2017年06月14日

念願のポークジャーキー

作ってみたいお料理がありました。

ズバリこれがそのお料理、とても地味な佇まい、ポークジャーキーです。


シンガポールの老舗ジャーキー屋さん 美珍香 (BEE CHENG HIANG 〜 ビ チェン ヒャン) で知られる中華圏の甘い味付けを施されたポークジャーキー。

ふとしたきっかけで、それが豚ひき肉で意外とお手軽に手作り出来るとの情報を手に入れました。



えぇっ!そんな豚肉料理、想像すら出来ません。

何より私、その中華圏のポークジャーキーはおろか、一般的なビーフジャーキーすら食べたことないのですもの、当然と言えば当然ですよね。



ですが好奇心はムクムクと膨れ上がるばかり。

未体験の物を作るにあたり、色々レシピを見比べておりました結果なかなか実行出来ず今日まで。

疑心暗鬼の手探りでようやく本日現実に至ったというわけです。


五香粉 (ウーシャンフェン) を使い切ってしまっておりましたので、そこは大らかに手作りで。

長いこと所在なげに佇んでおりました紹興酒も、タイミング悪いことに先日使い切ってしまいました。

なのでそこはウィスキーであっさり代用。

相も変わらず力技だらけのポークジャーキーではありますが、その仕上がりには大満足。

うん、美味しい。



学生時代、シンガポールでよくポークジャーキーをかじっていたという主人にも太鼓判を頂きました。

ただし、ワインには合わないから週末のワイン会に持参するのはお止しなさいね、と。

チェッっ。



ですがきっとビールとの相性は抜群。

念願のポークジャーキーですもの。

しっかりと備忘録して、次回はちょちょいのちょいで仕上げられるように。











ポークジャーキー、美珍香 (BEE CHENG HIANG 〜 ビ チェン ヒャン) 、Bak Kwa (バクワ) 、Chinese Pork
Jerky ・・・ 呼び方は様々です。

数あるレシピのなか、参考にさせて頂いたのはこちらのレシピです

Bak Kwa (Chinese Pork Jerky) | Malaysian Chinese Kitchen


表面に蜂蜜をぬって仕上げるものが大多数でしたが、それをしないこちらに落ち着きました。

オリジナルのレシピからは食材を含めて随分と脱線はしておりますが、いつものこととご了承下さい。

以下の分量で、平均的な家庭用オーブンの天板にちょうど一枚分です。

  1. 肉種は前日の夜に準備してひと晩冷蔵庫で寝かせておきます。



    豚ひき肉 200g強

    てんさい糖 大さじ2強

    ウィスキー 小さじ1

    濃口醤油 ・ ナンプラー ・ 胡麻油 ・ オイスターソース 各小さじ1/2

    オリジナル五香粉 ・ 黒胡椒 各適量



    以上を合わせ、粘りが出るまでしっかりと捏ね混ぜます。

    ビニール袋を使うと簡単ですが、手がダルくなるまでしっかりと捏ねましょう。

    袋内の空気をしっかりとぬき、口をしっかりとしばってひと晩冷蔵庫へ。



    ちなみにオリジナル五香粉は、シナモン・スターアニス・クローブ・ラベンダー・クミンをミルサーに合わせてミル状にし、更にナツメグをすりおろして加えたものです。



  2. 天板の大きさに合わせてオーブンシートをカットし、豚の脂が流れ出ないように四辺を折ります。

    折り目から数センチ内側に肉種を薄くのばしましょう。

    パレットナイフを使うと意外と簡単に出来ます。


    大きめにカットしたラップを被せ、めん棒で均一にのばします。

    最終的には厚みが2〜2.5mm程度になるように。


    ラップをそっとめくって天板にオーブンシートごと乗せましょう。



  3. 120℃に予熱したオーブンで先ずは15分焼き、オーブン庫内から取り出します。

    加熱することによって、ひとまわり小さくなっています。

    豚肉から脂も出ていますので、オーブンシートを持って先ずは脂をそっと流しましょう。


    豚肉が手で触れられる程度に冷めたところで、綺麗な長方形になるよう四辺をハサミで切り落とします。

    その後お好みの大きさに切り分けましょう。



  4. カットした豚肉を今度はオーブンシートごと網に乗せて天板に置きます。

    250℃の高温に予熱したオーブンで先ずは5分焼きましょう。

    脂が多い上に薄いので、とても焦げやすい状態です。目を離さないようご注意を。



    オーブン庫内から取り出し、裏返してもういちど250℃で5分間。


    そっとオーブンシートから網の上に移し、そのまま冷まして出来上がり。

    スパイス感が満載で、確かにちょっと上品なワインに合わせるには無理があるかも。

    でもビールのお供には最高の出来。

    今週末まで残っているかしら。

























切り落とした端っこのポークジャーキーを有効利用。

お弁当のお菜に、ポークジャーキーの生春巻きなどいかがでしょうか。


しゃきっとしたじゃが芋、彩の人参を一緒にライスペーパーで巻きます。

レタスがしっかりカサ増しの役割を果たしてくれるので、主人の体重にも効果ありなのではないかしら。


生春巻きをぬるま湯にくぐらせて戻す時、ぬるま湯に胡麻油を数滴垂らします。

こうすると生春巻き同士がくっつきにくくなって、お弁当にもしやすいのです。












  1. 人参は千切りに。

    少量のお塩を軽く揉み込み、しんなりするまでしばらくおきます。



    レモン汁・蜂蜜・レモングラス風味のミックスペッパー・オリーブオイルをよく混ぜ合わせ、ここにしんなりした人参・パンプキンシードミックス・乾燥ラベンダーを加えて和えます。

  2. じゃが芋は千切りにしてお水に晒し、極少量の胡麻油とお塩を加えた熱湯でさっと茹でます。

    冷水にとってザルにあげ、更にキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取りましょう。



    ポークジャーキーを焼いた際に出た豚の脂をとっておき、じゃが芋を和えます。


  3. ぬるま湯に胡麻油を数滴落とし、ライスペーパーをさっとくぐらせてきつく絞ったぬれ布巾の上にひろげます。

    ポークジャーキーの切れ端、青紫蘇、レタスを順に重ね、レタスの上にじゃが芋と人参を。


    手前からきつく巻いて出来上がり。

    食べやすい大きさに切り分けてお弁当箱へ。
























念願のポークジャーキーが嬉しくて、お弁当用の他のメニューが全く思いつきませんでした。

しかも食材調達を蔑ろにしておりまして、食材が貧困致しております。

じゃが芋がこれっぽっちでは主人のお腹も満たされないでしょう。

お腹にどっしりたまる・・・そうね、お豆腐なんてどうかしら。












  • 実はとっても簡単な豆乳を使った手作り豆腐。

    豆乳 500t・にがり 小さじ1を加えてそっと混ぜ、茶こしで濾しながら容器に注ぎます。

    表面に浮いた泡をそっとスプーンですくい取り、熱湯を張ったフライパンに並べましょう。



    フライパンにぴったりと蓋をし、極々弱火で3分ほど。

    そのまましばらく蒸らせば、フルフルのお豆腐の出来上がり。


    搾菜と乾煎りした胡桃を合わせて刻み、お豆腐の上にたっぷりと。

    パンプキンシードミックスを散らします。













炭水化物が控えめなのは全て主人の体重を思いやってのこと。

決して楽をしたいわけではありません。


・・・なんてね。






















今朝の主食はもずく粥に梅干しを乗せて。

具沢山のお味噌汁は我が家の朝食には必須のアイテムです。


今日から、納豆に加えるチアシードがミルタイプになりました。

毎朝すり鉢でゴリゴリと擂る手間が省けるかと思って選んだこのミルタイプですが・・・うーん。

どうかなぁ、ちょっと・・・うーん、昨日まで使っていた白い普通のタイプの方が好みかなぁ











今夜、主人はお留守番。

毎年この時期の恒例となりました、某ソムリエールさんと行く郷ひろみコンサート。

この恒例行事が終わるといよいよ夏といった気分になります。

さ、やることを済ませてお出かけの準備を致しましょう。

posted by しんさん at 13:31 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

久しぶりのカレー 〜 冷凍ホウレン草と夏野菜のお手軽ver.

夏野菜がお手頃価格で出回り始めた昨今。
ウズウズと作りたくなるのは、スパイスをたっぷり使ったカレー、主人の大好物です。

ピュレ状にして冷凍保存してあったホウレン草のお片付けも兼ねて、今朝は久しぶりのカレーです。
キッチンの外にまで溢れるスパイスの香りに、主人が大喜びでキッチンに顔を出しましたよ。

トマトやズッキーニ、茄子やおくら、間もなく旬を迎える夏野菜。
これらがもっと店頭に並び始めれば、カレーの登場頻度もぐんと上昇することでしょう。
夏の先駆け、今朝はトマトと自家製フェンネルを使ったホウレン草のカレーです。

順調に育っておりますプランターのホーリーバジル。
畑に植え替えてしっかりと根付いたら、タイ料理にも着手しないとね。
夏生まれですので、夏の到来漂う今頃はつい気分が盛り上がります。
・・・実際の夏の暑さには辟易しますけどね。





じっくり煮込むカレーも魅力的ですが、今朝はささっと中〜強火で仕上げる最短カレー。
すぐに火が通る夏野菜を使ったカレーの醍醐味です。
のんびりしていると焦げてしまうので、材料は予め全て切ってスタンバイ。
  1. お鍋に油とスタータースパイスを合わせ、徐に加熱して香りを立たせます。

    ここで使うスパイスは、クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・カルダモン・クローブといったところ。
    後半3種のスパイスは、粗く砕いてから使います。
    そうそう、夏野菜によく合うコリアンダーシードも今日はここで加えてみましょう。

    スパイスが弾けて香りが立ってきたら、みじん切りにしたニンニク・フレッシュ唐辛子・生姜も加えます。
    豪快な音と共に一気に香りがひろがる大好きなシーンです。

  2. 粗みじんにした玉ねぎもたっぷりと加えます。
    ここでターメリックパウダーも加えてしっかり油となじませましょう。

    油で炒めることで、ターメリックパウダー特有の土臭さが消えて風味が増す気が致します。

  3. ターメリックパウダーがしっかり油になじんだら、ざく切りトマトを加えます。
    トマトを崩すようになじませ、ひよこ豆の茹で汁を加えましょう。

    ひよこ豆は後ほど登場するサラダ用に茹でたものです。
    ひと晩お水に浸さずとも、圧力鍋で10分加圧すれば程よく茹で上がります。
    しかもその茹で汁が美味しいのです、ひよこ豆。

    軽く煮てトマトが崩れ始めたら、粗く刻んだフェンネルの鱗茎部分・凍保存してあったホウレン草ピュレを加え、同時にパウダースパイスとお塩を加えます。

    ここで加えるスパイスは、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・カイエンペッパー。
    グリーンコリアンダーパウダーはたっぷりと。
    お塩を控えると味がぼやけてしまいますので、ここではしっかりお塩を効かせます。

    ホウレン草のピュレが溶ければ出来上がり。
    フェンネルの存在感がスパイスに負けるかと思っておりました。
    が、意外や意外、フェンネルは意外とその存在感を保つ頼もしい野菜でした。






  • 十六雑穀を混ぜ込んだバスマティライス、今朝は土鍋で。

    多めのお水で “茹でる” ように調理することもありますが、やっぱりそこは日本人。
    茹でこぼすお湯にお米の栄養が流れ出ている気がして、適量のお水で “炊く” 方が性に合っているんですね。






  • 主人お待ちかねのカレー、夏野菜の本格的な旬が待ち遠しいこと。











カレーの日はお弁当も全く同じメニューです。
結婚前、主人にプレゼントしたカレー用のお弁当箱は今も現役。
私の分は琺瑯容器に詰めて。






カレーにも使った “ひよこ豆の茹で汁” 、肝心のひよこ豆は付け合わせのサラダに。
  1. お水・カレーリーフ・極々少量のお塩を圧力鍋に合わせ、洗ったひよこ豆を加えて10分間加圧します。
    お水でも戻さずいきなり煮てしまうひよこ豆、市販の水煮ひよこ豆より食感がしっかりしています。
  2. 鶏胸肉は予め室温に戻しておき、脂肪部分を丁寧に取り除きます。

    お水 600t・お酒 大さじ3・お塩 少々・たっぷりの千切り生姜を合わせて煮立て、200tのお水を加えて少し温度を下げたところに鶏胸肉を皮面をしてにして加えましょう。
    強火をキープし、縁が沸々としてきたところですぐ火を止めて蓋をします。
    そのまま30分以上おき、予熱で火を通せば茹で鶏の出来上がり。
  3. ひよこ豆・茹で鶏・コリアンダーをボールに合わせ、胡麻油・ナンプラー・ひねり胡麻を加えて和えれば出来上がりです。











それにしても今朝はお鍋を沢山使いました。
圧力鍋に土鍋、カレーに使った大ぶりな十得鍋に小ぶりな片手鍋。

今日の朝食やお弁当とは全く関係のない “いわしのお酢煮” を拵えたのがそもそもの原因ですが、保存食は勢いで作ってしまわないとつい後回しになってしまいますからね。

いわしを煮た匂いとカレーのスパイスの香り、不思議と入り混じった朝のキッチン。
主人は家のカレーを食べると、俄然仕事欲が向上するんですって。
あら、嬉しい。





夏野菜が旬を迎える ⇒ カレーの登場頻度アップ ⇒ 主人の仕事欲向上
・・・そして8月、私の誕生日。
とは上手くいかないわね、はい。

posted by しんさん at 14:22 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月12日

しっとり胸肉のチキンライス 〜 たっぷり自家製パクチーver.

いつ頃のことだったかしら、畑の一角でひとり生えしているパクチーを見つけたのは。
冬の間は地面を這うように、それでも健気に越冬したパクチー。
暖かくなった今、待ちかねたかのように至る所で一斉に芽吹き始めました。

先日、夏用のハーブを植えてきたついでに少し摘んで参りました。
そのパクチーをふんだんに使い、鶏胸肉のチキンライスなんていかがでしょうか。

具が多過ぎてご飯が隠れてしまっておりますが、チキンの下には鶏肉の旨味をぎゅっと含んだ十六雑穀米入りのジャスミンライスが潜んでおります。

ちょっとカオマンガイにも似た佇まい。
パクチーが加わるだけでぐっとエスニックな雰囲気が盛り上がります。
せっかくですので、スィートチリソースも手作りしてみましたよ。

市販のものに比べるとすっきりとした甘さで気に入っております。
但し、情け容赦なく辛いので私は一苦労。
辛いものが大好きな主人は、相当お気に召した様子ですけどね。





ここ最近は圧力鍋で胸肉を蒸すことが殆どでしたが、今朝は気楽にお鍋を使って。
圧力鍋に比べて洗い物も少ないし、仕上がりも大満足です。

自家製パクチーをふんだんに使ったチキンライス。
もちろん鶏の蒸し汁も有効利用致します。

いつものお味噌汁の朝食も良いけれど、たまにはこんな朝食も楽しいものです。










先ずは鶏肉を蒸しましょう。
  1. 鶏胸肉は1枚。
    皮を除き、蜂蜜 小さじ1/2・お塩 小さじ1/4を順にその都度しっかりとすり込みます。
    ビニール袋に入れ、空気を抜いて10分間ほどおきましょう。
  2. お水 100cc・お酒 大さじ1強を小ぶりなお鍋に合せます。
    ここに1の鶏胸肉を浸し、薄切り生姜とネギの青い部分を散らします。

    ぴったりと蓋をして中火にかけ、全体が煮立ったら弱火にして10分間。
    火を止め、蓋を取らずに10分間蒸らします。
    胸肉のいちばん厚い部分を箸等でさしてみて、透き通った肉汁が出てこれば蒸し上がり。

    手で触れられるくらいに冷めたところで切り分け、食べるまで蒸し汁に浸してラップを密着させておきます。











スィートチリソースを作りましょう。
冷凍したフレッシュ唐辛子を使っておりますが、乾燥唐辛子でも大丈夫なのではないかしら。
  1. 唐辛子は4本・・・ですが、相当辛いのでお好みで加減して下さい。
    米酢 150tに一晩浸してふやかします。
    やわらかくなった唐辛子を縦に2等分し、箸等で種をかき出して別皿に取り分けます。

  2. 1の米酢と種を除いた唐辛子をお鍋に合せます。

    皮をむいてつぶしたニンニク
    てんさい糖 大さじ 3.5
    ナンプラー 小さじ 1/2
    お塩 小さじ1/2弱

    をここに加え、バーミックス等で攪拌しましょう。

    ここに唐辛子の種を戻し入れ、蜂蜜 大さじ1を加えてとろりとするまで煮詰めます。
    煮詰める途中、出たアクは丁寧に取ります。
    冷めるとややかたくなるので、ゆるめの段階で火を止めて冷ましましょう。






唐辛子を扱う際、指先が相当ヒリヒリします。
傷等ある場合は手袋をした方が賢明ですし、間違っても目をこすったり致しませんように。
煮詰めている際も、湯気を吸いこんだりしないようご注意下さい。










ここ数日間、鶏胸肉を茹でたり蒸したりする機会が多くありました。
なので胸肉の蒸し汁がたっぷりストックしてあります。
  • 十六雑穀を混ぜ込んだジャスミンライスも、鶏のスープで炊きます。

    普通のご飯を炊く時と同じ水加減で、蓋をして強火で煮立てた後は弱火にして10分間。
    火を止める前に数秒強火にして火を止め、後は蓋を取らずに20分程蒸らします。
    蓋を開けた途端、鶏の旨味を存分に含んだジャスミンライスの香りにクラッときますよ。






  • 折角ですので健気に成長した畑のパクチーも。

    ご飯をお皿に盛り、その上にたっぷりのパクチーとしっとり蒸し鶏。
    チリソースを添えて、とろり目玉焼きを添えれば出来上がり。











この蒸し鶏、お弁当では生春巻きへと姿を変えました。

但し有り合わせのお座なり生春巻きですから、具は貧相です。





  • 乾煎りしてざっくりと刻んだカシューナッツ、そしてパクチー、蒸し鶏だけ。
    戻したライスペーパーをキッチン鋏で2等分して巻きます。

    ライスペーパーの扱い、苦手なんです。
    大ブスな生春巻き、主人には生春巻きとは認識してもらえなかったようです。
    お弁当全体の画像は・・・ヤメときましょうね、はい。










残念な仕上がりに終わったお弁当はさておき朝食です。
蒸し鶏の蒸し汁、ネギも生姜も合わせて朝食のスープに致しましょう。






  • 味付けは何も必要ありません。
    煮立ったところに、ざくざくと手でちぎった春キャベツ、そしてたっぷりの新ワカメを加えてさっとひと煮立ちさせればそれで出来上がり。
    器に盛り、白胡麻をひねって熱々を召し上がれ。






今シーズンのパクチー、収穫好調の期待が高まっております。

パクチー、蒸し鶏、自家製スイートチリソース、そしてチキンライスの組み合わせ、主人も私も相当に気に入ってしまいました。
夏に向け、エスニック料理ブームが我が家に再度到来するかも。

そして今朝も納豆は欠かせません。
朝食のパクチーを見て大喜びしておりました主人が選んだお茶は、何故か蕎麦茶。

・・・なぜ?
でも主人の淹れてくれるお茶は、ほうじ茶でも蕎麦茶でも本当に美味しいので構いません。
構いませんが、辛いスイートチリソースに熱い蕎麦茶は少々キツぅございました。





次回は他のチョイスをお願い致します、主人。

posted by しんさん at 14:19 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月28日

久しぶりのカレー、ホウレン草のピュレと骨付きチキン

1週間ほど前、実家の母親がどっさり持たせてくれたホウレン草。

母のボーイフレンドが育てるホウレン草は、圧巻の存在感を誇る味の濃いホウレン草です。

圧力鍋で数秒加圧し、ピュレにして冷凍しておきました ⇒ ちょうどこの日の日記に ☆彡



本日はこの冷凍ホウレン草を使って、久しぶりにカレーなどいかがでしょう。


小さなお家ですので、キッチンで炒めるスパイスの香りが主人の部屋にまで届きます。

早朝の仕事をこなしているはずの主人、パタパタと足音がしたと思ったら満面の笑顔で再登場。

スパイスの香りがしたから、居ても立っても居られなかったのだとか。

・・・ちゃんとお仕事して下さいね。











スパイスたっぷり、お野菜たっぷりのカレー。

筋書き通りのリバウンドを目下ばく進中の主人に、無意味とは思いつつ唐辛子多めに参りましょう。

お腹の中側から主人の悪い脂肪が燃焼しますように・・・あぁ虚しい。

  1. 圧力鍋にスタータースパイスと油を合わせ、炒めて香りを移しましょう。

    ここで使うスパイスは、クミン・カスリメティ・ざっくり砕いたブラックペッパー・カルダモン・クローブといったところかしら。



    香りが十分に上がったきたところで、刻んだニンニク・唐辛子・生姜を合わせて加えます。

    一気に香りが立ちあがる大好きな瞬間です。

    中〜強火で一気に加熱するので、下準備と心構えはしっかりと。


  2. セロリと玉ねぎをみじん切りにして加え、油がなじんだらターメリックパウダーも加えてしっかりと炒め合わせます。

    ターメリックパウダーを炒めると、独特の土臭さが消えて美味しくなる・・・

    と私は思っております。



    さっと洗った挽き割りムングダル、熱湯を回しかけた手羽肉を加え、少量のお水を加えて鍋底からよく混ぜましょう。

    3分加圧し、圧が自然に抜けるのを待ちます。


  3. トマト缶を加えてなじませ、更に2分間だけ加圧しましょう。



    圧が抜けたらほぐしたしめじを加え、しめじに火が通ったところでホウレン草ピュレを。

    ホウレン草ピュレは、ほぼ凍ったままの状態で加えます。

    容器からするりと取り出せますからね。


  4. ホウレン草ピュレが溶けてなじんだら、パウダースパイスとお塩で仕上げます。



    パウダースパイスはいつもの通り、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・そしてほんの少しのカイエンペッパー。

    グリーンコリアンダーパウダーはたっぷりと。

    お塩もしっかり効かせるのが、味をまとめるポイントです。













主人がカレーを何より楽しみにしておりますのは重々承知の助。

ですが、やはりご飯がね、主人の体重に顕著でね、つい躊躇してしまうのです。

ですので、本日は朝・お昼と合わせてふたり分で1/2合のジャスミンライスに止めておきましょう。

ジャスミンライスに十六雑穀だけでなく、カリフラワーも一緒に炊き込んでカサ増し作戦。

  1. ジャスミンライスは崩れやすいのでそっと洗ってお鍋へ。

    十六雑穀も少し加え、お米の量 +αのお水を注ぎます。



    小分けして冷凍保存してありますカリフラワーを散らし、シャージーラも少量。

    油を極少量たらしててひと混ぜし、蓋をして強火にかけます。

    思いつきで、チキンビリヤニを拵えた時に使ったケラウウォーター (☆彡) を極々少量加えてみました。

  2. 煮立ったら弱火にして約10分。

    最後に強火にして数秒数えて火を止め、蓋を取らずにそのまましばらく蒸らします。



    うんとやわらかくなったカリフラワーをご飯に混ぜ込むよう、ふんわり混ぜて出来上がり。


    久しぶりのカレー、主人嬉しそう。
























主食がカレーであろうがなかろうが、朝食の納豆は必須のアイテムです。



しっかりお水で戻したチアシードやたっぷりのみじん切り玉ねぎ等々、薬味が納豆より断然に多いので、納豆添付のだし醤油だけでは味がたりません。

目下のところ鰹出汁を一番出汁までにし、その出がらしを佃煮風にして有効利用致しております。













  • 平らにして冷凍保存しておいた鰹節の出がらしが溜まったら、刻んで味付けをして納豆に。

    干しシイタケを加えてみたり、今回は木の芽・柚子の皮・しらす干しver.の鰹節。

    味付けが昨日の朝食にした “お刺身の漬け” の漬け汁だと聞いたら、主人も同情するかしら。



    そんな訳ですので、納豆の器はいつも山盛りな状態なのです。
























カレーの日は、朝食もお弁当もカレー。

主人の分はいつも通りカレー用のお弁当箱に詰めましょう。

私の分は、いつもは主人のお弁当箱として使っております野田琺瑯の器で。



もうひとつ欲しいのですが、なかなか入荷しない状態が続いております。

他のお店で買ってしまおうかしら。

本当に使い勝手がよいサイズなのです。


本日はカレーで楽をさせてもらいましたので、白菜の保存食作りに挑んでおります。

大豆と一緒に漬けこむピクルス風の保存食、そして簡易版のキムチ風と2種。

先立って仕込んでおいたザワークラウトは、徐々に醗酵が進んで良い状態になりつつあります。



さ、白菜の水が上がってきた頃合いです。

キムチ風のお漬物の仕込みと参りましょう。

posted by しんさん at 16:49 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

南インド 庶民の味? “ミールス” 再現?

食べることが大好きな主人です。
どこから情報を引っ張ってくるのかは不明ですが、食べることに関しては実に研究熱心。

年末辺りから南インド料理熱が再加熱した彼。
そう言えばクリスマスは見よう見まねの “チキンビリヤニ (☆彡) ” を作ったっけ。
もちろん料理するのは常に私。
主人は料理内容を指示して食材のお代を払い、当日はうっとりしながらの褒め殺し。やれやれ。

お正月休みの最終日。
主人の絶妙な話術に乗せられ、のこのこ名古屋駅付近のとあるカレー屋さんに連行されました。
彼が目指す先は南インド料理レストラン、 “ミースル” なるお料理が主人の狙い。
すっかりミースルが気に入った彼、帰りの道中、家でも食べたいを連発する始末。

・・・正直、何をもってミースルなのかはよく分かりません。

バナナの葉っぱにカトリがいっぱい並んだものを言うのか、それともウプマやワダ、ラッサム、サンバル等がその中に含まれていないとミールスとは認められないのか、でも実際楽しかった。
大きなお皿 (ターリでしたかしら?) に小さなカトリに入ったお料理がたくさん。
バズマティライスをまるでパレットのように使い、数種のカレーを自分好みにミックスしては頂く。
確かに主人でなくとも楽しいお料理でした、ミースル。

・・・という訳で、また主人の策略にまんまと乗って、お家でミールスが上の写真、本日の朝食です。

もちろん食器なんて揃えておりません。
何種もカレーを作るなんて私には無理ですので、冷凍保存してあるカレーをフル活用です。
ですが主人の嬉しそうな顔、あぁ、また自らのハードルを上げてしまった。





正直に申し上げますと、ご飯はバスマティライスではなくジャスミンライスです。
以前は双方常備しておりましたが、あまりに場所をとるのでそこは主人を説得して外国米は1種に。
今のジャスミンライスがなくなったら、今度はバスマティライスに戻りましょう。
  • ご飯の向かって左側から、先ずはヨーグルトのサラダ。
    カレーの辛みを調節するためにも、これは必須です。
    お店では確か赤玉ねぎとキュウリを使っておりましたが、わざわざ調達するつもりもありません。
    そこは玉ねぎ・セロリ・キュウリで代用。
    全てを刻み、少量のカッテージチーズと共にヨーグルトに混ぜて軽くミックスソルトで味付けを。






そのお隣 2品は、以前拵えたカレーを冷凍保存してあったもの。
米茄子・カシューナッツ・冬瓜の皮・トマトのカレー (☆彡) と、ひよこ豆とモロヘイヤのカレー (☆彡) 、相当の長期熟成です。
自然解凍し、軽く温めて器に移します。





そのお隣は、ややしなびかけておりました小松菜を使ったシンプルなお料理。
  • 小松菜をざく切りにし、ターメリックパウダー・カイエンペッパー・ガラムマサラをまぶします。
    お鍋に植物油・シャージーラ・アジョワンシードを合わせて熱し、小さな泡が立って香りが上がってきたら小松菜を加えてさっとなじませます。
    蓋をしてしばらく蒸らし、軽くお塩をふって出来上がり。






小松菜のお隣、要はご飯の右隣はムングダルのダール。
ひき割りムングダルをお粥のように煮込んだカレーです。
これも本来のダールがどんなものかは不明 (どうやら主人のように突き詰める気もないらしい) ですが、ムングダルとココナッツミルクを使った辛くないカレーです。
  • お水と挽き割りムングダルを圧力鍋に合わせ、10分弱加圧します。
    どろどろになったところでココナッツミルク・ターメリックパウダーを加え、弱火でゆっくりなじませます。

    別鍋にギー・刻みニンニク・フェンネルシードを合わせて熱し、香りが立ったところでムングダルのお鍋にジュッと加えます。
    軽くスパイスソルトで味付けをして器に盛り、カッテージチーズ・パクチーを添えて出来上がり。






真ん中に鎮座致しております器は、今朝拵えました鶏と人参のホウレン草カレー。
自家製ホウレン草をピュレにして冷凍保存してありましたので、これを使っております。
そうでなければ、朝からミールスなんて無理。
インドの家庭ではどうやって品数を揃えているのかしら・・・いつか聞いてみたいもの。
  • 数種のスタータースパイスを油で熱し、香りが立ってきたところで刻んだニンニク・唐辛子・生姜をたっぷり。
    更に香りが立ってきたら、刻んだ玉ねぎを加えて炒め合わせます。
    ターメリックパウダーも加えて馴染ませたら、お水・鶏もも肉・人参を加えてひと混ぜしましょう。
    5分強加圧した後、自然解凍したホウレン草ピュレ・パウダースパイス・お塩を加えてひと煮立ち。
    仕上げに冷凍いんげんを加えて更にひと煮立ちさせれば出来上がり。











以上、本日の我が家の朝食、南インドの定食料理 ミールス、自称ミールスでありました。
ちなみに、インドの軽く朝食はティファンって言うんですって。

そして、やっぱり納豆・チアシード・刻み玉ねぎ・焼き梅干しを添えてしまいました。










ミールスを食べに行った際、主人が私にしかけた罠です。
同じ建物の中、それはそれは気持ちの良いタオルを扱うお店がありました。
そう、このタオルに釣られて今回は朝からミースルを拵える羽目に。

可愛いウサギの耳のようなターバン、洗顔が楽しくなって困ります。





そして追加の甘い罠、段ボールいっぱいのキャンディ・クッキー・チョコレート。
正にハニートラップ。
乗せられる方が悪いのです。

次回、主人はどんな難問を出してくるのかしら。










最後は無骨な本日のお弁当。
今朝拵えたカレーをお弁当箱に詰めただけ。

ミールス、ちょっと面白いお料理です。
色々と調べてみるのも楽しいかも。
だけど主人には言わないでおこう、きっと食器を揃えてしまいますからね。

posted by しんさん at 16:16 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする