
    お米の吸水と同時になじませれば、ご飯が炊き上がった時には準備完了です。
    あとは炊き立てのご飯に混ぜ込むだけ。

    お茶碗に盛って、白胡麻をたっぷりひねって召し上がれ。
    ふぅ、美味しい。











日曜日は台風21号の影響で朝から雨模様でした。

品揃え豊富な遠くの農協朝市にまで出かけるのには少々雨が過ぎましたので、少々不本意ながら近所のマックスバリュでお買物を済ませました。
が、地元農家の野菜を扱う地産野菜のコーナーで可愛らしい小茄子を発見。
ヘタを坊ちゃん刈りにした小茄子は更に可愛らしい。

糠漬けにとも思いましたが、ここは圧力鍋で常備菜に。
丸ごとクタっと煮た茄子は、ヘタも何の抵抗なく食べられてしまうほどにやわらかです。

茄子、可愛らしい。





わかめご飯に負けず劣らず簡単、ちょちょいのちょい。
  • 茄子は綺麗に洗い、ヘタを坊ちゃん風に切り落としましょう。
    表と裏 (言い得て妙ですが・・・) に浅く斜めに切れ目を入れておきます。

    お水・お酒・みりん・白だし醤油・鷹の爪を圧力鍋に合わせて煮立て、茄子を加えて3分加熱。
    はい、これで出来上がり。
    保存容器に移して冷蔵庫へ。
    日が経つごとに味がなじんで美味しい茄子の煮浸しに。






週末はお昼からワイングラスやお猪口を片手にキッチンに立ちます。
もちろん一人で、ではないですよ。
キッチンカウンター越しには主人も一緒ですよ。
簡単なお酒の肴を作るのと同時進行で、来る1週間分の常備菜の準備も済ませてしまうのが常。

我が家の常備菜の定番、主人の大好きなイワシのお酢煮も昨日のうちに仕込みは完了。
月曜の朝は主人のシャツのアイロンがけも必要ないし、常備菜を盛りつけるだけの朝支度。

今週の常備菜は、小茄子にイワシ、ピーマンです。

先週の農協朝市で見つけたピーマンがまた可愛らしい子でした。
その名も “こどもピーマン” 。

パプリカのように肉厚なのに、パプリカのような酸味はなく、それでいてふっくらとした佇まい。
ピーマンらしい苦みも少ないので、ピーマンの苦みが大好きという方には物足りないかもしれませんが、それは別として美味しいピーマンでした。
激辛で知られるハラペーニョが生みの親とのことですが、いえいえ、苦味とも辛味とも疎遠です。

おそらく今シーズンは最初で最後のこどもピーマンであったのでしょうが、新しい野菜との出会いは楽しいものです。










週明けの月曜日はお弁当も肩慣らし程度に手を抜きましょう。
ご飯は朝食用に拵えたわかめご飯を詰めるだけ。
おかずも常備菜。
唯一お弁当用にと拵えたのは、最近ちょっと気に入ってよく使っております “生きくらげ” の一品。

週末、煮込み料理に使ったセロリの残りと合わせて胡桃和えに。
主人があまり好きではない酒粕を使った胡桃和え。
酒粕の風味をしっかりと和らげれば、主人も美味しく食べてくれるようです。





  1. 合わせ出汁・みりん・白だし醤油を合わせて煮切ります。
    ここに酒粕を加えてふやかしておきましょう。
  2. 乾煎りした胡桃をすり鉢で丁寧に擂ります。
    ここに1と白味噌を加えて擂り混ぜ、和え衣を作っておきましょう。

  3. セロリと生きくらげを細切りにし、合わせて蒸します。
    蒸し器を使わずとも、蒸しすの上にオーブンシートに包んだセロリと木くらげを乗せればOK。
    5分ほど蒸したらザルに移して水気を自然に切り、すり鉢に移しましょう。

    セロリの葉っぱ部分は千切りにし、さっと冷水に晒してからキッチンペーパーで絞ります。
    セロリの葉っぱも加え、丁寧に和えれば出来上がり。











イワシのお酢煮、具沢山のお味噌汁、そして新米のわかめご飯。
常備菜を週末に準備しておくので、月曜日の朝はいつもよりうんと余裕綽々です。

月曜日の朝にゆっくりと朝食を食べられると、1週間がうまく行く気がしますもの。





  • 先日柚子胡椒を作った後の柚子の残りで、ヨーグルト用のジャムを拵えてみました。
    種を除きながら細く切った柚子のワタその他の部分を茹でこぼし、お水・蜂蜜・クローブを加えて圧力鍋で数分加圧するだけ。

    ペクチン豊富な柚子ですので、加圧時間はほんの3分程度でとろとろの出来上がり。






朝食時、ヨーグルト用の小さな木匙に乗る甘いお菓子が小さなお楽しみ。
先週、母親と京都に行った際に買った河道屋さんの蕎麦ぼうろがいよいよ開封されました。

俵屋さんのすぐご近所にある河道屋さんは、京都に行くと必ずお邪魔する大好きなお店。
お店の雰囲気も、何よりこちらの蕎麦ぼうろが大好き。
お馴染みのお花の形ではなく、今回は小さな丸い蕎麦ぼうろを選んでみました。
可愛いんですよ、これ、 “蕾 (つぼみ)” って言うんですって。





台風21号も去って、強風吹き荒れる中ではありますが青空がひろがっております。
週末の雨に祟られております故、ここしばらく畑に行っておりません。
ルッコラーは元気かしら、その後撒いた種はちゃんと発芽しているかしら、分葱はどうかしら・・・

今週末、主人が取り寄せた野菜が届く予定です。
何が来るかはお楽しみ。
どんどん動物性たんぱく質と疎遠になっていく気が致しますが・・・まぁ良いか。
加齢ってそんなものなのかしら。

posted by しんさん at 15:48 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月10日

早秋の野菜多種

茄子やトマト、シシトウやオクラ等々、農協朝市で見かける盛夏野菜の姿がぐっと減ってきました。
そして早秋の食材のお目見えです。

どの野菜や果物でも、そのシーズンに初めて手にする時はワクワクするもの。
店頭に並ぶイチジクを見て、主人がいそいそとひとパックを買い物カゴへ。
せっかくですもの、長期保存は無理ですけど毎年恒例のコンポートを拵えましょうね。
ふたパックお家に買って帰りましょう。

ほんのりとピンク色に染まった可愛らしい色合いのイチジクコンポート。
毎年、秋のイチジク収穫期に作るのを楽しみにしております。
今年はロゼワインをたっぷり使った例年以上に華やかなコンポートが出来上がりました。

数本まとめ買いしたは良いけれど好みじゃない、所在無げにセラーに横たわっておりますロゼワイン。
ちょうどこれらロゼワインのお片付けにもなるし、願ったり叶ったりの好都合というもの。
日持ちしないイチジクが、ほんのちょっとではありますが長く楽しめますしね。





とっても簡単なイチジクのコンポート。
今年はフレッシュミントと乾燥ラベンダーを加えて仕上げました。
とっても簡単です。
  1. イチジクはヘタの方からするっと皮をむいてお鍋に並べましょう。

    むいた皮は、クロスパック (お出汁やお茶に使う紙パックです) に入れて一緒に煮込むと綺麗な色が出ます。
    捨てないで。

    フレッシュミントと乾燥ラベンダーもクロスパックに入れて、皮と一緒にイチジクの上に。
  2. 全体がひたひたに浸かる程度にロゼワインを注ぎ、蜂蜜をちろりと回しかけましょう。
    中火で煮立て、アクが出たら丁寧にすくいます。
    その後火を弱め、中央に穴をあけたキッチンペーパーで落し蓋をしてことこと20分。

    仕上げにレモン汁を少量回しかけ、全体になじませたら火を止めます。
    そのまま冷まして出来上がり。

    その後クロスパックを取り除き、保存容器に移して冷蔵庫へ。
    この佇まい、つい鼻唄なんて歌いたくなってしまいます。











今シーズン初の野菜を手にすると楽しくなるのですもの。
それがお初にお目にかかる野菜となれば尚更です。

3連休中、ドライブを兼ねて主人がいつもの農協よりちょっと遠くの農協に連れていってくれました。
近所の農協とは比べ物にならない大規模な農協朝市、人もいっぱいでしたが野菜もいっぱい。

今シーズン初めてみかけたシカクマメ (・・・刺客マメだと思っていたのは私だけ?) 。
そしてその奥にあるのは、初めて手にした野菜 “マコモダケ” です。

フリフリとフリルのようなエッジが可愛らしいシカクマメ。
そのフリルのおかげで味がよくなじむので、お料理しやすい野菜のひとつです。
大好きな野菜。
そうね、シンプルにさっと茹でて鰹節で和えましょうか。
  1. シカクマメは両端を少しきりおとし、お塩を加えた熱湯でさっと茹でてザルにあげます。
  2. シカクマメを二等分してボールに移し、たっぷりの鰹節を加えましょう。
    シンプルなお料理ですので、鰹節はやっぱり削りたてが嬉しい。

    控えめにだし醤油を加え、白胡麻をたっぷりひねって和えれば出来上がり。
    鰹節がしっかりとフリルにからむので、味付けは控えめにするのが吉。






初めての食材、マコモダケ。
どんな風味なのか食感なのか、想像しながらお料理するのって抜群に楽しいものです。
先ずはお醤油味に仕上げたマコモダケを混ぜ込んで、かやくご飯などいかがでしょう。
マコモダケと人参、油揚げのシンプルなかやくご飯、食欲の秋全開です。
  • ほんのりお醤油味をまとったマコモダケ。
    シャクっとした食感は筍のようで、味はほんのり甘くてトウモロコシのよう。
    かやくご飯、最高です。

    十六雑穀入りでいつも通り炊いたご飯に、味付けした具を混ぜ込むだけなので簡単簡単。
    人参はさっと胡麻油で炒めてから、マコモダケ・油抜きした油揚げと合わせるのがお気に入り。
    白だし醤油とお酒で彩りも美しいかやくご飯の出来上がりです。






お弁当用に、マコモダケを使って簡単なもう一品。
繊維に沿って切ったマコモダケの食感をかやくご飯で楽しんだので、今度は繊維と垂直に。
輪切りにして、カラフルな3色のパプリカを添えた彩り豊かなソテーにしてみました。

それぞれ食感の異なるマコモダケを食べ比べ。
かやくご飯より更にマコモダケの甘みが引き立ちます。
主人曰く、この食感はズッキーニだとか・・・うん、その表現は納得。
  1. マコモダケは、やわらかな白い部分が顔を出すまで表皮をめくりましょう。
    少々青い部分が残っていても、やわらかければ美味しく食べられます。
    輪切りにし、パプリカと共にオーブントースターで軽く焼き色がつくまで焼きましょう。

  2. パプリカの黒く焦げた部分は指先でそっとしごいて取り除きます。
    パプリカとマコモダケをボールに合わせ、干しえのきを散らしましょう。

    今更ながらではありますが、最近お気に入りの干しえのき。
    ほぐしたエノキを天日でセミドライ状態になるまで干した後、フライパンで乾煎りしたもの。
    エノキそのままより断然日持ちするので大目に作っておくと重宝します。
  3. スパイスソルトを挽いてオリーブオイルをたっぷりと。
    丁寧に和えれば出来上がり。











寒くなる頃よくお目にかかるワカサギ。
季節が秋から冬へと移り変わる象徴なのでしょうか、スーパーの店頭に美しいワカサギが並んでいました。
今週の朝はイワシでなくワカサギにしましょう。
ワカサギの南蛮漬けなんていかがでしょうか。

いつもならつい欲張って2パック買ってしまうところですが、そこをぐっと踏みとどまって。
野菜をたっぷり使いたいものね。





  1. ワカサギは塩水の中で丁寧にふり洗いし、しっかりと水気を除きます。
    食品用の脱水シートでしっかりと水気を除いたワカサギ、美人揃いです。

  2. 白だし醤油・お酒・お水・お酢を同量、その半量程度のみりんと蜂蜜をお鍋に合せて煮立てましょう。

    保存容器にパプリカと玉ねぎを並べ、熱い状態で合わせ調味料を注ぎます。

    蓮根とカボチャは薄切りにし、さっと焼いて加えます。
    ここでも干しエノキ登場、使い勝手の良い食材です。
    こうなると、ワカサギと野菜双方が主役といった佇まいです。

  3. ワカサギに米粉をまぶしてからりと揚げ、油を切って保存容器に移しましょう。
    味がなじんだ頃が食べ頃です。






3連休明けの朝食です。
随分と長くその華やかな味を楽しみましたが、取り寄せたオーロラも今日が最後になりました。

到着したすぐにいくつかはラップでぐるぐるに包み、紙袋に入れて追熟の時間差を計って参りました。
もう十分にその味わいを堪能致しました・・・が、まだまだお名残惜しい美味しさでありました。
また来年、きっと来年また取り寄せてね、主人。





今朝、Facebookの投稿で知ったカリフォルニアの山火事。
7月に巡ったナパ・ソノマのワイナリーも相当な数が大きな被害を被っているようです。
お世話になったAirbnbのオーナーもホテルに避難されているご様子で心配です。
先ずは鎮火を祈るばかり。
Geoffreyご夫妻がアップされる画像・動画は恐怖で言葉も出ません。

posted by しんさん at 17:22 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする