2020年03月16日

チャパティ?〜自家製ホウレン草のカレーを添えて

秋に種を撒いた畑のホウレン草、今シーズンは抜群の出来です。
よくやってしまいがちな肥料不足による葉っぱの黄化もなく、濃い緑色で瑞々しく活き活きしたホウレン草は只今正に収穫期。
昨日、ちょっと多めに収穫してまいりましたので今週の幕開けはホウレン草カレーと致しましょう。

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まぁ、なんて地味な佇まい。

幸い今日は冬に戻ったような寒さですので、来週あたりまでは活力漲るこのホウレン草、楽しめるのではないかしら。
ですがそうは言っても野菜の旬は短いもの。
そろそろ収穫してあげないととう立ちも始まりますし、何より美味しくなくなります。

収穫したばかりのホウレン草をピュレにして惜しげもなく使用した主人大喜びのホウレン草カレー。
全粒粉の自家製チャパティを添えて。

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チャパティ?

本当はナンを焼きたかったのですが、何しろ思い付きですから。
慌ただしい朝に醗酵時間もそうそうとれないし、最近は楽ちんなオーバーナイト醗酵ばかりですのでその気力も皆無。
醗酵時間も不要なチャパティにとあっさり変更したのですが・・・

はてさて、これってチャパティなのかしら?
主人のメッセージには“パパド美味しい!”とありましたが、いや、パパドではないでしょ?
でも果たしてこれがチャパティかと聞かれれば、自信なし。

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でも美味しいから良しと致しましょう。
幾度か焼いているうちには、よく見るチャパティのようにフクっと風船のようにふくらむやもしれません。

材料も手順もシンプルそのもの、自称チャパティ。
しっとりとした食感、全粒粉の素朴な風味、ニゲラのアクセント、あとはチャパティらしいぷっくりとした焼き上がりを目指しての備忘録。





◆材料(ふたり分)
  • 全粒粉薄力粉 85g
  • グラハム粉 15g
  • ニゲラ(色々と呼び名があります、カロンジとも) 適量
  • お塩 ひとつまみ

  • 無塩タイプの醗酵バター 10g
  • ホエー(ヨーグルトからでた水分、乳清です) 50g





◆作り方
  1. バターは大きめのボールに入れて溶かしておきます。
    湯せんでも電子レンジでも、神経質になる必要はなし。
  2. 粉類をビニール袋に合わせてよくふり混ぜ、1のボールに加えましょう。
    菜箸でバターを粉類に混ぜ込み、ホエーを加えます。
    同じく菜箸でそぼろ状に混ぜ込んだところで手で捏ね、全体がひとつにまとまったらボールから出して5分ほど捏ねてまとめます。

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    ぬれ布巾をかけて室温で30〜40分ほどおき、包丁で4等分します。

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  3. 生地をまん丸に丸め、ラップで挟んで手のひらで平らにつぶしましょう。
    更にめん棒を使い、出来るだけ薄く丸くのばします。
    小ぶりなめん棒を持っておりませんので、そこはすりこ木で代用。

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    のばした生地は、乾燥しないようぬれ布巾をふんわりとかけておきましょう。
    生地を重ねてもくっついたりしないので大丈夫。

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  4. オーブントースターを予め温めておき、出来るだけ高温でさっと焼きます。
    表面が白っぽくなってきたら裏返し、両面焦がさないように。

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    少しふくらむ兆候も見られたのですが、まだまだ技術不足です。
    網の上で冷ましておきましょう。

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ホウレン草のカレーはいつもの感じで。
  1. ホウレン草は根元に十文字の切れ目を入れ、泥を残さないよう綺麗に洗います。
    美味しいホウレン草は軸まで美味しい、いえ、軸が美味しいのです。

    洗っていつものように水を切らずに圧力鍋へ。
    必要ならば大さじ1程度お水を足し、圧がかかったらひと呼吸おいて火を止めます。
    圧が抜けたら蓋を開け、バーミックスで滑らかなピュレ状に。

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  2. 圧力鍋をさっと洗い、オリーブオイル・スタータースパイス(クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・クローブ・カルダモン、いつものメンバー。後者3つはつぶして加えます)を合わせてじっくり加熱しましょう。
    香りが十分に上ったところで、刻んだ生姜・ニンニク・フレッシュ唐辛子を加えて炒め合わせます。

    次いで刻んだ玉ねぎも加え、油がなじんだらターメリックパウダーを加えてしっかりと炒めます。

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  3. トマトの水煮缶とお水を少々、さっと洗ったムングダルも加えて5分加圧しましょう。
    圧が抜けたら蓋を開け、ホウレン草のピュレを加えます。

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    なじんだところで刻んだマイタケ、お塩・グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・カイエンペッパーを加えてひと煮立ち。
    お塩はしっかりと効かせるのがポイントです。
    素朴なチャパティを添えて召し上がれ。

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    ホウレン草のピュレは冷凍保存も出来ます。
    今日拵えたカレーと一緒に冷凍保存。
    いつか主人の食欲を満たしてくれることでしょう。

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本当に地味な本日のお昼。
自家製野菜ってね、思い入れもあって愛らしい反面、泥が目に見えるので意外と準備に時間がかかるのです。
それでも止められませんけどね、野菜栽培は。

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スパイスの香り漂う朝の食卓。
ですが朝食は純和風、週末に仕込んでおいた鯖の味噌煮が食べ頃です。

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ホエーを少し足して炊いたご飯は艶々のモチモチ。
このホエー効果、もう少し世に広まっても良いと思うのですが。
実家の母に教えても実行する気配はなし、残念なお話です。





白菜の季節も終わる昨今、自家製キムチの醗酵が進んで酸味が際立って参りました。
これが納豆によく合うのです。

最近気に入っているのが、ヨーグルト+自家製甘酒。
キューブ状に冷凍して保存してある麹だけで拵えた自家製甘酒をヨーグルトに添えます。
デーツとデーツシロップの甘みが甘酒の穏やかな甘みに良く合います。





『大丈夫、国民は俺が守る!』
ハッタリでも何でもそんなことを安倍さんの口から聞きたい昨今ではありますが、なかなかそうもいかないようです。

ですが、近所のマックスバリュでは普通にティッシュもトイレットペーパーも並んでいます。
マスクはまだまだ店頭で見かけることはありませんが、もしせき込んでいる方がいたら、日々持ち歩いているマスクを差し上げようと思う余裕も生まれてきました。

取り敢えず免疫力向上、そして筋力トレーニング。
出来ないと思っていた腕立て伏せですが、谷本先生が紹介していた筋肉エクササイズを毎朝の運動に追加してみました。
うん、これは続けられそう。

トイレットペーパーやティッシュに励まされる、筋肉つく、やはり私はタダでは転ばない性分のようです。



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posted by しんさん at 14:17 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月19日

手作りキットでタイ料理2種

昨年9月、いつもより少々短めのバンコク旅行を楽しんだ際のこと。
私たちには珍しくパワースポット巡り (☆彡)などを致しました。
案内役 兼 幹事 兼 お世話係を一手に引き受けて下さったひなさん、そして手土産までのお心遣い。

彼女が選んでくれたタイ土産は、どれも私たちの好みを見事に見抜いたものばかり。
中でもタイ料理の手づくりキット、その至れり尽くせりな内容にはついニンマリ致しました。
タイ料理の食材って、1回分だけを手に入れるのが難しいものが多いのよね。

並べて眺めてニマニマしておりましたタイ料理キットですが、そろそろ使ってしまった方が良さそう。
タイのデザート、Sa Koo Tua Dum 〜 サー クー トゥア ダム です。

黒豆とタピオカがたっぷり入ったココナッツミルクです。
そうそう、この甘さって感じのココナッツな甘さに塩気がきりりと効いたタイのデザート。

黒豆もタピオカもココナッツパウダーもセットになっているので、お鍋ひとつでことこと煮るだけ。
トッピングのドライバナナとピールチョコはおまけです。
昨日拵えたデーツシロップ (☆彡) もちろりと添えてみましたよ。

タイ土産の手づくりキット、開封時はちょっと寂しい気も致しました。
でもやっぱりタイデザートの美味しさにはかないません。

美味しい懐かしい愛おしいタイ土産、せめて画像だけでもしっかり残しておくと致しましょう。
もう一方のSom Tam 〜 ソム タムは、乾燥パパイヤまで同封されているといった念の入り様。
菊芋でソムタムを拵えるのが常の私、パパイヤを使った本来のソムタムはこれがお初です。





  • サー クー トゥア ダムキットは、二つの袋が入っておりました。
    ひとつにはココナッツパウダー、そしてもうひとつは黒豆とタピオカの入ったふくろ。

    お水と一緒に黒豆とタピオカをコトコト煮たら、後はココナッツパウダーを加えるだけ。
    お水の量も茹で時間も細かく明記してあってちょちょいのちょい。
    量もぴったりのふたり分。

    少々地味でしたので、バナナチップと手作りピールチョコレート (☆彡) をトッピング。
    手作りのデーツシロップ (☆彡) は何にでも寄り添ってしまう万能の甘みです。











お鍋ひとつで着地してしまったサー クー トゥア ダム。
時間に余裕もあることですし、有り合わせの生春巻きなどひと巻き。

作り置きしてあった鶏胸肉の茹で鶏を使って、在庫野菜と合わせてこちらもちょちょいのちょい。
やわらかな春キャベツをたっぷり巻いて、アボカドのグリーンが映える人参の赤。

火を見るよりも明らかな有り合わせですが、このやわらかな透け感は作っていて楽しいもののひとつ。






  • アボカドは変色防止の為に極少量のレモン汁をからめ、みじん切り玉ねぎと合わせます。
    ぬるま湯に胡麻油を数滴垂らしてライスペーパーをくぐらせ、お水で湿らせたキッチンペーパーの上に。
    千切りキャベツ、さっと茹でたインゲンとスティック状の人参、鶏胸肉の茹で鶏、そして薄切り人参とアボカド。

    昨日のお菜用に拵えたカオマンガイ風ソース ( うーんと後半ですが ☆彡) で召し上がれ。





    鶏胸肉の茹で鶏は、週末作って茹で汁に漬けた状態で冷蔵保存しておいたもの。

    予め室温に戻しておいた鶏胸肉は、全体をフォーク等でしっかり突いてからお砂糖、お塩の順にその都度丁寧にすり込みます。
    多めのお水をしっかり煮立ててお塩を加え、やや50t程度のお酒を注いで温度が少し下がったところに皮面を下にして胸肉を加えます。

    ぐらぐら煮立たせないよう弱火にし、蓋をして8〜9分。
    蓋をしたまま20分以上放置すれば、しっとり茹で鶏の出来上がりです。










何だか可愛らしいソムタム手作りキットのレシピ。






  • ピーナッツの在庫がなくて、アーモンドで代用。
    干しエビと一緒に予熱なしのオーブン160℃で10分ローストしてから、同封の乾燥スパイスと一緒に搗いて風味をひろげます。

    棒状に切った人参、そしていんげん、週末に収穫した菊芋も入れてキットのソース。
    すりこ木で搗きながら材料をなじませます。

    最後にお水で戻したパパイヤを加えて出来上がり。






クロックとサークはすり鉢とすりこ木で代用。
タイ料理教室で拵えたソムタム、あのクロックとサークが奏でる独特なキョンキョン音が懐かしい。











タイ料理手作りキットのお昼ご飯。

今度バンコクに行ったら、キットを沢山買ってこよう。











キットのおかげで余裕の朝ごはん。
今週のイワシは脂がのっていてとても美味しい。

生春巻きの具にもなった春キャベツはお味噌汁の一員にも。
やわらかな葉っぱに春を感じます。

あら、大変。
もうこんな時間。
ラジオ英会話の時間です。

旅行を楽しむ為にも英会話は必須ですからね。
さ、お勉強。

posted by しんさん at 15:48 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月05日

ビーツの生春巻き

久しぶりにふと生春巻きなど食べたくなりました。
生憎それらしい材料などありませんが、在庫野菜を寄せ集めて巻くだけのお座なり生春巻き。

昨日拵えたアボカドサラダ、自家製の不器量なビーツやルッコラ・・・
あ、これじゃお片付け生春巻きですね。

自家製ビーツがまるでシイタケの甘煮のようです。
まだまだビーツの扱いには慣れておりませんが、蒸しただけのビーツの存在感に驚きました。
甘い!

ゴワゴワしたビーツの葉っぱは加熱向きだと思っておりましたが、いえいえ、生食でも対応可。
ルッコラに紛れてこっそりライスペーパーで巻いたビーツの葉っぱは、実にも負けない程の存在感。
その毒々しいまでの赤い色素も水溶性らしく、手や布巾にべったりついたビーツカラーもお水で簡単に流れます。

うん、益々興味がわいてきましたよ、ビーツ。
3月になったら栽培拡大と参りましょう。
先ずは栽培に失敗した現ビーツを使い切るべく事前研究といった段階ですね、今は。





前回はビーツをオーブンでじっくりグリルしてフムスにしました ⇒ ☆彡
今朝は圧力鍋で一気に蒸してみましたよ。
  1. ビーツは野菜ブラシで綺麗に洗い、圧力鍋で10分蒸します。
    小さな出来損ないな自家製ビーツ、やわらかく蒸し上がった後は簡単に皮がむけます。
    皮を大まかに剥いて輪切りにしましょう。

  2. ライスペーパー同士がくっつくのを防ぐため、ぬるま湯にほんの数滴胡麻油をたらします。
    ここにさっとライスペーパーをくぐらせ、お水で湿らせたキッチンペーパーの上に。

    千切り人参、ルッコラ、ビーツグリーン (ビーツの葉っぱです)、厚みを半分にした茹でエビ、粗くほぐした鶏ささ身の茹で鶏等々、在庫の食材を並べて巻くだけ。
    味付けした食材を巻くので、今回ソースはナシで良しと致しましょう。

    ビーツの葉っぱ、しっかりと噛み応えはあるのにスジっぽくなくてお勧めです。
    エグ味等は全く感じませんよ。

    こうして後から考えると、刻んだナッツも良かったかしら・・・アイデアが次々浮かびます。











早朝から自室にこもってお仕事をしている主人。
そんな主人に申し訳ない程簡単なお弁当です。

先日、トムヤムクン風味の玄米炊き込みご飯に使ったトムヤムペースト ⇒ ☆彡
残しておいた半量で本来の実力を発揮してもらうべくトムヤムクン。
今日はトムヤムクンとお座なり生春巻きをお弁当に致しましょう。

もちろん生春巻きに巻けないくらい、代用だらけのお座なりトムヤムクンですけどね。





  1. タイの乾燥ハーブやトムヤムペーストがセットになったトムヤムペーストセット。
    昨年バンコクを訪れた際に頂いた思い出のペーストです。
    裏書きをしっかり読んで、そう出来るところはその通りに進めます。

    先ずは乾燥ハーブをお水と合わせ、里芋等の根菜を加えて火を通しましょう。
    香りが抜群に良いコリアンダーの根っ子部分、細かく刻んでここで加えます。
  2. 全体が煮立ったらマッシュルーム、マイタケ、有頭エビ等を加えます。
    ペーストも加えてひと煮立ちで、はい、出来上がり。
    器に盛り、たっぷりのコリアンダーを。






日本人向きに脚色していないトムヤムペースト。
具は代用ばかりとは言え、やっぱりしっかり美味しいです。
ヒナさんはお元気かしら。










今朝の主食は母作の混ぜご飯。
昨日お弁当箱の蓋を開けてクスッと笑ったしまったのは、ご飯に大豆が炊き込んであったから。
母と娘、節分だから大豆、発想が同じです。

今朝はね、どぅみぃ (私のことです) 好みにお茶のタンニン感を濃いめに抽出してみたんだ。
ワクワクした顔が目尻の辺りでこっちを見ています。
・・・うーん、いつもと変わらないかな、美味しいほうじ茶です。





主人の追求体質には繊細な柳桜園茶舗の方が合っているかもね。
ちょっと油断するとまるで味が変わってしまう気まぐれなほうじ茶葉の方が、ね。

posted by しんさん at 14:16 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月06日

妄想 “Vada (ワダ)” 〜 第2弾

こうして毎日お料理をしていると、キッチンに不要なものも増えてきます。
買った当時は考えた上に購入し、それなりに愛用してきた物でも、特に食材に至っては使い切る前に飽きてしまったり、意外と調理法が大変だったりして陰に追いやられてしまった物、とか、ね。

今の私にとって、 “ウラド豆” が正にそれ。

インド料理が好きな主人と一緒に、取り寄せるスパイスを検索していて目に留まった “ウラド豆”
いえ、使い勝手が悪い訳でもないし、カレーやサラダにしても美味しい良い食材なのです。
なのですが、いくら圧力鍋で調理してもたまに当たるのです、ガリっとしたかたいウラド豆に。

その “ガリっ” がこわくて、お料理する気分が損なわれてしまって、挙句目の上のたん瘤状態。
酷い話です。

なのでまた拵えてみました、ウラド豆をお片付けすべく “妄想 Vada (ワダ)” の第2弾。

第1段の妄想とはその調理法が違います ⇒ 2018年05月09日
元々のワダは、今回の調理法の方が近いのではないかしら。
ウラド豆をペースト状にしてスパイスを混ぜて揚げる、のですから。

ただし、多くのレシピを見ていると、もとのウラド豆の状態からして異なりますけどね。
皮がむいてあったり、ひきわりにしてあったり、同じ豆でも多様なのがインド食材の楽しいところ。

ペースト状にしたウラド豆に思い付きでじゃが芋を加えてみたり、私の妄想は止まる所を知りません。
備忘録する必要もないお料理ですが老後の為に。

こーんな料理作っていたんだね、若気の至りだね。
進化したスマホを片手に、主人とそんな話が出来れば、と。
あと20年もしたらそうなるのでしょうね。





前回はお水に浸したウラド豆を炒って、更にブレンダーで粉砕して生地を練っておりました。
今回は水に浸したウラド豆をそのままペースト状にします。
“がリッ” がこわいので、兎にも角にも粉砕が条件なのです。
  1. ウラド豆を綺麗に洗い、たっぷりのお水に半日以上浸しておきましょう。
    ザルにあけて水を切り、ウラド豆の浸け水を適宜加えながらフードプロセッサーでペースト状にします。

    じゃが芋・玉ねぎ・生姜・ニンニク・唐辛子・ヨーグルト・塩・クミンシード・コリアンダーシード・黒胡椒・カレーリーフを加えて更にフードプロセッサーで混ぜ込めば生地の出来上がり。

  2. 太白胡麻油を低温に温めてじっくりと両面揚げます。

    やわらかな生地なので、ドーナツのように成形は出来ません。
    軽く手の平をお水で湿らせ、ざっと丸めた生地をそっと油の中に落とします。
    菜箸で生地の中心に穴を開けてドーナツ状にし、綺麗に色付いたら裏返しましょう。

    両面こんがり揚がったら、網の上に並べて油を切ります。











形はドーナツですが、これっポッチも甘くなくスパイシー。
およそ日本ではなじみのない風味です。

妄想料理だけにわざわざフードプロセッサーを使うのも不本意ですので、もう一品。
作り置きしてあるおからのお片付けも兼ねて、一石二鳥と参りましょう。





  1. 多めに作っておいたおからの炒り煮をフードプロセッサーへ。
    刻みネギ、水を切った鯖缶の身、刻みネギ、卵白 (タルト生地を作った残りです) を合わせて軽く粉砕しましょう。

    冷凍枝豆を解凍して莢から出し、混ぜ込みます。
  2. 手に胡麻油をぬりながら成形し、オーブンシートを敷いた天板の上に並べます。
    ペコリーノロマーノをすりおろして上に散らし、180〜200℃のオーブンで15分。

    即席ナゲット風の出来上がり。






もうひとつ、簡単なデザート風。
  • レモン汁をまぶしたりんごと柿を合わせ、ヨーグルト・ココナッツミルクパウダーを加えて和えるだけ。
    柿のねっとりした甘みと、リンゴのすっきりした甘み、ヨーグルトの酸味とよく合います。











今週は本腰を入れてウラド豆のお片付けに挑みます。
ウラド豆の瓶がひとつ減ったら、さぞや棚の中がすっきりすることでありましょう。

・・・まぁ空いたスペースに大福豆が並ぶだけですけどね。
既に次の豆が買ってあるからお片付けに励んでいるのです。

今朝の主食は釜たまうどん。
ナゲットに使った鯖缶の残りは、缶汁ごとお味噌汁でお片付け。





今日は午前中かかってずっと “腹巻き” の検索をしておりました。
愛用していた腹巻きがシーズンオフの間にヘタってしまっていたので今年は買い替えです。

ユニクロでヒートテック靴下も発注しました。
主人、初めてのヒートテックハイソックスはお気に召してくれるかしら。
冬の畑仕事は寒いですからね。

posted by しんさん at 15:27 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月04日

ウラド豆とお豆腐のかりんとうドーナツ

本日のお弁当です。

・・・唐揚げ・・・に見えますよね。
実際、当事者の私が今この画像を見てもそう思いますもの。
しかも相当に味の濃い、粉が所々厚付きの粗悪な唐揚げ、揚げ過ぎた唐揚げ・・・にね。


でも違うのです、これ、唐揚げではありません。
堂々と言うようなものでもありませんが、ドーナッツです。

“ウラド豆” なる豆をご存じでしょうか。
インド料理に多用される小粒で真っ黒な豆です。

主人が一時インド料理に凝った際 (本人曰く今でも凝っているそうですけど) 、しばしばインド料理のレシピを一緒に見ておりました。
その時に見かけた馴染みのない豆、それがウラド豆でした。
豆好きの好奇心がうずいて取り寄せてもらったは良いけれど、これがなかなか手強いヤツでして・・・

いえいえ、豆ですからね、そこはスープやサラダに引く手はあまた。
ですが、時々圧力鍋で加圧してもやわらかくならない猛者が料理の都度数粒は存在するのです。
サラダを食べていてガリッ、スープやカレーを食べていてガリッ。
いつしかウラド豆から興味も薄れ、扱いやすいひよこ豆やムングダルばかりを手にするように。





そんなウラド豆ですが、折角取り寄せてもらったのですもの。
無下にせずそろそろお片付けしようか、そう数ヶ月にいちど自らを奮い立たせること過去数回。

粉砕したウラド豆で素朴なドーナツを揚げ、かりんとうドーナツ風に仕上げてみました。
ちなみに前回のウラド豆料理はこんな感じ ⇒ インド料理のワダを妄想してみました ☆彡

見た目は唐揚げ?おかき?な器量悪しドーナッツです。
ですが、このゴツゴツした感じ嫌いではありません、いえ、むしろ好きかも。
見た目はこんなでも、材料は優等生ばかり。
主な材料はウラド豆とお豆腐、ベーキングパウダーも使っておりません。





・・・それにしても不細工だこと。





  1. ウラド豆は1/2カップ。
    洗ってたっぷりのお水に一晩浸しておきます。

    ザルにあけて20分ほどおいて水を切り、フライパンで乾煎りしましょう。
    中〜弱火で全体がさらっとするまで。
    真っ黒な豆なので焼き色が分からないのが難しいところですが、そこはカンを働かせて。

  2. 炒ったウラド豆を2〜3回に分けてコーヒーミルで粉砕します。

    木綿豆腐 150gを特に水切りもせずそのまま加えましょう。
    卵 1個・ココナッツシュガー 25g・刻んだ自家製の塩レモン (☆彡) 適量を合わせ、バーミックスで滑らかに攪拌します。

    後ほどお砂糖をからめるので、ここで加えるお砂糖は相当抑えてあります。

  3. 太白胡麻油を低温に温め、ウラド豆生地をスプーンですくってそっと落としていきます。
    低温のままじっくりゆっくり揚げ、焼き色がついたら裏返して同じく低温でゆっくり揚げます。
    網にとってしっかりと油を切りましょう。

    ・・・もはや黒はんぺんにしか見えません。
  4. さ、フライパンの油を綺麗にふき取って仕上げです。

    てんさい糖 大さじ1.5、お水 小さじ1/2をフライパンに合わせ、弱〜中火でお砂糖を煮溶かします。
    ふつふつと泡だってきたところに3を加え、素早くからめましょう。
    仕上げにシナモンパウダーをふり、網の上で乾かせば出来上がりです。

    仕上げのお砂糖をもう少し増やしても良かったかしら。
    主人の目からはこれはスコーンだったようです。

    ・・・ドーナツですよ、ウラド豆の。
    栄養と愛情たっぷりのね。










ウラド豆の不思議なドーナッツには、野菜たっぷりのサラダを添えましょう。
在庫食材を手当たり次第のごちゃ混ぜサラダ、我が家の定番です。






  1. 人参と蓮根はそれぞれいちょう切りにし、お塩とお酢を加えた熱湯でさっと茹でます。
    アーモンドは乾煎りして粗く刻みましょう。
  2. ボールにアボカド・みじん切り玉ねぎ・お塩 (ベトナム土産のレモン塩を使いました) ・極少量の赤ワインビネガーを加えて和えます。

    1を加え、レーズン・市販の蒸し雑穀を加えて黒胡椒をたっぷりと挽きましょう。
    丁寧に和えれば出来上がり。











一時は下火になっていた主人の食材調達魂、最近になって再加熱したようです。

先日はお酢の一升瓶を数本取り寄せ、フードストッカーに収まらずこれ見よがしに並んでおります。
近々尾鷲の鰹を使ったなまり節が何パックか届くようですし、シチリアのレモン汁は大瓶が数本届くとか。

食材調達をこよなく愛する主人ですが、最近のお気に入りはこちら。
イワシの丸干しです。






  • カキンっと凍ったイワシの丸干しが発泡スチロール製の冷凍保存箱にぎっしり。
    このイワシが兎に角大きくて、最初はまた主人が要らぬものをとも思いました。

    彼の反省を促す為にも試しに焼いてみたところ、これが本当に美味しい。
    お水で湿らせて軽く揉んだオーブンシートをフライパンに敷き、凍った状態のままイワシを並べて蓋をし、中火でじっくり両面焼きます。

    ふっくらした身、程良い塩気、蓋をしてフライパンで焼くのでお片付けも簡単。











サンマサイズのイワシを今朝は朝食の一品に。
今年の秋は高価なサンマを買わず、このイワシで十分とも主人と話しています。

台風21号の影響で随分と風が強くなってきました。
雨も激しさを増し、横に流れるようにふり始めました。





と、主人の帰宅。
本格的な雨風になる前に帰宅しました。
さ、お部屋を譲りましょう。

posted by しんさん at 13:35 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする