いえ、バンコクだけでなくタイ全体で見かけます。
プーケットのブルーエレファント主催のお料理教室に参加した時は、ウェルカムドリンクとして大きなグラスになみなみ注がれた色鮮やかなブルーのアイスティー(☆彡) が用意されておりました。
この鮮やかなブルーの正体はバタフライピー、直訳して蝶豆。
昔、バタフライピーでブルーに着色したジャスミンライスをバンコクで買って帰ったこともありました。
そして今年の夏は・・・

インパクトのあるバタフライピーのアイスティー、そう、これが作ってみたかったのです。
たった1本だけではありますが、今も順調に成長し続けております。
摘み取ったお花を見ているだけでも心が和みます。

オリエンタルバンコクのお料理教室に参加すると、相当な確率で紹介されるバタフライピー。
タイではおなじみの食材のひとつです。
何度かめに参加した際、先生がお庭のバタフライピーを見せて下さいました。
ひょろっとした見るからにマメ科の蔓の先には、儚げでありながら青色鮮やかな可憐で小さなお花。
バタフライピーがなぜか身近に感じた瞬間でありました。
帰国後早速種を取り寄せ、春が過ぎて温かくなった頃に畑の隅っこの日当たりの良い場所に蒔いてみました。
そして夏、ちょうどカリフォルニアに行っていた頃でしょうか。
バタフライピーのお花がちらほらと咲き始めたようでございます。
今のバタフライピーはこんな感じ。

数粒種を蒔いたうち、たった1本ではありますが、たくましく成長しております。
きゃしゃな佇まいからは想像できない逞しさで、周囲の雑草をも巻き込み縦横に成長しております。
お花を少し残して莢にし、秋になったら種を採取して来年にもつなげる心積もりでおります。
来年はきっともう少し本数も増やせるのではないかしら。

あ、上の画像はピーマンですよ、自家製の器量の悪いピーマン。
でもまぁそんな姿も愛おしいバタフライピー。
美しいバタフライピーのアイスティーはとても簡単です。
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- たっぷりとお水を張ったボールに摘んだバタフライピーの花を晒し、優しくふり洗いして泥や虫をしっかりと落としましょう。
水洗いするだけで、お水がバタフライピーのブルーにうっすらと染まりますよ。
そっとすくってザルに移しましょう。
- お湯を沸かし、水を切ったバタフライピーを加えます。
熱湯が一瞬で美しいブルーに染まったと思ったら、あっという間にまるでインクを溶かしたにょうな深いブルーに。
ハチミツやお砂糖を加えてしばらく煮出します。
十分に色が出たところで火を止め、蓋をしてしばらく蒸らしましょう。
そのまま粗熱をとり、茶こしで濾してポット等に移します。


- 完全に冷めたところで冷蔵庫に移して保存します。
お好みのジュースをグラスに注ぎ、たっぷりの氷を加えてよく冷えたバタフライピーのアイスティーをそっとそっと・・・箸に伝わせるようにしながら注いで層にします。
最後にレモン汁を少量たらしましょう。

バタフライピーがレモン汁に反応してほんのりピンクに染まります。
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ジュースはもちろんお好みのものを。
リンゴやマスカット、葡萄やオレンジ等々色々楽しみました。
お中元で頂いたジュースが今年はバタフライピーのおかげで残り僅かです。
こちらはマンゴーのジュース。


綺麗な層にするのは難しいのですが、グラデーションが綺麗です。
これはこれでお気に入り。

色の濃い葡萄のジュースと合わせてみました。
ムードがあって素敵でした。

たった1本のバタフライピーですが、お花をどんどんつけて元気に育っております。
先程も収穫して参りましたが、今まででいちばんの収穫量だったのではないかしら。
随分と楽しませてもらったので、今回は天日に干してドライのバタフライピーを試してみようかと思っております。
フレッシュなバタフライピーティーとの違いはいかに。
気になるお味の方ですが、極々微かにマメ科特有の青臭い感じはあります。
ですがジュースの味で全く気にならなく程度の青臭さ、多分万人に気に入られる味なのでは?
主張しない味なので、何を合わせても美味しく、そして何より楽しく喉を潤してくれると思います。
さ、早朝の畑作業が終わって只今 “つなぎ” の洗濯が終了したようでございます。
1週間分の食材調達に行ってきます。
本日のお昼は、収穫したてのバジルを使ったトマトソースのポークソテーですよ。
ワインはシラーか何かを主人が用意するのではないかしら。
夕方にはベランダのバタフライピーも良い感じに干しあがることでしょう。






















































































