2019年11月25日

ビーツが旬、蕪も収穫スタート

過去何度も失敗したビーツの栽培ですが、種を秋蒔きした今シーズンはなかなかの好調。
ベビーリーフの間引きから段階を経てその成長を楽しみ、いよいよ畑のビーツが旬を迎えましたよ。

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あ、いえ、ちょっとだけウソをつきました。
旬と胸を張って言うには1週間ほど遅い状態です。
畝に垂直にすっくと真上に伸びるビーツの葉っぱを眺めていたら、つい収穫するのが惜しくて・・・
僅かではありますが収穫時期を逃してしまいました。

ですが葉っぱも含めてこの堂々とした自家製ビーツの姿に、つい目を細めてしまうのです。
今朝は立派に成長したビーツ、そして今シーズン初物の蕪を葉っぱもろともお片付け。





生でサラダ等にして食べられることも多いビーツですが、私は断然加熱派です。

いちばんお手軽なのは、断然オーブン。
夕食を拵える片手間、綺麗に洗ったビーツを皮つきのままアルミホイルで2重に包み予熱なしのオーブン 180℃で1時間。
後はオーブン庫内に朝まで放ったらかし。
朝にはまるでさつま芋のような甘い甘いビーツにご対面。
これをピクルスにしたりスープにしたりサラダにしたり、と。

ですが今朝はちょっと余裕があったので圧力鍋で下拵え。
綺麗に洗ったビーツをこちらも皮ごと10分間加圧するだけです。

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オーブンで焼いたビーツと同じく、キッチンペーパーで軽くこすれば楽しいように皮がむけます。

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ビーツを栽培してお料理するようになったのは、ついここ数年のお話。
当時は小さなビーツをわざわざ皮をむいてから加熱したり、皮つきのまま加熱するも皮のままピクルスにしたり、それよりも何よりも“デーツルート”などとビーツとデーツをニコイチにしたりと無礼千万。

ですがその経歴も決して無駄ではなかったようで、今こうして自家製ビーツをなんの躊躇もなくお料理出来るのは嬉しい限り。
ビーツのピクルス液はシンプルで、お水と同量の米酢、そしてお塩を合わせるだけ。
時々はここにハーブやスパイスを加えますが、基本はこのシンプルなピクルス液に落ち着いております。

形のよくないビーツの尻尾部分などは、蒸し汁に浸けた状態で冷蔵庫で保存。
やわらかく茹でたひよこ豆と合わせてフムスにしたり、クリームチーズと合わせてディップ等々、まだまだ楽しめますからね。

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蕪の一種と思われがちなビーツですが、実はビーツはほうれん草の仲間。
ですが主に食されるビーツの胚軸部分、立派な葉っぱに比べて控えめなところは蕪にとてもよく似ています。
そう、ビーツって小ぶりな実の部分の割に葉っぱが大きくて立派で存在感があるのです。

でもこのビーツの葉っぱ、ある野菜に似ていません?
以前育てたこともあるスイスチャードにそっくりだと思いませんか?

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乾物の含め煮、ブロッコリーの塩麴和え、ビーツのピクルス、蕪の甘酢漬けに加え、ビーツの葉っぱで拵えたロールキャベツ風。
今週の作り置き料理が揃いました。

ビーツの葉っぱ、ビーツグリーンとも呼ばれるそうですが、ビーツが収穫期になってしまうと加熱なしで食べるには不向き。
葉っぱがしっかりしているので、スイスチャードのようにフィリングを包んだりするのにとても都合が良いのです。




しんなりするまで軽く蒸したビーツグリーンを数枚重ね、ロールキャベツの要領でフィリングを包みます。
フィリングは鯖缶・ベジミート・戻したひじき・卵を合わせてよく混ぜたもの。

ですがこのビーツグリーン、いわゆる土臭い特徴的な風味を持つことでもよく知られています。
チーズはアンチョビ等、クセのある食材をフィリングにするとビーツグリーンの癖が緩和されるかも。

巻き終わりを下にしてお鍋に並べ、スパイスソルトをたっぷりと上に散らします。
蓋をしてしばらく蒸し煮にして出来上がり。

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ビーツグリーンのロールキャベツ風。
半分に切って今日のお弁当に。
苦手な人も多いだろうな、そんな土っぽい風味も自家製野菜ならではの愛で包み込んでしまうのです。

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堂々とした葉っぱ付きの蕪を収穫したら先ずは食べたい菜飯。
特に収穫始めの蕪の葉っぱは艶っぽくて食欲をそそります。

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蕪の葉っぱは主に真ん中の太い葉脈部分を小口切りに。
やわらかな葉っぱ部分はちぎってお味噌汁の具にしてしまいましょうか。
お酒・白だし醤油・お塩と一緒に炒りつけ、炊き立てご飯に混ぜ込みます。

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ご飯と一緒に炊き込んだ昆布も細切りにして混ぜてしまいましょうか。
胡麻油をほんの数滴一緒に混ぜ込み、お茶碗に盛ったら白胡麻をひねります。

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12月が近づいたせいでしょうか。
最近イワシを店頭で見かけません。
ボジョレーやらサンクスギビング、クリスマスをどこか意識した店頭にイワシは似合わない、そんなところでしょうか。
先週はたまたま手に入ったイワシですが今週は在庫のしめ鯖やなまり節で乗り切らねばなりません。

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朝食に登場する我が家のしめ鯖は、アボカド・たっぷりのルッコラ・スライス玉ねぎを従えた定番スタイル。
肝心のしめ鯖が野菜に隠れてしまう程の具沢山サラダ風。
これにちろりと胡麻油とお醤油を回しかけて食べるのが主人も私も大のお気に入りです。





イワシが手に入らないと嘆く私を気遣ってでしょうか。
主人が昨年も取り寄せた塩引き鮭(☆彡)を今年も取り寄せたようです。
しかも昨年の倍量、よほどお腹が空いていたのでしょう。
昨年はテレビで放送された直後の注文ということで配達は翌年になったようですが、今年は早くも今週末に届くそう。
ということは、遅くとも週明け月曜日の朝食には村上の塩引き鮭が食卓に上るということですね。

12月を意識したせいでしょうか、なんだか少し気忙しさを感じ始めました。

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2019年11月11日

落花生収穫しました、落花生ご飯炊きました

祝賀御列の儀に相応しい秋晴れだった昨日、畑で落花生を収穫して参りました。

畑をお引越しする前に1、2度落花生の栽培を試みたことはありましたが、新しい畑では初めての落花生栽培。
今までになく成長も良く大豊作を期待していたのですが、その気配をいち早く察知したのは近所を縄張りとするカラスだったようです。
網を張っても効果なし。
感心するほど食べ頃の落花生だけを選りすぐって啄んでは、“してやったり”とでも言いたげな食べ散らかしよう。

まだ収穫するには少々早いと思いつつ、これ以上カラスに差し上げる訳にもいきません。
不本意ながら収穫し、塩茹でにする程の量でもありませんので炊き込みご飯にしてみました。
自家製落花生の炊き込みご飯です。

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数週間前、実の生りようを見る為ひと株分だけを収穫した時よりは実がついておりました。
が、どう見ても株周辺に散らかっていた空の落花生の数の方が多いのは明らか。
カラスの食欲から逃れた貴重な落花生、間引きしたビーツと共に自宅のキッチンに連れ帰って早速お料理です。

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極少量ヨーグルトのホエーを加えて炊いた押し麦入りのご飯は、まるで新米のような艶ともっちり食感。
ここに風味良い自家製落花生をたっぷり加えて炊き上げる落花生ご飯。
お鍋の蓋を開けた途端、いつもならば邪険にされる落花生の薄皮が香りとなってふわりと鼻先をくすぐります。

そう。
カラスが落花生を好むのも道理と納得してしまう程、収穫したての落花生って美味しいのです。

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炊き立ての落花生ご飯を朝食の主食にした後は、残った落花生ご飯でお昼のお稲荷さん。
寿司酢を利かせた落花生ご飯と甘辛お醤油味の油揚げ。
嬉しそうにひと口で頬張る主人の顔がチラついて、ついにやけてしまいます。

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最終間引きをしたビーツは先に小さな実をつけておりました。
が、その前にビーツの葉っぱも美味しい一品にして落花生ご飯のいなり寿司の脇に添えましょう。
ビーツの葉っぱ、ビーツグリーンも侮れない美味しさですよ。





落花生ご飯、落花生の殻をむくのが少々手間と言えば手間ですがその美味しさは保証します。
  1. 落花生は綺麗に洗い、殻から出しておきましょう。

    若い落花生は薄皮も真っ白、薄皮をむかずお召し上がりになることをお勧めします。
    茶色くなった薄皮は指先で優しくこすればむけますが、食べるのに躊躇するほど黒ずんだものでなければ私はそのままお料理してしまいます。

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  2. お米をいつも通り洗い、押し麦少々とお鍋に合わせます。
    いつもより気持ち多めに水加減をしますが、この時大さじ1〜2杯分のホエーを足して水加減します。
    ホエーはヨーグルトから出た水分のこと。

    白だし醤油を極少量加えてひと混ぜし、殻から出した落花生を散らして30分ほどおきます。

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    その後いつも通りに炊けば、美味しい落花生ご飯の出来上がり。

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間引いたビーツ。
若いビーツの葉っぱはベビーリーフとしてサラダがお勧めですが、こうして小さいながらも実をつけたビーツは葉も随分逞しくなっています。
ですがちょっと火を通せば美味しく食べられますので是非お試しを。
  1. ビーツの葉っぱは長いままお塩を加えた熱湯でさっと茹でて冷水にとります。
    茹でる時はかたい軸の部分から。
    しんなり茹だったら冷水にとって素早く熱をとってしぼり、更に醤油洗いをしておきます。

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  2. カシューナッツと胡桃は合わせて予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしておきます。
    これをすり鉢に移し、しっとりするまで擂りましょう。

    柚子麹味噌(詳しくはこの日の日記にて ☆彡) をすり鉢に加え、お出汁やみりんでのばしながらなじませます。
    醤油洗いしたビーツグリーンをほぐしながら加え、丁寧に和えれば出来上がり。

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落花生ご飯はお昼のお弁当にも。
作り置きしてある油揚げの含め煮に詰めただけの簡略版いなり寿司ですが抜群の美味しさです。

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最近気に入ってしばしば作り置きしてある甘辛お醤油味の油揚げ含め煮。
電子レンジでちょちょいのちょいっと出来るので重宝致します。





  1. 耐熱のボールにだし醤油やみりん・お水を合わせてやや甘めの煮汁を用意します。
    油揚げはたっぷりの熱湯を回しかけてから粗熱をとり、両手に挟んで絞っておきます。

    煮汁に油揚げを浸し、ふわりとラップをして途中でいちど上下を返しながら3分ほどレンジ加熱しましょう。
    その後はラップを外し、煮汁がなくなるまで油揚げの上下を時々返しながらレンジ加熱します。

  2. 落花生ご飯に寿司酢(☆彡)を加えてなじませ、小さなお結びを作っておきましょう。

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  3. 油揚げは1辺を切り落とせば簡単に袋状に開きます。
    落花生ご飯を詰めて形を整えれば出来上がり。

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    ビーツのナッツ和えを添えて召し上がれ。

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お弁当のデザートとして添えたこちらの一品。
プロテインラボの一環、コーヒー風味のプロテインデザートなのですがまだまだ要改善の段階。
ですが味は大変美味しいので期待は大です。
今週中にも再挑戦したいお気に入りのプロテインデザート、主人からもなかなかの高評価を頂戴致しました。

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月曜日ですが、今週は作り置き料理が少々品薄。
最終見切り価格となっておりましたラフランスはお砂糖なしのコンポートに。
備忘録も致しましたビーツグリーンはナッツ和えに。

煮なますは主人のお気に入り、作り置き料理のレギュラーメンバーです。
ですが秋も深まり、大根が材料の一員として新たに加わりました。
そろそろ大根が美味しくお手頃価格になっておりますからね。

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大根が今シーズン初の食材に加わったのと時を同じくし、いよいよお味噌汁の具として定着しておりました“茄子”がメンバーから外れました。畑の茄子も抜いてきたことですし、茄子の季節もおわりのようです。
今朝のお味噌汁は蓮根・人参・大根等、根菜色々。
もちろん季節は移れどお豆腐とマイタケは不動ですけどね。

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そうか、作り置き料理が品薄だと感じたのは特にイワシが無かったからかも。
今週もイワシが手に入りませんでした。
ちょっと寂しい・・・というか朝の支度が少々不安です、イワシがないと。

派手に降った雨も上がったようですし、ちょっとイワシが店頭にあるかどうか見てこようかしら。

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2019年10月07日

お気楽ヘルシー、野菜たっぷりサフランライス

主人が先日職場の方から頂いたスペイン土産、カカオサンパカのスタイリッシュなチョコレートは主人とふたり1日1個と決め大切に完食致しました。
そしてそれから数週間、カカオサンパカと一緒に頂いた“サフラン”もそろそろ開封しようかしら。
これ見よがしにいつまでもキッチンに飾ってあるだけでは先方様にも失礼ですしね。

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高価なスパイスの代名詞ともいえるサフランですもの、つい何を拵えようかと気負ってしまいがち。
実際、なかなか開封出来なかったのも無意識に気負っていたのでしょうしね、何か特別なものを拵えねば!と。
気負った結果、今朝私が拵えたのは有り合わせのサフランライス。

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ブイヤベース?魚介たっぷりのパエリヤ?
サフランを使った料理を色々考えてはおりましたが、結局は実に私らしい野菜ばかりのサフランライスが炊き上がりました。
しかも最近お気に入りのヨーグルトのホエーを加えて炊いたモチモチのサフランライスが。

お米は極々普通の日本米にひよこ豆、蓮根、ゆり根を合わせてみました。

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サフランの色合いを楽しみたくて、出来るだけ白い食材を選びました。
有頭海老やムール貝が無くても、サフランの風味でパッと華やぐ美味しいサフランライスに仕上がりましたよ。

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そしてやっぱりホエーと圧力鍋の効果は最強、モチモチでもち米入りかと勘違いしそうな程のこの食感、この艶感。

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ひよこ豆と蓮根はホコホコ、ゆり根は存在感を潜めてしまう程のやわらかさ、そしてサフランの風味と色合い。
うん、こんなお気楽なサフランライスも時には贅沢なのではないかしら。
もちろんとっても簡単ですよ。

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  1. ひよこ豆は洗い、たっぷりのお水にひと晩浸しておきましょう。

  2. サフランはほんのひとつまみ、お水に20分ほど浸けて色と風味を抽出しておきます。
    お米はいつも通りに洗って圧力鍋へ。

  3. 1のサフラン水にひよこ豆の戻し汁・ヨーグルトから出た水分(ホエー)を足してお米と同量計量し、圧力鍋に注ぎます。
    戻して水を切ったひよこ豆、皮をむいてさいの目に切った蓮根、ほぐして黒ずんだ部分を切り落としたゆり根をたっぷり上に散らしましょう。

    お魚風味のシーズニングソルトをひとつまみ散らしてひと混ぜし、5分加圧して蒸らします。

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  4. 全体をさっくり混ぜて出来上がり。
    お気楽だけど幸せ黄色なサフランライス、やっぱりサフランは特別なスパイスだと再確認するのです。

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ゆり根は不格好な外側部分を主にサフランライスに炊き込みました。
内側の器量良しで真っ白な部分は、やはり紅く染めたゆり根花びらに。

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お酒、みりん、少量のお酢、お塩を合わせて煮立てたところに、綺麗に洗ってほぐしたゆり根を加えるだけ。
ひと呼吸おいて火を止め、そのまま冷ませば出来上がりです。





野菜ばかりのサフランライスはお弁当にも。
ホエー入りのモチモチご飯はお昼になってもモチモチ感健在、大したものです、ホエーの威力。

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  • 主人が日本酒の肴にと取り寄せた鰹の酒盗。
    これが今までに食べたことがない程の塩辛い酒盗で、主人はあっさり“何か料理に使いたまえ”と。
    ・・・そんなぁ。

    試しに、刻んだ玉ねぎ、お出汁で練った酒粕と合わせて油揚げで巻き、オーブンで焼いてお弁当の一品に。
    塩より塩辛いお菜がここに。
    もっと酒盗の量を控えないとダメだ、こりゃ。

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10月だというのに、まだまだ夏野菜の作り置き料理が今週も豊富です。
煮なます、ゆり根花びら、そして夏野菜の煮びたしに茄子の姿煮、ほぼいつもの顔ぶれ。

ですが柚子胡椒の仕込みに取り掛かり始めたり、少しずつ食材にも秋の気配。

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畑の落花生はなかなか順調ですが、賢いカラスにどうやら目をつけられたようです。
落花生の脇にはカラスが美味しく食べたであろう落花生の殻が散らばっております。

そして少し大きくなったビーツも試してみたのでしょう。
1本引っこ抜いて、美味しくなかったのか遠くの畝に力任せに放り投げた後も。
よほど気に入らなかったのか、隣の畝の“下仁田ネギ”のプレートが引っこ抜かれておりました。

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今週はイワシのお酢煮はお休みです。
お魚売り場はサンマで占められておりました。
ですが大ぶりで美味しそうなシジミがありましたので、今朝は早速具沢山のシジミ汁に。





さ、賢いカラスに対抗するために何か対策グッズを考えないと。
ああも上手に落花生を啄ばまれては収穫時期まで持ちません。
黄色い麻紐を張るか、それともこれで勘弁して下さいとバタピーなどたっぷり供えるか・・・

・・・バタピーかな、やっぱり、ハト派の私としては。

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2018年10月22日

ほっこり落花生ご飯

定期購入致しております宅配野菜の中に、ここ数回連続して落花生が入っております。
ここだけのお話、正直申し上げると最初は貧相でナンジャコリャな実でした。
日本酒のお供にと、逸る気持ちをおさえ殻ごと茹でた初回の落花生には文字通り言葉を失いました。

ちょっと収穫時期を誤ったのね。
秋も深まり、最近は随分と落花生の実も詰まってきましたよ。
パツンっと詰まった落花生は実を取り出すのにもひと苦労。
でもその甲斐あって、飛び切り美味しい落花生ご飯が炊き上がりましたよ。

落花生に胡桃、マイタケ、千切り生姜を炊き込んだ風味満点栄養満点の炊き込みご飯です。
十六雑穀も混ぜ込んであるので地味な色合いではありますが、それも豊富な栄養が故。

殻いっぱいに成長した落花生がホクホクして美味しいこと。

先週は玄米で炊いた落花生ご飯 (☆彡
今回ほど落花生の実が成長していなかったので、里芋も一緒に炊き込みました。

が、やはり落花生のホッコリ感を楽しむなら断然こちら。
程よい塩味が落花生の甘みを引き立てます。






16cmのストウブは1合分のご飯を炊くのにぴったりなサイズです。
  1. 落花生は殻ごと綺麗に洗い、殻を割って実を取り出します。
    パツパツに詰まった落花生、取り出し難いけれどそこが愛おしくもあります。

  2. 我が家では、お米 1合に対してスプーン 2杯程度の十六雑穀を混ぜて炊きます。

    水加減はいつもと同じ。
    大さじ1程度のお酒、お塩 小さじ1/4程度、白だし醤油 極々少量を加えてざっと混ぜます。
    落花生の実、ほぐしたマイタケ、粗く砕いた胡桃、千切り生姜を上に散らし、蓋をほんの少しずらして強火にかけましょう。

    全体が十分に煮立ったら蓋をしっかりし直して弱火で10分。
    最後に強火にして数秒数えて火を止め蒸らします。
    この時期だけのお楽しみ、殻付きの落花生で炊く贅沢な落花生ご飯の炊き上がりです。

    蒸らし終わったら全体をざっくりと混ぜ、お茶碗に盛って白胡麻をひねります。

    秋は炊き込みご飯にしたくなる食材が目白押し。
    期間限定ですもの、しばらくは主人のお腹周りも大目に見てあげないと。
    ・・・その後しっかり食事の管理は致しますからね。











母、その妹と3人で長年続けてきた畑作業。
叔母の体調不良により母とふたりで続けてきた畑作業に主人が加わり、ホンダのピアンタまで買ってもらってそこそこの収穫を楽しんでおりました。

が、実は先日畑の引っ越しを十割がた終えたところです。

実家からも自宅からもぐっと近づいた新しい畑は、母親のボーイフレンドの頼もしい指導もついた条件としては最高の場所。
今、少しずつ旧畑のお片付けを進めているところですが、肌寒くなった今、ピーマンが最後の力を振り絞るかのように実を付けています。

先週に比べれば随分成長は小ぶりに止まっておりますが、それでも立派なピーマンを収穫しました。
ヘタだけを丁寧に取り除き、全体を突いてお出汁と一緒に圧力鍋で一分加圧。
今シーズン親の仇のようによく拵えたピーマンのお浸しもそろそろ食べ納めかしら。

大根が美味しく安くなった今、今週は大根と人参のきんぴらを作り置き料理の一品に拵えました。
宅配野菜の中にあった三重なばなは、胡桃と胡麻をすりおろした和え物に。

肌寒い旧畑で、ピーマンの隣でミニトマトが真っ赤に色付いていましたよ。
寒いなか色付いたミニトマトは果物のように甘く熟しておりました。

刀のように大きく成長してしまったオクラの片隅には、まだ食べられるサイズのオクラも実っていましたよ。
収穫したての自家製オクラは下処理しても産毛がびっしり。

・・・畑のお引越しは秋にするものではありませんね。
ノスタルジックな感情に襲われます。










ノスタルジックな感情を食欲で慰めながら、今朝もがっつり朝食を。
今週は残念ながらイワシが手に入りませんでした。
イワシのお酢煮はお休みですが、冷凍してあるイワシのお酢煮やしめ鯖を片付けるのに良いチャンス。

旧畑から引っ越ししたルバーブは越冬出来るかしら。
瀕死状態のオリーブも何とか持ちこたえて欲しいのだけど。





間もなく主人の帰宅時間。
お天気も良いことですし、ちょっと新しい畑を覗きに行きましょうか。

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2017年11月27日

月曜日ですもの、常備菜いろいろ

先日の金曜日、月2回の定期購入をしております近藤ファームから野菜セットが届きました。
そして昨日日曜日は、畑でちまちまと野菜を収穫して参りました。

近藤ファームから届いた安心な無農薬野菜と、無農薬ではありますが不器量な自家製野菜。
多種多様な野菜を前に、今日は月曜日、常備菜を拵えましょう。
でもその前に、常備菜につい熱を入れ過ぎて焦ることのないようにご飯の準備だけは済ませないと。

今朝の主食は、収穫したばかりの里芋、中でも大きな大きな親芋を使った里芋ご飯。
親芋と銀杏の炊き込みご飯でささやかな収穫祭、といったところかしら。

16cmの小ぶりなストウブで炊く1合弱の炊き込みご飯。
ストウブの扱いにも随分と慣れてきました。





近藤ファームから届く野菜は葉っぱも安心して食べられます。
小ぶりな大根ですが、反って扱いやすいので気に入っています。
大根の葉っぱは乾煎りして常備菜に。
じゃこも一緒に乾煎り・・・と行きたいところではあしますが、生憎在庫がございません。
そんな時に助かるのが常備してある鯖缶。
鯖缶と大根葉のそぼろ風、これは絶対主人の好きな味。






少々見た目は悪いのですが、親芋と銀杏の炊き込みご飯にたっぷりと。
思った通り主人は抜群の反応で私もご機嫌です。






  • ハンドボールくらいある大きな大きな親芋。
    加熱し足りないとガシガシとした食感でそれを嫌う人もいるようですが、しっかりと加熱した親芋はホクホクとしてそれはそれは美味しいものです。
    煮崩れもしづらいのでおでんにもぴったり。

    薄皮をむいた銀杏と一緒にしっかりと吸水させたお米に散らしましょう。

    蓋をして中火で煮立てたら弱火で10分。
    ストウブでご飯を炊く時は、煮立つのを確認するのに少しくらいなら蓋を開けてもへっちゃら。
    煮立ったのを確認して全体をざっと混ぜ、出来るだけ弱火にして10分間。
    仕上げの強火も不要です。
    火元から離して蒸らせば、1合以下でもふっくらご飯の炊き上がり。






ご飯を蒸らしている間に鯖缶と大根葉のそぼろを拵えましょう。
  1. 生姜は皮つきでたっぷりとすりおろしましょう。

    鯖缶は身だけを取り出してフライパンに移します。
    缶汁をぎゅうぎゅうと絞る必要はありません、普通にお箸で身を取り出してフライパンに。
    たっぷりのおろし生姜・お酒・みりん・てんさい糖を加え、菜箸でほぐしながらやや強めの中火で炒りつけます。

  2. お醤油を加え、しっとりとした状態になるまで炒りつます。

    今朝は、初夏に摘んで白だし醤油に浸けておいた “実山椒の醤油漬け (☆彡) ”をお醤油代わりに使いましょう。
    随分と長く楽しんできましたがそろそろおしまいかしら。
  3. 水気が幾分かとんだところで、細かく刻んだ大根葉をたっぷりと加えましょう。
    仕上げに白胡麻をたっぷりとひねって出来上がり。

    何かと活躍してくれそうな鯖缶と大根葉のそぼろ。
    常備菜という割にはきっとすぐ使い切ってしまいそうです。






  • 炊き立ての里芋ご飯に鯖のそぼろをたっぷりと。
    “汁かけご飯” と同じくらい田舎っぽい佇まいではありますが美味しい。
    家庭料理ならではのこんなご飯、大好きなんです。











大根葉に続き、人参葉でも常備菜を拵えましょう。
近藤ファームの安心な人参葉、天ぷらにすることが多いのですが今朝は胡桃和えに。

やわらかな葉先の部分を使うことが多い人参葉ですが、10月に母といった京都俵屋さんの夕食で人参葉の胡麻和えが出ました。
茎の部分もクセなくやわらかく美味しかった俵屋さんの人参葉の胡麻和え、少しでも近づきたい。
ストウブを使い、人参の茎部分と葉先部分の時間差無水調理と参りましょう。





  1. 人参葉は綺麗に洗って水気をしっかりと切り、葉先を丁寧に摘み取ります。
    茎部分だけを食べやすい長さに切り揃え、先ずはストウブに移しましょう。
    お塩と胡麻油を極少量散らし、合わせ出汁を少量注ぎます。
    蓋をして中火で煮立てたら弱火にし、5分ほど蒸し焼きにしましょう。
  2. 茎部分が十分にやわらかくなったのを確認し、葉先を加えます。
    再度蓋をして数分蒸し焼きにしましょう。

  3. 乾煎りした胡桃をすり鉢で丁寧にすり、やわらかく蒸した人参葉を蒸し汁ごと加えます。
    極少量のしょっつるで味付けをし、丁寧に和えれば出来上がり。
    お土産で頂いたスプレータイプのしょっつる、あ、これ、思った以上に便利です。






主人がいつも楽しみにしております朝の定番料理 イワシのお酢煮ではありますが、今週はお休み。
冷凍してあるしめ鯖やイワシの干物も永久保存という訳にはいきませんからね。
今週はしめ鯖やイワシの干物を朝食の一員に加えながら主人のご機嫌伺いといったところ。

月曜日の今日は、冷凍しめ鯖をさっと炙ってアボカドに合わせましょう。
初めて栽培に挑戦した “分葱 (わけぎ) ” を摘んで参りましたので、たっぷり刻んで添えてみました。






  • しめ鯖は半解凍の状態で真ん中に切れ目を入れながら切り分けます。
    バッドに移してバーナーで炙り、アボカドと一緒に盛りつけましょう。

    刻んだ分葱をたっぷりと散らし、オリーブオイルを回しかけてしょっつるをひとふき。
    西友の割引ワゴンで2割引きになっておりましたオリーブオイル。
    可愛らしい見た目につい、ね。






具沢山のお味噌汁も出来ました。
さ、朝食ですよ。

主人の体重は、とうとう64キロ台に乗りました。

74キロを誇った時期もありました。
運動を全くしないにも関わらず、ストレスフリーの食事で人はこう痩せられるものなのだと我ながら感心しております。










1合のお米を炊くと、朝食・お弁当にしてぴったり食べ切ることが出来ます。
お弁当にもたっぷりと鯖と大根葉のそぼろを散らしましょう。

お菜の段は常備菜ばかりではありますが、楽をしてでも何とかお弁当らしく仕上がりました。
今年初の白菜キムチを仕込みましたが、これは塩漬けをし忘れて散々な出来栄え。
ワイン片手のお料理はやはり失敗が多い・・・のですが止められません。





掘り忘れた菊芋が今年も畑の一部で成長し、収穫の運びと相成りました。

幸い今日も良いお天気。
大根葉の天日干しも終わって片付けたところですし、今度は菊芋をスライスして干しましょう。
菊芋チップス (☆彡) は主人も私も大好きなおやつのひとつですからね。






  • 小ぶりなものは味噌漬け (☆彡) と糠漬けに。
    味噌漬けはまず塩水に浸けてあく抜きをします。
    糠漬けはそのままお塩でもんでぬか床へ埋めるだけ。
    菊芋を綺麗に洗うだけでも相当な重労働ではありますが、季節ものですからね。





今年は菊芋が例年以上に収穫出来そう。
さつま芋の収穫量が今一歩だった分、今年は菊芋料理に精を出すことになりそうです。
明日の朝には糠漬けが浸かっていることでしょう。

posted by しんさん at 15:12 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする