2017年02月28日

久しぶりのカレー、ホウレン草のピュレと骨付きチキン

1週間ほど前、実家の母親がどっさり持たせてくれたホウレン草。

母のボーイフレンドが育てるホウレン草は、圧巻の存在感を誇る味の濃いホウレン草です。

圧力鍋で数秒加圧し、ピュレにして冷凍しておきました ⇒ ちょうどこの日の日記に ☆彡



本日はこの冷凍ホウレン草を使って、久しぶりにカレーなどいかがでしょう。


小さなお家ですので、キッチンで炒めるスパイスの香りが主人の部屋にまで届きます。

早朝の仕事をこなしているはずの主人、パタパタと足音がしたと思ったら満面の笑顔で再登場。

スパイスの香りがしたから、居ても立っても居られなかったのだとか。

・・・ちゃんとお仕事して下さいね。











スパイスたっぷり、お野菜たっぷりのカレー。

筋書き通りのリバウンドを目下ばく進中の主人に、無意味とは思いつつ唐辛子多めに参りましょう。

お腹の中側から主人の悪い脂肪が燃焼しますように・・・あぁ虚しい。

  1. 圧力鍋にスタータースパイスと油を合わせ、炒めて香りを移しましょう。

    ここで使うスパイスは、クミン・カスリメティ・ざっくり砕いたブラックペッパー・カルダモン・クローブといったところかしら。



    香りが十分に上がったきたところで、刻んだニンニク・唐辛子・生姜を合わせて加えます。

    一気に香りが立ちあがる大好きな瞬間です。

    中〜強火で一気に加熱するので、下準備と心構えはしっかりと。


  2. セロリと玉ねぎをみじん切りにして加え、油がなじんだらターメリックパウダーも加えてしっかりと炒め合わせます。

    ターメリックパウダーを炒めると、独特の土臭さが消えて美味しくなる・・・

    と私は思っております。



    さっと洗った挽き割りムングダル、熱湯を回しかけた手羽肉を加え、少量のお水を加えて鍋底からよく混ぜましょう。

    3分加圧し、圧が自然に抜けるのを待ちます。


  3. トマト缶を加えてなじませ、更に2分間だけ加圧しましょう。



    圧が抜けたらほぐしたしめじを加え、しめじに火が通ったところでホウレン草ピュレを。

    ホウレン草ピュレは、ほぼ凍ったままの状態で加えます。

    容器からするりと取り出せますからね。


  4. ホウレン草ピュレが溶けてなじんだら、パウダースパイスとお塩で仕上げます。



    パウダースパイスはいつもの通り、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・そしてほんの少しのカイエンペッパー。

    グリーンコリアンダーパウダーはたっぷりと。

    お塩もしっかり効かせるのが、味をまとめるポイントです。













主人がカレーを何より楽しみにしておりますのは重々承知の助。

ですが、やはりご飯がね、主人の体重に顕著でね、つい躊躇してしまうのです。

ですので、本日は朝・お昼と合わせてふたり分で1/2合のジャスミンライスに止めておきましょう。

ジャスミンライスに十六雑穀だけでなく、カリフラワーも一緒に炊き込んでカサ増し作戦。

  1. ジャスミンライスは崩れやすいのでそっと洗ってお鍋へ。

    十六雑穀も少し加え、お米の量 +αのお水を注ぎます。



    小分けして冷凍保存してありますカリフラワーを散らし、シャージーラも少量。

    油を極少量たらしててひと混ぜし、蓋をして強火にかけます。

    思いつきで、チキンビリヤニを拵えた時に使ったケラウウォーター (☆彡) を極々少量加えてみました。

  2. 煮立ったら弱火にして約10分。

    最後に強火にして数秒数えて火を止め、蓋を取らずにそのまましばらく蒸らします。



    うんとやわらかくなったカリフラワーをご飯に混ぜ込むよう、ふんわり混ぜて出来上がり。


    久しぶりのカレー、主人嬉しそう。
























主食がカレーであろうがなかろうが、朝食の納豆は必須のアイテムです。



しっかりお水で戻したチアシードやたっぷりのみじん切り玉ねぎ等々、薬味が納豆より断然に多いので、納豆添付のだし醤油だけでは味がたりません。

目下のところ鰹出汁を一番出汁までにし、その出がらしを佃煮風にして有効利用致しております。













  • 平らにして冷凍保存しておいた鰹節の出がらしが溜まったら、刻んで味付けをして納豆に。

    干しシイタケを加えてみたり、今回は木の芽・柚子の皮・しらす干しver.の鰹節。

    味付けが昨日の朝食にした “お刺身の漬け” の漬け汁だと聞いたら、主人も同情するかしら。



    そんな訳ですので、納豆の器はいつも山盛りな状態なのです。
























カレーの日は、朝食もお弁当もカレー。

主人の分はいつも通りカレー用のお弁当箱に詰めましょう。

私の分は、いつもは主人のお弁当箱として使っております野田琺瑯の器で。



もうひとつ欲しいのですが、なかなか入荷しない状態が続いております。

他のお店で買ってしまおうかしら。

本当に使い勝手がよいサイズなのです。


本日はカレーで楽をさせてもらいましたので、白菜の保存食作りに挑んでおります。

大豆と一緒に漬けこむピクルス風の保存食、そして簡易版のキムチ風と2種。

先立って仕込んでおいたザワークラウトは、徐々に醗酵が進んで良い状態になりつつあります。



さ、白菜の水が上がってきた頃合いです。

キムチ風のお漬物の仕込みと参りましょう。

posted by しんさん at 16:49 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

南インド 庶民の味? “ミールス” 再現?

食べることが大好きな主人です。
どこから情報を引っ張ってくるのかは不明ですが、食べることに関しては実に研究熱心。

年末辺りから南インド料理熱が再加熱した彼。
そう言えばクリスマスは見よう見まねの “チキンビリヤニ (☆彡) ” を作ったっけ。
もちろん料理するのは常に私。
主人は料理内容を指示して食材のお代を払い、当日はうっとりしながらの褒め殺し。やれやれ。

お正月休みの最終日。
主人の絶妙な話術に乗せられ、のこのこ名古屋駅付近のとあるカレー屋さんに連行されました。
彼が目指す先は南インド料理レストラン、 “ミースル” なるお料理が主人の狙い。
すっかりミースルが気に入った彼、帰りの道中、家でも食べたいを連発する始末。

・・・正直、何をもってミースルなのかはよく分かりません。

バナナの葉っぱにカトリがいっぱい並んだものを言うのか、それともウプマやワダ、ラッサム、サンバル等がその中に含まれていないとミールスとは認められないのか、でも実際楽しかった。
大きなお皿 (ターリでしたかしら?) に小さなカトリに入ったお料理がたくさん。
バズマティライスをまるでパレットのように使い、数種のカレーを自分好みにミックスしては頂く。
確かに主人でなくとも楽しいお料理でした、ミースル。

・・・という訳で、また主人の策略にまんまと乗って、お家でミールスが上の写真、本日の朝食です。

もちろん食器なんて揃えておりません。
何種もカレーを作るなんて私には無理ですので、冷凍保存してあるカレーをフル活用です。
ですが主人の嬉しそうな顔、あぁ、また自らのハードルを上げてしまった。





正直に申し上げますと、ご飯はバスマティライスではなくジャスミンライスです。
以前は双方常備しておりましたが、あまりに場所をとるのでそこは主人を説得して外国米は1種に。
今のジャスミンライスがなくなったら、今度はバスマティライスに戻りましょう。
  • ご飯の向かって左側から、先ずはヨーグルトのサラダ。
    カレーの辛みを調節するためにも、これは必須です。
    お店では確か赤玉ねぎとキュウリを使っておりましたが、わざわざ調達するつもりもありません。
    そこは玉ねぎ・セロリ・キュウリで代用。
    全てを刻み、少量のカッテージチーズと共にヨーグルトに混ぜて軽くミックスソルトで味付けを。






そのお隣 2品は、以前拵えたカレーを冷凍保存してあったもの。
米茄子・カシューナッツ・冬瓜の皮・トマトのカレー (☆彡) と、ひよこ豆とモロヘイヤのカレー (☆彡) 、相当の長期熟成です。
自然解凍し、軽く温めて器に移します。





そのお隣は、ややしなびかけておりました小松菜を使ったシンプルなお料理。
  • 小松菜をざく切りにし、ターメリックパウダー・カイエンペッパー・ガラムマサラをまぶします。
    お鍋に植物油・シャージーラ・アジョワンシードを合わせて熱し、小さな泡が立って香りが上がってきたら小松菜を加えてさっとなじませます。
    蓋をしてしばらく蒸らし、軽くお塩をふって出来上がり。






小松菜のお隣、要はご飯の右隣はムングダルのダール。
ひき割りムングダルをお粥のように煮込んだカレーです。
これも本来のダールがどんなものかは不明 (どうやら主人のように突き詰める気もないらしい) ですが、ムングダルとココナッツミルクを使った辛くないカレーです。
  • お水と挽き割りムングダルを圧力鍋に合わせ、10分弱加圧します。
    どろどろになったところでココナッツミルク・ターメリックパウダーを加え、弱火でゆっくりなじませます。

    別鍋にギー・刻みニンニク・フェンネルシードを合わせて熱し、香りが立ったところでムングダルのお鍋にジュッと加えます。
    軽くスパイスソルトで味付けをして器に盛り、カッテージチーズ・パクチーを添えて出来上がり。






真ん中に鎮座致しております器は、今朝拵えました鶏と人参のホウレン草カレー。
自家製ホウレン草をピュレにして冷凍保存してありましたので、これを使っております。
そうでなければ、朝からミールスなんて無理。
インドの家庭ではどうやって品数を揃えているのかしら・・・いつか聞いてみたいもの。
  • 数種のスタータースパイスを油で熱し、香りが立ってきたところで刻んだニンニク・唐辛子・生姜をたっぷり。
    更に香りが立ってきたら、刻んだ玉ねぎを加えて炒め合わせます。
    ターメリックパウダーも加えて馴染ませたら、お水・鶏もも肉・人参を加えてひと混ぜしましょう。
    5分強加圧した後、自然解凍したホウレン草ピュレ・パウダースパイス・お塩を加えてひと煮立ち。
    仕上げに冷凍いんげんを加えて更にひと煮立ちさせれば出来上がり。











以上、本日の我が家の朝食、南インドの定食料理 ミールス、自称ミールスでありました。
ちなみに、インドの軽く朝食はティファンって言うんですって。

そして、やっぱり納豆・チアシード・刻み玉ねぎ・焼き梅干しを添えてしまいました。










ミールスを食べに行った際、主人が私にしかけた罠です。
同じ建物の中、それはそれは気持ちの良いタオルを扱うお店がありました。
そう、このタオルに釣られて今回は朝からミースルを拵える羽目に。

可愛いウサギの耳のようなターバン、洗顔が楽しくなって困ります。





そして追加の甘い罠、段ボールいっぱいのキャンディ・クッキー・チョコレート。
正にハニートラップ。
乗せられる方が悪いのです。

次回、主人はどんな難問を出してくるのかしら。










最後は無骨な本日のお弁当。
今朝拵えたカレーをお弁当箱に詰めただけ。

ミールス、ちょっと面白いお料理です。
色々と調べてみるのも楽しいかも。
だけど主人には言わないでおこう、きっと食器を揃えてしまいますからね。

posted by しんさん at 16:16 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

“チキンビリヤニ” と “菊芋とひよこ豆のクートゥカリ” ・・・ と長い前置き

ようやくゆっくりパソコンの前に座ることが出来ました。
年の瀬ですので多少はいつもより忙しく致しておりましたが、それとは比べ物にならない程、 “検査” に時間も気力も体力も費やしておりました。

私にとっては趣味と言っても過言ではない、大好きな健康診断。
12月は市の健康診断が立て続けで、胃がん・乳がん検診に至っては1週間で両方こなす過密ぶり。
検診だけならまだ良いのですが、乳がん検診の結果、精密検査要と出たからさぁ大変。
但し、これは検査当日に触診結果でも告げられておりました。
悪いものではないでしょうが一応検査を、と言われており、さほど心配はしておりませんでした。

幸いなことに、乳腺外科のある県の総合医療センターまでは目と鼻の先。
年末で混雑する駐車場をすり抜け、マンモグラフィーとエコー検査を難なく受けられたまでは順調だったのですが、それからが実は苦悩の始まりだったのです。

検査を終え、結果が出るまでは2時間弱。
そこは近所のお気楽さで自宅に戻り、昼ドラを見て主人とお揃いのお弁当を食べ、そしてまた歩いて総合医療センターへ。

予定の時間が過ぎても呼ばれる気配はなし。
予定時間をゆうに1時間半ほど経った頃ようやく呼ばれるも、医師を始めスタッフの方々もなにやら神妙な顔つき。
そしてまた別の医師によるエコー検査。

・・・・・・・・・・・
しばらく神妙に画面をにらんでおりました女医さんですが、ふと私の脇下あたりで手を止めました。
そして画面から目を離し、手を止めた辺りを直視。
『あら?これは何?傷跡かしら?』

・・・はぁ、私、自慢ではありませんが24歳で肺癌手術を体験致しておりますので。
ですがそれ、問診表にも明記してありますし、何より見ればわかる程しっかりした傷ですよ。

・・・ここで現場が急に和みます。
どうやら、この傷跡のせいで乳腺か何かに 『ゆがみ』 が出来ていたのだとか。
原因が分からず調べているうちに時間は経つわ、はてさて原因は何?の状態だったようです。

・・・病院、好きだからいいですけどね、別に。
だけど、ちょっと画面から目を離して私を見てくれれば、傷なんてすぐ分かるんじゃ・・・
いやいや、素人判断でそんなこと言ってはいけませんね。
何はともあれ、何もなかったということでめでたしめでたし。
その夜はワイン会の翌日にも関わらず、安堵の為主人とまた飲み過ぎ、主人は二日連続二日酔い。










ですがようやくこの一連騒ぎも幕を引き、今、のんびりとした日常が戻って参りました。

長い長い前置きでした。
ワイン会のこととか、2016年最後のお弁当のこととか、色々備忘録したいことが溜まっております。
ですが何より備忘録したいのは、今年のクリスマスイブに拵えたこのお料理。

見た目は粗末な料理ですが、主人にリクエストされたインド料理です。
手前のご飯は、 “チキンビリヤニ” なる炊き込みご飯のようなもの。
奥のココット皿はココナッツをふんだんに使ったひよこ豆と菊芋の “クートゥカリ” というお料理です。

もちろんどちらも初耳のお料理。
聞いたこともなければ食べたこともありませんので、いわゆる妄想料理という類です。
作業そのものは簡単なのですが、何しろ手順がややこしい。
ですがなかなか面白いお料理ですので、また作ってみたいと意欲を掻き立てる2品です。

ちなみに、主人が送ってきたレシピはこちら ⇒ 南インド屋 クートゥカリ / 南インド屋 ラムビリヤニ
インド料理レストランを経営していらっしゃる方のサイトのようです。
“ケラウウォーター” なる耳慣れない食材もありますが、ほとんどは常備してあるものばかり。
ケラウウォーターを取り寄せて、スパイスに満たされたクリスマス イブと参りましょう。





先ずはビリヤニから。
ラムは入手困難ですので鶏もも肉を使っております。
ホールスパイスを粉砕したり、マリネをしたりと工程は多いのですが、手順そのものはシンプルです。
  1. 先ずは鶏もも肉をマリネします。

    フライドオニオンを準備しましょう。
    玉ねぎ 1/2個分を薄切りにし、180℃に熱した油でじっくりと揚げます。
    うっすら色付くまで揚げたら網にとり、さらにキッチンペーパーの上にひろげて油を切っておきましょう。

    ホールスパイスを粉砕します。もちろんフードプロセッサーで。
    カルダモン・クローブ・ブラックペッパー・クミン・シナモン・スターアニスをフードプロセッサーに合わせ入れ、ナツメグをおろして加えます。
    フードプロセッサーを回して粉砕し、別皿に取り出しておきましょう。

    次もフードプロセッサーを使います。
    ここで未明の食材、ケラウウォーターなるものが登場します。
    生の青唐辛子 (自家製の唐辛子を冷凍保存してあります) ・ニンニク・生姜・ヨーグルト・レモン汁・お塩・ケラウウォーター・無塩の醗酵バターをフードプロセッサーに合わせ、滑らかにあるまで高速回転させます。

    ケラウウォーター、よくわかりませんがややケミカルな香りのするスパイス水といったところ。
    他の分量を明記しておりませんので参考になるかどうかは不明ですが、小さじ1程で充分。

    以上、フライドオニオン・粉砕したホールスパイス・ペーストの3種に加え、ターメリックパウダー・コリアンダーパウダー・チリパウダーをぶつ切りにした鶏もも肉に揉み込みます。
    常温で2時間、または冷蔵庫でひと晩マリネしましょう。

    マリネしたもも肉は、皮面を下にしてお鍋に敷き詰めておきます。
    お鍋はぴったりと蓋の出来る厚手のお鍋を使います。

  2. ご飯の準備に参りますが、その前にいくつか下準備を。

    バスマティライスの在庫がありませんでしたので、タイのジャスミンライスを使っております。
    さっと洗い、40分間お水に浸しておきましょう。

    ホールのカルダモンとお塩を合わせ、出来るだけ細かく粉砕しておきます。

    ひとつまみのサフランをぬるま湯に浸しておきましょう。

  3. お米を茹でる為のお湯をたっぷりと沸かします。
    カルダモン・クローブ・シナモン (全てホール) ・お塩 (お湯の量に対して1%程度) ・ベイリーフ・油を加えます。

    ここにお水を切ったジャスミンライスを加えるのですが、その前に1/2カップ程を取り分けてお鍋に敷き詰めた鶏もも肉の上に回しかけます。

    その後ジャスミンライスをを加えます。
    再度沸騰したら火を弱め、先ずは2分カウントしましょう。
    ザルでお米の1/3量程度をすくいとり、これを鶏もも肉の上に散らします。

    更に4分、累計6分茹でたら再度1/3量程度のお米をすくい取ります。
    固ゆでのお米を先程散らした鶏もも肉の上に散らします。
    この上に粉砕したカルダモン塩を散らし、更に油を回しかけましょう。

    お米のゆで時間をずらしながら加える、らこのような工程は初めてです。
  4. 最後に残った茹で米をすくい取ります。
    しっかりお水を切る必要はありません。

    別鍋にアルミホイルとオーブンシートをひろげ、この上に最後のお米をひろげましょう。
    カルダモン塩・油・ぬるま湯に浸したサフランを浸け水ごと加え、ぴったりと蓋をして極々弱火で30分蒸し焼き状態に。
    その後20分蒸らします。

  5. 4と同時進行で、鶏もも肉入りのお米も仕上げに参りましょう。

    ぴったりと蓋をして、5分程度強火で加熱します。
    蒸気が上がり始めたら火を弱めて30分程。その後20分蒸らしましょう。
  6. これで二つのお鍋でそれぞれのお米が炊き上がりました。

    盛り付けには2種を混ぜてしまう方法と、上にサフランライスを重ねる方法とあるようです。
    私は後者の更にダイナミック版。
    腿肉のご飯の上に、えいやっとサフランライスをひっくり返してさっくりなじませます。






少々中途半端ではありますが、チキンビリヤニはこれで完成。










不思議な手順の一品でした。
お次はクートゥカリ、ココナッツのほとんど辛くないカレーです。

本来はヤムイモや青バナナで作るとありましたので、私は菊芋を使ってのチャレンジです。
菊芋は火を通し過ぎるとほっこりとした食感になるので、あくまでもさっと加熱する程度で。
シャキッとした食感を活かします。
チキンビリヤニと同時進行で進めた為、お鍋が足りません。
琺瑯のバットをお鍋代わりにして進めて参りましょう。
  1. 先ずはひよこ豆を茹でます。
    私はかための豆が好きなので、お水に浸さずそのまま圧力鍋で仕上げます。
    5分加圧したら圧が自然に抜けるのを待って蓋を開け、そのまま浸しておきましょう。
  2. ココナッツファインを乾煎りします。
    仕上げに極少量使いますので、ふたつまみ分は取り分けておきましょう。

    乾煎りしたココナッツ・ココナッツミルク・黒胡椒を合わせ、フードプロセッサーでペースト状にしておきます。

  3. 菊芋は綺麗に洗い、食べやすい大きさに切りってお鍋に。
    ひよこ豆とその茹で汁を1カップ程度ここに加えます。
    お塩・ターメリックパウダー・チリパウダー・2のココナッツペーストを加えてひと煮立ちさせましょう。

  4. 3と同時進行で参ります。

    小鍋に油とマスタードシードを合わせ、焦がさないよう中火にかけます。
    パチパチと弾け始めたところで、青唐辛子・取り分けておいたココナッツファイン・カレーリーフを順に加えていきましょう。

    3の火を止めると同時に、4をジュッと加えて仕上げます。











実はそれ程難しいものではないのですが、なにしろ工程になじみがなくて苦労しました。
サフランライスも合わせてお鍋が3つ以上は必要ですものね。
琺瑯の保存容器があって助かりました。






仕上がったチキンビリヤニはこんな感じです。

これを各々垂直に取り分けます。

前置きも加え、久しぶりの備忘録は長い長いものになってしまいました。
今夜は今年最後の外食、久しぶりのラーモニーさんです。
主人の体重が少々不安ではありますが、まぁどこかで帳尻を合わせると致しましょう。





冷蔵庫の中には、ほんの少しお正月を意識した保存食がいっぱい。
今年は屠蘇散も用意致しましたし、文字通りお家でのんびりとしたお正月を楽しむことでありましょう。
まぁいつものことですが。

今年も大きな病気もなく健康で過ごせました。
あ、そうそう、白内障手術も体験致しましたが、あれは生活習慣を見直す良いきっかけになりました。
50も間近ですもの、これくらいのガタは覚悟しないと、ね。

posted by しんさん at 15:12 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

ホウレン草とムングダルとチキンのカレー

実家の母親がホウレン草をたっぷり持たせてくれましたので、久しぶりにカレーと致しましょう。
ホウレン草のピュレをたっぷり使った緑のカレーは我が家の定番メニューです。
大きめにカットした鶏むね肉とムングダルも加え、主人大喜びのカレーですよ。

そもそも、我が家のカレー頻度が激減したのは主人が原因。
朝のお味噌汁が好きで好きで仕方がない主人、ある日ぽつりと言いました。

『僕はカレーでもお味噌汁が飲みたい』

・・・彼はどうしてこう失言を繰り返すのかしら。
スパイスと煮干し出汁の香りがぶつかり合う朝のキッチン、想像するだけでもゲンナリします。
可哀そうに。、
カレーが食べたくてひと箱取り寄せた玉ねぎ、いちどもカレーにされることなくなくなりました。
でも、今朝の主人の喜びようを見るとまたカレー頻度は上昇しそう。
主人大喜びのホウレン草カレー、本日はバナナとココナッツミルクのデザート付きですよ。





多少の具材の違いはあれど、いつも手順は同じです。
  1. 先ずはホウレン草のピュレを作ります。
    圧力鍋で一気に沢山作り、冷凍保存しておくと何かと重宝致します。

    ホウレン草を綺麗に洗い、水を切らずに圧力鍋へ。
    強火寄りの中火にかけ、水気が上がってきたのを確認したら圧力鍋の蓋をしましょう。
    ピンが上がり、錘が揺れ始めたらすぐに火を止め圧が自然に抜けるのを待ちましょう。

    バーミックスで滑らかなピュレにします。
    今日使わない分は、用途に合わせて一回で使い切る分に小分けして冷凍しておきます。
    ホウレン草カレーはもちろん、スコーンやパンケーキにも今度は挑戦してみましょう。

  2. 圧力鍋を綺麗に洗い、スタータースパイスを多めの油で炒めて香りを移します。
    ここで使ったスパイスは、クミンシード・ブラウンマスタードシート・クローブ・カスリメティ・カルダモン・黒胡椒。
    カルダモン・黒胡椒・クローブは、スパイスボールで砕いてから炒め合わせます。
    粗く砕くことが多いのですが、今日は細かめに。気分次第です。
  3. 続いてニンニク・フレッシュ青唐辛子 (収穫したものを冷凍保存しております) ・生姜を刻んで加えます。音と共に香りが一気にひろがります。

    そしてたっぷりの刻み玉ねぎ。
    油がなじんだところでターメリックパウダーも加え、しっかり炒め合わせてなじませましょう。
  4. ターメリックパウダーがなじんだら、ざく切りトマト・鶏むね肉・ムングダルを加えます。

    トマトは夏の安いうちに多めに買い、冷凍保存してあります。
    綺麗に洗って水気をしっかり拭き取り、ヘタを丁寧に取って冷凍しておけばとても重宝します。
    もちろんサラダ等には不向きですが、煮込み料理にはとても便利。

    鶏胸肉は皮を除いてぶつ切りに
    ムングダルはさっと洗って。
    必要ならばお水も少量加えて鍋底から混ぜ、3分弱加圧して圧が自然に抜けるのを待ちましょう。

  5. 圧が抜けたら蓋を開け、ホウレン草ピュレ・パウダースパイス・お塩を加えてひと煮立ち。
    ここで加えるスパイスは、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラパウダー・カイエンペッパー、そして早々にお片付けしたいキッチン キングのスパイスミックス。

    お塩をしっかり効かせないと、ボヤっとしたカレーに仕上がりますのでご注意を。

    十六雑穀入りのバスマティライスと一緒にお皿に盛って、はい、お待たせ致しました。
    久しぶりのカレー、主人、朝ならたっぷり食べてもきっと大丈夫。











スィートスポットをたっぷり纏った完熟バナナが2本。
今朝はヨーグルトに添えるのをやめて、少し残っておりましたココナッツミルクと合わせてデザートに。

当初の予定ではふるふるのバナナプリンになる筈だったのですが、残念無念の見当はずれ。
ゆるゆるの仕上がりで、到底お弁当には不向きな残念な出来。

ですが主人がその味に大喜び致しておりましたので、これも怪我の功名と備忘録。
プリンではなく、バナナとココナッツミルクのシェイクとしてレシピを残しておきましょう。
とても簡単ですよ。





  1. 完熟バナナは2本、正味 250g。
    輪切りにして耐熱性のボールに移し、ラップをしないでとろりとするまでレンジ加熱します。
    我が家の電子レンジは800ワット。
    様子を見ながら、時々混ぜながらで3分弱といったところ。
  2. 1が熱いうちにココナッツミルク 250tを加えて混ぜます。
    ザルで濾して器に分け注ぎ、冷蔵庫で冷やしましょう。

    ハチミツをちろりと回しかけ、黒きな粉・和三盆・シナモンをふって出来上がり。






そしてやっぱり納豆は欠くことなく食卓へ。
チアシードと刻み玉ねぎがたっぷり入った納豆、そしてオリーブオイル。
これが許せるのなら、カレーとお味噌汁も認めるべきなのかしら。

ヨーグルト用の木匙にちょこんっと乗った朝の小さな甘いお菓子。
先週の京都で調達して参りました金平糖です。
黒ゴマと黒糖の金平糖をふりだしに移し替え、色の組み合わせで朝の運試しを楽しんでおります。










バナナのプリンがかたまらなかったので、お弁当はカレーだけになってしまいました。

まぁ、そうは申しましても野菜は色々入っておりますから良しと致しましょう。





目下、寝室のマイナーイノベーションを行っております。
毛布を新調し、枕にもマイナーチェンジを施し、壁の配置も大々的に見直しております。
完成まであと一歩といったところですが、今の時点で就寝が楽しみで楽しみで・・・
本格的な冬目前に、起床時間のずれ込みが少々心配でもあります。

posted by しんさん at 14:53 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月13日

久方ぶりのカレー、主人まっしぐら

手前味噌ではありますが、主人は私の作るカレーが大好き。
元々はスパイスを多用したカレーは主人の十八番だったのですが、いつしかそれは私の役目。

先日、野田琺瑯の保存容器を大量買いしてくれたのは、 『カレーを作りたまへ、世の中ギブアンドテイクだろ?、このままじゃ仕事もままならんぞ』 とのメッセージを含んだ最終手段だったとか・・・
なんだそれ。

まぁ実際、野田琺瑯もたーくさん買ってもらったことですし、我が家の食卓に久方ぶりのカレー登場。

本日のカレーはひよこ豆と人参をはじめ、カボチャにモロヘイヤ、トマトと夏野菜ごろごろカレーです。
動物性たんぱく質は使用致しておりませんが、物足りなさはまったく感じません。

キッチンから主人の部屋まで漂うスパイスの香りに、主人ご機嫌の登場です。
さ、やる気出して下さいね。





農協の棚の隅っこ、ぽつんっとひとつだけ残っておりましたモロヘイヤ。
ホクホク購入したのは良しとして、少々売り残りの類だったのかしら、やや見窄らしい佇まい。
ですがピュレにしてしまえば問題ありませんものね。
モロヘイヤでもっちりと仕上がった夏野菜たっぷりのカレー、夏の香りに満たされます。
  1. ひよこ豆と人参、モロヘイヤは圧力鍋で下ごしらえ。

    ひよこ豆はひと晩たっぷりのお水に浸しておき、浸け水ごと圧力鍋に移します。
    ローリエの葉っぱ、ほんの少量ひとつまみ以下のお塩を加え、蒸しすを置いて煮立てましょう。
    この上に蒸しカゴに入れたモロヘイヤを乗せ、圧力鍋の蓋をして強火をキープ。

    圧がかかる少し前を見計らって火を止め、しばらく蒸らしてからモロヘイヤを蒸しカゴごと取り出しましょう。
    モロヘイヤをボールに移し、ひよこ豆の茹で汁をほんの少し足してバーミックスでピュレ状に。

  2. 中途半端なひよこ豆に人参を足し、お水を少し足して今度はしっかり3分加圧。
    そのまましばらく放置し、ひよこ豆と人参の下ごしらえも完了です。

  3. 玉ねぎはたっぷりみじん切りでも美味しいのですが、少々手間をかけて玉ねぎピュレを拵えます。
    電子レンジで作る玉ねぎピュレ、作り方はこちらの備忘録にて ⇒ ☆彡
    玉ねぎピュレにモロヘイヤの欠片が見え隠れ致しておりますが、洗い物を減らす為のご愛敬。

  4. 後は簡単。

    油・スタータースパイスを合わせて中火にかけ、スパイスを焦がさないよう香りを引き立たせます。
    ここで使ったスパイスは、クミンシード・ブラウンマスタードシート・クローブ・カスリメティ・カルダモン・黒胡椒といったところ。
    カルダモン・黒胡椒・クローブは、軽く砕いてから炒め合わせております。

    香りが立ってきたところで、みじん切りにしたニンニク・生姜・フレッシュ唐辛子を。
    更に香りが立ってきたら、ターメリックパウダーを加えて馴染ませます。
    玉ねぎピュレも加え、しっかり炒めて馴染ませましょう。

  5. カボチャを加えて馴染ませます。
    ざく切りトマト、下茹でしておいたひよこ豆と人参、その茹で汁も控えめに加えて馴染ませましょう。

    トマトが煮崩れ、カボチャがやわらかくなったら、半分に切ったミニトマトを彩りに加えましょう。
    同時にお塩とパウダースパイスも加えます。
    ここで加えるスパイスは、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・カイエンペッパー。
    グリーンコリアンダーパウダーはたっぷり、お塩はしっかり効かせるのがポイントです。

  6. パウダースパイスがなじんだら、タマリンドペーストを控えめに加えます。
    最後にモロヘイヤのピュレを加えて馴染ませ、軽くひと煮立ちさせて出来上がり。











バスマティライスを目下切らしておりますので、本日はジャスミンライスを使いましょう。

お湯を沸かして茹でる方法もありますが、十六雑穀を足して炊くので、その水溶液もちょっと惜しい気がする貧乏性・・・日本米と同じく “炊く” 方向で参りましょう。
  1. ジャスミンライスはさっと軽く洗ってお鍋へ。
    十六雑穀を加え、お米の量+αのお水を注ぎます。

    極少量の菜種油を加え、カロンジを散らしましょう。
    カロンジはニゲラとかブラッククミン等々とも呼ばれるスパイスです。
    ナンに入っている黒い胡麻のようなスパイス、それがこれ。
  2. 強火で煮立てたら蓋をし、弱火で10分。
    火を止める前に強火で煽り、蓋をしたまましばらく蒸らしましょう。
    試しで入れてみたカロンジ、うん、炊き具合上々。

    カレーと一緒にお皿に盛り付け、自家製ピクルスと自家製ザワークラウトを添えます。











湿気に押しつぶされそうな朝。
今朝は炭酸水のカルダモン水 (☆彡) と参りましょう。

普段は室温のお水ですが、この頃のこの蒸し暑さには冷やしたお水が心地良いもの。
500tの炭酸水に、二つに割ったカルダモンをひとつ。
そのまま冷蔵庫で冷やします。

ほんのりとカルダモンの香りが炭酸水に移って、清涼感を誘う飲み物に。










主人のお弁当には、ムクワスとアルコール除菌のウェットティッシュを忘れずに。

カレーの日は、主人の指摘により朝もお弁当もカレー。

気を遣ってリメイクなんてしなくてよろしい、と。
僕は純粋なカレーが食べたいんだ、と。
はい、仰せの通り朝もお昼もカレー、とっても楽ちん。





楽ちんついでに、ひよこ豆を多めに茹でて冷蔵庫に。
明日は高校時代の友人が遊びに来ます。
専業主婦ふたりのお喋りは、ランチ時にその威力が発揮されるもの。
今日の雨も明日には上がるらしいし、気心の知れた友人とのお喋りはどの方向に流れていくのか・・・
何年振りかの彼女、お互いの近況報告が楽しみです。

posted by しんさん at 15:44 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする