2019年04月18日

マッコリ白玉団子 〜 納得出来ない小豆餡編

主人の入院中、たまにはとひとりで宿泊した京都の俵屋旅館。
夕食の際、水菓子の後に出された餅麩ぜんざいが忘れられません ⇒ ☆彡

その数週間前に宿泊した際の黒豆にも感動しましたが、黒川料理長のぜんざいは身近な食べ慣れた食べ物だということも相まってその味、いえ、その佇まいさえが正に秀逸を極めておりました。
そんな黒川さんが拵えるような小豆が炊きたくて、真剣に小豆と向き合ってみましたよ。

違うんです、こんなんじゃぁないんです、全然違うんです。
黒川さんの炊いた小豆はもっとこうふっくらとしていて、それでいて艶があって存在感があり、ぜんざいは顔が映るくらいに澄んでいたんです。

でもね、ま、練習用に農協で調達して参りましたお手頃価格の小豆ですからね。
俵屋さんで使う小豆とは文字通りの雲泥の差でしょうからね。
拗ねていてもお話が進みませんから小豆のことは今日はこのくらいに。

なのでモチモチの白玉団子に集中しましょう。
この白玉団子、よくあるお豆腐を使って捏ねただけでなく “マッコリ” も加えてみました。

姪っ子の韓国土産のマッコリを白玉団子に。
そう、今週は開封したマッコリをきっちり使い切る為にもマッコリ週間と致しましたので。

明らかにいつものお豆腐だけで捏ねる白玉団子とは異なる更にもっちりとした食感。
もっちりを通り越して “もっちょり” といった感じ、抜群に美味しい。
わざわざ白玉団子を拵える為だけにマッコリを買いに走っても良いくらいお気に入りです。





そうは言っても、先ずは小豆を炊く工程を備忘録致しましょう。
実は密かに黒川さんの黒豆も何とかモノにしようと企んでおります。
やや価格もお手頃な小豆から始めたというだけのお話ですが、いつかは主人を感動させた黒川さんの黒豆を自宅で自ら炊けるようになりたいものです。

Googleさんで検索した結果、小豆をしっかり水に浸してから茹でこぼす方法が気になりました。
早速試してみました。
  1. 小豆は200g弱、189gという中途半端な量でした。
    優しく洗い、たっぷりのお水に1昼夜浸しておきます。

  2. 浸けておいた水ごと小豆をお鍋に移し、必要ならばお水を足して強火にかけます。
    煮立ったら茹で汁を半分ほど流し、新しいお水を再度注いでもう一度強火で煮立てましょう。
    再度煮立ったところでザルにあけ、茹でこぼし完了と致します。

  3. お鍋を洗い、茹でこぼした小豆をここに移します。
    小豆の上2cmほどにまでお水を注いで強火にかけ、アクが出たら丁寧にすくい取りましょう。
    弱火にして小豆が十分やわらかくなるまで70分ほどことこと煮ます。

    お鍋の蓋をするか否か、落し蓋はどうするか、悩むところではありましたが今回は両方なし。
    時々お湯を足しながらことこと煮ました。
    殆ど水気がなくなったところで火を止め、お砂糖を上に散らしてひと晩おきます。
    お砂糖はもちろんお気に入りの生砂糖を100g。
    お鍋の蓋は小豆が完全に冷めるまではキッチンペーパーをかぶせる程度にしておきました。

  4. 今朝はここから。
    生砂糖を加えてひと晩おいた小豆、お鍋をゆっくりと回してお砂糖を全体になじませたら強火にかけましょう。
    水気が上がって沸騰し始めたところで弱火にし、途中でお塩をひとつまみ加えて水気がなくなるまで煮ます。

    ・・・煮汁が濁っているので、これは黒川さんの小豆とは全く別物であると納得致しました。






小豆の炊き上がりは不本意でしたが、白玉団子の出来は上々。
  1. 白玉粉は50g。
    木綿豆腐 40gを水切りせずビニール袋に合わせ、指先でほぐすようになじませましょう。
    全体がそぼろ状になじんだところで、マッコリを少しずつ様子を見ながら加えて捏ねます。
    大さじ2加えたところで良い感じにまとまりました。

    ビニール袋から出してよく捏ね、包丁で等分してお団子に丸めましょう。

  2. 真ん中を少し窪ませながら、たっぷりの熱湯に移します。
    ぐらぐらと煮立たせない火加減を保ち、浮いてきたら少し待って冷水にとります。

    粗熱がとれたら水を切り、ラップをひろげたバットに上に並べておきましょう。
    ザルに入れたままにすると、やわらかい表面にザルの跡がついてしまいますから。






金柑はマッコリ・蜂蜜・千切り生姜を合わせた中に漬けておきました。
  • 金柑は綺麗に洗ってなり口を丁寧に取り除き、縦に4本程度の切り込みを入れておきます。
    小粒なので種は取り除かず、食べるその都度各自取り除くことと致しましょう。
    熱湯でさっと茹でてザルにとります。

    保存容器にマッコリ・蜂蜜・千切り生姜を合わせておき、ここに湯掻いた金柑を加えて時々上下を返しながら漬け込んでおきます。






  • 小豆をたっぷりと容器に詰めたら、デコポン、金柑のマッコリ蜂蜜漬け、白玉団子、胡桃、ザクロをお行儀良く詰めていきます。
    胡桃は予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストして冷ましておいたもの。

    小豆の挑戦ままだまだ続きます。











週末も近づいて参りましたので、今日はお片付けスープを添えましょう。






  • セロリ、玉ねぎ、にんにく、アンチョビをオリーブオイルで炒めたところに、鶏の茹で汁やトマト、押し麦、シイタケ・・・・要するに在庫食材をどんどん加え、お鍋の蓋をして10分。
    後は牛乳を注ぎ、クスクスやカレーリーフを少し足してお塩で味付け。
    その名の通りお片付けスープです。











黒川さんのような小豆は炊けませんでしたが、流石の生砂糖、美味しいです。
今朝は久しぶりにお餅を焼いてぜんざいにしてみました。

調子にのって、先程生砂糖を5袋注文致しました。
お正月の黒豆は今まで通り上白糖で煮るつもりでおりますが、それとは関係なく時々は贅沢な黒豆を生砂糖で煮るつもりでおります。





そう、黒豆と言えば。
昨日は主人入院後の外来の日。
診察が終わると、それっとばかりに高速にのって名古屋の端っこ “弥富” に向かいました。
主人が前々から気にしておりましたパキスタン料理を頂きに、ね。
弥富のインターナショナルビレッジと言えば、一部の方々の間では有名なお店のようです。

建物はコンテナ、店内の日本人は私たちふたりきり。
明らかに英語ではない言葉しか聞こえてきません。
そして主人念願のチキンビリヤニ、卵とひよこ豆のカレー、たっぷりのナンをぺろりと平らげ、帰りに向かった先は名古屋のミッドランドスクエア。

主人はビリヤニでお腹を満たし、私は富澤商店で質のよい黒豆を買い、ふたりともが理由は違えど上機嫌で帰宅致しました。
いつもならばお洋服もとなるところですが、今回はそんなこと考えもせず黒豆に直進。





買った黒豆で黒川さんの黒豆を目指すのです。
もちろん小豆も。
俵屋さんの豆の味を自宅でも。
私の身の程知らずの挑戦は始まったばかりです。

posted by しんさん at 16:02 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月23日

完熟バナナのパンケーキ + レディボーデン + クリームシェリー

休日のお昼ご飯は、ちょっと物足りないくらいがよろしいかと存じます。
量的な物足りなさだけでなく、通常よりちょっと手抜きした程度にその内容をも止めておくのがね。
そして早めの夕食と早めのワイン・・・いえ、早めのワインと早めの夕食。これ最高。

今日は土曜日。じゃ、ちょっと物足りないお昼ご飯でも作ろうかしらね。
カウンターの上には、見るからに甘そうなスィートスポットびっしりの甘い香り放つ完熟バナナが1本。

完熟バナナのパンケーキですよ。
熱々のパンケーキの上にはアイスクリームをたーっぷり・・・あぁもぉ心までとろけてしまうわ。

ここでちょっと主人と意見が異なるのよね。主人はアイスクリームならなんでも良いのですって。
でも主人、それは違うわよ。
この場におけるアイスクリームは、 『レディボーデン』 でなくてはならないの。
ハーゲンダッツでもだめ、ロッテや明治の馴染み深いアイスクリームでもだめ、レディボーデンなの。
それが分からない子は、今日のお昼没収です。私が食べたげる。










  • 完熟バナナのパンケーキ、ホットケーキミックス使用で実にお手軽。

    完熟バナナ1本 (正味140g弱) をボールにちぎり入れて泡だて器でつぶし、卵 1個・牛乳 大さじ2・サラダ油 大さじ1を加えてよく混ぜ合わせましょう。更にホットケーキミックス 100gを一気に加え、泡だて器で粉を持ち上げては混ぜ込むようにして生地を完成させます。

    厚手のフライパンをしっかり温め、サラダ油をキッチンペーパーでぬり込むように馴染ませませたところに生地を丸く流します。ふつふつっと表面が泡立ってきたら裏返しますよ。

    両面を弱火でじっくりと色よく仕上げましょう。もぉこのバナナの香りったら・・・











レディボーデンをアイスディッシャーでたっぷりすくい、焼き上がった熱々のパンケーキの上に。
見る見るとろけるアイスクリーム・・・でも、まだ早まってはなりません。
とろけたレディボーデンの上に、クリームシェリーをたっぷりと。

休日のお昼って良いな。

昔、青いカップに入った 『アンリ・ヴュータン』 ってアイスクリームが大好きでした。
バニラの粒々がびっしり入っていて美味しかったのに・・・気付いたらなくなっていたっけね。
アイスクリームに限らず、その他スィーツと呼ばれる類に伴っていてほしいノスタルジーの念。
なぜかこれがレディボーデンにはあるんだな。

・・・ただ単に、私が歳をとったってだけのことかしら。

posted by しんさん at 14:26 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月26日

主人、お誕生日おめでとう。艶々のババ・オ・ラムあげます。

昨日5月25日、私よりひと足早くお誕生日を迎えた主人。おめでとう!
3ヶ月弱の間だけ年上さんね。ささやかですが、あなたがずっと欲していたコレを焼いてみましたよ。

ババ・オ・ラムです。
円筒形の型を持ち合わせておりませんので、エンゼル型仕上げとなりました。



昨年訪れた神楽坂のリヨン料理屋さん “ルグドゥノム・ブション・リヨネ”
主人がその衝撃的なデザート “ババ・オ・ラム” と出会ったのは、こちらのお店でありました。

大人も子供も同じスィーツに満ち足りた昨今、リキュールはほんの隠し味程度。
でもこちらのババ・オ・ラムは違いました。子供は大人になってからお食べなさい!とでも言わんばかりにラムを効かせた大人のデザート。たまに食べるデザートは、やっぱこぉでなくっちゃね!

主人が望むババ・オ・ラムが手に入らないのならば、妻が作ってみせましょう。がっつりラムを効かせたババ・オ・ラムにとろりクリーム・シャンテを添えて。主人、どぉぞお好きなだけ召し上がれ。










【ラムシロップを作ります】
  • オレンジとレモンは粗塩で表皮をしっかり洗い、それぞれ1/2個分の皮をむきます。
    オレンジとレモンの皮・グラニュー糖 200g・お水 300CC・バニラビーンズ 1/2本を弱火にかけ、ゆっくりひと煮立ちさせます。これを漉して粗熱をとり、ラム酒 80CCを加えましょう。




【仕上げ用アプリコットジャムの準備もしておきましょう】
  • 杏ジャムを裏ごしし、弱火にかけながら少量のお水でのばして冷ましておきましょう。ラムシロップをしみ込ませたババにぬって仕上げる際、ラム酒でのばして使います。











【さぁ、張り切ってババ焼きますよ!】
  • お好みのドライフルーツ 140gをザルにひろげ、たっぷり熱湯をまわしかけてしっかりと水切りをしてボールに移します。今回は、レーズンとミックスフルーツを合わせて140g使用。
    ラム酒 大さじ3をふりかけてなじませておきます。長時間漬け込めば更に美味しくなります。
  • 発酵バター 65gを室温に戻し、クリーム状に練っておきます。
  • Lサイズの卵 1個は室温に戻しておきます。
  • 型にバターをぬり、強力粉をはたいておきます。今回は15センチのクグロフ型・15センチのエンゼル型ふたつを使用しました。




  1. 牛乳 120〜130gをいったん沸騰させ、ある程度冷ましてから100g計量します。(最初に計量すると減ってしまいますから。残った牛乳は、発酵待ち時間のココア用にどうぞ)
    ときほぐした卵に牛乳を少量ずつ加えながら混ぜ合わせ、人肌程度に調整します。
    牛乳が熱すぎると卵に火が入ってしまいます。ある程度冷ましてから加えてくださいね。
  2. 強力粉 150g・薄力粉 100gを大きめのボールに合わせてふるい入れます。ここにインスタントドライイースト 小さじ2・シナモンパウダー (お好み量)・お砂糖 20g・お塩 小さじ1を順に加えていき、丁寧に混ぜ合わせましょう。

  3. 2の粉類に、1の卵液を少量ずつ加えながら手で混ぜ合わせます。ボールに生地がくっつかなくなってひとつにまとまったら台の上に移し、頑張ってなめらかになるまで捏ねましょう。
    更に、用意しておいたバターを少量ずつ加えて混ぜ込みます。最初は生地とバターがなじまずつるんっとした状態が続きますが、根気良く混ぜ込んでいくとなめらかな美しい生地に捏ね上がりますよ。最後に用意しておいたドライフルーツを加えて軽くもみ込みます。

  4. 3の生地をまとめ、薄くバターをぬった大きめのボールに移します。生地に密着するようオーブンシートで生地を覆い、キッチンペーパー2枚をこの上に重ねます。霧吹きで全体がしっとりするまでたっぷりとお水を噴きかけ、更にラップをかけて乾燥を防ぎましょう。
    オーブン発酵機能 35度で40〜50分、生地が倍になるまで発酵させます。

  5. 1次発酵が完了した生地を手の平で押さえるようにしてガス抜きをし、2等分してそれぞれの型に詰めます。キッチンペーパーを2枚重ねて湿らせ、生地を覆ってオーブン発酵 35度で更に30〜40分2次発酵させます。
    生地が型の2/3程にふくらんだらオーブン庫内から出し、オーブンを190度に予熱します。

  6. オーブンの設定温度を180度にし、焼くこと20〜30分。
    焼きあがったらすぐに型から出して大きめのボールに移し、たっぷりとラムシロップをまわしかけます。ボールの底に溜まったシロップが半量程度になるまでおき、ババの上下を返して更にシロップをたっぷりと吸収させましょう。

  7. ラムシロップをたっぷり吸収したババをお皿に移し、残ったシロップをそっとまわしかけます。用意しておいた仕上げ用杏ジャムをラムで少しのばして刷毛でぬり、表面が乾燥しないよう大きめのボール等をかぶせて冷蔵庫へ。ひと晩程度おけば、艶々ババの出来上がり!

  • ここでちょっと・・・いぇ、大いに反省点を。
    当初はクグロフ型の方に重きを置き、エンゼル型はあくまで残った生地用としていたのですが・・・シロップをしみ込ませた時点で、悲しいかなクグロフの方は崩れてしまったのです。

    焼きが甘かったこと、シロップのラム含有量が多すぎた故シロップが重かったこと、高さがあり過ぎたこと・・・失敗の原因は多々思い当たります。何はともあれ、しっかり焼き色が付き過ぎるくらいに焼かないと重いラムシロップに生地が負けてしまうことを学びました。よっしゃ!










少々の失敗はありましたが、ちゃんと主人への誕生日プレゼントは渡すことが出来ましたよ。
がっつりとラムを効かせたババ・オ・ラム、もちろん生クリームにもラムを使ってあります。

さてそのお味・・・そして気になる主人の感想。
はぁ、もっともっとバターを使ってこってりと仕上げてほしい、と?ラムシロップは合格である、と。
彼の要望通りに作るには、かなりの勇気が必要なようであります。

なにはともあれ、ひとつ加齢おめでとう。
『貞子をやっつけたぞー』 などと寝言で叫ぶ44歳。誰もこんなモンよね、多かれ少なかれ。

posted by しんさん at 16:51 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月28日

ナイジェラ風トライフルが大暴走しております

ナイジェラ風トライフル・・・イギリス人料理研究家のナイジェラ・ローソン (Nigella Lawson) が、ご自身の番組で紹介していたもの。生クリームをたっぷり使った簡単トライフルのことです。
このトライフルを見てからです、主人が自らの箍を自ら外したのは。生クリーム好きにも程があるわ。

放っておけば、仕事の帰りにトライフルの材料を調達してくる始末。家からそう遠くないスーパーに、タカナシの乳脂肪47%生クリームが陳列されているのを知ってしまってからは更に加速。

ゴールデン・ウィーク初日の本日、お昼ご飯がナイジェラ風トライフルだなんて・・・

はっ!
いけない・・・ついつい彼の策略にのってしまったわ!ついつい私が作ってしまったわ!
なんやかんや言って楽しんでいるのね、私自身も。

歴代我が家のナイジェラ風トライフル、見る?

2012年04月04日
2012年04月15日
2012年04月17日










  • 今回は、近所のスーパーに行った時に見かけた “杏仁豆腐の素” を使ってみましたの。
    懐かしい “ハウスのプリンミクス” の類ですよ。
    お水と牛乳入れて冷蔵庫でかためるアレ。アレの杏仁豆腐版ってところ。

    杏仁豆腐の素の指示通り材料を混ぜ、粗熱がとれたところでリキュールを加えます。
    このリキュールを毎回何にしようか考えるのが結構楽しいんだな。
    今回使ったリキュールはアマレットですよ。たっぷり100CC。近所の量販店で調達した安いアマレットだけど、着眼点は良かったのではないかしら。完全に自己満足ですけどね。

    デニッシュパンを切って型に敷きこみ、アマレットがたっぷり入ったキッチュな杏仁液をたーっぷり注いで一晩冷蔵庫でしみ込ませるのです。

    そして、いよいよタカナシ乳脂肪47%生クリーム登場。
    とろみがつくまで泡立てたら、ここにもアマレット入れますよ。結構入りましたよ。ゆるめに仕上げたアマレット入り生クリームをどちゃーっと。もぉここまでくるとやけのやんぱちです。
    オーブン庫内では、140度で10分 (予熱なし)で乾煎りしたアーモンドが冷めております。
    白桃缶・粉砂糖とともにトッピングして仕上げます。











さぁ、今日のお昼は “大暴走し始めたナイジェラ風トライフル” だよ!
・・・というわけで、主人が選んだお酒。

・・・パスティスときましたか・・・PERNOD (ペルノー) ときましたか・・・確かにね、この氷を入れて白濁した感じがお昼飲むのに良い感じなのですが・・・キツいわよ、この組み合わせは・・・アニス香が!





いずみチューリップが愛らしいで我が家の食卓。チューリップと妻が唖然とする程、主人はこのトライフルがお好みの様子・・・ってか、兎にも角にも生クリームが好きなんだな。

君ぃ、完食する気ですか?

posted by しんさん at 17:13 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

梅酒の梅でクグロフを作ったよ!

今を遡ること2ヶ月くらいかしら。
Oおくさまにね “梅酒の梅” を頂いたの。ただ、梅酒とは言ってもブランデー漬け。おぉ贅沢ぅ。

それがまぁご立派な梅たちでね。大粒で美味しそうで・・・これは何かにしてあげないと、と。
そんなワケで作ってみました。

梅酒の梅がごぉろごろ入った “クグロフ” です。
ちょうどクリスマスも近づいてきたことだし、なんとなく良いタイミングじゃぁなくて?

クグロフ生地が余ったので、本日のお弁当用に紙製のパウンドケーキ型でおまけサイズも。
ぱかっと半分に切ってみましょうか?

ね?梅がごぉ〜ろごろでしょ?


梅酒を楽しんだ後の梅の実でジャム・・・って話はよくありますが、基本的に梅酒の梅でジャムを作るってのは実はあまり好きじゃないのです。
だって、他のフレイバーのジャムの方が美味しいし好きなんですもの。


でも、この梅酒の梅をドライフルーツとして使うのってアリだと思うのです。
梅を茹でこぼす必要もないし、取り除き辛い種も愛らしいまでに簡単にむきゅっと取れるし。
暇な時に種を除いてお好みのリキュールに浸けておけば、フルーツケーキを作りにぴったり。

梅酒の梅で作るドライフルーツ風。種を除いてあるのでつまみ食いにもぴったりよ。
フルーツケーキ、クグロフ、シュトーレン、バネトーネ、たまには梅でアレンジなんていかが?










【先ずは梅を天日に干します。そして梅の種を取り除きましょう】


  • 梅酒の梅は水気をよく拭き取り、平らなザルにひろげて数日天日に干します。
    からからに干す必要はありません。しっとり感が残る程度で良いのです。

    さ、干した梅の種を取り除きましょう。

    両手の親指と人差し指を使って、干した梅全体を優しく優しく揉みほぐします。
    側面を揉みほぐしたら上下も忘れずに。種の尖った部分で怪我をしないよう優しくね。

    やがてヘタ部分になんとなく隙間が出来た感が伝わります。ここまで来たらあと少し。
    種を縦に立て、両手の親指で果肉を押し下げるようにすれば種が半分顔を出します。後は種のお尻部分を親指で押してあげれば、種がぽろんっと素直に落ちてきますよ。

    ね、こんなに綺麗に種だけがぽこっととれちゃうの。
    これなら、お菓子等いろいろなお料理にも使いやすいでしょ?

    後はこれをお好きな大きさにカットし、お好きなリキュールに数日浸けておきます。
    時間が出来た時にフルーツケーキでも何でもお好きなお料理に使えちゃう。
    今回はOおくさまから梅と一緒に頂いた梅酒に浸けておきましたよ。










さ、良い感じに梅酒がなじんできましたので、クグロフでも作ってみましょうか。イーストを入れて生地を発酵させ、型に生地を詰めて焼くクグロフ。ケーキと言うよりパンって食感かしら。
大好きな “みなみさんのケーキノート” を参照にしました。

加えるドライフルーツは、ラムやブランデーに早くから漬け込んでおくと美味しさひとしお。
レーズン等オイルコーティングしてある物は、さっと熱湯にくぐらせてからお酒に漬けて下さいね。


  • 発酵バター 65グラム・卵 1個は室温に戻しておきます。
  • 牛乳をいったん沸騰させ、ある程度冷ましてから100グラム計量します。沸騰させる前に計量すると減ってしまいますからね。


  1. 室温に戻した卵を溶きほぐし、計量した牛乳を加えて混ぜ合わせます。イーストの発酵を促すため、35〜40度をキープして下さいね。
    バターはクリーム状に練っておきます。
  2. 強力粉 150グラム・薄力粉 100グラム・インスタントドライイースト 11グラム・お砂糖 40グラム・お塩 5グラム・シナモンパウダー 小さじ1。
    以上を大きめのボールに全て入れ、泡立て器で均一に混ぜ合わせます。
  3. 2の粉類に1の牛乳を少しずつ加えては手で混ぜ合わせます。全体が滑らかになるまで丁寧に捏ね混ぜ、更にクリーム状に練っておいたバターも加えて混ぜ込みます。
  4. 梅酒に漬けておいた梅・冷凍レモンのすりおろしも加えて軽く全体を混ぜ、生地を丸くまとめます。大きめのボールに薄く油をぬって生地を移し、ぬれ布きんとラップをかぶせてオーブンの発酵機能(40度)を使って生地が倍になるまで1時間程発酵させましょう。
  5. 生地のガス抜きをして棒状にまとめ、薄くバターをぬったクグロフ型に詰め込みます。再度ぬれ布きんとラップをかぶせ、30〜40分間2次発酵させましょう。生地が型の2/3以上ににふくらんだら、190度に予熱したオーブンに素早く入れます。

    設定温度を180度にして焼くこと30分。
    串をさしてみて、生の生地がついてこなければ焼き上がりです。

    熱いうちに型からはずし、梅酒をハケで全体にたっぷりしみこませるようにぬります。更に、茶こしで粉砂糖をたっぷりふりかけましょう。
    梅酒→粉砂糖の工程を3回ほど繰り返し、そのまま冷まして出来上がり。

主人、本日のお弁当はこれが主食なのよ。

クグロフ型で焼いた方は・・・えぇ〜っとぉ・・・Oおくさま、食べてみてやって下さいます?
あのぉ・・・本当にお家であるもので焼いただけの力抜き抜きのクグロフなんですけどぉ・・・
お忙しい日々日常、お腹が空いた時にちょいっとつまんでやってみて下さい。
日持ちするので・・・えぇっとぉ・・・本当スミマセンこんなんで。










そんなこんなで今週も金曜日となりました。
お弁当?一応作っておりますよ。
ただあまりに貧相なお弁当なので、写真を撮る気にもならないってだけですよ。

・・・あぁ〜ぁ、撮っちゃった。
・・・あぁ〜ぁ、載っけちゃった。


posted by しんさん at 14:00 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする