でも使用したのは、大きなかたまり鹿の極一部。さて、残りのこのかたまり肉・・・どぉしたものか。 かたまり肉と言ったらコレよね。
ローストビーフならぬローストヴェニスン!まぁ、どぉでしょう・・・この完璧な熱の入れ方・・・うっとり。
りんごのピュレに1日マリネした後、じっくりとオーブンで焼いてしっかり保温して仕上げます。
脂分が少なくてどうしてもパサつきがちになりそうな鹿肉、でも大丈夫!
使う油は極々少量でも、しっとり美味しいローストヴェニスンが意外と簡単に食べられちゃいます。
もちろん時間をゆっくりとかけて。でも手間はさほどかかりませんからね。
鹿肉のかたまりは、約860gほどでありました・・・が、ここでちょっとトラブル発生。
大きなかたまりだと思っておりました鹿肉、実は微妙な割合で断ち切られておりました。ありゃ。
・・・でも大丈夫!
美味しいローストヴェニスン、作ってみせましょうとも。主人の為に、作ってみせましょうとも。
- 先ずは、鹿肉を1日マリネするところから参りましょうか。
小ぶりなりんごは1個。ヘタを除き、皮付きの状態で適当な大きさに切ります
同じく適当に切った玉ねぎ 1/4個程度
赤ワインビネガー 大さじ1・てんさい糖 小さじ1・お塩 小さじ1弱
以上をボールに合わせ入れ、バーミックスでピュレ状にします。 薄切りニンニク (適量) ・ ローズマリー 1枝を鹿肉の間に挟み、塩・胡椒をひろげたまな板の上でそっと転がし全体に塩胡椒をしっかりとすり込みます。
これをしっかりとたこ糸でしばり、用意したマリネ液に浸け込んで1日冷蔵庫へ。
ジッパーつきの保存袋を使うと便利です。その時は袋内の空気を出来るだけ抜いて。 たこ糸でしばった鹿肉がなぜか愛らしかったので名誉あるセンター写真に。
- りんごピュレでマリネした鹿肉を焼きましょう。
先ずは鹿肉を袋から取り出し、りんごピュレをスパチュラ等で綺麗に取り除きます。
取り除いたりんごピュレはソースで使用します。捨てないで下さいね。
30分以上お肉を室温におき、しっかりと表面の水気をキッチンペーパー等で除きます。
その間に、鉄板に大きめに切ったアルミホイルをひろげてオーブンシートを重ねます。薄切り玉ねぎをたっぷりひろげ、この上にシナモンを1枝。オーブンは180℃に予熱しておきます。
今回紫玉ねぎを使った理由は・・・えぇ、これしかなかったからってだけです。 フライパンに少量の油をぬり込んで温め、強火で鹿肉全面をこんがりと焼き付けます。
すぐに用意した鉄板の上に鹿肉を移し (シナモンを鹿肉で隠す要領で) 、180℃に予熱したオーブンへ。この時点では、まだ鹿肉をアルミホイルで包みませんよ。 途中20分ほど焼いた辺りでお肉をひっくり返し、じっくり焼くこと合計40分ほど。
一端オーブンから取り出し、アルミホイルでぴったりと包んで再度オーブンへ。
この状態で粗熱がとれるまで1〜2時間放置すれば・・・ほら、しっとり。
ソースも忘れてはなりません。
- 鹿肉を焼いた後のフライパンにりんごピュレを加え、軽く火を入れながらフライパンに残ったわずかばかりの油分をこそげ取ります。
これを別鍋に移し、保温した鹿肉から出た肉汁・玉ねぎ・シナモンスティックを加えます。アマレットも少々加えて軽く煮詰めましょう。今回アマレットを加えましたがお好みのお酒で。
時間はかかりますが、基本オーブン任せなのでさほど手間でもありませんよ。
ソースをたっぷりと添えて召し上がれ。
はい、主人。お待たせいたしました。
本日のお昼ご飯は、鹿肉のロースト・・・ローストヴェニスンですよ。 食前酒にと、主人がミント酒のソーダ割りを作ってくれました。
そして用意してくれたワインは、この上なく優しくて品の良いブルゴーニュ。
近頃、週末のお昼が楽しみで仕方がないのです。それはきっと主人も同じことでしょう。
鹿ハンバーグに続き、主人大好物の鹿料理がひとつ増えた週末でありました。
・・・え?違うの?
鹿バーグよりこっちの方が好きである・・・と。あら、そう。ありがとう。