2012年01月18日

柚子を無駄なく使いこなそう 〜 皮編・柚子ピールの作り方

年末になると、実家のご近所さんからバケツいっぱいの柚子を頂きます。
それらを使って 柚子練り を作ったり 柚子ご飯 を作ったり、はたまた見よう見まねで 丸柚餅子(ゆべし) なんて何ヶ月もかかるものを手掛けてみたり・・・毎年、柚子たちに心満たされております。

今シーズンは、ご近所さん+兄嫁の実家からも柚子が。柚子好きの私には、正に嬉しい悲鳴。
これらの柚子たちを無駄なく使いこなし、柚子に満たされた楽しい日々を。まずは柚子ピールから。

今シーズンの柚子作品たちは、軒並み非常に出来がよろしい。特にこの柚子ピールは上出来。
以前 夏蜜柑の皮でピール を作ったこともありましたが、断然こちらの手順がお勧め。

柚子の風味がしっかり残っているのに、苦味等は感じられない美味しいピールに仕上がりました。
工程を忘れてしまわぬうちに備忘録・・・と。






  • 柚子は小ぶりなものが12個。
    ヘタを取り除いて塩でよく揉み洗いし、表面の水気をしっかり拭き取っておきます。


  1. 柚子を縦4等分し、果肉部分と皮とを分けます。
    皮に白いワタが皮についていたって平気ですよ。

    果汁はまた別のお料理に使います。果汁を無駄にしないよう、ボールとザルを重ねた上で作業し果汁をボールに溜めておきましょう。

    果肉部分と皮とを分けた段階で皮の重さを量っておき、その7〜8割分のお砂糖を用意します。
    今回柚子皮が270グラムでしたので、お砂糖は200グラム用意しました。

  2. まずは柚子皮をたっぷりのお水と共に強火にかけ、沸騰したらそのまま強火で1〜2分煮立たせます。これをザルにあけて水を切り、たっぷりのお水に浸けて 時々お水を換えながら2〜3時間おきましょう。再度ザルにあけて水を切ったら、縦3〜4等分します。

    柚子皮とたっぷりのお水を強めの中火にかけ、煮立ったら弱火にします。中央に穴を開けたキッチンペーパーで落とし蓋をし、ことこと30分程煮てから再度ザルにあけましょう。

  3. お水 450CCを火にかけ、計量したお砂糖の1/3量を加えて煮溶かします。
    ここに下処理した2の柚子皮を加え、煮汁が柚子皮全体にからむようお鍋を優しく揺り動かしながら軽く数分煮立てて火を止めます。そのまま半日〜1日おきましょう。

    ひと晩おいたお鍋を弱めの中火にかけ、更に1/3量のお砂糖を加えます。
    ゆっくりゆっくりお鍋を傾けながらお砂糖を煮溶かし、全体が煮立ったらシロップを柚子皮になじませるようにそっとお鍋を揺り動かします。2〜3分軽く煮立たせて火を止めましょう。
    このまま半日〜1日おいて、シロップを充分なじませます。

    3度目のお砂糖を加えて参りましょう。
    お鍋を弱めの中火にかけて残りのお砂糖を加え、ゆっくり煮溶かしながら弱火で2〜3分煮立てて火を止めます。そのまま半日〜1日おいてシロップを更に更になじませましょう。

    お砂糖を3度に分けて加え、少し煮立たせては火を止めそのまま冷ます。これがポイントです。

  4. 〜 ここからは柚子皮を取り出してシロップのみを煮詰めて参ります。

    鍋から柚子皮をそっと取り出し、残ったシロップのみを中火にかけます。
    沸騰したらやや弱めの中火程度に火を弱め、シロップが2/3量程になってとろりとするまで10分ほど煮詰めましょう。
    取り出しておいた柚子皮を戻し入れ、そっとシロップを全体にからめて半日〜1日おきます。

    最後にもういちど皮を取り出し、シロップがハチミツ状になるまで煮詰めます。
    しつこいようですがもういちど柚子皮を戻し入れ、そっとからめて冷ましましょう。

  5. クッキングシートを敷いた平笊の上に柚子皮が重ならないようひろげます。
    天日で半日程、半生状態になるまで乾かしましょう。柚子皮がうっとりする程綺麗な色に。

    バッドにグラニュー糖をひろげ、柚子皮の両面に満遍なくまぶしましょう。もういちどクッキングシートを敷いた平笊に柚子皮をひろげ、お天気の良い日なら数時間干していよいよ完成です。

    お疲れさまでした。どうぞ美味しい柚子ピールをお召し上がりください。







シロップを充分に含んだ柚子皮を乾かす 5 の工程で、低温のオーブンを使うのもテです。
・・・が!
やはりこの季節特有の冷たい乾いた風とお日さまが柚子ピールの仕上げには重要だと思うのです。お天気の良い日を選び、お日さまに手伝ってもらって美味しい柚子ピールに仕上げて下さいね。

必要以上に柚子皮を茹でこぼすことなく、お砂糖を加えたら軽く煮てそのまま冷ますを繰り返す・・・ 柚子の風味を残しつつ、美味しい美味しい柚子ピールを作るポイントです。

柚子シリーズ今後もまだまだ続くのであります。


posted by しんさん at 17:23 | Comment(3) | 柚子をとことん使いましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月23日

我が家の柚子練り、出来ました!

昨日は冬至。柚子湯にのんびり浸かりましたか?
我が家?えぇ勿論!ご近所さんに頂いた大量の柚子・・・の一部を湯船に浮かべましたとも!

たくさん頂いた柚子、ほんの数個しかお風呂に浮かべず何をしとったかと申しますと・・・

『柚子練り』 なるものを作っておりました!

『柚子練り』・・・少なくとも東海地方では聞き馴染みのない言葉でございます。
柚子と言えば大分、なんでも大分に昔から伝わる柚子皮のお菓子なんだとか。
各家々で作り方が少しずつ違い、それぞれの家庭にそれぞれの柚子練りが・・・ってことは!

柚子を煮詰めて、『これが我が家の柚子練りよ!』って言い切ってしまえばOKってことよね?

茹でこぼしなんてしません。柚子の白いワタも全部使います。種だって無駄にはしません。
柚子ペクチンが良い具合に溶けだして、とろぉ〜っとした美味しい柚子練りが出来ましたよ。
そのままお茶うけに、ケーキに、柚子茶として・・・これ、ものすごく使えるわ!

柚子を丸っと使い切ろう!多分これで良いんじゃないかなぁ・・・の 『自称柚子練り』。
マーマレードよりうんと簡単!何より大好きな柚子を無駄にしないって所が気に入ったわ!!










【材料】
  • 柚子・・・・・お好きなだけ
  • お砂糖・・・柚子重量の1/2量




【作り方】
  1. 柚子はヘタをとりのぞき、お塩で表皮をよく洗います。布きんでしっかりと表面の水気を拭き取りましょう。この状態で490グラム。お砂糖は250グラム用意しました。
  2. 柚子を縦4等分し、皮・果肉(ワタ等も含む)・種に分けます。皮は更に縦2〜4等分してお好みの大きさに。果肉はひと房ずつに分けて開き、種を取り除きます。もちろん果汁も無駄にしませんよ。ボールの上にザルを重ね、この上で作業して果汁をとっておきます。

    • ゴムべらで果肉を軽く押さえ、果汁を絞ります。この時種があれば除きます。
      椅子を持ってきてテレビなんぞ見ながらのんびりのんびり・・・
  3. 種をお茶パックに詰め、皮・果肉と共にお鍋に入れます。要は果汁以外ってことですね。ひたひたのお水を注いで弱めの中火にかけ、アクを除きながら煮立ったら弱火に。取り切れなかった小さな種が浮いてくるので、お箸でつまみ取ってあげましょう。

  4. 焦げやすいので気をつけて。ワタや袋が透き通ってくるまで40〜50分ことこと煮ると、ペクチン効果で全体がとろぉ〜っとしてきます。種の入ったお茶パックを取り除き、とっておいた果汁を加えます。計量しておいたお砂糖を2〜3回に分けて加え、しばし煮詰めます。

  • じっくり煮詰めるも良し、さらりとした仕上がりがお好みなら軽く煮詰めるもよし・・・ほんのりと柚子の苦味、これまた柚子好きにはたまりませんの。
    柚子を丸っと無駄なく使った “自称柚子練り” の完成です。










柚子皮の苦味が苦手!って方は、やはり面倒でも皮の茹でこぼし・ひと晩お水に浸ける等の処理をした方が良いかも・・・何にしろ、このとろぉ〜っとした柚子練りはお気に入りです

年賀状、大掃除、その他諸々・・・やらなきゃいけないことは山盛りです。
ついつい柚子の香りに寛いでしまいました。のんびり構えてしまいました。

ま、いいか。かりかりしたって始まらないしね。
折角の祝日だもの、お出掛けしたそぉ〜にしている主人に付き合ってあげようかしらね。
年末へのカウントダウン・・・少し恐ろしくもあり、少し楽しみでもあり。



posted by しんさん at 14:46 | Comment(2) | 柚子をとことん使いましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月13日

柚子ご飯&味噌漬け豚の焼きロールキャベツ

本日12月13日。
昨日ぼけぇ〜っと新聞を眺めていたら、『12月13日はビタミンの日』 などという文字が。

あらそぉなの、知らなかったわ。
ふんふん何々・・・今から100年前の今日、鈴木梅太郎博士が脚気治療に有効な “オリザニン” を米ぬかから発見したと東京化学会で発表?これが現在の “ビタミンB1” とな?

へぇ〜っ!で? “ビタミンB1”を多く含む食材は・・・と。あら、豚肉?
サンキュー梅太郎さん。本日の我が家のお弁当、おかげですんなり主食が決まったわ!

最近よく登場します、焼きロールキャベツ。
お歳暮でいただいた豚肉の味噌漬けを巻いて 梅太郎博士の功績を称えましょうぞ!
折角だからご飯も巻いちゃえ!・・・ってな感じで、本日の主食となりました。

味噌漬け豚の味にすっかりその風味をかき消されてしまいましたが、ご飯は柚子ご飯。
柚子ご飯・・・もぉその響きからしてお上品でしょ?これ、すごぉ〜く美味しいんですよ。

こんな風に、味噌漬け豚で巻きぃの 焦がし醤油で仕上げぇのするには勿体ない美味しさ!
・・・え?じゃぁ巻くなと。ごもっとも。

本日ビタミンの日。豚肉食べて、ビタミンB1の有り難さを再確認しましょう。
・・・・・・・・・ホンとは鰻が食べたいんだけどね、ウ・ナ・ギが・・・ねぇ主人、聞こえた?










柚子ご飯、柚子好きにはたまらない美味しさ。熱々でも冷めても本当に美味しいの。

ポイントは、欲張って柚子の皮を入れ過ぎないこと・柚子の皮は表面だけを薄くむくこと。
柚子皮の白い部分まで入れると苦味が出てしまいます。




【柚子ご飯を作りましょう】
  1. お米は1合。ややかために炊き上がるように、お水を加減して吸水させ炊飯します。
  2. 柚子は必要ならばお塩でもみ洗いし、皮表面の黄色い部分だけをむいて千切りに。皮をむいた後の柚子の実は、横に2等分して果汁を搾り種を除きましょう。
  3. 柚子皮を小さな器に入れ、柚子果汁とお砂糖 各大さじ1・お酢 小さじ1・お塩ひとつまみを加えます。500Wのレンジで10秒程加熱し、よく混ぜてお砂糖を溶かします。
  4. 炊きたてのご飯に3を加え、さっくり混ぜれば香り高い柚子ご飯の出来上がり!

  • ・・・絶対このまま食べた方が美味しいってば。



【ビタミンB1豊富な豚肉入り 焼きロールキャベツを作りましょう】
  1. キャベツを破らないようそっとはがし、お塩を加えた熱湯でしんなりするまで茹でます。ザルにひろげて冷まし、芯部分を包丁で削いで平らな場所にひろげます。
  2. この上に豚の味噌漬け・柚子ご飯をのせ、手前からきっちり巻きます。途中 片方の端を中に折り込んで最後まで巻き切り、もう片方の端を中にねじ込んで形を整えます。
  3. ティッシュ等で極々薄く油をぬったフライパンを温め、弱火でじっくり全体を焼きます。こんがり全体に焼き色がついたら、まな板の上に移して3等分しましょう。

  4. アルミホイルとクッキングシートを重ねて敷いた鉄板の上に並べます。刷毛で極少量のお醤油を表面にぬり、180度に予熱したオーブンで20分程焼きましょう。

  • ご飯の表面にうっすら焼き色がつくまで焼き、すり胡麻をたっぷりふって出来上がり。
    柚子ご飯の風味?・・・言われればなぁ〜んとなく柚子の香り?ってくらいかな。

  • ・・・いいの。朝食でがっつり柚子ご飯食べたから。満足したからいいの。










野菜室の奥から ひとかけらの蓮根が救出されました。

あら。あと一日遅かったら使用不可だったわ。
ぎりぎりセーフだったわね。

すりおろした蓮根を充填絹ごし豆腐と混ぜて。
お肉なしの 貧乏 ヘルシーハンバークが出来ましたよ。



蓮根はすりおろします。おろし切れなかった蓮根は、細かく刻んでしまいましょう。
充填絹ごし豆腐・刻んだシイタケ・片栗粉を加えて混ぜ合わせます。

フライパンに油をひいて温め、スプーンで生地をすくい並べていきます。弱めの中火でじっくりと両面を焼き、アルミホイルとクッキングシートを重ねて敷いた鉄板の上に移しましょう。

この上に軽くレンジ加熱した人参を重ね、トマトソース・刻んだとろけるチーズを。
230度に予熱したオーブンで10〜13分。チーズにほんのり焼き色がつけば出来上がり。





【トマトソースを手作りする場合・・・】


トマトソースは意外と簡単テキトーで出来ちゃいます。今回は冷凍しておいたトマトを使って。

みじん玉ねぎ 大さじ2・みじんニンニク少々・オリーブオイル大さじ1を500Wのレンジでふんわりラップで2分加熱します。ざく切りトマトを加え、同じくふんわりラップで2分加熱します。

冷凍トマトはお水にさらせばぺろりと皮がむけます。しばらくおいて半解凍状態でざく切りに。
・・・今回、面取り人参の切れっ端も刻んで加えております。

たっぷりとトマトの水分が出てきたところで、トマトケチャップとウスターソース 各大さじ1・オイスターソースとハチミツ 各小さじ1・顆粒の鶏がらスープ少々を加えてひと混ぜします。

ここからはラップを外し、2分加熱しては混ぜ合わせる・・・を数回繰り返し水分をとばします。

冷凍トマトなので非常に水分が多く出ますが、8回も繰り返せばソースらしくなってきます。
煮詰まったところでお醤油 小さじ1を加え、最後に1.5〜2分レンジ加熱して出来上がり。

冷凍トマトは凍ったまま切ろうとすると、滑って非常に危険です。必ず半解凍状態で。









きな粉って、意外とビタミンB1が多く含まれているんですって。

副菜は、里芋のきな粉和え。

酒粕とすり胡麻の風味+きな粉の香ばしさ。本日ビタミンの日にぴったりなひと品ね。



白胡麻を乾煎りし、しっとりするまで丁寧に擂ります。

ここに酒粕・みりん・ハチミツ・お酢・薄口醤油を加えます。しばらくおいて酒粕をふやかしてから丁寧にすり混ぜ、ペースト状になったところできな粉を加えて混ぜます。
粉吹き芋状態にした里芋を加えて和えれば出来上がり。

・・・もうちょっと和え衣をゆるめにして、里芋の食感を残して茹でた方が良かったかしら。










本日のスープ。

シンプルな大根と梅干しのスープです。





皮をむいて乱切りにした大根・濃いめにとった鰹だしを中火にかけ、煮立ったら弱火にします。


キッチンペーパーの中央に穴をあけて落とし蓋代わりにし、後はひたすらことことことこと煮込みます。仕上げに包丁で細かくたたいた梅干しを加えます。
梅干しの塩気が薄いようなら昆布茶を少々。器に盛り、ひねりゴマで仕上げます。





ビタミンB1で疲労回復!
まだ月曜日だけど疲労回復!


ビタミンB1豊富な豚肉。
柚子ご飯と一緒にキャベツで巻いて。主食は焼きロールキャベツです。
ひとぉ〜つ残念なこと・・・柚子ご飯の風味はどこどこ?どこに行っちゃったの?

消費期限ぎりぎりの蓮根を使って。
蓮根とお豆腐のもっちり肉なしハンバーグ風。

ビタミンの日だもの、きな粉のビタミンB1も。
里芋のきな粉和え。

本日のスープは、大根と梅干しのスープ。
地味だけど、やわらかな大根と梅干し風味がとっても美味しいの。

はっ!と気付けば12月も中旬・・・
13日だわ、ビタミンの日だわ、なんて呑気なこと言っていて良いのか?アタシ。

年賀状?買った袋のまま放置。大掃除?ナニソレ。
おっ!それより何より、ぼちぼち黒豆の新物が店頭にお目見えする頃ではあるまいか?
あぁそぉそぉ!2010年の世相を表す「今年の漢字」・・・「暑」だったわね。
今年は、我が家の漢字もびゃびゃっと揮毫してみようかしら。どぉ?主人。

・・・こんなことしてるから年末パニックに陥るのよね。


posted by しんさん at 14:00 | Comment(0) | 柚子をとことん使いましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月31日

あり合わせ丸柚餅子、乾燥完了!

皆さま、柚餅子(ゆべし)という食べ物を ご存じでしょうか。

丸ごとの柚子の中身をくり抜き お味噌やクルミ等を詰めて乾燥させたもの、
柚子の皮を刻んで 上新粉等と共に竹の皮に包んで蒸しあげた ちまきのようなもの、
柚子は使用せず 黒砂糖とお醤油でクルミ餅のような風合いの 東北地方で見られるもの、
他にも 柚子風味の羊羹のようなものだったり 求肥を用いたものなど、地方によって 実に様々。

古今東西、形も味も製造法も 全く異なる柚餅子の食べ歩きを 趣味とする風流人もいるとか。

昨年の末・・・ちょうど 冬至の頃です。柚子風呂にどぉぞ・・・と 柚子をたっぷり頂きました。

そこで 初挑戦です、初の柚餅子

なかなかの力作。1ヵ月ちょっと 我が家のベランダで干され干されて、ようやく昨日 完成。

主に、丸柚餅子(まるゆべし)と 平柚(ひらゆ)に分けられるこの食べ物。
保存食としての目的が強いようではありますが、まさに珍菓。

薄くスライスすると、そのごつごつした外見からは結びつかない なんとも優雅な柚子の香り。
干されて干されて こんなに小さくなったにも関わらず、しっかり柚子の風味・・・

お酒のおつまみに、お料理のちょっとしたアクセントに、もちろん お茶受けに 重宝しそうです。




実を申しますと・・・
初の丸柚餅子にチャレンジしたには、柚子をたっぷり頂いたことと もうひとつ大きな理由が。

時 遡ること2ヶ月強・・・昨年 11月の中頃。『霜ばしら』 という 高価なお菓子を頂きました。

お口に入れると、すっと消えてなくなる まさに 『霜柱』 のようなこの飴菓子・・・
そぉ〜っと蓋を開けると、雪のような“らくがん粉”に守られた “霜ばしら” が並んでおります。

http://www.tamazawa.jp/pcindex.html 詳しくは 玉澤さんのHPで

優雅なこのお菓子を優雅に楽しんだ後・・・
ものすごく私を悩ますのが、さくさくの飴の緩衝剤代わりの この “らくがん粉”。
罪なもので、何も知らなければ何てことなく処分出来るのに 説明書きにこんな一文が。

お召し上がりの後、らくがん粉は乾燥したフライパンに移し、弱火で加熱し、
焦げ付かぬようにかき混ぜ、若干色がついた頃合で器に移し、
砂糖と極く少量の食塩を加え、よく混ぜてお召し上がりください。
風変わりな、香ばしいお茶請けが出来ます。


だ、ダメでしょぉ?こんなこと知っちゃったら 捨てられないでしょぉ?玉澤さん・・・
でも “風変わり” って何よ。“美味しく” でなくて “風変わり”って。



はい、ご想像の通りです。
今回 初の手作り丸柚餅子。この 緩衝剤代わりの“らくがん粉”を、消費する為のお片付け料理。

過去にも お弁当の主食としてその変貌っぷりを楽しみましたが、いや これからはこれかな?
お家にある物、頂き物、そして 何より貧乏性精神で作る珍菓 『丸柚餅子』・・・あぁ 自己満足。




小ぶりな柚子 9個を使って作ります。
皮ごと食するものなので、柚子は 是非とも無農薬のもので。

お塩をすり込み 表面をよく洗った後 お塩を洗い流し、熱湯をまわしかけて 丁寧に洗います。
柚子 2個分の表面の皮を 薄く薄くすりおろし、果汁を搾ります。
皮は 白い部分は 苦味が強いので、表面だけをすりおろしましょう。

他の柚子は、上部を切り取って蓋にし 中実を綺麗にくり抜いておきます。
切り取った蓋部分が ぴったり合わないと蒸す時に困ります。柚子の中に入れておきましょう。



いよいよ、例の “らくがん粉” を使って 柚子の中に詰める “餅種” を作ります。

これも お家にあるもので。クルミが少量しかなかったので、茹でピーナッツやらを追加。
クルミ 25グラムと 市販の茹でピーナッツ 15グラムは 包丁でざっくり刻んでおきます。

らくがん粉 55グラムに、刻んだクルミと茹でピーナッツ・すりおろした柚子の皮・合わせ味噌
50グラム・白味噌 25グラム・お砂糖 20グラムを加えて よく混ぜ合わせます。

これを 詰めやすいかたさになるよう、柚子果汁とみりんでのばします。

用意しておいた柚子の器に詰めるわけなのですが、ここで 注意が必要です。

下の写真ほど たくさん詰めてはなりません。蒸した時 中身が膨張して 大変なメに遭います。
6分目くらいに とどめておきましょう。





これを じっくりじっくりと蒸します。

水滴が落ちないよう 蒸し器の蓋を布きんで包み、蒸気の上がった蒸し器に並べます。
中火で蒸すこと 40〜50分。蒸し上がったらそのまま冷まし、ザルに並べて乾かします。



後は 1ヶ月〜2ヶ月 ひたすら干します。
長丁場なので、邪魔にならないよう お茶パックに入れて こんな感じで干してみました。

雨と直射日光は厳禁。朝 洗濯物と一緒に吊るし、夕方 洗濯物と一緒に取り込みます。
寒いこの時期の風だからこそ 美味しい丸柚餅子を作りだしてくれるのです。




こぉして 約1ヶ月半・・・
日中はベランダ、雨の日や夜は 我が家で最も寒い玄関へと場所を変え 干され続けた柚子達。

おぉおぉ・・・なんとまぁ 以前の姿からは 想像もつかぬ姿に。

ラップで包み直し 冷蔵庫で保存してあげれば、約1年くらい保存可能なんだとか。

源平の頃よりの珍菓 兼 保存食とされてきた 『丸柚餅子』・・・見事 完成いたしました。
そして 頂き物の 『霜ばしら』・・・粉まで 全てを余すことなく美味しく頂き、そして遊びました。

ふわ〜っと香る柚子、香ばしいもっちもちのあり合わせ餅種、柚子の苦味。まさに 大人の嗜好品。
甘さを抑えてあるので、お茶受けだけにとどまらず お料理にもどんどん使えそう。

昨日は 夕ご飯のうどんに1枚。これだけで ただのうどんが 料亭のうどんに (←言い過ぎ。)


でもね、ふと思ったのです。私、丸柚餅子というもの 食べたことなかったのだわ、そぉ言えば。
ま、それはさておき、今夜は お手製丸柚餅子で冷酒といきましょうか。ね、主人



posted by しんさん at 09:02 | Comment(0) | 柚子をとことん使いましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月23日

ゆずづくし

昨日は、冬至。もちろん、お風呂は柚子風呂。

今年は、柚子をた〜くさん、いただきましたるんるん
きっと柚子風呂に、というお心遣いだったのでしょうが・・・申し訳ありません。実は、無類の柚子好きなんです。

柚子をお風呂だけに終わらせるワケにはいかないっ!と(要するに食べたかったんです)昨日、我が家は柚子尽くし・・・

まずは特に綺麗な柚子を選んで。柚子の皮の砂糖漬け。柚子ピール。
これ、大好きなんです。ホンと、愛してるんです。これだと、柚子の皮の白い部分もみんな堪能出来るし。

柚子の皮を適当な大きさに切って、3,4回茹でこぼします。
グラニュー糖とお水を湯にかけて、煮詰まってとろりとしてきたら、水気を切った柚子の皮を投入。

たっぷりとからめたら、パットに広げてグラニュー糖をまぶして出来上がり


私は、ここで、やはりオレンジキュラソーを少々ふりかけて。

オーブンで少し乾燥させてからグラニュー糖をからめると、グラニュー糖の結晶が綺麗に残ります。
しつこいようですが、これは、ホンと、たまらない美味しさ。もっと作っておけばよかったぁ〜

で、この時に分けた柚子の果実。
これは、皮付きのまま薄切りにしたりんごと保存ビンに入れて、はちみつをそそいで馴染ませておきました。

柚子は種だけは除いて。薄皮はつけたまま、ザク切りで大丈夫。2、3日置いたらいい感じに。

お湯を注いで温かい柚子湯として飲んだり、風邪気味の時には、生姜湯に入れて飲んだり。ヨーグルトにかけても美味。


で、更にお決まりのマーマレード。
柚子の皮を茹でこぼしたり、何時間もお水につけてアク抜きを、なんて面倒なことはしなくても平気。
刻んだ柚子の皮をひたひたのお水でくつくつ煮たら、柚子の絞り汁と、グラニュー糖を入れて更にくつくつ煮込むだけ。
とろっとしてきたら、ほい、完成
う〜ん、こんだけぽっちしか出来なかったか・・・


で、最後は、乾燥柚子。
薄く薄く皮を剥いて、刻んだ柚子の皮をお部屋の中で乾燥させるだけ。ビンに入れて、保存できるので、ちょっとした煮物をした時とか重宝します。
手抜きの煮物でも、柚子の皮をあしらうだけで素敵に見えるので・・・


そんなわけで、我が家の柚子風呂は、こうなりました

でも、そのまま、丸ごとの柚子を入れるより、う〜んといい香り。
以前、ゲルマニウム温浴の石が入っていたサッシュ袋に、柚子の皮やら汁を絞られた後の柚子やらを詰めて。
入浴中は、肩に乗せて、これでもかというくらい柚子の香りを堪能しました

昨日は、お風呂でもキッチンでも、柚子の香りが満ち溢れて、ホンと、素敵な土曜日でした。

おまけ
柚子の香りがキッチンに充満して、いい感じでしたが、夜、キチ鍋をしてしまいました。柚子の香りは、キムチに追いやられて・・・ま、それはそれであせあせ(飛び散る汗)

先日漬けたキムチ、容器があまりにも大きかったので、冷蔵庫が占領されてしまって・・・
小分けにしたついでに、漬け汁でキムチ鍋。
これが美味しいんですが、辛いこと辛いこと。
激辛好きの主人は大喜びでしたが、並みの辛好きの私には・・・冷奴でお口をクールダウンしながらのキムチ鍋でした。でも、旨みはたっぷりでホンと美味しかった

ラベル:柚子
posted by しんさん at 08:57 | Comment(0) | 柚子をとことん使いましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする