2020年08月19日

もち麦入り◆緑豆ココナッツミルクぜんざい〜カラフル白玉ver.

耳を疑うような最高気温に不安を抱きつつ、つい最近買い替えたクーラーの優しい冷風に夜な夜な守られながら熟睡致しております。
本当にね、最近痛感致しております、幸せは良い睡眠から、と。
あれ?ちょっと違う?

夜の9時には就寝、そして朝の4時には自然の目覚め、時々楽しい夢を見てはへへへと笑う。
今朝も最近は明るくなるのが遅くなった窓を開け放してたった10分間のストレッチをし、ラジオ英会話を聞きながら主人のワイシャツにアイロンをかけ、いざとばかりにお料理開始。

カラフルな白玉団子を見て、ひとりうっとり悦に入るのでございます。

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白・黄色・ブルー・ピンク、賑やかな4色の白玉団子。
その下には穏やかな甘さの緑豆ぜんざい。

今日は初めての食材、もち麦を加えてツプッとした食感を補ってみました。
ココナッツシュガーで角のない甘みを添えた緑豆、そしてココナッツミルクが抜群の相性です。

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カラフルな白玉団子の着色はもちろん天然の食材で。

今年は畑に蒔いたバタフライピーの種が全て発芽し、今鮮やかなブルーのお花を次々と咲かせています。
小さなバタフライピーのお花ですが、その存在感は絶大です。
お花をせっせと摘んでは乾燥させて保存しているのですが、毎日畑に行けないのが少々残念なくらい。

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お茶にすると少々躊躇するほど深いブルーなバタフライピーではありますが、白玉団子にするとこの淡いブルー。
ピンクの白玉団子は自家製ビーツのピクルス液、黄色は資生堂のコラーゲン、そして白はお豆腐です。

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水から引き上げるとさらにカラフルなのが嬉しい。
そして何よりお手軽なのも嬉しい。

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甘さを抑えたしっかりとお豆の味がする緑豆ココナッツぜんざい、カラフル4色の白玉団子、そしてその隙間隙間には3種類のナッツを散らしました。
きな粉とデーツシロップのトッピングも大正解、うん、美味しい。

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お盆が過ぎて秋に向かっているとは言えこの暑さですもの。
甘さ程よい、それでいてもち麦、緑豆、ナッツ等々の栄養補給も期待できるこの類のデザートが嬉しいのです。

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◆材料(参考になりそうもありませんが)

  • 緑豆 適量
  • もち麦 適量
  • お水 たっぷり
  • ココナッツシュガー 適量
  • ココナッツミルク 適量
  • お塩 ひとつまみ


  • 白玉粉 25g
  • 木綿豆腐 40g
  • 白玉粉 25g
  • 資生堂のコラーゲンドリンク 20g強

  • 白玉粉 25g
  • ビーツのピクルス液 20g強

  • 白玉粉 25g
  • バタフライピーを煮出したお茶 20g強



  • 胡桃・カシューナッツ・アーモンド(予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしておきます) 各適量
  • クコの実 適量
  • きな粉 適量
  • デーツシロップ 適量

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◆作り方

  1. 緑豆は洗い、ひと晩たっぷりのお水に浸しておきます。
    浸け水ごと圧力鍋に移し、必要ならばたっぷりとお水を補いましょう。
    もち麦を加え、10分間加圧します。

    圧が抜けたら蓋をとり、ココナッツミルクとココナツシュガーを加えてひと煮たち。
    お塩をひとつまみ加えて仕上げます。
    粗熱が取れたら容器によそっておきましょう。

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  2. 干したバタフライピーをお鍋に適量入れてお水を注ぎます。
    ゆっくりと煮立ててしばらくおき、蓋をして十分に蒸らしたら漉します。
    深いブルーのバタフライピー、神秘的です。

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  3. 白玉粉、それぞれのカラーの材料をビニール袋に合わせて捏ねます。
    たっぷりの熱湯で茹でて冷水にとりますが、ビーツのピクルス液は色落ちするので一緒に茹でないほうが賢明。

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  4. 緑豆ぜんざいの上に白玉団子を並べ、ローストしたナッツ類で隙間を埋めます。
    きな粉をふってデーツシロップをちろり、クコの実を散らして出来上がり。

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緑豆を茹でた後の圧力鍋をさっと洗い、お昼のお菜をちゃちゃっと一品。
圧をかけてくたっとやわらかく煮た玉ねぎに、葛粉でとろみをつけたあんかけ風の一品です。

ひき肉そぼろに見えますが実は大豆由来のベジミート。
この時期、緑豆ぜんざいと一緒に程よく冷やして食べると美味しいのです。

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  1. タマネギは根の部分を切り離さないように縦4等分します。
    鶏ガラスープ・お酒・白だし醤油を合わせて注ぎ、ざく切りトマトを加えて3〜4分加圧しましょう。
  2. やわらかくなった玉ねぎをそっとすくって器に移します。
    お鍋に残った煮汁にベジミート・刻んだマイタケ・葛粉を加えてしばらくおきましょう。
    葛粉のかたまりがなくなったら徐に火にかけ、とろりとするまで混ぜながら加熱します。
    オイスターソースと白味噌を加えて味を調え、玉ねぎの上にたっぷり回しかければ出来上がり。

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産直アウルさんで取り寄せた三重の地鶏、その鶏ガラでとった鶏ガラスープが目下のところ大活躍致しております。

昨日はこの鶏ガラスープを使って、お味噌風味のこんにゃく冷麺を慎ましやかな夕食に致しました。
今日のお昼用に拵えた玉ねぎのあんかけ風もこの鶏ガラがベースとなっております。
今朝はこの鶏ガラスープを使って冷や汁、そして炊き立てご飯にかけて・・・と思っていたのですが急きょ取りやめ。
主人は朝のこの具沢山のお味噌汁が大好きなのですから。
お味噌汁に冷や汁にご飯に・・・では塩分も取りすぎですものね。

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ま、それで卵かけご飯をしていてはあまり意味もないように思えますが。
主人にその旨伝えましたところ、僕は冷や汁でも構わなかった、と。
うーん、複雑。





たった今、先日『おうちでイオン』で予約注文致しました玉ねぎ5キロが配達されました。
産直アウルさんと言い、おうちでイオンと言い、すっかり農協直売所や実店舗とは疎遠になってしまった今。
私、全くのストレスフリーです。



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posted by しんさん at 14:28 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月31日

甘くて辛くてちょっとしょっぱいモロッカン スパイス ミックスナッツ 〜 簡略版カレーペーストver.

SNSで時折表示される“〇年前の今日”といった類の画像。
もうそんな昔のことなんだ・・・なんてその日の夕方、ぐい呑みやワイングラス片手に主人と懐かしむことも最近はよくあります。
大抵は旅行の画像ですが、そんな旅行もしばらくは控えるつもり、いや、そもそも行けないものね。

最近頻繁に表示されるのが3年前のアメリカ旅行。
3年前のちょうど今頃、主人が運転するレンタカーで主人好みのワイナリーを巡りました。
旅の後半、ワイナリー巡りを堪能した後はゴールデンゲートブリッジを目指し一路サンフランシスコへ。
サンフランシスコで宿泊したリッツカールトン・・・は無視して、近所のインターコンチネンタルホテルのバーへ。

その名の通り “Top of the Mark”、19階のバーで主人はマティーニ、私はアイリッシュコーヒー、あぁなんて鉄板(☆彡

その時に摘まんだナッツが美味しくて、作り方を教わるも料理の名前がわからないでは何ともなりません。
ですがそこは数少ない私の特技、どうやらあのナッツ、『Moroccan Spiced Nuts』というものだと判明致しました。

聞いたレシピと手順も同じ、料理名が分かればこちらのもの。
在庫の食材を寄せ集め、ついでに早々に使い切ってしまいたいスパイスペーストのお片付けも兼ね、いつもの材料ありき、名前だけのモロッカンスパイスナッツ、作ってみました。

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ちょっと焼き過ぎてしまった感は否めませんが、見た目ほどのダメージもありません。
少なくとも主人は相当気に入ってくれたようなので、これはこれで良しとしましょう。

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本来ならば数種のスパイスをミックスした、いわゆるモロッカンスパイスミックスで拵えるようです。
ですが今日の私のいちばんの目的は、主人が随分と前にクリックショッピングしたカレーペーストを使い切ること。

ペースト状になっているとは言え、もとはスパイスですもの。
似たようなものが出来るのではないかしらと。
もちろんサンフランシスコのバーで食べた例のナッツとは少々、随分と異なる佇まいではありますが、これはこれで、うん、美味しい。

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ちょっと甘くて、そしてしっかりスパイシーで、ほんのりしょっぱい3種のナッツとひよこ豆。
作りかたは至って簡単ですよ。





◆材料

  • ひよこ豆 1/2カップ
  • 胡桃・アーモンド・カシューナッツ 各35g

  • ホットカレースパイスペースト 大さじ2
  • デーツシロップ 大さじ2
  • てんさい糖 大さじ1

  • 仕上げ用のてんさい糖 適量

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◆作り方

  1. ひよこ豆は洗ってたっぷりのお水にひと晩浸しておきます。
    ザルにとって水を切り、圧力鍋に移してたっぷりのお水とお塩をほんのひとつまみ。

    10分加圧した後、ザルに移して水を切ります。
    更にキッチンペーパーに挟んで水気をしっかりとおさえ、予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストして乾かしておきましょう。

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  2. ナッツ3種は合わせて予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしておきます。
    1のひよこ豆と一緒にしておきます。

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  3. フライパンにカレーペースト・デーツシロップ・てんさい糖を合わせ、中〜弱火でゆっくりと煮溶かします。

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    カレーペーストが溶けて全体が沸々と泡立ってきたら、2のナッツ類を一気に加えて素早く菜箸でなじませましょう。

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  4. オーブンシートを広げた天板の上に出来るだけ重ならないようにひろげます。

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    160℃のオーブンで30分、10分ごとに全体をざっくり混ぜながら水分を飛ばします。
    次回はもう少し温度を下げてみましょうか。

    5分ほどオーブン庫内に放置してから、てんさい糖を適量ふって全体にまぶします。
    オーブンシートごと網の上に移して冷ませば出来上がり。

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金曜日になると普段以上に食材が貧困します。
お豆腐・ベジミート・ひじき等々を合わせて拵えた苦肉の策ハンバーグ(風)を、セミドライトマトのオリーブオイル漬けと一緒にジャーに詰めてお菜としましょう。

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主人曰く、なんかよく分からないけれど美味しい、と。
優しい人です。





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鼻が利く主人でなくとも、このスパイスペーストの香りは印象的でしょう。
早朝のお仕事の合間、主人がキッチンに走り込んできました。

『今日はカレー?カレーだよね?カレーなんだよね?』

期待させて申し訳ない。

カレーの香りが漂うキッチンでの朝食です。
スパイスの香りにイワシ香が混じった今朝のキッチン。

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今日は朝から忙しいお天気です。
土砂降りかと思えば青空、その繰り返し。
そして近畿地方では梅雨明けとか。

主人が帰宅したら、今日は歯医者さんの定期健診です。
そして帰りに西友で多少の食材調達をして週末に備えましょう。
今日拵えた簡略版モロッカンスパイスナッツ、ビールとの相性は言うまでもなく抜群ですよ。



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posted by しんさん at 13:50 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月16日

パラタ?なにそれ?

ベーキングパウダーやイーストを使わない素朴なインドの薄焼きパンが大好きです。
カレーにはナンだと思っておりました数年前、それからチャパティだ、パニールだ、ロティだと、何が違うのかよく分からないインドの薄焼きパンの存在を次々知り今に至っております。

そしてつい先日、また耳慣れないインドの薄焼きパンの存在を知ることと相成りました。
それがパラタ。
なにそれ?

画像を見ても、動画を見ても、その佇まいはつくる人それぞれ。
特に興味深かったのは、そのパラタの成型方法で何をもってパラタとするのか分からなくなる程に様々。
ならば気楽にチャレンジできるというもの、私のオリジナルパラタ。

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あれ?
ちょっと想像していたのとは異なりますが、これが私の初めてのパラタということで。

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ちょっと調べてみたところ、どうやら生地はチャパティと同じようなのですがその成型方法が本当に独特。
紹介されている成型方法は様々ですが、生地を伸ばして折りたたみ生地がパイのような層になっているのがパラタの特徴らしい。

・・・どう見ても層にはなっていない私の自称パラタ。

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ですが素朴な生地の風味は主人も私も大のお気に入り。
我が家では小麦粉は全粒粉しか常備しておりませんので、全粒粉100%の多分一般的なパラタよりさらに素朴な風味に仕上がったかと存じます。

もちろん久しぶりのカレーに主人は大喜びでしたよ。

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素朴な全粒粉のパラタ。
生地を寝かせる等、時間はかかりますが手順そのものはとても簡単です。
そして何より材料がシンプル。
一晩ゆっくり冷蔵庫で生地を寝かせるので、前日のうちに生地を準備します。



◆材料(直径11pほどのパラタ8枚分です)

  • 全粒粉薄力粉 300g
  • 豆乳 110g
  • 卵 1個
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんで溶かしておきます) 20g
  • てんさい糖 20g
  • お塩 2g

  • 生地にぬるオリーブオイル 適量





◆作り方

  1. オリーブオイル以外の材料をすべてボールに合わせて混ぜます。
    生地がひとつにまとまったらボールから出し、力を込めて10分間捏ねましょう。

    つややかに捏ねあがった生地をボールに移し、表面にオリーブオイルをぬってふわりとラップをします。
    室温で1時間生地を寝かせましょう。
    この時のボール、バターの湯せんに使ったボールを使うとちょっと得した気分です。

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  2. 寝かせた生地を包丁で8等分します。

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    断面をのばすようにしながら生地を丸めてバットに並べます。
    表面にオリーブオイルをぬってラップをし、ひと晩冷蔵庫で生地を寝かせましょう。

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  3. ひと晩休ませた生地を成型しましょう。

    先ずは生地を丸く薄くのばします。
    円の中心に向かう半径位置に包丁で切れ目を入れ、そこから半径を芯に生地を丸めていきます。

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    重なった部分の生地を少し開くようにしながら、尖った側を下にして生地を立てます。
    手のひらでギュゥーーーーッと生地をおさえて平らにし、それをさらにめん棒で丸くのばしましょう。

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    この成型方法、本当に楽しい。
    慣れてきたのでちょっとお遊び、ニゲラを生地に練りこんでみましたよ。

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    成型した生地は生地同士がくっつかないよう、表面にオリーブオイルをぬって重ねておきます。
    乾燥しないよう、ふわりとラップをかけておくことも忘れずに。
    この状態で室温に30分ほどおきます。

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  4. フライパンに極々少量の油をキッチンペーパーですり込みます。
    中火できれいな焼き色がつくまで焼いたら裏返します。

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    裏もさっと焼きましょう。

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    初めてのパラタは想像していた層にはなりませんでしたが、素朴な味がお気に入り。

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今日の主役はパラタです。
作りなれたカレーはまさに名脇役。
今日は鶏のせせりを使ったチキンカレーですよ。

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  1. 圧力鍋にオリーブオイル・スタータースパイス(クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・クローブ・カルダモン、いつものメンバー。後者3つはつぶして加えます)を合わせてじっくり加熱しましょう。

    香りが十分に上ったところで、刻んだ生姜・ニンニク・フレッシュ唐辛子を加えて炒め合わせます。
    次いで刻み玉ねぎも加え、油がなじんだらターメリックパウダーを加えてしっかりと炒めます。

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  2. ターメリックパウダーが全体になじんだら、ひと晩お水に浸しておいたひよこ豆を漬け水ごと加えましょう。
    ざく切りトマト、鶏せせり肉を加えて加圧すること5分間。

    圧が抜けたらざっくり切ったマイタケを加え、カレーペースト・お塩・グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・カイエンペッパーを加えてひと煮たち。
    普段はカレーペーストを使うことはまずありませんが、たまに主人が衝動買いしてしまうので。
    器に盛りつけて出来上がり。

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カレーの日は朝もお昼もカレー、これは主人達てのお望みです。
さすがにカレーに納豆も煮魚、焼き魚もありませんからね、結果私としても随分と楽ができるという訳です。

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ただし、主人はカレーを前にすると野性に戻ります。
カレーの頻度が激減したのはそんな理由だということ、当の本人はきっと気づいていないのでしょう。





ですが、久しぶりのカレーを前に野性ながらも飛び切り嬉しそうな主人。
先ほど、アウルで夏野菜のセットを注文致しました。
近々また夏野菜のカレーを拵える・・・かもしれませんね。



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ラベル:パラタ
posted by しんさん at 14:31 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月26日

お豆腐チャパティ〜スパイスカレーブリトー

何が食べたいかと聞くと、大抵の場合主人の答えは『カレー』

答えが分かり切っているのもつまらないので、最近、いえ、ここ数年間は何が食べたいか聞くこともありませんでした。
冬の間は冬野菜にスパイスはいかがなものか等言い訳してカレーを避けて参りましたが、ここまで夏の気配が顕著になると、そして夏野菜が旬を迎え始めるとその言い訳も苦しくなって参ります。

カレーを拵えるとつい無言になる主人、そしてつい野性に戻る主人が少々苦手、それが私がカレーを避ける理由です。
そんな理由で我が家は10年以上冬でも鍋を致しません。
ですが今朝は久しぶりにカレーを拵えてみましたよ。

お肉やお魚は使用しないひよこ豆と夏野菜のカレー。
スパイスを多用した我が家のカレーをくるりと巻いたカレーのブリトー、こちらが本日のお昼ご飯。

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正直申し上げますと、私、ブリトー、食べたことがありません。
英会話のテキストで見ただけ、しかも写真でなく挿絵で。
Wikipediaによると、『小麦粉で作られたトルティーヤに具材を乗せて巻いたメキシコ料理』とあります。

あら、なんだ、小麦粉で作られたトルティーヤなら『チャパティ』で良いじゃない?
じゃ、私は全粒粉とお豆腐で。

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という訳で、全粒粉をお豆腐で捏ねたお気軽チャパティにスパイスを効かせたカレーをたっぷり巻いてみました。
このお豆腐チャパティ、程よく柔軟性もあってなかなか扱いやすい優等性。
もちろん醗酵時間等は不要でとっても簡単。

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お昼になってもカレーがモレることはありませんでしたし、何よりカレーの水分を含んでべショッとなることもなし。
思いつきではありますが、なかなか優れたお豆腐チャパティ、カレーブリトーに仕上がりましたよ。

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そうそう、念のためにではありますが、主人の大好物でもあるカレーを日々意地悪して拵えていない訳ではありません。
週末、土曜日は大抵、少なくとも月に2回はカレーディです。





◆お豆腐チャパティの材料(直径16〜17cm2枚分)

  • 木綿豆腐 130g
  • オリーブオイル 10g
  • 全粒粉薄力粉 60g
  • グラハム粉 15g
  • お塩 1g
  • カロンジ 1g





◆作り方

  1. 木綿豆腐はラップをしないで2分ほどレンジ加熱し、ザルに移して水切りをします。
    重石等はせず、数分、手で触れられる程度に冷ますくらいの間ザルで水切りしましょう。

  2. その間に粉類をビニール袋に合わせてよくふり混ぜておきます。

  3. お豆腐をボールに移し、オリーブオイルを加えてバーミックスで滑らかに攪拌します。
    ここに合わせておいた粉類を加えて菜箸でなじませましょう。

    水気が少ないようなら足しますが、愛用致しておりますお豆腐では追加不要で良い感じにまとまりました。
    ひとつにまとまった生地をビニール袋に移し、滑らかになるまで捏ねましょう。

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  4. 生地を包丁で2等分して丸めましょう。
    大きめにカットしたラップで挟み、めん棒で直径16〜17cmにのばします。


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  5. フライパンに極少量の油を丁寧にすり込みます。
    薄くのばした生地を移し、弱火寄りの中火で綺麗な焼き色がうっすらつくまで数分焼き裏返します。

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    裏はさっと1〜2分。
    焼き上がったら2枚重ね、乾燥しないようラップをかけた状態で冷まします。

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◆ここからは何度拵えたか分からないカレーへと進みます。

  1. ひよこ豆はひと晩水に浸しておきます。
    これを浸け水ごと圧力鍋に移し、10分加圧して茹で汁ごとボールに取り出しておきましょう。

  2. 圧力鍋にオリーブオイル・スタータースパイス(クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・クローブ・カルダモン、いつものメンバー。後者3つはつぶして加えます)を合わせてじっくり加熱しましょう。

    香りが十分に上ったところで、刻んだ生姜・ニンニク・フレッシュ唐辛子を加えて炒め合わせます。
    次いで刻み玉ねぎも加え、油がなじんだらターメリックパウダーを加えてしっかりと炒めます。

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  3. ターメリックパウダーが全体になじんだら、茹でたひよこ豆を茹で汁ごと加えましょう。
    ざく切りトマト、さいの目に切った人参、今日は珍しく大ぶりに切ったじゃが芋も入れますよ。
    加圧すること3分間。

    圧が抜けたらマイタケと茄子も加えます。
    お塩・グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・カイエンペッパーを加えて茄子がしんなりしたら出来上がり。
    あ、いえいえ、今日は主人が随分前に買って放置してあったカレーペーストの力もちょっと拝借。

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  4. トルティーヤの上にカレーをたっぷり。
    彩りにビーツの葉っぱ、ビーツグリーンも。

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    底辺を最初にちょっと折り込み、両端を重ねるように折りたたんでワックスペーパーで包みましょう。
    万が一モレた時のためにプラスチップコップに入れてできあがり。

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カレーの日は朝もお昼もカレーでお願いします。
これが主人のご要望です。

実はカレーだと楽が出来るのですが、何しろ私は兎にも角にも辛いのが苦手。
主人が美味い美味いと上機嫌な横で、私はじっとり汗ばんでヨーグルトで辛味消し。

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流石にカレーの日はお味噌汁や煮魚にはご遠慮いただきます。
納豆は鎮座しておりますが。

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間もなく主人が帰宅します。
今日のお昼は主人から喜びのメッセージがいつも以上に届いてスマホが騒々しかったこと。





入れ替えに私は歯医者さんの定期健診に。
帰宅したら、週でいちばん楽しみな金曜日。
今日は主人が大好きな茄子の姿煮が既に準備してありますよ。


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2020年03月16日

チャパティ?〜自家製ホウレン草のカレーを添えて

秋に種を撒いた畑のホウレン草、今シーズンは抜群の出来です。
よくやってしまいがちな肥料不足による葉っぱの黄化もなく、濃い緑色で瑞々しく活き活きしたホウレン草は只今正に収穫期。
昨日、ちょっと多めに収穫してまいりましたので今週の幕開けはホウレン草カレーと致しましょう。

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まぁ、なんて地味な佇まい。

幸い今日は冬に戻ったような寒さですので、来週あたりまでは活力漲るこのホウレン草、楽しめるのではないかしら。
ですがそうは言っても野菜の旬は短いもの。
そろそろ収穫してあげないととう立ちも始まりますし、何より美味しくなくなります。

収穫したばかりのホウレン草をピュレにして惜しげもなく使用した主人大喜びのホウレン草カレー。
全粒粉の自家製チャパティを添えて。

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チャパティ?

本当はナンを焼きたかったのですが、何しろ思い付きですから。
慌ただしい朝に醗酵時間もそうそうとれないし、最近は楽ちんなオーバーナイト醗酵ばかりですのでその気力も皆無。
醗酵時間も不要なチャパティにとあっさり変更したのですが・・・

はてさて、これってチャパティなのかしら?
主人のメッセージには“パパド美味しい!”とありましたが、いや、パパドではないでしょ?
でも果たしてこれがチャパティかと聞かれれば、自信なし。

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でも美味しいから良しと致しましょう。
幾度か焼いているうちには、よく見るチャパティのようにフクっと風船のようにふくらむやもしれません。

材料も手順もシンプルそのもの、自称チャパティ。
しっとりとした食感、全粒粉の素朴な風味、ニゲラのアクセント、あとはチャパティらしいぷっくりとした焼き上がりを目指しての備忘録。





◆材料(ふたり分)
  • 全粒粉薄力粉 85g
  • グラハム粉 15g
  • ニゲラ(色々と呼び名があります、カロンジとも) 適量
  • お塩 ひとつまみ

  • 無塩タイプの醗酵バター 10g
  • ホエー(ヨーグルトからでた水分、乳清です) 50g





◆作り方
  1. バターは大きめのボールに入れて溶かしておきます。
    湯せんでも電子レンジでも、神経質になる必要はなし。
  2. 粉類をビニール袋に合わせてよくふり混ぜ、1のボールに加えましょう。
    菜箸でバターを粉類に混ぜ込み、ホエーを加えます。
    同じく菜箸でそぼろ状に混ぜ込んだところで手で捏ね、全体がひとつにまとまったらボールから出して5分ほど捏ねてまとめます。

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    ぬれ布巾をかけて室温で30〜40分ほどおき、包丁で4等分します。

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  3. 生地をまん丸に丸め、ラップで挟んで手のひらで平らにつぶしましょう。
    更にめん棒を使い、出来るだけ薄く丸くのばします。
    小ぶりなめん棒を持っておりませんので、そこはすりこ木で代用。

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    のばした生地は、乾燥しないようぬれ布巾をふんわりとかけておきましょう。
    生地を重ねてもくっついたりしないので大丈夫。

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  4. オーブントースターを予め温めておき、出来るだけ高温でさっと焼きます。
    表面が白っぽくなってきたら裏返し、両面焦がさないように。

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    少しふくらむ兆候も見られたのですが、まだまだ技術不足です。
    網の上で冷ましておきましょう。

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ホウレン草のカレーはいつもの感じで。
  1. ホウレン草は根元に十文字の切れ目を入れ、泥を残さないよう綺麗に洗います。
    美味しいホウレン草は軸まで美味しい、いえ、軸が美味しいのです。

    洗っていつものように水を切らずに圧力鍋へ。
    必要ならば大さじ1程度お水を足し、圧がかかったらひと呼吸おいて火を止めます。
    圧が抜けたら蓋を開け、バーミックスで滑らかなピュレ状に。

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  2. 圧力鍋をさっと洗い、オリーブオイル・スタータースパイス(クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・クローブ・カルダモン、いつものメンバー。後者3つはつぶして加えます)を合わせてじっくり加熱しましょう。
    香りが十分に上ったところで、刻んだ生姜・ニンニク・フレッシュ唐辛子を加えて炒め合わせます。

    次いで刻んだ玉ねぎも加え、油がなじんだらターメリックパウダーを加えてしっかりと炒めます。

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  3. トマトの水煮缶とお水を少々、さっと洗ったムングダルも加えて5分加圧しましょう。
    圧が抜けたら蓋を開け、ホウレン草のピュレを加えます。

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    なじんだところで刻んだマイタケ、お塩・グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・カイエンペッパーを加えてひと煮立ち。
    お塩はしっかりと効かせるのがポイントです。
    素朴なチャパティを添えて召し上がれ。

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    ホウレン草のピュレは冷凍保存も出来ます。
    今日拵えたカレーと一緒に冷凍保存。
    いつか主人の食欲を満たしてくれることでしょう。

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本当に地味な本日のお昼。
自家製野菜ってね、思い入れもあって愛らしい反面、泥が目に見えるので意外と準備に時間がかかるのです。
それでも止められませんけどね、野菜栽培は。

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スパイスの香り漂う朝の食卓。
ですが朝食は純和風、週末に仕込んでおいた鯖の味噌煮が食べ頃です。

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ホエーを少し足して炊いたご飯は艶々のモチモチ。
このホエー効果、もう少し世に広まっても良いと思うのですが。
実家の母に教えても実行する気配はなし、残念なお話です。





白菜の季節も終わる昨今、自家製キムチの醗酵が進んで酸味が際立って参りました。
これが納豆によく合うのです。

最近気に入っているのが、ヨーグルト+自家製甘酒。
キューブ状に冷凍して保存してある麹だけで拵えた自家製甘酒をヨーグルトに添えます。
デーツとデーツシロップの甘みが甘酒の穏やかな甘みに良く合います。





『大丈夫、国民は俺が守る!』
ハッタリでも何でもそんなことを安倍さんの口から聞きたい昨今ではありますが、なかなかそうもいかないようです。

ですが、近所のマックスバリュでは普通にティッシュもトイレットペーパーも並んでいます。
マスクはまだまだ店頭で見かけることはありませんが、もしせき込んでいる方がいたら、日々持ち歩いているマスクを差し上げようと思う余裕も生まれてきました。

取り敢えず免疫力向上、そして筋力トレーニング。
出来ないと思っていた腕立て伏せですが、谷本先生が紹介していた筋肉エクササイズを毎朝の運動に追加してみました。
うん、これは続けられそう。

トイレットペーパーやティッシュに励まされる、筋肉つく、やはり私はタダでは転ばない性分のようです。



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posted by しんさん at 14:17 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする