2019年02月19日

手作りキットでタイ料理2種

昨年9月、いつもより少々短めのバンコク旅行を楽しんだ際のこと。
私たちには珍しくパワースポット巡り (☆彡)などを致しました。
案内役 兼 幹事 兼 お世話係を一手に引き受けて下さったひなさん、そして手土産までのお心遣い。

彼女が選んでくれたタイ土産は、どれも私たちの好みを見事に見抜いたものばかり。
中でもタイ料理の手づくりキット、その至れり尽くせりな内容にはついニンマリ致しました。
タイ料理の食材って、1回分だけを手に入れるのが難しいものが多いのよね。

並べて眺めてニマニマしておりましたタイ料理キットですが、そろそろ使ってしまった方が良さそう。
タイのデザート、Sa Koo Tua Dum 〜 サー クー トゥア ダム です。

黒豆とタピオカがたっぷり入ったココナッツミルクです。
そうそう、この甘さって感じのココナッツな甘さに塩気がきりりと効いたタイのデザート。

黒豆もタピオカもココナッツパウダーもセットになっているので、お鍋ひとつでことこと煮るだけ。
トッピングのドライバナナとピールチョコはおまけです。
昨日拵えたデーツシロップ (☆彡) もちろりと添えてみましたよ。

タイ土産の手づくりキット、開封時はちょっと寂しい気も致しました。
でもやっぱりタイデザートの美味しさにはかないません。

美味しい懐かしい愛おしいタイ土産、せめて画像だけでもしっかり残しておくと致しましょう。
もう一方のSom Tam 〜 ソム タムは、乾燥パパイヤまで同封されているといった念の入り様。
菊芋でソムタムを拵えるのが常の私、パパイヤを使った本来のソムタムはこれがお初です。





  • サー クー トゥア ダムキットは、二つの袋が入っておりました。
    ひとつにはココナッツパウダー、そしてもうひとつは黒豆とタピオカの入ったふくろ。

    お水と一緒に黒豆とタピオカをコトコト煮たら、後はココナッツパウダーを加えるだけ。
    お水の量も茹で時間も細かく明記してあってちょちょいのちょい。
    量もぴったりのふたり分。

    少々地味でしたので、バナナチップと手作りピールチョコレート (☆彡) をトッピング。
    手作りのデーツシロップ (☆彡) は何にでも寄り添ってしまう万能の甘みです。











お鍋ひとつで着地してしまったサー クー トゥア ダム。
時間に余裕もあることですし、有り合わせの生春巻きなどひと巻き。

作り置きしてあった鶏胸肉の茹で鶏を使って、在庫野菜と合わせてこちらもちょちょいのちょい。
やわらかな春キャベツをたっぷり巻いて、アボカドのグリーンが映える人参の赤。

火を見るよりも明らかな有り合わせですが、このやわらかな透け感は作っていて楽しいもののひとつ。






  • アボカドは変色防止の為に極少量のレモン汁をからめ、みじん切り玉ねぎと合わせます。
    ぬるま湯に胡麻油を数滴垂らしてライスペーパーをくぐらせ、お水で湿らせたキッチンペーパーの上に。
    千切りキャベツ、さっと茹でたインゲンとスティック状の人参、鶏胸肉の茹で鶏、そして薄切り人参とアボカド。

    昨日のお菜用に拵えたカオマンガイ風ソース ( うーんと後半ですが ☆彡) で召し上がれ。





    鶏胸肉の茹で鶏は、週末作って茹で汁に漬けた状態で冷蔵保存しておいたもの。

    予め室温に戻しておいた鶏胸肉は、全体をフォーク等でしっかり突いてからお砂糖、お塩の順にその都度丁寧にすり込みます。
    多めのお水をしっかり煮立ててお塩を加え、やや50t程度のお酒を注いで温度が少し下がったところに皮面を下にして胸肉を加えます。

    ぐらぐら煮立たせないよう弱火にし、蓋をして8〜9分。
    蓋をしたまま20分以上放置すれば、しっとり茹で鶏の出来上がりです。










何だか可愛らしいソムタム手作りキットのレシピ。






  • ピーナッツの在庫がなくて、アーモンドで代用。
    干しエビと一緒に予熱なしのオーブン160℃で10分ローストしてから、同封の乾燥スパイスと一緒に搗いて風味をひろげます。

    棒状に切った人参、そしていんげん、週末に収穫した菊芋も入れてキットのソース。
    すりこ木で搗きながら材料をなじませます。

    最後にお水で戻したパパイヤを加えて出来上がり。






クロックとサークはすり鉢とすりこ木で代用。
タイ料理教室で拵えたソムタム、あのクロックとサークが奏でる独特なキョンキョン音が懐かしい。











タイ料理手作りキットのお昼ご飯。

今度バンコクに行ったら、キットを沢山買ってこよう。











キットのおかげで余裕の朝ごはん。
今週のイワシは脂がのっていてとても美味しい。

生春巻きの具にもなった春キャベツはお味噌汁の一員にも。
やわらかな葉っぱに春を感じます。

あら、大変。
もうこんな時間。
ラジオ英会話の時間です。

旅行を楽しむ為にも英会話は必須ですからね。
さ、お勉強。

posted by しんさん at 15:48 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月05日

ビーツの生春巻き

久しぶりにふと生春巻きなど食べたくなりました。
生憎それらしい材料などありませんが、在庫野菜を寄せ集めて巻くだけのお座なり生春巻き。

昨日拵えたアボカドサラダ、自家製の不器量なビーツやルッコラ・・・
あ、これじゃお片付け生春巻きですね。

自家製ビーツがまるでシイタケの甘煮のようです。
まだまだビーツの扱いには慣れておりませんが、蒸しただけのビーツの存在感に驚きました。
甘い!

ゴワゴワしたビーツの葉っぱは加熱向きだと思っておりましたが、いえいえ、生食でも対応可。
ルッコラに紛れてこっそりライスペーパーで巻いたビーツの葉っぱは、実にも負けない程の存在感。
その毒々しいまでの赤い色素も水溶性らしく、手や布巾にべったりついたビーツカラーもお水で簡単に流れます。

うん、益々興味がわいてきましたよ、ビーツ。
3月になったら栽培拡大と参りましょう。
先ずは栽培に失敗した現ビーツを使い切るべく事前研究といった段階ですね、今は。





前回はビーツをオーブンでじっくりグリルしてフムスにしました ⇒ ☆彡
今朝は圧力鍋で一気に蒸してみましたよ。
  1. ビーツは野菜ブラシで綺麗に洗い、圧力鍋で10分蒸します。
    小さな出来損ないな自家製ビーツ、やわらかく蒸し上がった後は簡単に皮がむけます。
    皮を大まかに剥いて輪切りにしましょう。

  2. ライスペーパー同士がくっつくのを防ぐため、ぬるま湯にほんの数滴胡麻油をたらします。
    ここにさっとライスペーパーをくぐらせ、お水で湿らせたキッチンペーパーの上に。

    千切り人参、ルッコラ、ビーツグリーン (ビーツの葉っぱです)、厚みを半分にした茹でエビ、粗くほぐした鶏ささ身の茹で鶏等々、在庫の食材を並べて巻くだけ。
    味付けした食材を巻くので、今回ソースはナシで良しと致しましょう。

    ビーツの葉っぱ、しっかりと噛み応えはあるのにスジっぽくなくてお勧めです。
    エグ味等は全く感じませんよ。

    こうして後から考えると、刻んだナッツも良かったかしら・・・アイデアが次々浮かびます。











早朝から自室にこもってお仕事をしている主人。
そんな主人に申し訳ない程簡単なお弁当です。

先日、トムヤムクン風味の玄米炊き込みご飯に使ったトムヤムペースト ⇒ ☆彡
残しておいた半量で本来の実力を発揮してもらうべくトムヤムクン。
今日はトムヤムクンとお座なり生春巻きをお弁当に致しましょう。

もちろん生春巻きに巻けないくらい、代用だらけのお座なりトムヤムクンですけどね。





  1. タイの乾燥ハーブやトムヤムペーストがセットになったトムヤムペーストセット。
    昨年バンコクを訪れた際に頂いた思い出のペーストです。
    裏書きをしっかり読んで、そう出来るところはその通りに進めます。

    先ずは乾燥ハーブをお水と合わせ、里芋等の根菜を加えて火を通しましょう。
    香りが抜群に良いコリアンダーの根っ子部分、細かく刻んでここで加えます。
  2. 全体が煮立ったらマッシュルーム、マイタケ、有頭エビ等を加えます。
    ペーストも加えてひと煮立ちで、はい、出来上がり。
    器に盛り、たっぷりのコリアンダーを。






日本人向きに脚色していないトムヤムペースト。
具は代用ばかりとは言え、やっぱりしっかり美味しいです。
ヒナさんはお元気かしら。










今朝の主食は母作の混ぜご飯。
昨日お弁当箱の蓋を開けてクスッと笑ったしまったのは、ご飯に大豆が炊き込んであったから。
母と娘、節分だから大豆、発想が同じです。

今朝はね、どぅみぃ (私のことです) 好みにお茶のタンニン感を濃いめに抽出してみたんだ。
ワクワクした顔が目尻の辺りでこっちを見ています。
・・・うーん、いつもと変わらないかな、美味しいほうじ茶です。





主人の追求体質には繊細な柳桜園茶舗の方が合っているかもね。
ちょっと油断するとまるで味が変わってしまう気まぐれなほうじ茶葉の方が、ね。

posted by しんさん at 14:16 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月06日

妄想 “Vada (ワダ)” 〜 第2弾

こうして毎日お料理をしていると、キッチンに不要なものも増えてきます。
買った当時は考えた上に購入し、それなりに愛用してきた物でも、特に食材に至っては使い切る前に飽きてしまったり、意外と調理法が大変だったりして陰に追いやられてしまった物、とか、ね。

今の私にとって、 “ウラド豆” が正にそれ。

インド料理が好きな主人と一緒に、取り寄せるスパイスを検索していて目に留まった “ウラド豆”
いえ、使い勝手が悪い訳でもないし、カレーやサラダにしても美味しい良い食材なのです。
なのですが、いくら圧力鍋で調理してもたまに当たるのです、ガリっとしたかたいウラド豆に。

その “ガリっ” がこわくて、お料理する気分が損なわれてしまって、挙句目の上のたん瘤状態。
酷い話です。

なのでまた拵えてみました、ウラド豆をお片付けすべく “妄想 Vada (ワダ)” の第2弾。

第1段の妄想とはその調理法が違います ⇒ 2018年05月09日
元々のワダは、今回の調理法の方が近いのではないかしら。
ウラド豆をペースト状にしてスパイスを混ぜて揚げる、のですから。

ただし、多くのレシピを見ていると、もとのウラド豆の状態からして異なりますけどね。
皮がむいてあったり、ひきわりにしてあったり、同じ豆でも多様なのがインド食材の楽しいところ。

ペースト状にしたウラド豆に思い付きでじゃが芋を加えてみたり、私の妄想は止まる所を知りません。
備忘録する必要もないお料理ですが老後の為に。

こーんな料理作っていたんだね、若気の至りだね。
進化したスマホを片手に、主人とそんな話が出来れば、と。
あと20年もしたらそうなるのでしょうね。





前回はお水に浸したウラド豆を炒って、更にブレンダーで粉砕して生地を練っておりました。
今回は水に浸したウラド豆をそのままペースト状にします。
“がリッ” がこわいので、兎にも角にも粉砕が条件なのです。
  1. ウラド豆を綺麗に洗い、たっぷりのお水に半日以上浸しておきましょう。
    ザルにあけて水を切り、ウラド豆の浸け水を適宜加えながらフードプロセッサーでペースト状にします。

    じゃが芋・玉ねぎ・生姜・ニンニク・唐辛子・ヨーグルト・塩・クミンシード・コリアンダーシード・黒胡椒・カレーリーフを加えて更にフードプロセッサーで混ぜ込めば生地の出来上がり。

  2. 太白胡麻油を低温に温めてじっくりと両面揚げます。

    やわらかな生地なので、ドーナツのように成形は出来ません。
    軽く手の平をお水で湿らせ、ざっと丸めた生地をそっと油の中に落とします。
    菜箸で生地の中心に穴を開けてドーナツ状にし、綺麗に色付いたら裏返しましょう。

    両面こんがり揚がったら、網の上に並べて油を切ります。











形はドーナツですが、これっポッチも甘くなくスパイシー。
およそ日本ではなじみのない風味です。

妄想料理だけにわざわざフードプロセッサーを使うのも不本意ですので、もう一品。
作り置きしてあるおからのお片付けも兼ねて、一石二鳥と参りましょう。





  1. 多めに作っておいたおからの炒り煮をフードプロセッサーへ。
    刻みネギ、水を切った鯖缶の身、刻みネギ、卵白 (タルト生地を作った残りです) を合わせて軽く粉砕しましょう。

    冷凍枝豆を解凍して莢から出し、混ぜ込みます。
  2. 手に胡麻油をぬりながら成形し、オーブンシートを敷いた天板の上に並べます。
    ペコリーノロマーノをすりおろして上に散らし、180〜200℃のオーブンで15分。

    即席ナゲット風の出来上がり。






もうひとつ、簡単なデザート風。
  • レモン汁をまぶしたりんごと柿を合わせ、ヨーグルト・ココナッツミルクパウダーを加えて和えるだけ。
    柿のねっとりした甘みと、リンゴのすっきりした甘み、ヨーグルトの酸味とよく合います。











今週は本腰を入れてウラド豆のお片付けに挑みます。
ウラド豆の瓶がひとつ減ったら、さぞや棚の中がすっきりすることでありましょう。

・・・まぁ空いたスペースに大福豆が並ぶだけですけどね。
既に次の豆が買ってあるからお片付けに励んでいるのです。

今朝の主食は釜たまうどん。
ナゲットに使った鯖缶の残りは、缶汁ごとお味噌汁でお片付け。





今日は午前中かかってずっと “腹巻き” の検索をしておりました。
愛用していた腹巻きがシーズンオフの間にヘタってしまっていたので今年は買い替えです。

ユニクロでヒートテック靴下も発注しました。
主人、初めてのヒートテックハイソックスはお気に召してくれるかしら。
冬の畑仕事は寒いですからね。

posted by しんさん at 15:27 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月04日

ウラド豆とお豆腐のかりんとうドーナツ

本日のお弁当です。

・・・唐揚げ・・・に見えますよね。
実際、当事者の私が今この画像を見てもそう思いますもの。
しかも相当に味の濃い、粉が所々厚付きの粗悪な唐揚げ、揚げ過ぎた唐揚げ・・・にね。


でも違うのです、これ、唐揚げではありません。
堂々と言うようなものでもありませんが、ドーナッツです。

“ウラド豆” なる豆をご存じでしょうか。
インド料理に多用される小粒で真っ黒な豆です。

主人が一時インド料理に凝った際 (本人曰く今でも凝っているそうですけど) 、しばしばインド料理のレシピを一緒に見ておりました。
その時に見かけた馴染みのない豆、それがウラド豆でした。
豆好きの好奇心がうずいて取り寄せてもらったは良いけれど、これがなかなか手強いヤツでして・・・

いえいえ、豆ですからね、そこはスープやサラダに引く手はあまた。
ですが、時々圧力鍋で加圧してもやわらかくならない猛者が料理の都度数粒は存在するのです。
サラダを食べていてガリッ、スープやカレーを食べていてガリッ。
いつしかウラド豆から興味も薄れ、扱いやすいひよこ豆やムングダルばかりを手にするように。





そんなウラド豆ですが、折角取り寄せてもらったのですもの。
無下にせずそろそろお片付けしようか、そう数ヶ月にいちど自らを奮い立たせること過去数回。

粉砕したウラド豆で素朴なドーナツを揚げ、かりんとうドーナツ風に仕上げてみました。
ちなみに前回のウラド豆料理はこんな感じ ⇒ インド料理のワダを妄想してみました ☆彡

見た目は唐揚げ?おかき?な器量悪しドーナッツです。
ですが、このゴツゴツした感じ嫌いではありません、いえ、むしろ好きかも。
見た目はこんなでも、材料は優等生ばかり。
主な材料はウラド豆とお豆腐、ベーキングパウダーも使っておりません。





・・・それにしても不細工だこと。





  1. ウラド豆は1/2カップ。
    洗ってたっぷりのお水に一晩浸しておきます。

    ザルにあけて20分ほどおいて水を切り、フライパンで乾煎りしましょう。
    中〜弱火で全体がさらっとするまで。
    真っ黒な豆なので焼き色が分からないのが難しいところですが、そこはカンを働かせて。

  2. 炒ったウラド豆を2〜3回に分けてコーヒーミルで粉砕します。

    木綿豆腐 150gを特に水切りもせずそのまま加えましょう。
    卵 1個・ココナッツシュガー 25g・刻んだ自家製の塩レモン (☆彡) 適量を合わせ、バーミックスで滑らかに攪拌します。

    後ほどお砂糖をからめるので、ここで加えるお砂糖は相当抑えてあります。

  3. 太白胡麻油を低温に温め、ウラド豆生地をスプーンですくってそっと落としていきます。
    低温のままじっくりゆっくり揚げ、焼き色がついたら裏返して同じく低温でゆっくり揚げます。
    網にとってしっかりと油を切りましょう。

    ・・・もはや黒はんぺんにしか見えません。
  4. さ、フライパンの油を綺麗にふき取って仕上げです。

    てんさい糖 大さじ1.5、お水 小さじ1/2をフライパンに合わせ、弱〜中火でお砂糖を煮溶かします。
    ふつふつと泡だってきたところに3を加え、素早くからめましょう。
    仕上げにシナモンパウダーをふり、網の上で乾かせば出来上がりです。

    仕上げのお砂糖をもう少し増やしても良かったかしら。
    主人の目からはこれはスコーンだったようです。

    ・・・ドーナツですよ、ウラド豆の。
    栄養と愛情たっぷりのね。










ウラド豆の不思議なドーナッツには、野菜たっぷりのサラダを添えましょう。
在庫食材を手当たり次第のごちゃ混ぜサラダ、我が家の定番です。






  1. 人参と蓮根はそれぞれいちょう切りにし、お塩とお酢を加えた熱湯でさっと茹でます。
    アーモンドは乾煎りして粗く刻みましょう。
  2. ボールにアボカド・みじん切り玉ねぎ・お塩 (ベトナム土産のレモン塩を使いました) ・極少量の赤ワインビネガーを加えて和えます。

    1を加え、レーズン・市販の蒸し雑穀を加えて黒胡椒をたっぷりと挽きましょう。
    丁寧に和えれば出来上がり。











一時は下火になっていた主人の食材調達魂、最近になって再加熱したようです。

先日はお酢の一升瓶を数本取り寄せ、フードストッカーに収まらずこれ見よがしに並んでおります。
近々尾鷲の鰹を使ったなまり節が何パックか届くようですし、シチリアのレモン汁は大瓶が数本届くとか。

食材調達をこよなく愛する主人ですが、最近のお気に入りはこちら。
イワシの丸干しです。






  • カキンっと凍ったイワシの丸干しが発泡スチロール製の冷凍保存箱にぎっしり。
    このイワシが兎に角大きくて、最初はまた主人が要らぬものをとも思いました。

    彼の反省を促す為にも試しに焼いてみたところ、これが本当に美味しい。
    お水で湿らせて軽く揉んだオーブンシートをフライパンに敷き、凍った状態のままイワシを並べて蓋をし、中火でじっくり両面焼きます。

    ふっくらした身、程良い塩気、蓋をしてフライパンで焼くのでお片付けも簡単。











サンマサイズのイワシを今朝は朝食の一品に。
今年の秋は高価なサンマを買わず、このイワシで十分とも主人と話しています。

台風21号の影響で随分と風が強くなってきました。
雨も激しさを増し、横に流れるようにふり始めました。





と、主人の帰宅。
本格的な雨風になる前に帰宅しました。
さ、お部屋を譲りましょう。

posted by しんさん at 13:35 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月09日

妄想 “Vada (ワダ)” と有り合わせカレー

『豆』 が大好きな私にとって、インド食材サイトやインド料理サイトをウロウロするのは危険な行為。
豆を多用するインド料理だけあって、聞き慣れない豆やそれらを使ったお料理が満載ですもの。

今朝の主役となりました食材 『ウラド豆』 。
そんなサイトをウロウロしていて、聞き慣れない食材につい買ってしまったもののひとつです。
真っ黒で小粒なウラド豆、サラダやカレーにすることが多いようなのですが、そればかりではつまらない。

地味な上に器量の悪い画像ですが、これが素朴でなかなか美味しいのです。





“Vada (ワダ)” というインド料理をご存知でしょうか。
実は私、存じませんでした。
何でも、お水に浸したウラド豆をピュレ状にしてドーナツ型に揚げたインドの軽食だそうです。

豆だけでなく、じゃが芋で作ったものもあるそうですが、私はつい先日まで存じませんでした。
せっかくウラド豆が手元にあるのだからと、妄想して揚げたのが上の画像 妄想 Vada (ワダ) です。
ベーキングパウダーを使っておりませんので、ぎゅっと目の詰まった素朴な生地です。
生のウラド豆をピュレ状にするのではなく、炒ったウラド豆を粉末にして揚げてみました。





何故そんな手間のかかる事をしたのか申しますと、当初はウラド豆粉でナンを作る予定だったから。
ウラド豆を使ったナンなんて、美味しそうじゃありません?
それが生地を作る時点で既に無理だと確信し、速やかに諦めこうなったという訳です。

妄想ワダを主食に、今日は朝からカレーです。

・・・と申しますか、我が家でカレーを拵える日は朝・お昼とカレーであることが常なのですけどね。

いつもの力技でここに落ち着いたワダではありますが、これが主人にもなかなか好評。
何より、素朴でほんのり甘いワダは私の大好きな味ですから、今後の為にも備忘録、と。





以下の分量で、妄想ワダではありますが4つ分です。
  1. ウラド豆 1/2カップは、たっぷりのお水に1日浸しておきます。

    これをザルにあけてしっかりと水切りをし、フライパンでさらりとするまで乾煎りしましょう。
    中〜強火で菜箸で丁寧に混ぜながら、フライパンを揺り動かしながら、焦がさないように。
    これをミルで粉砕すると、120g強のウラド豆粉になりました。

  2. しっかりと生地を捏ねてナンにするつもりでしたので、フードプロセッサーを使用致しました。
    が、捏ねる必要もありませんので今後はボールで大丈夫かと。

    粉状にしたウラド豆 120g強 (正確には122gです)
    薄力粉 60g (全粒粉 10g・普通の薄力粉 50gです)
    をビニール袋に合わせてよくふり混ぜ、フードプロセッサーに移しましょう。

    ヨーグルト 55g
    牛乳 大さじ4
    てんさい糖 大さじ1
    お塩 適量
    以上をフードプロセッサーに加え、高速で回転させてなじませましょう。
    これをボールに移し、ニゲラを適量加えて生地の出来上がり。

  3. 手の平をお水で湿らせ、生地の1/4量をとってざっと丸めます。
    人差し指で中央に穴をあけながらドーナツ型にまとめ、熱した揚げ油にそっと移しましょう。
    やわらかな生地ですが、手の平をお水で湿らせれば案外ベタベタせず上手くいきます。

    揚げるというより、多めの油で揚げ焼きといったところでしょうか。
    両面こんがりと揚げて網の上へ。
    しっかりと油を切って出来上がり。






カレーは鶏の胸肉をたっぷり使ったチキンカレーです。
冷凍保存してあったホウレン草のピュレ、トマトの水煮と野菜もたっぷり。

彩りには、莢から出して冷凍してあった枝豆を使ってみました。
日本酒のおつまみの残りを有効利用した、そんなところです。
  1. 油とスタータースパイスをお鍋に合わせ、中火で香りを引き出します。
    ここで使うスパイスは、クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・クローブ・カルダモン。

    ブラックペッパー・クローブ・カルダモンは、予め粗く砕いておいて加えます。

    スパイスの香りが上がってきたら、みじん切りにした生姜・ニンニク・生唐辛子を加えます。
    ホットな香りが一気に上昇します。
    更に刻んだ玉ねぎをたっぷり加えて炒め合わせ、ここでターメリックパウダーを加えましょう。
    油となじませるようにしながらしっかりと炒め合わせます。

  2. トマトの水煮缶を加えて全体になじませ、ひと口大に切り分けた鶏胸肉も加えましょう。
    蓋をしてしばらく煮た後、マイタケ・ホウレン草ピュレを加えて煮ます。
    ほうれん草ピュレは半解凍の状態で大胆に加えて全く問題なし。

    ほうれん草ピュレがなじんだら、パウダースパイスとお塩を加えて仕上げます。
    カイエンペッパーは控えめに、ガラムマサラはそこそこ、コリアンダーパウダーはたっぷりと加えましょう。

    お塩を控えめにするとボヤっとした仕上がりになってしまいます。
    塩はキリっと効かせましょう。

    火を止める直前に冷凍枝豆を加えて出来上がり。











カレーの上に散らしてあるのは、木綿豆腐の塩麴漬け (この日の日記にて ☆彡 )です。

お家で食べるスパイス満載のカレーが大好きな主人。
カレーの日は朝もお昼もカレーが良い、そう主人が主張するのでカレーの日は私もホッと息抜き。
いつもよりうんと楽をさせてもらえます。

私の分もお皿に盛り付けて。

ウラド豆の妄想ワダ、怪我の功名レシピとは言えすっかり気に入ってしまいました。
次回は本来の手順で試してみようか、いやいやこのまま妄想ワダで突き抜けようか、悩むところです。






大根と人参があったので、こちらも見よう見まねではありますがアチャールなど。
  1. 大根と人参は繊維に沿った千切りに。
    少量のお塩を揉み込み、しんなりするまでしばらくおきます。
  2. その間にコリアンダーを刻み、ボールに移しましょう。
    レモン汁・カイエンペッパー・すりおろしにんにく・お塩を加えて混ぜ、しっかりと水気を絞った1を加えて和えます。
    冷蔵庫でひと晩寝かせて出来上がり。











主人は辛いものが得意なのですが、私はどうも・・・
激辛派に憧れてどうにか辛党の仲間入りをと挑んだ時期もありましたが、どうやら辛過ぎる食べ物は性に合わないようです。

主人に合わせてカレーは辛めにしてありますので、朝食がカレーの際は乳製品が欠かせません。
今朝はいつものヨーグルトに加え、チャイ風に牛乳とアーモンドミルクで煮出した紅茶など。

アーモンドミルクを使ったのは、単に在庫があったからだけのこと。
ですが甘い香りにホッと和みます。





カップの底には、先月の今頃に届いた宅配野菜の中にあった生姜を使った甘いシロップ。

随分と前に拵えたものですが圧力鍋で簡単、生姜風味のシロップは毎朝のヨーグルトに。
やがては生姜も何らかのお料理に有効利用することでしょう。
  • 生姜は泥付きで140g弱、綺麗に洗ったら130g弱になりました。
    薄切りにして圧力鍋に移し、ザラメ糖を100g、シナモン、クローブを加え、お水を400t注いで強火にかけます。
    アクが出たら丁寧にすくい、10分間加圧して出来上がり。






今日も長い長い備忘録になってしまいましたが、多くは冷凍食材だったりするので余裕です。

最後に備忘録したこの生姜シロップ。
そうね、お砂糖もそれ程の量使っておりませんので、早々に使い切らないといけません。
そろそろお片付けメニューを考えないと。





明日は木曜日。
今から週末が待ち遠しい、いや、まったり主人と飲むお酒が待ち遠しい。
・・・昨晩飲んでしまったので今日はお酒は控えましょ。
平日禁酒のルールはなかなか難しいものです。

posted by しんさん at 15:39 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする