2012年05月26日

主人、お誕生日おめでとう。艶々のババ・オ・ラムあげます。

昨日5月25日、私よりひと足早くお誕生日を迎えた主人。おめでとう!
3ヶ月弱の間だけ年上さんね。ささやかですが、あなたがずっと欲していたコレを焼いてみましたよ。

ババ・オ・ラムです。
円筒形の型を持ち合わせておりませんので、エンゼル型仕上げとなりました。



昨年訪れた神楽坂のリヨン料理屋さん “ルグドゥノム・ブション・リヨネ”
主人がその衝撃的なデザート “ババ・オ・ラム” と出会ったのは、こちらのお店でありました。

大人も子供も同じスィーツに満ち足りた昨今、リキュールはほんの隠し味程度。
でもこちらのババ・オ・ラムは違いました。子供は大人になってからお食べなさい!とでも言わんばかりにラムを効かせた大人のデザート。たまに食べるデザートは、やっぱこぉでなくっちゃね!

主人が望むババ・オ・ラムが手に入らないのならば、妻が作ってみせましょう。がっつりラムを効かせたババ・オ・ラムにとろりクリーム・シャンテを添えて。主人、どぉぞお好きなだけ召し上がれ。










【ラムシロップを作ります】
  • オレンジとレモンは粗塩で表皮をしっかり洗い、それぞれ1/2個分の皮をむきます。
    オレンジとレモンの皮・グラニュー糖 200g・お水 300CC・バニラビーンズ 1/2本を弱火にかけ、ゆっくりひと煮立ちさせます。これを漉して粗熱をとり、ラム酒 80CCを加えましょう。




【仕上げ用アプリコットジャムの準備もしておきましょう】
  • 杏ジャムを裏ごしし、弱火にかけながら少量のお水でのばして冷ましておきましょう。ラムシロップをしみ込ませたババにぬって仕上げる際、ラム酒でのばして使います。











【さぁ、張り切ってババ焼きますよ!】
  • お好みのドライフルーツ 140gをザルにひろげ、たっぷり熱湯をまわしかけてしっかりと水切りをしてボールに移します。今回は、レーズンとミックスフルーツを合わせて140g使用。
    ラム酒 大さじ3をふりかけてなじませておきます。長時間漬け込めば更に美味しくなります。
  • 発酵バター 65gを室温に戻し、クリーム状に練っておきます。
  • Lサイズの卵 1個は室温に戻しておきます。
  • 型にバターをぬり、強力粉をはたいておきます。今回は15センチのクグロフ型・15センチのエンゼル型ふたつを使用しました。




  1. 牛乳 120〜130gをいったん沸騰させ、ある程度冷ましてから100g計量します。(最初に計量すると減ってしまいますから。残った牛乳は、発酵待ち時間のココア用にどうぞ)
    ときほぐした卵に牛乳を少量ずつ加えながら混ぜ合わせ、人肌程度に調整します。
    牛乳が熱すぎると卵に火が入ってしまいます。ある程度冷ましてから加えてくださいね。
  2. 強力粉 150g・薄力粉 100gを大きめのボールに合わせてふるい入れます。ここにインスタントドライイースト 小さじ2・シナモンパウダー (お好み量)・お砂糖 20g・お塩 小さじ1を順に加えていき、丁寧に混ぜ合わせましょう。

  3. 2の粉類に、1の卵液を少量ずつ加えながら手で混ぜ合わせます。ボールに生地がくっつかなくなってひとつにまとまったら台の上に移し、頑張ってなめらかになるまで捏ねましょう。
    更に、用意しておいたバターを少量ずつ加えて混ぜ込みます。最初は生地とバターがなじまずつるんっとした状態が続きますが、根気良く混ぜ込んでいくとなめらかな美しい生地に捏ね上がりますよ。最後に用意しておいたドライフルーツを加えて軽くもみ込みます。

  4. 3の生地をまとめ、薄くバターをぬった大きめのボールに移します。生地に密着するようオーブンシートで生地を覆い、キッチンペーパー2枚をこの上に重ねます。霧吹きで全体がしっとりするまでたっぷりとお水を噴きかけ、更にラップをかけて乾燥を防ぎましょう。
    オーブン発酵機能 35度で40〜50分、生地が倍になるまで発酵させます。

  5. 1次発酵が完了した生地を手の平で押さえるようにしてガス抜きをし、2等分してそれぞれの型に詰めます。キッチンペーパーを2枚重ねて湿らせ、生地を覆ってオーブン発酵 35度で更に30〜40分2次発酵させます。
    生地が型の2/3程にふくらんだらオーブン庫内から出し、オーブンを190度に予熱します。

  6. オーブンの設定温度を180度にし、焼くこと20〜30分。
    焼きあがったらすぐに型から出して大きめのボールに移し、たっぷりとラムシロップをまわしかけます。ボールの底に溜まったシロップが半量程度になるまでおき、ババの上下を返して更にシロップをたっぷりと吸収させましょう。

  7. ラムシロップをたっぷり吸収したババをお皿に移し、残ったシロップをそっとまわしかけます。用意しておいた仕上げ用杏ジャムをラムで少しのばして刷毛でぬり、表面が乾燥しないよう大きめのボール等をかぶせて冷蔵庫へ。ひと晩程度おけば、艶々ババの出来上がり!

  • ここでちょっと・・・いぇ、大いに反省点を。
    当初はクグロフ型の方に重きを置き、エンゼル型はあくまで残った生地用としていたのですが・・・シロップをしみ込ませた時点で、悲しいかなクグロフの方は崩れてしまったのです。

    焼きが甘かったこと、シロップのラム含有量が多すぎた故シロップが重かったこと、高さがあり過ぎたこと・・・失敗の原因は多々思い当たります。何はともあれ、しっかり焼き色が付き過ぎるくらいに焼かないと重いラムシロップに生地が負けてしまうことを学びました。よっしゃ!










少々の失敗はありましたが、ちゃんと主人への誕生日プレゼントは渡すことが出来ましたよ。
がっつりとラムを効かせたババ・オ・ラム、もちろん生クリームにもラムを使ってあります。

さてそのお味・・・そして気になる主人の感想。
はぁ、もっともっとバターを使ってこってりと仕上げてほしい、と?ラムシロップは合格である、と。
彼の要望通りに作るには、かなりの勇気が必要なようであります。

なにはともあれ、ひとつ加齢おめでとう。
『貞子をやっつけたぞー』 などと寝言で叫ぶ44歳。誰もこんなモンよね、多かれ少なかれ。

posted by しんさん at 16:51 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月28日

ナイジェラ風トライフルが大暴走しております

ナイジェラ風トライフル・・・イギリス人料理研究家のナイジェラ・ローソン (Nigella Lawson) が、ご自身の番組で紹介していたもの。生クリームをたっぷり使った簡単トライフルのことです。
このトライフルを見てからです、主人が自らの箍を自ら外したのは。生クリーム好きにも程があるわ。

放っておけば、仕事の帰りにトライフルの材料を調達してくる始末。家からそう遠くないスーパーに、タカナシの乳脂肪47%生クリームが陳列されているのを知ってしまってからは更に加速。

ゴールデン・ウィーク初日の本日、お昼ご飯がナイジェラ風トライフルだなんて・・・

はっ!
いけない・・・ついつい彼の策略にのってしまったわ!ついつい私が作ってしまったわ!
なんやかんや言って楽しんでいるのね、私自身も。

歴代我が家のナイジェラ風トライフル、見る?

2012年04月04日
2012年04月15日
2012年04月17日










  • 今回は、近所のスーパーに行った時に見かけた “杏仁豆腐の素” を使ってみましたの。
    懐かしい “ハウスのプリンミクス” の類ですよ。
    お水と牛乳入れて冷蔵庫でかためるアレ。アレの杏仁豆腐版ってところ。

    杏仁豆腐の素の指示通り材料を混ぜ、粗熱がとれたところでリキュールを加えます。
    このリキュールを毎回何にしようか考えるのが結構楽しいんだな。
    今回使ったリキュールはアマレットですよ。たっぷり100CC。近所の量販店で調達した安いアマレットだけど、着眼点は良かったのではないかしら。完全に自己満足ですけどね。

    デニッシュパンを切って型に敷きこみ、アマレットがたっぷり入ったキッチュな杏仁液をたーっぷり注いで一晩冷蔵庫でしみ込ませるのです。

    そして、いよいよタカナシ乳脂肪47%生クリーム登場。
    とろみがつくまで泡立てたら、ここにもアマレット入れますよ。結構入りましたよ。ゆるめに仕上げたアマレット入り生クリームをどちゃーっと。もぉここまでくるとやけのやんぱちです。
    オーブン庫内では、140度で10分 (予熱なし)で乾煎りしたアーモンドが冷めております。
    白桃缶・粉砂糖とともにトッピングして仕上げます。











さぁ、今日のお昼は “大暴走し始めたナイジェラ風トライフル” だよ!
・・・というわけで、主人が選んだお酒。

・・・パスティスときましたか・・・PERNOD (ペルノー) ときましたか・・・確かにね、この氷を入れて白濁した感じがお昼飲むのに良い感じなのですが・・・キツいわよ、この組み合わせは・・・アニス香が!





いずみチューリップが愛らしいで我が家の食卓。チューリップと妻が唖然とする程、主人はこのトライフルがお好みの様子・・・ってか、兎にも角にも生クリームが好きなんだな。

君ぃ、完食する気ですか?

posted by しんさん at 17:13 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

梅酒の梅でクグロフを作ったよ!

今を遡ること2ヶ月くらいかしら。
Oおくさまにね “梅酒の梅” を頂いたの。ただ、梅酒とは言ってもブランデー漬け。おぉ贅沢ぅ。

それがまぁご立派な梅たちでね。大粒で美味しそうで・・・これは何かにしてあげないと、と。
そんなワケで作ってみました。

梅酒の梅がごぉろごろ入った “クグロフ” です。
ちょうどクリスマスも近づいてきたことだし、なんとなく良いタイミングじゃぁなくて?

クグロフ生地が余ったので、本日のお弁当用に紙製のパウンドケーキ型でおまけサイズも。
ぱかっと半分に切ってみましょうか?

ね?梅がごぉ〜ろごろでしょ?


梅酒を楽しんだ後の梅の実でジャム・・・って話はよくありますが、基本的に梅酒の梅でジャムを作るってのは実はあまり好きじゃないのです。
だって、他のフレイバーのジャムの方が美味しいし好きなんですもの。


でも、この梅酒の梅をドライフルーツとして使うのってアリだと思うのです。
梅を茹でこぼす必要もないし、取り除き辛い種も愛らしいまでに簡単にむきゅっと取れるし。
暇な時に種を除いてお好みのリキュールに浸けておけば、フルーツケーキを作りにぴったり。

梅酒の梅で作るドライフルーツ風。種を除いてあるのでつまみ食いにもぴったりよ。
フルーツケーキ、クグロフ、シュトーレン、バネトーネ、たまには梅でアレンジなんていかが?










【先ずは梅を天日に干します。そして梅の種を取り除きましょう】


  • 梅酒の梅は水気をよく拭き取り、平らなザルにひろげて数日天日に干します。
    からからに干す必要はありません。しっとり感が残る程度で良いのです。

    さ、干した梅の種を取り除きましょう。

    両手の親指と人差し指を使って、干した梅全体を優しく優しく揉みほぐします。
    側面を揉みほぐしたら上下も忘れずに。種の尖った部分で怪我をしないよう優しくね。

    やがてヘタ部分になんとなく隙間が出来た感が伝わります。ここまで来たらあと少し。
    種を縦に立て、両手の親指で果肉を押し下げるようにすれば種が半分顔を出します。後は種のお尻部分を親指で押してあげれば、種がぽろんっと素直に落ちてきますよ。

    ね、こんなに綺麗に種だけがぽこっととれちゃうの。
    これなら、お菓子等いろいろなお料理にも使いやすいでしょ?

    後はこれをお好きな大きさにカットし、お好きなリキュールに数日浸けておきます。
    時間が出来た時にフルーツケーキでも何でもお好きなお料理に使えちゃう。
    今回はOおくさまから梅と一緒に頂いた梅酒に浸けておきましたよ。










さ、良い感じに梅酒がなじんできましたので、クグロフでも作ってみましょうか。イーストを入れて生地を発酵させ、型に生地を詰めて焼くクグロフ。ケーキと言うよりパンって食感かしら。
大好きな “みなみさんのケーキノート” を参照にしました。

加えるドライフルーツは、ラムやブランデーに早くから漬け込んでおくと美味しさひとしお。
レーズン等オイルコーティングしてある物は、さっと熱湯にくぐらせてからお酒に漬けて下さいね。


  • 発酵バター 65グラム・卵 1個は室温に戻しておきます。
  • 牛乳をいったん沸騰させ、ある程度冷ましてから100グラム計量します。沸騰させる前に計量すると減ってしまいますからね。


  1. 室温に戻した卵を溶きほぐし、計量した牛乳を加えて混ぜ合わせます。イーストの発酵を促すため、35〜40度をキープして下さいね。
    バターはクリーム状に練っておきます。
  2. 強力粉 150グラム・薄力粉 100グラム・インスタントドライイースト 11グラム・お砂糖 40グラム・お塩 5グラム・シナモンパウダー 小さじ1。
    以上を大きめのボールに全て入れ、泡立て器で均一に混ぜ合わせます。
  3. 2の粉類に1の牛乳を少しずつ加えては手で混ぜ合わせます。全体が滑らかになるまで丁寧に捏ね混ぜ、更にクリーム状に練っておいたバターも加えて混ぜ込みます。
  4. 梅酒に漬けておいた梅・冷凍レモンのすりおろしも加えて軽く全体を混ぜ、生地を丸くまとめます。大きめのボールに薄く油をぬって生地を移し、ぬれ布きんとラップをかぶせてオーブンの発酵機能(40度)を使って生地が倍になるまで1時間程発酵させましょう。
  5. 生地のガス抜きをして棒状にまとめ、薄くバターをぬったクグロフ型に詰め込みます。再度ぬれ布きんとラップをかぶせ、30〜40分間2次発酵させましょう。生地が型の2/3以上ににふくらんだら、190度に予熱したオーブンに素早く入れます。

    設定温度を180度にして焼くこと30分。
    串をさしてみて、生の生地がついてこなければ焼き上がりです。

    熱いうちに型からはずし、梅酒をハケで全体にたっぷりしみこませるようにぬります。更に、茶こしで粉砂糖をたっぷりふりかけましょう。
    梅酒→粉砂糖の工程を3回ほど繰り返し、そのまま冷まして出来上がり。

主人、本日のお弁当はこれが主食なのよ。

クグロフ型で焼いた方は・・・えぇ〜っとぉ・・・Oおくさま、食べてみてやって下さいます?
あのぉ・・・本当にお家であるもので焼いただけの力抜き抜きのクグロフなんですけどぉ・・・
お忙しい日々日常、お腹が空いた時にちょいっとつまんでやってみて下さい。
日持ちするので・・・えぇっとぉ・・・本当スミマセンこんなんで。










そんなこんなで今週も金曜日となりました。
お弁当?一応作っておりますよ。
ただあまりに貧相なお弁当なので、写真を撮る気にもならないってだけですよ。

・・・あぁ〜ぁ、撮っちゃった。
・・・あぁ〜ぁ、載っけちゃった。


posted by しんさん at 14:00 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月23日

酔っぱらいますよ、ベルモット風味のオレンジケーキ

先日、実家の母親がオレンジをふたつくれました。
“安売りしていたんだけどねぇ、こんなに食べられないしあげるわ” ・・・ あらそう、サンキュ。

オレンジを手に我が家に向かう途中。
頭の中では既に何を作ろうかイメージが出来上がっておりました。そう、お料理って直感よ。

先日主人が調達してきましたドライ・ベルモット、Noilly Prat (ノイリー・プラット)。
オレンジに合うんじゃぁないかしら。

ほぉ〜らね、にらんだ通りよ!! やっぱり、ぴったんこよ!!

ベルモット風味のオレンジケーキです。
お水を加えずベルモットとグラニュー糖だけで煮込んだオレンジがたっぷり!

焼き上がった生地にも、たっぷりとベルモット風味のシロップをしみ込ませてあります。

冷蔵庫でうんと冷やして、更にベルモット風味のソースをたっぷりかけて召し上がれ。
ソースのベルモットはアルコールをとばしておりません。直入れです。なので酔っ払います。

近頃のお気に入り、アルコールを使ったお菓子たち。
紹興酒生チョコでしょ、マッコリアイスクリームでしょ・・・あら、以前にも色々作っているのね。
そして本日のベルモット・オレンジケーキ。今日の秋風のような爽やかなケーキです。










ケーキ型は、直径15センチのエンゼル型を使用しております。



【先ずはベルモット風味のオレンジコンポートを作りましょう】

  1. オレンジは2個。上下を少し切り落とし縦に皮をむきます。この状態で260グラム程。
    皮をむく時はお鍋の上でね。果汁も無駄なく使ってあげましょう。
  2. 白い薄皮をできるだけ除きながら房ごとに切り離し、ベルモット 150CC・グラニュー糖 30グラムと共に強火にかけます。煮立ったら弱火に。

    お鍋の大きさに合わせて切ったクッキングシートの中央に穴をあけ、これを落とし蓋にして時々煮汁を回しかけながら10〜15分。そのまま完全に冷めるまでおきましょう。




【さぁ、ケーキに挑みましょう】


  • オレンジコンポートをザルにあけ、果実と煮汁に分けておきます。
  • オーブンは190度に予熱しましょう。
  • 薄力粉 130グラムとベーキングパウダー 小さじ1/2を合わせ、2度ふるっておきます。
  • エンゼル型に薄くバターをぬり、底部分に器量よしのコンポートを並べておきます。
    残ったコンポートは生地に混ぜ込みます。ざっくり刻んでおきましょう。
  • 発酵バターと卵を室温に戻しておきます。
    バターは、ケーキ用が110グラムでソース用が100グラム。
    卵はケーキ用とソース用、それぞれ1個ずつ使用します。



  1. 室温に戻したバター 110グラムをクリーム状に練り混ぜ、充分に空気を含ませます。次いでお砂糖 70グラムを加え、全体が白っぽくもったりとするまですり混ぜたところに 溶き卵 1個分を加えます。卵が分離しないよう、少量ずつ加えながら混ぜ合わせて下さいね。

  2. 卵とバターが滑らかになじんだところで、合わせておいた粉類・コンポートの煮汁 大さじ3を加えていきましょう。
    この時 先ずは粉類の1/3を加えてゴムべらでさっくり混ぜ込み、ここにコンポートの煮汁 大さじ1を加えて混ぜ込むといった手順で。粉類→煮汁を交互に加える・・・を3度繰り返し、最後に刻んだオレンジも加えて生地の完成です。

  3. 用意しておいた型に移し、表面を平らにならします。型の底を数回打ち付けてしっかりと空気抜きをし、190度に予熱したオーブンへ。

    設定温度を180度にして、焼くこと25〜30分。

    もうちょっと大きめの型にしても良かったかしらね。

    熱いうちに型から出して網の上にのせ、これをバッドの上に。熱いうちに、ハケでコンポートの煮汁をたっぷり優しくたたくようにしみ込ませます。特にケーキの側面を重要視してね。

    最後にバッドに落ちた煮汁を上から回しかけ、冷蔵庫に移してしっかり冷やしましょう。




【余力があればベルモットソースなどいかが?】
  1. 室温に戻した発酵バター 100グラムをクリーム状になるまで練り混ぜます。
    ここにお砂糖50グラムを加えてすり混ぜ、更に溶き卵 1個分を少量ずつ加えながら滑らかになるまで混ぜ合わせます。
  2. これを湯せんにかけ、そっと静かにヘラで混ぜます。
    全体がもったりとしてきたら湯せんから下ろしましょう。

    ベルモット 60CCを加え、滑らかに混ぜ合わせればベルモットソースの出来上がり。

    冷やすと幾分かために仕上がります。バターを湯せんにかけた時、写真のようにヘラの跡が残るまで煮詰めるとカスタードソースのような仕上がりになります。
    とろりとしたソースがお好みの方は、煮詰める際加減して下さいね。










こうして3連休初日の本日、ケーキ作りからスタートとなりました。
生地にもソースにもベルモットがいっぱい。大人限定、酒飲み限定のケーキです。

梅*さんもいかが?

さ、今日の夕食は主人から “鶏肉の赤ワインビネガー煮込み” をリクエストされております。
そろそろアルコールが切れてきた頃。
アルコールチャージしながらお料理でも始めましょうか。



posted by しんさん at 18:23 | Comment(2) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月18日

紹興酒を使い切ろう!生チョコで使い切ろう!

先日作ったシジミの紹興酒漬け
頂いたシジミがこれまた立派で、且つ紹興酒の威力が存分に発揮されて大傑作でした。

で・・・と。
開封後の紹興酒がいつまででも残ってしまう・・・この類のお料理を作った後にありがち。

でも、そんな事はこのアタクシが許しません。
使われぬまま何時までもキッチンの隅で埃をかぶる調味料等の存在・・・断じて許しません。

開封後の紹興酒を使い切ろう!先ずは、こんなんいかがかしら。

ほらほら、甘いもの好きの主人がまた惚れなおしましたよ。
紹興酒をがっつりと効かせた生チョコです。

クーベルチュールやらなんやらを使う必要なんてありません。
近所のスーパーで “お買い得” 価格になっていた板チョコ使用です。

でも、このお手頃感&いい加減さが良いのでないかしら。連休中のおやつにぴったり。
とっても簡単、紹興酒の生チョコ。ただし、お酒の弱い方は酔っぱらいますからね。










【 材料 】

  • 極々普通のブラックチョコレート 140グラム
  • 生クリーム 70CC
  • 発酵バター 20グラム
  • 紹興酒 大さじ3
  • ハチミツ 大さじ1
  • 純ココア (バンホーテンのピュアココアが良いと思います) 適量




【 下準備 】

  • 型に合わせてクッキングシートを敷き、バッドの上にのせてスタンバイしておきます。
    型は15センチ角の正方形セルクル型を使用しております。



【 作り方 】

  1. 小さめのお鍋に生クリームとハチミツを入れ、弱めの中火にかけてハチミツを溶かします。沸騰直前まで温めて火からおろし、丁寧に混ぜながら少し冷ましておきましょう。

  2. 大きめのボールにチョコレートを割り入れ、ここに小さくちぎったバターも加えます。1と同時進行でこれを湯せんにかけて丁寧に混ぜながら溶かし、湯せんにかけた状態で1を少量ずつ加えながら混ぜ合わせましょう。滑らかになったら湯せんを外します。

  3. 紹興酒を加えて混ぜ、用意しておいた型に流し入れます。ゴムべらで表面を平らにならし、底を数回優しく打ちつけて空気抜きをします。
    これを冷蔵庫に移し、2時間ほどかけてしっかりと冷やし固めましょう。

  4. 固まったチョコレートをクッキングシートごとセルクルから取り出し、平らな場所に置きます。 そっとシートの側面を開き、茶こしでたっぷりとココアをふって包丁で切り分けましょう。
    包丁は入れるその都度綺麗に拭きながら切れば、仕上がりも綺麗ですよ。

    この上にバッドをかぶせてひっくり返し、そっとクッキングシートを外します。

    この時チョコがやわらかくてシートが外し辛いようならば、もういちど冷蔵庫へ。
    冷やしてそっと・・・が綺麗に仕上げるコツです。

    上にもたっぷりとココアをふって切れ目ごとに切り離します。
    断面にもたっぷりとココアをまぶせば、はい!出来上がり。











とてもやわらかな仕上がりなので、必ず冷蔵庫に入れてあげて下さいね。
そして何より、お酒の弱い方はご注意を。必要以上酔っぱらいませんように。

3連休も今日で2日目。

昨日は主人が、鶏もも肉の赤ワインビネガー煮込みを作ってくれました。
大好きな豊橋のお店の賄いとして紹介されていたお皿を、彼が我流でアレンジしたもの。
ちゃんとバターライスも添えて、彼はご満悦の様子でありました。

そして本日は、またまた白身魚のムニエルに再チャレンジするそうな。
もう、ムニエルだろうとエマニエルだろうとどうぞあなたのお好きになさって下さい。

ちなみに週末に展開される主人の料理。
“ ビストロ OTTO ” から “ビストロ egoist” と店名変更したそうです。。。


ラベル:紹興酒 生チョコ
posted by しんさん at 08:27 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする