2023年03月10日

バナナのクリームブッセ〜あの方のレシピで

いつだったか。
お弁当を食べながら何となく見ていたテレビで、栗原はるみさんが美味しそうな『バナナノクリームブッセ』を紹介していらっしゃいました。

彼女らしい、素朴だけどあか抜けていて、聞いたことはあるけれど特に流行もしておらず、奇をてらっていないのに何故か彼女のカラー・・・そうか、ブッセと来たか、そうひとり感心しておりました。

そして今日のお昼ご飯。

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全く異なる佇まいなのですが、栗原はるみさんのバナナクリームブッセに触発されたことだけは間違いありません。
バナナのクリームブッセです。

彼女のバナナクリームブッセは、ふわりとしたドーム型のスポンジ生地に美味しそうなひび割れ、粉雪のような粉糖。
そして生地の隙間から溢れそうなカスタードクリームとホイップクリーム、そしてバナナ。

『イチゴとかでも試したのですが、バナナがいちばん美味しい』
そうおっしゃった彼女のご意見に大賛成、とばかりに、今朝を楽しみにしておりました。

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分量も相当都合よく変更しましたし、想像通りにふくらまなかったスポンジ生地も自己流にカット。
良いのです。
厚みを半分にカットして組み立てる彼女のレシピ、それが叶わぬならくり抜いたって結果は同じ事、だと思いたい。

他にも、粉糖をバニラ風味のプロテインで代用致しましたし、全粒粉だし、脱線箇所は多々。
しかし、兎にも角にも、彼女のレシピで拵えたと主張するこのバナナクリームブッセ、大変美味しいのです。

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◆材料(作りやすい分量で備忘録致します)


 ◆スポンジ生地
  • 卵 2個
  • グラニュー糖 40g
  • 全粒粉薄力粉 45g
  • ベーキングパウダー 2g

  • バニラ風味のプロテイン 適量
  • 完熟バナナ 1本弱
  • レモン汁 極少量


    ◆カスタードクリーム

    ※すでに数日前に拵えたものを使用(2023年03月08日☆彡

    ◆ホイップクリーム

  • 生クリーム 150g
  • てんさい糖 30g




◆作り方

  1. 先ずはスポンジ生地から。

    粉糖の在庫がなかったので、グラニュー糖をミルで粉砕するつもりでおりました。
    が、直前になってふと思いつきました。
    ・・・プロテインで良いか、と。

    先ずは卵白を軽く泡立て、分量の半量のグラニュー糖を数回に分けて加えながら、キリッとしたメレンゲに仕上げます。
    出番まで冷蔵庫へ。
    この辺りでオーブンの予熱も開始しましょう。

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  2. 卵黄と残ったグラニュー糖を合わせ、白っぽくなるまで泡立て器で撹拌します。
    卵白⇒卵黄の順番ならば、アタッチメントを洗わずそのまま使って大丈夫。

    冷蔵庫からメレンゲを取り出し、泡だて器でひとすくいしてここに加えましょう。
    泡立て器でしっかりと混ぜ合わせたら、小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れます。

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  3. 後は、メレンゲを2回に分けて卵黄のボールに加え、その都度スパチュラで底からメレンゲをつぶさないよう底からすくうように混ぜ込みます。

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  4. オーブンシートを敷いた天板に生地を流すのですが、ここ、テレビで見ていませんでした。

    クッキー用の丸型を当てて生地を小ぶりに流したのですが、想像以上にゆるい生地。
    型を外したとたんにゆるっと流れてしまって、この姿。

    それでも茶こしを通してプロテインをふります。

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  5. 予熱したオーブンに素早く移し、設定温度を170℃にして15〜20分。
    彼女の生地とは全く異なる焼き上がりではありますが、これはこれで楽しい。

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  6. 生クリームを泡立て、少しかたくなったカスタードクリームを泡だて器で撹拌します。
    網の上で冷ましたスポンジ生地は、クッキー型で抜きましょう。

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  7. 生地の切れ端は刻んでジャーの底にたっぷり詰めます。
    その上にカスタードクリームをたっぷり、レモン汁をふったバナナをたっぷり。

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    バナナの上には、ゆるめに泡立てた生クリームをたっぷりと。

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    丸くくり抜いたスポンジ生地を乗せて、はい、出来上がり。

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バスマティライスのライスサラダを添えます。
・・・と言うより、こちらが主食で前者がデザートですけどね。

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  1. お湯をたっぷり沸かし、オリーブオイルとお塩を極少量加えます。
    ここにさっと洗ったバスマティライスとひきわりムングダルを加えます。

    バスマティライスは大さじ2〜3,ひきわりムングダルは大さじ2弱、といったところでしょうか。
    ぴったりと蓋をして10分茹でたらザルにとり、お鍋に戻して蒸らします。

  2. 蒸らし終わったバスマティライスに、みじん切り玉ねぎ・燻製合鴨・刻んだペコリーノロマーノ・刻んだドライレモン・鬼おろしでおろした人参・オリーブオイル・レモン汁・フルールドセル等を加え、黒胡椒を多めに挽いて和えれば出来上がり。

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負け惜しみでなく、このバナナのクリームブッセ、大変美味しいのです。

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金曜日の主食は伊勢うどん。
一時販売中止になっていたイオンネットスーパーさんですが、最近は毎週届けて頂けるようになりました。
それどころか、長らくリストから消えていた伊勢うどんのたれも復活、良いことです。

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ただお魚がね。
気に入って買っておりましたイワシの生姜煮がイオンネットスーパーさんから姿を消し、只今イワシの生姜煮を求めてあっちフラフラこっちフラフラの状態。

・・・煮れば良いのですけどね、自分で。
金曜日の横着というものです。


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2023年02月10日

抹茶風味のお豆腐白玉〜和素材パフェ

雨の金曜日です。

ここしばらく暖かい日が続いておりました。
主人がアラジンの灯油を買いに行くのもこれが最後かしらと思っていた矢先、雪になっても不思議でないくらいの寒さなのですが雨。
節分過ぎの三寒四温といったところなのでしょうか。

今日の主役は、お抹茶風味のお豆腐白玉団子ですよ。

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週末を心置きなく楽しむため、金曜日のお昼は在庫食材一掃メニューがいつもの流れです。

極少量残ったきな粉、毎週中途半端に残る木綿豆腐、多めに拵えた粗挽き小豆のペースト、金柑の蜂蜜煮。
そして、年末に母親が持たせてくれたやわらかな干し柿は未だ冷凍庫のなか。
これらを全部小ぶりなジャーにまとめて、和素材のパフェに仕上げましたよ。

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小豆ペーストと干し柿、きな粉の地味な色合いに、金柑が映えます。
控えめに抹茶の風味をそえたお豆腐白玉団子が、干し柿と良い具合に馴染んでいるのではないでしょうか。

それにしても、2022年の母の干し柿は上々の出来栄えでした。

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小豆ペーストも金柑の蜂蜜煮も既に準備済みですので、今朝作るのはお豆腐白玉団子だけ。

  1. 木綿豆腐と白玉粉は、大体2:1の割合で。
    ビニール袋に合わせたら、今日はここにお抹茶も少々。

    生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねたら、ビニール袋から出して滑らかになるまで更に捏ねます。

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  2. 棒状にのばした生地を包丁で切ります。

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    真ん丸に丸めて煮立ったお湯の中へ。
    ぐらぐらと煮立たせない程度の火加減で、ふわりと浮いてきたらひと呼吸おいて冷水へ移しましょう。

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    冷えた白玉団子は、多めのお水で湿らせたキッチンペーパーの上に並べておきます。
    今日使用しない分は、小分けにして冷凍保存。

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  3. ジャーの底に小豆ペーストを敷き、その上に金柑の蜂蜜煮、一緒に煮たアーモンドやドライフィグも隙間埋めに。
    色合いが綺麗だという理由だけで、冷凍マンゴーも加えましょうか。


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    干し柿はヘタと種を除きながらひと口大に切り分けて。
    小豆ペースト、きな粉、お抹茶お豆腐白玉団子を盛り合わせて出来上がり。

    小豆ペーストの甘さが控えめなので、デーツシロップを間にたっぷり絞っても良かったかしら。

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圧力鍋を使って豚バラ肉を煮るついでに、今週は油揚げを甘辛お醤油味で煮含めておきました。

袋状に開いたこの油揚げ、お蕎麦や稲荷寿司等に重宝はするのですが、その機会を逃すと宝の持ち腐れ。
脚も早めですし早々に使わないと、と焦る反面、週末に出番が期待できないのも事実。
在庫食材一掃も兼ねて、気楽なオートミール稲荷寿司と参りましょう。

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  1. オートミールと水分の割合は、定番のオートミールライスバーガーの時とほぼ同じ。

    ロールドオーツ 15g
    クイックオーツ 15g
    蕎麦の実 10g
    お水・・・は、開封済みのノンアルコールビールで代用、85g

    以上を耐熱ボールに合わせ、ふわりとラップをして600Wのレンジで1.5分。

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  2. いちどレンジ庫内から取り出し、冷凍むき枝豆を加えて更に1.5分。

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  3. 最後に、甘酢の代用も兼ねて人参サラダを刻んで加えます。

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  4. 丸めて準備は完了。
    甘辛く煮た油揚げを破らないようそっと詰めて、出来上がり。

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千枚漬けを仕切りにして、奈良漬けとキクイモの味噌漬けを詰めます。
奈良漬けと母の干し柿、佇まいがそっくりです。

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雨降りで外がいつもより薄暗いからでしょうか。
朝食がなんだかどんよりした色合い、いつもの金曜日と同じメニューなのに。

主食は釜玉風伊勢うどん、そしてお魚はイオンネットスーパーさんに届けて頂く生姜煮イワシ・・・

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・・・が金曜日の定番だったのですが、イオンさん、生姜煮イワシの在庫切れが続いております。





だったらと、主人が取り寄せてくれた常温保存可のイワシの生姜煮は宮城県産の嬉しい無添加。

うん、在庫切れのページを見てハラハラするのは性に合いませんものね。
備蓄用にも多めに取り寄せて、今後我が家の金曜朝食はこちらの三陸真いわしと致しましょう。




作り置き料理も随分すっきり片付いたことですし、間もなく主人が今宵のお刺身を手に帰宅することでしょう。

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2023年01月25日

中力粉のアメリカンブラウニー〜バナナプードルクランブル編

昨年の夏、夏休みを利用してアメリカからやってきたおチビさんふたり。
おチビさんとお呼びするのを躊躇するほどに大きくなった三男に、まだまだ残るあどけなさに安堵する四男。
お料理上手で面倒見の良い四男に、ブラウニーの作り方を教えてもらいました。

以降、私が焼くブラウニーは中力粉を使用するのが常。
今日はバナナ風味のクランブルをたっぷり敷き詰めたブラウニー、言うなれば『バナナクランブルブラウニー』など焼いてみましたよ。

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彼が教えてくれたブラウニーのレシピに、バナナ風味のクランブル。

実は、少し前に焼いた全粒粉のクランブル(☆彡)が美味しくて、そしてそれを冷凍しておいたところ使い勝手が抜群で。
ちょうど冷凍してあった全粒粉クランブルがなくなったところで、またいつもの好奇心とお片付け魂がムクムク。

・・・使用頻度がぐぐっと下降した『バナナチップス』があったっけ。

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私が拵えるクランブルは、ミルサーを使った簡略版。
だったらバナナチップスを一緒にミルしてしまえば、バナナ風味のクランブルが出来るのでは?

想像していたほどのバナナ感は表現できませんでしたが、これはこれで新しくて楽しくて無駄がなくて、何より美味しい脱線業。

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私のヘタな英語に付き合いながら、おチビさんが一生懸命教えてくれたクランブルは、形を変え味を変え進化しています。

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◆材料(野田琺瑯のレクタングル 深型 L サイズにひとつ分です)


  • チョコレート 270g(ピカンナッツ入りのミルクチョコとハイカカオチョコをミックスしました)
  • 無塩タイプの発酵バター 25g

  • アーモンドミルク 30g

  • 卵 2個
  • てんさい糖 70g

  • 中力粉 80g
  • フルール・ド・セル 2g
  • ベーキングパウダー 1g

  • 胡桃 30g

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 ◆バナナチップスクランブル(作りやすい材料、残った分は冷凍可能)
  • バナナチップス 60g

  • 全粒粉薄力粉 20g
  • てんさい糖 30g
  • フルール・ド・セル 1g

  • 無塩タイプの発酵バター 30g

  • 胡桃とアーモンド 各20g




◆作り方

  1. 先ずはバナナチップスクランブルを作ります。

    ミルサーに分量のバナナチップスを入れて粉砕します。
    ここに薄力粉・てんさい糖・お塩を加えて振り混ぜたら、1cm角にカットしたバターをよく冷えた状態で加えましょう。
    小刻みに回転させながら、そぼろ状に馴染ませます。

    これをボールに移し、粗く刻んだ胡桃とアーモンドを加えて混ぜ込みます。

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  2. オーブンシートを敷いた天板にひろげ、予熱したオーブンに移しましょう。
    設定温度180℃で8分焼けば出来上がり。

    今日使わない分は、完全に冷ましてから冷凍します。

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  3. ブラウニーへと進みましょう。

    先ずはバターとチョコレートを合わせて湯せんします。
    アーモンドミルクも一緒に湯せんして、人肌程度に温めておきましょう。

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  4. 大きめのボールに、卵とてんさい糖を合わせて泡だて器で混ぜ合わせます。
    人肌に温めたアーモンドミルクも合わせて混ぜ合わせましょう。
    溶かしたバターとチョコレートも滑らかに混ぜて加えます。

    粉類をふるい入れ、スパチュラで混ぜ込みます。
    粉っぽさが残る段階で、ざっくり刻んだ胡桃も加えて混ぜ込みましょう。

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  5. オーブンシートを敷いた琺瑯容器に生地を流し入れます。
    表面を平らにならし、バナナチップスクランブルをたっぷりと敷き詰めましょう。

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    予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして25〜30分。
    発酵バターの香りにうっとり。

    完全に冷めてから切り分けます。

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目下のところ、大のお気に入りの食材『芽キャベツ』
チョコレートと同じく、イオンネットスーパーさんの店頭に並んでいる間は買い続けることでしょう。

今日は酒粕風味の具沢山スープ。
酒粕があまり好きではないと言っていた主人ですが、どうやら仕上がり次第ではお気に召すことが判明。
昨晩、プロテイン代わりに拵えた粕酒を美味しそうにすすっておりましたもの。
芽キャベツを筆頭に、お豆腐、なめこ、鴨肉・・・いつもの具沢山欲張りスープです。

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  1. 胡麻油で大根と人参を炒め合わせます。

  2. スープストックを注ぎ、酒粕をちぎり入れましょう。
    お塩をひとつまみ加え、酒粕がほろほろになるまでしばらく弱火で加熱します。

  3. 縦半分に切った芽キャベツ・合鴨燻製・お豆腐・なめこ等々加えてひと煮たち。
    白味噌と極少量の白だし醤油で味付けをしたら、葛粉を水で溶いて加えます。

    全体がとろりとしたら火を止めてジャーに分け入れ、小口ネギと粗挽き胡椒を散らします。

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寒い日は酒粕のスープがいちばん。
お腹が温かいと万事丸く収まる気がします。

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水曜日のお魚は金太郎イワシ。
赤酒を吹きかけて焼いた金太郎イワシが銅色に輝いております、抜群の焼き加減。

主食は久しぶりの釜玉うどん。
久しぶりでもないかしら。

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毎朝の納豆にチアシード、そして発酵が程よく進んだ手作りキムチ。
ここに少量の塩辛を添えると、また味が深まって美味しいのです。




昨晩は粕酒で我慢しましたからね。
今日は早めに宴会スタートです。
雪見酒です。

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2023年01月20日

お豆腐白玉パフェ〜輝く柚子わた黄金煮・その他編

お待ちかねの金曜日です。

今週は水曜・木曜と2日連続でお酒を控えましたので、普段からのお楽しみもまたひとしお。
起床の時点で夕方5時の宴会スタートを想いワクワク致しましたもの。
先ずは冷蔵庫の中の食材一掃を果たし、逸る心を静めましょう。

毎週2丁買うと100g弱、中途半端に残ってしまう木綿豆腐を使って、お豆腐白玉を拵えるのはよくあること。
お豆腐白玉団子を軸に、在庫食材をまとめた和風なお豆腐白玉パフェが今日のお昼。

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ジャーの底にはモチモチ食感のお豆腐白玉、きな粉、デーツシロップ。
砕いた全粒粉ビスケットとアロエが上に層を成します。

赤ワインで程よく色づけしたりんごのコンポート、冷凍してあった干し柿には発酵バターをサンドしてみました。
冷凍庫に極少量残っていた全粒粉クランブル(☆彡)も散らしましょうか。

そしてダークカラーな食材が多い中で、ちょっと目を引く唯一色鮮やかな柚子のコンポート。
柚子胡椒を仕込むため、表皮だけを剥かれた柚子で拵えた『柚子ワタの黄金煮』です。

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今年は2度、柚子胡椒を仕込む機会に恵まれたのですが、最初に拵えた『柚子ワタの黄金煮』は色合いも悪く味も???な出来。
マズくはない、でも美味しくもない、といったところでしょうか。

ですが2度目、根尾の伯母にひとつだけ持たせてもらった柚子。
同じように少量ながら柚子胡椒を仕込み、ワタを使って拵えた『柚子ワタの黄金煮』の色鮮やかなこと、美味しいこと。
昨年末に拵えたものなので記憶も曖昧ではありますが、次回のために備忘録しておかなければ、と。

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柚子ワタの黄金煮はどこかの郷土料理のようです。
前回、柚子ワタを塩水にしっかり浸してから煮たところ、塩味が強くなってしまったのが失敗の原因。
いくつか拝見したレシピを合体させたり端折ったりして拵えております。


◆柚子ワタの黄金煮、備忘録

  1. 柚子胡椒を仕込んだ後、表皮だけを薄く剥かれた柚子が材料です。
    種・果汁・果肉を除き、ワタを含めた皮部分だけを先ずは計量しておきましょう。

    お湯を沸かし、お酢を大さじ1程度加えます。

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    再度煮立ったところに柚子ワタを加え、さっと煮て茹でこぼす、これを2回繰り返します。
  2. 10分ほど真水に晒した後、ザルにあけてしっかり水を切りましょう。
    ワタと同量の上白糖と合わせて1日おきます。

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    たっぷり水気が上がってきたら次の工程へ。

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  3. 落し蓋をして弱火で12〜15分煮ます。
    とろりとして泡が大きくなれば出来上がり。

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    黒豆を煮た時の上白糖が余っていたので、今回は上白糖効果でしょうか。
    前回とは比べ物にならないほど美しい艶々の仕上がり。
    程よい苦みもまた私好みなのです。

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お話を今朝のキッチンに戻します。
今朝はりんごを使ってキムチを仕込みました。
1/4ほど残ったりんごを使って、お気楽コンポート。

塩もみをして綺麗に洗ったりんごの皮をむき、皮とりんごをお鍋に合わせます。

ひたひたより少なめのお水、色付け程度の少量の赤ワイン、レモン汁、ちろりと蜂蜜を加え、落し蓋をしてことこと煮ること10分程度。
途中でふと思いついてドライフィグも加えてみました。

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お豆腐白玉団子はもはや慣れたもの。

木綿豆腐 100g
白玉粉 45g(5割よりやや控えめ量)

をビニール袋に合わせてよく揉み、ひとつにまとまったらビニール袋から出して更に滑らかになるまで捏ねます。
棒状にのばして包丁で切り分け、丸めて熱湯に中に落としていきましょう。

ふわりと浮いてきたら、ひと呼吸おいて冷水にとります。
お豆腐白玉団子が冷えたら、たっぷりのお水で湿らせたキッチンペーパーの上に並べておきます。
アロエはザルに移してシロップを切っておきましょう。

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年末、実家の母親が持たせてくれた干し柿を冷凍してありました。 
カチカチに凍らないので、冷凍庫から出したらすぐ縦半分に切って、薄切りにした発酵バターを挟みます。
食べやすいよう、横にも3等分しておきましょうか。

冷凍から全粒粉クランブルも出して準備は完了。

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白玉団子をジャーの底に3つ、デーツシロップを絞ってきな粉をたっぷりふります。
この上に、細かく砕いた全粒粉クッキーを重ねましょう。

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アロエを重ね、りんごのコンポート、お豆腐白玉、全粒粉クランブル、バター干し柿等をお行儀良く並べます。
最後に柚子ワタの黄金煮を添えて出来上がり。
流石に、市販のアロエのシロップは有効利用しませんよ、私でも。

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昨日は特定健診でしたので朝食抜き、ついでにお弁当もお休みしました。
そして1時ごろ帰宅した主人と、近所のバングラデシュ料理のお店へ。

主人は待望のビリヤニ、そしてニハリを頬張ってご機嫌、特定健診の楽しみがひとつ増えましたね。
そして食べ切れずに包んでもらったロティが、お昼の『ロティサンド』となりました。

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ロティの表面にバターもぬってあるので、本当にフィリングを挟むだけで出来上がり。
素晴らしいリメイク料理だとひとり悦に入るのです。




  1. 今朝、キムチを仕込んだ時に使ったミルを使いまわしてひよこ豆をペースト状に。
    ひよこ豆は蒸した状態で冷凍してあるので、凍ったままのひよこ豆をミルに入れて撹拌するだけ。

    オリーブオイル・ブラウンマスタードシード・クミン・玉ねぎ・人参を合わせて炒め合わせ、ひよこ豆のペーストと鯖缶、お塩を加えてなじませます。

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  2. 半分に切ったロティにたっぷり1を乗せましょう。
    ぱたんっと半分に折って、はい、出来上がり。

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ロティサンド、バングラデシュ人シェフにも報告したい美味しさです。

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金曜朝食の主食は、いつもの伊勢うどん 釜玉風。
ですが、今朝は底に最近お気に入りの『韃靼そば茶』を散らしてみました。

香りは抜群、ですが伊勢うどんの食感にはちょっとアクセントが強すぎたかしら。
主人にやんわり却下されました。

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一時品切れ状態だったイオンさんのイワシも復活したことですし、大変喜ばしいことです。





今日は歯医者さんの定期健診でしたね。
金曜日、主人は寄り道せずに帰宅するのでしょうか。


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2022年12月23日

木綿豆腐のティラミス風〜柚子カードと全粒粉クランブル編

昨日に引き続き、極寒の早朝キッチン。
普段ならば白湯を沸かせば部屋中ふんわりと温まるのですが、それでは全く効果のない室温は15℃。

素直にストーブを灯せば良いのですが、先ずはオーブンの稼動を考えて暖を取ろうとする性分。
オーブン加熱までミルにお任せのクランブルは我ながら賢明な選択だと思うのです。

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胡桃とアーモンドを従えた全粒粉クランブル。
サクサクの食感にバターの風味、間違いなく主人の好きな味です。

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そして全粒粉クランブルの下には、柚子カード ☆彡とお豆腐クリームの層。
言ったもの勝ちで『ティラミス』と表現してみました。

クランブルで使用したミルをそのまま使って、水切りした木綿豆腐を撹拌したお豆腐クリーム。
柚子カードの風味に引っ張られて、どうやら主人は最後までこれがお豆腐だとは気付かなかったようですよ。

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簡単に出来て冷凍も可能、『柚子カード ☆彡』との相性もばっちりの全粒粉クランブル。
これでお部屋も温まるなんて言うことなし。





◆材料と作り方

  1. お豆腐は前日から水切りをしておきました。

    木綿豆腐(もともと水分の少ないタイプです)を135g(1/3丁といったところ)
    キッチンペーパーに包んで軽い重石をしてひと晩冷蔵庫へ。
    135gの木綿豆腐が110gになっていました。

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  2. 全粒粉クランブルに進みます。

    ● 全粒粉薄力粉 40g
    ● アーモンドプードル 30g
    ● てんさい糖 30g
    ●フルール・ド・セル ひとつまみ

    以上をよく乾いたミルに合わせて振り混ぜます。
    ここに、● 無塩タイプの発酵バター 30g をよく冷えた状態で1cm角程度に切って加えましょう。

    ミルを小刻みに回転させて全体になじませます。
    そぼろ状に馴染んだところで、オーブンシートをひろげた天板に移し、●胡桃とアーモンド 各20g をざっくり刻んで合わせます。

    予熱したオーブンに移し、180℃で8分間。
    そのままオーブン庫内に放置して冷ませば出来上がり。

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    サクサクで本当に美味しい。
    今日使わない分は冷凍しておきました。

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  3. ミルをそのまま使ってお豆腐クリームに進みます。

    ● 水切りしたお豆腐
    ● 蜂蜜 15g
    ● 酒粕  15g
    ● レモン汁 10g
    ● 白味噌 5g

    以上を合わせて滑らかに撹拌するだけ。

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  4. 後は組み合わせるだけ。

    ジャーの底に柚子カードを少し垂らしたら、お豆腐クリームと柚子カードを交互に重ねて層にします。

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    少し冷蔵庫で冷やしてから、冷凍マンゴーを上に並べましょう。

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    柚子カードを更に冷凍マンゴーの上に。

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    クランブルが完全に冷えたのを確認して上にたっぷりと散らし、ドライレモンを添えて出来上がり。

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今日もお昼には温かなスープを添えます。
材料はいつもと変わりませんが、今日は厚切りベーコンの旨味を添えてみました。
更に身体が温まる具沢山スープに仕上がりましたよ。

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  1. オリーブオイル・粗みじん玉ねぎ・さいの目に切った人参・厚切りベーコンを合わせて炒め合わせます。
    ここにさいの目に切った蓮根も加えて炒めたところで、スープストックを注いでお塩をひとつまみ加え、根菜に8分通り火を通します。

    ゴールデングリーンさんから届いた人参は皮つきでお料理するのが常です。

  2. 赤芽芋や冷凍枝豆、蒸して冷凍しておいたひよこ豆等も加えます。
    頂いた赤目芋は本当に火の通りが早い、カボチャくらいの加熱で十分。

    葛粉をオーツミルクで溶いて加えます。
    全体にとろみがついてきたら、極少量のナンプラーやオイスターソースで味付けをして出来上がり。

    スープジャーに盛って黒胡椒を挽きます。

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スープと言うより野菜の煮物。
我が家のスープがいかに具沢山か、画像でなかなか残せないのが少々不本意でもあるのです。

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金曜日の主食は伊勢うどん、そしてパッケージチェンジしたイオンさんのイワシの生姜煮。
イオンさんのイワシの生姜煮は随分と洗練された味になったのですが、3尾入りというのが我が家には少々不適合。

こんな小さなストレスでもストレスはストレス。
何か良い案を考えないと。

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我が家では『ちねり豆』とお呼びしております、三重県は桑名市、多度町にあります『西大黒屋』さんの『八壺豆(やつぼまめ)』

鯉料理の大黒屋さんのすぐお隣にあるこちらの『八壺豆』が大好きで、同じ多度にある大和さんに行くときは、大抵こちらで八壺豆を買ってから目指す先へと向かいます。
90を過ぎた、そしてお話好きの女将がちねる、いえ、拵える八壺豆。
今週はこれが朝のおめざ。

主人が淹れてくれるほうじ茶、そして時々そば茶、どちらにもぴったりな素朴な味。
女将曰く、あまりに美味しくて作りながら食べてるの、と。
このおおらかな日常が早く戻ることだけが今の私の願いでしょうか。

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posted by しんさん at 13:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする