2022年12月23日

木綿豆腐のティラミス風〜柚子カードと全粒粉クランブル編

昨日に引き続き、極寒の早朝キッチン。
普段ならば白湯を沸かせば部屋中ふんわりと温まるのですが、それでは全く効果のない室温は15℃。

素直にストーブを灯せば良いのですが、先ずはオーブンの稼動を考えて暖を取ろうとする性分。
オーブン加熱までミルにお任せのクランブルは我ながら賢明な選択だと思うのです。

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胡桃とアーモンドを従えた全粒粉クランブル。
サクサクの食感にバターの風味、間違いなく主人の好きな味です。

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そして全粒粉クランブルの下には、柚子カード ☆彡とお豆腐クリームの層。
言ったもの勝ちで『ティラミス』と表現してみました。

クランブルで使用したミルをそのまま使って、水切りした木綿豆腐を撹拌したお豆腐クリーム。
柚子カードの風味に引っ張られて、どうやら主人は最後までこれがお豆腐だとは気付かなかったようですよ。

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簡単に出来て冷凍も可能、『柚子カード ☆彡』との相性もばっちりの全粒粉クランブル。
これでお部屋も温まるなんて言うことなし。





◆材料と作り方

  1. お豆腐は前日から水切りをしておきました。

    木綿豆腐(もともと水分の少ないタイプです)を135g(1/3丁といったところ)
    キッチンペーパーに包んで軽い重石をしてひと晩冷蔵庫へ。
    135gの木綿豆腐が110gになっていました。

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  2. 全粒粉クランブルに進みます。

    ● 全粒粉薄力粉 40g
    ● アーモンドプードル 30g
    ● てんさい糖 30g
    ●フルール・ド・セル ひとつまみ

    以上をよく乾いたミルに合わせて振り混ぜます。
    ここに、● 無塩タイプの発酵バター 30g をよく冷えた状態で1cm角程度に切って加えましょう。

    ミルを小刻みに回転させて全体になじませます。
    そぼろ状に馴染んだところで、オーブンシートをひろげた天板に移し、●胡桃とアーモンド 各20g をざっくり刻んで合わせます。

    予熱したオーブンに移し、180℃で8分間。
    そのままオーブン庫内に放置して冷ませば出来上がり。

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    サクサクで本当に美味しい。
    今日使わない分は冷凍しておきました。

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  3. ミルをそのまま使ってお豆腐クリームに進みます。

    ● 水切りしたお豆腐
    ● 蜂蜜 15g
    ● 酒粕  15g
    ● レモン汁 10g
    ● 白味噌 5g

    以上を合わせて滑らかに撹拌するだけ。

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  4. 後は組み合わせるだけ。

    ジャーの底に柚子カードを少し垂らしたら、お豆腐クリームと柚子カードを交互に重ねて層にします。

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    少し冷蔵庫で冷やしてから、冷凍マンゴーを上に並べましょう。

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    柚子カードを更に冷凍マンゴーの上に。

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    クランブルが完全に冷えたのを確認して上にたっぷりと散らし、ドライレモンを添えて出来上がり。

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今日もお昼には温かなスープを添えます。
材料はいつもと変わりませんが、今日は厚切りベーコンの旨味を添えてみました。
更に身体が温まる具沢山スープに仕上がりましたよ。

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  1. オリーブオイル・粗みじん玉ねぎ・さいの目に切った人参・厚切りベーコンを合わせて炒め合わせます。
    ここにさいの目に切った蓮根も加えて炒めたところで、スープストックを注いでお塩をひとつまみ加え、根菜に8分通り火を通します。

    ゴールデングリーンさんから届いた人参は皮つきでお料理するのが常です。

  2. 赤芽芋や冷凍枝豆、蒸して冷凍しておいたひよこ豆等も加えます。
    頂いた赤目芋は本当に火の通りが早い、カボチャくらいの加熱で十分。

    葛粉をオーツミルクで溶いて加えます。
    全体にとろみがついてきたら、極少量のナンプラーやオイスターソースで味付けをして出来上がり。

    スープジャーに盛って黒胡椒を挽きます。

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スープと言うより野菜の煮物。
我が家のスープがいかに具沢山か、画像でなかなか残せないのが少々不本意でもあるのです。

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金曜日の主食は伊勢うどん、そしてパッケージチェンジしたイオンさんのイワシの生姜煮。
イオンさんのイワシの生姜煮は随分と洗練された味になったのですが、3尾入りというのが我が家には少々不適合。

こんな小さなストレスでもストレスはストレス。
何か良い案を考えないと。

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我が家では『ちねり豆』とお呼びしております、三重県は桑名市、多度町にあります『西大黒屋』さんの『八壺豆(やつぼまめ)』

鯉料理の大黒屋さんのすぐお隣にあるこちらの『八壺豆』が大好きで、同じ多度にある大和さんに行くときは、大抵こちらで八壺豆を買ってから目指す先へと向かいます。
90を過ぎた、そしてお話好きの女将がちねる、いえ、拵える八壺豆。
今週はこれが朝のおめざ。

主人が淹れてくれるほうじ茶、そして時々そば茶、どちらにもぴったりな素朴な味。
女将曰く、あまりに美味しくて作りながら食べてるの、と。
このおおらかな日常が早く戻ることだけが今の私の願いでしょうか。

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2022年12月13日

カボチャの全粒粉バウムクーヘン

ふと『cotta』さんで見かけた『かぼちゃのバウムクーヘン』のレシピ。
とてもお洒落で美味しそう、どうしても作ってみたいと思いつつ、材料を見てがっくり。

マジパンローマッセ(ローマジパンのことらしいです)?・・・ないなぁ。
粉糖?・・・ないなぁ。

あるのはゴールデングリーンさんから届いた愛おしいカボチャ、と言うより、このカボチャを活かしたくて辿り着いたそのレシピ。
在庫食材で焼いてしまえ、かぼちゃの全粒粉バームクーヘン。

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先週の木曜日、八ヶ岳の農場 ゴールデングリーンさんから届いた今シーズン最後の旬野菜定期便 ☆彡
今頃は日持ちする根菜が多いので、比較的のんびりお料理して楽しんでおります。

が、半分にカットされたカボチャは別。

先月は冷凍してみたものの、私の腕では煮ても焼いても今一歩な仕上がり。
色鮮やかなカボチャの断面を眺めながら、大好きな煮物ばかりではなく何かしら新しいレシピに挑戦したい。
そこで辿り着いたのが、cottaさんの『かぼちゃのバウムクーヘン』でした。

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オーブンで焼く過程が新鮮で、綺麗な断面、仕上げの慎ましやかなアイシング、朝の忙しさなど考慮せず試してみました。
何年も前、卵焼き器で焼いたそれ(日記として残っておりますが恥ずかしいのでリンクしません)とは全くの別物。

もちろん紹介されていたかぼちゃのバウムクーヘンとも全くの別物ですが、これはこれで素朴な仕上がり、私好み。
兎にも角にも『お家にあるもの』で焼き上げたカボチャのバウムクーヘンです。

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◆材料(野田琺瑯のホワイトシリーズ・レクタングル深型 Lサイズにひとつ分です)

  • アーモンドプードル 40g

  • てんさい糖(いつものてんさい糖より細かなものを使いました)100g

  • 卵(卵白と卵黄に分けておきます)3個

  • 蜂蜜 10g
  • ラム酒 18g

  • 無塩タイプの発酵バター(室温に戻しておきます)80g

  • カボチャ 皮つきの状態で140g弱

  • 全粒粉薄力粉 70g
  • コーンスターチ 20g
  • ベーキングパウダー 3g





◆作り方

  1. 粉糖がないのならミルで粉砕。
    ローマジパンがないなら、らしいものを作ってしまおうという目論見。

    先ずは分量のてんさい糖をミルで粉砕します。
    粉砕したてんさい糖を20g計量し、アーモンドプードルと合わせます。
    卵白から10g計量して合わせ、ミルで撹拌しましょう。

    インスタントローマジパンの出来上がり。
    室温に戻したバターと合わせておきます。

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  2. カボチャは皮をむき、レンジでやわらかく加熱します。
    ザルに移して自然に水気をとばしてから、分量の蜂蜜と合わせてミルでピュレ状に。

  3. 卵白を軽く泡立てたところに、てんさい糖 60gを加えてメレンゲ状に泡立てます。
    出番まで冷蔵庫へ。

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  4. メレンゲで使った泡だて器のアタッチメントはそのままで、室温に戻した発酵バター・ローマジパン・ラム酒・てんさい糖 20gを合わせて撹拌します。
    滑らかなクリーム状に撹拌したら、卵黄を1個ずつ加えてその都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

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    最後に2のカボチャを加えて撹拌します。

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  5. 冷蔵庫からメレンゲを取り出し、カボチャ生地と合わせましょう。

    先ずはメレンゲを泡だて器でひとすくい、カボチャ生地に加えて泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。
    これをメレンゲのボールに戻し入れ、メレンゲをつぶさないよう底からすくうように合わせましょう。

    メレンゲの筋が残る状態で、全粒粉薄力粉・コーンスターチ・ベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、スパチュラでふわりと混ぜ込みます。

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  6. オーブンシートを敷いた琺瑯容器に、生地を80g移して表面をならします。

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    予熱したオーブンに移し、200℃で8〜10分焼いたら、また生地を80g移してならす、そして焼く、を生地がなくなるまで繰り返しましょう。

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    熱いうちに容器から出し、網の上で冷まします。

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    切り分けて出来上がり。

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スープは芽キャベツのクラムチャウダー風。
とろみは葛粉、白味噌とオーツミルクで仕上げます。

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言われなきゃきっと気づかない、断面の年輪模様とカボチャの風味。

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朝食の主食は、旬野菜定期便の中にあったビタミン大根をすりおろして。
たっぷりの切り海苔と一緒に蕎麦に添えます。

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今朝の慌ただしさと同じく、備忘録までワタワタしてしまいました。
主人の仕事部屋、空くのを主人が文句も言わず待っていてくれますからね。


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posted by しんさん at 14:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月09日

全粒粉マドレーヌ〜あり合わせ編

今朝は久しぶりにマドレーヌを焼いてみました。
晩秋らしく、生地に小さな甘栗を埋め込んだバターの風味豊かなマドレーヌです。

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表面の気泡なんて気にしません。
焼きたい、そう思った時に焼ける気楽なマドレーヌ、あり合わせで間に合わせる自分たちのためだけのマドレーヌです。

なのでもちろん小麦粉は全粒粉、お砂糖はてんさい糖。
レモンの表皮を加えたほんのりレモン風味のマドレーヌが好きなのですが、そこは常備してあるドライレモンで。
ドライレモンをミルで粉砕して全粒粉生地に加えました。

期待していたほどにはレモンを感じられませんでしたが、それもまた今後につながる良い知識。

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我が家では、週末土日の朝に限って朝食にコーヒーを飲みます。
簡易版なドリップコーヒーですが、主人がその都度その時の気分によって一生懸命淹れてくれるコーヒーが週末のお楽しみ。

先週、冷凍してあったマドレーヌがなくなってしまいましたので。
これでまた明日からコーヒーの脇にマドレーヌが添えられます。

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◆材料(松永製作所のマドレーヌパンに2枚分です)

  • 全粒粉薄力粉 90g
  • アーモンドプードル 20g
  • ベーキングパウダー 3g

  • 無塩タイプの発酵バター 110g
  • 卵 2個(常温に戻しておきます) 
  • てんさい糖 95g
    (本来ならばてんさい糖を110g使用しますが、今回はドライレモンの甘みに期待しました)

  • ドライレモン 2枚(10g弱)
  • ブランデー 小さじ1
  • バニラビーンズペースト 適量

  • 甘栗 適量




◆作り方

  1. 先ずは、マドレーヌパンに極々薄くバター(分量外)をぬり、茶こしを通して薄力粉(分量外)をふっておきます。
    余分な粉を叩き落したら、出番まで冷蔵庫へ。

    発酵バターは湯せんにかけて溶かしておき、人肌程度に保温しておきます。
    ドライレモンはミルで粉砕しておきましょう。

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  2. 常温に戻しておいた卵を泡だて器で撹拌します。
    ふわりとしたところで、分量のてんさい糖を一気に加えて更に撹拌しましょう。

    もったりとするまで泡立てたら、粉砕したドライレモン・ブランデー・バニラビーンズペーストも加えます。

    よく混ぜたところで、全粒粉薄力粉・アーモンドプードル・ベーキングパウダーを合わせてふるい入れます。
    スパチュラで練らないように混ぜ込んだら、スパチュラを伝わせて溶かしバターを加えます。

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  3. 溶かしバターが底に溜まらないようしっかり混ぜ込んだら生地は出来上がり。
    ラップをして室温で1時間寝かせます。

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  4. 寝かせた生地を底からもう一度ざっと混ぜ、ビニール袋に移しましょう。
    冷蔵庫からマドレーヌパンを取り出し、オーブンの予熱もスタートします。

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  5. ビニール袋の先をハサミで少し切り落として生地を絞り出しましょう。
    甘栗を適当に切って軽く生地に埋め込みます。

    予熱したオーブンへ移し、設定温度を180℃にして13〜15分。

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    小さなマドレーヌの方はほんの少し早めに出して、網の上に移します。
    松永製作所のマドレーヌパン、裏返すだけでコロンッとマドレーヌが転がり出るのが嬉しい。

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焼いたマドレーヌは、前述の通り今日のお昼用と言うよりは、明日以降のコーヒー用です。
一応お昼用にひとつだけ主人には持たせますが、今日のお昼はスープがメイン。

ホロホロに煮込んだ牛すね肉のスープです。
圧力鍋とビール(ノンアルコールビールですが)で気楽に気軽にホロホロですよ。

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  1. 近所のマックスバリュで先日見つけた『タスマニアビーフのカレー用角切りすね肉』
    嬉しい半額でしたので早速カゴに入れ、昨晩まで冷凍しておきました。

    昨日のうちに冷蔵庫に移して自然解凍し、更に常温に戻しておきました。
    キッチンペーパーで水気をしっかり抑えてから、両面に軽く塩して下味をつけておきます。

  2. 圧力鍋は油をひいてからいちど空焼きしておきます。
    完全に冷めてから、お肉を並べて焼くと気持ち良いくらい全く鍋底にくっつきません。
    両面をしっかり焼き付けます。

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  3. お肉がしっかり隠れる量のノンアルコールビールを注ぎ、強火で煮立てながら灰汁を丁寧にすくい取ります。

    薄切り生姜をたっぷり散らし、加圧すること20分。
    前回はお肉に小麦粉をはたいて焼いたこと、そして何よりビールの量が少なかったことが災いして焦がしてしまいました。

    今回は、うん、うん、良い感じ。
    鍋肌についた灰汁を綺麗に拭きとってから、お出汁を注いで赤酒・お醤油・オイスターソース・ナンプラー等を加えます。
    押し麦・厚切りとさいの目 2通りに切った根菜(大根・人参・ゴボウ)を加え、更に加圧すること5分間。

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  4. 厚切りに切った根菜とお肉の一部を保存容器に移し、煮汁を上からたっぷり回しかけておきます。

    圧力鍋に残った分は今日のスープにします。
    お水で溶いた葛粉を加えて加熱し、全体が透き通ってきたら冷凍枝豆を加えてひと煮たち。
    スープジャーに盛り、小口ネギを粗挽き胡椒を散らします。

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ほろほろすね肉のスープがお昼の主役です。

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そして今宵の主役はすね肉と大根の煮込み。
熱燗がよく合いそう。

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金曜日の主食は伊勢うどん、そしてお魚はイオンさんが届けてくれるパックされたイワシの生姜煮。
新しくなったイワシの生姜煮にも慣れて、いつもの金曜日。

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と思いましたが、なんてこと、私、伊勢うどんに卵を添えるのを忘れておりました。
わたわたと食卓についてから、お椀をもってふたり卵を取りに戻ります。




ヨーグルトに添えた洋梨がよい感じに追熟されておりました。


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2022年12月02日

ケンちゃんのブラウニー

早朝4時、そして20分遅れて主人が4時20分。
これが長年続いております私と主人の起床時間です。

今朝リビングのカーテンを開けながら主人が言いました。
『今ね、サッカーのワールドカップやっているんだよ、心なしか灯りのついてる家が多いよ』
どれどれと主人の横から外を覗き、早朝から小さく盛り上がる我が家。
スペインに勝利し大いに盛り上がるサッカーワールドカップ、楽しみ方は多種多様ですね。

今朝はブラウニーを焼きましたよ。

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今年の夏、長い夏休みを利用してカリフォルニアからやってきた甥っ子ふたり。
お料理上手な末っ子ケンちゃんにブラウニーのレシピをご伝授頂きました。

さぞやバターもベーキングパウダーもどっさり使用するのだろうと覚悟しておりましたら、意外や意外、想像していたよりぐっと量は控えめ。
但し、驚くほど大量のチョコレートは使用しておりましたが。
それでも彼らいわく『ブラウニーはチョコレートを楽しむものだから』というご意見に納得。

毎日食べるわけではないのだから、折角慣れないキッチンで、慣れないヘタな英語に付き合って教えてくれた彼のブラウニーレシピを私は大切にしたいのです。

・・・多少のデコは加えますが。

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茶色一色のブラウニーを飾りたてたくて、在庫のドライフルーツやナッツを盛りに盛ってみました。
想像とは少々逸脱した焼き上がりではありましたが、ま、想定内と。

ですがそれが甘かった。
中力粉を使用したブラウニーはサクサクホロホロ、そしてじっくり加熱したドライフルーツとナッツはカリカリ、包丁を入れた途端崩れました。

主人が言います。
『写真送ってあげてよ、彼も喜ぶよ』
ええかっこしいの私です、もう少し美しいブラウニーが焼き上がりましたらそうさせていただきます。

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本日の改善策を探るためにも備忘録。

◆材料

  • チョコレート 270g

  • 無塩タイプの発酵バター 25g

  • アーモンドミルク 30g
  • 卵(常温) 2個
  • てんさい糖 70g
  • バニラビーンズペースト 適量

  • 中力粉 85g
  • ベーキングパウダー 3g
  • お塩 2g


  • 胡桃 50g
  • アーモンド 20g
  • トッピング用にドライレモン・甘栗等 適量

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作り方

  1. 胡桃とアーモンドは予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしておきます。

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  2. バターを湯せんで溶かします。
    しっかり溶けたところで刻んだチョコレートも加えます。

    チョコレートが溶けたら滑らかに混ぜ合わせ、保温しておきます。

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  3. 室温に戻しておいた卵とてんさい糖を合わせ、泡だて器で混ぜ合わせます。

    ここに1のチョコレート生地、同時にアーモンドミルク(人肌程度に温めた方が良いかも)・バニラビーンズペーストも加えて混ぜ合わせます。

    中力粉・ベーキングパウダー・お塩を合わせてふるい入れ、スパチュラでさっくりと混ぜ込みます。
    粉っぽっさが残る状態で、胡桃(極少量トッピング用に残しておきます)も加えて混ぜ込みましょう。

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  4. オーブンシートを敷いた琺瑯容器に生地を移します。
    ケンちゃんは、ここ、頑なに否定するでしょう、バターと小麦粉を使え、と。
    なので本人には言えません。

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    ドライレモンやナッツ類、トッピングをして予熱したオーブンへ。
    設定温度を170℃にして30分。

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    改善点は山ほど。
    先ずはトッピング。
    加熱し過ぎてヒカヒカです。
    そして何より重要なカット技法。

    ケンちゃんに満足してもらえるブラウニー、チョコレートの在庫が切れるが先か、チョコレートの食べ過ぎで体調不良に陥るが先か。






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主食がブラウニーですので、せめて副菜のスープで野菜をたっぷり摂取しましょう。
トマトベースの具沢山スープ。
旬の根菜がごろごろ、散らしたゴーダチーズが良いアクセントです。

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  1. 玉ねぎ・人参・蓮根・大根・・・
    在庫野菜を圧力鍋に合わせ、オリーブオイルで炒め合わせます。

  2. スープストックを注ぎ、冷凍しておいた蒸しひよこ豆、エルブ・ド・プロヴァンス、ひとつまみのお塩を加えて加圧すること3分間。

  3. 圧が抜けたら蓋を開け、トマト缶を加えます。
    戻し汁が欲しくて戻した干しシイタケも加えてしまいましょうか。
    オイスターソースやナンプラー等で味を整えながらひと煮たち。

    スープジャーに盛り、さいの目に切ったゴーダチーズを散らし、黒胡椒を挽いて出来上がり。

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それでも明日はこのブラウニー、主人が淹れてくれるコーヒーの脇に添えましょう。
週末のコーヒー、楽しみなのです。

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金曜日の主食は伊勢うどん。

そしてお魚はトップバリュブランドのイワシの生姜煮。
パッケージも中身も随分と変わりましたが、うん、良いのでは?

ただ、3尾パックというのが大変我が家にとっては不具合。

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さ、週末です。
飲むよ。

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2022年10月25日

厚切りさつまいもの芋納豆〜発酵小豆のとろとろ水ようかん風

最近、主人とふたりでゆっくりとお茶を楽しむ日を努めて設けております。

週末の飲み過ぎ明けの月曜日。
何となく惰性でその日の夜も日本酒、とこれが常だったのですが、これでは良くないとふたりで一念発起。
抜群のタイミングで使いやすそうな急須を見つけたこともあり、月曜日の夜はゆっくりお茶を楽しむことと致しました。

お茶を楽しむには茶菓子が必要です。
ちょうど1本あったサツマイモで、芋納豆など拵えてみましたよ。

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甘い蜜をしっかりと煮含めた厚切りにサツマイモに、たっぷりのグラニュー糖。
普段は使わない上白糖をしっかりと使ったサツマイモも、たまになら良いのではないかしら。

そして前述の『抜群のタイミングで見つけた急須』が煎茶堂東京さんのこの透明急須。
100t分、一人分のお茶が気楽に淹れられる透明の急須は、樹脂製で雑な扱いにも耐えてくれる優れもの。

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月曜日の夜、お猪口を持つ代わりにこの透明急須でお茶の飲み比べを楽しんでおります。

入れ物も素敵でお洒落な煎茶堂東京さんのオリジナル茶葉・・・
の傍らで、お洒落とは言い難い京都柳桜園さんの玉露を淹れます。

いつも朝食の際に主人が淹れてくれるほうじ茶でお世話になっております柳桜園茶舗さん。
夏、俵屋さんにお邪魔する際は必ず寄り道してこちらに寄ります。
お買い物の際に出していただく水出し玉露が美味しくて、今年はこちらも一袋。

京都 伊藤柳桜園茶舗さんの水出し玉露『高瀬川』
東京のお洒落なお茶を物ともしない圧巻の美味しさでした。
主人はこの高瀬川を昨晩口にし、折角申し込んだ煎茶堂東京さんのサブスクをお断りしたそうです、いちどもまだ届いていないうちから。

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さて。
なかなかスリリングなお茶を楽しんだ後、しっとり糖蜜を含んだまるで芋羊羹のような芋納豆はお昼のデザートに。
冷凍した『発酵小豆』に極少量の葛粉を足し、とろとろの水ようかん風に仕上げた上にトッピングの芋納豆。
おまけに、ちょうど食べ頃に追熟した洋梨を、サツマイモを煮た糖蜜でさっと煮てコンポート風に。

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週にいちどのお茶が、我が家にまた新しい楽しみをもたらしてくれたようです。






◆芋納豆の作り方・材料

  • サツマイモ1本 皮つきで470g
  • 上白糖 200g
  • 蜂蜜 40g
  • グラニュー糖 適量


  1. サツマイモを綺麗に洗い、皮つきのまま厚めの輪切りにします。
    さっとお水に晒したら、重ならないようお鍋に並べましょう。

    保存容器としてだけでなく、お鍋としても大活躍の野田琺瑯。
    この類のお料理には本当に重宝致します。

  2. 分量の上白糖から大さじ2ほどをとって1のお芋の上に散らし、お水をひたひたに注ぎましょう。

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    中〜弱火にかけ、断面が黄色っぽくなる程度、ややまだかたいかな?程度に火を通してザルにとります。

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  3. この後、空いた琺瑯容器をいちど綺麗に洗いましょう。
    横着してそのまま使ったら、サツマイモのアクが側面について高揚感が下がりましたので。

    残りのお砂糖・蜂蜜・お水745gを合わせ、2/3程度になるまで中火で煮詰めます。
    少しとろりとしてきたら、重ならないようお芋を並べます。
    落し蓋をして弱火で10分、火を止めてそのまま冷まします。

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  4. 冷めたら、重ならないようお芋をザルに並べます。
    熱湯を回しかけて表面の蜜を落としたら、表面が少し乾くまで少しおきましょう。

    お芋を煮た糖蜜は別容器に移してとっておきましょう。
    何かと重宝致しますので。

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    ビニール袋にグラニュー糖入れ、表面が少し乾いたお芋をひとつ、ふたつずつ入れて全体にたっぷりまぶします。

    網に並べて半日ほど室内で乾かしたら、もう一度グラニュー糖をまぶして乾かします。

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    これで出来上がり。
    保存容器に入れて保存しますが、グラニュー糖が溶けるので食べるその都度グラニュー糖をまぶすと見た目で高揚感アップ。

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昨晩はお茶のお供として楽しんだ芋納豆。
今日は発酵小豆餡(☆彡)と合わせてお昼のデザートに。

  1. 冷凍してあった発酵小豆餡(☆彡)は、前日のうちに冷蔵庫に移して自然解凍しておきました。
    芋納豆を煮た糖蜜も早速使います。

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    ・発酵小豆餡 130g
    ・糖蜜 100g
    ・葛粉 15g
    ・お水 80g

    以上をお鍋に合わせ、バーミックスで滑らかに撹拌しましょう。

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  2. 1を中〜弱火にかけ、絶えず混ぜながらとろりとするまで加熱します。
    火からおろして更にしばらく混ぜたて艶やかになったら、容器に流し入れましょう。

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    室温においてそのまま冷ましておきます。

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  3. 糖蜜で洋梨をさっと煮ます。
    洋梨は追熟が完了して美味しく食べられるもの。
    ひと口大に切ってひたひたの糖蜜と合わせ、中〜弱火でゆっくり煮立たせたらすぐに火を止めます。
    それだけ。
    そのまま冷まして出来上がり。

    芋納豆を1/4にカットして更にグラニュー糖をまぶせば準備は完了。

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    とろとろ水ようかんの上にトッピング。
    少し残った発酵小豆餡も一緒に。
    私にしては少々甘さが過ぎましたが、うん、これはこれで美味しい。

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    月曜日のお茶会。
    初回の先週は、岐阜の老舗和菓子屋さん『松花堂』さんの栗菓子で。
    キッチンカウンターで繰り広げられる、気楽でありながら熱いお茶会なのです。

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作り置き料理として、たたきごぼうを拵えました。
それを少しだけ残してお昼のゴボウサラダに。

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以前はゴボウを蒸すのに圧力鍋を使っておりましたが、火が入り過ぎてしまうので最近はストウブを使います。

  1. ストウブの大きさに合わせてゴボウを切り、少量のお水・お酢・ひとつまみのお塩を加えてます。
    ぴったりと蓋をして10分強(お水がなくならないよう気を付けて)蒸したら、10分弱蒸らします。

    キッチンペーパーの上に出し、包丁の腹を押し当てて繊維を崩したら、食べやすい大きさに切ります。
    更に爪楊枝を使って縦に裂きましょう。

  2. 胡桃と胡麻を予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしてすり鉢に移します。
    程よく擂ったら、サツマイモの糖蜜・お醤油・白味噌・お酢を加えてよく混ぜましょう。

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    1のゴボウを加えて丁寧に和えれば、たたきごぼうの出来上がり。

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  3. 少し残したゴボウを爪楊枝で更に縦に裂いたら、お塩をふってしんなりさせた千切り人参・アボカド・お水に晒してしっかり水気を絞った紫玉ねぎのスライス等々、加えて和えればゴボウサラダの出来上がり。

    ビーツのピクルスらと一緒に詰めます。

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今朝の主食は、あかもくと温泉卵を添えたお蕎麦です。
そろそろ温かいお蕎麦が嬉しい季節となりました。

お魚はしめ鯖。
いつものアボカド・スライス玉ねぎ・胡麻油の組み合わせ。

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随分と長らく追熟させておりました洋梨が最高に美味しくなりました。
そして追熟具合が分かるようになった頃には最後の1個。
また来年。




さ、こまごまとした家事を済ませたら、今日は年にいちどの子宮がん検診へ。
たまのお出掛けが検診と美容便だけ、そろそろこんな生活から抜け出す頃でしょうか。

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posted by しんさん at 13:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする